| 【発明の名称】 |
乗用型水田作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】三木 博幸
【氏名】杉岡 昭弘
【氏名】内島 章善
【氏名】宮西 吉秀
【氏名】奥山 幹夫
【氏名】松木 直樹
【氏名】東郷 学
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| 【要約】 |
【課題】前ステップを操作容易に着脱できるようにする。
【解決手段】前ステップ13の前端部の両横側に、対車体フレーム連結部14を設け、後端部の両横側に対運転ステップ連結部15を設けてある。対車体フレーム連結部14も、対運転ステップ連結部15も、前ステップ13を車体前後方向に移動操作することによって車体フレームのステップ支持アームや運転ステップ12のステップ支持部17に連結したり分離する。前ステップ13の前端部の左右方向での中間部の一箇所と車体フレームとの間に、ロックピン21とフックを備えるロック機構を設けてある。ロック機構は、フックのロックピン21対する係脱により、対車体フレーム連結部14及び対運転ステップ連結部15を連結状態にロックしたり、このロックを解除する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機であって、前記原動部の両横側に位置するステップ部と、この両ステップ部の前端側どうしを連結する連結部とを有する前ステップの前端部の両横側に対車体フレーム連結部を、前記前ステップの後端部の両横側に対運転ステップ連結部をそれぞれ設け、前記左右の対車体フレーム連結部を、前ステップを車体フレームに対して車体前方側から接近操作することによって車体フレームに対する連結状態になって前ステップの車体左右及び上下方向での位置決めを行い、かつ、前ステップを車体フレームから車体前方側に離間操作することによって連結解除状態になるように構成し、前記左右の対運転ステップ連結部を、前ステップを運転ステップに対して車体前方側から接近操作することによって運転ステップに対する連結状態になって前ステップの車体左右及び上下方向での位置決めを行い、前ステップを運転ステップから車体前方側に離間操作することによって連結解除状態になるように構成し、前記前ステップの前端部の車体左右方向での中間部の一箇所と、車体フレームとの間に、前記左右の対車体フレーム連結部及び対運転ステップ連結部を前記連結状態に保持するロック状態と、前記左右の対車体フレーム連結部及び対運転ステップ連結部の前記連結解除状態への切り換えを可能にするロック解除状態とにフックの係脱操作によって切り換わるロック機構を設けてある乗用型水田作業機。 【請求項2】 走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機であって、エンジンによって支持されている前照灯支持具と、この前照灯支持具に取付けられた前照灯の前方を覆うとともにこの前照灯からの光を車体前方側に透過させる状態でエンジンボンネットに支持されている前照灯レンズとを備えてある乗用型水田作業機。 【請求項3】 前記前照灯支持具に、前照灯からの光を前記前照灯レンズに向けて反射させる反射面部分を備えてある請求項2記載の乗用型水田作業機。 【請求項4】 走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機であって、樹脂製エンジンボンネットのレンズ組付け孔のまわりに、前照灯レンズの上縁部が組付け溝に入り込むことによってそのレンズ上縁側を支持するレンズ上縁側支持部と、前照灯レンズの下縁部が組付け溝に入り込むことによってそのレンズ下縁側を支持するレンズ下縁側支持部とを一体成形してあるとともに、前記レンズ上縁側支持部が前記レンズ下縁側支持部に対して車体後方側に位置ずれしている乗用型水田作業機。 【請求項5】 走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機であって、運転ステップの操作ペダルが挿通しているペダル孔の横側に、車体横方向での長さが車体前後方向での長さより大である貫通孔の複数個を車体前後方向に並べて設けてある乗用型水田作業機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機に関する。 