| 【発明の名称】 |
打音検出による入力機能 |
| 【発明者】 |
【氏名】米野 邦夫
【氏名】降幡 武志
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| 【要約】 |
【課題】説明者が表示画面上の画像を直接指し示しながらコンピュータを容易に操作可能とする技術を提供する。
【解決手段】スイッチのオン/オフを表すスイッチデータを出力する入力装置は、ユーザによって発生される打音を検出する打音検出装置と、前記打音検出装置で検出された打音検出信号を、前記スイッチデータを表すスイッチ信号に変換する変換装置と、前記スイッチ信号を出力するスイッチデータ出力装置と、を備える。前記スイッチデータ出力装置は電波または赤外線による伝送装置を含むことが好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示画面上の座標位置をコンピュータに入力するためのポインティングデバイスであって、前記表示画面上の位置を指し示すために使用される指示手段によって指し示された前記表示画面上の指示位置を決定するとともに、前記指示位置を表す位置データを出力する位置決定装置と、マウスのスイッチボタンに相当する機能を有し、スイッチのオン/オフを表すスイッチデータを出力する入力装置と、前記位置データおよび前記スイッチデータを前記コンピュータの所定のインタフェースに供給するポインティングデータ出力装置と、を備え、前記入力装置は、ユーザが前記表示画面上を叩くことにより発生する打音を検出する打音検出装置と、前記打音検出装置で検出された打音検出信号を、前記スイッチデータを表すスイッチ信号に変換する変換装置と、前記スイッチ信号を前記ポインティングデータ出力装置に出力するスイッチデータ出力装置と、を備えるポインティングデバイス。 【請求項2】 請求項1記載のポインティングデバイスであって、前記スイッチデータ出力装置は電波による伝送装置を含む、ポインティングデバイス。 【請求項3】 請求項1記載のポインティングデバイスであって、前記スイッチデータ出力装置は赤外線による伝送装置を含む、ポインティングデバイス。 【請求項4】 請求項2または請求項3記載のポインティングデバイスであって、前記入力装置は、前記表示画面の無効画面領域上に設けられ、前記位置決定装置は、前記コンピュータにケーブルを介して接続される、ポインティングデバイス。 【請求項5】 請求項1記載のポインティングデバイスであって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、前記打音の回数と間隔の少なくとも一方に応じて前記マウスのスイッチボタンの異なる操作を示すスイッチ信号にそれぞれ変換する、ポインティングデバイス。 【請求項6】 請求項5記載のポインティングデバイスであって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、1回ないし3回の前記打音の回数に応じて、それぞれ前記マウスのスイッチボタンのクリック、ダブルクリック、ドラッグに対応するスイッチ信号に変換する、ポインティングデバイス。 【請求項7】 請求項6記載のポインティングデバイスであって、前記変換装置は、前記マウスのスイッチボタンのドラッグに対応するスイッチ信号が出力された後、新たに検出された打音に相当する打音検出信号を、前記ドラッグの解除を示すスイッチ信号に変換する、ポインティングデバイス。 【請求項8】 請求項1記載のポインティングデバイスであって、前記変換装置は、打音検出装置で第1の打音が検出されると、第2の打音が検出されるか否かに関わらず前記変換装置の出力をオン状態に保持し、第1の打音検出後の第1の所定の時間内に前記第2の打音が検出されなければ前記出力をオフ状態に変化させ、前記第1の所定の時間内に前記第2の打音が検出されれば前記出力をオン状態に保持し、前記第2の打音検出後の第2の所定の時間内に第3の打音が検出されなければ前記出力をオフ状態に変化させ、その後さらに所定の時間オン状態を保持した後再びオフ状態とし、前記第2の所定の時間内に第3の打音が検出されれば前記出力をオン状態に保持し、その後第4の打音が検出されれば前記出力をオフ状態に変化させる、ポインティングデバイス。 【請求項9】 請求項1記載のポインティングデバイスであって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、第1の打音検出後の第3の所定の時間内に検出される打音の回数に応じて前記マウスのスイッチボタンの異なる操作を示すスイッチ信号にそれぞれ変換する、ポインティングデバイス。 【請求項10】 請求項9記載のポインティングデバイスであって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、前記第3の所定の時間内に検出される0回ないし3回の打音の回数に応じて、それぞれ前記マウスのスイッチボタンのクリック、ダブルクリック、エスケープ、ドラッグに対応するスイッチ信号に変換する、ポインティングデバイス。 【請求項11】 請求項10記載のポインティングデバイスであって、前記変換装置は、前記マウスのスイッチボタンのドラッグに対応するスイッチ信号が出力された後、新たに検出された打音に相当する打音検出信号を、前記ドラッグの解除を示すスイッチ信号に変換する、ポインティングデバイス。 【請求項12】 請求項1記載のポインティングデバイスであって、前記位置決定手段は、前記表示画面の有効画面領域を撮像するための少なくとも1つの撮像装置を有し、前記撮像装置からの撮像画像に基づいて、前記指示位置を検出する、ポインティングデバイス。 【請求項13】 スイッチのオン/オフを表すスイッチデータを出力する入力装置であって、ユーザによって発生される打音を検出する打音検出装置と、前記打音検出装置で検出された打音検出信号を、前記スイッチデータを表すスイッチ信号に変換する変換装置と、前記スイッチ信号を出力するスイッチデータ出力装置と、を備える入力装置。 【請求項14】 請求項13記載の入力装置であって、前記スイッチデータ出力装置は電波による伝送装置を含む、入力装置。 【請求項15】 請求項13記載の入力装置であって、前記スイッチデータ出力装置は赤外線による伝送装置を含む、入力装置。 