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【発明の名称】 磁気処理装置
【発明者】 【氏名】太田 一穂

【氏名】石原 均

【氏名】高橋 昭雄

【氏名】堤 昭弘

【氏名】藤森 数彦

【氏名】杉村 陽平

【要約】 【課題】液体のみならず固体の磁気情報の転写も可能にする。

【解決手段】第1のコイルと、第2のコイルとを有する磁気処理装置であって、第1のコイルの情報源側がプラスの磁場となるように一定時間励磁させてから通電を停止させた後、第2のコイルの被転写体側がマイナスの磁場となるように第2のコイルを一定時間励磁させてから一定時間通電を停止させる第1工程を1ないし複数回繰り返した後、前記第1のコイルと第2のコイルとを同時に通電し、前記第1のコイルの前記磁気情報源に近接する部分が一定時間プラスの磁場に、前記第2のコイルの前記被転写体に近接する部分が一定時間マイナスの磁場になるように励磁させてから一定時間通電を停止させる第2工程を1ないし複数回繰り返すようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1のコイルと、第2のコイルと、これらのコイルに直流電流を供給する電源供給回路と、この電源供給回路の作動を制御する制御回路とを有する磁気処理装置であって、前記第1のコイルに近接した位置に情報源を配置するとともに、前記第2のコイルに近接した位置に被転写体を配置し、前記第1のコイルに通電しこの第1のコイルの前記情報源に近接する部分がプラスの磁場となるように第1のコイルを一定時間励磁させてから通電を停止させた後、前記第2のコイルに通電し前記被転写体に近接する部分がマイナスの磁場となるように第2のコイルを一定時間励磁させてから一定時間通電を停止させる第1工程を1ないし複数回繰り返した後、前記第1のコイルと第2のコイルとを同時に通電し、前記第1のコイルの前記磁気情報源に近接する部分が一定時間プラスの磁場に、前記第2のコイルの前記被転写体に近接する部分が一定時間マイナスの磁場になるように励磁させてから一定時間通電を停止させる第2工程を1ないし複数回繰り返すようにしたことを特徴とする磁気処理装置。
【請求項2】 第1のコイルと、第2のコイルと、これらのコイルに直流電流を供給する電源供給回路と、この電源供給回路の作動を制御する制御回路とを有する磁気処理装置であって、前記第1のコイルに近接した位置に情報源を配置するとともに、前記第2のコイルに近接した位置に被転写体を配置し、前記第1のコイルに通電しこの第1のコイルの前記情報源に近接する部分がプラスの磁場となるように第1のコイルを一定時間励磁させてから通電を停止させた後、前記第2のコイルに通電し前記被転写体に近接する部分がマイナスの磁場となるように第2のコイルを一定時間励磁させてから一定時間通電を停止させる第1工程を行った後、前記第1のコイルと第2のコイルとを同時に通電し、前記第1のコイルの前記磁気情報源に近接する部分が一定時間プラスの磁場に、前記第2のコイルの前記被転写体に近接する部分が一定時間マイナスの磁場になるように励磁させてから一定時間通電を停止させる第2工程を行い、この第1及び第2工程を複数回繰り返すようにしたことを特徴とする磁気処理装置。
【請求項3】 前記第1のコイルと第2のコイルとが空芯コイルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気処理装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は情報源となる液体又は固体の磁気的情報を他の液体又は固体に転写するようにした磁気処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の磁気情報の転写技術としては、特許第2896030号の「液体の磁気処理方法」が知られている。この液体の磁気処理方法は、第1のコイルに近接して第1の液体を、第2のコイルに近接して第2の液体を、夫々位置付け設置すると共に、前記第1のコイルに通電して、この第1のコイルに生ずる磁気を前記第1の液体と第2の液体とに作用させる工程と、前記第1のコイルに対する通電を終了した後、前記第2のコイルに通電して、この第2のコイルに生ずる磁気を前記第1の液体と第2の液体とに作用させる工程とを1ないし複数回繰り返すことにより、第1の液体の磁気情報を第2の液体に転写するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の磁気処理方法では、液体である水の磁気情報を他の水に転写することは出来たが、固体の磁気情報を他の固体に転写させようとすると、極端に転写効率が落ち、有効な転写を行うことは出来なかった。
【0004】本発明の目的は、このような従来の磁気処理方法における問題点を解決し、液体同士のみならず、固体同士においても質的及び量的に十分な磁気情報の転写を可能にする磁気処理装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明の磁気処理装置は、第1のコイルと、第2のコイルと、これらのコイルに直流電流を供給する電源供給回路と、この電源供給回路の作動を制御する制御回路とを有する磁気処理装置であって、前記第1のコイルに近接した位置に情報源を配置するとともに、前記第2のコイルに近接した位置に被転写体を配置し、前記第1のコイルに通電しこの第1のコイルの前記情報源に近接する部分がプラスの磁場となるように第1のコイルを一定時間励磁させてから通電を停止させた後、前記第2のコイルに通電し前記被転写体に近接する部分がマイナスの磁場となるように第2のコイルを一定時間励磁させてから一定時間通電を停止させる第1工程を1ないし複数回繰り返した後、前記第1のコイルと第2のコイルとを同時に通電し、前記第1のコイルの前記磁気情報源に近接する部分が一定時間プラスの磁場に、前記第2のコイルの前記被転写体に近接する部分が一定時間マイナスの磁場になるように励磁させてから一定時間通電を停止させる第2工程を1ないし複数回繰り返すようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】情報源と被転写体に上述のように磁気を作用させると、形成された磁場の影響で情報源の磁気情報が被転写体に転写される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の磁気処理装置の一実施例について詳細に説明する。図1において、制御回路1により駆動制御される電源供給回路2,3は直流電源4,5に接続され、制御回路1からの信号に基づき、第1のコイル6と、第2のコイル7とに、直流電源4,5から送られる電源を供給する。第1のコイル6と、第2のコイル7には、好ましくは空芯コイルを用いる。直流電源4,5から送られる電源には、実施例では、30mA,3.3Vのものを使用した。8は起動スイッチ、9は時間設定スイッチである。
【0008】次ぎにこの装置の作動を説明する。図2、図3、図4は、第1のコイル6と第2のコイル7の作動を説明するための線図、図5は、横軸に時間を縦軸に電圧を表して、第1のコイル6と第2のコイル7へ送られる電圧をあらわした図である。
【0009】まず、図2に示すように第1のコイル6の上に情報源15を配置するとともに、第2のコイル7の上に被転写体16を配置する。次ぎに起動スイッチ8を押すと、図5に示すように起動信号が送られ、制御回路1の作動に基づき、電源供給回路2より第1のコイル6にT1の時間だけ電源が供給され(30mA、3.3V)第1のコイル6の上方の情報源15に近接する部分が+10ガウスの磁場となる。T1時間経過後、図3に示すように第2のコイル7をT2の時間だけ、第1のコイル6とは逆むきの電流を供給すると被転写体16に近接する部分がマイナス10ガウスの磁場となる。第2のコイルをT2時間励磁させた後はT3時間通電を停止させる。この工程を第1工程とする。この第1工程を1ないし複数回繰り返した後、図4に示すように前記第1のコイルと第2のコイルとを同時にT1時間通電し、前記第1のコイルの前記磁気情報源に近接する部分がT1時間プラスの磁場に、前記第2のコイルの前記被転写体に近接する部分がT1時間マイナスの磁場になるように励磁させてからT3時間通電を停止させる。この工程を第2工程とし、1ないし複数回繰り返すようにする。なお、この実施例では、第1工程を複数回繰り返してから、第2工程を複数回繰り返すようにしたが、第1工程と第2工程を続けて行ったものを複数回繰り返すようにしても良い。
【0010】表1は時間設定スイッチ9の設定項目と、T1,T2,T3の時間及び第1工程と、第2工程を繰り返す回数を示している。表中QUICKは短時間転写の場合、STANDARDは標準の場合、LONGは長時間転写の場合を示している。なお、表1中CLEARは、後述する実施例において用いる磁気情報の消去スイッチである。
【0011】
【表1】

