| 【発明の名称】 |
情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム |
| 【発明者】 |
【氏名】笠原 智
【氏名】根津 光治郎
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| 【要約】 |
【課題】建築物のフロアの部屋割りや備品等の配置を端末画面によって効率的に行い得るようにした情報システムを用いた建築物の総合空間設計システムを提供する。
【解決手段】インターネットに接続されたインターネットサーバにCADシステムを接続し、前記インターネットサーバが建築物に関するデータ及び会員に関するデータを格納したデータベース部と、必要なデータを保管するデータ部と、前記インターネットに接続された端末との間で前記建築物に関するデータ処理を行うフロントプログラムとを具備し、前記建築物のスペースの作成及び配置する家具等のレイアウト条件を前記端末から行い得るようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】インターネットに接続されたインターネットサーバにCADシステムが接続され、前記インターネットサーバは建築物に関するデータ及び会員に関するデータを格納したデータベース部と、必要なデータを保管するデータ部と、前記インターネットに接続された端末との間で前記建築物に関するデータ処理を行うフロントプログラムとを具備し、前記建築物のスペースの作成及び配置する家具等のレイアウト条件を前記端末から行い得るようになっていることを特徴とする情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム。 【請求項2】前記CADシステムがAuto Lispプログラムで動作する請求項1に記載の情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム。 【請求項3】前記フロントプログラムがASP構成であり、DXFファイルの生成を行うようになっている請求項1に記載の情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム。 【請求項4】前記CADシステムが前記DXFファイルの変換を行うプログラム1及びリクエスト条件の変換を行うプログラム2を具備している請求項3に記載の情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム。 【請求項5】前記CADシステムが製品データ、図形データ、属性コード、品番、価格を格納した製品ライブラリを具備している請求項4に記載の情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム。 【請求項6】前記CADシステムの製品ライブラリのデータを前記インターネットサーバのデータ部に保管し、前記端末より自由にアクセスできるようになっている請求項5に記載の情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム。 【請求項7】前記CADシステムが選択された製品データに基づいて見積及び納期を計算して前記データ部に保管するようになっている請求項4に記載の情報システムを用いた建築物の総合空間設計システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等の情報システムを用いたオフィス、病院、学校等の建築物の総合空間設計システムに関し、更に詳しくは会社や家に居ながらパソコン端末を利用して、移転若しくは新しく入る建築物のスペース(フロア面積、形状)に合った条件で各部署の部屋割り、会議室や応接室等を簡単に合成・編集できると共に、建築物に配置する家具(備品、什器等)の選定を容易に、しかも余計な労力をかけることなく空間設計できるようにした情報システムを用いた建築物の総合空間設計システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、例えばオフィスを移転する場合、移転先のビルのオーナー若しくは不動産屋から各フロアの縮尺見取り図をもらい、その見取り図に直接鉛筆、ボールペン等で各部署の部屋割り、机やパーテション等の配置を書き入れると共に、備品や什器等を選定して配置するといったオフライン的なオフィスの設計を行っている。また、このオフィス空間の設計には、各メーカ毎に配布されているカタログやパンフレット等を見ながら、フロアに配置する備品や什器等の寸法や価格等を考慮しながら選定作業を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、各フロアの見取り図に部屋割り、机、椅子等の配置を書き入れて行く従来の空間設計方法では、作業が非常に非効率的であると共に非能率的であり、配置代えをしたり変更したりする場合に、その都度消しゴム等で消して書き直さなければならず非常に面倒である。 【0004】また、カタログやパンフレットで備品や什器を選択して配置するため、その選択作業に時間と労力がかかり、能率的な作業ができないという問題がある。見積や納期も選定した備品毎に計算しており、多大な時間と労力をかけているのが実情である。 