【請求項16】 請求項13記載の入力装置であって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、前記打音の回数と間隔の少なくとも一方に応じてマウスのスイッチボタンの異なる操作を示すスイッチ信号にそれぞれ変換する、入力装置。 【請求項17】 請求項16記載の入力装置であって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、1回ないし3回の前記打音の回数に応じて、それぞれ前記マウスのスイッチボタンのクリック、ダブルクリック、ドラッグに対応するスイッチ信号に変換する、入力装置。 【請求項18】 請求項17記載の入力装置であって、前記変換装置は、前記マウスのスイッチボタンのドラッグに対応する信号が出力された後、新たに検出された打音に相当する打音検出信号を、前記ドラッグの解除を示すスイッチ信号に変換する、入力装置。 【請求項19】 請求項13記載の入力装置であって、前記変換装置は、打音検出装置で第1の打音が検出されると、第2の打音が検出されるか否かに関わらず前記変換装置の出力をオン状態に保持し、第1の打音検出後の第1の所定の時間内に前記第2の打音が検出されなければ前記出力をオフ状態に変化させ、前記第1の所定の時間内に前記第2の打音が検出されれば前記出力をオン状態に保持し、前記第2の打音検出後の第2の所定の時間内に第3の打音が検出されなければ前記出力をオフ状態に変化させ、その後さらに所定の時間オン状態を保持した後再びオフ状態とし、前記第2の所定の時間内に第3の打音が検出されれば前記出力をオン状態に保持し、その後第4の打音が検出されれば前記出力をオフ状態に変化させる、入力装置。 【請求項20】 請求項13記載の入力装置であって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、第1の打音検出後の第3の所定の時間内に検出される打音の回数に応じて異なった操作を示すスイッチ信号にそれぞれ変換する、入力装置。 【請求項21】 請求項20記載の入力装置であって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、前記第3の所定の時間内に検出される打音の回数に応じて前記マウスのスイッチボタンの異なる操作を示すスイッチ信号にそれぞれ変換する、入力装置。 【請求項22】 請求項21記載の入力装置であって、前記変換装置は、前記打音検出信号を、前記第3の所定の時間内に検出される0回ないし3回の打音の回数に応じて、それぞれ前記マウスのスイッチボタンのクリック、ダブルクリック、エスケープ、ドラッグに対応するスイッチ信号に変換する、入力装置。 【請求項23】 請求項22記載の入力装置であって、前記変換装置は、前記マウスのスイッチボタンのドラッグに対応するスイッチ信号が出力された後、新たに検出された打音に相当する打音検出信号を、前記ドラッグの解除を示すスイッチ信号に変換する、入力装置。 【請求項24】 画像表示システムであって、画像供給装置と、前記画像供給装置から供給された画像情報の表す画像を表示する画像表示装置と、前記画像供給装置の動作を制御する入力装置と、を備え、前記入力装置は、請求項13ないし請求項23のいずれかに記載の入力装置であり、前記画像供給装置は、前記入力装置から供給される前記スイッチデータに応じて動作することを特徴とする画像表示システム。 【請求項25】 画像表示システムであって、画像供給装置と、前記画像供給装置から供給された画像情報の表す画像を表示する画像表示装置と、前記画像表示装置の表示画面上の座標位置をコンピュータに入力するためのポインティングデバイスと、を備え、前記ポインティングデバイスは、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のポインティングデバイスであり、前記画像供給装置は、前記ポインティングデバイスから供給される前記位置データおよび前記スイッチデータに応じて動作することを特徴とする画像表示システム。 【請求項26】 請求項24または請求項25記載の画像表示システムであって、前記画像供給装置は、前記入力装置から出力される前記スイッチデータを受信した後の第4の所定の時間内において、前記入力装置からの前記スイッチデータの出力を禁止する、画像表示システム。 【請求項27】 請求項24または請求項25記載の画像表示システムであって、前記画像供給装置は、第1の打音検出後の第5の所定の時間内において、前記画像表示装置に表示される所定の画像の位置を固定する、画像表示システム。 【請求項28】 請求項24または請求項25記載の画像表示システムであって、前記画像供給装置は、前記スイッチデータに応じて、前記画像表示装置に表示される画像の形態を変化させる、画像表示システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】コンピュータなどの情報処理装置に用いられるポインティングデバイスに関する。 【0002】 【従来の技術】コンピュータから供給される画像を投写型表示装置(プロジェクタ)を用いて投写表示する際に、画面上に表示されるポインタやカーソルなどの制御は、通常、コンピュータに接続されたマウス等のポインティングデバイスやキーボードを利用して行われている。 【0003】ところで、プロジェクタを利用してプレゼンテーションが行われる場合、プレゼンテーションの実行者(以下、「説明者」と呼ぶ。)は、画面上の画像を直接指し示しながら説明をする場合が多い。このため、コンピュータの操作は、説明者とは別の操作者によって行われるのが普通である。説明者は、次の操作を口頭で操作者に指示し、操作者は、これに従ってコンピュータの操作を行う。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】単純な操作であればこのやり方で問題はないが、複雑な操作を行いたい場合には説明者と操作者の意思の疎通がうまく行かないことがある。このため、説明者自身が説明を行いながら、コンピュータを操作したいという要望があった。しかし、コンピュータと画面とが離れている場合には、画面上の画像を指し示して説明したり、コンピュータを操作したりすることが困難であった。 