| 【発明の名称】 |
田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】木村 浩人
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| 【要約】 |
【課題】電動モータ制御の信頼性を向上する。
【解決手段】植え付けと並行して施肥する施肥装置5として、肥料ホッパー10から繰り出された肥料を田面に施肥溝を形成する作溝器12に圧送するブロア14を備えたものを設け、作業の有無に基づいて前記ブロア14を駆動する電動モータ15を自動的に発停するように構成し、前記作業の有無検出を電送する電送系を複数系設け、少なくとも一つの電送系が作業有電送状態にあるときには前記電動モータ15を作動させるとともに全電送系が作業無電送状態にあるときには前記電動モータ15を停止させるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植え付けと並行して施肥する施肥装置として、肥料ホッパーから繰り出された肥料を田面に施肥溝を形成する作溝器に圧送するブロアを備えたものを設け、作業の有無に基づいて前記ブロアを駆動する電動モータを自動的に発停するように構成してある田植機であって、前記作業の有無検出を電送する電送系を複数系設け、少なくとも一つの電送系が作業有電送状態にあるときには前記電動モータを作動させるとともに全電送系が作業無電送状態にあるときには前記電動モータを停止させるように構成してある田植機。 【請求項2】 検出対象がエンジン回転である請求項1記載の田植機。 【請求項3】 前記電送系のそれぞれに対して検出体が設けられている請求項1又は2記載の田植機。 【請求項4】 前記電送系のうち複数の電送系に対して一つの検出体が設けられている請求項1又は2記載の田植機。 【請求項5】 検出体が、エンジン回転の有無を検出する回転センサと、オルタネータの発電の有無を検出する発電センサと、バッテリーへの充電の有無を検出する充電センサとのうちから選択されたものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、植え付けと並行して施肥する施肥装置として、肥料ホッパーから繰り出された肥料を田面に施肥溝を形成する作溝器に圧送するブロアを備えたものを設け、エンジン回転などの作業の有無に基づいて前記ブロアを駆動する電動モータを自動的に発停するように構成してある田植機に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の田植機では、作業の有無、つまり、エンジン回転の有無に基づいて電動モータを自動的に発停するようにしてあるから、原則的には、エンジンが作動しているときにのみ電動モータを作動させて、エンジン停止時における電動モータの作動によるバッテリ上がりを防止できる一方、作業時に電動モータが作動せずに施肥できない事態の発生を防止できる利点がある。 【0003】従来では、エンジン回転の有無を検出する回転センサと、オルタネータの発電の有無を検出する発電センサと、バッテリーへの充電の有無を検出する充電センサなどのセンサうちから一つを検出体として選択し、その検出体の検出結果を電送する電送系を一つ設けていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技術によるときは、電送系が一つであったから、その一つの電送系が断線など故障すると、所期の電動モータ制御を行なえなくなって、前記した利点を発揮できなくなる欠点があった。 【0005】本発明の目的は、電動モータ制御の信頼性を向上する点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明による田植機の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0007】〔特徴〕植え付けと並行して施肥する施肥装置として、肥料ホッパーから繰り出された肥料を田面に施肥溝を形成する作溝器に圧送するブロアを備えたものを設け、作業の有無に基づいて前記ブロアを駆動する電動モータを自動的に発停するように構成してある田植機であって、前記作業の有無検出を電送する電送系を複数系設け、少なくとも一つの電送系が作業有電送状態にあるときには前記電動モータを作動させるとともに全電送系が作業無電送状態にあるときには前記電動モータを停止させるように構成してある点にある。 【0008】〔作用〕複数の電送系が同時に断線など故障する確率は、一つの電送系が故障する確率よりも低い。 【0009】上記の点に着目して、複数の電送系を設け、少なくとも一つの電送系が作業有電送状態にあるときには電動モータを作動させるとともに電送系の全部が作業無電送状態にあるときには電動モータを停止させるようにしてあるから、作業している、つまり、エンジンが作動しているときには電動モータを作動させ、エンジンが停止しているときには電動モータを停止させるといった所期の電動モータ制御の信頼性を高めることができる。 