【0005】本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、情報化社会にマッチした総合的な建築物の空間設計システムを提供することにあり、更に詳細には、インターネットに接続されたサーバをCAD(Compute Aided Design)システムと結合することにより、建築物のフロアの部屋割りや備品等の配置といった空間設計を端末画面によって効率的に行い得るようにした情報システムを用いた建築物の総合空間設計システムを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、インターネット等の情報システムを用いたオフィス等の建築物の総合空間設計システムに関し、本発明の上記目的は、インターネットに接続されたインターネットサーバにCADシステムを接続し、前記インターネットサーバが建築物に関するデータ及び会員に関するデータを格納したデータベース部と、必要なデータを保管するデータ部と、前記インターネットに接続された端末との間で前記建築物に関するデータ処理を行うフロントプログラムとを具備し、前記建築物のスペースの作成及び配置する家具等のレイアウト条件を前記端末から行い得るようにすることによって達成される。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明ではインターネットに、フロントプログラム、データベース部及びデータ部を有するインターネットサーバを接続し、このインターネットサーバにAuto Lispプログラムで動作するCADシステムを接続している。インターネットサーバのデータベース部は建築物に関するデータ及び会員に関するデータを格納し、データ部はフロントプログラムで生成されたデータを保管すると共に、CADシステムで生成された製品ライブラリデータを保管する。インターネットサーバのフロントプログラムは、インターネットに接続された登録顧客の端末との間で建築物に関するデータ処理を行い、顧客のリクエスト条件及びDXF(Data Exchange Format)ファイルを生成してデータ部に保管する。CADシステムはデータに保管されているDXFファイルを変換するプログラム1と、リクエスト条件を変換するプログラムとを具備しており、製品データ、図形データ、属性コード、品番、価格等を製品ライブラリデータとして生成する。登録顧客は自分の端末から、建築物の空間に関する設計を自由に行い得るようになっている。 【0008】以下に、本発明に係る情報システムを用いた建築物の総合空間設計システムを、図面を参照して具体的に説明する。 【0009】図1は、本発明に係る情報システムを用いた建築物の空間設計システムの全体構成図を示しており、本システムの会員となっている多数の登録顧客1の端末(パソコン)はインターネット2に接続されており、インターネット2には事業主体が運営する建築物の空間設計用のインターネットサーバ10が接続されている。インターネットサーバ10にはフロントプログラム11、データベース部(エンジンプログラム)12、データ部13が設けられており、インターネットサーバ10には更に空間設計図面を自動生成するCADシステム20が接続されている。CADシステム20は、インターネットサーバ10で生成されたデータに基づいて、空間設計用の図面データを自動生成してインターネットサーバ10に転送する。 【0010】図2はインターネットサーバ10及びCADシステム20の詳細内容を示しており、インターネットサーバ10内のフロントプログラム11はASP(Application Service Provider)機能を有しており、データベース部12の登録顧客データベース121及び製品マスター122と協動して、登録顧客の認証、レイアウト条件データの取得、顧客リクエストデータの登録を行う。また、フロントプログラム11はJavaプログラムを具備しており、スペースの作成とゾーンの作成、スペース情報の取得とデータ変換、DXFファイルの生成を行う。なお、DXFファイルはCADシステム20でデータを読み込むことができる中間ファイルであり、種々のCADシステム同士でデータの共有化を図るために米国のAuto Desk社が開発したものである。 【0011】データベース部12は、登録された顧客の名前、住所、ID、パスワード、e−メールアドレス等を格納している登録顧客データベース121と、メーカ名、備品,什器,家具等の価格,納期、品番、属性コード等を格納している製品マスター122とを有しており、データ部13は顧客情報131、リクエスト条件(製品情報、コード、品番、価格を含む)132、DXFファイル133及び保管部134を有している。データベース部12はSQL−Serverであり、SQL(構造化照会言語)を操作するための言語を利用して、ネットワーク上にあるデータベースを利用する機能を提供するRDBMS(Relational Database Management System)となっている。 【0012】インターネットサーバ10内のフロントプログラム11は、登録顧客1とのインターネット2上のウェブサイトのサービスとしてのプログラムであり、サービスとして登録顧客の認証、スペースの作成とゾーンの作成、スペース情報のデータ変換及びDXFファイルの作成、レイアウト条件データの取得、顧客リクエストデータの登録を行う。