【0005】この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、プロジェクタ等の表示装置を用いた場合に、説明者が表示画面上の画像を直接指し示しながらコンピュータを容易に操作可能とする技術を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上述の課題を解決するため、本発明のポインティングデバイスは、表示画面上の座標位置をコンピュータに入力するためのポインティングデバイスであって、前記表示画面上の位置を指し示すために使用される指示手段によって指し示された前記表示画面上の位置を決定するとともに、前記位置を表す位置データを出力する位置決定装置と、マウスのスイッチボタンに相当する機能を有し、スイッチのオン/オフを表すスイッチデータを出力する入力装置と、前記位置データおよび前記スイッチデータを前記コンピュータの所定のインタフェースに供給するポインティングデータ出力装置と、を備え、前記入力装置は、ユーザが前記表示画面上を叩くことにより発生する打音を検出する打音検出装置と、前記打音検出装置で検出された打音検出信号を、前記スイッチデータを表すスイッチ信号に変換する変換装置と、前記スイッチ信号を前記ポインティングデータ出力装置に出力するスイッチデータ出力装置と、を備えることを特徴とする。 【0007】本発明のポインティングデバイスは、ユーザが表示画面上をポインティング手段で叩くことにより発生する打音を検出して、マウスのスイッチボタンのオン/オフに対応するスイッチデータをコンピュータに出力することができるので、ユーザが投写表示された画面上の説明の対象となる画像を直接指し示しながらコンピュータを容易に操作可能とすることができる。 【0008】なお、指示手段には指し棒等の指示具だけでなく、説明者自身の手や指も含まれ、画面上の指し示したい位置を指示可能な手段であればなんでもよい。また、コンピュータの所定のインタフェースとしては、ポインティングデバイスが接続可能な一般的なインタフェース、例えば、マウス・インタフェースやRS−232C・インタフェース、USB・インタフェース等が含まれる。 【0009】ここで、前記スイッチデータ出力装置は電波による伝送装置を含むようにしてもよい。また、前記スイッチデータ出力装置は赤外線による伝送装置を含むようにしてもよい。 【0010】上記構成によれば、入力装置から出力されるスイッチデータをポインティングデバイスのポインティングデータ出力装置に無線で伝送することができる。これにより、入力装置とポインティングデータ出力装置との間の配線を省略することができ、配線の煩雑さやケーブルが説明者の足に絡まることを避けることや、装置の省スペース化を図ることができる。 【0011】また、前記入力装置は、前記表示画面の無効画面領域上に設けられ、前記位置決定装置は、前記コンピュータにケーブルを介して接続されるようにすることができる。 【0012】ここで、上記ポインティングデバイスにおいて、前記変換装置は、前記打音検出信号を、前記打音の回数と間隔の少なくとも一方に応じて前記マウスのスイッチボタンの異なる操作を示すスイッチ信号にそれぞれ変換することが好まく、前記打音検出信号を、1回ないし3回の前記打音の回数の違いに相当する違いに対応させて、それぞれ前記マウスのスイッチボタンのクリック、ダブルクリック、ドラッグに対応するスイッチ信号に変換するようにしてもよい。そして、前記マウスのスイッチボタンのドラッグに対応する信号が出力された後、新たに検出された打音に相当する打音検出信号を、前記ドラッグの解除を示すスイッチ信号に変換することも好ましい。 【0013】上記変換装置によれば、入力装置の機能をマウスのスイッチボタンの機能に対応させることができる。 【0014】また、前記変換装置は、打音検出装置で第1の打音が検出されると、第2の打音が検出されるか否かに関わらず前記変換装置の出力をオン状態に保持し、第1の打音検出後の第1の所定の時間内に前記第2の打音が検出されなければ前記出力をオフ状態に変化させ、前記第1の所定の時間内に前記第2の打音が検出されれば前記出力をオン状態に保持し、前記第2の打音検出後の第2の所定の時間内に第3の打音が検出されなければ前記出力をオフ状態に変化させ、その後さらに所定の時間オン状態を保持した後再びオフ状態とし、前記第2の所定の時間内に第3の打音が検出されれば前記出力をオン状態に保持し、その後第4の打音が検出されれば前記出力をオフ状態に変化させることが好ましい。 【0015】上記変換装置によれば、マウスのスイッチボタンによるクリック、ダブルクリック、ドラッグおよびドラッグの解除の機能を入力装置によって容易に実現することができる。また、上記変換装置によれば、第1の打音が検出されると変換装置の出力をオン状態とするので、第3の打音が検出される可能性がある時間まで待ってから出力をオン状態とする場合に比べて、応答時間を速くすることができる。 【0016】なお「出力がオン状態」とは、正論理の場合には出力がハイレベルである状態、負論理の場合には出力がロウレベルである状態をいい、「出力がオフ状態」とは、正論理の場合には出力がロウレベルである状態、負論理の場合には出力がハイレベルである状態をいう。 【0017】また、前記変換装置は、前記打音検出信号を、第1の打音検出後の第3の所定の時間内に検出される打音の回数に応じて前記マウスのスイッチボタンの異なる操作を示すスイッチ信号にそれぞれ変換するようにしてもよく、前記打音検出信号を、前記第3の所定の時間内に検出される0回ないし3回の打音の回数に応じて、それぞれ前記マウスボタンのスイッチボタンのクリック、ダブルクリック、ドラッグに対応するスイッチ信号に変換するようにしてもよい。そして、前記マウスのスイッチボタンのドラッグに対応するスイッチ信号が出力された後、新たに検出された打音に相当する打音検出信号を、前記ドラッグの解除を示すスイッチ信号に変換するようにしてもよい。 【0018】上記変換装置によっても、入力装置の機能をマウスのスイッチボタンの機能に対応させることができる。 【0019】なお、上記ポインティングデバイスにおいて、前記位置決定手段は、前記表示画面の有効画面領域を撮像するための少なくとも1つの撮像装置を有し、前記撮像装置からの撮像画像に基づいて、前記指示位置を検出することが好ましい。 【0020】上記位置決定手段によれば、表示画面上の指示位置を少なくとも2次元的に、かつ、高速に検出可能である。 