| 【発明の名称】 |
スピーカー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大橋 芳雄
【氏名】瓜生 勝
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| 【要約】 |
【課題】平坦な連結部の強度を大きくすると共に、スピーカの振動板の中央のドーム状振動板とエッジ状振動板の質量比を適正に設定することにより、不要振動を除去し、かつ、高音域まで音響信号の品質が良好なスピーカ装置を提供する。
【解決手段】スピーカー装置は、ドーム状振動板32に対するエッジ状振動板35の質量比が1に近い所定の範囲に構成した振動板部と、ボイスコイルのボビンまたは導電性1ターンリングの端面がドーム状振動板32とエッジ状振動板35とを連結する平坦部34に接着固定される固定部とを備えたので、振動板31の連結平坦部34の機械的強度を高めることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ドーム状振動板とエッジ状振動板とが連結されて構成されるスピーカー用振動板をボイスコイルを用いて振動させる導電型のスピーカー装置において、上記ドーム状振動板に対する上記エッジ状振動板の質量比が1に近い所定の範囲に構成した振動板部と、上記ボイスコイルのボビンの端面が上記ドーム状振動板と上記エッジ状振動板とを連結する平坦部に接着固定される固定部とを備えたことを特徴とするスピーカー装置。 【請求項2】 請求項1記載のスピーカー装置において、上記質量比の所定の範囲は0.5から1.5であることを特徴とするスピーカー装置。 【請求項3】 請求項1記載のスピーカー装置において、上記ドーム状振動板と上記エッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、上記固定部において接着固定する上記ボイスコイルのボビンの端面の幅とほぼ等しいことを特徴とするスピーカー装置。 【請求項4】 請求項1記載のスピーカー装置において、上記ドーム状振動板と上記エッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、上記固定部において接着固定する上記ボイスコイルのボビンの端面の幅よりも大きいときに、上記固定部における接着剤の塗布幅を上記平坦部の幅にほぼ等しくすることを特徴とするスピーカー装置。 【請求項5】 ドーム状振動板とエッジ状振動板とが連結されて構成されるスピーカー用振動板を導電性1ターンリングを用いて電磁誘導により振動させる導電型電磁誘導のスピーカー装置において、上記ドーム状振動板に対する上記エッジ状振動板の質量比が1に近い所定の範囲に構成した振動板部と、上記導電性1ターンリングの端面が上記ドーム状振動板と上記エッジ状振動板とを連結する平坦部に接着固定される固定部とを備えたことを特徴とするスピーカー装置。 【請求項6】 請求項5記載のスピーカー装置において、上記質量比の所定の範囲は0.5から1.5であることを特徴とするスピーカー装置。 【請求項7】 請求項5記載のスピーカー装置において、上記ドーム状振動板と上記エッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、上記固定部において接着固定する上記導電性1ターンリングの端面の幅とほぼ等しいことを特徴とするスピーカー装置。 【請求項8】 請求項5記載のスピーカー装置において、上記ドーム状振動板と上記エッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、上記固定部において接着固定する上記導電性1ターンリングの端面の幅よりも大きいときに、上記固定部における接着剤の塗布幅を上記平坦部の幅にほぼ等しくすることを特徴とするスピーカー装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、各種音響機器や映像機器などに使用されるスピーカー装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図12に示すように従来のスピーカー装置は、中央にドーム形状の音響振動板121を有すると共に、この音響振動板121の辺縁から断面形状の曲率Rを有するようにまたは直線状のエッジを有するように振動板が形成される。 【0003】そして、マグネット124上にプレート126が設けられ、ポールピース125に対してギャップ127を有するようにボイスコイル123が形成され、ボイスコイル123のボビン122が音響振動板121に固定される。 【0004】これにより、信号入力線128に信号が入力されると、ボイスコイル123に流れる電流がマグネット124による磁界中に受ける電磁力により、ボイスコイル123が上下振動するので、これに対応して音響振動板121が振動する。