【0002】 【従来の技術】上記乗用型水田作業機において、原動部の両横側に位置するステップ部と、両ステップ部の前端側どうしを連結する連結部とを有する前ステップを設けると、走行車体の前端を畦に近づけることにより、畦から原動部横側のステップ部を通って運転部に乗り込んだり、運転部から原動部横側のステップ部を通って畦に降りたりすることができる。この前ステップを設けたものとして、従来、たとえば特開20000−14213号公報に示されるように、前ステップの後端部の両横側に設けた連結ピンを、車体フレームのメインフレームが有する筒状防振支持具の連結孔に車体前方側から挿入し、前ステップの前端部の両横側に設けた固定ピンを、車体フレームのエンジン搭載フレームが有する支持部のピン挿通孔に車体前方側から挿入し、前記両固定ピンが有するハンドルを前記エンジン搭載フレームが有する支持部の凹部に係入させて、各連結ピン及び各固定ピンをメインフレームやエンジン搭載フレームから抜け外れないようにロックすることにより、前ステップを走行車体に連結するものがあった。 【0003】すなわち、原動部を点検するなどに際し、両ハンドルの離脱操作によって各連結ピン及び各固定ピンの連結ロックを解除する操作と、前ステップの移動操作によって各連結ピン及び各固定ピンをメインフレームやエンジン搭載フレームから取外す操作とを行うことによって、前ステップを取り外すことができる。前ステップの移動操作によって各連結ピン及び各固定ピンを連結する操作と、両ハンドルの係合操作によって各連結ピン及び各固定ピンを連結状態にロックする操作とを行うことによって、前ステップの取付けを行えるものがあった。 【0004】上記水田型作業機の場合、原動部の前部に前照灯装置を装備されるが、この前照灯装置として、従来、前照灯レンズと、この前照灯レンズの裏面側に連結する前照灯ケースと、この前照灯ケースによって支持される前照灯とで成る前照灯ユニットが採用されるとともに、この前照灯ユニットをエンジンボンネットに連結ねじによって組付けていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前ステップを設けたものにおいては、従来、前ステップの後端側をメインフレームに連結するものだから、製作や組付け精度を低くすると、前ステップを取付けた際、前ステップの後端側がメインフレームによって支持される運転ステップの前端側に精度よく合致しにくくなっていた。このため、この組付け不良が発生しにくいように、製作や組付け精度を高くする必要があった。また、前ステップを着脱する際、前ステップの左横側と右横側の2箇所でロック機構を操作して、前ステップを連結状態にロックしたり、この連結ロックを解除する必要があり、手間が掛っていた。 【0006】従来、前照灯装置を装備するに当り、前照灯ユニットの入手面からコスト高になっていた。また、エンジンボンネットへの組付けに手間が掛っていた。 【0007】上記水田作業機において、運転ステップの操作ペダルが挿通するペダル孔の横側に貫通孔を設けると、操作ペダルに足を置いた場合とか、足を操作ペダルから外してその横側に置いた場合など、靴から泥が落ちると、その泥を貫通孔から落下させられるなど有利である。ところが、この場合、貫通孔を運転ステップの広範囲にわたる大きな孔にすると、運転ステップに強度低下が発生しやすくなる。 【0008】本発明の目的は、前ステップを容易に着脱できるとともに製作や組付け精度の割には運転ステップに精度よく位置合わせして装備することができたり、前照灯装置を安価にかつ組付け容易に装着できるとか、運転ステップの強度低下を抑制しながら、かつ、他の目的に有効に利用しながら泥落しができる乗用型水田作業機を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0010】〔構成〕走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機において、前記原動部の両横側に位置するステップ部と、この両ステップ部の前端側どうしを連結する連結部とを有する前ステップの前端部の両横側に対車体フレーム連結部を、前記前ステップの後端部の両横側に対運転ステップ連結部をそれぞれ設け、前記左右の対車体フレーム連結部を、前ステップを車体フレームに対して車体前方側から接近操作することによって車体フレームに対する連結状態になって前ステップの車体左右及び上下方向での位置決めを行い、かつ、前ステップを車体フレームから車体前方側に離間操作することによって連結解除状態になるように構成し、前記左右の対運転ステップ連結部を、前ステップを運転ステップに対して車体前方側から接近操作することによって運転ステップに対する連結状態になって前ステップの車体左右及び上下方向での位置決めを行い、前ステップを運転ステップから車体前方側に離間操作することによって連結解除状態になるように構成し、前記前ステップの前端部の車体左右方向での中間部の一箇所と、車体フレームとの間に、前記左右の対車体フレーム連結部及び対運転ステップ連結部を前記連結状態に保持するロック状態と、前記左右の対車体フレーム連結部及び対運転ステップ連結部の前記連結解除状態への切り換えを可能にするロック解除状態とにフックの係脱操作によって切り換わるロック機構を設けてある。 【0011】〔作用〕後端部の各対運転ステップ連結部が運転ステップに接近し、前端部の各対車体フレーム連結部が車体フレームに接近するように前ステップを移動操作すると、各対運転ステップ連結部が運転ステップに連結するとともに各対車体フレーム連結部が車体フレームに連結して、前ステップが運転ステップと車体フレームとによって支持される。この状態で前ステップ前端部の車体左右方向での中間部の一箇所に位置するロック機構のフックを係合操作してロック機構をロック状態に切り換えると、このロック機構が各対運転ステップ連結部及び各対車体フレーム連結部を運転ステップや車体フレームに連結した状態にロックし、前ステップが外れ止めされた状態になる。この状態からロック機構のフックを離脱操作してロック機構をロック解除側に切り換え、後端部の各対運転ステップ連結部が運転ステップから離間し、前端部の各対車体フレーム連結部が車体フレームから離間するように前ステップを移動操作すると、各対運転ステップ連結部が運転ステップから外れるとともに各対車体フレーム連結部が車体フレームから外れて、前ステップが車体フレーム及び運転ステップから外れる。 【0012】前ステップの後端部を運転ステップに連結するものだから、車体フレームに連結する従来の場合と製作や組付け誤差が同じであっても、両ステップの位置ずれを従来の場合より少なく済ませながらステップ後端側を取付けられる。 【0013】〔効果〕したがって、原動部を点検するなどの作業を行うに当り、前ステップを移動操作して各対車体フレーム連結部及び各対運転ステップ連結部を連結と連結解除とに切り換える操作と、ロック機構を切り換え操作して各対車体フレーム連結部及び各対運転ステップ連結部を連結ロックと連結ロック解除とに切り換える操作とを行うだけで、しかも、一箇所のロック機構をフックの係脱によって切り換え操作するだけで操作簡単に前ステップを着脱し、このステップ着脱の面から能率よく作業できる。 【0014】しかも、前ステップを取付けた場合のその後端側と運転ステップとの位置ずれが製作や組付け誤差の割には少なくなり、前ステップと運転ステップが精度よく合致して使用しやすい状態を安価に得られる。 【0015】請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0016】〔構成〕走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機において、エンジンによって支持されている前照灯支持具と、この前照灯支持具に取付けられた前照灯の前方を覆うとともにこの前照灯からの光を車体前方側に透過させる状態でエンジンボンネットに支持されている前照灯レンズとを備えてある。 【0017】〔作用〕前照灯支持具がエンジンによって支持され、前照灯レンズがエンジンボンネットによって支持されるものだから、冒頭に記した前照灯ユニットを採用するに比して前照灯支持具や前照灯レンズを構造簡単に得て前照灯装置を原動部の前部に装備できる。 【0018】〔効果〕原動部の前部に前照灯装置を設けるのに、前照灯支持具や前照灯レンズを構造簡単に得て安価にできる。 【0019】請求項3による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0020】〔構成〕請求項2による発明の構成において、前記前照灯支持具に、前照灯からの光を前記前照灯レンズに向けて反射させる反射面部分を備えてある。 【0021】〔作用〕前照灯からの光が前照灯支持具の反射面部分で反射して前照灯レンズに向かうものであるから、前照灯がエンジン側に支持され、前照灯レンズがエンジンボンネットによって支持される割には、前照灯からの光が極力ロスなくレンズから前方に投光される。 