【0021】また、本発明の入力装置は、スイッチのオン/オフを表すスイッチデータを出力する入力装置であって、ユーザによって発生される打音を検出する打音検出装置と、前記打音検出装置で検出された打音検出信号を、前記スイッチデータを表すスイッチ信号に変換する変換装置と、前記スイッチ信号を出力するスイッチデータ出力装置と、を備えることを特徴とする。 【0022】本発明の入力装置によれば、ユーザによって発生される打音を検出して、スイッチデータを出力することができるので、この入力装置が接続される種々の装置を容易に制御することができる。また、この入力装置を、上記発明のポインティングデバイスに適用することにより、上記ポインティングデバイスと同様の作用・効果を得ることができる。 【0023】また、本発明の第1の画像表示システムは、画像供給装置と、前記画像供給装置から供給された画像情報の表す画像を表示する画像表示装置と、前記画像供給装置の動作を制御する入力装置と、を備え、前記入力装置は、上記発明の入力装置であり、前記画像供給装置は、前記入力装置から供給される前記スイッチデータに応じて動作することを特徴とする。 【0024】この画像表示システムは、上記発明の入力装置を備えているので、ユーザが発生打音の検出結果に応じて、画像供給装置の動作を容易に制御することが可能である。 【0025】また、本発明の第2の画像表示システムは、画像供給装置と、前記画像供給装置から供給された画像情報の表す画像を表示する画像表示装置と、前記画像表示装置の表示画面上の座標位置をコンピュータに入力するためのポインティングデバイスと、を備え、前記ポインティングデバイスは、上記発明のポインティングデバイスであり、前記画像供給装置は、前記ポインティングデバイスから供給される前記位置データおよび前記スイッチデータに応じて動作することを特徴とする。 【0026】この画像表示システムは、上記発明のポインティングデバイスを備えているので、ユーザによって発生された打音の検出結果に応じて、画像供給装置の動作を容易に制御することが可能である。 【0027】上記第1または第2の画像表示システムにおいて、前記画像供給装置は、前記入力装置から出力される前記スイッチデータを受信した後の第4の所定の時間内において、前記入力装置からの前記スイッチデータの出力を禁止することが好ましい。 【0028】これにより、入力装置から出力されるスイッチデータを受信した後の第4の所定の時間内において、ユーザによって発生される打音以外の音によって誤動作することを抑制することができる。 【0029】また、上記第1または第2の画像表示システムにおいて、前記画像供給装置は、第1の打音検出後の第5の所定の時間内において、前記画像表示装置に表示される所定の画像の位置を固定することが好ましい。 【0030】こうすれば、例えば、プロジェクタによって画像が表示されるスクリーン上をユーザが叩いて打音を発生させるような場合に、スクリーンが振動して、ユーザの指示位置がずれるのを防止することができる。また、打音の回数に応じたスイッチデータを出力する場合に、打音が検出される度に、指示位置が変化して、実際の指示位置が特定できないことを防止することができる。 【0031】また、上記第1または第2の画像表示システムにおいて、前記画像供給装置は、前記スイッチデータに応じて、前記画像表示装置に表示される画像の形態を変化させる、画像表示システム。 【0032】こうすれば、入力装置によって制御される画像供給装置の状態をユーザが視覚的に容易に判断することができる。 【0033】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。 【0034】A.第1実施例:図1は、本発明の第1実施例としてのポインティングデバイスを備えたコンピュータシステムの構成を示す説明図である。このコンピュータシステムは、画像供給装置としてのコンピュータ10と、表示装置としてのプロジェクタ20と、ポインティングデバイス30とを備えており、本発明の画像表示システムに相当する。プロジェクタ20の画像入力端子は、コンピュータ10の画像出力端子にビデオケーブルを介して接続されている。プロジェクタ20は、コンピュータ10から供給される画像をスクリーンSC上に投写表示する。 【0035】ポインティングデバイス30は、ポインティングデバイス操作装置40と、打音処理装置50とを備えている。ポインティングデバイス操作装置40が本発明の位置決定装置およびポインティングデータ出力装置に相当し、打音処理装置50が本発明の入力装置に相当する。打音処理装置50は、投写スクリーンSC面上に設置されている。打音処理装置50は、後述するように、説明者が投写スクリーンSC上を指し棒や自身の手指など(以下、「指し棒等」と呼ぶ。)で叩いたときに発生する打音に応じて、マウスのスイッチボタンによって生成される信号と等価なスイッチ信号を出力する。スイッチ信号は、送信アンテナ590を介してポインティングデバイス操作装置40に送信される。なお、スクリーンSC上を叩く場合の自身の手指には、スクリーンSC上の指し示したい位置を指し示している手指だけでなく、それとは反対の手指も含まれる。また、指し棒を持っている手指とは反対の手指も含まれる。 【0036】ポインティングデバイス操作装置40は、受信アンテナ430を介してスイッチ信号を受信する。また、撮像カメラ410でスクリーンSC上の表示画面を撮像した画像から、説明者が指し棒等で指し示している位置Pの表示画面上における位置(座標位置)を求める。 【0037】ポインティングデバイス操作装置40は、コンピュータ10のマウス・インタフェース端子(マウス・ポート)に信号ケーブルを介して接続されており、指示位置Pの位置データを表す位置信号および入力装置からのスイッチ信号をコンピュータ10に入力する。コンピュータ10は、位置信号の表す位置データに対応する表示画面上の位置にマウス・ポインタやマウス・カーソルを表示させる。また、スイッチ信号の表すスイッチデータに対応する命令を実行する。なお、ポインティングデバイス操作装置40および打音処理装置50の構成および動作については、以下で詳述する。 【0038】A1.ポインティングデバイス操作装置40の構成および動作:図2は、ポインティングデバイス操作装置40の機能的な概略構成を示すブロック図である。