| 【発明の名称】 |
作業機連結装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】前山 達哉
【氏名】岡村 誠一
【氏名】藤田 和正
【氏名】中島 健一郎
【氏名】平田 光喜
【氏名】大野 貴章
【氏名】黒原 孝仁
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| 【要約】 |
【課題】装着枠に対するロータリ耕耘機の装着状態を確実且つ安定して維持する。
【解決手段】走行機体にロータリ耕耘機11を装着するための装着枠10を備え、該装着枠10に、ロータリ耕耘機11側に備えた下連結ピン60が嵌合される嵌合受具54と、該嵌合受具54に嵌合した下連結ピン60を離脱不能にロックするロック部材65と、該ロック部材65によるロックを解除する操作レバー75とを備え、前記ロック部材65をロック状態としたときに、操作レバー75によるロック解除方向への操作を規制する規制部材79を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体(1)に作業機(11)を装着するための装着枠(10)を備え、該装着枠(10)に、作業機(11)側に備えた連結具(60)が嵌合される嵌合受具(54)と、該嵌合受具(54)に嵌合した前記連結具(60)を離脱不能にロックするロック部材(65)と、該ロック部材(65)によるロックを解除する操作レバー(75)とを備えている作業機連結装置において、前記ロック部材(65)をロック状態としたときに、操作レバー(75)によるロック解除方向への操作を規制する規制部材(79)を備えていることを特徴とする作業機連結装置。 【請求項2】 前記規制部材(79)は、前記操作レバー(75)のロック解除方向への操作を規制するように該操作レバー(75)に対して前記ロック解除方向の前側に位置する状態と、前記操作レバー(75)の操作規制を解除するように該操作レバー(75)に対して前記ロック解除方向の後側に位置する状態とに反転自在に設けられた当止め片(82b)を有していることを特徴とする請求項1に記載の作業機連結装置。 【請求項3】 前記規制部材(79)は、操作レバー(75)のロック解除方向への操作を規制する突出位置と、この規制を解除する退避位置との間で操作レバー(75)に対して出退自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業機連結装置。 【請求項4】 前記規制部材(79)を、操作レバー(75)に対する突出位置と、退避位置とに位置決めする位置決め手段(88)を備えていることを特徴とする請求項3に記載の作業機連結装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は、トラクタ等の走行機体に対して作業機を装着するための作業機連結装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の作業機連結装置として、トラクタの後方に3点リンクを介してロータリ耕耘機を連結する場合に、その連結を容易に行う装着枠を備えたものが特許第2680216号公報、特開平7−184403号公報等により公知である。この装着枠は、ロータリ耕耘機の上部に設けられた上連結ピンに対して下側から引っ掛ける引掛け具と、ロータリ耕耘機の下部に左右一対設けられた下連結ピンを後方から嵌合可能な嵌合受具とを備え、更に、該嵌合受具に嵌合された下連結ピンを離脱不能にロックするロック部材を備えたものとなっている。 【0003】前記ロック部材は、左右方向の支軸を介して装着枠に上下揺動自在に取り付けられ、上方に揺動することで下連結ピンをロックし、下方に揺動することでロック解除するようになっている。そして、このロック部材には、下連結ピンをロックする方向に付勢するバネと、このバネに抗してロック部材をロック解除方向に揺動操作する操作レバーとが接続されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術にあっては、ロック部材のロック状態がバネによる付勢力で維持されているだけであるため、固い圃場や大きな石等が多い圃場などの悪条件下で耕耘作業を行うと、ロータリ耕耘機に対して強い衝撃が付与され、該衝撃によってロック部材がバネに抗してロック解除方向に揺動する恐れがあった。このような事態が発生すると、装着枠に対するロータリ耕耘機の装着状態が不安定となり、適正な耕耘作業に支障を来すこととなる。 【0005】本発明は、ロック部材によるロックを解除する操作レバーに対して、そのロック解除方向への操作を規制することにより、前記ロック部材の不慮のロック解除を防止し、装着枠に対する作業機の装着状態を安定して維持することができるようにした作業機連結装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。