| 【発明の名称】 |
移動車両の作業機連動取付枠装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松 長 千 年
【氏名】谷 良 孝
【氏名】辛 川 昭 宣
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| 【要約】 |
【課題】従来技術においては、連結枠とロータリ作業機を一体化係合する際、係合部周りにリンクやアームが複雑に配設されているため、両者の着脱操作が面倒である。
【解決手段】3点リンク装置2の自由端側に後方視略山形状の連結枠3を取付け、該連結枠の上端フック4をロータリ作業機5の上部横ピン7に係合上昇することでロータリ作業機のロアーピン8,8側をワンタッチで連結するものにおいて、連結枠に設けた受動軸9回りに揺動可能に受動アーム10を取付けると共に機体1に配設したポテンショメータ13と該受動アーム間を前部連結ワイヤ14で連結し、ロータリ作業機の前部に設けた基動軸11回りに揺動可能に基動アーム12を取付けると共にロータリ作業機のリヤカバー15と該基動アーム12間を後部連結ワイヤ16で連結し、連結枠とロータリ作業機が係合時には前記受動アームと基動アームが連動係合することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 移動車両の機体1後方に昇降自在に装備した3点リンク装置2の自由端側に後方視略山形状の連結枠3を取付け、該連結枠3の上端フック4をロータリ作業機5のトップマスト6に取付けた上部横ピン7に係合上昇することでロータリ作業機5のロアーピン8,8側をワンタッチで連結するものにおいて、連結枠3に設けた受動軸9回りに揺動可能に受動アーム10を取付けると共に機体1の適所に配設したポテンショメータ13と該受動アーム10間を前部連結ワイヤー14で連動連結し、ロータリ作業機5の前部に設けた基動軸11回りに揺動可能に基動アーム12を取付けると共にロータリ作業機5のリヤカバー15と該基動アーム12間を後部連結ワイヤー16で連動連結し、連結枠3とロータリ作業機5が係合時には前記受動アーム10と基動アーム12が連動係合することを特徴とした移動車両の作業機連動取付枠装置。 【請求項2】 受動軸9と基動軸11は共に軸心を左右方向の軸とし、側面視で連結枠3とロータリ作業機5が係合時に、連結枠3側の受動軸9を前方にロータリ作業機5側の基動軸11を後方に軸心位置を偏位していることを特徴とした請求項1記載の移動車両の作業機連動取付枠装置。 【請求項3】 受動軸9回りに揺動可能に取付ける受動アーム10と基動軸11回りに揺動可能に取付ける基動アーム12の連動係合部を、受動軸9と基動軸11に対し夫々上方に突設すると共に、連結枠3とロータリ作業機5の係合時の受動軸9と基動軸11の側面視軸心位置を、上下に偏位していることを特徴とした請求項1または2記載の移動車両の作業機連動取付枠装置。 【請求項4】 連結枠3に設ける受動軸9と受動アーム10を、後方視略山形状の連結枠3の内側間隔部に取付けていることを特徴とした請求項1乃至3記載の移動車両の作業機連動取付枠装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、移動車両の作業機連動取付枠装置に関するものであり、詳しくは、農業用移動車両である農用トラクタの機体端部に昇降自在に装備する3点リンク装置とロータリ作業機をワンタッチ着脱するもので、ロータリ作業機の耕耘作業時に回転掘削する耕耘爪によって圃場表面を掘削し砕土する場合のリヤカバーの上下揺動角を機体側のポテンショメータに簡単に伝えようとしたり、両者取外し時にこの連動部が破損しないように守ろうとするものである。 