ポインティングデバイス操作装置40は、撮像カメラ410と、座標検出回路420と、受信アンテナ430と、受信機440と、インタフェース回路450とを備えている。座標検出回路420は、撮像カメラ410によって撮像されたスクリーンSC上の画像から、説明者が指し示している位置Pの表示画面上の位置(座標位置)を検出する。従って、ポインティングデバイス操作装置40の撮像カメラ410は、スクリーンSC上に表示された画像全体を撮像可能な位置に対向配置されることが好ましい。例えば、図1に示すように、プロジェクタ20の上面に、撮像カメラ410がスクリーンSCの方向を向くように設置されることが好ましい。なお、座標検出回路420における指示位置Pの検出は、一般的な種々の先端画像抽出処理、例えば、差分抽出法により実現可能であるので、ここでは説明を省略する。また、複数台の撮像カメラを2台用いて3次元的な位置を求めることもできる。 【0039】受信機440は、打音処理装置50から送信されたスイッチ信号SSを受信アンテナ430を介して受信して、インタフェース回路450に出力する。なお、打音処理装置50から送信されるスイッチ信号は、無線送信のために変調されているので、受信機440には図示しない復調器が含まれている。なお、受信アンテナ430は、図1に示すようにポインティングデバイス操作装置40の筐体外部に設けられていても良いし、筐体内部に内蔵されていても良い。 【0040】インタフェース回路450は、座標検出回路420からの位置信号PSおよび受信機440からのスイッチ信号SSをコンピュータ10のインタフェース仕様に対応させて出力する。 【0041】以上の説明からわかるように、撮像カメラ410および座標検出回路420が本発明の位置決定装置に相当し、受信アンテナ430と受信機440とインタフェース回路450とがポインティングデータ出力装置に相当する。 【0042】A2.打音処理装置50の構成および動作:図3は、打音処理装置50の概略形状およびスクリーンSC上の設置状態を示す説明図である。図3(A)は打音処理装置50の概略斜視図を示し、図3(B)は、スクリーンSC上に打音処理装置50を設置した状態を示す概略平面図を示している。図3(A)に示すように、打音処理装置50のスクリーンSCに向けられる側の側面51には、打音処理装置50をスクリーンSC上に固定するための2つの吸盤53が設けられている。また、図3(B)に示すように、側面51の中心部に設けられた溝54(破線で示された領域)には、マイク510が挿入されている。溝54の底部と、マイク510との間には、バネ55が設けられている。これにより、打音処理装置50をスクリーンSC上に設置すると、マイク510がスクリーンSC上に密着される。打音処理装置50の上面52には、送信アンテナ590が設けられている。なお、送信アンテナ590は筐体内部に内蔵されていても良い。 【0043】図4は、打音処理装置50の機能的な概略構成を示すブロック図である。打音処理装置50は、マイク510と、増幅器520と、フィルタ530と、2値化回路540と、バッファ550と、制御回路560と、変調器570と、送信器580と、送信アンテナ590とを備えている。マイク510で検出された音は電気信号として出力され、増幅器520で増幅された後、フィルタ530で雑音除去が施されて、2値化回路540に入力される。2値化回路540は、打音の検出・非検出に対応させた2値の打音検出信号HS(例えば、正論理の場合は打音検出:ハイレベル(H)で打音非検出:ロウレベル(L)、負論理の場合は打音検出:ロウレベル(L)で打音非検出:ハイレベル(H))を、バッファ550を介して制御回路560に出力する。制御回路560は、打音検出信号HSに応じたスイッチ信号SSを出力する。 【0044】図5は、制御回路560において生成されるスイッチ信号SSについて示すタイミングチャートである。図5(A)は、クリックに対応するスイッチ信号SSを示し、図5(B)はダブルクリック、図5(C)はドラッグの開始と解除に対応するスイッチ信号SSをそれぞれ示している。 【0045】第1の打音が検出されると、図5(A)に示すように、打音検出信号HSとして第1のパルスP1が発生する。このとき、スイッチ信号SSを、第1のパルスP1の立ち上がりのタイミングT1に同期してLからHに変化させてHのまま維持させる。そして、タイミングT1から第1の所定の時間t1が経過するまでの間に、打音検出信号HS中に、第2の打音に対応する第2のパルスP2が発生しなければ、スイッチ信号SSをHからLに変化させてLに維持させる。これにより、スイッチ信号SS中に1つのパルスを発生させることができる。そして、第1の所定の時間t1を調整すれば、1回の打音検出をマウスのスイッチボタンによるクリックに対応させることができる。 【0046】一方、第1の所定の時間t1以内に第2の打音に対応する第2のパルスP2が発生した場合には、図5(B)に示すように、スイッチ信号SSをそのままHに維持させる。そして、第2のパルスP2の立ち上がりタイミングT2から第2の所定の時間t2が経過するまでの間に、第3の打音に対応する第3のパルスP3が打音検出信号HS中に発生しなければ、スイッチ信号SSをHからLに変化させる。そして、第3の所定の時間t3だけLを維持させた後、再びHに変化させる。さらに、第4の所定の時間t4だけHを維持させた後、再びLに戻す。これにより、スイッチ信号SS中に2つのパルスを発生させることができる。そして、所定の時間t2,t3,t4を調整すれば、第1の所定の時間t1以内に発生した2回の打音をマウスのスイッチボタンによるダブルクリックに対応させることができる。 【0047】また、第2の所定の時間t2以内に第3の打音に対応する第3のパルスP3が発生した場合には、図5(C)に示すように、スイッチ信号SSをそのままHに維持させる。これにより、所定の時間以内(2回の打音の発生時間(最大t1)+t2)以内に発生した3回の打音検出をマウスのスイッチボタンによるドラッグに対応させることができる。 【0048】さらに、第3の打音に対応する第3のパルスP3が発生した後で、第4の打音に対応する第4のパルスP4が打音検出信号HS中に発生した場合には、スイッチ信号SSをHからLに戻す。これにより、3回の打音検出後の1回の打音、すなわち、4回目の打音をマウスのスイッチボタンによるドラッグの解除に対応させることができる。 