| 【発明の名称】 |
堆肥散布車 |
| 【発明者】 |
【氏名】横山 正二
【氏名】富安 辰夫
【氏名】山城 邦夫
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| 【要約】 |
【課題】堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を所定の割合に均一に混ぜて散布できる堆肥散布車を提供する。
【解決手段】堆肥を積載するためのタンク2と、該タンク2に設けられタンク2内の堆肥を散布すべく排出する排出装置4とを備えた堆肥散布車1において、上記排出装置4に、排出装置4内の堆肥に化学肥料等の添加物を添加するための添加装置5を接続したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 堆肥を積載するタンクと、該タンクに設けられタンク内の堆肥を散布すべく排出する排出装置とを備えた堆肥散布車において、上記排出装置に、排出装置内の堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を添加するための添加装置を接続したことを特徴とする堆肥散布車。 【請求項2】 上記添加装置は、添加物を収容するためのホッパと、該ホッパ内に回転自在に設けられホッパ内の添加物をホッパ下端の落下口へ送るためのスクリュと、上記ホッパ内に上記スクリュの上方に離間して設けられ、添加物の落下通路を絞ってブロックさせるための邪魔板と、該邪魔板上に沿って移動自在に設けられ邪魔板上の添加物を落下させるためのアジテータとを備えた請求項1記載の堆肥散布車。 【請求項3】 上記アジテータは、上記スクリュの回転軸に一体に設けられる請求項2記載の堆肥散布車。 【請求項4】 上記邪魔板は、上記ホッパ内に着脱自在に設けられる請求項2又は3記載の堆肥散布車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に堆肥を散布する堆肥散布車に関するものである。 【0002】 【従来の技術】圃場に堆肥を散布する堆肥散布車としては、特開2000−209913号(特願平11−11579号)公報に記載のものが知られている。 【0003】図6に示すように、堆肥散布車50は、堆肥を積載するタンク51と、タンク51に一体に設けられタンク51内の堆肥を排出するための排出装置52と、排出装置52に連結され排出装置52から排出された堆肥をエアで圧送するためのエア圧送装置53とを備え、エア圧送装置53のエア吐出口54に接続されたホース55から堆肥を噴射して散布するようになっている。 【0004】ところで、圃場の土質等によっては、堆肥とは別に化学肥料も散布する場合がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような場合、堆肥と化学肥料を混ぜて一緒に散布できればよいのであるが、堆肥は湿って粘性のある性状であるのに対し、化学肥料は小指の爪ほどの大きさの小さな玉であるため、均一に混合するのが難しく、一緒に散布することができなかった。 【0006】そこで、本発明の目的は、堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を所定の割合に均一に混ぜて散布できる堆肥散布車を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、堆肥を積載するタンクと、該タンクに設けられタンク内の堆肥を散布すべく排出する排出装置とを備えた堆肥散布車において、上記排出装置に、排出装置内の堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を添加するための添加装置を接続したものである。 【0008】タンクから排出される堆肥に、排出される直前で添加物を添加することができ、添加物を所定の割合に均一に混ぜることができる。 【0009】また、上記添加装置は、添加物を収容するためのホッパと、該ホッパ内に回転自在に設けられホッパ内の添加物をホッパ下端の落下口へ送るためのスクリュと、上記ホッパ内に上記スクリュの上方に離間して設けられ、添加物の落下通路を絞ってブロックさせるための邪魔板と、該邪魔板上に沿って移動自在に設けられ邪魔板上の添加物を落下させるためのアジテータとを備えたものとするとよい。 【0010】そして、上記アジテータは、上記スクリュの回転軸に一体に設けられるものとするとよい。 【0011】また、上記邪魔板は、上記ホッパ内に着脱自在に設けられるものとするとよい。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。 【0013】図5に示すように、堆肥散布車1は、堆肥を積載するタンク2と、タンク2内に設けられタンク2内の堆肥を後方へ移送するための堆肥移送装置3と、タンク2の後端に後方へ突出するように設けられタンク2内の堆肥を散布すべく排出する排出装置4と、排出装置4に接続され、排出装置4内の堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を添加するための添加装置5と、排出装置4に接続され排出装置4内の堆肥をエアで圧送して噴射するための堆肥圧送装置6とからなる。 