| 【発明の名称】 |
フローはんだ付け装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】里見 國雄
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| 【要約】 |
【課題】はんだの酸化を極力防止することができるフローはんだ付け装置を提供する。
【解決手段】溶融はんだの噴流を発生させるためのはんだ槽1を備えるフローはんだ付け装置において、はんだ槽1は、溶融はんだの噴流を発生させるための回転羽根4を回転駆動させるための駆動軸3と、溶融はんだ12の表面の駆動軸3が浸る位置周辺を覆って、駆動軸3周辺の溶融はんだの表面を外気から隔絶するための箱状体5とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 溶融はんだの噴流を発生させるためのはんだ槽を備えるフローはんだ付け装置において、前記はんだ槽は、溶融はんだの噴流を発生させるための回転羽根を回転駆動させるための駆動軸と、前記溶融はんだの表面の前記駆動軸が浸る位置周辺を覆って、前記駆動軸周辺の溶融はんだの表面を外気から隔絶するための箱状体とを備えることを特徴とするフローはんだ付け装置。 【請求項2】 前記箱状体は、その下部が開放されており、該開放された開口部が前記溶融はんだ中に浸漬されていることを特徴とする請求項1に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項3】 前記箱状体の上部は蓋体により密閉されており、該蓋体には前記駆動軸を回転可能且つ気密状態に支持するための摺動部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項4】 前記摺動部材は、耐熱性のシール材からなることを特徴とする請求項3に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項5】 前記蓋体は、耐熱性透明ガラスから形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項6】 前記箱状体には、その内部に不活性ガスを注入するための注入口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項7】 前記箱状体には、放熱用のフィンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項8】 前記箱状体は、はんだ非付着性の材料から形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項9】 前記箱状体には、該箱状体の内部を上下に分離する分離壁が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項10】 前記箱状体の上部は蓋体により密閉されているとともに、前記分離壁には前記駆動軸を回転可能に支持する摺動部材が配置されており、前記駆動軸の上端部の前記蓋体と前記分離壁に挟まれた位置には、磁化された円盤部材が取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項11】 前記蓋体は非磁性材料から形成されていることを特徴とする請求項10に記載のフローはんだ付け装置。 【請求項12】 前記蓋体は耐熱性材料から形成されていることを特徴とする請求項10に記載のフローはんだ付け装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、はんだの酸化を防止するようにしたフローはんだ付け装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、被はんだ付け基板に各種電子部品であるラジアルやアキシャルタイプ等のリード部品をはんだ付けする自動はんだ付け装置として、はんだを噴流するフローはんだ付け装置が知られている。 【0003】このフローはんだ付け装置は、図8に示される様に、はんだ付け装置本体441の中に、図示しない被はんだ付け基板を、両側の搬送チェーン442に設けた図示しない挟持爪間に挟持して、搬送しながらはんだ付けするものである。この装置内には、搬送チェーン442の下側に、搬入口側から順に、フラックス塗布ユニット443、予備加熱ヒーターユニット444、はんだ付けを行うはんだ槽401、冷却を行う冷却ファン445が配置されているのが一般的で、特にはんだ付けを行うはんだ槽401は、はんだ付けを良好に行うために、図7に示す様に構成されている。 【0004】即ち、図7のはんだ槽401内には、はんだの噴流波314を生成するはんだ吹き出しノズル313が、ケーシング302の上部に取り付けられている。そして、はんだ槽本体301内のはんだ312が、図示しない加熱ヒーターによって加熱溶融され、この溶融されたはんだ312が、回転羽根304の回転によって、ケーシング302内を通りはんだ吹き出しノズル313に圧送され、はんだ吹き出しノズル313よりはんだの噴流波314が発生し、図示しない被はんだ付け基板と電子部品のはんだ付けを行なう。回転羽根304は駆動軸303の下端に取りつけられており、駆動軸303を介して、はんだ槽本体301外に設けられたモーター311によって回転駆動される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来例では、はんだの噴流波314を発生させるために、はんだ312を圧送する必要がある。 【0006】この圧送のために、駆動軸303に回転羽根304を付けたものをモーター311にて回転しなければならず、この時、はんだ312の空気と接する表面部には駆動軸303の回転が加わり、この回転によって空気がはんだ312中に巻き込まれることになる。