【0049】ここで、例えば、ダブルクリックに対応する2回の打音が検出される場合に、1回目と2回目で説明者が指し示しているスクリーンSCの位置がずれる場合がある。例えば、スクリーンSC上を指し示している指し棒や自身の手指でスクリーンSCを叩く場合は、その位置がずれる可能性が大きい。このような場合、次のように処理すればよい。例えば、一定範囲以内のずれ量であればダブルクリックと判断するようにすればよい。あるいは、選択されるアイコンの領域内のずれならばダブルクリックであると判断してもよい。このようにしてダブルクリックと判断された場合、1回目または2回目の打音検出時の位置を指示位置とすればよい。あるいは、1回目と2回目の打音検出時の位置の平均位置を指示位置としてもよい。なお、以上のような判断は、ポインティングデバイス操作装置40のインタフェース回路450で実行するようにすればよい。あるいは、コンピュータ10で実行するようにすればよい。 【0050】ドラッグに対応する3回の打音が検出される場合も、2回の打音検出時と同様に、一定範囲内のずれ量であればドラッグの開始と判断すればよい。そして、1回目ないし3回目のいずれかの打音検出時の位置を指示位置と判断すればよい。あるいは、3回の平均位置を指示位置としてもよい。 【0051】なお、上記説明は、便宜上各信号を正論理で示しているがこれに限定されるものではなく、負論理であっても良い。 【0052】図4の制御回路560で生成されたスイッチ信号SSは、ポインティングデバイス操作装置40と打音処理装置50との間の通信仕様に対応するデータとして変調器570に入力されて変調され、送信器580によって送信アンテナ590を介して送信される。送信されたスイッチ信号SSは、上述したように図2の受信アンテナ430を介して受信機440で受信される。 【0053】以上の説明からわかるように、マイク510と、増幅器520と、フィルタ530と、2値化回路540と、バッファ550とが、本発明の打音検出装置に相当し、制御回路560が変換装置に相当する。また、変調器570と送信器580と送信アンテナ590とがスイッチデータ出力装置に相当する。 【0054】本実施例のポインティングデバイス30は、以上説明したように、説明者が指し棒等で直接指し示した表示画面上の位置Pを示す位置データを求めてコンピュータ10に入力することができる。また、説明者がスクリーンSC上を叩いたときに発生する打音の回数に応じて、マウスにおけるスイッチボタンの機能であるクリック,ダブルクリック,ドラッグに対応するスイッチデータをコンピュータ10に入力することができる。これにより、説明者は、スクリーンSC上を指し示して説明しながら、コンピュータ10を容易に操作することが可能である。 【0055】なお、本実施例では、打音の回数をスイッチボタンのクリック,ダブルクリック,ドラッグに対応させた場合を示しているがこれに限定されるものではなく、打音間隔の違いを利用するものであってもよい。すなわち、説明者が表示された画面上を叩いたときに発生する種々の打音の違いをスイッチボタンのクリック,ダブルクリック,ドラッグに対応させることが可能である。 【0056】また、本実施例では、打音処理装置50の制御回路560から出力されるスイッチ信号SSをポインティングデバイス操作装置40に送信する場合を例に説明しているが、制御回路560への入力信号である打音検出信号HSをポインティングデバイス操作装置40に送信するようにしてもよい。この場合、制御回路560は、ポインティングデバイス操作装置40の受信機440とインタフェース回路450との間に設けられる。 【0057】B.第2実施例:図6は、本発明の第2実施例としてのポインティングデバイスを備えたコンピュータシステムの構成を示す説明図である。第2実施例のコンピュータシステムは、図1に示す第1実施例のコンピュータシステムのうちポインティングデバイス30の構成を変更したものであり、他の構成は同じであるので説明を省略する。 【0058】ポインティングデバイス30Aは、ポインティングデバイス操作装置40Aと、打音処理装置50Aとを備えている。図7は、ポインティングデバイス操作装置40Aの機能的な概略構成を示すブロック図である。図8は、打音処理装置50Aの機能的な概略構成を示すブロック図である。ポインティングデバイス操作装置40Aは、図2に示す受信アンテナ430および受信機440を、受光器430Aおよび増幅器440Aに置き換えた点を除いて第1実施例のポインティングデバイス操作装置40と同じである。また、打音処理装置50Aは、図4に示す変調器570と送信器580と送信アンテナ590を、増幅器570Aと発光器590Aに置き換えた点を除いて第1実施例の打音処理装置50と同じである。 【0059】図8の制御回路560から出力されるスイッチ信号SSは増幅器570Aで増幅されて、発光器590Aに入力される。スイッチ信号SSは、発光器590Aの赤外線発光ダイオード592によって、スイッチ信号SSの信号レベルに応じた光の点滅信号に変換される。発光器590Aからの発光信号は、図7のポインティングデバイス操作装置40Aに備えられた受光器430Aの赤外線フォトダイオード432によって受光され、電気信号に変換される。変換された電気信号は、増幅器440Aにおいて増幅されスイッチ信号SSとしてインタフェース回路450に出力される。なお、赤外線フォトダイオード432および赤外線発光ダイオード592は、赤外線フォトダイオード432における受光効率を良くするために、互いに向かいあうように配置されることが好ましい。例えば、図6に示すように、ポインティングデバイス操作装置40Aおよび打音処理装置50Aの互いに向かいあう側面に設けられることが好ましい。 【0060】本実施例のポインティングデバイス30Aを用いても、説明者がスクリーンSCを叩いたときに発生する打音の回数に応じて、マウスにおけるスイッチボタンの機能であるクリック,ダブルクリック,ドラッグに対応するスイッチデータをコンピュータ10に入力することができる。これにより、説明者は、スクリーンSC上を指し示して説明しながら、コンピュータ10を容易に操作することが可能である。 【0061】なお、本実施例においても第1実施例と同様に、打音処理装置50Aの制御回路560に入力される打音検出信号HSをポインティングデバイス操作装置40Aに送信するようにしてもよい。