| 【発明の名称】 |
乗用型苗植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】石田 伊佐夫
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前輪6と後輪7a・7b・7c・7dとを有する乗用型走行車体1に、圃場に苗を植付ける苗植付け装置35が機体左右方向に複数並設された苗植作業装置23を上下動自在に装備してなる乗用型苗植機において、乗用型走行車体1には複数の伝動ケース3bの先端部に後輪7a・7b・7c・7dを駆動自在に装着して機体の左右方向に4つの後輪7a・7b・7c・7dを並設すると共に、苗植作業装置23には4つの各後輪7a・7b・7c・7dの機体前後方向延長線の間に2条の苗植付位置イ・イが設定されるように苗植付け装置35を設けたことを特徴とする乗用型苗植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、走行性能を向上させ良好なる苗植付け作業が行なえる乗用型苗植機に関するものである。 【0002】 【従来技術】この種の従来技術としては、特開昭53−33815号公報に示すように、車輪単位での重量負担率を軽減する為に、後輪を4輪にて構成した乗用型田植機がある。 【0003】 【従来技術の課題】然し乍ら、上記従来のものは、4つの後輪の間隔が苗植付け1条分しか設けられていないために、その間隔が狭くて隣合う後輪で泥土を挟んで持ち上げてしまい圃場面を乱して苗の植付け作業が適正に行なえないことが頻繁に発生する。特に、機体旋回時には、各車輪間が狭い為に、各隣合う車輪で泥土を大量に持上げてしまい枕地をひどく痛めてしまうものであった。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記の従来技術のもつ課題を解決すべく、前輪6と後輪7a・7b・7c・7dとを有する乗用型走行車体1に、圃場に苗を植付ける苗植付け装置35が機体左右方向に複数並設された苗植作業装置23を上下動自在に装備してなる乗用型苗植機において、乗用型走行車体1には複数の伝動ケース3bの先端部に後輪7a・7b・7c・7dを駆動自在に装着して機体の左右方向に4つの後輪7a・7b・7c・7dを並設すると共に、苗植作業装置23には4つの各後輪7a・7b・7c・7dの機体前後方向延長線の間に2条の苗植付位置イ・イが設定されるように苗植付け装置35を設けた乗用型苗植機としたものである。 【0005】 【発明の作用効果】本発明は、乗用型走行車体1には複数の伝動ケース3bの先端部に後輪7a・7b・7c・7dを駆動自在に装着して機体の左右方向に4つの後輪7a・7b・7c・7dを並設すると共に、苗植作業装置23には4つの各後輪7a・7b・7c・7dの機体前後方向延長線の間に2条の苗植付位置イ・イが設定されるように苗植付け装置35を設けた乗用型苗植機としたものであるから、複数の伝動ケース3bよりなる簡潔な構成で機体の左右方向に4つの後輪7a・7b・7c・7dを駆動自在に装着でき、また、歩行型苗植機に比較して大型で重量の重い乗用型苗植機でありながら、この機体の左右方向に並設した4つの後輪7a・7b・7c・7dにより機体の左右方向の支持力が安定し優れた走行性能を発揮できる。然も、4つの各後輪7a・7b・7c・7dは、その間隔が全て2条の苗植付位置イ・イが設定される程度に広く設けられている為、隣合う後輪7a・7b・7c・7dが泥土を挟んで持ち上げることが少ないので、機体左右方向に複数並設した苗植作業装置23によって圃場に植付けられた苗の姿勢が乱れることが少なくてその姿勢が安定し植付け作業が適正に行なえる。更に、機体旋回時に枕地を痛めてしまうことも少なくなり、良好な苗移植作業が行なえる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の一実施例である苗植機の一種である8条植え乗用型田植機について説明する。1は乗用型走行車体であって、機体は、前部に配置されたミッションケース2と機体後部に配置された後輪伝動ケース3とをフレーム4で連結して構成されている。ミッションケース2の後部にはその左右側面に左右フロントアクスルケース5・5を固着し、該左右フロントアクスルケース5・5の下部には左右操向駆動前輪6・6が設けられている。 