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【発明の名称】 コンピュータ制御方法、コンピュータおよび記録媒体
【発明者】 【氏名】新村 紘宇二

【要約】 【課題】コンピュータをカラオケや動画鑑賞等のエンターテイメントに用いる際に、単純な指示しか出せないリモコン装置等によっても、コンピュータを簡易に操作する。

【解決手段】図5に示すようなウィンドウを表示し、そのうち一つの要素(例えば音高調節部82)を予め選択状態になるように設定する。UPまたはDOWNのリモコン信号が入力されると、現在選択されている項目の上下の項目に選択状態が移る。ここで、RIGHTまたはLEFTのリモコン信号が入力されると、選択中の項目の設定量が増減される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遠隔操作信号によってコンピュータを制御するために該コンピュータにおいて実行される制御方法であって、第1ウィンドウを生成させる第1ウィンドウ生成遠隔操作信号に応じて複数の要素を有する第1ウィンドウを表示し、そのうち第1の要素を予め選択状態に設定する第1ウィンドウ生成過程と、方向指令の遠隔操作信号を受信する方向指令受信過程と、前記方向指令に応じて、前記第1の要素に隣接する第2の要素を選択状態に設定するとともに、前記第1の要素を非選択状態に設定する選択状態変更過程と、設定量変更指令の遠隔操作信号を受信する設定量変更指令受信過程と、前記設定量変更指令に応じて、現在選択中の要素に対応する設定量を変更する設定量変更過程とを有することを特徴とするコンピュータ制御方法。
【請求項2】 第2ウィンドウにおいて動画像および音声信号を再生する過程を有し、前記第2ウィンドウにおける動画像および音声信号の再生中に前記ウィンドウ生成遠隔操作信号を受信し、前記動画像および音声信号を再生しつつ、前記第1ウィンドウ生成過程と、前記方向指令受信過程と、前記選択状態変更過程と、前記設定量変更指令受信過程と、前記設定量変更過程とを実行することを特徴とする請求項1記載のコンピュータ制御方法。
【請求項3】 前記第1ウィンドウは、前記第2ウィンドウを透過するウィンドウであることを特徴とする請求項2記載のコンピュータ制御方法。
【請求項4】 前記各遠隔操作信号は、電話網に接続され予め電話番号が付与された端末から、前記電話網およびインターネットを順次介して受信することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のコンピュータ制御方法。
【請求項5】 請求項1ないし4の何れかに記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータ。
【請求項6】 請求項1ないし4の何れかに記載の方法を実行するプログラムを記憶したことを特徴とする記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピュータにおけるカラオケや各種コンテンツの鑑賞に用いて好適なコンピュータ制御方法、コンピュータおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりパーソナルコンピュータの入力装置としてはキーボードやマウス等が知られており、ユーザはこれら入力装置によってパーソナルコンピュータに必要な指示を与えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キーボードやマウス等の入力装置は、これらを机に載置して作業を行うことを前提として作られたものであり、例えば片手にマイクや飲食物等を持った上で操作したり、ソファに深く腰かけた状態で操作しようとすると、きわめて不便である。一方、近年のパーソナルコンピュータの性能向上は著しく、カラオケやライブ等において動画を鑑賞する場合にも充分対応できるようになっている。この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、パーソナルコンピュータ等を簡易に操作できるコンピュータ制御方法、コンピュータおよび記録媒体を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。請求項1記載の構成にあっては、遠隔操作信号によってコンピュータを制御するために該コンピュータにおいて実行される制御方法であって、第1ウィンドウ(設定ウィンドウ(図5))を生成させる第1ウィンドウ生成遠隔操作信号に応じて複数の要素(音高調節部82,スピード調節部83,……,音質調整部89)を有する第1ウィンドウを表示し、そのうち第1の要素(音高調節部82)を予め選択状態に設定する(ステップSP30)第1ウィンドウ生成過程と、方向指令の遠隔操作信号を受信する方向指令受信過程(ステップSP31)と、前記方向指令に応じて、前記第1の要素に隣接する第2の要素を選択状態に設定するとともに、前記第1の要素を非選択状態に設定する選択状態変更過程(ステップSP34,SP36)と、設定量変更指令の遠隔操作信号を受信する設定量変更指令受信過程(ステップSP31)と、前記設定量変更指令に応じて、現在選択中の要素に対応する設定量を変更する設定量変更過程(ステップSP38,SP40)とを有することを特徴とする。さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のコンピュータ制御方法において、第2ウィンドウ(再生ウィンドウ)において動画像および音声信号を再生する過程を有し、前記第2ウィンドウにおける動画像および音声信号の再生中に前記ウィンドウ生成遠隔操作信号を受信し(ステップSP11,SP18)、前記動画像および音声信号を再生しつつ、前記第1ウィンドウ生成過程と、前記方向指令受信過程と、前記選択状態変更過程と、前記設定量変更指令受信過程と、前記設定量変更過程とを実行することを特徴とする。さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項2記載のコンピュータ制御方法において、前記第1ウィンドウは、前記第2ウィンドウを透過するウィンドウであることを特徴とする。さらに、請求項4記載の構成にあっては、請求項1ないし3の何れかに記載のコンピュータ制御方法において、前記各遠隔操作信号は、電話網(移動通信網160)に接続され予め電話番号が付与された端末(加入者端末170)から、前記電話網およびインターネットを順次介して受信することを特徴とする。また、請求項5記載の構成にあっては、請求項1ないし4の何れかに記載の方法を実行することを特徴とする。また、請求項6記載の構成にあっては、請求項1ないし4の何れかに記載の方法を実行するプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】1.実施形態の構成次に、本発明の一実施形態のエンターテイメントシステムの全体構成を図1を参照し説明する。図において150はコンテンツ提供者が運用する配信サーバであり、インターネット140を介して様々なコンテンツを提供する。ここで、提供されるコンテンツとしては、カラオケ用のマルチメディアファイル、ゲーム、占い等のアプリケーションプログラム、コンサートや講義等のオンデマンド方式のライブ映像等である。また、インターネット140には、PHS,セルラーホン等の移動通信網160が接続されている。このため、コンテンツ需要者は、PHS,セルラーホン等の加入者端末170を用いて、配信を希望するコンテンツ等を配信サーバ150に指令することができる。
【0006】180はライブスタジオであり、ここではコンサートや講義等のライブ映像が収録される。収録された映像は、インターネット140を介して配信サーバ150に送信される。これにより、上述したように、配信サーバ150からインターネット140を介してこれらコンテンツが需要者に配信される。但し、オンデマンド形式のライブ映像等を配信するためには、所要伝送容量が大きくなるため、インターネット140のみによって配信することが需要者にとって必ずしも経済的でない場合がある。例えば、ライブ映像1チャンネルを伝送するためには1.5Mbps程度の伝送容量が必要であるため、6チャンネルを同時伝送するためには9Mbps程度の伝送容量が必要になる。
【0007】そこで、これらオンデマンド形式のライブ映像は、ATM回線112を介して衛星通信地上局110に伝送され、ここから通信衛星100を介して各需要者に配信される。ここで、「需要者」には、各コンテンツを主として家庭で鑑賞・使用する個人ユーザと、コンテンツ提供者のフランチャイズ加盟店であって各コンテンツを有料で顧客に提供する加盟店ユーザとに分類される。122は主として個人ユーザによって使用されるスタンドアロン型のパーソナルコンピュータであり、衛星通信受信機120を介してライブ映像を受信するとともに、インターネット140、ルータ124を介してその他のコンテンツを受信する。加盟店ユーザは、複数のクライアントコンピュータ134と、これらを管理するサーバコンピュータ132とを有しており、衛星通信受信機130を介してライブ映像を受信するとともに、ルータ136を介してその他のコンテンツを受信する。
【0008】次に、加盟店ユーザのクライアントコンピュータ134の詳細構成を図2を参照し説明する。図において12は入力装置であり、キーボードおよびマウス等から構成されている。14は表示装置であり、クライアントコンピュータ134のユーザに各種の情報を表示する。26はCPUであり、後述するプログラムに基づいてバス28を介して、クライアントコンピュータ134内の各部を制御する。16はネットワークインターフェースであり、ハブ40を介して、衛星通信受信機130、ルータ136、サーバコンピュータ132等と接続されている。すなわち、これら構成要素130,132,136,40によってローカルエリアネットワーク(加盟店LAN)が形成されている。
