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【発明の名称】 ウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法
【発明者】 【氏名】堀端 英彰

【要約】 【課題】マウスカーソルを同一方向のみに移動させることにより孫メニューまで選択可能とし、マウスの操作性を向上させるようにする。

【解決手段】ウインドウ1には、親メニューエリア2を常時表示しており、親メニューエリア2にはいくつかの親メニューを一覧表示している。所望の機能を実行するため親メニュー1表示3を選択すると、親メニュー1表示3は選択状態となると共に選択したメニューに属する子メニューを一覧表示するために、子メニューエリア5を親メニュー1表示3の下方に表示する。次に、子メニュー3表示6を選択すると、選択した子メニュー3表示6が孫メニューまで展開している場合は、選択した子メニュー3表示6の項目欄が下方向に広がり、孫メニューエリア7を表示するので、孫メニュー4表示8を選択して所望の機能を実行することが出来る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】コンピュータに使用されるウインドウシステムのメニュー表示方法において、ウインドウに表示される親メニューエリアから所望の親メニューを選択し、その結果得られる該親メニュー項目の下方に表示する子メニューエリアから更に所望の子メニューを選択する際に、該子メニューが孫メニューまで展開している場合、子メニューを選択することにより該子メニュー項目の下方向に拡大した孫メニューエリアの表示スペースを設け孫メニューを表示することにより、メニュー選択のためのポインティングデバイス操作を直線的な移動により行なえるようにしたことを特徴とするウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法に関し、特にコンピュータのユーザインターフェースとなるウインドウシステムにおいて、メニュー選択を行なうポインティングデバイスの操作性を向上させるウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くのコンピュータにユーザインターフェースとしてウインドウシステムが採用されている。ウインドウシステムにおいては、画面上に独立した作業領域を有するウインドウを複数設け、夫々のウインドウにおいて、独自に様々な情報の表示や処理を行なうことが出来る。又、ウインドウシステムでは、入力装置の一つであるポインティングデバイスとして、マウス、或いは省スペース化のために小さな棒にかかる圧力の方向と力でマウスカーソルを操作するスティックポインタや約5cm四方の領域を指でなぞることで移動の方向と速さを読み取りマウスカーソルを操作するパッド等が用いられている。これらのポインティングデバイスは、画面上に位置を示すマウスカーソルを表示し、それを自由に移動させウインドウやウインドウ内のメニューやアイコンに位置合わせし、選択することにより夫々の処理を実行することが出来る。
【0003】図2、3、4は、従来のウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法の例及びマウスカーソルの操作例を示す図である。そこで、従来のウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法をマウス操作の一例を含めて説明する。図2は、メニュー画面を表示したウインドウの初期画面である。同図に示す通りウインドウ1には、親メニューエリア2が設けられ、複数の親メニューが表示されている。ここで、マウスを操作して親メニュー1表示3を選択する場合、マウスカーソル4を親メニュー1表示3の表示位置に合わせマウスに備えた決定ボタンをクリックする。
【0004】次に、図3は、親メニュー1表示3をマウスカーソル4によりクリックした後の画面を示し、親メニュー1表示3の下方に子メニューエリア5が表示され、5項目の子メニューが列記されている。ここで、子メニュー3表示6を選択する場合は、マウスの位置を表示するマウスカーソル4を子メニュー3表示6の表示位置に配置する。