【0002】 【従来の技術】従来、農業用移動車両である農用トラクタの機体端部に昇降自在に装備する3点リンク装置の突出端に三角山形状の連結枠を取付け、該連結枠のトップフック部でロータリ作業機中央上部のマスト部をワンタッチ着脱するものにおいて、ロータリ作業機の耕耘作業時に回転掘削する耕耘爪によって圃場表面を所定耕深で掘削し砕土する場合のリヤカバーの上下揺動角を、機体側のポテンショメータに簡単に伝えようとするものに特開平8−336302号公報や特開平4−207101号公報等がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記先行技術において、特開平8−336302号公報で示すものは、連結枠とロータリ作業機中央上部のマスト部である中央上方の着脱係合部分に、リヤカバーの上下揺動角を機体側のポテンショメータに伝える連動連結係合部のリンクアームやロッド類を配設しているので、連結枠のトップフック部をロータリ作業機中央上部のマスト部に引っ掛ける際に、連動連結係合部のリンクアームやロッド類を痛めないように注意しなければならず、両者の着脱操作が面倒なものとなっていた。 【0004】また、特開平4−207101号公報で示すものは、説明では連結枠的な部材があるがその構成は明確になっておらず、また、ロータリ作業機のマスト周りの構成も不明確であり、どのようにしてロータリ作業機を連結枠に着脱しているのか解り難いものとなっている。請求項の構成等から判断すると、連結枠側に前後方向揺動自在としたワイヤアーム(本願の受動アームに相当)を後方のストッパにバネを介して押しつけて一定姿勢とし、このワイヤアームの上端部に備えた横方向の軸である接当アームにプッシュロッド(本願の基動アームに相当)を後方から押しつける構成と考えられる。また、夫々のワイヤアームとプッシュロッドの揺動軸心は、取付け後には側面視で一致している。 【0005】このように、連結枠側に設けたワイヤアームの後方にストッパや近傍にバネ等を配設していると、連結枠の中央上方のフック部を中心にロータリ作業機のロアーピン側が前方移動してワンタッチ係合する場合に、ロータリ作業機側が左右に傾斜していると斜めに係合するため、プッシュロッドがこれらのストッパ等に接当して破損する場合が生じる。 【0006】本発明は、上記課題を解決し、ロータリ作業機を連結枠に破損なく簡単容易に取り付けようとすると共に、ロータリ作業機を外した際にも連結係合部の破損を防止しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置のこのような不具合を解消しようとするものであって、次のような技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載の発明は、移動車両の機体1後方に昇降自在に装備した3点リンク装置2の自由端側に後方視略山形状の連結枠3を取付け、該連結枠3の上端フック4をロータリ作業機5のトップマスト6に取付けた上部横ピン7に係合上昇することでロータリ作業機5のロアーピン8,8側をワンタッチで連結するものにおいて、連結枠3に設けた受動軸9回りに揺動可能に受動アーム10を取付けると共に機体1の適所に配設したポテンショメータ13と該受動アーム10間を前部連結ワイヤー14で連動連結し、ロータリ作業機5の前部に設けた基動軸11回りに揺動可能に基動アーム12を取付けると共にロータリ作業機5のリヤカバー15と該基動アーム12間を後部連結ワイヤー16で連動連結し、連結枠3とロータリ作業機5が係合時には前記受動アーム10と基動アーム12が連動係合することを特徴とした移動車両の作業機連動取付枠装置の構成とした。 【0008】請求項2記載の発明は、受動軸9と基動軸11は共に軸心を左右方向の軸とし、側面視で連結枠3とロータリ作業機5が係合時に、連結枠3側の受動軸9を前方にロータリ作業機5側の基動軸11を後方に軸心位置を偏位していることを特徴とした請求項1記載の移動車両の作業機連動取付枠装置の構成とした。 