【0009】クライアントコンピュータ134の内部において18はハードディスクドライブであり、オペレーティングシステム、ブラウザ等のアプリケーションプログラム、デバイスドライバ、各種コンテンツ等を格納する。20は光ディスクドライブであり、セットされたCD−ROM、DVD−RAM等光ディスクの内容を読み出す。22はRAMであり、ここにオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等が展開される。24はROMであり、CPU26のイニシャルプログラムローダ等が格納されている。30はメモリカードであり、クライアントコンピュータ134に対して着脱自在になっており、カラオケ用のマルチメディアファイル等のコンテンツを記憶する。32はリモコンインタフェースであり、外部に設けられたリモコン装置34から赤外線のリモコン信号を受信する。
【0010】19はサウンドボードであり、マイク35から供給された音声信号をサンプリングしデジタル信号に変換してCPU26に供給するとともに、CPU26から供給されたデジタルの音声信号をアナログ信号に変換し、さらに供給された演奏情報(MIDI信号)に基づいて楽音信号を合成し、アンプ/スピーカ36を介して発音する。ここで、リモコン装置34の構成について説明する。リモコン装置34は、複数のキーを配列したキーボードと、これらのキーの操作状態を赤外線のリモコン信号として送信する送信機とから構成されている。そして、リモコン装置34のキーボードには、以下のようなキーが設けられている。
【0011】(1)数字キー:「0」〜「9」の数字を表した10個のキーであり、主としてクライアントコンピュータ134に対して数値入力を行う。
(2)方向キー:「上(UP)」「下(DOWN)」「右(RIGHT)」「左(LEFT)」の方向を表した4個のキーであり、主としてクライアントコンピュータ134に対して、カーソルポイントの移動方向を入力する。
(3)PLAYキー:コンテンツの再生を開始させる。
(4)PAUSEキー:コンテンツの再生を一時停止させる。
(5)STOPキー:コンテンツの再生を中止させる。
(6)REQUESTキー:カラオケアプリケーション等において、曲番号の予約を行う。
(7)CANCELキー:カラオケアプリケーション等において、曲番号の予約等を取り消す。
(8)設定キー:音量等、各種パラメータの調節を行う。
以上、クライアントコンピュータ134の構成について説明したが、スタンドアロン型のパーソナルコンピュータ122およびサーバコンピュータ132の構成も同様である。
【0012】2.実施形態の動作2.1.ランチャープログラムの起動次に、本実施形態の動作を説明する。まず、クライアントコンピュータ134の電源が投入されると、ROM24に格納されたイニシャルプログラムローダが実行され、オペレーティングシステムが立上る。このオペレーティングシステムにおいては、サーバコンピュータ132が管理するドメインにログオンするために、ユーザ名とパスワードの入力画面が表示される。ここで、適式なユーザ名とパスワードとが入力装置12のキーボードを介して入力されると、クライアントコンピュータ134が当該ドメインにログオンされる。これにより、クライアントコンピュータ134は、加盟店LANに接続されたサーバコンピュータ132、衛星通信受信機130、ルータ136等、他のコンピュータや周辺機器との間でパケットの送受信を行うことが可能になる。
【0013】次に、クライアントコンピュータ134のオペレーティングシステムは、ハードディスクドライブ18内の所定のスタートアップディレクトリの内容を読出し、自動的に実行すべきアプリケーションプログラムを認識する。本実施形態においては、スタートアップディレクトリにはランチャープログラムのショートカットが含まれており、これによりランチャープログラムが自動的に実行される。ランチャープログラムが起動されると、表示装置14にはランチャープログラムのウィンドウが表示され、その内部に図3に示すアイコン51〜60が表示される。
【0014】アイコン51〜60は、各々カラオケ、ムービー、ゲーム、占い、スクール、ライブ、インターネット、電子商取引、くじ、その他のプログラムコンテンツまたはサービスに各々対応している。ここに、「ムービー」、「スクール」、「ライブ」とは、通信衛星100を介して提供されるオンデマンド形式のライブ映像のチャンネルの名称である。「カラオケ」は後述するカラオケのアプリケーションプログラム、「ゲーム」は予めクライアントコンピュータ134にインストールされたゲームあるいはインターネット140を介して実行される多人数対応のゲームを指す。「インターネット」は、インターネット140に対する接続サービスである。また、「占い」、「電子商取引」、「くじ」は、インターネット140を介して配信サーバ150上の特定のホームページに接続するサービスを指す。
