| 【発明の名称】 |
部品実装装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上 田 俊 一
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| 【要約】 |
【課題】キャリアテープのテープ原点出しをオペレータの個人差の影響を受けることなく簡易かつ短時間に行うことができる部品実装装置を提供する。
【解決手段】コントローラ15は、手動原点出し動作が指示されたときには、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させた後、操作パネル16のテープ送りボタン16cによる指示に従ってキャリアテープ上に配置された電子部品を位置決めする。また、コントローラ15は、位置決めが完了するまでのパルスモータ12の回転パルス数をカウンタ13により計数し、操作パネル16の原点登録ボタン16bによる指示が与えられた時点で、この計数された回転パルス数に対応する値を原点オフセット量としてメモリ14に記憶させる。なお、コントローラ15は、自動原点出し動作が指示されたときには、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させた後、メモリ14に記憶された原点オフセット量に対応する回転パルス数だけパルスモータ12を制御してキャリアテープ24上に配置された電子部品23を位置決めする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】キャリアテープ上に所定ピッチで配置された複数の電子部品を順次打ち抜き、この打ち抜かれた電子部品を基板上に実装する部品実装装置において、前記キャリアテープを搬送する搬送機構と、前記搬送機構を駆動する駆動モータと、前記駆動モータを制御するコントローラと、前記コントローラにより制御される前記駆動モータの駆動量を計数するカウンタと、前記カウンタにより計数された駆動量を記憶するための記憶装置と、前記コントローラに対して外部から指示を与える操作装置とを備え、前記コントローラは、前記操作装置により手動原点出し動作が指示されたときに、前記駆動モータを再現性のあるモータ原点に復帰させた後、前記操作装置からの指示に従って前記キャリアテープ上に配置された電子部品の位置決めが完了するまでの前記駆動モータの駆動量を前記カウンタにより計数するとともに、この計数された駆動量に対応する値を原点オフセット量として前記記憶装置に記憶させ、一方、前記操作装置により自動原点出し動作が指示されたときに、前記駆動モータを再現性のあるモータ原点に復帰させた後、前記記憶装置に記憶された原点オフセット量に対応する駆動量に基づいて前記駆動モータを制御して前記キャリアテープ上に配置された電子部品を位置決めすることを特徴とする部品実装装置。 【請求項2】前記キャリアテープ上に配置された電子部品の有無を検出する部品有無検出センサをさらに備え、前記コントローラは、前記操作装置により前記自動原点出し動作が指示されたときに、前記記憶装置に記憶された原点オフセット量に対応する駆動量に基づいて前記駆動モータを制御するとともに、前記部品有無検出センサの検出結果に基づいて前記キャリアテープの先頭に位置する電子部品を位置決めするよう前記駆動モータを制御することを特徴とする請求項1記載の部品実装装置。 【請求項3】前記キャリアテープ上に配置された電子部品の位置を検出する部品位置検出センサをさらに備え、前記コントローラは、前記操作装置により前記自動原点出し動作が指示されたときに、前記記憶装置に記憶された原点オフセット量に対応する駆動量に基づいて前記駆動モータを制御するとともに、前記部品位置検出センサの検出結果に基づいて電子部品の位置を調整するよう前記駆動モータを制御することを特徴とする請求項1または2記載の部品実装装置。 【請求項4】前記コントローラは、前記原点オフセット量として、前記カウンタにより計数された駆動量を電子部品の1ピッチ分に相当する駆動量で割った余りを前記記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の部品実装装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は基板上に電子部品を実装する部品実装装置に係り、とりわけ、キャリアテープ上に所定ピッチで配置された複数の電子部品を順次打ち抜き、この打ち抜かれた電子部品を基板上に実装する部品実装装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、液晶パネル等のフラットパネルディスプレイを製造するための部品実装装置として、液晶基板等の基板上にTAB−IC(Tape Automated Bonding-Integrated Circuit)等の電子部品を実装する部品実装装置が知られている。