【0022】〔効果〕前照灯装置を安価に得られる割には、前照灯からの光を極力ロスなく前方に投光して前方を明るく照明できる。しかも、前照灯支持具を反射部材に利用して安価に得られる。 【0023】請求項4による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0024】〔構成〕走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機において、樹脂製エンジンボンネットのレンズ組付け孔のまわりに、前照灯レンズの上縁部が組付け溝に入り込むことによってそのレンズ上縁側を支持するレンズ上縁側支持部と、前照灯レンズの下縁部が組付け溝に入り込むことによってそのレンズ下縁側を支持するレンズ下縁側支持部とを一体成形してあるとともに、前記レンズ上縁側支持部が前記レンズ下縁側支持部に対して車体後方側に位置ずれしている。 【0025】〔作用〕前照灯レンズの上縁部も下縁部もエンジンボンネットの組付け溝に入り込むことによってレンズの上下側がエンジンボンネットによって支持されるものである。 【0026】エンジンボンネットにレンズ上縁側支持部とレンズ下縁側支持部とを一直線上に並ぶ状態で備えさせる場合、レンズ上縁側支持部やレンズ下縁側支持部を成形する型部分が、エンジンボンネットのその他の部分を成形する型部分に対してスライド移動する成形型を採用しなければ、レンズ上縁側支持部やレンズ下縁側支持部に組付け溝を有するエンジンボンネットを成形できない。これ対し、レンズ上縁側支持部がレンズ下縁側支持部に対して車体後方側に位置ずれしているものだから、レンズ上縁側支持部やレンズ下縁側支持部を成形する型部分と、エンジンボンネットのその他の部分を成形する型部分とが一体部品になった成形型を採用しながら、レンズ上縁側支持部やレンズ下縁側支持部に組付け溝を有するエンジンボンネットを成形できる。 【0027】〔効果〕したがって、前照灯装置の組付け作業を行うに当り、前照灯レンズの上縁部や下縁部を組付け溝に入り込ませるだけで操作簡単にエンジンボンネットに取付けて能率よく作業できる。 【0028】しかも、その割には、エンジンボンネットを成形するのに、レンズ上縁側支持部やレンズ下縁側支持部を成形する型部分と、その他の部分を成形する型部分とが一体部品になった成形型を採用して成形型の面から安価に成形し、コストダウンできる。 【0029】請求項5による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0030】〔構成〕走行車体の前端部に位置する原動部、原動部の後方に位置する運転座席を備えている乗用型水田作業機において、運転ステップの操作ペダルが挿通しているペダル孔の横側に、車体横方向での長さが車体前後方向での長さより大である貫通孔の複数個を車体前後方向に並べて設けてある。 【0031】〔作用〕運転ステップのペダル孔の横側に前記貫通孔の複数個を車体前後方向に並べて設けてあることにより、泥が一つの大きな貫通孔によって抜け落ちるように構成するに比し、貫通孔のために運転ステップの強度が低下することを抑制しながら、泥が抜け落ちるようにできる。また、車体の操向操作をするなどの際、走行車輪を見通すための孔に貫通孔を利用できる。この場合、車体横方向での長さが車体前後方向での長さより小である貫通孔が車体横方向に並んでいると、車輪を横幅方向に細断した状態で見ることになりやすいが、車体横方向での長さが車体前後方向での長さより大である貫通孔が車体前後方向に並んでいるから、車輪を横幅方向にと切れにくいようにして見ることが容易になる。 【0032】〔効果〕泥が貫通孔から落下して運転ステップ上に溜まりにくいようにできるとともに、その割には運転ステップに極力優れた強度を備えさせて運転しやすい状態を現出できる。また、貫通孔を車輪の見通し孔に利用する際、車輪を横幅に連続した状態で見て車輪の操向状態を容易に判断して車体の操向具合を的確に知ることができるなど有利に利用できる。 