すなわち、本発明は、走行機体に作業機を装着するための装着枠を備え、該装着枠に、作業機側に備えた連結具が嵌合される嵌合受具と、該嵌合受具に嵌合した前記連結具を離脱不能にロックするロック部材と、該ロック部材によるロックを解除する操作レバーとを備えている作業機連結装置において、前記ロック部材をロック状態としたときに、操作レバーによるロック解除方向への操作を規制する規制部材を備えていることを特徴とするものである。 【0007】かかる構成によって、操作レバーのロック解除方向への操作が規制されるので、ロック部材が確実にロック状態に保持されることになり、作業機に強い衝撃等が加わったとしても連結具が嵌合受具から離脱するようなことを防止できる。前記規制部材は、前記操作レバーのロック解除方向への操作を規制するように、該操作レバーに対してロック解除方向の前側に位置する状態と、前記操作レバーの操作規制を解除するように、該操作レバーに対して前記ロック解除方向の後側に位置する状態とに反転自在に設けられた当止め片を有していることを特徴としている。これによって、操作レバーの操作規制及び規制解除が当止め片の反転操作によって簡単且つ迅速に切り換えられるようになる。 【0008】また、前記規制部材は、操作レバーのロック解除方向への操作を規制する突出位置と、この規制を解除する退避位置との間で操作レバーに対して出退自在に設けられていることを特徴とし、これによっても操作レバーの操作規制及び規制解除が簡単に切り換えられる。更に、この場合には、前記規制部材を、操作具に対する突出位置と退避位置とに位置決めする位置決め手段を備えるのが好適である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図7において、1はトラクタ車体で例示する走行機体であり、その後部上には左右一対のリフトアーム2を有する作業機昇降用油圧装置3が設けられ、後面下部からPTO軸4が突出されている。また、トラクタ車体1の後部には3点リンク5が設けられ、この3点リンク5のトップリンク5A前端はトラクタ車体1に固定のブラケット6に枢支連結され、3点リンク5の左右各ロワーリンク5Bの前端は、トラクタ車体1後部の左右側部に枢支連結され、各ロワーリンク5Bの前後中途部はリフトロッド7を介して左右リフトアーム2に連結されている。 【0010】3点リンク5の後端部には装着枠10が設けられ、この装着枠10にロータリ耕耘機で例示する作業機11が着脱自在に連結されている。このロータリ耕耘機11は、左右中央のギヤケース12から左右両側にサポートアーム13を突設し、左側サポートアーム13の外端に伝動ケース14Aを接続し、右側サポートアーム13の外端にサイドフレーム14Bをそれぞれ設けてなるロータリ機枠15を備えている。ロータリ機枠15の下部には、伝動ケース14Aとサイドフレーム14Bとの下部間に回転自在に架設された爪軸16と、該爪軸16上に取り付けられた多数の耕耘爪17とからなるロータリ耕耘部18を備えている。 【0011】また、ロータリ機枠15にはロータリ耕耘部18を覆うカバー装置20が設けられている。前記トラクタ車体1のPTO軸4からの動力は、自在継手21や伝動軸22を介してギヤケース12の入力軸23に伝達され、更に、入力軸23から伝動機構を介してロータリ耕耘部18に伝達されて、爪軸16及び耕耘爪17を駆動するようになっている。図5において、耕耘爪17の基端部は、爪軸16の外面から突出された角筒形の爪取付具24に挿入され、ボルト、ナット等の締結具25にて固定されている。また、爪軸16の左右両端部には、当該爪軸16を回転自在に支持する軸受部や該軸受部を外部からシールするシール部材(いずれも図示略)が設けられると共に、このシール部材の外周側が保護カバー26により覆われている。 【0012】爪軸16の左右両端部に配設された爪取付具24には、前記締結具25を利用して草切り爪27が取付固定されている。この草切り爪27は、爪軸16から保護カバー26に亘って草等が絡みつくのを防止するものであり、爪取付具24の左右内側面に当接して締結具25により固定される取付片27Aと、該取付片27Aの前端から左右外方に延伸して保護カバー26の外周近傍に配設される爪片27Bとを有している。更に、爪片27Bは、側面視において爪軸16の径方向に略沿って立設された縦壁28と、該縦壁28の径外端から保護カバー26側に向けて傾斜する傾斜壁29とによって構成されている。 【0013】ここで、従来より知られている草切り爪としては、例えば、特開平7−23602号公報に開示されているものがあり、この技術は、本実施形態の爪片27Bのうち傾斜壁29を有さず、縦壁28のみを有した構成となっている。