【0007】後輪伝動ケース3は、機体左右方向に配設された横ケース3aと該横ケース3aの左右両側部に基部が固着されて後方斜め下方に延出された伝動ケース3b・3bとで平面視コ字状に構成されている。7a・7b・7c・7dは同径の駆動後輪であって、左駆動後輪7a・7bは左伝動ケース3bの左右両側に軸架され、右駆動後輪7c・7dは右伝動ケース3bの左右両側に軸架されている。 【0008】8はエンジンであって、後輪伝動ケース3の上部に搭載され、該エンジン8より機体前部のミッションケース2に動力が伝えられ、ミッションケース2より前輪デフ機構を介して左右フロントアクスルケース5・5内の伝動軸にて左右操向駆動前輪6・6に動力を伝動し、更にフレーム4内の伝動軸9を介して後輪伝動ケース3の横ケース3a内の後輪デフ機構10に動力が伝えられ、該後輪デフ機構10より左右後輪駆動軸11・11及び伝動ケース3b・3b内の伝動チェーン12・12を介して左右後輪デフ機構13・13に動力が伝えられる。そして、該左右後輪デフ機構13・13より各々車軸14・14に動力が伝動され、後輪7a・7b・7c・7dが駆動されるように構成されている。 【0009】10aは後輪デフ機構10のデフロック装置であって、左右後輪駆動軸11・11を差動回転させる非作用状態と左右後輪駆動軸11・11を一体的に回転させるデフロック作用状態とに切替えれるように構成している。13a・13bは各々左右後輪デフ機構13・13のデフロック装置であって、各々車軸14・14を差動回転させる非作用状態と車軸14・14を一体的に回転させるデフロック作用状態とに切替えれるように構成している。 【0010】そして、苗植付作業中にデフロック状態になるように、上記のデフロック装置10a及びデフロック装置13a・13bは、操作レバー29を「入」位置に操作した時、デフロック作用状態になるように操作レバー29に連繋している。(他には、機体を旋回させるべく操縦ハンドル19を所定以上に操作した時・左右ブレーキペダルをブレーキ操作した時・苗植作業装置23が所定以上にリフトされた時等にデフロック装置10a及びデフロック装置13a・13bが非作用状態になるように連繋しても良い。) 【0011】15・15は後輪伝動ケース3の横ケース3a内の左右後輪駆動軸11・11に設けられた左右サイドブレーキであって、エンジン8の前方に設けられたステップ16の前部に設けられた左右ブレーキペダルの各々の踏込操作により左右サイドブレーキが各々利くように構成されている。即ち、左右ブレーキペダルの踏込操作をした側の駆動後輪7a・7b又は7c・7dの駆動が停止されブレーキが利くようになっている。 【0012】尚、ミッションケース2内には、後述の主変速レバー17にてエンジン8の回転駆動力が変速される主変速機構と前輪用デフ機構とが内蔵されている。18はFRPにて成型された車体カバーであって、エンジン8の周囲を覆うエンジンカバー部と前記エンジン8の前方及び左右側方に設けられたステップ16とが一体形成され、機体上に固着されている。そして、ステップ16は操縦ハンドル19の左右両側から前方まで延設されて左右通路A・Aを構成している。 【0013】20は操縦座席であって、車体カバー18の上部に装着されている。21は上部リンクと下部リンクとにより構成されるリンク機構であって、その基端部は、後輪伝動ケース3より上方に延設された支持フレーム22に枢着され、後端部は、苗植作業装置23をローリング自在に支持するローリング軸24が設けられた縦枠25に枢着されている。 【0014】26は油圧シリンダー装置であって、シリンダーの基部は後輪伝動ケース3に枢着され、ピストンの先端が上部リンクに枢着されている。27はハンドルポストの周囲を覆う合成樹脂にて形成された前部カバーであって、ステップ16の前部上面に固着されており、その上面は各種表示装置やメータ類が設けられた操作パネルになっている。そして、前部カバー27の左側部には前記主変速レバー17が設けられ、前部カバー27の右側部にはエンジン8とミッションケース2との間の伝動系に設けられたベルト式無段変速機構を操作する副変速レバー28と植付クラッチの操作及び苗植作業装置23の上下操作を行う操作レバー29とが設けられている。 【0015】30は該前部カバー27の左側方に設けられた主クラッチペダルである。