【0033】 【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、左右一対の操向及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、車体前端部に位置するエンジン3及びエンジンボンネット4を有する原動部、この原動部の後方に位置する運転座席5を有する運転部のそれぞれを備えた自走車体の車体フレーム6の後部に、リンク機構7を介して苗植付装置8を連結するとともに、前記エンジン3の回転出力を回転軸9によって苗植付装置8に伝達するように構成し、リンク機構7の操作部と車体フレーム6とにわたって取付けたリフトシリンダ10によってリンク機構7を車体フレーム6に対して上下に揺動操作して苗植付機構8を昇降操作するように構成して、乗用型田植機を構成してある。 【0034】図2などに示すように、左右の後輪フェンダー11及び後輪フェンダー11どうしの間に位置する座席支持部材を形成している車体カバーの前端側に一体成形した運転ステップ12を運転部に設けてある。原動部の両横側に位置するステップ部13aを有する前ステップ13を、両ステップ部13aの後端が前記運転ステップ12の前端に突き合わせ状態になるようにして車体の前部に設け、車体の前端を畦に近づけることにより、畦から原動部横側のステップ部13aを通って運転部に乗り込んだり、運転部から原動部横側のステップ部13aを通って畦に降りたりすることを可能にしてある。 【0035】図5、図6などに示すように、前記前ステップ13は、前記左右一対の板金製のステップ部13aと、この左右のステップ部13aの前端部どうしを連結するようにして左右のステップ部13aとの一体部品に形成した板金製の連結部13bとによって構成し、前ステップ13の前端部の両横側の裏側に連結部材を溶接によって固定して設けた対車体フレーム連結部14と、前ステップ13の後端部の両横側の裏側に連結部材を溶接によって固定して設けた対運転ステップ連結部15と、前ステップ13の前端部の裏側の車体左右方向での中間部の所に連結ピン取付け板21aを介して固設したロックピン21を有するロック機構20とを備える取付け構造によって、車体フレーム6の前端側のエンジン3を支持するエンジン搭載部分6aの前端部と、前記運転ステップ12の前端部とにわたって着脱自在に取付けるように構成してある。 【0036】すなわち、図9などに示すように、車体フレーム6における前記エンジン搭載部分6aの前端側の両横側から車体横外側に丸棒部材を延出させて、先端側に車体前後向きのステップ支持部16aが付いている左右一対のステップ支持アーム16をエンジン搭載部分6aに設けてある。 【0037】図5などに示すように、運転ステップ12の前端部の左右側に、運転ステップ12の前端面から車体前方向きに突出する丸棒部材を固定してステップ支持部17を設けてある。 【0038】前記各対車体フレーム連結部14は、前ステップ前後向きの貫通孔で成る連結孔14aを備えており、前ステップ13の前端側を車体フレーム6のエンジン搭載部分6aに対してこれより車体前方側から接近するように操作して前記ステップ支持アーム16の先端側の前記ステップ支持部16aに前記連結孔14aによって外嵌させることにより、エンジン搭載部分6aに対して連結した状態になり、この連結状態では、ステップ支持部16aとの係合のため、前ステップ13の前端側の車体左右及び上下方向での位置決めを行う。この連結状態から前ステップ13の前端側を車体フレーム6のエンジン搭載部分6aから車体前方側に離間するように操作してステップ支持アーム16のステップ支持部16aから抜き外すことにより、エンジン搭載部分6aに対する連結を解除した状態になる。 【0039】前記各対運転ステップ連結部15は、クッションゴム18の貫通孔で成る前ステップ前後向きの連結孔15aを備えており、前ステップ13の後端側を運転ステップ12の前端部に対してこれより車体前方側から接近するように操作して運転ステップ12の前記ステップ支持部17に前記連結孔15aによって外嵌させることにより、運転ステップ12に対して連結した状態になり、この連結状態では、ステップ支持部17との係合のため、前ステップ13の後端側の車体左右及び上下方向での位置決めを行う。この連結状態から前ステップ13の後端側を運転ステップ12の前端部から車体前方側に離間するように操作してステップ支持17から抜き外すことにより、運転ステップ12に対する連結を解除した状態になる。 【0040】図9、図10に示すように、前記ロック機構20は、前ステップ13の前端側の前記左右の対車体フレーム連結部14どうしの間に位置するステップ上下向きの前記ロックピン21と、車体フレーム6の前記エンジン搭載部分6aの前端側に基端部が連結ボルト22によって連結しているフック23とによって構成してある。 