登録顧客1の認証は、ウェブサイトにアクセスした際に登録顧客1の確認をサーバ内部の登録顧客データベース121にアクセスして確認及び認証を行うものである。Javaプログラムによるスペースの作成とゾーンの作成は顧客がデザイン、レイアウトを希望する建築空間のスペースを描くツールを提供し、簡単にスペースの作成及び空間の利用用途のゾーンを自由に配置できるようにするためのものである。また、Javaプログラムによるスペース情報のデータ変換及びDXFファイルの作成は、顧客が作成したスペースやゾーン情報はJavaスクリプト(プログラム)を利用してDXFファイル133を自動生成するものである。 【0013】フロントプログラムによるレイアウト条件データの取得は、顧客が作成したスペースやゾーンに必要となる家具を選択したり、必要となる数量、人数や規模をウェブ上でリクエストしてもらい、その際にダイレクトに製品マスター122とのアクセスを可能にするため、ビジュアルな製品の情報を確認しながら選択するものである。顧客リクエストデータの登録は、顧客が選択した製品の情報はレイアウトプラン依頼(決定、送信ボタン等)をクリックすることによって、サーバ10のデータ部13にリクエスト条件132として登録される。工程P3は、顧客のスペースやゾーンで必要となる製品について、ビジュアルな写真や製品仕様を製品マスター122からダイレクトに確認して選択するものであり、工程P4では、顧客がアクセスした全ての情報をサーバ10のデータ部13に転送して保管し、このときのデータ形式は新たなデータとしてデータベースに登録される。 【0014】一方、CADシステム20はCADシステムプログラム言語であるAutoLispプログラムで動作し、プログラム1及び2を実行する。プログラム1はデータ部13に格納されているDXFファイル133の変換を行い、プログラム2はリクエスト条件132の変換を行う。つまり、プログラム1は、顧客が作成したスペースやゾーンをCADシステムのデータに変換するプログラムであり、プログラム2は、顧客がリクエストした製品情報からCADライブラリを読み込み、プログラム1で自動生成された図面上に自動的に配置するプログラムである。また、CADシステム20には、製品データ、図形データ(2次元、3次元)、属性コード、品番、価格を格納し、プログラム2と協動する製品ライブラリデータが格納されている。 【0015】インターネットサーバ10とCADシステム20との間の工程P5は、プログラム1を起動してサーバ10内のDXFファイル133をCADデータに自動変換するものであり、自動配置されるものは顧客が作成したスペース、顧客が配置したゾーン(用途エリア)である。工程P6は、プログラム2を起動してリクエスト条件132を製品ライブラリデータに変換するスクリプト(簡易プログラム)を生成し、実行することによってライブラリが自動的に配置される。リクエスト条件はテキストデータであり、製品情報(コード、品番)、ゾーン名(用途エリア名)や人数の情報がライブラリを読み込み、配置する情報となる。工程P8はCADシステム20で生成されたCADデータを保管部134に保管するものであり、平面プラン、立体パース、見積、納期回答書等を保管する。 【0016】また、CADシステム20内の工程P7はプログラム2のライブラリアクセスであり、プログラム2で作成されたスクリプトにはライブラリを読み込むファイル名が記述され、それに基づいてライブラリが読み込まれて配置される。製品データ、図形データ(2次元、3次元)、属性コード、品番、価格等がライブラリデータとなっている。 【0017】図3は本発明の動作例を示しており、登録顧客1は本システムの利用に際して、予め会員登録の際に付与されているID及びパスワードを入力し、認証確認後にスペースの作成を開始するが、先ずこのスペース作成は図4に示すような基本形状の選択から始める(ステップS1)。基本形状が選択されて指定されるとそのスペース形状が図5(A)に示すように表示され(ステップS2)、その画面上で実際のスペースに対応するようにスペース寸法を調整する(ステップS3)。スペースの形状は例えば登録されている数種類の中から最も近似しているものを選択し、その選択された形状について画面上で寸法を入力する。寸法の入力は図6に示すように各辺について行い、その調整後のスペース形状が図5(B)に示すように表示される。その後、図7に示すようにドアや窓の配置を入力し(ステップS4、S5)、更に図8に示すように壁、柱等の配置を入力し(ステップS6)、スペースの確定を行う(ステップS7)。図9は確定したスペースの一例を示している。壁、柱の他に配電盤、厨房等の入力も可能である。 【0018】その後、登録顧客1はオフィス等のゾーンの選択を図10に示すようなメニュー画面で行い(ステップS10)、受付、執務エリア、応接室等が順次選択され、図11に示すような選択ゾーンの配置用ボックス(長方形)が表示される(ステップS11)。次いでこれら配置用ボックスを確定スペースに配置するゾーンの配置を行い(ステップS12)、続いてゾーンを確定してスペース作成を終了する(ステップS13)。確定したゾーンの一例を図12に示す。 【0019】上述のようにして確定されたゾーンに対して、登録顧客1は次にレイアウト条件を設定するが、その動作例を図13に示して説明する。 