この従来技術の草切り爪を正逆回転式のロータリー耕耘機に採用すると、正転時(図5の矢示D方向)には何ら支障はないが、逆転時(矢示E方向)には、爪取付具24、縦壁28、保護カバー26及び伝動ケース14A(又はサイドフレーム14B)との間に形成される箱形の空間に石等が入り込みやすくなり、伝動ケース14A等を傷つけたり駆動ロスを生じる恐れがある。 【0014】これに対して、本実施形態の草切り爪27の場合は、ロータリ耕耘部18の逆転時に、その回転方向前端側が保護カバー26に近接し且つ回転方向後方側へ行くに従い保護カバー26から離反するような傾斜壁29を設けているため、小石等が傾斜面に沿って外方へ跳ね上げられ、小石等の詰まりを防止することができる。前記カバー装置20は、図6に示すように、ロータリ耕耘部18の上方を覆う主カバー31と、該主カバー31の後端部に左右方向の軸心周りに回動自在に枢結された後部カバー32と、主カバー31を左右両端部において支持する支持カバー33とを有し、主カバー31は、支持カバー33を介して伝動ケース14A及びサイドフレーム14Bに対して左右方向の支点部34を介して前後揺動自在に取り付けられている。 【0015】前記支点部34は爪軸16の軸心よりもやや前上側に偏心した位置に設定されており、図6(b)に示すように、代かき作業等の際に主カバー31を後方へ回動すると、ロータリー耕耘部18の外端部(耕耘爪17外端の回転軌跡、2点鎖線で示す)と主カバー31及び後部カバー32との隙間(ハッチングで示す)が狭くなり、当該隙間を介して前方に土が飛散することが少なくなることから、代かきに要する土量をカバー内に確保することができ、作業効率が向上する。これに対して、図6(a)に示すように、通常の耕耘の際に主カバー31及び後部カバー32を前方に回動した場合、これらカバー31,32とロータリ耕耘部18との隙間が拡大するように構成されており、これによって耕耘抵抗及び駆動ロスの低減が図られるものとなっている。 【0016】図7に示すように、前記主カバー31の前端部にはスタンド装置35が設けられており、該スタンド装置35は、図4に示す如く、脚部36と、該脚部36を前後方向の支点ピン37回りに回動自在に支持する取付具38とを有する。取付具38は、主カバー31の前端部に取付固定されたブラケット39を有し、該ブラケット39には、前記支点ピン37が前方突出状に設けられている。前記脚部36は、丸パイプ等の棒状部材により構成され、その下端部に接地板36aが設けられており、上部側は、前記支点ピン37が抜止された状態で挿通されて軸心回りに回動自在に支持されている。 【0017】従って、脚部36は、主カバー31から下方に垂下した作用姿勢(図4の実線の状態)と、該作用姿勢から上方に揺動して横向きとなった格納姿勢(図4(a)の2点鎖線の状態)とに姿勢変更自在に構成されており、この各姿勢は、脚部36の上部側に備えた位置決め手段41によって位置決め固定されるようになっている。位置決め手段41は、上下中途部が脚部36に対して左右方向の枢支軸42を介して枢結された操作具43と、該操作具43の上部側に前端が枢結された位置決めピン44と、この位置決めピン44の後端が係脱自在に係合する位置決め孔40とを有し、該位置決め孔40は、前記取付具38における支点ピン37の側方と上方との2箇所に穿設されている。 【0018】また、位置決めピン44は、脚部36の上端部を前後摺動自在に貫通して2箇所の前記位置決め孔40のいずれかに挿入、係合するようになっている。操作具43は、枢支軸42を支点としてその上下部分がシーソー運動をするようになっており、更に、バネ等の付勢具(図示略)によって位置決めピン44を位置決め孔40に挿入する方向へ付勢されている。上記の構成によれば、脚部36を作用姿勢として支点ピン37上方の位置決め孔40に位置決めピン44を挿入することで、脚部36を作用姿勢に位置決めすることができ、格納姿勢として支点ピン37側方の位置決め孔40に対して位置決めピン44を挿入することで、格納姿勢に位置決めすることができるようになっている。 【0019】また、操作具43の下部側を脚部36に接近する方向へ揺動操作すると、位置決めピン44が位置決め孔40から離脱し、脚部36の位置決めが解除されるようになっている。ここで、従来より採用されていたスタンド装置としては、特開平9−327201号公報に開示されているものがあり、かかるスタンド装置は、ロータリ耕耘部の上方を覆う主カバーの前部に支持ブラケットを備え、該支持ブラケットに上下方向に貫通する挿通孔を形成すると共に、該挿通孔に脚部(スタンド部材)を上下摺動自在に挿通していた。 【0020】そして、脚部を上方へ摺動するとともに、支持ブラケットに係合するβピンを脚部の下部に着脱自在に取り付けることによって格納状態とし、逆に脚部を下方へ摺動するとともに、前記βピンを脚部の上部に付け替えることによって作用状態としており、前記βピンは脚部から着脱する必要があるために、作業が繁雑になるとともに紛失の可能性が高いものであった。