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【発明の名称】 トラクタ等のロータリ作業装置
【発明者】 【氏名】高橋 恒

【要約】 【課題】ロータリ耕耘装置のロータリカバーを形成する天井カバー下側面に付着した泥の除去を簡単に行えるようにしようとするものである。

【解決手段】ロータリ耕耘装置のロータリカバー13を形成する天井カバー14下側面には、上板16aに泥の付着の少ない樹脂材等よりなる下板16bを貼付して一体に形成した泥付着防止板16を着脱自在に設けた構成である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラクタ1の後部に装着するロータリ耕耘装置2のロータリカバー13を形成する天井カバー14下側面には、樹脂材等でなる上板16aと、該上板16aの下側面に泥の付着が少ない樹脂材等でなる下板16bを貼付して一体に形成した泥付着防止板16を着脱自在に設けたことを特徴とするトラクタ等のロータリ作業装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタの後部に装着したロータリ耕耘装置のロータリカバーの天井カバー下側面には、泥の付着が少ない樹脂剤等よりなる泥付着防止板を着脱自在に設けた技術であり、トラクタ等のロータリ作業装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】トラクタの後部に装着したロータリ耕耘装置で、圃場の耕耘作業を行なうときは、このロータリ耕耘装置を所定高さ位置に設定して、圃場を走行させて耕耘する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロータリ耕耘装置で耕耘作業のときに、このロータリ耕耘装置のロータリカバーの天井カバーに特に泥が多量付着することが発生して、この付着した泥の除去に、手間と長時間を要したり、又、天井カバーに泥の付着がしにくい樹脂材等よりなる泥付着防止板を貼付した構成であると、この泥付着防止板が破損することがあり、破損すると貼り換えて行うが、この貼り換えが困難であったり、又、貼り換えに長時間を要することがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、トラクタ1の後部に装着するロータリ耕耘装置2のロータリカバー13を形成する天井カバー14下側面には、樹脂材等でなる上板16aと、該上板16aの下側面に泥の付着が少ない樹脂材等でなる下板16bを貼付して一体に形成した泥付着防止板16を着脱自在に設けたことを特徴とするトラクタ等のロータリ作業装置としたものである。
【0005】
【発明の作用】トラクタの後部に装着したロータリ耕耘装置2のロータリカバー13を形成する天井カバー14の下側面には、樹脂材等でなる上板16aの下側面に、泥の付着が少ない樹脂材等でなる下板16bを貼付して一体に形成した泥付着防止板16をボルト、及びナット等により装着して設けた。このロータリ耕耘装置2を所定高さ位置へ設定して、圃場を走行させて耕耘する。
【0006】この耕耘作業中に、前記泥付着防止板16の下板16bが破損すると、この泥付着防止板16を装着したボルト、及びナット等を取り外して、ロータリカバー13の天井カバー14からこの泥付着防止板16を取り外して、上板16aに貼付して破損した下板16bを取り外し、新しい下板16bを再度上板16aへ貼付し、貼付が終了すると、これら上板16a、及び下板16bで一体になった泥付着防止板16を、再度ボルト、及びナットでロータリカバー13の天井カバー14の下側面へ装着して、耕耘作業を行う。
【0007】
【発明の効果】ロータリ耕耘装置2のロータリカバー13の天井カバー14の下側面に装着した泥付着防止板16の上板16aの下側面に貼付した下板16bが破損すると、この泥付着防止板16をロータリカバー13の天井板カバー14から取り外して、下板16bを上板16aに貼付することができ、これによって、貼付が容易で簡単であり、又、貼り換えに長時間を要することがなくなった。更に下板16bには、泥の付着のしにくい材料を使用したことにより、泥の付着を大幅に減少させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。トラクタ1の後部には、耕耘作業、及び代掻作業等を行うロータリ耕耘装置2を装着して設け、このロータリ耕耘装置2のロータリカバー13を形成する天井板14を下側面には、泥付着防止板16を着脱自在に設けた構成であり、この泥付着防止板16を主に図示して説明する。
【0009】前記トラクタ1の後部には、図2、図3、及び図6で示す如くリンク機構2aを介して、ロータリ耕耘装置2を装着して設けた構成である。このロータリ耕耘装置2は、右側に支持ケース3を設け、左側に伝動機構4aを内装したギヤーケース4を設け、中央部に入力伝動機構5aを内装した入力ギヤーケース5を設けた構成である。これら支持ケース3と、ギヤーケース4とは、入力ギヤーケース5と、左・右両側の駆動パイプ6,6とで接続した構成である。左側の駆動パイプ6内には、伝動機構6aを内装した構成である。
【0010】前記支持ケース3と、ギヤーケース4と、各駆動パイプ6,6と、入力ギヤーケース5とにより、ロータリ機枠7を門形状に形成した構成である。前記トラクタ1の走行車台8の左右両側で前後両側には、一対の前輪9と、一対の後輪10とを軸支して設けた構成である。
