| 【発明の名称】 |
コンバインの刈取方向制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松澤 宏樹
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| 【要約】 |
【課題】立毛穀稈を粗植に植付けた圃場において、非接触状態になり刈取り方向の修正の遅れ発生を防止する。
【解決手段】右株元検出装置6は常に一定範囲内の検出値を検出すべく方向制御信号の出力を行うと共に、この右株元検出装置6の右アクチュエータ6aの接触量を制御装置で検出する構成である。この右アクチュエータ6aが所定範囲以上穀稈へ接触状態であるときに、左アクチュエータ5aが穀稈を検出しているときは、刈取り方向修正信号の出力は行わない構成である。又、右株元検出装置6は一定距離穀稈を検出しているときに、左株元検出装置5も穀稈を検出しているときには、右株元検出装置6の検出感度を鈍感に変更し、更に一回の刈取り方向修正信号の出力時間を短時間を出力し、左株元検出装置5が穀稈を検出していないときは、検出感度を敏感に変更し、更に一回の刈取り方向修正信号の出力時間を長時間を出力する構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀稈を刈取りする刈取機3の前端部には、立毛穀稈を分離する分草体4と、該分草体4には、植付条方向に刈取り作業中に進行方向に対して右側の立毛穀稈を検出する回動自在な右アクチュエータ6aを有する右株元検出装置6と、左側の立毛穀稈を検出する回動自在な左アクチュエータ5aを有する左株元検出装置5等を設けたコンバインにおいて、右株元検出装置6は常に一定範囲内の検出値を検出すべく刈取り方向制御の出力を行うと共に、該右株元検出装置6はアナログ方式として立毛穀稈へ接触時は右アクチュエータ6aの接触量を検出する制御装置19を設けたことを特徴とするコンバインの刈取方向制御装置。 【請求項2】 前記右株元検出装置6の右アクチュエータ6aが所定範囲以上立毛穀稈へ接触状態にあると検出しているときに、左側の立毛穀稈を検出する左株元検出装置5の左アクチュエータ5aが立毛穀稈を検出しているときには、刈取り方向修正信号の出力を行わない制御装置19を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取方向制御装置。 【請求項3】 前記右株元検出装置6は一定距離立毛穀稈を検出しているときに、左株元検出装置5も立毛穀稈を検出しているときには、右株元検出装置6の検出感度を所定の鈍感値に変更制御し、又、左株元検出装置5が立毛穀稈を検出していないときには、所定の敏感値に変更制御する制御装置19を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの刈取方向制御装置。 【請求項4】 前記右株元検出装置6は一定距離立毛穀稈を検出しているときに、左株元検出装置5も立毛穀稈を検出しているときには、一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の短時間を出力制御し、又、左株元検出装置5が立毛穀稈を検出していないときには、一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の長時間を出力制御する制御装置19を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載のコンバインの刈取方向制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、刈取機の前端部に立毛穀稈を分離する分草体を設け、この分草体に設けた、左・右株元検出装置が検出する立毛穀稈の検出結果、及び検出位置等により、刈取り方向の制御を行う技術であり、コンバインの刈取方向制御装置として利用できる。 【0002】 【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの走行車台の前部に設けた刈取機の前端部に設けた分草体で立毛穀稈が分離され、この分離された穀稈は引起しされて刈取りされ、この刈取り穀稈はこの刈取機で後方上部へ移送され、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留される。 