そのため、以下のような欠点があった。 【0007】即ち、駆動軸303の回転によって、溶融したはんだ312が渦巻き状の波を起こし、これに空気が積極的に取り込まれることで、はんだ312の酸化物の発生が多くなり、これによってはんだ312の減少を来たし、はんだ312の補給が多くなり、コストアップを招いていた。 【0008】また、この酸化物が駆動軸303の回転によってはんだ312中に巻き込まれ、回転羽根304によってはんだ吹き出しノズル313へ圧送されるため、はんだ付け部への酸化物の混入が起こり、はんだ付け部の欠陥や、酸化物からの空気の持ち込み等で、接合部にボイドを生じさせるなど、接合信頼性の低下をも招いていた。 【0009】従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、はんだの酸化を極力防止することができるフローはんだ付け装置を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わるフローはんだ付け装置は、溶融はんだの噴流を発生させるためのはんだ槽を備えるフローはんだ付け装置において、前記はんだ槽は、溶融はんだの噴流を発生させるための回転羽根を回転駆動させるための駆動軸と、前記溶融はんだの表面の前記駆動軸が浸る位置周辺を覆って、前記駆動軸周辺の溶融はんだの表面を外気から隔絶するための箱状体とを備えることを特徴としている。 【0011】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記箱状体は、その下部が開放されており、該開放された開口部が前記溶融はんだ中に浸漬されていることを特徴としている。 【0012】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記箱状体の上部は蓋体により密閉されており、該蓋体には前記駆動軸を回転可能且つ気密状態に支持するための摺動部材が配置されていることを特徴としている。 【0013】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記摺動部材は、耐熱性のシール材からなることを特徴としている。 【0014】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記蓋体は、耐熱性透明ガラスから形成されていることを特徴としている。 【0015】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記箱状体には、その内部に不活性ガスを注入するための注入口が設けられていることを特徴としている。 【0016】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記箱状体には、放熱用のフィンが設けられていることを特徴としている。 【0017】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記箱状体は、はんだ非付着性の材料から形成されていることを特徴としている。 【0018】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記箱状体には、該箱状体の内部を上下に分離する分離壁が配置されていることを特徴としている。 【0019】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記箱状体の上部は蓋体により密閉されているとともに、前記分離壁には前記駆動軸を回転可能に支持する摺動部材が配置されており、前記駆動軸の上端部の前記蓋体と前記分離壁に挟まれた位置には、磁化された円盤部材が取り付けられていることを特徴としている。 【0020】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記蓋体は非磁性材料から形成されていることを特徴としている。 【0021】また、この発明に係わるフローはんだ付け装置において、前記蓋体は耐熱性材料から形成されていることを特徴としている。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。 【0023】(第1の実施形態)第1の実施形態のフローはんだ付け装置は、図1に示す様に、はんだ付けを行うはんだ槽1において、はんだ12の噴流波14を発生させるための回転羽根4を取り付けた駆動軸3の回転部分と、溶融したはんだ12が接触する部分を、空気層と遮断するようにしてはんだ12の酸化物発生を抑制したものである。なお、本実施形態のフローはんだ付け装置は、図8に示したフローはんだ付け装置において、従来のはんだ槽401の代わりに図1に示したはんだ槽1を配置したものである。 【0024】即ち、本実施形態では、図2乃至図4に示す様な構造にしたことにより、空気遮断用ボックス5の開口部側が、溶融したはんだ12中に浸漬されることで、空気遮断用ボックス5内の空間部分を極力少なくすることができる。これにより、駆動軸3の回転部分において、溶融したはんだ12が空間層に存在する空気(酸素)と接触することによって起こる酸化反応を抑制することができる。 【0025】なお、空気遮断用ボックス5は、はんだ非付着性の材料からなり、図2乃至図4に示す様に、その下部が開口になっており、上部にはその外部に外部密閉蓋7が、また、その内部には内部密閉蓋8が配置されている。外部密閉蓋7と内部密閉蓋8の一部分には、回転羽根4を回転させる駆動軸3が貫通できる様に、耐熱シール材による摺動部9が配置され、空気遮断用ボックス5内は、外部の空気層と完全に遮断されるように構成されている。