この場合には、制御回路560は、ポインティングデバイス操作装置40Aの増幅器440Aとインタフェース回路450との間に設けられる。 【0062】C.他の入力装置:上記第1実施例のポインティングデバイス30を構成するポインティングデバイス操作装置40は、本発明の入力装置としての打音処理装置50だけでなく、別の入力装置と組み合わせて他のポインティングデバイスを容易に構成することができる。図9は、別の入力装置を示す説明図である。図9(A)は、把持部610と指示部620とで構成された指し棒50Bを示している。把持部610には、スイッチボタン632が設けられている。図9(B)は、入力装置としての指し棒50Bの機能的な概略構成を示すブロック図である。説明者が指し棒50Bを用いてスクリーンSC上に表示された画面を指し示しながら、スイッチボタン632をオン/オフさせると、これに応じたスイッチ信号SSがスイッチ部630から出力される。出力されたスイッチ信号SSは、変調器570および送信器580を介して送信アンテナ590から送信される。これにより、ポインティングデバイス操作装置40にスイッチ信号SSを送信することができる。 【0063】また、図9(C)に示すように、入力装置50Cとして、内蔵の送信アンテナ590とスイッチ部630のみを有する構成とすることもできる。この場合には、説明者はこの入力装置50Cを手に握り、指し棒や自分の手でスクリーンSC上に表示された画面を指し示しながら、スイッチボタン632をオン/オフさせることにより、スイッチ信号SSをポインティングデバイス操作装置40に送信することができる。 【0064】なお、図9は、第1実施例のポインティングデバイス操作装置40に対応する別の入力装置の構成を示したが、第2実施例のポインティングデバイス操作装置40Aに対応する別の入力装置も考えられる。例えば、図9(B)の変調器570と送信器580と送信アンテナ590とを、図8の増幅器570Aと発光器590Aとに置き換えて、図9(A)の指示部620の先端部に発光器590Aの赤外線発光ダイオード592を設けるようにしてもよい。 【0065】D.第3実施例:図10は、本発明の第3実施例としてのポインティングデバイスを備えたコンピュータシステムの構成を示す説明図である。第3実施例のコンピュータシステムも、図1に示す第1実施例のコンピュータシステムのポインティングデバイス30の構成を変更したものであり、他の構成は同じであるので説明を省略する。 【0066】ポインティングデバイス30Dは、ポインティングデバイス操作装置40Dと、打音処理装置50Dとを備えている。図11は、ポインティングデバイス操作装置40Dの機能的な構成を示すブロック図である。図12は、打音処理装置50Dの機能的な構成を示すブロック図である。ポインティングデバイス操作装置40Dは、図2に示す受信機440を送/受信機440Dおよび変/復調器445に置き換えて、打音処理装置50Dと双方向通信可能な構成としている点が異なっている。また、打音処理装置50Dも、同様に、図4に示す変調器570及び送信機580を変/復調器570D及び送/受信器580Dに置き換えて、ポインティングデバイス操作装置40Dと双方向通信可能な構成としている点と、制御回路560を制御回路560Dに置き換えた構成としている点が異なっている。 【0067】打音処理装置50Dとポインティングデバイス操作装置40Dとの間の双方向通信は、コンピュータ10からポインティングデバイス操作装置40Dのインタフェース450を介して供給される送信/受信の制御データによって実行される。なお、双方向通信としては、半二重通信や全二重通信等の一般的な種々の双方向通信方法により実現可能であるので、ここではその説明を省略する。 【0068】図13ないし図17は、制御回路560Dで生成されるスイッチ信号について示すタイミングチャートである。図13はマウスの左側ボタンのクリックに対応するスイッチ信号SS1を示し、図14は、マウスの左側ボタンのダブルクリックに対応するスイッチ信号SS1を示している。図15は、マウスの右側ボタンのクリック、すなわち、エスケープに対応するスイッチ信号SS2を示している。図16はマウスの左側ボタンのドラッグに対応するスイッチ信号SS1を示している。図17は、打音検出時における表示画面上の指示位置を固定するためのホールド信号HLDを示している。 【0069】第1の打音が検出されると、図13(a)に示すように、打音検出信号HSとして第1のパルスP1が発生する。このとき、第1のパルスP1の発生に同期して、図13(b)に示すように、状態判定信号MSKとして、パルス幅(時間)t5の状態判定パルスが発生する。以下では、この時間t5を「状態判定時間」と呼ぶ。この状態判定時間t5内で、打音が検出されない場合には、図13(c)に示すように、マウスの左側ボタンに対応する第1のスイッチ信号SS1として、1つのパルスが出力される。これにより、1回の打音検出をマウスの左側スイッチボタンによるクリックに対応させることができる。 【0070】そして、状態判定時間t5内で、図14(a)に示すように、打音検出信号HSとして第2のパルスP2が発生する場合には、図14(c)に示すように、マウスの左側ボタンに対応する第1のスイッチ信号SS1として、2つのパルスが出力される。これにより、2回の打音検出をマウスの左側スイッチボタンによるダブルクリックに対応させることができる。 【0071】さらに、状態判定時間t5内で、図15(a)に示すように、打音検出信号HSとして第3のパルスP3が発生する場合には、図15(c)に示すように、マウスの右側ボタンに対応する第2のスイッチ信号SS2として、1つのパルスが出力される。これにより、3回の打音検出をマウスの右側スイッチボタンによるクリック、すなわち、エスケープに対応させることができる。 【0072】また、状態判定時間t5内で、図16(a)に示すように、打音検出信号HSとして第4のパルスP4が発生する場合には、図16(c)に示すように、マウスの左側ボタンに対応する第1のスイッチ信号SS1として、LレベルからHレベルに変化してHレベルを維持する信号が出力される。これにより、4回の打音検出をマウスの右側スイッチボタンによるドラッグに対応させることができる。 【0073】なお、ドラッグは、ドラッグに対応する4回の打音が検出された後、再び、図13のクリックに相当する1回の打音の検出により解除される。 