苗植作業装置23は、前記縦枠25のローリング軸24にローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付伝動ケース31と、該植付伝動ケース31に設けられた下部支持部材32及び上部支持部材33に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台34と、植付伝動ケース31の後端部に装着され前記苗載台34の下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける苗植付け装置35…と、植付伝動ケース31の下部にその後部が軸36にて枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体である4つの整地フロート37a・37b・37c・37d等にて構成されている。 【0016】各整地フロート37a・37b・37c・37dは、各々駆動後輪7a・7b・7c・7dの後方に配置されており、該駆動後輪7a・7b・7c・7dにて掻き乱された圃場を整地すると共に苗植付け装置35にて苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。38は内側の整地フロート37b・37cの前部上面と植付伝動ケース31との間に設けられた油圧バルブであって、整地フロート37b・37cの前部が共に外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時にはミッションケース2の左側面に装着された油圧ポンプにてミッションケース2内から汲み出された圧油を油圧シリンダー26に送り込んでピストンを突出させリンク機構21を上動させて苗植作業装置23を所定位置まで上昇せしめ、また、整地フロート37b・37cの前部が共に適正範囲以上に下がった時には油圧シリンダー26内の圧油をミッションケース2内に戻してリンク機構21を下動させて苗植作業装置23を所定位置まで下降せしめ、そして、整地フロート37b・37cの少なくとも何れかの前部が適正範囲にあるとき(苗植作業装置23が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー26内の圧油の出入りを止めて苗植作業装置23を一定位置に保持せしめるべく設けられている。 【0017】前部カバー27の右側方より突出して操縦ハンドル19の右下側に設けられた操作レバー29は、ミッションケース2内に設けられたPTOクラッチを操作して苗植作業装置23への動力を入切り操作できるように構成されていると共に、油圧バルブ38を操作して手動にて苗植作業装置23を上下動できるように構成されている。即ち、操作レバー29を「固定」位置にすると、PTOクラッチが切れ苗植作業装置23の作動が停止し且つ油圧バルブ38が油圧シリンダー26内の圧油の出入りを止めて苗植作業装置23を一定位置に保持せしめる位置に切換えられ苗植作業装置23は上昇も下降もしない。そして、操作レバー29を後方に操作して「下」位置にすると、PTOクラッチは切りで苗植作業装置23の作動は停止したままであるが油圧バルブ38は整地フロート37b・37cの上下動にて切換えられる自動制御状態となる。そして、更に、操作レバー29を「入」位置にすると、PTOクラッチが入り苗植作業装置23が駆動され且つ油圧バルブ38は整地フロート37b・37cの上下動にて切換えられる自動制御状態となる。逆に、操作レバー29を前方に操作して「上」位置にすると、PTOクラッチが切れ苗植作業装置23の作動が停止し且つ油圧バルブ38が強制的に苗植作業装置23を上昇する側に切換えられ、苗植作業装置23が上昇される。 【0018】39は各整地フロート37a・37b・37c・37d間に設けられた整地用レーキであって、左右操向駆動前輪6・6にて乱された圃場を整地すると共に各整地フロート37a・37b・37c・37d間の圃場面を整地すべく設けている。40は左右操向駆動前輪6・6の伝動系中の前輪デフ機構のデフロックペダルである。 【0019】イ…は、8つの苗植付け装置35…による各苗植付位置を示し、後輪7a・7b・7c・7dの間に2条づつ苗を植付けるように苗植付け装置35…が設けられている。上記のように構成された乗用型田植機を水田圃場に入れて、苗載台34に苗を載置してエンジン8を始動し主変速レバー17を「植付速」位置にし副変速レバー28を「高」又は「低」位置にして操作レバー29を「入」位置にして各部を駆動し機体を前進せしめれば、苗植作業装置23は自動的に適正位置に上下制御され田植作業が行われる。