【0009】請求項3記載の発明は、受動軸9回りに揺動可能に取付ける受動アーム10と基動軸11回りに揺動可能に取付ける基動アーム12の連動係合部を、受動軸9と基動軸11に対し夫々上方に突設すると共に、連結枠3とロータリ作業機5の係合時の受動軸9と基動軸11の側面視軸心位置を、上下に偏位していることを特徴とした請求項1または2記載の移動車両の作業機連動取付枠装置の構成とした。 【0010】請求項4記載の発明は、連結枠3に設ける受動軸9と受動アーム10を、後方視略山形状の連結枠3の内側間隔部に取付けていることを特徴とした請求項1乃至3記載の移動車両の作業機連動取付枠装置の構成とした。 【0011】 【実施例】図例は、農用トラクター17である移動車両の機体1後部に昇降自在に取り付けたロータリ作業機5であって、以下詳述する。農用トラクター17の機体1前後には、前車輪(図示せず。)と後車輪18が設けられている。左右の後車輪18,18間上方に配置した座席(図示せず。)に着座した運転者により農用トラクター17は操縦され走行する。機体1前部に搭載されたエンジンの駆動力は、図示しない主クラッチや各部の伝動歯車を経て、後車輪18,18や前車輪に伝達されており、農用トラクター17は前進または後進走行する。 【0012】機体1後部に位置する機枠を兼ねた伝動ケース1aの後部には、トップリンク19と左右のロワーリンク20,20から成る3点リンク装置2の一端側が取り付けられており、この3点リンク装置2の他端側に後面視略三角形状山形の連結枠3を、中央上方の取付ピン21と下方左右の下部ピン30,30を介して取り付けている。 【0013】23はリフトアームであって、伝動ケース1aの上部に載置された油圧シリンダケース24後部の軸25を中心に上下回動自在に取り付けられており、ケース内部の油圧シリンダ等のアクチュエータ26の伸縮操作移動により上下回動量に変換調整して操作される。リフトアーム23の突出先端部と、ロワーリンク20の前後方向中間部はリフトロッド27で連結されており、図示しない昇降レバーの操作によりアクチュエータ26が動かされ、リフトアーム23が上下回動操作され連結枠3が手動で昇降する。 【0014】該連結枠3は、図2の正面図で示すように正面視中高山形状の左右傾斜パイプ枠28,28と、中央上部の上端フック4と、左右側板29,29に取り付けた左右夫々のロアーピン30,30等から成っている。また、側板29の後端部には後方開口U字状の取付溝22を設け、該取付溝22に後述するロータリ作業機5のロアーピン8,8を前後方向から係合する構成としている。 【0015】そして、後方視略山形状の連結枠3の左右側板29,29内方に溶接して設けた左右傾斜パイプ枠28,28の内側間隔部間の左側に偏位して取付板39を連結枠3左側の傾斜パイプ枠28内方に一体的に設けている。該取付板39は前後方向に配設した壁面であって、内方に向かって受動軸9を突設し該受動軸9に、受動アーム10のボス40を挿入し止め輪で抜け止めすることで、受動アーム10を受動軸9回りに前後方向揺動自在としている。受動アーム10はボス40を揺動中心として上下方向に夫々延出しており、上方延出端にはL型に折り曲げた前壁41と該前壁41からさらに上方に突設する側面視「く」字状に折り曲げた上部壁42を有している。下方延出下端部にはピン43を内方横方向に突設している。 【0016】伝動ケース1aの後壁にはPTO軸46が突設され、該PTO軸46と連結枠3の左右方向中央下部のスプライン孔48間は、自在継手47で駆動力伝達可能に常時支持されている。該スプライン孔48は、丸パイプ材の横枠49と左右のサイドステー50,50により、上下左右方向に融通可能に支持されている。 【0017】また、機体1側の油圧シリンダケース24や伝動ケース1aにはポテンショメータ13が設けられ、図示しない自動制御の耕深検出センサとしている。ポテンショメータ13の検出量を測定するために作動する作動アーム44と前述した受動アーム10の下方延出端に設けたピン43の間を、前部連結ワイヤー14で連動連結している。