また、より効果を上げるために、空気遮断用ボックス5内に不活性ガスを封入出来る構造にもなっている。なお、外部密閉蓋7及び内部密閉蓋8は耐熱性の材料から形成されている。 【0026】上記構成において、この空気遮断用ボックス5に駆動軸3を取り付けたものを、はんだ槽本体1aの所定の部分に、取り付けアーム6を用いて固定する。固定時の取り付け位置は、空気遮断用ボックス5の開口部端面部が、溶融したはんだ12の表面下30mm以上になる様に設定される。 【0027】この取り付けた空気遮断用ボックス5は、駆動軸3の上部に取り付けたプーリー10と下部に取り付けた回転羽根4が、図示しない固定具で一体化されて耐熱シール材による摺動部9に設置されたものである。そして、プーリー10と駆動用のモーター11をベルトで繋ぎ、回転羽根4を回転し、はんだ槽1内のはんだ12をケーシング2内で圧送することで、ケーシング2の上部に設けられたはんだ吹き出しノズル13よりはんだの噴流波14が得られる。本実施形態の空気遮断用ボックス5を使用することで、駆動軸3の回転部分においてはんだ12が接触する空気の量が少なくなり、結果的にはんだ12の酸化を大幅に減少出来る。また、図2及び図4に示す様に、不活性ガスを注入口15,16を介して空気遮断用ボックス5内に封入することでよりその効果を上げることが可能である。なお、17は空気遮断用ボックス5内の気体の排出口を示す。 【0028】なお、上記構成において、図3及び図4に示す様な構造にすることで、例えば、図3の冷却フィン18を設けた構造では、空気遮断用ボックス5の両密閉蓋7,8の一部に設けられたシール材9の、溶融はんだからの熱による劣化を防止でき、長期稼動が可能となる。 【0029】また、図4に示すように耐熱性透明ガラス19,20を密閉蓋として設けたことで、空気遮断用ボックス5内のはんだの状態を稼動中でも監視でき、はんだの管理状態が向上出来る。 【0030】以下、具体的な実施例について説明する。 【0031】[実施例1]図1において、はんだ槽本体1a内にケーシング2を設置し、これに合わせて駆動軸3の先端に回転羽根4を組み込んだ空気遮断用ボックス5を、取り付けアーム6にてはんだ槽本体1aに取り付けた後、はんだ槽本体1a内にはんだ12を溶融しながら規定量になるまで投入した。 【0032】なお、本実施例においては、はんだ槽本体1a内で駆動軸3を回転することで、回転羽根4も同時に回転されるため、はんだ12が圧送され、はんだ吹き出しノズル13より、はんだの噴流波14が発生する。このとき、はんだの噴流波の部分においても酸化物が発生してしまうため、駆動軸3の周辺から発生する酸化物の量のみを測定するために、条件を以下の様に設定し、駆動軸3の周辺から発生するはんだ12の酸化物量を測定し比較した。 【0033】設定条件1)はんだ温度 :240℃2)駆動軸回転数 :250rpm3)駆動軸数 :一次波と二次波用の両駆動軸4)はんだ槽の測定面積:はんだ槽本体端部より270mmの位置に仕切り板を配置し、噴流波における酸化物の影響を除いた。又、空気遮断用ボックスのサイズを250mm×350mmとし、この範囲内での比較測定とした。 【0034】5)運転時間 :10Hrs、15Hrs、25Hrs酸化物発生量比較値測定タイム :10Hrs 15Hrs 25Hrs図7の従来法 :3.5Kg 4.5Kg 6.5Kg実施例1の方法 :0.9Kg 1.0Kg 1.1Kg以上の結果から明らかな様に、本実施例による効果が大きいことが分かる。 【0035】[実施例2]実施例1と同様な方法にて行ったが、条件として、空気遮断用ボックスとして、図2示す形態のものを用い、不活性ガス(窒素)を不活性ガス注入口から、流量を20L/minにて上部空間部と下部空間部の酸素分が十分に置換されるように5分間封入を行った後、封入口のバルブと排出口のバルブを締めて、稼動後の酸化物発生量を測定した。 【0036】設定条件1)実施例1と同条件2)空気遮断用ボックス内は不活性ガス(純度99.995%)封入酸化物発生量比較値測定タイム :10Hrs 15Hrs 25Hrs図7の従来法 :3.5Kg 4.5Kg 6.5Kg実施例2の方法 :0.2Kg 0.22Kg 0.23Kg以上の結果から明らかな様に、本実施例の様に、初期に不活性ガスを封入することで、酸化物の発生量が大幅に抑制出来た。 【0037】上記2つの実施例から分かるように、駆動軸部の回転によるはんだの酸化防止には、本実施形態の様な構成にすることで、効果が大であることが明らかである。 【0038】(第2の実施形態)第2の実施形態のフローはんだ付け装置は、図5に示す様に、はんだ付けを行うはんだ槽101において、はんだ116の噴流波117を発生させるための回転羽根104を取り付けた駆動軸103の回転部分と、溶融したはんだ116が接触する部分を、空気層と遮断するようにしてはんだ116の酸化物発生を抑制したものである。なお、本実施形態のフローはんだ付け装置は、図8に示したフローはんだ付け装置において、従来のはんだ槽401の代わりに図5に示したはんだ槽101を配置したものである。 【0039】即ち、本実施形態では、図6に示す様に、空気遮断用ボックス105の外部密閉蓋107には、駆動軸103の回転摺動部が無い構造にしている。空気遮断用ボックス105の開口部側が、溶融したはんだ116中に浸漬されることで、空気遮断用ボックス105内の空間部分を極力少なくすることができる。これにより、駆動軸103の回転部分において、溶融したはんだ116が空間層に存在する空気(酸素)と接触することによって起こる酸化反応を抑制することができる。 【0040】なお、空気遮断用ボックス105は、図6に示す様に、その下方側のはんだ116中に浸漬する部分は開口になっており、上部にはその外部に外部密閉蓋107が、また、その内部には内部固定板108が配置されている。