【0074】また、図17(e)に示すように、第1のパルスP1の発生に同期して、ホールド信号HLDとして、パルス幅(時間)t7のパルスが発生する。以下では、この時間t7を「状態固定時間」と呼ぶ。この状態固定時間t7は、第1のパルスP1発生時から、第1、第2のスイッチ信号SS1,SS2に発生するパルスの終了後の一定の時間t6が経過するまでの時間に設定されている。以下では、この時間t6を「禁止時間」と呼ぶ。 【0075】状態固定時間t7内では、コンピュータ10で利用される指示位置が固定される。この固定方法としては、ポインティングデバイス操作装置40Dの座標検出回路420(図11)の動作を停止する方法や、インタフェース450からコンピュータ10への位置データの出力を固定する方法、あるいは、コンピュータ10において位置データの入力を固定する方法等が考えられる。なお、コンピュータ10において位置データの入力を固定する場合には、ホールド信号HLDの情報をコンピュータ10に送信する必要がある。 【0076】以上のように、ホールド信号HLDを利用して、打音検出時のコンピュータ10で利用される表示画面上の指示位置を固定すれば、第1実施例でも説明したように、スクリーンSC上を複数回叩いている間に、説明者が指し示しているスクリーンSC上の位置がずれて、指示位置が変化してしまうことに対応することができる。 【0077】また、禁止期間t6内では、コンピュータ10からポインティングデバイス操作装置40Dを介して打音処理装置50Dに対して、打音処理装置50Dからポインティングデバイス操作装置40Dへのデータの送信の禁止が指示される。これは、コンピュータ10からポインティングデバイス操作装置40Dのインタフェース450を介して、打音処理装置50Dの制御回路560Dに送信許可/禁止のデータが送信されて行われる。実際の送信停止は、制御回路560Dからの出力を停止するか、あるいは、送/受信機580Dの出力を停止することにより行われる。 【0078】以上のように、第1、第2のスイッチ信号SS1,SS2に発生するパルスの終了後の一定時間(禁止時間)t6内において、打音処理装置50Dからポインティングデバイス操作装置40Dを介してコンピュータ10へのデータの送信を禁止することにより、この禁止時間内において発生するノイズによる誤動作を抑制することができる。 【0079】なお、ポインティングデバイス操作装置40Dと打音処理装置50Dとは、上述したように双方向通信可能に構成されているので、以上の各時間t5、t6、t7を、コンピュータ10からポインティングデバイス操作装置40Dを介して、打音処理装置50Dの制御回路560Dに供給することにより、容易に調整が可能である。 【0080】本実施例のポインティングデバイス30Dを用いても、説明者がスクリーンSCを叩いたときに発生する打音の回数に応じて、マウスにおけるスイッチボタンの機能であるクリック,ダブルクリック,エスケープ,ドラッグに対応するスイッチデータをコンピュータ10に入力することができる。これにより、説明者は、スクリーンSC上を指し示して説明しながら、コンピュータ10を容易に操作することが可能である。また、本実施例においては、状態判定期間t5内で発生する打音の回数により、対応するスイッチデータを決定して出力しているので、第1、第2実施例の場合に比べて、ユーザがスクリーンSC上を叩くことによって発生する打音の間隔等のばらつきを吸収して、安定にスイッチデータを出力させることができる。 【0081】なお、以上説明からわかるように、状態判定時間t5が本発明の第3の所定の時間に相当し、禁止時間t6が本発明の第4の所定の時間に相当し、状態固定時間t7が本発明の第5の所定の時間に相当する。 【0082】図18は、マウスのスイッチボタンの各機能が実行されている場合における表示画面上のアイコンの状態の一例を示す説明図である。非選択状態のアイコンに対して、クリックが実行された場合のアイコンは、塗りつぶし状態で示される。ダブルクリックが実行された場合は、塗りつぶしで点滅表示される。エスケープが実行された場合は、プロパティ表示される。ドラッグが実行された場合には、反転表示される。 【0083】以上の一例に示すように、実行されている機能に応じて表示されるアイコンの状態を変化させることにより、どの機能が実行されているかを明確にすることができる。 【0084】なお、本実施例においては、ポインティングデバイス操作装置40Dと打音処理装置50Dとが双方向通信可能な構成の場合を例に説明しているが、第1、第2実施例においても、本実施例と同様に、双方向通信可能な構成とするも可能である。これにより、本実施例で説明したこの変更に伴う種々の効果を得ることができる。 【0085】なお、本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。 【0086】上記実施例では、プロジェクタで表示された画面を直接指示する場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、種々の表示装置で表示された画面を直接指示する場合に適用可能である。 【0087】また、本実施例では、本発明の入力装置をポインティングデバイスに適用した場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、入力装置のみを、コンピュータシステム等の電子機器の入力装置として利用することも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002369 【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月28日(2000.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096817 【弁理士】 【氏名又は名称】五十嵐 孝雄 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−306254(P2001−306254A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−194674(P2000−194674) |
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