【0005】図4は、マウスカーソル4を子メニュー3表示6の表示位置に配置した後の画面を示し、子メニューエリア5の横に孫メニューエリア7が表示され、5項目の孫メニューが列記されている。そこで、孫メニュー4表示8を実行する場合は、マウスカーソル4を孫メニュー4表示8の表示位置に配置し、マウスに備えた決定スイッチをクリックする。このように、ウインドウシステムにおいては、マウス等のポインティングデバイスをウインドウの画面上で操作し、マウスカーソルの位置合わせ及び選択することにより容易に所望のメニューを実行することが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法は、ポインティングデバイスを用いてマウスカーソルを操作し、ウインドウシステムのメニューを選択する際に、マウスの扱いに不慣れであったり、スティックポインタ或いはパッド等のようなマウスに比べて作業性の低いものを使用した場合に、マウスカーソルの位置合わせを細かく正確に出来ず、子メニューエリアと孫メニューエリアの境界を行き来してしまい、選択しようとしているメニュー項目が隠れる、或いは、別のメニュー項目を選択してしまうという問題が生じていた。
【0007】図5に、従来のウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法を用いて正しくメニュー選択を行なった場合のマウスカーソルの操作例を示す。同図は、親メニュー1表示3の選択から子メニュー3表示6を介して孫メニュー4表示8を実行する際の操作である。
【0008】ここで、マウスの具体的な操作方法について説明する。マウスの操作には、決定スイッチの操作と位置合わせがあり、決定スイッチを押すことをクリックといい、位置合わせには、決定スイッチを押さずにそのままマウスカーソルを位置合わせする操作と、決定スイッチを押したまま(クリックしたまま)マウスカーソルを位置合わせするドラッグという操作がある。これらの操作は、コンピュータにインストールされている基本ソフトにより異なる。
【0009】図5の操作を説明すると、第一の操作例として、マウスカーソル9により親メニュー1表示3をクリックし、その結果表示される子メニューエリア5にマウスカーソル9を垂直に移動させ所望の子メニュー3表示6に位置合わせすると、孫メニューエリア7が子メニュー3表示6の横に表示される。そこで、マウスカーソル10を子メニュー3表示6の位置から真横に移動し、さらに、孫メニューエリア7の中央から垂直に移動させ、所望の孫メニュー4表示8の位置でクリックすることでメニューを実行することが出来る。一方、第二の操作例として、マウスカーソル9により親メニュー1表示3をクリックし、その結果表示される子メニューエリア5にクリックしたままマウスカーソル9を垂直にドラッグし所望の子メニュー3表示6に位置合わせすると、孫メニューエリア7が子メニュー3表示6の横に表示される。そこで、マウスカーソル10をドラッグしたまま子メニュー3表示6の位置から真横に移動し、さらに、孫メニューエリア7の中央から垂直に移動させ、所望の孫メニュー4表示8の位置でクリックを解除することでメニューを実行することが出来る。
【0010】図6に、従来のウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法を用いて誤ったメニュー選択を行なった場合のマウスカーソルの操作例を示す。同図は、親メニュー1表示3の選択から子メニュー3表示6を介して孫メニュー4表示8を実行する際の操作である。同図を説明すると、マウスカーソル9により親メニュー1表示3をクリックし、その結果表示される子メニューエリア5に、そのまま或いはドラッグしてマウスカーソル9を垂直に移動させ所望の子メニュー3表示6に位置合わせすると、孫メニューエリアが子メニュー3表示6の横に表示されるが、マウスカーソル10を子メニュー3表示6の位置から矢印で示すように上方或いは下方にずれて孫メニューエリア12に移動したことで、孫メニューの表示内容が図例では子メニュー4表示13を誤って表示している。マウスカーソル10を子メニュー3表示6の位置から孫メニューエリアへ移動する際は、真横に移動後、所望の孫メニューを垂直に移動することで選択するが、真横の移動にずれが生じ易い。又、この操作は、図5において説明した二つの操作例における後者の場合のようなドラッグ操作を伴う際に誤ることが多い。本発明は、前述したような従来のウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法に係わる問題を解決するためになされたものであって、マウスカーソルを同一方向のみに移動させることにより孫メニューまで選択可能とし、マウスの操作性を向上させるウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明に係るウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法は、以下の構成をとる。