このとき、苗植付作業中は操作レバー29が「入」位置になっているので、デフロック装置10a及びデフロック装置13a・13bはデフロック作用状態になっており、後輪デフ機構10及び左右後輪デフ機構13・13は差動回転せず、後輪7a・7b・7c・7dは全て同回転するので、機体は直進性が良く、まっすぐに苗を植付けることができる。また、4つの後輪7a・7b・7c・7dはその間隔が2条づつ苗を植付けれるような広い間隔に設けられているので、その機体支持性能が良く、更に、後輪7a・7b・7c・7d間にて泥土を挾んで持ち上げるような恐れも少なく、きわめて良好なる走行性能を発揮し、適正な田植え作業が行なえる。 【0020】そして、畦際で機体を旋回させる時には、操作レバー29を「上」位置にすると、PTOクラッチが切れ苗植作業装置23の作動が停止し且つ油圧バルブ38が強制的に苗植作業装置23を上昇する側に切換えられて苗植作業装置23が上昇され、デフロック装置10a及びデフロック装置13a・13bは非作用状態となり後輪デフ機構10及び左右後輪デフ機構13・13は差動回転するようになる。そこで、作業者が操縦ハンドル19を操作して機体を旋回させると、後輪7a・7b・7c・7dは適正に差動回転し、圃場泥面をあまり乱さずに小回りすることができ、枕地をあまり痛めないので枕地植え作業が良好に行なえる。この旋回時に、作業者が操縦ハンドル19を操作すると同時に旋回する側のブレーキペダルを踏むと、更に、小回りができる。(例えば右旋回する場合に、右ブレーキペダルを踏んで右サイドブレーキ15を利かせると、右後輪駆動軸11の回転が止まり固定されるので、右後輪デフ機構13により右側の2つの後輪7c・7dが旋回に伴い互いに逆転して、機体は一点旋回を行うことができる。) 【0021】尚、作業者が熟練者の場合は、副変速レバー28を「高」位置にすれば高速の作業速となり作業能率が向上する。一方、路上走行の場合は、操作レバー29は「固定」位置に操作されているので、デフロック装置10a及びデフロック装置13a・13bは非作用状態となり後輪デフ機構10及び左右後輪デフ機構13・13は差動回転する。従って、後輪7a・7b・7c・7dは差動回転するので、良好な路上走行を行うことができる。 【0022】尚、この乗用型田植機は、後輪デフ機構10から左右後輪駆動軸11を介して左側2つの後輪7a・7bと右側2つの後輪7c・7dとを駆動する構成とし、左側2つの後輪7a・7bを共に制動する左サイドブレーキ15と右側2つの後輪7c・7dを共に制動する右サイドブレーキ15とを設けたので、4つの後輪7a・7b・7c・7dを有するものでありながら簡潔な構成で旋回半径の小さい優れた旋回性能を発揮できる。 【0023】また、4つの各後輪7a・7b・7c・7dの機体前後方向延長線の間に各々整地フロート37b・37c・37dを配置して、該各整地フロート37b・37c・37dにて整地された各後輪7a・7b・7c・7dの機体前後方向延長線の間に2条づつの苗植付位置イ・イが設定されるように苗植付け装置35を設けているので、4つの後輪7a・7b・7c・7dと整地フロート37b・37c・37dとを機体前後方向で可及的に近づけても、4つの後輪7a・7b・7c・7dが各整地フロート37b・37c・37dに悪影響を及ぼすことが少なくて、機体全長を短く構成しても良好な苗移植作業が行なえる。 【0024】更に、乗用型走行車体1には横ケース3aと該横ケース3aから延出した複数の伝動ケース3bより構成される後輪伝動ケース3を設けて、該各伝動ケース3bの先端部に後輪7a・7b・7c・7dを駆動自在に装着して機体の左右方向に後輪7a・7b・7c・7dを並設しているので、横ケース3aと横ケース3aから延出した複数の伝動ケース3bよりなる簡潔でありながら強固な構成で機体の左右方向に3つ以上の後輪7a・7b・7c・7dを駆動自在に装着でき、大型で重量の重い乗用型苗植機でありながら、機体の左右方向の支持力が安定し優れた走行性能を発揮できる。 【0025】次に、図3に基づいて第2実施例を説明する。この第2実施例は、後輪伝動ケース3の伝動ケース3b・3bをチェ−ンケースにて形成し、左右後輪デフ機構13・13を除けて、その換わりに車輪径を異ならせている。即ち、機体外側の後輪7a・7dの直径を機体内側の後輪7b・7cの直径よりも小径にしている。 