【0020】先ず執務エリア、応接室、役員室等のゾーンの選択を行い(ステップS20)、これにより画面には選択されたゾーンの空間のイメージが表示され(ステップS21)、例えば「下記のゾーンを配置していただきました。次のゾーンにてご利用になりたい家具を選択してください。」のメッセージが表示され、その案内に従って製品マスター122の製品データベースから必要な家具の選択を行う(ステップS22)。会議室についての条件設定の例を図14に示す。また、製品データベースのメニュー画面は図15に示すようになっており、事務用チェアのデータベースの一例を図16に、事務机のデータベースの一例を図17に、デスクスタイルのデータベースの一例を図18にそれぞれ示す。このように製品データベースには、製品名,型番,品番,形状等のデータの他に2次元データ及び3次元データが登録されている。必要な家具の選択が終了すると、次に人数や数の入力を行い(ステップS23)、家具選択の確定を行い(ステップS24)、全てのゾーンについて上記操作を繰り返す(ステップS25)。 【0021】上記レイアウト条件の入力はデータベース部12の製品マスター122とフロントプログラム11との間の工程P3にて行われるが、製品情報の選択によって製品コード、品番等を取得し、工程P4によってデータ部13にテキストファイルで保管される。データ部13に保管されるデータは、顧客ID、受付日時、ゾーン名、選択製品コード、品番、選択製品の数量等である。また、工程P2によってデータ部13に保管されるデータは、スペースデータ(DXF)のスペース、ドア、窓、柱等であり、ゾーンの配置情報(DXF)ファイルのゾーンの配置、ゾーンの用途名等である。 【0022】上述のようにしてインターネットサーバ10で生成されて格納されたデータは、CADシステム20に転送されて処理されるが、その動作を図19を参照して説明する。即ち、CADシステム20が内臓しているプログラム1は、DXFファイル133の変換を実行することによりスペース図が表示され、ゾーンエリアが表示される。また、プログラム2はリクエスト条件132の変換を行い、ライブラリの読込みと製品ライブラリデータ(製品データ、図形データ(2次元、3次元)、属性コード、品番、価格)の参照を行う。即ち、ゾーンの要素と顧客が選択した製品コード、品番等とライブラリデータを整合させ、グループや単体でCAD図形(ライブラリ)を配置する。 【0023】図20はCADシステム20に関連する工程P5、P6、P8の詳細を示しており、工程P5では工程P2によって格納されているデータのスペースデータをAutoCADコマンドのDXFINにて図面を生成し、ゾーンの配置情報をAutoCADコマンドのDXFINにて図面を生成する。工程P6のデータは配置場所、品番、コード、配置数量として家具ライブラリデータとなる。CADシステム20で生成されたレイアウトプラン、3次元パース、見積書、納期回答書、レイアウトプランは工程P8でデータ部13に転送され、保管部134に保管される。CADシステム20で生成された配置データの例は図21に示すものであり、3次元画像は図22に示すものである。 【0024】データ部13内の保管部134に保管されたデータは、登録顧客1が端末よりデータ追加又は修正入力できるが、そのときの画面は図23のようになっている。インターネットサーバ10内にCADシステム20で生成されたデータの保管部134を設けているため、顧客は端末から自由にデータをアクセスすることができる。 【0025】なお、上述ではオフィスの設計について説明したが、病院や学校、店舗等のスペース設計にも同様に適用することができる。 【0026】 【発明の効果】以上のように本発明に係る情報システムを用いた建築物の総合空間設計システムによれば、実際のスペースに合わせて自分のレイアウト感覚で自由に設計するようにしているので、自由度のある空間設計を能率的にかつ迅速に行うことができ、非常に便利である。また、インターネット等を用いた情報システムによってオンラインで設計できるため、オフィスや自宅においても自分の予定や都合に合わせて設計できる利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】300035076 【氏名又は名称】プラス株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月7日(2000.6.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078776 【弁理士】 【氏名又は名称】安形 雄三 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−350806(P2001−350806A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月21日(2001.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−170055(P2000−170055) |
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