なお、図12は、導電型スピーカーを例にあげて説明している。 【0005】この振動板を駆動するために、例えば導電型スピーカーの場合には、図13に示す導電型スピーカー振動板とボイスコイルボビンの接着方法のように、円筒状で均一な直径のボビン137の周囲にボイスコイル138が巻回されると共に、そのボビン137の前方端部が振動板131のドーム状振動板132のドーム振動板内周縁部分133に接着剤139により接着されている。 【0006】この振動板131は、ドーム状振動板132の辺縁から連結平坦部134を介して曲線状断面あるいは直線状断面を持つエッジ状振動板135の振動板辺縁136にて図示しないフレーム等に固定されている。 【0007】一方、導電型電磁誘導スピーカーの場合には、図14に示す導電型電磁誘導スピーカー振動板とボイスコイルボビンの接着方法のように、円筒状で均一な直径のボビン147の周囲に導電性1ターンリング148が固定されると共に、そのボビン147の前方端部が振動板141のドーム状振動板142のドーム振動板内周縁部分143に接着剤149により接着されている。 【0008】または、図15に示す導電型電磁誘導スピーカー振動板と導電性1ターンリングの接着方法のように、円筒状で均一な直径の導電性1ターンリング157の前方端部が振動板151のドーム状振動板152のドーム振動板内周縁部分153に接着剤158により接着されている。 【0009】図12に示したように、導電型スピーカーおよび導電型電磁誘導スピーカーは、永久磁石(マグネット124)と磁気ギャップ127を有する磁気回路から構成され、この磁気ギャップ中に図13に示したボイスコイル138または図14、図15に示した導電性1ターンリング148、157が保持される。 【0010】従って、図13において、ボイスコイル138に信号電流を供給すれば、振動板131が振動し、音響エネルギーが出力される。 【0011】あるいは、図14、15において、導電性1ターンリング148、157に信号電流の誘導電流が流れれば、振動板141、151が振動し、音響エネルギーが出力される。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来のスピーカー装置では、ドーム状振動板132、142、152とエッジ状振動板135、145、155を有する振動板131、141、151は、薄い金属、例えば、アルミニウム、チタニウム等、あるいは、高分子シート等を一体成型して得られるものであった。このため、ドーム状振動板132、142、152と、エッジ状振動板135、145、155を連結する連結平坦部134、144、154は、金属シート、高分子シート等が両方向に引っ張られるため、厚さが薄くなってしまっていた。 【0013】そして、上述した従来の接着方法でボイスボビン137、147、あるいは導電性1ターンリング157を振動板131、141、151に接着し、音響信号を入力すると、ある周波数では、機械的強度の弱い連結平坦部134、144、154を節として、ドーム部とエッジ部が180度位相のずれた振動を生じる。この周波数ではドーム部から生じた音響信号とエッジ部から生じた音響信号が互いに打ち消し合い、音圧のディップを生じるという不都合があった。特に、このディップが可聴帯域にある場合には音響信号の品質を低下させるという不都合があった。 【0014】そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、平坦な連結部の強度を大きくすると共に、スピーカーの振動板の中央のドーム状振動板とエッジ状振動板の質量比を適正に設定することにより、ドーム部とエッジ部との180度位相のずれた振動を除去し、かつ、高音域まで音響信号の品質が良好なスピーカー装置を提供することを課題とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明のスピーカー装置は、導電型スピーカーおよび導電型電磁誘導スピーカーの振動板について、中央のドーム状振動板とエッジ状振動板の質量比が1に近い所定の範囲、例えば、質量比が0.5から1.5の間になるように成型され、中央のドーム状振動板とエッジ状振動板を連結する平坦部分にボイスコイルボビンの端面、あるいは導電性1ターンリングの端面を接着することにより、平坦部分の機械的強度を増加させるものである。 【0016】従って本発明によれば、以下の作用をする。本発明によるドーム状振動板とエッジ状振動板の振動板部と、コイルボビンあるいは導電性1ターンリングと平坦部に接着固定される固定部を有するスピーカー装置によれば、機械的強度の弱かったドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する平坦部の強度を増加することにより、ドーム状振動板とエッジ状振動板との180度位相のずれた振動を除去し、高音域、例えば、50kHz以上までの高音域の再生を可能とするものである。 