コンピュータに使用されるウインドウシステムのメニュー表示方法において、ウインドウに表示される親メニューエリアから所望の親メニューを選択し、その結果得られる該親メニュー項目の下方に表示する子メニューエリアから更に所望の子メニューを選択する際に、該子メニューが孫メニューまで展開している場合、子メニューを選択することにより該子メニュー項目の下方向に拡大した孫メニューエリアの表示スペースを設け孫メニューを表示することにより、メニュー選択のためのポインティングデバイス操作を直線的な移動により行なえるよう構成する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1に、本発明に係るウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法の一実施例及びマウスカーソルの操作例を示す。同図は、親メニュー1表示3の選択から子メニュー3表示6を介して孫メニュー4表示8を実行する際の操作である。同図において、本発明に係るウインドウシステムにおけるサブメニュー表示方法を説明すると、ウインドウシステムにより設けられたウインドウ1には、親メニューエリア2を常時表示しており、親メニューエリア2にはいくつかの親メニューを一覧表示している。一覧表示している親メニューから所望の機能を実行するため親メニュー1表示3を選択すると、親メニュー1表示3は選択状態となると共に選択したメニューに属する子メニューを一覧表示するために、子メニューエリア5を親メニュー1表示3の下方に表示する。次に、表示した子メニューから必要とする機能を備えた子メニュー3表示6を選択すると、選択した子メニュー3表示6が孫メニューまで展開している場合は、選択した子メニュー3表示6の項目欄が下方向に広がり、その広がった部分に重なるように孫メニューエリア7を表示するので、孫メニュー4表示8を選択して所望の機能を実行することが出来る。
【0013】図1について、マウスの操作方法を説明すると、第一の操作例は、マウスカーソル9により親メニュー1表示3をクリックし、その結果表示される子メニューエリア5にマウスカーソル9を垂直に下方向に移動させ所望の子メニュー3表示6に位置合わせすると、孫メニューエリア7が子メニュー3表示6の下方に表示される。そこで、マウスカーソル10を子メニュー3表示6の位置から更に垂直に下方向に移動し、所望の孫メニュー4表示8の位置でクリックすることでメニューを実行することが出来る。一方、第二の操作例としては、マウスカーソル9により親メニュー1表示3をクリックし、その結果表示される子メニューエリア5にクリックしたままマウスカーソル9を垂直に下方向にドラッグし所望の子メニュー3表示6に位置合わせすると、孫メニューエリア7が子メニュー3表示6の下方に表示される。そこで、マウスカーソル10をドラッグしたまま子メニュー3表示6の位置から更に下方向に移動させ所望の孫メニュー4表示8の位置でクリックを解除することでメニューを実行することが出来る。
【0014】以上説明したようなサブメニュー表示方法を採用すると、メニューを選択するためのマウスの移動は垂直方向のみとなり、マウスの操作に不慣れな人や、スティックポインタ或いはパッド等の操作性の低いポインティングデバイスを使用した場合に、マウスカーソルが多少左右にずれたとしても孫メニューが閉じることはなく、容易に必要とする機能のメニューを選択することが出来る。又、子メニューの項目が多い時に、孫メニューを表示したことにより選択した子メニュー以下の項目が画面外にはみ出た場合で、孫メニューの選択が誤っていて再操作する際に、孫メニューエリア7の左横にあるエリア14のスペースをクリックすることにより孫メニューを閉じて孫メニュー選択以前の状態に戻せるため、孫メニューを容易に再選択できる。尚、本実施例においては、親メニューから孫メニューまで展開されるメニュー表示について説明したが、親メニューが更に孫メニューから下位のメニューに展開される場合についても、本実施例と同様の表示方法が適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述したように構成するものであるから、マウス等のポインティングデバイスの操作が容易となり、マウスの操作に不慣れな人や、スティックポインタ或いはパッドのような操作性の低いポインティングデバイスを使用した場合に、ウインドウシステムにおけるメニュー選択操作を行なう上で著しい効果を発揮することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000003104
【氏名又は名称】東洋通信機株式会社
【出願日】 平成12年4月17日(2000.4.17)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−306209(P2001−306209A)
【公開日】 平成13年11月2日(2001.11.2)
【出願番号】 特願2000−115735(P2000−115735)