【0003】この刈取りのときは、前記分草体は左右両側の立毛穀稈間を進行して穀稈を分離するが、この進行のときに、この分草体の左右両側に設けた左・右株元検出装置の回動自在な左・右アクチュエータが立毛穀稈に接触して進行し、この左・右アクチュエータの回動により、いずれか側へ片寄って進行しているかが検出され、いずれか一方側が著しく接触状態(片方のみが接触状態)であると検出されると、この検出により、両側の左・右アクチュエータが均等な接触状態になるように、反対方向側へ刈取り方向を変更すべく信号が出力され、刈取り方向が変更されて、穀稈をこの分草体で分離しながら走行する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記左・右株元検出装置の回動する左・右アクチュエータのいずれか一方が著しく接触状態(片方のみが接触状態)であると検出されると、この検出により、この左・右アクチュエータが均等な接触状態になるように、反対方向側へ刈取り方向を変更すべく出力されることにより、粗植に植付した圃場においては、株間が広くなることから、この左・右アクチュエータのいずれか一方側が、非接触状態になることが多く、条方向の変化がかなり進んだ位置で始めていずれか一方側のアクチュエータの接触検出が行われることとなり、刈取り方向修正信号の遅れが発生することがあったり、又、不用な変更制御信号の出力が発信されることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、穀稈を刈取りする刈取機3の前端部には、立毛穀稈を分離する分草体4と、該分草体4には、植付条方向に刈取り作業中に進行方向に対して右側の立毛穀稈を検出する回動自在な右アクチュエータ6aを有する右株元検出装置6と、左側の立毛穀稈を検出する回動自在な左アクチュエータ5aを有する左株元検出装置5等を設けたコンバインにおいて、右株元検出装置6は常に一定範囲内の検出値を検出すべく刈取り方向制御の出力を行うと共に、該右株元検出装置6はアナログ方式として立毛穀稈へ接触時は右アクチュエータ6aの接触量を検出する制御装置19を設けたことを特徴とするコンバインの刈取方向制御装置としたものである。 【0006】請求項2に記載の発明においては、前記右株元検出装置6の右アクチュエータ6aが所定範囲以上立毛穀稈へ接触状態にあると検出しているときに、左側の立毛穀稈を検出する左株元検出装置5の左アクチュエータ5aが立毛穀稈を検出しているときには、刈取り方向修正信号の出力を行わない制御装置19を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取方向制御装置としたものである。 【0007】請求項3に記載の発明においては、前記右株元検出装置6は一定距離立毛穀稈を検出しているときに、左株元検出装置5も立毛穀稈を検出しているときには、右株元検出装置6の検出感度を所定の鈍感値に変更制御し、又、左株元検出装置5が立毛穀稈を検出していないときには、所定の敏感値に変更制御する制御装置19を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの刈取方向制御装置としたものである。 【0008】請求項4に記載の発明においては、前記右株元検出装置6は一定距離立毛穀稈を検出しているときに、左株元検出装置5も立毛穀稈を検出しているときには、一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の短時間を出力制御し、又、左株元検出装置5が立毛穀稈を検出していないときには、一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の長時間を出力制御する制御装置19を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載のコンバインの刈取方向制御装置としたものである。 【0009】 【発明の作用】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの走行車台の前部に設けた刈取機3の前部に設けた分草体4で立毛穀稈が分離され、この分離された穀稈は引起しされて刈取りされ、この刈取り穀稈はこの刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留される。 【0010】請求項1に記載の発明において、穀稈を刈取りのときに、前記各分草体4は左右両側の立毛穀稈間を走行(進行)して穀稈を分離するが、この走行のときに、この分草体4の左右両側に設けたアナログ方式の左・右株元検出装置5、6に回動自在に設けた左・右アクチュエータ5a,6bが立毛穀粒の株元へ接触して回動することにより、この回動に基づいて制御装置19で回動量値が検出され、株元を検出したとする構成であるが、右株元検出装置6には、常に一定範囲内の検出値を検出すべく制御装置19から刈取り方向制御信号が出力され、この右アクチュエータ6aが立毛穀稈へ接触時は、アナログでこの右アクチュエータ6aの接触量は制御装置19で検出され、この検出接触量値に基づいて刈取り方向がこの制御装置19で制御され、穀稈をこの分草体4で分離しながら走行する。 