【0041】フック23は、連結ボルト22の車体対上下向きの軸芯まわりでエンジン搭載部分6aに対して揺動操作でき、前ステップ13の対車体フレーム連結部14がエンジン搭載部分6aのステップ支持アーム16に、かつ、対運転ステップ連結部15が運転ステップ12のステップ支持部17にそれぞれ連結している状態において揺動操作されると、フック23の遊端部の内側にフック23の揺動方向に並べた設けた複数の係止用凹部24aを有する係止部24によって前ステップ13の前記ロックピン21に係合したり、このロックピン21から離脱する。そして、フック23は、ロックピン21に係合すると、前ステップ13を引っ張り支持し、各対車体フレーム連結部14をステップ支持アーム16に連結した状態に保持し、かつ、各対運転ステップ連結部15を運転ステップ12に連結した状態に保持するようにロック状態になり、ロックピン21から離脱すると、前ステップ12の引っ張り支持を解除し、各対車体フレーム連結部14がステップ支持アーム16から外れることを許容し、かつ、各対運転ステップ連結部15が運転ステップ12から外れることを許容するようにロック解除状態になる。フック23のばね支持部23aと、エンジン搭載部分6aのばね支持部6bとにわたって取付けたロックばね25によってフック23を前記ロック状態の方に揺動付勢してある。 【0042】前記エンジン搭載部分6aの前記連結ボルト22のためのボルト孔6cを、車体前後方向に長い長孔に形成し、フック23が前記ロック状態になっても前ステップ13が前後方向にガタ付くロック不良が発生するとか、フック23がロックピン21に掛りにくいとかの場合、連結ボルト22の取付け位置をボルト孔6cに沿わせて前後方向に移動調節してフック23のエンジン搭載部分6aに対する取付け位置を車体前後方向に調節することによって、前ステップ13の前記ロック不良やフック23の掛かり不良を解消するようにしてある。 【0043】これにより、前ステップ13をエンジン搭載部分6aのステップ支持アーム16と、運転ステップ12のステップ支持部17とにわたって連結すると、ロック機構20が前ステップ13の各対車体フレーム連結部14をエンジン搭載部分6aに連結した状態に、かつ、各対運転ステップ連結部15を運転ステップ12に連結した状態にフック23によって保持するようにロック状態になるとともにこのロック状態をロックばね25によって自ずと現出して保持する。ロック状態にあるフック23をこれの遊端側に設けてある操作部23bによってロックばね25に抗して前記ロック解除状態に揺動操作することにより、ロック機構20が各対車体フレーム連結部14及び各対運転ステップ連結部15の前記連結解除状態への切り換えを可能にするようにロック解除状態に切り換わる。 【0044】運転ステップ12を有する車体カバーは、図4などに示す如くこの車体カバーの前端側の裏側に設けた左右一対の係止具50と、車体カバーの後端側の裏側に揺動操作自在に設けた左右一対のフック51とによって車体に着脱自在に取付けるように構成してある。すなわち、図3、図11、図12に示すように、前側の左右の係止具50を、車体フレーム6を形成している前輪伝動ケース52が備える支持部52aに着脱自在に係合させ、後側の左右のフック51を、車体フレーム6の後端部が備えている支持杆53に係止させるように構成してある。 【0045】エンジンボンネット4は、合成樹脂で作成し、図6、図7に示す如くエンジンボンネット4の下端側のエンジンボンネット4の周方向での複数箇所にエンジンボンネット4との一体部品に成形した樹脂製の取付け舌片4aと、図5に示す如く前ステップ13の前記左右のステップ部13a及び前記連結部13bそれぞれのステップ内周側縁部のステップ部13aや連結部13bの長手方向に並ぶ複数箇所に設けた連結爪13cとを備える取付け構造によって前ステップ13に連結してある。 【0046】すなわち、図13(イ),(ロ)に示すように、エンジンボンネット4の前記複数個の取付け舌片4aを、前ステップ13の前記複数個の連結爪13cに各別に対応させてこの連結爪13cのスリット13dに前ステップ13の上方から挿入し、取付け舌片4aがスリット13dに入り込んだ状態にある連結爪13cを車体上方向きに折り曲げ処理することにより、取付け舌片4aを前ステップ13に抜け外れないように固定してある。 【0047】つまり、原動部のエンジンボンネット内を点検するとか修理するなどの際、フック23をロック解除側に揺動操作してロック機構20をロック解除状態に操作しながら、前ステップ13を車体前方側に移動操作する。