【0017】 【発明の実施の形態】本実施の形態のスピーカー装置は、ドーム状振動板とエッジ状振動板の質量比が1に近い所定の範囲、例えば、質量比が0.5から1.5の間になるように成型され、中央のドーム状振動板とエッジ状振動板を連結する平坦部分にボイスコイルボビンの端面、あるいは導電性1ターンリングの端面を接着することで、50kHz以上までの高音域の再生を可能とするものである。 【0018】図1に示すように本実施の形態のスピーカー装置は、中央にドーム形状の音響振動板5を有すると共に、この音響振動板5の辺縁から断面形状の曲率Rを有するようにまたは直線状のエッジを有するように振動板が形成される。 【0019】そして、マグネット6上にプレート7が設けられ、ポールピース1に巻回された励磁用1次コイル2に対してギャップ8を有するように導電性1ターンリング3が形成され、導電性1ターンリング3のボビン4が音響振動板5に固定される。なお、音響振動板5の詳細な構成、およびこれとボビン4との固定部の詳細な構成は後述する。 【0020】これにより、励磁用1次コイル2に接続される信号入力線9に信号が入力されると、励磁用1次コイル2に流れる電流が変化してマグネット6および励磁用1次コイル2による磁界が変化することにより、導電性1ターンリング3に誘導電流が流れ、電磁力により導電性1ターンリング3が上下振動するので、これに対応して音響振動板5が振動する。なお、図1は導電型磁気誘導スピーカーを例にあげて説明している。 【0021】図2に、電磁誘導スピーカーの誘導部の等価回路を示すように、図1に示した励磁用1次コイル2に相当する入力インピーダンスZinの1次側の抵抗器R1およびコイルL1に入力信号に相当する電圧V1が印加されて電流I1が流れると、図1に示した導電性1ターンリング3に相当する2次側の抵抗器R2およびコイルL2に相互インダクタンスMによる誘導により出力信号に相当する電流I2が流れる。 【0022】図1に示した振動板を駆動するために、例えば導電型スピーカーの場合には、図3に示す導電型スピーカー振動板とボイスコイルボビンの接着方法のように、円筒状で均一な直径のボビン37の周囲に図示しないボイスコイルが巻回または導電性1ターンリングが固定されると共に、そのボビン37の前方端部が振動板31とドーム状振動板32との連結平坦部34に接着剤38により接着されている。 【0023】この振動板31は、ドーム状振動板32の辺縁から連結平坦部分34を介して曲線状断面あるいは直線状断面を持つエッジ状振動板35の振動板辺縁36にて図示しないフレーム等に固定されている。 【0024】図1に示したように、導電型スピーカーおよび導電型電磁誘導スピーカーは、永久磁石(マグネット6)と磁気ギャップ8を有する磁気回路から構成され、この磁気ギャップ中に導電性1ターンリングが保持される。 【0025】従って、図1において、励磁用1次コイル2に信号電流を供給して、導電性1ターンリング3に信号が誘起されれば、音響振動板5が振動し、音響エネルギーが出力される。 【0026】従来は、ボイスコイルボビン、導電性1ターンリングを有するボビンは、これらボビンと振動板を含む振動系を軽くするために非常に軽いシートを用いている。このため、ボビンの端面はドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する連結平坦部の幅よりも狭くなっていた。 【0027】本実施の形態では、図3に示すように、接着剤38を振動板31の連結平坦部34の幅に合わせて塗布し、連結平坦部34にボビン37を固定することにより連結平坦部34の機械的強度を増加させている。 【0028】一方、図4は、導電性1ターンリング47を振動板41に接着した場合を示したものである。導電性1ターンリング47はそれ自体の電気抵抗を小さくするためにその端面の幅はボビンの場合よりも大きくなる。この場合、ドーム状振動板42とエッジ状振動板45とを連結する連結平坦部44の幅を導電性1ターンリング47の端面の幅と等しくすることにより、さらにこの部分の機械的強度を大きくすることができる。 【0029】図5は、本実施の形態によるスピーカーの振動板の断面を示した図である。中のドーム状振動板51とエッジ状振動板53の質量比は0.5から1.5の値におさまり、それぞれの振動板は平坦な連結平坦部52で結合されている。なお、この質量比の範囲は、以下の図6〜図11の実験値を根拠に定めている。 【0030】図6は、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1.004、中央ドーム振動板とエッジ振動板の連結平坦部にボイスコイルボビンを接着した構造のスピーカーの音圧対周波数特性を示した図である。図6において、100kHz(−10dB)まで再生可能であることが確認できる。