| 【発明の名称】 |
整畦機 |
| 【発明者】 |
【氏名】皆川 功
【氏名】飯岡 毅
|
| 【要約】 |
【課題】主整畦機構により畦の整畦作業を行った後、移動機構により取付部材を進行方向に対して側方方向に移動し、副整畦機構を畦に対向位置させ、走行機体を旧畦に沿って走行することにより副整畦機構で未整畦処理部分の整畦作業を行うことができる。
【解決手段】走行機体1に連結部材2を連結し、連結部材に取付部材7を進行方向に対して側方方向に移動自在に設け、取付部材を移動させる移動機構8を設け、取付部材に整畦機体9を取付け、走行機体と整畦機体との間に動力伝導機構10を設け、整畦機体の進行方向両側部に主整畦機構28及び副整畦機構29を配設してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に連結部材を連結し、該連結部材に取付部材を進行方向に対して側方方向に移動自在に設け、該取付部材を移動させる移動機構を設け、該取付部材に整畦機体を取付け、該走行機体と整畦機体との間に動力伝導機構を設け、該整畦機体の進行方向両側部に主整畦機構及び副整畦機構を配設してなり、上記主整畦機構は旧畦上に土を盛り上げる主盛土機構及び該主盛土機構の進行方向後方位置に配置されて畦の上面及び一方側面を回転整畦可能な主回転整畦体からなり、上記副整畦機構は旧畦を削土可能な削土回転体及び該削土回転体の進行方向後方位置に配置されて畦の上面及び一方側面を回転整畦可能な副回転整畦体からなり、該主回転整畦体及び副回転整畦体は外周部分に圧締面部を間隔を置いて複数個形成すると共に該各圧締面部に隣り合う回転方向後方位置の圧締面部に至る長さの圧締板体の前部を取付けてなることを特徴とする整畦機。 【請求項2】 上記動力伝導機構として、上記連結部材に走行機体の動力源から動力を受ける入力軸を配設すると共に取付部材に整畦機構の駆動源となる出力軸を配設し、該連結部材に入力軸を中心として垂直旋回可能な入側旋回部材を配設し、該取付部材に出力軸を中心として垂直旋回可能な出側旋回部材を配設し、該入側旋回部材と出側旋回部材との間に中間軸を架設し、かつ該入力軸と中間軸との間に入側伝導機構を配設すると共に該出力軸と中間軸との間に出側伝導機構を配設して構成したことを特徴とする請求項1記載の整畦機。 【請求項3】 上記主盛土機構の進行方向前方位置に上記旧畦を削土可能な削土機構を設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の整畦機。 【請求項4】 上記副盛土機構の副回転整畦体を着脱自在に設けてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の整畦機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は例えば畦の造成作業や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来この種の整畦機として、例えば、特開平9−74807号公報に示す構造のものが知られている。 【0003】これらの従来構造は、走行機体に取付部材を連結し、該取付部材の進行方向両側部に主整畦機構及び副整畦機構を配設して構成したものである。 【0004】しかして、図14の如く、圃場M内において、走行機体Sを矢印方向に回り走行しつつ走行機体の一方側部の主整畦機構Qにより整畦作業を行うと共に走行機体Sの前部から主整畦機構Qの作業部位までの未整畦処理部分Tを副整畦機構Hにより走行機体Sの矢印方向と反対方向に回り走行しつつ整畦作業を行うように構成している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来構造の場合、上記主整畦機構及び副整畦機構は走行機体のタイヤ等の車輪の存在により走行機体の側方からそれぞれ大きく突出配置され、それだけ走行機体の作業運転性が低下することがあると共に大型化して不使用時の保管性を低下させることがあるという不都合を有している。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、走行機体に連結部材を連結し、該連結部材に取付部材を進行方向に対して側方方向に移動自在に設け、該取付部材を移動させる移動機構を設け、該取付部材に整畦機体を取付け、該走行機体と整畦機体との間に動力伝導機構を設け、該整畦機体の進行方向両側部に主整畦機構及び副整畦機構を配設してなり、上記主整畦機構は旧畦上に土を盛り上げる主盛土機構及び該主盛土機構の進行方向後方位置に配置されて畦の上面及び一方側面を回転整畦可能な主回転整畦体からなり、上記副整畦機構は旧畦を削土可能な削土回転体及び該削土回転体の進行方向後方位置に配置されて畦の上面及び一方側面を回転整畦可能な副回転整畦体からなり、該主回転整畦体及び副回転整畦体は外周部分に圧締面部を間隔を置いて複数個形成すると共に該各圧締面部に隣り合う回転方向後方位置の圧締面部に至る長さの圧締板体の前部を取付けてなることを特徴とする整畦機にある。 