【0011】請求項2に記載の発明においては、穀稈を刈取りのときに、右側の立毛穀稈の株元を検出する前記右株元検出装置6の右アクチュエータ6aが、所定範囲以上立毛穀稈へ接触状態であると制御装置19で検出しているときに、左側の立毛穀稈の株元を検出する左株元検出装置5の左アクチュエータ5aが立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出しているときには、この制御装置19では、刈取り方向を修正する信号の出力は行わずに、現状のままで分草体4の刈取り方向は制御されずに、この分草体4で穀稈を分離しながら走行する。 【0012】請求項3に記載の発明においては、穀稈を刈取りのときに、右側の立毛穀稈の株元を検出する右株元検出装置6は、一定距離立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出されているときに、左側の立毛穀稈の株元を検出する左株元検出装置5も、左側の立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出されているときには、この右株元検出装置6の検出感度を所定の鈍感値(出力開始するこの右株元検出装置6のセンサ値を鈍感なら大)に制御装置19で制御され、刈取り方向が制御される。又、左株元検出装置5が左側の立毛穀稈を検出していないときには、所定の敏感値(出力開始するこの左株元検出装置5のセンサ値を敏感なら小)にこの制御装置19で制御され、刈取り方向が制御され、穀稈を分草体4で分離しながら走行する。 【0013】請求項4に記載の発明においては、穀稈を刈取りのときに、右側の立毛穀稈の株元を検出する右株元検出装置6は、一定距離立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出されているときに、左側の立毛穀稈の株元を検出する左株元検出装置5も、左側の立毛穀稈を検出していると、制御装置19で検出されているときには、刈取り方向を変更制御する一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の短時間が制御装置19から出力され、この制御装置19で刈取り方向が制御される。又、左株元検出装置5が左側の立毛穀稈を検出していないときには、刈取り方向を変更制御する一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の長時間が制御装置19から出力され、この制御装置19で刈取り方向が制御され、穀稈を分草体4で分離しながら走行する。 【0014】 【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、左・右株元検出装置5、6の左・右アクチュエータ5a,6aのいずれか一方側を常に立毛穀稈に接触状態で走行させることで、粗植に植付けした圃場であると、株間が広くなることによる。例えば、右アクチュエータ6aの非接触を避ける効果があり、これにより、検出の遅れを防止することができる。又、比較的小さな出力で刈取り方向修正が可能となる。更に粗植に植付けした圃場であっても、スムーズな制御が可能になる。 【0015】請求項2に記載の発明においては、不用な刈取り方向修正信号の出力を牽制して、ハンチングの防止、及び刈取り中の条はずれが防止できる。請求項3に記載の発明においては、不用な刈取り方向修正信号の出力を牽制して、ハンチングの防止、及び刈取り中の条はずれが防止できる。 【0016】請求項4に記載の発明においては、不用な刈取り方向修正信号の出力を牽制して、ハンチングの防止、及び刈取り中の条はずれが防止できる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前部には、刈取機3を設け、この刈取機3の前端部に設けた各分草体4の左右両側には、立毛穀稈の株元部を検出して、刈取り方向を検出する左・右株元検出装置5、6を設け、これら左・右株元検出装置5、6の制御方法を主に図示して説明する。 【0018】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図1、図2、及び図6〜8で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ7aを張設した走行装置7を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機8を載置した構成である。走行車台2の前側の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈はこの刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機8のフィードチエン9aと挟持杆9bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀機8内で脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機8の右横側に配設した穀粒貯留タンク8内に一時貯留される。 