このような部品実装装置においては一般に、複数の電子部品を所定ピッチで配置してなるキャリアテープから金型により電子部品を1個ずつ打ち抜き、この打ち抜かれた電子部品を基板上に異方性導電膜テープ(ACF)を介して実装している。 【0003】図6(a)(b)(c)はこのような実装工程を説明するための図である。図6(a)(b)(c)に示すように、まず、基板21上に異方性導電テープ22を貼付する(図6(a)参照)。次いで、キャリアテープ24から金型(図示せず)により電子部品23を1個ずつ打ち抜き、この打ち抜かれた電子部品23を異方性導電テープ22を介して基板21上に仮圧着する(図6(b)参照)。その後、電子部品23が仮圧着された基板21をバックアップ25上に載置した後、圧着ツール26によりガラス基板21上に電子部品23を本圧着する(図6(c)参照)。 【0004】ところで、このような部品実装装置においては、キャリアテープ24から電子部品23を正確に打ち抜くため、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を金型に対して正確に位置決めする必要がある。 【0005】一般に、このような部品実装装置においては、キャリアテープ24を搬送する搬送機構として、キャリアテープ24の両側に設けられた複数のパーフォレーション24aに嵌合する複数の歯を有するスプロケットを設け、このスプロケットをパルスモータ等により駆動することによりキャリアテープ24を搬送している。そして、このような部品実装装置においては、キャリアテープ24のテープ原点出しを行ってキャリアテープ24上に配置された電子部品23を金型に対して位置決めした後、電子部品23の1ピッチ分に相当する距離ずつキャリアテープ24を順次送ることにより、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を金型に対して順次正確に位置決めするようにしている。 【0006】ここで、従来においては、キャリアテープ24のテープ原点出しを行うため、パルスモータを再現性のあるモータ原点に復帰させた後、パルスモータを人手により制御して金型の打抜き位置に電子部品23が正確に位置決めされるようキャリアテープ24を微調整している。なお、キャリアテープ24のテープ原点出しが完了した場合には、パルスモータのカウンタを初期化し、キャリアテープ24のテープ原点をパルスモータの初期位置として設定する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来の部品実装装置では、装置電源が再起動したり非常停止したりした場合に、上述したようにして設定されたパルスモータの初期位置を再設定する必要が生じる。これは、装置電源からの電力の供給がなくなると、パルスモータを定位置に固定させることできなくなり、外乱等の影響によりパルスモータの実際の位置とカウンタとの間の対応関係が変化してしまうからである。このため、装置電源を再起動したり非常停止したりした場合には、再度キャリアテープ24のテープ原点出しを行う必要が生じる。なお、従来においては特に、キャリアテープ24のテープ原点出しを人手により行っているので、手間と時間とがかかり、またオペレータの個人差によってテープ原点が微妙にずれるおそれがある。 【0008】本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、キャリアテープのテープ原点出しをオペレータの個人差の影響を受けることなく簡易かつ短時間に行うことができる部品実装装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、キャリアテープ上に所定ピッチで配置された複数の電子部品を順次打ち抜き、この打ち抜かれた電子部品を基板上に実装する部品実装装置において、前記キャリアテープを搬送する搬送機構と、前記搬送機構を駆動する駆動モータと、前記駆動モータを制御するコントローラと、前記コントローラにより制御される前記駆動モータの駆動量を計数するカウンタと、前記カウンタにより計数された駆動量を記憶するための記憶装置と、前記コントローラに対して外部から指示を与える操作装置とを備え、前記コントローラは、前記操作装置により手動原点出し動作が指示されたときに、前記駆動モータを再現性のあるモータ原点に復帰させた後、前記操作装置からの指示に従って前記キャリアテープ上に配置された電子部品の位置決めが完了するまでの前記駆動モータの駆動量を前記カウンタにより計数するとともに、この計数された駆動量に対応する値を原点オフセット量として前記記憶装置に記憶させ、一方、前記操作装置により自動原点出し動作が指示されたときに、前記駆動モータを再現性のあるモータ原点に復帰させた後、前記記憶装置に記憶された原点オフセット量に対応する駆動量に基づいて前記駆動モータを制御して前記キャリアテープ上に配置された電子部品を位置決めすることを特徴とする部品実装装置を提供する。 