45は戻しバネであって、前部連結ワイヤー14を介して無負荷時の受動アーム10の上方延出側を、矢印「イ」方向の後方ロータリ作業機5方向に押している。図示しないが、前部連結ワイヤー14の途中にアウタ側を伸縮してインナ側に対する長さ調節部を設けておくと、受動アーム10の傾斜姿勢を常に所定角度に保つことができ、ロータリ作業機5のワンタッチ着脱性がさらに向上する。 【0018】次に、ロータリ作業機5について説明する。図例のロータリ作業機5は、サイドドライブ式のロータリであって、左右方向中央上部に設けた中央伝動ケース31に入力軸62を介して入力したエンジンの駆動力を、図示しないベベルギヤや伝動軸等を介して一側端のサイド伝動ケース32に伝えている。図4正面図で示すように中央伝動ケース31の左方外側部とサイド伝動ケース32の内側上部間は左コネクトパイプ33で接続され、中央伝動ケース31の右方外側部と右側端部のサイドプレート(図示せず。)の内側上部間は右コネクトパイプ34で接続されている。この左右のコネクトパイプ33,34により、ロータリ耕耘爪35を外周に放射状に取り付けた耕耘パイプ(図示せず。)の上部は左右を剛的に接続され、下部の耕耘パイプの左右両端部を回転自由状に、前述のサイド伝動ケース32とサイドプレートで挾持保持して、ロータリの上下左右の強度メンバー部材を構成している。 【0019】左右のコネクトパイプ33,34の内方側には、図で示すように支枠36,36が溶接等により一体的に取り付けられており、該支枠36の前端部に前述したロアーピン8,8を夫々外側方に向けて突設している。そして、左方の該支枠36の内側方に設けられた支持板51には、内方に向かって基動軸11を突設している。 【0020】該基動軸11に、基動アーム12のボス52を挿入し止め輪で抜け止めすることで、基動アーム12を基動軸11回りに前後方向揺動自在としている。基動アーム12はボス52を揺動中心として側面視上下方向に夫々延出しており、上方延出端には回転ローラ53を取り付けた上部軸54を内方突出している。該回転ローラ53は前述した受動アーム10の前壁41位置に対応しており、連結枠3とロータリ作業機5をワンタッチ係合すると両者は接当して連動係合部を構成する。基動アーム12の下方延出端にはピン55を内方横方向に突設し、詳細は後述するがロータリ作業機5のリヤカバー15側と該ピン55間を後部連結ワイヤー16で連動連結している。 【0021】また、中央伝動ケース31上方には所定幅の空間を有したトップマスト6が取り付けられ、該トップマスト6の前方突出先端部に取付けた上部横ピン7が、連結枠3の上端フック4に下方空間部からすくい上げられることで、ロータリ作業機5のロアーピン8,8側が連結枠3下部の側板29に設けた取付溝22に後方から略前方に向かって案内されて両者が一体化しようとする。ロアーピン8,8が連結枠3下部の取付溝22に案内支持された後は、図示しないロック具によりロアーピン8は連結枠3下部の取付溝22部に固定抜け止めされる。 【0022】サイド伝動ケース32とサイドプレート間下部に取り付けられた耕耘パイプの外周には複数本のロータリ耕耘爪35,35...を全幅に亘って所定ピッチで螺旋状に取り付けており、耕耘パイプの駆動回転によって土壌表面を小さく掘削砕土する。 【0023】ロータリ耕耘爪35,35...の回転軌跡の上方部は主カバー37で覆われており、主カバー37の後端部にはリヤカバー15が支点軸38廻りに上下揺動自在に取り付けられている。該リヤカバー15は、自重で垂れ下がり掘削泥土の表面を均平にする均し板の役目も有している。リヤカバー15の前部上面にはステー56が溶接等により一体的に突設されており、主カバー37の後端上部に設けたベルクランク57の一端部と該ステー56間をロッド58で連結している。ベルクランク57は支枠59に軸支60されており、該軸を中心に前後回動自由としている。