【0015】これらアイコン51〜60が表示されると、デフォルトのアイコン(ここではアイコン51)が選択状態になる。選択状態になったアイコンは、非選択状態のアイコンと区別できるように、表示態様が変更される。例えば、選択状態のアイコンは、非選択状態のアイコンよりも明るく表示される。このように選択状態に応じて表示態様を変更することは、後述する他のウィンドウにおいても同様である。ここで、ユーザがリモコン装置34の方向キーを操作すると、現在選択状態のアイコンのうち方向キーで示される方向に隣接するアイコンが選択状態にされ、元々選択状態であったアイコンが非選択状態に設定される。
【0016】上記例にあっては、アイコン51〜60の表示直後の状態ではデフォルトのアイコン51のみが選択状態であったが、ここでユーザがリモコン装置34の「左」キーを押下すると、アイコン52が選択状態になり、アイコン51は非選択状態になる。このようなユーザインターフェースにより、ユーザは方向キーのみを操作して任意のアイコンを選択状態に設定することができる。そして、所望のアイコンが選択状態になった状態でユーザがREQUESTキーを押下すると、当該アイコンに対応するコンテンツが起動される。
【0017】また、コンテンツの選択および起動の操作は、リモコン装置34のみならず入力装置12のマウスによっても行うことができる。すなわち、所望のコンテンツに対応するアイコンにマウスカーソルを位置させ、マウスボタンをクリックすると、当該アイコンに対応するコンテンツが選択されると同時に起動される。このように、本実施形態においては、初期状態でデフォルトのアイコンを選択状態に設定するから、リモコン装置34の方向キーによってアイコン51〜60の選択状態を変更することが可能である。
【0018】2.2.加入者端末170の対応付け移動通信網160には多数の加入者端末が接続されているが、このうち一または複数の加入者端末170を、クライアントコンピュータ134に対応付け、その入力装置として使用することができる。まず、クライアントコンピュータ134のユーザがアイコン60を選択および起動して所定の操作を行うと、表示装置14に電話番号入力ウィンドウ(図示せず)が表示される。ここで、入力装置12のキーボードまたはリモコン装置34の数字キーを操作して、一または複数の加入者端末の電話番号を入力すると、その内容がインターネット140を介して配信サーバ150に送信される。その際に、予め定められたクライアントコンピュータ134のID番号も送信される。
【0019】配信サーバ150においては、加入者端末170の電話番号と、クライアントコンピュータ134のID番号とが対応付けて記憶される。そして、以後、当該加入者端末170からそのキーの操作情報を受信すると、当該操作情報がインターネット140を介して対応するクライアントコンピュータ134に転送される。これにより、ユーザは、加入者端末170を操作することにより、入力装置12のキーボードやリモコン装置34と同様に、クライアントコンピュータ134を制御することができる。
【0020】なお、ユーザは、特定の加入者端末170とクライアントコンピュータ134とを対応付けることなく、カラオケルームの外部から配信サーバ150に対して予約メールを送信することにより、加盟店におけるカラオケルームの予約等を自動的に行うことができる。
【0021】2.3.カラオケアプリケーションの起動2.3.1.リクエストウィンドウ62における処理図3においてカラオケ用のアイコン51が選択され起動されると、カラオケアプリケーションプログラムが起動される。ここで、ユーザがリモコン装置34においてREQUESTキーを押下すると、図4に示すリクエストウィンドウ62が表示装置14に表示される。図において64は第1予約表示部であり、次に再生されるべきカラオケのマルチメディアファイルの曲番号(第1予約曲)を表示する。66は第2予約表示部であり、第1予約曲の次に再生されるべきカラオケのマルチメディアファイルの曲番号(第2予約曲)を表示する。但し、図示の状態では第2予約表示部66には曲番号は入力されておらず、カーソルのみが表示されている。68は予約曲数表示部であり、現在の予約曲数を表示する。
【0022】クライアントコンピュータ134のオペレーティングシステムは、リクエストウィンドウ62に対してキーボードフォーカスおよびマウスフォーカスを与え、入力装置12、リモコン装置34または加入者端末170の操作情報を受信すると、その内容がメッセージキューとしてFIFOメモリに記憶される。そして、リクエストウィンドウ62に対応して、図6に示すリクエストウィンドウメッセージ処理ルーチンが起動される。