【0014】タンク2は、両側を下方へ向けて窄ませる荷箱状に形成されており、車長方向に長く形成されている。 【0015】図1に示すように、堆肥移送装置3は、タンク2内の溝状の下端面7に沿って回転自在に設けられた堆肥排出スクリュ8からなる。堆肥排出スクリュ8は、回転することでタンク2内の堆肥を後方へ送るようになっている。 【0016】排出装置4は、堆肥移送装置3で送られてくる堆肥を堆肥圧送装置6に受け渡すべく排出するためのものであり、タンク2の後端に設けられ堆肥移送装置3から送られてくる堆肥を受けて下方へ送るための堆肥送り部9と、堆肥送り部9の下端に接続され堆肥送り部9から送られてくる堆肥を堆肥圧送装置6に定量供給するためのフィーダ10とからなる。 【0017】堆肥送り部9は、堆肥排出スクリュ8から後方へ延長されるシャフト11に複数設けられた矩形板状の板羽根12と、シャフト11と一体に回転する板羽根12の外周を囲むケーシング13とからなる。 【0018】ケーシング13は、フィーダ10と接続すべく下端を開放されており、後端にシャフト11を枢支するための軸受け14を有する。 【0019】フィーダ10は、具体的にはロータリバルブからなり、堆肥送り部9から送られてくる堆肥を回転するロータリ羽根15で一定容積ごとに切り分けるようになっている。 【0020】図1及び図2に示すように、堆肥圧送装置6のエア配管16は、フィーダ10の下部に、ロータリ羽根15の回転軸17とほぼ平行にエアを通過させるように接続されており、ロータリ羽根15によって一定容積づつ一定間隔で供給される堆肥を順次圧送するようになっている。 【0021】図2及び図5に示すように、エア配管16のうち、フィーダ10から下流側へ延びる排出パイプ18は、ホースリール19に巻かれたホース20を着脱自在に接続できるようになっており、ホース20の一端を接続することでホース20の他端から堆肥を自在に散布できるようになっている。 【0022】図1及び図2に示すように、添加装置5は、添加物を収容するためのホッパ22と、ホッパ22内に回転自在に設けられホッパ22内の添加物をホッパ22下端の落下口23へ送るためのスクリュ24と、ホッパ22内にスクリュ24の上方に離間して設けられ、添加物の落下通路を絞ってブロックさせるための邪魔板25と、邪魔板25上に沿って移動自在に設けられ邪魔板25上の添加物を落下させるためのアジテータ26とからなる。 【0023】添加装置5は、落下口23を堆肥送り部9の上端に開口させるように堆肥送り部9に接続されており、堆肥送り部9内で堆肥に添加物を添加するようになっている。 【0024】ホッパ22は、上端を着脱可能な蓋27で閉じられるホッパ本体部28と、ホッパ本体部28に散布物を投入すべくホッパ本体部28に接続される投入ダクト29とからなる。 【0025】ホッパ本体部28は、添加物を収容すべく大径に形成されて下方へ向けて窄む収容部30と、収容部30の下端から下方へ延びスクリュ24の外周を囲う筒部31とからなる。 【0026】図1及び図3に示すように、収容部30は、断面ほぼ円形に形成されており、筒部31は収容部30に対してタンク2側へ寄るように偏心して形成されている。 【0027】図2及び図3に示すように、投入ダクト29は、上方へ開口する投入口32を有し、投入口32から投入された添加物を側方から収容部30内へ流し込むようになっている。 【0028】図1に示すように、スクリュ24は、蓋27上から貫通して落下口23まで延びる回転軸33に一体に形成されている。具体的には、スクリュ24は、ホッパ本体部28の筒部31より若干高い位置から回転軸33の下端位置までの間に形成されており、回転されることで筒部31内の添加物を下方へ押し込むようになっている。 【0029】図2及び図3に示すように、回転軸33は、蓋27にスラスト軸受け34を介して回転自在に支持されており、スプロケット35,36とチェーン37を介して油圧モータ38の駆動軸39に連結されている。そして、回転軸33は、油圧モータ38の駆動力を受けて回転駆動されるようになっている。 【0030】図1及び図4に示すように、邪魔板25は、円盤40に複数の落下穴41を形成してなるものであり、収容部30の下部に形成された台座42上に載置されるようになっている。そしてこれにより、邪魔板25は、ホッパ22に対して着脱自在となっている。 【0031】落下穴41は、添加物を十分通し、かつ、ブロックを自然に発生させる程度の大きさに形成されている。 【0032】アジテータ26は、回転軸33に一体に設けられた攪拌羽根43からなる。攪拌羽根43は、回転軸33から放射状に四方へ延びるように、かつ、下端を邪魔板25に沿わせるように設けられており、回転軸33と伴に回転されることで邪魔板25上のブロックを崩すようになっている。 【0033】次に作用を述べる。 【0034】タンク2内に堆肥を収容すると共に、ホッパ22内に添加物を収容したのち、堆肥散布車1を所定の位置に止める。 【0035】このとき、ホッパ22内の添加物は、邪魔板25の落下穴41の上で自然にブロックを発生させており、邪魔板25の上に止まっている。 