【0007】又、請求項2記載の発明にあっては、上記動力伝導機構として、上記連結部材に走行機体の動力源から動力を受ける入力軸を配設すると共に取付部材に出力軸を配設し、該連結部材に入力軸を中心として垂直旋回可能な入側旋回部材を配設し、該取付部材に出力軸を中心として垂直旋回可能な出側旋回部材を配設し、該入側旋回部材と出側旋回部材との間に中間軸を架設し、かつ該入力軸と中間軸との間に入側伝導機構を配設すると共に該出力軸と中間軸との間に出側伝導機構を配設して構成したことを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記主盛土機構の進行方向前方位置に上記旧畦を削土可能な削土機構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記副整畦機構の副回転整畦体を着脱自在に設けてなることを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】図1乃至図13は本発明の実施の形態例を示し、1走行機体であって、この場合トラクタが用いられ、走行機体1の後部に三点リンク式の連結機構2により連結部材3を上下動可能に連結している。 【0009】この場合、上記連結機構2は、走行機体1としてのトラクタの後部の左右下部に一対の下部リンク4・4がピン4a・4aにより枢着突設され、走行機体1に左右一対の油圧アーム5が作動軸5aを中心として上下揺動操作自在に突設され、かつ、走行機体1の後部の上部に上部リンク6がピン6aにより枢着突設され、下部リンク4・4と油圧アーム5との間に吊下アーム5bを架設し、しかして、左右一対の下部リンク4・4の先端部にピン4b・4bにより連結部材3の下部両側部を枢着連結すると共に上部リンク6の先端部にピン6bにより連結部材3の上部を連結し、これら三点支持及び油圧アーム5の上下揺動により連結部材3を上下揺動自在に設けて構成している。 【0010】7は取付部材であって、上記連結部材3に進行方向に対して側方方向に移動自在に配設され、取付部材7を移動させる移動機構8を配設し、取付部材7に整畦機体9を取り付け、走行機体1と整畦機体9との間に動力伝導機構10を配設している。 【0011】この場合、上記連結部材3を四角枠状に形成し、連結部材3の上下位置にそれぞれコ状のガイドレール3a・3aを進行方向に対して側方方向に開口側を相対向状態にして横設し、ガイドレール3a・3aにより取付部材7を側方方向に移動自在に設け、取付部材7に螺子軸11を回動自在に横設し、連結部材3にナット体12を固定し、螺子軸11にハンドル13を取付け、ハンドル13を正逆回動させることによりナット体12と螺子軸11との螺着によって取付部材7を進行方向に対して側方方向に往復移動自在に設けて構成している。 【0012】又、この場合、上記動力伝導機構10として、上記連結部材3に入力軸14を軸受15により横設し、入力軸14と走行機体1の動力取出軸16とを自在継手17により連結し、取付部材7に出力軸18を軸受19により横設し、連結部材3にチェーンケース状の入側旋回部材20を軸受21により入力軸14を中心として垂直旋回自在に取付け、取付部材7にチェーンケース状の出側旋回部材22を出力軸23を中心として軸受24により垂直旋回可能に取付け、入側旋回部材20と出側旋回部材22との先端部間に中間軸25を架設し、かつ入力軸14と中間軸25との間にチェーン機構からなる入側伝導機構26を配設すると共に出力軸23と中間軸25との間にチェーン機構からなる出側伝導機構27を配設して構成している。 【0013】28は主整畦機構、29は副整畦機構であって、整畦機体9の進行方向両側部にそれぞれ配置されてなり、この主整畦機構28は旧畦上に土を盛り上げる主盛土機構30及び主盛土機構30の進行方向後方位置に配置されて畦の上面及び一方側面を回転整畦可能な主回転整畦体31からなり、また、副整畦機構29は旧畦を削土可能な削土回転体32及び削土回転体32の進行方向後方位置に配置されて畦Wの上面W1及び一方側面W2を回転整畦可能な副回転整畦体33からなり、主回転整畦体31及び副回転整畦体33は外周部分に圧締面部K・Dを間隔を置いて複数個、この場合、八個形成すると共に各圧締面部K・Dに隣り合う回転方向後方位置の圧締面部K・Dに至る長さの合成樹脂やステンレス等の金属製の可撓性板材からなる圧締板体G・Eの前部を取付け、上記圧締面部K・Dの間に通穴F・Cを形成して構成している。 