【0023】図において処理がステップSP1に進むと、新たなメッセージキューが発生するまで処理が待機する。ここで、新たなメッセージキューが発生すると、処理はステップSP2に進み、メッセージキューの内容に応じて処理が分岐される。まず、当該メッセージキューがリモコン装置34、入力装置12のキーボードまたは加入者端末170(以下、「リモコン装置34等」という)の数字キーであった場合は、処理はステップSP4に進む。
【0024】ここでは、当該数字キーに対応する数字が第1予約表示部64または第2予約表示部66に追加される。そして、一の数字キーの入力に対応する一の数字が第1予約表示部64または第2予約表示部66に追加されると、処理はステップSP1に戻る。これにより、ユーザは、数字キーを押下してゆくと、所望の曲番号を順次予約してゆくことができる。
【0025】ここで、リモコン装置34等においてCANCELキーが押下され、その旨のメッセージキューがステップSP1において検出されると、処理はステップSP2を介してステップSP8に進む。なお、入力装置12に含まれる通常のコンピュータ用のキーボードや加入者端末170においてはPLAYキー、PAUSEキー、REQUESTキー、STOPキー、CANCELキー等が設けられていない場合もある。かかる場合には、他の一または複数のキーによって、これらPLAYキー等の代用にすればよい。さて、ステップSP8においては、第1予約表示部64および第2予約表示部66に入力された全曲番号がキャンセルされる。また、数字キー、CANCELキー、PLAYキー以外のキーが押下され、その旨のメッセージキューが検出されると、処理はステップSP2を介してステップSP10に進み、当該キーに対応した種々の処理が実行される。
【0026】2.3.2.再生ウィンドウにおける処理以上のように、所望の曲番号の予約が終了した後、ユーザがPLAYキーを押下すると、処理はステップSP6に進む。ここでは、再生ウィンドウ(図示せず)が表示されるとともに、リクエストウィンドウ62が非表示状態に設定される。ここで、再生ウィンドウは、マルチメディアファイルから再生された画像と歌詞を表示するウィンドウである。再生ウィンドウにおいては、予約された曲番号のマルチメディアファイルが順次再生され、これにより、ユーザはカラオケを楽しむことができる。
【0027】ここで、オペレーティングシステムにより、再生ウィンドウに対してキーボードフォーカスおよびマウスフォーカスが与えられる。そして、再生ウィンドウに対応して図7に示す再生ウィンドウメッセージ処理ルーチンが起動される。図において処理がステップSP11に進むと、新たなメッセージキューが発生するまで処理が待機する。ここで、新たなメッセージキューが発生すると、処理はステップSP12に進み、メッセージキューの内容に応じて処理が分岐される。
【0028】まず、リモコン装置34等のPAUSEキーが押下されると、処理はステップSP14に進み、マルチメディアファイルの一時停止状態が切り換えられる。すなわち、再生中にPAUSEキーが押下されると再生が一時停止され、一時停止中にPAUSEキーが押下されると、マルチメディアファイルが再生状態になる。また、STOPキーが押下されると、処理はステップSP16に進み、再生中であったマルチメディアファイルの再生が中止され、予約リスト中の次の曲番号のマルチメディアファイルの再生が開始される。
【0029】また、リモコン装置34等のREQUESTキーが押下されると、処理はステップSP20に進む。ここでは、再生ウィンドウの上に上述したリクエストウィンドウ62が透過表示される。すなわち、リクエストウィンドウ62の背景が再生ウィンドウになる。再生ウィンドウにおいては、マルチメディアファイルの再生が続行されるが、キーボードフォーカスおよびマウスフォーカスはリクエストウィンドウ62に対して与えられ、上述したリクエストウィンドウメッセージ処理ルーチン(図6)が実行される。
【0030】このため、あるユーザはこの背景の再生ウィンドウを見ながらカラオケを続行することができる一方、他のユーザはリモコン装置34等を操作してリクエストウィンドウ62に対してメッセージキューを送り、次の曲番号を予約することができる。このリクエストウィンドウメッセージ処理ルーチンにおいてPLAYキーが押下されると、上述したようにステップSP8においてリクエストウィンドウ62が非表示状態になり、表示装置14には再び再生ウィンドウのみが表示されることになる。そして、キーボードフォーカスおよびマウスフォーカスは再び再生ウィンドウに対して与えられる。
【0031】ここで、リモコン装置34等において、PAUSEキー、STOPキー、設定キー、REQUESTキー以外のキーが押下され、その旨のメッセージキューが検出されると、処理はステップSP12を介してステップSP22に進み、当該キーに対応した種々の処理が実行される。また、リモコン装置34等において設定キーが押下されると処理はステップSP18に進み、図5に示す設定ウィンドウが、再生ウィンドウの上に透過表示される。