これに対して、本実施形態では、位置決めピン44を脚部36から着脱する必要がないことから紛失の恐れはなく、更に操作具43によって簡単に位置決め及び位置決め解除が行えるようになっている。 【0021】前記ロータリー耕耘機11をトラクタ車体1に装着するための装着枠10は、図2及び図3に示すように、角パイプ等によって正面視山形状に形成された主枠51と、この主枠51の上下中間部において左右側部を連結する中間枠52と、主枠51の頂部に設けられた引掛具53と、主枠51の左右両側下端部に設けられた嵌合受具54と、を有している。引掛具53は、主枠51及び中間枠52の左右中央部を上下方向に繋ぐ上部連結体55の後部にフック形状として設けられ、ロータリ耕耘機11のトップマスト56に設けた左右方向の上連結ピン57に対して下側から引っ掛けられるようになっている。また上部連結体55の上端部は、トップリンク5Aの後端にピンを介して枢結されている。 【0022】左右各嵌合受具54は、主枠51の下端に固着された下部連結体58の後部に後方開放状の切欠凹部として設けられ、ロータリー耕耘機11の左右サポートフレーム13にブラケット59を介して設けられた下連結ピン60(本発明にかかる連結具)が前記嵌合受具54に後方から嵌入可能となっている。また、下部連結体58の前部下側には、左右外方に突出する連結軸61が設けられ、この連結軸61にロワーリンク5Bの後端が連結されるようになっており、左右下部連結体58は左右方向の下部枠62により互いに連結されている。 【0023】前記下部連結体58には、左右方向の横軸64を介してロック部材65が回動自在に支持されており、このロック部材65の後部は、嵌合受具54に嵌入した下連結ピン60に係合可能であり、係合することにより嵌合受具54から下連結ピン60が離脱するのを防止している。ロック部材65は、横軸64よりも後部側が下連結ピン60に係合するとともに、コイルバネ66によって係合する方向に付勢されており、横軸64よりも前部側には、ロック部材65の下連結ピン60に対する係合(ロック)を解除する解除手段70が接続されている。 【0024】この解除手段70は、ロック部材65の前部側に回動自在に連結された背面視山形状のリンク71と、中間枠52から前方に突出したブラケット72と、下端部が前記ブラケット72に対して左右方向の支軸74を介して枢支されたアーム73と、アーム73の前面側に下端部が固定された操作レバー75とを有し、前記アーム73の上部側にリンク71の上部左右中央が相対回転自在に貫通されている。また、操作レバー75は、主枠51の前側であって上部連結体55の左右一側(右側)に上下方向に配設されている。 【0025】操作レバー75を図2の実線状態から前方(矢示A方向)に倒して2点鎖線の位置まで回動操作すると、リンク71が支軸74を超えて前方に移動するとともに上方にも移動し、これによってロック部材65の前部が引き上げられて、ロック部材65が図2の時計方向に回動して下連結ピン60との係合が解除されるようになっている。この際、リンク71は、2点鎖線で示す位置では支軸74のやや前側に配設され且つコイルバネ66の付勢力により引き下げられる方向に付勢されているため、アーム73は前方に回動する方向に付勢されるようになっており、操作レバー75の下端部がブラケット72に当接することによりアーム73の前方への回動が規制されている。これによってロック部材65が2点鎖線で示す位置に保持されるようになっている。 【0026】本発明においては、前記ロック部材65が下連結ピン60に係合した状態(ロックした状態)で解除手段70の操作を規制する規制手段78が設けられており、この規制手段78は、解除手段70における操作レバー75のロック解除方向への操作(揺動)を規制する規制部材79を有している。この規制部材79は、図1に示すように、丸棒材等により形成されたロッド部80と、該ロッド部80の一端に設けられたリング状の指掛け部(操作部)81と、同他端に設けられた当止め部82とを有する。 【0027】他方、上部連結体55は、左右一対の側板材55a、55bにて構成され、操作レバー75は、上部連結体55の一側(右側)に上下方向に延伸されており、規制部材79のロッド部80が、左右側板材55a、55bに対して左右方向摺動自在に挿通され、ロッド部80における操作レバー75側の端部に前記当止め部82が配設され、反対側に指掛け部81が配設されている。当止め部82は、ロッド部80の端部に固着される取付片82aと、該取付片82aの一端から側方に延びる当止め片82bによってL字状に形成されている。そして、当止め片82bを、図1(a)の如く操作レバー75の前側に配置することによって、操作レバー75の前方揺動(ロック解除方向Aへの揺動)を規制するものとなっている。 