すると、前ステップ13の各対車体フレーム連結部14が車体フレーム6のエンジン搭載部分6aのステップ支持アーム16から、各運転ステップ連結部15が運転ステップ12のステップ支持部17から抜け外れて前ステップ13を車体から取外すことができる。このとき、エンジンボンネット4が前ステップ13に付いて外れ、原動部のエンジンボンネット内を開放できる。そして、前ステップ13及びエンジンボンネット4を装着するには、前ステップ13を車体フレーム6のエンジン搭載部分6aの前方から車体後方側に移動操作する。すると、前ステップ13の各対車体フレーム連結部14が車体フレーム6のエンジン搭載部分6aのステップ支持アーム14に、各対運転ステップ連結部15が運転ステップ12のステップ支持部17にそれぞれ連結し、この連結状態になると、フック23がロックばね25によってロックピン21に係合してロック機構20がロック状態になり、前ステップ13を車体フレーム6のエンジン搭載部分6aと運転ステップ13とにわたって固定でき、エンジンボンネット4を所定の取付け位置にセットできる。 【0048】図7などに示すように、エンジンボンネット4の左右の側壁部4bに、エンジンボンネット内の熱気がボンネット外に排出されるように金網30が付いている排気口を設けてある。この金網30は、図14に示す如くエンジンボンネット側壁部4bの排気口の上辺側に位置する部分と、下辺側に位置する部分とにエンジンボンネット4を成形する際に同時に成形した金網取付け孔4cと、金網30の端部に設けた取付け舌片30aとを有する取付け構造によって取付けてある。 【0049】すなわち、金網30の取付け舌片30aをエンジンボンネット4の金網取付け孔4cにエンジンボンネット4の外側から挿入し、各取付け舌片30aのエンジンボンネット内に突出した部分を排気口が位置する側とは反対側に折り曲げ処理することにより、取付け舌片30aをエンジンボンネット4の側壁部4bに抜け外れないように固定してある。 【0050】エンジンボンネット4を成形する際に排気口上辺側の金網取付け孔4cを同時に成形する型部分、及び、排気口下辺側の金網取付け孔4cを同時に成形する型部分がエンジンボンネット4のその他の部分を成形する型部分と一体部品になった成形型を採用してエンジンボンネット4を成形できるように、排気口下辺側の金網取付け孔4cが排気口上辺側の金網取付け孔4cよりエンジンボンネット4の外側に位置ずれする状態にエンジンボンネット4を成形してある。 【0051】図4に示すように、原動部の後端側の両横側に、前ステップ13の前記ステップ部13aの後端部と、前記運転ステップ12の前端部とで成るぺダル操作や足置きに使用する運転ステップ31を設けてある。一方の運転ステップ31において、この運転ステップ31の車体内方側の横端部に、主クラッチと走行用ブレーキとを入り切り操作するクラッチブレーキペダル32を設け、このペダル32のペダル軸が挿通しているペダル孔34の車体外方側の横側に位置する部位に、車体前後方向に並ぶ複数個の貫通孔35を設けてある。各貫通孔35は、泥の抜け落ちが可能なように形成し、かつ、前輪1を見通す孔に利用する際に前輪1が横幅方向に連続した状態で見やすいように、貫通孔35の車体横方向での長さL1が車体前後方向での長さL2より大きい横長孔に形成してある。他方の運転ステップ31に、前記ペダル孔34と同じ大きさ及び形状の貫通孔34a、前記泥落し及び車輪見通し用の貫通孔35と同様の貫通孔35を複数個設けてある。 【0052】前記原動部の前端部に前照灯装置40を設けてある。図13に示すように、前照灯装置40は、エンジン3のクランクケースに上端側が連結していることによってエンジン3によって支持されている板金製の前照灯支持具41と、この前照灯支持具41の下端部に位置する電球支持部41aに取付けた前照灯42と、この前照灯42の前方に位置させてエンジンボンネット4の前壁部4dに組付けた前照灯レンズ43とによって構成してある。前照灯支持具41を形成している車体前向きの板金面の前照灯43の背後に位置する部分が反射面部分41bとなり、前照灯42からの光を前照灯レンズ43に向けて反射させるように構成してある。 【0053】これにより、前照灯装置40は、前照灯レンズ43によって前照灯42の前方を覆い、前照灯42から前向きに照射されて前照灯レンズ43を車体前方側に透過した光と、前照灯42から後向きに照射され、前記反射面部分41bで車体前方向きに反射して前照灯レンズ43を車体前方側に透過した光とによって前方を照明する。 