| 【発明の名称】 |
制御盤の放熱構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】家藤 伸彦
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| 【要約】 |
【課題】熱交換器を不要,もしくは縮小することにより筐体の小型化を可能にできるとともに、必要な放熱量を確保して筐体を小型化できる制御盤の放熱構造を提供する。
【解決手段】筐体2内にアンプ,電源等の発熱体を収納してなる略密閉状態の制御盤の放熱構造において、上記筐体2の発熱体の上方の天板2gに表面積を大きくする凸条部35を形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筐体内にアンプ,電源等の発熱体を収納してなる略密閉状態の制御盤の上記発熱体からの熱を盤外に放熱する放熱構造において、上記筐体の少なくとも発熱体に臨む部分に表面積を大きくする凹凸部を形成したことを特徴とする制御盤の放熱構造。 【請求項2】 請求項1において、上記筐体内がアンプ収納部と電源収納部とに上下に区分けされており、該アンプ収納部の天板に上記凹凸部が形成されていることを特徴とする制御盤の放熱構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、筐体内にアンプ,電源等の発熱体を収納配置してなる制御盤に関し、詳細にはアンプ,電源等から発生する熱を盤外に放熱するようにした放熱構造に関する。 【0002】 【従来の技術】例えばNC工作機械では、各種の駆動モータ,油圧ポンプ等を駆動制御する制御盤を備えている。この種の制御盤には、スピンドルアンプ,パワーサプライモジュール,トランス,リアクトル等の発熱機器,発熱部品が収納されることから、これらから発生する熱を盤外に放熱して盤内での異常温度上昇を抑制する熱交換器が配設される場合がある。 【0003】このような熱交換器を盤内に配設するにあたっては、発熱機器,発熱部品の配置位置,あるいは配線の関係から筐体側に取付けることは困難であり、このため筐体のドアに取付けるのが一般的となっている(例えば、特許公報第2876583号参照)。この種の熱交換器では、内部で発熱する総熱量から自然放熱分を差し引いた残りの熱量を盤外に放熱する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の制御盤においては、駆動系等の高速化に伴ってアンプ等の容量が大きくなっている。このため制御盤内での発熱も大きくなることから、放熱量の大きな熱交換器が必要となり、制御盤全体が大型化するという問題がある。 【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、熱交換器を大型化することなく、盤外への放熱量を増やすことができる制御盤の放熱構造を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、筐体内にアンプ,電源等の発熱体を収納してなる略密閉状態の制御盤の上記発熱体からの熱を盤外に放熱する放熱構造において、上記筐体の少なくとも発熱体に臨む部分に表面積を大きくする凹凸部を形成したことを特徴としている。 【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上記筐体内がアンプ収納部と電源収納部とに上下に区分けされており、該アンプ収納部の天板に上記凹凸部が形成されていることを特徴としている。 【0008】 【発明の作用効果】本発明にかかる制御盤の放熱構造によれば、筐体の発熱体に臨む部分に表面積を大きくする凹凸部を形成したので、筐体の大きさをほとんど変えることなく放熱量だけを増やすことができ、その分だけアンプ等の容量を大きくできる効果がある。またアンプ等の容量を大きくする必要がない場合には、筐体の放熱量を大きくできる分だけ筐体全体を小さくすることができる。 【0009】請求項2の発明では、筐体内をアンプ収納部と電源収納部とに上下に区分けし、該アンプ収納部の天板に凹凸部を形成したので、発熱量の大きいアンプの熱を集中的に放熱することができ、放熱効率を向上できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 【0011】図1ないし図4は、本発明の一実施形態による制御盤の放熱構造を説明するための図であり、図1は制御盤の全体斜視図、図2は制御盤の筐体の斜視図、図3は制御盤の断面側面図、図4は凸条部が形成された筐体上部の断面正面図である。 【0012】図において、1は不図示のNC工作機械に配設された制御盤であり、これは機械本体に組み込まれた各駆動モータ,油圧ポンプ等を駆動制御するものである。この制御盤1は、前面にドア開口2aを有する直方体状の筐体2と、該筐体2のドア開口2aを開閉する前面ドア3とからなる概略構造のものであり、該前面ドア3により上記開口2aは気密に閉塞されている。なお、3aは前面ドア3が閉じられたとき盤内のメインブレーカの軸と係合するブレーカハンドルであり、3bはドアヒンジである。 【0013】上記筐体2内は隔壁2b,2cにより下から順に制御機器収納部4,電源収納部5,アンプ収納部6に上下に区分けされており、また上記筐体2の右側部には隔壁2dにより区分けれた制御部品収納部7が形成されている。