【0010】なお、本発明においては、前記キャリアテープ上に配置された電子部品の有無を検出する部品有無検出センサをさらに備え、前記コントローラは、前記操作装置により前記自動原点出し動作が指示されたときに、前記記憶装置に記憶された原点オフセット量に対応する駆動量に基づいて前記駆動モータを制御するとともに、前記部品有無検出センサの検出結果に基づいて前記キャリアテープの先頭に位置する電子部品を位置決めするよう前記駆動モータを制御することが好ましい。また、本発明においては、前記キャリアテープ上に配置された電子部品の位置を検出する部品位置検出センサをさらに備え、前記コントローラは、前記操作装置により前記自動原点出し動作が指示されたときに、前記記憶装置に記憶された原点オフセット量に対応する駆動量に基づいて前記駆動モータを制御するとともに、前記部品位置検出センサの検出結果に基づいて電子部品の位置を調整するよう前記駆動モータを制御することが好ましい。 【0011】本発明によれば、手動原点出し動作が指示されたときには、駆動モータを再現性のあるモータ原点に復帰させた後、キャリアテープ上に配置された電子部品の位置決めが完了するまでの駆動モータの駆動量を計数し、この計数された駆動量に対応する値を原点オフセット量として記憶装置に記憶させる。一方、自動原点出し動作が指示されたときには、駆動モータを再現性のあるモータ原点に復帰させた後、記憶装置に記憶された原点オフセット量に対応する駆動量に基づいて駆動モータを駆動する。従って、装置電源が最初に立ち上げられた場合には、人手によりキャリアテープのテープ原点出しを行う必要があるが、その後、装置電源が再起動したり停止したりした場合には、記憶装置に記憶された原点オフセット量に基づいてテープ原点出しを行うことができる。このため、装置電源が再起動したり停止したりした場合でも、キャリアテープのテープ原点出しをオペレータの個人差の影響を受けることなく簡易かつ短時間に行うことができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図5は本発明による部品実装装置の一実施の形態を示す図である。 【0013】まず、図1および図2により、部品実装装置の全体構成について説明する。図1は部品実装装置の一実施の形態の全体構成を示す概略図、図2は図1に示す部品実装装置のII部分の拡大斜視図である。 【0014】図1および図2に示す部品実装装置において、キャリアテープ24上に所定ピッチで配置された複数の電子部品23は金型10(上金型10aおよび下金型10b)により順次打ち抜かれ、この打ち抜かれた電子部品23が基板(図示せず)上に実装される。なお、キャリアテープ24は、スペーサテープ27とともにテープ供給リール1に巻かれており、搬送機構としての分離スプロケット2、大スプロケット3および小スプロケット4により金型10を通して搬送されるようになっている。また、金型10により電子部品23が打ち抜かれた後のキャリアテープ24は、打抜き済みテープ巻取りリール5により巻き取られるようになっている。さらに、分離スプロケット2にて分離されたスペーサテープ27は、スペーサテープ巻取りリール6により巻き取られるようになっている。 【0015】ここで、テープ供給リール1、小スプロケット4、打抜き済みテープ巻取りリール5およびスペーサテープ巻取りリール6にはそれぞれトルクモータ(図示せず)が接続されており、これらのトルクモータによりキャリアテープ24およびスペーサテープ27の供給および巻取りが行われるようになっている。なお、テープ供給リール1およびスペーサテープ巻取りリール6にはそれぞれリール径検出センサ11a,11bが設けられており、キャリアテープ24の供給状況およびスペーサテープ27の巻取り状況を監視することができるようになっている。 【0016】また、大スプロケット3にはパルスモータ(駆動モータ)(図3の符号12参照)が接続されており、このパルスモータにより大スプロケット3が駆動されるようになっている。具体的には、大スプロケット3の駆動により、キャリアテープ24のテープ原点出しを行ってキャリアテープ24上に配置された電子部品23を金型に対して位置決めした後、電子部品23の1ピッチ分に相当する距離ずつキャリアテープ24を順次送ることにより、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を金型に対して順次正確に位置決めすることができるようになっている。なお、キャリアテープ24の両側には、所定ピッチで配置された複数のパーフォレーション24aが設けられており、これらパーフォレーション24aと分離スプロケット2、大スプロケット3および小スプロケット4の外周に設けられた複数の歯とを嵌合させることにより、キャリアテープ24を正確に送ることができるようになっている。なお、電子部品23のピッチは、パーフォレーション24aのピッチの整数倍となっている。 【0017】さらに、大スプロケット3の近傍にはキャリアテープ24を確実に案内するためのテープクランパ7が設けられている。