【0019】前記走行車台2の前側には、図1、図2、及び図8で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド10、及び各分草体4と、立毛穀稈を引起す引起装置11aと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置12の掻込移送ベルト13aと、掻込スターホイル13b等よりなる掻込装置13と、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置11bと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機8のフィードチエン9aと挟持杆9bとへ受け渡しする穀稈掻込移送装置12根元・穂先移送装置14a,14bと、扱深調節移送装置14cと供給移送装置14d等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して昇降自在に移動する構成である。 【0020】前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆16bを設け、この支持パイプ杆16bを走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ15の作動により、刈取機3は支持パイプ杆16bを回動中心として、上下に回動する構成である。 【0021】前記刈取機3は、実施例では4条刈取りのこの刈取機3を説明する。前記刈取機3の前部には、図1、及び図2で示す如く5個の分草体4を所定間隔に設けた構成である。この分草体4は前方へ突出する分草杆4aの前端部には、立毛穀稈を分離する分草カバー4bを設けた構成である。この各分草体4は左右両側に植付された立毛穀稈間の略中央部を走行(進行)しながら、左右両側の立毛穀稈を分離する構成である。 【0022】前記左株元検出装置5、及び右株元検出装置6は、アナログ方式として、図1、及び図2で示す如く左側の外側から2番目の分草体4の分草杆4aの上側面に設けた構成である。これら左・右株元検出装置5、6は左右両側に後方へ傾斜させて、回動ケース17に左・右アクチュエータ5a,6bを回動自在に設けた構成である。この左・右アクチュエータ5a,6bは左右両側の立毛穀稈に接触すると、押されて回動する構成であり、この回動により、回動ケース17内に設けたON−OFF方式の左・右スイッチ17a,17bがONする構成であり、これら左・右スイッチ17a,17bのNO−OFFは、操作装置18aに内装して設けた制御装置19へ入力される構成である。 【0023】前記左・右アクチュエータ5a,6aの回動により、左・右スイッチ17a,17bがON−OFFされ、このON−OFF、及びON時間等は、図7で示す如く制御装置19の入力回路19aを経てCPU19bへ入力される構成である。これらの入力により、このCPU19bから出力回路19cを経て、刈取り方向(走行方向)の修正信号が出力されて、後逑する走行用のミッションケース20へ内装した伝動機構20aの左右両側へ突出させて設けた走行車軸20bが入切操作され、刈取り方向(走行方向)が変更制御される構成である。この刈取り方向の制御については後逑する。17cは各分草ガイドである。 【0024】前記穀粒貯留タンク8aの前方には、図8で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置18と、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席18bとは、操作室ケース21aで形成した操作室21a内へ設け、この操縦席18bの下側で、走行車台2の上側には、エンジン22を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク8aを配設する。これら走行装置7と、刈取機3と、脱穀機8と、エンジン22等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。 【0025】前記刈取機3の穀稈掻込移送装置12の移送終端部の供給移送装置14dによって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機8へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ後26aを設けた構成である。 