【0028】また、左右側板材55a、55bの間であってロッド部80の外周部にはピン85により位置決めされた受け座83が取り付けられ、この受け座83と左側の側板材55bとの間には圧縮コイルバネよりなる付勢具84がロッド部80上に外嵌されており、該付勢具84は、規制部材79(当止め部82)を操作レバー75側へ突出する方向に付勢するものとなっている。また、規制部材79の突出量は、受け座83又はピン85が右側の側板材55aの内側面に当接することにより規制されている。 【0029】上記のように、規制部材79によって操作レバー75のロック解除方向Aへの揺動を規制することにより、耕耘作業中等にロータリー耕耘機11に対して強い衝撃等が加わったとしても、ロック部材65が誤ってロック解除されることはなく、よって装着枠10に対するロータリ耕耘機11の装着状態を確実且つ安定して維持することが可能となる。また、規制部材79による操作レバー75の操作規制を解除するには、図1(a)に示すように、指掛け部81を介して規制部材79を矢示B方向に引っ張ることによって、当止め片82bを操作レバー75の前側から側方に退避し、更に、矢示Cで示すように規制部材79をロッド部80の軸心回りに180°反転し、その後、付勢具84によって図1(b)の矢示B’で示す方向(操作レバー75側)に摺動することによって、当止め片82bを操作レバー75の後側に配設する。 【0030】これにより、操作レバー75の前方(矢示A方向)揺動が許容され、当該操作レバー75にてロック部材65のロック解除が可能となっている。このように規制部材79を反転させることによって、操作レバー75の操作規制及び規制解除が簡単且つ迅速に行えると共に、規制部材79を上部連結体55等から取り外す必要もないことから、紛失等を防止できるものとなる。また、操作レバー75は、昇降用油圧装置3を介して装着枠10を持ち上げたときにオペレータがトラクタ車体1上から操作できる位置に配設されており、かかる操作レバー75に対応して規制部材79を配設することで、操作レバー75と同様トラクタ車体1上から規制部材79も操作できるようになっている。 【0031】すなわち、上記規制部材79は、直接的にロック部材65に係合してロック解除方向への回動を規制したり、リンク71やアーム73等に係合するものとして構成することも可能であるが、本実施形態のように操作レバー75に対応して設けることで規制部材65の操作性が向上されるのである。図8は、本発明の第2実施形態を示すものである。本実施形態では、規制部材79のロッド部80外周に径外方向に突出するストッパ片86を設け、このストッパ片86が挿通する切欠87を上部連結体55の側板材55bに形成したものとなっている。 【0032】そして、規制部材79にて操作レバー75の操作規制を行う場合には、上記第1実施形態と同様に当止め部82を操作レバー75側に突出して当止め片82bを操作レバー75の前側に配設する。また、操作レバー75の規制解除を行う場合には、規制部材79を矢示B方向に引っ張って切欠87からストッパ片86を離脱し、更に図8(b)に示すように、ロッド部80の軸心回りにやや回転してストッパ片86を側板材55bの板面に係合させることにより、当止め部82を操作レバー75から退避した状態に位置決めするものとなっている。 【0033】ここで、前記ストッパ片86及び受け座83(又はピン85)、付勢具84は、操作レバー75の操作を規制する突出位置とこの規制を解除する退避位置とに規制部材79を位置決めする位置決め手段88を構成している。本実施形態においても上記第1実施形態と同様の作用効果を奏するものとなっているが、ストッパ片86や切欠87を形成する必要があることから構造が若干複雑となり、この点で第1実施形態の方が有利である。なお、本実施形態において、操作レバー75側に規制部材79が挿脱自在に挿通する孔や溝等を設けておき、この孔等に対して規制部材79を挿脱することによって操作レバー75の操作規制及び規制解除を行うようにしてもよい。 【0034】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、作業機に対して強い衝撃が加わった場合などに、ロック部材による連結具のロックが不慮に解除されるようなことを防止することができ、装着枠に対する作業機の装着状態を確実に安定して維持することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成13年1月29日(2001.1.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2002−223603(P2002−223603A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月13日(2002.8.13) |
| 【出願番号】 |
特願2001−20765(P2001−20765) |
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