【0014】この場合、上記主整畦機構28の主盛土機構30は、盛土ロータ35からなり、ロータ胴35aの外周に複数個の掻上刃35bを突設すると共にロータ胴35aに取付軸35cを突設してなり、上記整畦機体9に盛土ロータ35をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回転自在に取付け、整畦機体9に上記出力軸23により回転する主軸36を軸受し、盛土ロータ35を主軸36より変向用ギヤ列37及びチェーン機構38を介して回転させ、この盛土ロータ35の回転により畦際の圃場面Mの土を削出軌跡Nをもって削出して旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げるように構成している。 【0015】39はカバー部材であって、この場合上記整畦機体9に取り付けられ、上記盛土ロータ35の上方及び畦Wの上方を覆う形状に形成され、カバー部材39の畦側に側部カバー部材39aが上下動自在に取り付けられている。 【0016】又、上記主整畦機構28の主回転整畦体31は、畦Wの一方側面W2を整畦可能な側面整畦部31a及び畦Wの上面W1を整畦可能な上面整畦部31bとを着脱自在に設け、回転軸線Pを畦Wの一方側面W2の側方から畦W側へ斜め上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置され、主回転整畦体31を回転機構40により回転軸線Pを中心として矢印方向に強制回転するように構成している。 【0017】又、この場合、上記整畦機体9のカバー部材39の側部にブラケット41を突設し、ブラケット41に軸受筒42を取付け、この軸受筒42に駆動軸43を回転自在に横設し、整畦機体9の後部に枠体44を設け、枠体44内に歯車機構44a及びチェーン機構44bを内装し、枠体44の下部に伝導軸45を横設し、伝導軸45と主軸36とを歯車機構44aとチェーン機構44bとにより伝導連結すると共に駆動軸43と伝導軸45とを伸縮自在な自在継手47により連結し、駆動軸43に主回転整畦体31の中心に配置したロータ軸31cを連結し、しかして、主軸36の回転により主回転整畦体31を図中矢印方向に回転させ、回転整畦体31の側面整畦部31a及び上面整畦部31bの外周部分の圧締板体G・Eの回転接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を締圧整畦するように構成している。 【0018】又、この場合、副整畦機構29は、上記整畦機体9のカバー部材39の側部にブラケット48を取付け、ブラケット48の側部に支点ピン49により揺動アーム32aを上下揺動自在に取付け、揺動アーム32aに削土回転体32を上下揺動自在に取付け、削土回転体32の軸と上記歯車機構44aの軸とをフレキシブルワイヤ46により連結し、挿通ピン50及び複数個の挿通穴51との選択により削土回転体32を作業位置及び上昇退避位置に選択配置可能に構成され、かつ、副回転整畦体33は主回転整畦体31と同じ構造に構成され、畦Wの一方側面W2を整畦可能な側面整畦部33a及び畦Wの上面W1を整畦可能な上面整畦部33bとを着脱自在に設けると共に、回転軸線Pを畦Wの一方側面W2の側方から畦W側へ斜め上方に向かう所定角度θの上向き方向に配置し、副回転整畦体33を回転機構52により回転軸線Pを中心として矢印方向に強制回転するように構成している。 【0019】この場合、ブラケット48に軸受筒53を取付け、この軸受筒53に駆動軸54を回転自在に横設し、駆動軸54と伝導軸45とを伸縮自在な自在継手55により連結し、この駆動軸54に副回転整畦体33の中心に配置したロータ軸33cを着脱自在に連結し、しかして、主軸36の回転により副回転整畦体33を主回転整畦体31と同方向の図中矢印方向に回転させ、副回転整畦体33の側面整畦部33a及び上面整畦部33bの外周部分の圧締板体G・Eの回転接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を締圧整畦するように構成している。 【0020】56は削土機構であって、この場合カバー部材39に中間軸57を進行方向前後方向に軸架すると共に保持枠58を中間軸57と同心上に上下揺動自在に枢着し、保持枠58の先端部にロータ軸59を回転自在に取付け、ロータ軸59に複数個のナギナタ状の刃体をもつ削土ロータ60を取付け、主軸36と中間軸57との間にチェーン機構61を掛回すると共に中間軸57とロータ軸59との間にチェーン機構62を架設し、これにより主盛土機構30の進行方向前方位置の旧畦を削土するように構成している。 