【0026】前記走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース20内の伝動機構20aの伝動経路中には、その出力回転に基づいて走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ20cを設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8a内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク8aの後側には、縦移送螺旋23aを内装した排出支持筒23を略垂直姿勢で回動自在に装着して設け、この排出支持筒23の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋24aを伸縮自在に内装した排出オーガ24を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に横方向へ配設した構成である。 【0027】請求項1に記載の発明において、穀稈を刈取りのときに、前記各分草体4は左右両側の立毛穀稈間を走行(進行)して穀稈を分離するが、この走行のときに、この分草体4の左右両側に設けたアナログ方式の左・右株元検出装置5、6の回動自在に設けた左・右アクチュエータ5a,6aが立毛穀稈の株元へ接触して回動することにより、この回動に基づいて制御装置19で回動量が検出され、株元を検出したとする構成であるが、右株元検出装置6には、常に一定範囲内の検出値を検出すべく、制御装置19から刈取り方向制御の信号が出力され、この右アクチュエータ6aが立毛穀稈へ接触時は、アナログでこの右アクチュエータ6aの接触量は制御装置19で検出され、この検出接触量に基づいて刈取り方向がこの制御装置19で制御され、穀稈を分草体4で分離しながら走行する構成である。 【0028】この作用について、図3で示すフローチャートに沿って説明すると、収穫作業が開始され(S−101)、操作装置18aに設けた方向スイッチ25が「入」か検出され(S−102)、YESと判定されると走行車速が0.1m/s以上か検出され(S−103)、YESと判定されると脱穀機8は「ON」か検出され(S−104)、YESと判定されると刈取機3の移送始端部側に設けた穀稈センサ前26がONか検出され(S−105)、YESと判定されると右株元検出装置6は、中立値+α(左株元検出装置5の出力開始値)以上であるか検出され(S−106)、YESと判定されると左株元検出装置5は一定値以上であるか検出され(S−107)、NOと判定されると左方向への出力セットされ(S−108)、(S−106)でNOと判定されると右株元検出装置6は中立値+β(右株元検出装置6の接触限界値)以下か検出され(S−109)、YESと判定されると右方向への出力セットされ(S−110)、(S−102)、(S−103)、(S−104)、(S−105)、(S−109)でONと判定され、又、(S―107)でYESと判定されると共に、(S−108)、及び(S−110)はリターンされる(S−111)。 【0029】これにより、前記株元検出装置5、6の左・右アクチュエータ5a,6aのいずれか一方側を常に立毛穀稈に接触状態で走行(進行)させることで、粗植に植付けした圃場であると、株間が広くなることによる。例えば、右アクチュエータ6aの非接触を避ける効果があり、これにより、検出の遅れを防止することができる。又、比較的小さな出力で刈取り方向の修正が可能となる。更に粗植に植付けした圃場であっても、スムーズな制御が可能となり、同じ構成でこの制御を行うことができ、コスト低減になる。 【0030】請求項2に記載の発明において、穀稈を刈取りのときに、右側の立毛穀稈の株元を検出する前記右株元検出装置6の右アクチュエータ6aが、所定範囲以上立毛穀稈へ接触状態であると制御装置19で検出しているときに、左側の立毛穀稈を検出する左株元検出装置5の左アクチュエータ5aが立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出しているときには、この制御装置19では、刈取り方向を修正する信号の出力は行わずに、現状のままで分草体4の刈取り方向は制御せずに、この分草体4で穀稈を分離しながら走行する構成である。 【0031】これにより、不用な刈取り方向修正信号の出力を牽制して、ハンチングの防止、及び刈取中の条はずれが防止できる。請求項3に記載の発明において、穀稈を刈取りのときに、右側の立毛穀稈の株元を検出する右株元検出装置6は、一定距離立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出されているときに、左側の立毛穀稈の株元を検出する左株元検出装置5も、左側の立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出されているときには、この右株元検出装置6の検出感度を所定の鈍感値(出力開始するこの右株元検出装置6のセンサ値を鈍感なら大)に制御装置19で制御され、刈取り方向が制御される。又、左株元検出装置5が左側の立毛穀稈を検出していないときには、所定の敏感値(出力開始する左検出装置5のセンサ値を敏感なら小)に制御装置19で制御され、刈取り方向が制御され、穀稈を分草体4で分離しながら走行する構成である。 