また、大スプロケット3と金型10との間には、キャリアテープ24上に配置された電子部品23の有無をキャリアテープ24を介しての光の通過/遮蔽により検出する部品有無検出センサ8と、キャリアテープ24上に配置された電子部品23の位置をキャリアテープ24上の位置検出孔等のマーク24bによって検出する部品位置検出センサ9とが設けられている。 【0018】図3は図1および図2に示す部品実装装置の駆動制御系を示すブロック図である。図3に示すように、パルスモータ12、部品有無検出センサ8および部品位置検出センサ9はコントローラ15に接続されている。また、コントローラ15には、パルスモータ12の回転パルス数(駆動量)を計数するカウンタ13と、カウンタ13により計数された回転パルス数を記憶するためのメモリ(記憶装置)14と、コントローラ15に対して外部から指示を与える操作パネル(操作装置)16とが接続されている。なお、操作パネル16は、キャリアテープ24のテープ原点出し動作の種類(手動原点出し動作または自動原点出し動作)を指示するための原点出しボタン16aと、カウンタ13により計数された回転パルス数に対応する値を原点オフセット量としてメモリ14に記憶させるための原点登録ボタン16bと、キャリアテープ24を正逆いずれかの方向に移動させるためのテープ送りボタン16cとを有している。 【0019】ここで、コントローラ15は、操作パネル16の原点出しボタン16aにより指示されたテープ原点出し動作の種類を判断し、その種類に応じて次のような動作を行うようになっている。具体的には、手動原点出し動作が指示されたときには、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させた後、操作パネル16のテープ送りボタン16cによる指示に従ってキャリアテープ24上に配置された電子部品23を位置決めする。そして、コントローラ15は、位置決めが完了するまでのパルスモータ12の回転パルス数をカウンタ13により計数し、操作パネル16の原点登録ボタン16bによる指示が与えられた時点で、この計数された回転パルス数に対応する値を原点オフセット量としてメモリ14に記憶させる。一方、コントローラ15は、自動原点出し動作が指示されたときには、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させた後、メモリ14に記憶された原点オフセット量に対応する回転パルス数だけパルスモータ12を制御してキャリアテープ24上に配置された電子部品23を位置決めする。なおここでは、メモリ14に記憶される原点オフセット量は、カウンタ13により計数された回転パルス数Pを電子部品23の1ピッチ分に相当する回転パルス数pで割った余りcである。なお、原点オフセット量は、回転パルスPをパーフォレーション24aの1ピッチ分に相当する回転パルス数で割った余りとしてもよい。 【0020】また、コントローラ15は、操作パネル16の原点出しボタン16aにより自動原点出し動作が指示されたときには、部品有無検出センサ8の検出結果に基づいてキャリアテープ24の先頭に位置する電子部品23を位置決めするようパルスモータ12を制御するとともに、部品位置検出センサ9の検出結果に基づいて電子部品23の位置を調整するようパルスモータ12を制御するようになっている。 【0021】次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。 【0022】図1乃至図3において、コントローラ15による制御の下で、パルスモータ12により大スプロケット3が駆動されると、テープ供給リール1に巻かれたキャリアテープ24が分離スプロケット2、大スプロケット3を介して金型10まで搬送され、キャリアテープ24上に所定ピッチで配置された複数の電子部品23が金型10により順次打ち抜かれる。なお、この打ち抜かれた電子部品23は基板(図示せず)上に実装される。 【0023】このとき、具体的には、大スプロケット3の駆動により、キャリアテープ24のテープ原点出しを行ってキャリアテープ24の先頭に位置する電子部品23を金型に対して位置決めした後、電子部品23の1ピッチ分に相当する距離ずつキャリアテープ24を順次送ることにより、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を金型に対して順次正確に位置決めする。 【0024】次に、図4および図5(a)(b)(c)により、図1乃至図3に示す部品実装装置においてキャリアテープ24のテープ原点出しを行う場合の作用について説明する。 【0025】図4に示すように、まず、オペレータが操作パネル16の原点出しボタン16aを押下する(ステップ101)。 【0026】ここで、原点出しボタン16aの押下時間が3秒以内であれば、「手動原点出し動作」が選択され、押下時間が3秒以上であれば、「自動原点出し動作」が選択される(ステップ102)。 【0027】(手動原点出し動作)ステップ102において、手動原点出し動作が選択された場合には、コントローラ15は、操作パネル16の原点出しボタン16aからの信号に基づいてパルスモータ12に作動信号を送り、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させる(ステップ103)。