【0011】前記ロータリ耕耘装置2の支持ケース3と、ギヤーケース4との間の下部には、耕耘パイプ11を回転自在に軸支して設けた構成である。この耕耘パイプ11の外周部には、所定間隔で螺旋状、又は、直線状に多数個の断面形状が箱形状の爪ホルダ12を固着して設けた構成であり、この爪ホルダ12には、耕耘爪12aをボルト、及びナット等によって装着した構成である。
【0012】前記ロータリ耕耘装置2の耕耘爪12aの回転外周、及び左右両側には、この回転外周と、左右両側とを覆う状態に、ロータリカバー13を設け、このロータリカバー13は天井カバー14と、左・右側カバー15a,15bとよりなる構成であり、耕耘した泥の飛散を防止する構成である。
【0013】前記ロータリ耕耘装置2のロータリカバー13の天井カバー14下側面には、図1で示す如く例えば、樹脂材の板状材等よりなる上板16aと、この上板16aの下側面へ貼付する。例えば、泥の付着が少ない高分子樹脂材の発砲スポンジ材等よりなり、片側面には、接着剤を有する下板16bを貼付して一体に成形した泥付着防止板16をボルト、及びナット等で着脱自在に装着した構成である。この泥付着防止板16の下板16bには、耕耘時の泥の付着が減少させた構成である。
【0014】前記泥付着防止板16の下板16bが摩耗等によって破損して、交換するときは、ロータリカバー13の天井カバー14にボルト、及びナットで装着したこのボルト、及びナットを取り外して、泥付着防止板16を天井カバー14から取り外した後に、破損した下板16bをはぎ取り、新しい下板16bを上板16aの下側面に貼付して、一体に形成した新しい泥付着防止板16をボルト、及びナットによって、天井カバー14の下側面へ再装着する構成である。
【0015】これにより、前記泥付着防止板16の上板16aの下側面に貼付した下板16bが破損すると、この泥付着防止板16をロータリカバー13の天井板14から取り外して、下板16bを上板16aに貼付することができ、これによって、貼り換えが容易で簡単にできる。又、貼り換えに長時間を要することがなくなり、更に下板16bには、泥の付着のしにくい材質を使用していることにより、泥の付着を大幅に減少させることができる。
【0016】前記耕耘パイプ11の左右両端部の爪ホルダ12には、図4、及び図5で示す如く中央部に挿入孔17aを設けた取付板17を固着して設け、この各取付板17の挿入孔17aには、支持具18を装着して設け、この支持具18はU字形状で中央部に挿入孔18aを設けた支持板18bと、この支持板18bに固着した補助ロット18cとよりなる構成であり、この補助ロット18cを各取付板17の挿入孔17aへ挿入して、各ナットで装着している。
【0017】前記耕耘パイプ11に草の巻き付きを防止するために、草を切断して、草巻きを防止する巻き付き防止用の巻付き防止ロット19は、図4、及び図5で示す如く左右両端部に、円状のリンク部19aを形成して、このリンク部19aを支持具18の支持板18bへ挿入して、支持ボルト20とナットとによって支持して耕耘パイプ11へ装着状態とし、巻付き防止ロット19で草等を切断して、この耕耘パイプ11へ草の巻き付きを防止した構成である。
【0018】これにより、前記耕耘パイプ11に草の巻き付きを防止できると共に、巻付き防止ロット19を略直線状に張設したことにより、この巻付き防止板ロット19の折れ曲りによる破損を防止することができる。前記耕耘パイプ11の左右両端部の爪ホルダ12と、中央部近傍の該爪ホルダ12との先端部には、図7〜図9で示す如く各カラー21を固着して設けた構成であり、これら各カラー21には、一方側の端部に頭部22aを設け、他方側の端部には、螺旋ネジ22bを設けた巻付き防止ロット22を挿入し、螺旋ネジ22b部へ各ナットを挿入して耕耘パイプ11に装着状態とし、巻付き防止ロット22で草等を切断して、この耕耘パイプ11へ草の巻付きを防止した構成である。
【0019】これにより、前記耕耘パイプ11に草の巻き付きが防止できると共に、巻付き防止ロット22の左右方向略中央部をカラー21で受けることにより、この巻付き防止ロット22の振れを防止することができ、振れによる異音の発生を防止することができる。
【0020】前記トラクタ1の後部には、伝動機構23aを内装した走行ギヤーケース23を設け、この伝動機構23aから後方へ突出する出力軸23bを回転自在に軸支した構成である。入力ギヤーケース5の伝動機構5aには、前方へ突出する入力軸5bを回転自在に軸支して設け、この入力軸5bと、走行ギヤーケース23の出力軸23bとは、ユニバーサルジョイント杆24によって、接続させた構成である。
【0021】前記トラクタ1の回転動力は、走行ギヤーケース23の出力軸23bから、ユニバーサルジョイント杆24を経て入力ギヤーケース5の入力軸5bへ入力されて、この入力ギヤーケース5の伝動機構5aが回転駆動され、この伝動機構5aにより、ギヤーケース4の伝動機構4aが回転駆動されて、ロータリ耕耘装置2の耕耘パイプ11が回転駆動され、各耕耘爪12aが回転されて、この各耕耘爪12aで圃場が耕耘される構成である。
【0022】前記トラクタ1の走行車台8の前部上側には、エンジン25を載置すると共に、このエンジン25はエンジンカバー25aで覆った状態である。又、このエンジン25の後側には、ハンドル26を設け、このハンドル26の後方部には、操縦席27を設けている。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成13年3月30日(2001.3.30)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−291301(P2002−291301A)
【公開日】 平成14年10月8日(2002.10.8)
【出願番号】 特願2001−100916(P2001−100916)