なお、このとき、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1対1のバランスドドームを形成することができるので、最も効率の良い振動から音響出力への変換を行うことができ、これにより、音圧のディップを除去することができる。 【0031】図7は、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が0.5、中央ドーム振動板とエッジ振動板の連結平坦部にボイスコイルボビンを接着した構造のスピーカーの音圧対周波数特性を示した図である。図7において、50kHz(−10dB)まで再生可能であることが確認できる。なお、このとき、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1対0.5のバランスドドームに近いドームを形成することができるので、効率の良い振動から音響出力への変換を行うことができ、これにより、音圧のディップを除去することができる。 【0032】図8は、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1.5、中央ドーム振動板とエッジ振動板の連結平坦部にボイスコイルボビンを接着した構造のスピーカーの音圧対周波数特性を示した図である。図8において、50kHz(−10dB)まで再生可能であることが確認できる。なお、このとき、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1対1.5のバランスドドームに近いドームを形成することができるので、効率の良い振動から音響出力への変換を行うことができ、これにより、音圧のディップを除去することができる。 【0033】図9は、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が0.4、中央ドーム振動板とエッジ振動板の連結平坦部にボイスコイルボビンを接着した構造のスピーカーの音圧対周波数特性を示した図である。図9において、50kHz(−10dB)まで再生不可能であることが確認できる。なお、このとき、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1対0.4となり、バランスドドームを形成することができないので、効率の良い振動から音響出力への変換を行うことができず、これにより、音圧のディップを除去することができない。 【0034】図10は、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1.6、中央ドーム振動板とエッジ振動板の連結平坦部にボイスコイルボビンを接着した構造のスピーカーの音圧対周波数特性を示した図である。図10において、50kHz(−10dB)まで再生不可能であることが確認できる。なお、このとき、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1対1.6となり、バランスドドームを形成することができないので、効率の良い振動から音響出力への変換を行うことができず、これにより、音圧のディップを除去することができない。 【0035】図11は、従来のボイスボビンの取付けによる特性を示し、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1.004、中央ドーム振動板とエッジ振動板の内周縁部分にボイスコイルボビンを接着した構造のスピーカーの音圧対周波数特性を示した図である。図11において、15kHz付近に大きなディップが生じている。なお、このとき、中央ドーム振動板とエッジ振動板の質量比が1対1のバランスドドームを形成することができるので、50kHzまで再生可能であるが、中央ドーム振動板とエッジ振動板の連結平坦部の強度が小さいため、15kHz付近に大きなディップが生じてしまう。 【0036】上述した本実施の形態では、接着剤を用いて、ドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する連結平坦部とボイスコイルのボビンまたは導電性1ターンリングの端面とを固定する例を示したが、これに限らず、超音波溶接を用いて固定しても良い。 【0037】また、上述した本実施の形態では、ドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する連結平坦部を形成する例を示したが、これに限らず、平坦部を限りなく小さくして略V字状に形成しても良い。 