このベルクランク57他端と基動アーム12の下方延出端のピン55間を前述したように後部連結ワイヤー16で連動連結しており、リヤカバー15が上下方向に揺動すると基動アーム12の回転ローラ53部はローラが回転しながらアームは前後方向に揺動する。 【0024】図7全体側面図で示すように、連結枠3にロータリ作業機5を取付け後に耕耘作業を行い、ロータリ耕耘爪35,35..が土壌表面を回転掘削して耕深を深くなる方向に沈み込むに従って、リヤカバー15は掘削土壌に押し上げられて矢印「ロ」方向に回動し、ロッド58やベルクランク57を介して後部連結ワイヤー16は後方に引かれ、基動アーム12の回転ローラ53部は基動軸11を中心として前方向に動き、受動アーム10の前壁41を前方に押し、さらに図6で示すように、前部連結ワイヤー14を後方に引っぱりポテンショメータ13の作動アーム44を戻しバネ45に逆らって矢印「ハ」方向に動かす。 【0025】次に、リフトアーム23を上動してロータリ作業機5を吊り上げ操作すると、ロータリ耕耘爪35,35...も上方に移動するから耕深が浅くなり掘削土壌が減少してリヤカバー15が下降し、後部連結ワイヤー16は前方に押されて弛もうとする。この時、基動アーム12の上方延出部である回転ローラ53側が後部戻しバネ61により後方に戻されるから、後部連結ワイヤー16は弛むことなく前方に向かってバネ力によって引き出される。そして、基動アーム12の上方延出部である回転ローラ53側が後方に逃げる時は、受動アーム10の前壁41部も機体1側に設けた戻しバネ45により同時に前部連結ワイヤー14を前方に引き連動係合部に間隙が生じないから、ポテンショメータ13は確実にリヤカバー15の耕深変化の状態を、図示しない制御部に遅滞なく伝えることができる。 【0026】次に、連結枠3とロータリ作業機5の着脱について説明する。地面上に置いたロータリ作業機5に対し、農用トラクタ17の連結枠3側から後退して連結枠3の上端フック4を、トップマスト6の上部横ピン7下方からすくい上げるように3点リンク装置2を上動操作する。上端フック4が上部横ピン7を下方から確実にすくい上げた状態でロータリ作業機5を空中に吊りあげると、ロータリ作業機5の左右のロアーピン8,8が連結枠3下方の側板29後縁に開口した取付溝22,22に向かって上部横ピン7を中心として略前後方向に回動移動する。この時、自在継手47の後端のスプライン孔48部に、ロータリ作業機5の中央伝動ケース31から前方に突出した入力軸62が入り込めば、ロアーピン8,8は取付溝22,22の前壁に突き当たる。 【0027】入力軸62のスプライン軸部の山がスプライン孔48に嵌合せず突っ張っているときは、非駆動状態としたロータリ耕耘爪35,35..または、自在継手47を手で回転方向に正逆方向に数回回してやれば容易に噛み合わせさせ得、ロアーピン8を取付溝22の正規位置まで移動出来る。この正規位置になったら、図示しないロックレバーでロアーピン8,8を取付溝22に固定して取付作業は終了する。 【0028】ロータリ作業機5を取り外すときは、逆の操作をする。即ち、ロータリ作業機5を地面上に降下し、次に図示しないロックレバーを外し方向に操作しロアーピン8と取付溝22間に融通部を生じさせる。そして、3点リンク装置2を下降操作すると3点リンク装置2後端部に取り付けた連結枠3が降下し、連結枠3の上端フック4がトップマストの上部横ピン7から外れる。この状態で農用トラクタ17を前進移動すると、ロータリ作業機5は簡単に取り外すことが出来る。 