なお、大スプロケット3には1回転に1回オンする外部センサが設けられており、この外部センサからの検出信号に基づいて大スプロケット3を常に同じ位置で停止させることができるようになっている。 【0028】ここで、オペレータは、操作パネル16のテープ送りボタン16cを操作する。このとき、コントローラ15は、操作パネル16のテープ送りボタン16からの信号に基づいてパルスモータ12に作動信号を送り、キャリアテープ24を正逆いずれかの方向に移動させることにより、キャリアテープ24の先頭に位置する電子部品24を金型10の打抜き位置に位置決めする(ステップ104)。なおこのとき、コントローラ15は、パルスモータ12の回転パルス数を、順送り方向をプラス(+)、逆送り方向をマイナス(−)としてカウンタ13により計数する。 【0029】その後、オペレータは、操作パネル16の原点登録ボタン16bを押下する(ステップ105)。このとき、コントローラ15は、操作パネル16の原点登録ボタン16bからの信号に基づいて、カウンタ13により計数されたパルスモータ12の回転パルス数に対応する値を原点オフセット量としてメモリ14に記憶させる(ステップ106)。なお、コントローラ15は、カウンタ13により計数された回転パルス数Pを電子部品23の1ピッチ分に相当する回転パルス数pで割った余りcを算出し、この余りcを原点オフセット量としてメモリ14に記憶させる。 【0030】(自動原点出し動作)一方、自動原点出し動作が選択された場合には、コントローラ15は、操作パネル16の原点出しボタン16aからの信号に基づいてパルスモータ12に作動信号を送り、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させる(ステップ107)。 【0031】その後、コントローラ15は、メモリ14に記憶された原点オフセット量に対応する回転パルス数だけパルスモータ12を回転させる(ステップ108)。 【0032】このとき、コントローラ15は、部品有無検出センサ8の検出結果に基づいてキャリアテープ24の送りを制御する。具体的には、部品有無検出センサ8により電子部品23の有無を検出し(ステップ109)、部品有無検出センサ8により電子部品23が検出されるまで、電子部品23の1ピッチ分に相当する距離ずつキャリアテープ24を送る(ステップ110)。そして、部品有無検出センサ8が電子部品23を検出した時点で、ステップ111へ移る。これにより、キャリアテープ24の先頭に設けられているリーダテープ部(電子部品23が設けられていない部分)等を高速にスキップすることができ、キャリアテープ24を交換等した場合であって、キャリアテープ24の先頭に位置する電子部品23が金型10の打抜き位置の上流側にある場合(図5(a)参照)でも、キャリアテープの先頭に位置する電子部品23を確実かつ短時間に位置決めすることができる。なお、部品有無検出センサ8が電子部品23を検出するまで、キャリアテープ24を連続的に送ることももちろん可能である。 【0033】次いで、コントローラ15は、部品位置検出センサ9の検出結果に基づいてキャリアテープ24の送りを制御する。具体的には、部品位置検出センサ9によりキャリアテープ24上のマーク24bの有無を検出し(ステップ111)、部品位置検出センサ9によりマーク24bが検出されるまで、パーフォレーション24aの1ピッチ分に相当する距離ずつキャリアテープ24を送る(ステップ112)。そして、部品位置検出センサ9がマーク24bを検出した時点で、キャリアテープ24のテープ原点出しを終了する。これにより、電子部品23の位置を確実に調整することができ、キャリアテープ24を交換等した場合であって、パーフォレーション24aの位置は再現されるが電子部品23の位置が再現されないような場合(図5(b)参照)でも、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を確実かつ短時間に位置決めすることができる。 【0034】なお、上述したステップ109および110の処理においては、キャリアテープ24の先頭に位置する電子部品23が金型10の打抜き位置の上流側にある場合(図5(a)(b)参照)のみを想定しているが、キャリアテープ24の打ち抜きの途中で装置電源が再起動等した場合には、キャリアテープ24の先頭に位置する打抜き前の電子部品23が金型10の打抜き位置の下流側にある場合(図5(c)参照)もあり得る。従って、ステップ109および110の処理、またはステップ110および111の処理が終了した後、電子部品23の1ピッチ分に相当する距離だけキャリアテープ24を逆送りし、位置決めされた電子部品23よりも下流側に電子部品23が存在しないことを確認するようにしてもよい。なおこのとき、部品有無検出センサ8により電子部品23が検出された場合には、電子部品23が検出されなくなるまで、電子部品23の1ピッチ分に相当する距離ずつキャリアテープ24を逆送りする。