【0010】〔効果〕従って、エンジンが作動しているときにのみ電動モータを作動させて、エンジン停止時における電動モータの作動によるバッテリ上がりを防止できる一方、作業時に電動モータが作動せずに施肥できない事態の発生を防止できる利点を発揮しやすくできるようになった。 【0011】請求項2に係る本発明による田植機の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0012】〔特徴〕上記請求項1に係る本発明による田植機において、検出対象がエンジン回転である点にある。 【0013】〔作用〕作業中にはエンジンが必ず作動していることに着目して、エンジン回転で作業の有無を検出するようにしてあるから、検出の信頼性を高いものにできる。 【0014】〔効果〕従って、より一層、電動モータ制御の信頼性を高めることができるようになった。 【0015】請求項3に係る本発明による田植機の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0016】〔特徴〕上記請求項1や2に係る本発明による田植機において、前記電送系のそれぞれに対して検出体が設けられている点にある。 【0017】〔作用〕電送系のみならず、検出体も複数個設けてあるから、作業有無の検出の信頼性を高めることができる。 【0018】〔効果〕従って、より一層、電動モータ制御の信頼性を高めることができるようになった。 【0019】請求項4に係る本発明による田植機の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0020】〔特徴〕上記請求項1や2に係る本発明による田植機において、前記電送系のうち複数の電送系に対して一つの検出体が設けられている点にある。 【0021】〔作用〕電送系のうち複数の電送系に対して一つの検出体を設けてあるから、検出体の数が少なくて済む。 【0022】〔効果〕従って、安価に実施することができる。 【0023】請求項5に係る本発明による田植機の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0024】〔特徴〕上記請求項1や2、3、4に係る本発明による田植機において、検出体が、エンジン回転の有無を検出する回転センサと、オルタネータの発電の有無を検出する発電センサと、バッテリーへの充電の有無を検出する充電センサとのうちから選択されたものである点にある。 【0025】〔作用〕回転センサや発電センサ、充電センサは、直接的、或いは、間接的にエンジンの回転の有無を検出するから、エンジン回転の有無、つまり、作業の有無の検出を容易に実用化することができる。 【0026】〔効果〕従って、発明の実施を容易化できるようになった。 【0027】 【発明の実施の形態】 【0028】〔第1実施形態〕田植機は、図1に示すように、乗用型の自走本機1の後部に苗植付装置2を4連リンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前記苗植付装置2を上昇させるとともに排油に伴い苗植付装置2を自重で下降させる油圧シリンダ利用のリフトシリンダ4を設け、植え付けと並行して施肥する施肥装置5を設けて構成されている。 【0029】前記自走本機1は、前部にエンジン6を搭載し、後部に運転座席7を搭載していて、左右一対の操向用の駆動前輪8と左右一対の駆動後輪9とを備えている。 【0030】前記施肥装置5は、自走本機1に搭載した肥料ホッパー10と、これから肥料を繰り出す繰出し装置11と、前記苗植付装置2に装着されて走行に伴い田面に施肥溝を形成しつつ送られてくる肥料をその施肥溝に投入する作溝器12と、繰り出された肥料を前記作溝器12にホース13を介して圧送するブロア14とを設けて構成されている。前記ブロア14は、電動モータ15で駆動されるものである。 【0031】そして、この田植機では、作業の有無に基づいて前記電動モータ15を自動的に発停するように構成されている。具体的には、図2、図3に示すように、エンジン回転の有無をもって作業の有無を検出する検出体16を設け、この検出体16の有無検出をモータ制御器17に電送する電送系18を設けてあって、前記検出体16は複数で、電送系18も複数である。そして、前記モータ制御器17は、少なくとも一つの電送系18が作業有電送状態にあるときには前記電動モータ15を作動させるとともに全電送系18が作業無電送状態にあるときには前記電動モータ15を停止させるものである。 【0032】前記検出体16としては、エンジン回転の有無を直接的に検出する回転センサ16a、エンジン6により駆動されるオルタネータ19の発電の有無をもってエンジン回転の有無を間接的に検出する発電センサ16b、発電電気のバッテリー20への充電の有無、つまり、充電回路21の作動の有無をもってエンジン回転の有無を間接的に検出する充電センサ16cを挙げることができる。 【0033】そして、この第1実施形態では、検出体16として、回転センサ16aと発電センサ16bとを選択してある。 