【0026】そして、小径の後輪7a・7dの後方に位置する整地フロート37a・37dの前部上面と植付伝動ケース31との間に油圧バルブ38を設けて、整地フロート37a・37dの前部が共に外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時にはミッションケース2の左側面に装着された油圧ポンプにてミッションケース2内から汲み出された圧油を油圧シリンダー26に送り込んでピストンを突出させリンク機構21を上動させて苗植作業装置23を所定位置まで上昇せしめ、また、整地フロート37a・37dの前部が共に適正範囲以上に下がった時には油圧シリンダー26内の圧油をミッションケース2内に戻してリンク機構21を下動させて苗植作業装置23を所定位置まで下降せしめ、そして、整地フロート37a・37dの少なくとも何れかの前部が適正範囲にあるとき(苗植作業装置23が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー26内の圧油の出入りを止めて苗植作業装置23を一定位置に保持せしめるべく設けている。 【0027】また、左右操向駆動前輪6・6を機体内側の整地フロート37b・37cの前方に位置させて、この整地フロート37b・37cにて左右操向駆動前輪6・6の車輪跡を整地するように構成し、整地用レーキ39…を除けている。この第2実施例によると、小径であまり泥土面を痛めない後輪7a・7dの後方に位置する整地フロート37a・37dの前部上面と植付伝動ケース31との間に油圧バルブ38を設けて苗植作業装置23を上下動制御するように構成したので、その制御が適正に行なえ良好なる田植え作業が行なえる。 【0028】次に、図4に基づいて第3実施例を説明する。この第3実施例は、第2実施例と同様に後輪伝動ケース3の伝動ケース3b・3bをチェ−ンケースにて形成し、左右後輪デフ機構13・13を除けて、その換わりに車輪径を異ならせている。即ち、機体内側の後輪7b・7cの直径を機体外側の後輪7a・7dの直径よりも小径にしている。 【0029】そして、小径の後輪7b・7cの後方に位置する整地フロート37b・37cの前部上面と植付伝動ケース31との間に油圧バルブ38を設けて、整地フロート37b・37cの前部の上下動にて苗植作業装置23を上下制御するように構成している。また、大径の外側の後輪7a・7dの内側で小径の内側の後輪7b・7cの後側に整地用レーキ39'を設けており、この整地用レーキ39'にて左右操向駆動前輪6・6及び内側の後輪7b・7cの車輪跡を整地するように構成している。 【0030】次に、図5に基づいて第4実施例を説明する。この第4実施例は、10条植え乗用型田植機に本願発明を適用したものであって、苗植作業装置23を10条植えの構成とし、第2実施例と同様に機体外側の後輪7a・7dの直径を機体内側の後輪7b・7cの直径よりも小径にし、2条分づつの苗植付位置を整地する5つの整地フロート37a・37b・37c・37d・37eを設けている。 【0031】そして、各後輪7a・7b・7c・7dの後方には整地用レーキ39…を配置している。また、中央の整地フロート37cの前部上面と植付伝動ケース31との間に油圧バルブ38を設けて、整地フロート37cの前部の上下動にて苗植作業装置23を上下制御するように構成している。更に、最外側の整地フロート37a・37eの前部上面と植付伝動ケース31との間にローリング制御用油圧バルブを設けると共に、リンク機構21の縦枠25と植付伝動ケース31との間にローリング作動油圧シリンダーを設けて、最外側の整地フロート37a・37eの上下変位により苗植作業装置23の対地傾斜を検出してローリング制御するように構成している。 【0032】尚、上記実施例においては、乗用型走行車体の後部に苗植作業装置を装着した乗用型田植機に本発明を実施した例をしめしたが、他の如何なる苗植機に本発明を実施しても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成4年4月27日(1992.4.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−209414(P2002−209414A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−374394(P2001−374394) |
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