この制御部品収納部7の側面開口7aには側面ドア8が開閉可能に配設されており、該制御部品収納部7内には不図示のスイッチ,リレー,タイマ等の制御部品が収納配置されている。 【0014】上記制御機器収納部4内には不図示の各種制御機器が収納配置されており、さらに上記電源収納部5内には発熱体としてのトランス,リアクトル及びメインブレーカ,コンタクタ等(不図示)が収納配置されている。また上記アンプ収納部6内には発熱体としてのスピンドルアンプ等が収納配置されている。 【0015】上記前面ドア3の盤内側には熱交換器25が配設されている。この熱交換器25は、盤内側の受熱空間20と盤外側の放熱空間21とを放熱部材22により画成するとともに、盤内の空気を上記受熱空間20を通じて循環させる盤内ファン23と、盤外の空気を上記放熱空間21を通じて循環させる盤外ファン24とを備えている。上記受熱空間20には盤内空気吸込口20a及び盤内空気吐出口20bが設けられており、該空気吸込口20aに上記盤内ファン23が配設されている。 【0016】上記前面ドア3の盤外ファン24に臨む部分には空気吸込口3eが形成されており、該吸込口3eには吸い込み空気を濾過するフィルタ26が配設されている。また上記吸込口3eは多数のスリット3cが設けられた蓋3dにより開閉可能となっており、この蓋3dをあけることにより上記フィルタ26の交換作業を行うことができ、メンテナンスを容易にできる。さらに前面ドア3の放熱空間21の上端部に臨む部分には空気吐出口3fが形成されている。 【0017】そして上記筐体2のアンプ収納部6の天板2gには凸条部35が一体に突出形成されている。この各凸条部35は天板2gの前後方向全長に渡って延び、かつ幅方向に所定間隔をあけて形成されており、これにより天板2g全体の表面積が大きくなっている。 【0018】次に本実施形態の作用効果について説明する。 【0019】本実施形態の制御盤1は、盤内ファン23が盤内の空気を吸込口20aから吸い込み、受熱空間30を通じて吐出口20bから吐き出し、盤内空気を循環させる。これにより盤内の空気が攪拌されることによって盤内温度は均一化され、局部的な温度上昇が抑制される。このとき、筐体2を介して盤内から盤外へ自然放熱が行われるが、筐体2の天板2gに複数の凸条部35を形成したので、天板2gの表面積が大きくなっている分だけ自然放熱量を増大することができる。 【0020】一方、盤外ファン24が前面ドア3のスリット3cを介して空気吸入口3eから放熱空間21に空気を吸い込む。このとき、放熱部材22を介して受熱空間20と放熱空間21との間で熱交換が行われ、空気吐出口3fから排出される。これにより筐体2から自然放熱しきれなかった熱を放熱する。このようにして盤内温度を所定温度以下、例えば盤外温度のプラス10度以下に保持する。 【0021】このように本実施形態によれば、筐体2の天板2gに該天板2gの表面積を増大する複数の凸条部35を形成したので、筐体2の大きさを変えることなく放熱量を増大することができ、容量の大きなアンプ等の収納を可能にできる。またアンプ等の容量を大きくする必要がない場合には、筐体2の寸法を縮小でき、制御盤1全体を小型化できる。 【0022】本実施形態では、筐体2内を下から順に制御機器収納部4,電源収納部5,アンプ収納部6に区分けし、該アンプ収納部6の天板2gに凸条部35を形成したので、発熱量の大きいアンプ収納部6の熱を集中的に放熱することができ、盤外への放熱効率を高めることができ、アンプ等の容量を大きくする必要がない場合には、制御盤を小型化できる。 【0023】なお、上記実施形態では、筐体2の天板2gに凸条部35を形成した場合を例に説明したが、本発明の凹凸部はこれに限られるものではない。例えば、図5(a),(b)に示すように、天板2gから上方に突出する凸条部35と下方に突出する凹溝36とを交互に連続形成してもよく、このようにした場合には筐体2の高さ寸法を変えることなく天板2gの表面積をさらに増やすことができる。 【0024】また、図6(a)に示すように、三角形状の凸条部37を間隔をあけて形成してもよく、あるいは図6(b)に示すように、半円状の凸条部38を連続形成してもよい。さらに本発明の凹凸部は天板に限られるものではなく、背板や側板に形成してもよく、要は発熱の大きい部位に設ければよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000146847 【氏名又は名称】株式会社森精機製作所
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| 【出願日】 |
平成12年6月13日(2000.6.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087619 【弁理士】 【氏名又は名称】下市 努
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| 【公開番号】 |
特開2001−358483(P2001−358483A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月26日(2001.12.26) |
| 【出願番号】 |
特願2000−176821(P2000−176821) |
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