【0032】この作用について、図4で示すフローチャートに沿って説明すると、収穫作用が開始され(S−201)、右株元検出装置6の検出距離がカウントされ(S−202)、操作装置18aに設けた方向スイッチ25が「入」か検出され(S−203)、YESと判定されると走行車速は0.1m/s以上か検出され(S−204)、YESと判定されると脱穀機8は「ON」か検出され(S−205)、YESと判定されると刈取機3の移送始端部に設けた穀稈センサ前26が「ON」か検出され(S−206)、YESと判定されると右株元検出装置6は中立値+α(左株元検出装置5の左出力開始値)以上であるか検出され(S−207)、NOと判定されると左出力開始位置値α=α−γ(センサ感度補正値)がセットされ(S−208)、(S−207)でYESと判定されると左株元検出装置5は一定値以上か検出され(S−209)、NOと判定されると(S−208)へ進み、YESと判定されると右株元検出装置6の検出距離がアップされ(S−210)、YESと判定されると左出力開始位置α=α+γ(センサ感度補正値)がセットされ(S−211)、(S−208)と(S−211)は右株元検出装置6の検出距離がセットされ(S−212)、(S−203)、(S−204)、(S−205)、(S−206)、及び(S−210)でONと判定されるとリターンされる(S−213)。 【0033】これにより、不用な刈取り方向修正信号の出力を牽制して、ハンチングの防止、及び刈取り中の条はずれを防止できる。請求項4に記載の発明において、穀稈を刈取りのときは、右側の立毛穀稈の株元を検出する右株元検出装置6は、一定距離立毛穀稈を検出していると制御装置19で検出されているときに、左側の立毛穀稈の株元を検出する左株元検出装置5も、左側の立毛穀稈を検出していると、制御装置19で検出されているときには、刈取り方向を変更制御する一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の短時間を制御装置19から出力され、この制御装置19で刈取り方向が制御される。又、左株元検出装置5が左側の立毛穀稈を検出していないときには、刈取り方向を変更制御する一回の刈取り方向修正信号の出力時間を所定の長時間を制御装置19から出力され、この制御装置19で刈取り方向が制御され、穀稈を分草体4で分離しながら走行する構成である。 【0034】この作用について、図5で示すフローチャートに沿って説明すると、収穫作業が開始され(S−301)、右株元検出距離がカウントされ(S−302)、操作装置18aに設けた方向スイッチ25が「入」か検出され(S−303)、YESと判定されると走行車速は0.1m/s以上か検出され(304)、YESと判定されると脱穀機8は「ON」か検出され(S−305)、YESと判定されると刈取機3の移送始端部に設けた穀稈センサ前26が「ON」か検出され(S−306)、YESと判定されると右株元検出装置6は中立値+β(右株元検出装置6の接触限界値)以上であるか検出され(S−307)、YESと判定されると左株元検出装置5は一定値以上か検出され(S−308)、(S−307)でNOと判定、及び(S−308)でNOと判定されると左出力時間(T1)=ε(出力弱)がセットされ(S−309)、(S−308)でYESと判定されると右株元検出装置6の検出距離アップか検出され(S−310)、YESと判定されると左出力時間(T1)=θ(出力強)がセットされ(S−311)、右株元検出装置6の検出距離セットされ(S−312)、(S−310)でNOと判定されると右出力時間は一定値がセットされ(S−313)、右株元検出装置6は中立値+α(左株元検出装置5の出力開始位置値)以上か検出され(S−314)、YESと判定されると左出力(T1)時間がセットされ(S−315)、(S−314)でNOと判定されると右株元検出装置6は中立値+β(右株元検出装置6の接触限界値)以下か検出され(S−316)、YESと判定されると右出力時間(T2)は一定時間がセットされ(S−317)、(S−303)、(S−304)、(S−305)、(S−306)でNOと判定されると共に、(S−315)、及び(S−317)はリターンされる(S−318)。 【0035】これにより、不用な刈取り方向修正信号の出力を牽制して、ハンチングの防止、及び刈取中の条はずれを防止できる。前記操作装置18aは、図6で示す如く主部品のみを表記する25は、コンバイン1の刈取り方向(走行方)を自動制御にする方向スイッチであり、27は脱穀機8を始動、及び停止操作する刈脱ワンレバーであり、27aは刈取機3を始動、及び停止操作する刈取スイッチであり、これら刈脱ワンレバー27と刈取スイッチ27aとを同時に操作して、これら刈取機3と脱穀機8とを同時に始動、及び停止できる構成である。29aは主変速レバーであり、29bは副変速レバーであり、30はスロットルレバーである。