【0034】〔第2実施形態〕上記第1実施形態において、図4に示すように、検出体16として、発電センサ16bと充電センサ16cとを選択したものである。 【0035】〔第3実施形態〕上記第1実施形態において、図5に示すように、検出体16として、回転センサ16aと充電センサ16cとを選択したものである。 【0036】〔第4実施形態〕上記第1実施形態において、図6に示すように、検出体16として、回転センサ16aと発電センサ16bと充電センサ16cとを選択したものである。この場合、電送系18は3つとなる。 【0037】〔第5実施形態〕上記第1実施形態では電送系18のそれぞれに対して検出体16を設けたが、この第5実施形態では、図7に示すように、複数の電送系18に対して一つの検出体16を設けてある。そして、検出体16として、回転センサ16aを選択してある。 【0038】〔第6実施形態〕上記第5実施形態において、図8に示すように、検出体16として、発電センサ16bを選択したものである。 【0039】〔第7実施形態〕上記第5実施形態において、図9に示すように、検出体16として、充電センサ16cを選択したものである。 【0040】〔第8実施形態〕上記第1実施形態において、図10に示すように、回転センサ16aに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0041】〔第9実施形態〕上記第1実施形態において、図11に示すように、発電センサ16bに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0042】〔第10実施形態〕上記第2実施形態において、図12に示すように、発電センサ16bに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0043】〔第11実施形態〕上記第2実施形態において、図13に示すように、充電センサ16cに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0044】〔第12実施形態〕上記第3実施形態において、図14に示すように、回転センサ16aに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0045】〔第13実施形態〕上記第3実施形態において、図15に示すように、充電センサ16cに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0046】〔第14実施形態〕上記第4実施形態において、図16に示すように、回転センサ16aに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0047】〔第15実施形態〕上記第4実施形態において、図17に示すように、発電センサ16bに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0048】〔第16実施形態〕上記第4実施形態において、図18に示すように、充電センサ16cに対して複数の電送系18を設けたものである。 【0049】〔第17実施形態〕上記第4実施形態において、図19に示すように、回転センサ16aと発電センサ16bとに対してそれぞれ複数の電送系18を設けたものである。 【0050】〔第18実施形態〕上記第4実施形態において、図20に示すように、回転センサ16aと充電センサ16cとに対してそれぞれ複数の電送系18を設けたものである。 【0051】〔第19実施形態〕上記第4実施形態において、図21に示すように、発電センサ16bと充電センサ16cとに対してそれぞれ複数の電送系18を設けたものである。 【0052】〔第20実施形態〕上記第4実施形態において、図22に示すように、回転センサ16aと発電センサ16bと充電センサ16cとに対してそれぞれ複数の電送系18を設けたものである。 【0053】〔別実施形態〕上記実施の形態において、電送系18を複数設ける場合、3つ以上であっても良く、また、全ての検出体16に同数の電送系18を設けなくても良い。 【0054】上記実施の形態では、エンジン回転の有無をもって作業の有無を検出するようにしたが、例えば、苗植付装置2の作動の有無や施肥装置5の作動の有無をもって作業の有無を検出するようにしても良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年12月14日(2000.12.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−176813(P2002−176813A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月25日(2002.6.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−379984(P2000−379984) |
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