【0012】図6は本発明の磁気処理装置の他の実施例の構成を示すブロック線図である。この実施例においては、磁気情報の消去スイッチ10を設けるとともに、極性反転回路を設け、消去スイッチ10を押した時には、リード線12を通じて、極性反転回路11が作動し、リード線13及び14に送る電源の極性を反転させる。このときの作動を表1及び図7、図8に示す。図8に示すように第2のコイル7に流れる電流の方向が変わることにより、第1のコイル6と同様な+10ガウスの磁場が被転写体16に与えられ、これにより、被転写体16の磁気情報が消去される。
【0013】実験例次ぎに、本発明における、磁気情報の転写の効果を確認するため、音楽CDに音質を向上させる磁気情報を転写し、それにより、磁気情報を転写されたCDの音質が向上するか否かを従来方式の転写機によるものと本発明ののモニター試験を行った。この実験は磁気を帯びた音楽CDがこもった音になったりという音質の変化を起こし、それを消滋すると、音質がもとに戻ったりすると言う発見に基づいたもので、転写する磁気情報によっては、かなり音質が改善することが本発明者等により確認されている。
【0014】実験に用いた、機器は図9に示すような構成の装置を用いた。評価用機器は以下の通りである。
(1)CDプレーヤ マランツ CD−7(2)プリアンプ マランツ SC−5(3)パワーアンプ JEFF RORAND MODEL 6(4)スピーカー B&W ノーチラス801*2(5)スピーカーコード ハーモニクス HS101-2.5m*2【0015】実験に際しては、オリジナルのCDから、同一曲目をカッティングコピーして3枚のCD-R(A,B,C)を作成し、音処理を段階的に加えたそれぞれのCD間の音質差が判別できるかどうかをブラインド試聴テストによって評価した。音質評価用に用いたCDは以下の3種類である。
A: オリジナルCDを、そのままCD-Rにコピーしたもの(無処理)
B: A に従来技術(本発明の第1工程のみ)で,音質改善磁気処理したもの。
C: A に本発明の磁気処理装置で,音質改善磁気処理したもの。
【0016】音質の評価結果は表2に示す。
【0017】
【表2】

【0018】評価用曲名を表3に示す。
【0019】
【表3】

【0020】その他の実験条件は以下の通りである。
実験日時 平成11年10月31日 PM2:00〜5:00 実験場所 クサカベ電機 (東京都八王子市大和田 6−24−8 )
店頭展示室 天候 晴れ 気温 23℃【0021】
【実験結果】表2から明らかなように本発明の磁気処理装置により磁気情報の転写を行ったものが最も音質改善効果の高い結果が出ており、音質改善作用のある磁気情報が効率良く転写されたことを示している。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の磁気処理装置は、従来の磁気情報転写方式で十分に転写することができなかった、固体の磁気情報も質的量的に正確な転写が出来、特に音質を改善する磁気情報を正確に転写することも可能にできる飛躍的な効果の得られる磁気処理装置である。
【出願人】 【識別番号】599162107
【氏名又は名称】有限会社 インパルス
【出願日】 平成11年11月17日(1999.11.17)
【代理人】 【識別番号】100059258
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 暁秀 (外2名)
【公開番号】 特開2001−143262(P2001−143262A)
【公開日】 平成13年5月25日(2001.5.25)
【出願番号】 特願平11−327468