【0029】 【発明の作用効果】この発明のうち、請求項1記載の発明は、移動車両の機体1後方に昇降自在に装備した3点リンク装置2の自由端側に後方視略山形状の連結枠3を取付け、該連結枠3の上端フック4をロータリ作業機5のトップマスト6に取付けた上部横ピン7に係合上昇することでロータリ作業機5のロアーピン8,8側をワンタッチで連結するものにおいて、連結枠3に設けた受動軸9回りに揺動可能に受動アーム10を取付けると共に機体1の適所に配設したポテンショメータ13と該受動アーム10間を前部連結ワイヤー14で連動連結し、ロータリ作業機5の前部に設けた基動軸11回りに揺動可能に基動アーム12を取付けると共にロータリ作業機5のリヤカバー15と該基動アーム12間を後部連結ワイヤー16で連動連結し、連結枠3とロータリ作業機5が係合時には前記受動アーム10と基動アーム12が連動係合することを特徴とした移動車両の作業機連動取付枠装置としているので、3点リンク装置2後端部を連結した連結枠3を降下させ、連結枠3の左右方向中央上方に突出する上端フック4をトップマスト6前端上部に設けた周りに邪魔ものの無い上部横ピン7を下方からすくうように上昇させるだけで、ロータリ作業機5の中央上部を簡単に吊り上げ得る。そして、この吊り上げ上部である上部横ピン7に対し左右下方両側に位置するロアーピン8,8が略前後方向に移動して、連結枠3下部の側板29に開口した前後方向の取付溝22に入り込むと共に、中央伝動ケース31から前方に突出する入力軸62も近傍位置で前後方向に移動するから、ロータリ作業機5のワンタッチ取付が非常に簡単に行える。 【0030】請求項2記載の発明は、受動軸9と基動軸11は共に軸心を左右方向の軸とし、側面視で連結枠3とロータリ作業機5が係合時に、連結枠3側の受動軸9を前方にロータリ作業機5側の基動軸11を後方に軸心位置を偏位していることを特徴とした請求項1記載の移動車両の作業機連動取付枠装置としたので、ロータリ作業機5のワンタッチ取付時に受動アーム10と基動アーム12どうしの前後方向重合量が少なくなりさらに取付容易となる。また、ロータリ作業機5取外し後においても夫々前後端部に備えた受動アーム10または基動アーム12が奥深い位置に設けられるから、他物接当による破損の恐れをより減少することができ安全である。 【0031】請求項3記載の発明は、受動軸9回りに揺動可能に取付ける受動アーム10と基動軸11回りに揺動可能に取付ける基動アーム12の連動係合部を、受動軸9と基動軸11に対し夫々上方に突設すると共に、連結枠3とロータリ作業機5の係合時の受動軸9と基動軸11の側面視軸心位置を、上下に偏位していることを特徴とした請求項1または2記載の移動車両の作業機連動取付枠装置としたので、図5で示すように、基動軸11の作用押圧距離と受動軸9の作用受圧部距離を軸心が偏位した分作動比率を変更調整できるから、例えば、基動軸11位置を受動軸9に対し下方に下げるほど受動アーム10側の感度を大きくでき、また、基動軸11位置を受動軸9に対し上方に上げるほど受動アーム10側の感度を鈍くできる等この部分で感度の調整や変更を容易に行うことができ、リヤカバー15の長さの異なった同類ロータリ作業機や、リヤカバー15の形状の異なった異種ロータリ作業機等に、該連結枠3を共用使用することが容易にでき、設計の自由度が広がったり、共用化によるコストダウン等ができる。 【0032】請求項4記載の発明は、連結枠3に設ける受動軸9と受動アーム10を、後方視略山形状の連結枠3の内側間隔部に取付けていることを特徴とした請求項1乃至3記載の移動車両の作業機連動取付枠装置としたので、ロータリ作業機5を取り外した連結枠3であっても、該受動アーム10周りの特に側方を傾斜パイプ枠で保護でき、近距離走行時に連結枠3を取り外す必要がなくなるので、取り扱いが容易と成る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月13日(2001.3.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−262606(P2002−262606A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−70496(P2001−70496) |
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