【0054】前記前照灯レンズ43は、図13に示す取付け構造によってエンジンボンネット4の前記前壁部4dに取付けてある。すなわち、図13(イ)に示すように、エンジンボンネット4の前壁部4dにレンズ組付け孔44を設け、前記前壁部4dのレンズ組付け孔44の上辺側に位置する部分に、車体下方向きに開口する組付け溝45aを有するレンズ上縁側支持部45を設け、前記前壁部4dのレンズ組付け孔44の下辺側に位置する部分に、車体上向きに開口する組付け溝46aを有するレンズ下縁側支持部46を設けてある。図13(ロ)に示すように、前記レンズ上縁側支持部45aの組付け溝45aに前照灯レンズ43の上縁部を入り込ませ、前記レンズ下縁側支持部46の組付け溝46aに前照灯レンズ43の下縁部を入り込ませることにより、前照灯レンズ43をエンジンボンネット4の前壁部4dに取付けてある。 【0055】前記レンズ組付け孔44は、エンジンボンネット4を成形する際に同時に前壁部4dに成形してある。前記レンズ上縁側支持部45も前記レンズ下縁側支持部46もエンジンボンネット4を成形する際に同時に成形することによって、エンジンボンネット4の前壁部4dに一体成形してある。レンズ上縁側支持部45及びレンズ下縁側支持部46を成形する型部分が、エンジンボンネット4のその他の部分を成形する型部分と一体部品になった成形型を採用して、レンズ上縁側支持部45及びレンズ下縁側支持部46を前壁部4dに一体成形できるように、レンズ上縁側支持部45がレンズ下縁側支持部46より車体後方側に位置ずれする状態にエンジンボンネット4の前壁部4dを形成してある。 【0056】〔別実施形態〕図15は、別の実施形態を備えるペダル操作や足置き用の運転ステップ31を示し、一方の運転ステップ31にあっては、前記クラッチブレーキペダル32のペダル軸が挿通しているペダル孔34の車体内方側の横側に、車体前後方向に並ぶ複数個の貫通孔35を設けてある。各貫通孔35は、泥の抜け落ちが可能なように形成し、かつ、前輪1を見通す孔に利用する際に前輪1が横幅方向に細断しない状態で見やすいように、貫通孔35の車体横方向での長さL1が車体前後方向での長さL2より大きい横長孔に形成してある。他方の運転ステップ31にも、前記ペダル孔34と同じ大きさ及び形状の貫通孔34aと、前記泥落し及び車輪見通しの貫通孔35と同様の貫通孔35を複数個設けてある。 【0057】図16は、さらに別の実施形態を備えるペダル操作や足置き用の運転ステップ31を示し、一方の運転ステップ31にあっては、クラッチブレーキペダル32のペダル軸が挿通しているペダル孔34の車体内方側の横側に、一つの泥落し用の貫通孔36を設けてある。この泥落し貫通孔36とペダル孔34とは同じ大きさ及び形状を有する貫通孔にして平行に配置してある。すなわち、泥落し用の貫通孔36をペダル孔として使用し、ペダル孔34を泥落し用の貫通孔として使用することを可能にしてある。他方の運転ステップ31にも、前記ペダル孔34と同じ大きさ及び形状の貫通孔34aと、前記泥落し及び車輪見通しの貫通孔35と同様の貫通孔35を設けてある。 【0058】本発明は、ペダルを1個のみを設ける他、左右のステップ31のいずれにも設ける場合にも適用できるのであり、クラッチ及びブレーキを操作するペダル32や、クラッチとブレーキを各別に操作するペダルなどを総称して操作ペダル32と呼称する。 【0059】本発明は、田植機の他、水田で施肥や播種などの各種作業をするものにも適用できるのであり、これらを総称して水田作業機と呼称する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年12月15日(2000.12.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−176815(P2002−176815A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月25日(2002.6.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−381986(P2000−381986) |
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