内部固定板108には、駆動軸103が貫通できるように耐熱性摺動部109が配置されており、これに駆動軸103をセットした上端には、下部マグネットディスク板110が固定されている。この下部マグネットディスク板110によって、外部密閉蓋107を介して駆動力の伝達ができるため、外部密閉蓋107に駆動軸103を貫通させるための穴を設ける必要がない。これによって空気遮断用ボックス105内は、外部の空気層と完全に遮断される。 【0041】なお、外部密閉蓋107は耐熱性を有していると共に、非磁性材料で構成されている。また、より効果を上げるために、空気遮断用ボックス105内に不活性ガスを封入出来る構造にすることもできる。 【0042】上記構成において、空気遮断用ボックス105の内部固定板108に耐熱性摺動部109を取り付け、この部分に駆動軸103をセットした後、上部先端に下部マグネットディスク板110を取り付けたものを、はんだ槽本体101aの所定の部分に取り付けアーム106を用いて固定する。この固定時の取り付け位置は、空気遮断用ボックス105の下部開口部端面部が、溶融したはんだ116の表面下30mm以上になる様に設定する。 【0043】空気遮断用ボックス105の、駆動軸103の先端に取り付けた下部マグネットディスク板110の同軸上の位置には、モーター取り付けアーム111のはんだ槽本体1a側に、同様な上部マグネットディスク板112が、プーリー113とセットで取り付けられている。そして、モーター115からベルト114を介してプーリー113を回転させることにより、上部マグネットディスク板112が同様に回転されるため、下部マグネットディスク板110もマグネットの力で回転される。これにより、駆動軸103の下部に取り付けられた回転羽根104が回転し、はんだ槽本体101a内のはんだ116をケーシング102内で圧送させることができる。そして、ケーシング102の上部に設けられたはんだ吹き出しノズル117からはんだが噴出し、はんだの噴流波118が得られる。 【0044】従って、本実施形態の空気遮断用ボックス105を使用することにより、駆動軸103の回転部分に接触する空気の量が少なく、結果的にはんだ116の酸化を大幅に減少出来る。 【0045】以下、具体的な実施例について説明する。 【0046】[実施例]図1において、はんだ槽本体101a内にケーシング102を設置し、これに合わせて駆動軸103の先端に回転羽根104を組み込んだ空気遮断用ボックス105を、取り付けアーム106を用いてはんだ槽本体101aに取り付けた後、はんだ槽本体101a内にはんだ116を溶融しながら規定量になるまで投入した。 【0047】なお、本実施例においては、はんだ槽本体101a内で駆動軸103を回転することで、回転羽根104も同時に回転されるため、はんだ116が圧送され、はんだ吹き出しノズル117より、はんだの噴流波118が発生する。このとき、はんだの噴流波の部分においても酸化物が発生してしまうため、駆動軸103の周辺から発生する酸化物の量のみを測定するために、条件を以下の様に設定し、駆動軸103の周辺から発生するはんだ116の酸化物量を測定し比較した。 設定条件1)はんだ温度 :240℃2)駆動軸回転数 :250rpm3)駆動軸数 :一次波と二次波用の両駆動軸4)はんだ槽の測定面積:はんだ槽本体の端部から270mmの位置に仕切り板を配置し、噴流波による影響を除いた。また、空気遮断用ボックスのサイズを250mm×350mmとし、この範囲内での比較測定とした5)運転時間 :10Hrs、15Hrs、25Hrs 酸化物発生量比較値 測定タイム :10Hrs 15Hrs 25Hrs 図7の従来法 :3.5Kg 4.5Kg 6.5Kg 本実施例の方法 :0.9Kg 1.0Kg 1.1Kg 本実施例の方法で不活性ガス併用:0.18Kg 0.18Kg 0.19Kg上記の結果から分かるように、駆動軸の回転によって発生するはんだの酸化防止には、本実施形態の構成にすることで、効果が大であることが明らかである。以上説明したように、上記の第1及び第2の実施形態によれば、駆動軸の回転部周辺のはんだの表面が大気から隔絶されているため、駆動軸の回転による空気の巻き込みが少なく、はんだの酸化が発生しにくい。 【0048】即ち、駆動軸周辺のはんだに酸化物が発生しにくく、駆動軸の回転による酸化物の巻き込みも起こらず、ノズルからの噴流波のはんだは、酸化物の混入の少ない物が得られ、はんだ付け部に欠陥の無い良好なはんだ付けが得られる。 【0049】また、はんだの酸化が起こりにくいことによって、はんだの消耗が減り大幅なコストダウンが可能となる。 【0050】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、はんだの酸化を極力防止することができるフローはんだ付け装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月6日(2000.6.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076428 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 康徳 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−352161(P2001−352161A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−169673(P2000−169673) |
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