又、28は枕刈取りした穀稈を手動で脱穀機8へ供給して枕扱ぎ脱穀するときに、この脱穀機8を始動、及び停止操作する手扱スイッチである。30aはホーンである。 【0036】前記刈取機3には、図8で示す如く移送中の穀稈の有無を検出する移送始端部に穀稈センサ前26と、移送終端部に穀稈センサ後26aを設けた構成である。前記コンバイン1の刈脱ワンレバー27の「入」操作と、刈取スイッチ27aの「ON」操作とを行ない、刈取機3と脱穀機8とを始動操作して作動中で、穀稈センサ前26と穀稈センサ後26aとのいずれか一方が「ON」状態で移送中の穀稈を検出中であると制御装置19へ入力されているときに、手扱スイッチ28を「ON」操作しても、この「ON」操作はこの制御装置19へ入力されない構成である。 【0037】これにより、前記刈脱ワンレバー27、及び刈取スイッチ27aの誤操作、又は誤作動による、脱穀機8の誤動作を防止することができる。前記手扱スイッチ28が「OFF」から「ON」へ操作時は、一定時間、例えば、1〜3秒間程度以上「ON」状態が継続したことを確認して、刈脱ワンレバー27の刈脱クラッチポジションの脱穀位置への位置付け制御を開始することを特徴とする構成である。 【0038】これにより、前記手扱スイッチ28の誤操作、又は誤作動による、脱穀機8の誤作動を防止することができる。前記手扱スイッチ28が「OFF」から「ON」へ操作時は、一定時間ホーン30aへ制御装置19から信号を出力した後に、刈脱ワンレバー27は刈脱クラッチポジションの脱穀位置への位置付け制御を開始することを特徴とする構成である。 【0039】これにより、前記手扱スイッチ28の操作を受け付けたことを、操縦作業者へ報知し、脱穀機8の作動による危険がないかを確認を促すことができる。前記ミッションケース20へ内装した車速センサ20cが検出した車速が、一定値以上の車速で走行中であると制御装置19で検出したときには、手扱スイッチ28の「ON」操作の入力は、制御装置19で受け付けない構成である。 【0040】これにより、前記各スイッチ28,27a、及び刈脱ワンレバー27等の誤操作、又は誤作動による、脱穀機8の誤作動を防止することができる。前記車速センサ20cが一定値以上の車速を検出し、穀稈センサ前・後26,26aのいずれか一方が「ON」であると検出され、又、手扱スイッチ28は「ON」へ操作され、一定時間が経過したと検出されたときには、刈脱ワンレバー27の「入」操作は制御装置19へ入力されない構成である。 【0041】これにより、前記脱穀機8の誤作動防止、及び刈取機3の始動による危険を防止することができる。前記車速センサ20cが一定値以上の車速を検出し、穀稈センサ前・後26,26aのいずれか一方が「ON」であると検出され、手扱スイッチ28は「ON」へ操作され、一定時間が経過したと検出されたときには、刈脱ワンレバー27の「入」操作に関係なく、この刈脱ワンレバー27は刈取クラッチポジションの「切」位置へ操作される構成である。 【0042】これにより、枕刈取り穀稈を枕扱ぎ作業中の危険を防止することができる。(脱穀機8の自動停止ができる。)前記脱穀機8の左側板8bには、図8で示す如く枕刈取りした穀稈を、手扱ぎ脱穀作業を開始、及び停止操作する手扱スイッチ31を設けた構成である。この手扱スイッチ31の操作が入力される刈脱クラッチポジション制御を行う制御装置19へ入力される構成において、エンジン22の始動状態で、この手扱スイッチ31の操作が入力されたときには、刈脱ワンレバー27を脱穀作業位置へこの制御装置19により、自動制御する構成である。 【0043】これにより、前記操縦席18bで刈脱ワンレバー27を操作することなしに、枕刈取り穀稈の手扱ぎ脱穀する脱穀作業が可能となる。又、手扱ぎ作業をする作業者の意志により、脱穀機8の始動が可能となり、不注意等による手扱ぎ脱穀作業の危険を防止することができる。 【0044】前記手扱スイッチ31を「OFF」から「ON」への操作により、刈脱クラッチポジションを脱穀位置へ位置づけた事を制御装置19へ記憶させる構成とし、この記憶がないときには、この手扱スイッチ31を「ON」から「OFF」で刈脱クラッチポジションを切位置へ操作する構成である。 【0045】これにより、前記手扱スイッチ31の誤操作により、手扱ぎ脱穀作業でないときに、脱穀機8を停止させる誤操作を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月9日(2001.3.9) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−262607(P2002−262607A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−66971(P2001−66971) |
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