これにより、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を無駄なく打ち抜くことできる。 【0035】なお、上述した実施の形態においては、便宜上部品有無検出センサ8および部品位置検出センサ9があたかも金型10による打抜き位置に配置されているごとくに説明したが、図2に示すように、部品有無検出センサ8および部品位置検出センサ9は金型10の打抜き位置に対して所定電子部品ピッチ分、或いは所定パーフォレーションピッチ分上流に配置されていることから、実際には、上述の原点出し動作の後、部品有無検出センサ8および部品位置検出センサ9と金型10の打抜き位置との間の距離に相当する回転パルス数だけパルスモータ12を回転させ、先頭に位置する電子部品23を金型10の打抜き位置に位置決めすることとなる。 【0036】このように本実施の形態によれば、手動原点出し動作が指示されたときには、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させた後、キャリアテープ24上に配置された電子部品23の位置決めが完了するまでのパルスモータ12の回転パルス数を計数し、この計数された回転パルス数に対応する値を原点オフセット量としてメモリ14に記憶させる。一方、自動原点出し動作が指示されたときには、パルスモータ12を再現性のあるモータ原点に復帰させた後、メモリ14に記憶された原点オフセット量に対応する回転パルス数だけパルスモータ12を回転させる。従って、装置電源が最初に立ち上げられた場合には、人手によりキャリアテープ24のテープ原点出しを行う必要があるが、その後、装置電源が再起動したり停止したりした場合には、メモリ14に記憶された原点オフセット量に基づいてテープ原点出しを行うことができる。このため、装置電源が再起動したり停止したりした場合でも、キャリアテープのテープ原点出しをオペレータの個人差の影響を受けることなく簡易かつ短時間に行うことができる。 【0037】また本実施の形態によれば、部品有無検出センサ8によりキャリアテープ24上に配置された電子部品23の有無を検出しているので、キャリアテープ24の先頭に設けられているリーダテープ部等を高速にスキップすることができる。このため、キャリアテープ24を交換等した場合であって、キャリアテープ24の先頭に位置する電子部品23が金型10の打抜き位置の上流側にある場合でも、キャリアテープ24の先頭に位置する電子部品23を確実かつ短時間に位置決めすることができる。なお、キャリアテープ24では、不良の電子部品があらかじめ打ち抜かれてその部分に孔が空いているが、これについても同様の方法でスキップすることが可能であり、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を無駄なく打ち抜くことできる。 【0038】さらに本実施の形態によれば、部品位置検出装置9によりキャリアテープ24上に配置された電子部品23の位置を検出しているので、キャリアテープ24上に配置された電子部品23の位置を確実に調整することができる。このため、キャリアテープ24を交換等した場合であって、パーフォレーション24aの位置は再現されるが電子部品23の位置が再現されないような場合でも、キャリアテープ24上に配置された電子部品23を確実かつ短時間に位置決めすることができる。 【0039】なお、上述した実施の形態においては、搬送機構である大スプロケット3を駆動する駆動モータとしてパルスモータを用いているが、これに限らず、サーボモータ等の各種の駆動モータを用いることが可能である。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キャリアテープのテープ原点出しをオペレータの個人差の影響を受けることなく簡易かつ短時間に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002428 【氏名又は名称】芝浦メカトロニクス株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月29日(1999.10.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064285 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 一雄 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−127489(P2001−127489A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月11日(2001.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願平11−309372 |
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