【0021】この実施の形態例は上記構成であるから、図1乃至図8の如く、移動機構8により取付部材7を進行方向に対して一方側方方向に移動し、主整畦機構28を畦Wに対向位置させ、走行機体1を旧畦に沿って走行すると共に動力取出軸16を回転すると、主盛土機構30の盛土ロータ35が畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて盛り上げ、カバー部材39は盛土ロータ35の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方では、走行機体1の動力取出軸16を駆動源として動力伝導機構10を介して主整畦機構28の主回転整畦体31は回転機構40により回転し、主回転整畦体31の外周部分に圧締面部K・Dを間隔を置いて複数個形成すると共に各圧締面部K・Dに回転方向前方位置の圧締面部K・D側から隣り合う後方位置の圧締面部K・Dに至る長さの可撓性材からなる圧締板体G・Eの前部を配設しているので、図8の如く、主回転整畦体31の図中矢印方向としての走行機体1の前進を助長する方向の回転に伴い圧締板体G・Eは徐々に盛土を締圧すると共に圧締面部K・Dにより圧締板体G・Eを介して強く締圧され、この複数個の圧締面部K・Dの存在により断続的に締圧され、複数個の圧締面部K・Dの存在により、主回転整畦体31の全外周面で締圧する構造に比べて締圧面積が小さくなることにより締圧力を大きくすることができ、それだけ強固に畦を締め付けることができ、走行機体1の走行速度に対して主回転整畦体31の回転速度を高めることにより主回転整畦体31の圧締板体Gは畦面に回転滑り接触し、この回転すべり接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を円滑かつ強固に締圧整畦することができる。 【0022】このようにして、走行機体1を図14の反時計回りに進行して主整畦機構28により畦Wの整畦作業を行った後、図9乃至図13の如く、移動機構8により取付部材7を進行方向に対して他方側方方向に移動し、副整畦機構29を畦Wに対向位置させると共に削土回転体体32を上昇退避位置から作業位置に配置し、走行機体1を図14中の時計回り方向に旧畦に沿って走行すると共に動力取出軸16を回転すると、削土回転体体32は旧畦を削土し、他方では、走行機体1の動力取出軸16を駆動源として動力伝導機構10を介して副整畦機構29の副回転整畦体33は回転機構52により回転し、主整畦機構28によりなされなかった未整畦処理部分Tの整畦作業を行うことができ、副回転整畦体33の外周部分に圧締面部K・Dを間隔を置いて複数個形成すると共に各圧締面部K・Dに回転方向前方位置の圧締面部K・D側から隣り合う後方位置の圧締面部K・Dに至る長さの可撓性材からなる圧締板体G・Eの前部を配設しているので、副回転整畦体33の図中矢印方向としての走行機体1の前進を助長する方向の回転に伴い圧締板体G・Eは徐々に盛土を締圧すると共に圧締面部K・Dにより圧締板体G・Eを介して強く締圧され、この複数個の圧締面部K・Dの存在により断続的に締圧され、複数個の圧締面部K・Dの存在により、副回転整畦体31の全外周面で締圧する構造に比べて締圧面積が小さくなることにより締圧力を大きくすることができ、それだけ強固に畦を締め付けることができ、走行機体1の走行速度に対して副回転整畦体33の回転速度を高めることにより副回転整畦体33の圧締板体Gは畦面に回転滑り接触し、回転すべり接触により畦Wの一方側面W2及び畦Wの上面W1を円滑かつ強固に締圧整畦することができる。 【0023】又、この場合、上記圧締面部K・Dの間に通穴F・Cを形成すると共に圧締板体G・Eを可撓性板材により形成しているので、通穴F・Cにより一層断続的に畦面を締圧することになり、それだけ強固に締圧することができると共に可撓性により圧締板体G・Eは撓み動作しつつ盛土を徐々に締圧することができ、回転整畦体13の外周部分への土の付着現象を抑制することができ、畦の上面W1と一方側面W2との畦角部を良好に締圧することができ、良好な整畦作業を行うことができ、一層堅牢な畦を得ることができる。 【0024】この場合、上記動力伝導機構10として、上記連結部材3に走行機体1の動力源から動力を受ける入力軸14を配設すると共に取付部材7に出力軸23を配設し、連結部材3に入力軸14を中心として垂直旋回可能な入側旋回部材20を配設し、取付部材7に出力軸23を中心として垂直旋回可能な出側旋回部材27を配設し、入側旋回部材20と出側旋回部材27との間に中間軸25を架設し、かつ、入力軸14と中間軸25との間に入側伝導機構26を配設すると共に出力軸23と中間軸25との間に出側伝導機構27を配設しているから、取付部材7を移動機構8により側方方向に移動させたとしても、走行機体1の動力源から整畦機体9側への動力を円滑に伝導することができると共に構造の簡素化を図ることができる。 【0025】又、この場合、削土機構56により旧畦面を予め削土でき、この削土された畦面上に主盛土機構30により盛土することになるから、旧畦土と盛土との結着性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることができ、又、この場合、上記副整畦機構29の副回転整畦体33を着脱自在に設けてなるから、主整畦機構28により整畦作業を行うとき、副回転整畦体33を取り外すことができ、それだけ主回転整畦体31により良好に整畦作業を行うことができる。 