【0032】2.3.3.設定ウィンドウ(図5)における処理設定ウィンドウは音量等のパラメータを調節するためのウィンドウであり、キーボードフォーカスおよびマウスフォーカスはこの設定ウィンドウに対して与えられる。図5において82は音高調節部であり、現在の音高のシフト状態を数値表示する数値表示部82aと、音高のシフト状態を視覚的に表示するインジケータ82bが表示されている。インジケータ82bは横方向に細長く表示され、その上に表示されるポインタ82cによって現時点の音高のシフト状態を表示する。
【0033】83はスピード調節部であり、マルチメディアファイルの再生スピードを調節する。84はマイク音量調節部であり、マイク音声の音量を調節する。85はエコー調節部であり、マイク音声に付与されるエコーを調節する。86はディレイ調節部であり、マイク音声に付与されるディレイ量を調節する。87は音量調節部であり、マイク音声および楽音信号を合わせた全体の音量を調節する。88はメロディ音量調節部であり、楽音信号中のメロディ音量を調節する。89は音質調整部であり、強調する音声帯域を調節する。
【0034】次に、クライアントコンピュータ134のオペレーティングシステムにより、設定ウィンドウ(図5)に対してキーボードフォーカスおよびマウスフォーカスが与えられる。そして、設定ウィンドウに対応して設定ウィンドウメッセージ処理ルーチン(図8)が起動される。図において処理がステップSP30に進むと、デフォルトの設定項目として、音高調節部82が選択状態に設定される。
【0035】次に、処理がステップSP31に進むと、新たなメッセージキューが発生するまで処理が待機する。ここで、新たなメッセージキューが発生すると、処理はステップSP32に進み、メッセージキューの内容に応じて処理が分岐される。まず、リモコン装置34等のUPキーが押下されると、処理はステップSP34に進む。ここでは、現在選択状態の設定項目のうち図5において上方向に隣接する設定項目が選択状態にされ、元々選択状態であった設定項目が非選択状態に設定される。また、DOWNキーが押下されると、処理はステップSP36に進む。ここでは、現在選択状態の設定項目のうち図5において下方向に隣接する設定項目が選択状態にされ、元々選択状態であった設定項目が非選択状態に設定される。
【0036】また、RIGHTキーが押下されると、処理はステップSP38に進む。ここでは、現在選択状態の設定項目について、設定量が所定値(+5)だけ増加される。また、LEFTキーが押下されると、処理はステップSP40に進む。ここでは、現在選択状態の設定項目について、設定量が所定値(−5)だけ減少される。このように、ユーザは方向キーを操作することにより、所望の設定項目に対して所望の値を設定することができる。また、方向キーおよび設定キー以外のキーが押下されると、処理はステップSP44に進み、そのキーに応じた各種処理が実行される。そして、設定キーが押下されると、処理はステップSP42に進み、設定ウィンドウ(図5)が閉じられる。これにより、表示装置14には、再び再生ウィンドウのみが表示されることになる。このように、本実施形態においては、設定ウィンドウが再生ウィンドウに重ねて透過表示されることにより、ユーザはこの背景の再生ウィンドウを見ながらカラオケを続行しつつ、各種パラメータを調節することができる。
【0037】3.変形例(SW実施形態)本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施形態はパーソナルコンピュータ上で動作するソフトウエアによってエンターテイメントシステムを実現したが、上記実施形態に用いられるソフトウエアをCD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複数の要素を有する第1ウィンドウを表示し、そのうち第1の要素を予め選択状態に設定し、方向指令に応じて第1の要素に隣接する第2の要素を選択状態に設定するとともに、第1の要素を非選択状態に設定するから、単純な指示しか出せないリモコン装置等によっても、パーソナルコンピュータ等を簡易に操作することが可能である。
【出願人】 【識別番号】500246201
【氏名又は名称】株式会社エイトク
【出願日】 平成12年6月12日(2000.6.12)
【代理人】 【識別番号】100104798
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 智典
【公開番号】 特開2001−356782(P2001−356782A)
【公開日】 平成13年12月26日(2001.12.26)
【出願番号】 特願2000−174717(P2000−174717)