【0036】この後、ホースリール19からホース20を繰り出し、ホース20の一端を排出パイプ18に接続する。 【0037】堆肥圧送装置6を駆動させてエア配管16内に圧縮空気を流し、堆肥移送装置3を駆動させつつ添加装置5のスクリュ24を回転駆動させる。 【0038】堆肥移送装置3、すなわち堆肥排出スクリュ8はタンク2内の堆肥を堆肥送り部9内へ送り、添加装置5はホッパ22内の添加物を堆肥送り部9内へ送る。 【0039】このとき、添加装置5はスクリュ24を回転駆動されることでアジテータ26をスクリュ24の回転軸33と一体に回転させる。アジテータ26は、落下穴41上を移動するときに、落下穴41上の添加物のブロックを崩し、ブロックを崩された添加物は、落下穴41を通じて落下する。 【0040】そして、添加物は、落下穴41上で自然にブロックされてはアジテータ26に崩されて落下するという動作を繰り返す。 【0041】落下穴41から落下した添加物は、スクリュ24の螺旋に沿って落下し、堆肥送り部9内の堆肥に混合される。 【0042】堆肥排出スクリュ8の回転と、アジテータ26の回転は一定であることから、堆肥送り部9内には堆肥と添加物とが常に一定の割合で供給され、混合される。 【0043】また、添加装置5の筒部31内では、スクリュ24が添加物を下方へ送るように回転されているため、堆肥の逆流を防ぎつつ確実に添加物を堆肥送り部9内へ送ることができる。 【0044】この後、添加物と混合された堆肥(以下、混合堆肥という)は、シャフト11と伴に回転される板羽根12によって下方のフィーダ10に押し込まれる。 【0045】フィーダ10は、ロータリ羽根15,15間に形成される空間に収容できるだけの混合堆肥を収容して混合堆肥ごと回転する。混合堆肥は、フィーダ10の下端部分に至ると、エア配管16を通じて送られてくる圧気に乗って排出パイプ18、ホース20内を流れ、ホース20の先端から圃場へ散布される。 【0046】このように、排出装置4に、排出される堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を添加するための添加装置5を接続したため、堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を所定の割合に均一に混ぜて散布することができる。 【0047】また、添加装置5を、添加物を収容するためのホッパ22と、ホッパ22内に回転自在に設けられホッパ22内の添加物をホッパ22下端の落下口23へ送るためのスクリュ24と、ホッパ22内にスクリュ24の上方に離間して設けられ、添加物の落下通路を絞ってブロックさせるための邪魔板25と、邪魔板25上に沿って移動自在に設けられ邪魔板25上の添加物を落下させるためのアジテータ26とを備えて構成したため、粒状の添加物を簡単な構成で容易に定量供給することができる。 【0048】そして、アジテータ26を、スクリュ24の回転軸33に一体に設けるものとしたため、アジテータ26を簡単な構成で邪魔板25上に沿って移動させることができる。 【0049】また、邪魔板25をホッパ22内に着脱自在に設けるものとしたため、添加物に応じて容易に邪魔板25を交換することができる。邪魔板25は、落下穴41の大きさを変えることで添加物の粒径のバリエーションに対応させることができる。 【0050】そして、スクリュ24の回転軸33は、蓋27に支持させるものとしたため、ホッパ22内から容易に蓋27ごと引き抜くことができ、ホッパ22内の清掃やメンテナンスを容易に行うことができる。 【0051】なお、上述の実施の形態では、添加装置5を排出装置4の堆肥送り部9に接続するものとしたが、添加装置5をフィーダ10に接続し、フィーダ10内に添加物を供給するものとしてもよい。 【0052】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。 (1)堆肥に化学肥料等の粒状の添加物を所定の割合に均一に混ぜて散布することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501044460 【氏名又は名称】いすゞ自動車東海株式会社 【識別番号】000002358 【氏名又は名称】新明和工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月31日(2001.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068021 【弁理士】 【氏名又は名称】絹谷 信雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−223611(P2002−223611A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月13日(2002.8.13) |
| 【出願番号】 |
特願2001−24135(P2001−24135) |
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