【0026】尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば主盛土機構30して、畦造成方向に対して交差する方向の回転軸線をもつ回転ロータを採用することもでき、又、圧締面部K・D及び通穴F・Cの個数や形状、圧締板体G・Eの大きさや材質等は適宜変更して設計される。 【0027】又、この場合、上記移動機構8としてハンドル13をもつ手動機構を用いているので、一層、移動機構8の構造を簡素化することができる。 【0028】又、上記移動機構8として、図示省略しているが、電動モータをもつ電動機構を採用することもできる。 【0029】 【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、移動機構により取付部材を進行方向に対して側方方向に移動し、主整畦機構を畦に対向位置させ、走行機体を旧畦に沿って走行すると、主盛土機構は泥土を旧畦上に盛り上げ、他方では、動力伝導機構を介して主整畦機構の主回転整畦体は回転し、主回転整畦体の外周部分に圧締面部を間隔を置いて複数個形成すると共に各圧締面部に回転方向前方位置の圧締面部側から隣り合う後方位置の圧締面部に至る長さの圧締板体の前部を配設しているので、主回転整畦体の回転に伴い圧締板体は盛土を締圧すると共に圧締面部により圧締板体を介して強く締圧され、この複数個の圧締面部の存在により断続的に締圧され、複数個の圧締面部の存在により、主回転整畦体の全外周面で締圧する構造に比べて締圧面積が小さくなることにより締圧力を大きくすることができ、それだけ強固に畦を締め付けることができ、そして、主整畦機構により畦の整畦作業を行った後、移動機構により取付部材を進行方向に対して側方方向に移動し、副整畦機構を畦に対向位置させ、走行機体を旧畦に沿って走行すると、削土回転体は旧畦を削土し、他方では、動力伝導機構を介して副整畦機構の副回転整畦体は回転し、主整畦機構によりなされなかった未整畦処理部分の整畦作業を行うことができ、副回転整畦体の外周部分に圧締面部を間隔を置いて複数個形成すると共に各圧締面部に回転方向前方位置の圧締面部側から隣り合う後方位置の圧締面部に至る長さの圧締板体の前部を配設しているので、副回転整畦体の圧締板体は盛土を締圧すると共に圧締面部により圧締板体を介して強く締圧され、この複数個の圧締面部の存在により断続的に締圧され、複数個の圧締面部の存在により、副回転整畦体の全外周面で締圧する構造に比べて締圧面積が小さくなることにより締圧力を大きくすることができ、それだけ強固に畦を締め付けることができる。 【0030】又、請求項2記載の発明にあっては、上記動力伝導機構として、上記連結部材に走行機体の動力源から動力を受ける入力軸を配設すると共に取付部材に出力軸を配設し、連結部材に入力軸を中心として垂直旋回可能な入側旋回部材を配設し、取付部材に出力軸を中心として垂直旋回可能な出側旋回部材を配設し、入側旋回部材と出側旋回部材との間に中間軸を架設し、かつ、入力軸と中間軸との間に入側伝導機構を配設すると共に出力軸と中間軸との間に出側伝導機構を配設しているから、取付部材を移動機構により側方方向に移動させたとしても、走行機体の動力源から整畦機体側への動力を円滑に伝導することができると共に構造の簡素化を図ることができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記主盛土機構の進行方向前方位置に上記旧畦を削土可能な削土機構を設けてなるから、削土機構により旧畦面を予め削土でき、この削土された畦面上に主盛土機構により盛土することになるから、旧畦土と盛土との結着性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上記副整畦機構の副回転整畦体を着脱自在に設けてなるから、主整畦機構により整畦作業を行うとき、副回転整畦体を取り外すことができ、それだけ主回転整畦体により良好に整畦作業を行うことができる。 【0031】以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】395008849 【氏名又は名称】株式会社富士トレーラー製作所
|
| 【出願日】 |
平成13年1月16日(2001.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092691 【弁理士】 【氏名又は名称】黒田 勇治
|
| 【公開番号】 |
特開2002−209403(P2002−209403A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−8333(P2001−8333) |
|