【0038】 【発明の効果】この発明のスピーカー装置は、ドーム状振動板とエッジ状振動板とが連結されて構成されるスピーカー用振動板をボイスコイルを用いて振動させる導電型のスピーカー装置において、ドーム状振動板に対するエッジ状振動板の質量比が1に近い所定の範囲に構成した振動板部と、ボイスコイルのボビンの端面がドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する平坦部に接着固定される固定部とを備えたので、ドーム状振動板とエッジ状振動板を一体成型することにより、振動板の連結平坦部の機械的強度を高めることにより、最も効率の良い振動から音響出力への変換を行うことができ、これにより、音圧のディップを除去し、例えば、50kHz以上の高域まで再生を可能にする導電型のスピーカー装置を提供することができるという効果を奏する。 【0039】また、この発明のスピーカー装置は、上述において、質量比の所定の範囲は0.5から1.5であるので、ドーム状振動板とエッジ状振動板との180度位相のずれた振動を除去することができるという効果を奏する。 【0040】また、この発明のスピーカー装置は、上述において、ドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、固定部において接着固定するボイスコイルのボビンの端面の幅とほぼ等しいので、連結平坦部の幅とボイスコイルのボビンの端面との等しい幅で接着固定することにより連結平坦部の機械的強度を高めることができるという効果を奏する。 【0041】また、この発明のスピーカー装置は、上述において、ドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、固定部において接着固定するボイスコイルのボビンの端面の幅よりも大きいときに、固定部における接着剤の塗布幅を平坦部の幅にほぼ等しくするので、連結平坦部の幅と等しい幅の接着剤の塗布した上でボイスコイルのボビンの端面との接着固定をすることにより連結平坦部の機械的強度を高めることができるという効果を奏する。 【0042】また、この発明のスピーカー装置は、ドーム状振動板とエッジ状振動板とが連結されて構成されるスピーカー用振動板を導電性1ターンリングを用いて電磁誘導により振動させる導電型電磁誘導のスピーカー装置において、ドーム状振動板に対するエッジ状振動板の質量比が1に近い所定の範囲に構成した振動板部と、導電性1ターンリングの端面がドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する平坦部に接着固定される固定部とを備えたので、ドーム状振動板とエッジ状振動板を一体成型することにより、振動板の連結平坦部の機械的強度を高めることにより、最も効率の良い振動から音響出力への変換を行うことができ、これにより、音圧のディップを除去し、例えば、50kHz以上の高域まで再生を可能にする導電型電磁誘導のスピーカー装置を提供することができるという効果を奏する。 【0043】また、この発明のスピーカー装置は、上述において、質量比の所定の範囲は0.5から1.5であるので、ドーム状振動板とエッジ状振動板との180度位相のずれた振動を除去することができるという効果を奏する。 【0044】また、この発明のスピーカー装置は、上述において、ドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、固定部において接着固定する導電性1ターンリングの端面の幅とほぼ等しいので、連結平坦部の幅とボイスコイルのボビンの端面との等しい幅で接着固定することにより連結平坦部の機械的強度を高めることができるという効果を奏する。 【0045】また、この発明のスピーカー装置は、上述において、ドーム状振動板とエッジ状振動板とを連結する平坦部の幅が、固定部において接着固定する導電性1ターンリングの端面の幅よりも大きいときに、固定部における接着剤の塗布幅を平坦部の幅にほぼ等しくするので、連結平坦部の幅と等しい幅の接着剤の塗布した上で導電性1ターンリングの端面との接着固定をすることにより連結平坦部の機械的強度を高めることができるという効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月5日(2000.6.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080883 【弁理士】 【氏名又は名称】松隈 秀盛
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| 【公開番号】 |
特開2001−346291(P2001−346291A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月14日(2001.12.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−167902(P2000−167902) |
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