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【発明の名称】 画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置使用制限方法及び記憶媒体
【発明者】 【氏名】山口 文義

【要約】 【課題】ドングルを応用して、画像処理装置のソフトウエアの不正複製、不正使用を禁止し、更にユーザが簡単に画像処理装置の機能アップを行えるようにし、画像処理装置の稼働率を向上させることを可能とした画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置使用制限方法及び記憶媒体を提供する。

【解決手段】画像処理装置101は、画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを外部データ記憶装置106に登録されているデータに応じて変えると共に、外部データ記憶装置106が接続されていない場合、初期設定を不可とする制御を行うCPU101Hを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置であって、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とする制御を行う制御手段を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】 前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知すると共に前記外部データ記憶装置が接続される接続手段を有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】 前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
【請求項4】 前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像処理装置。
【請求項5】 前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像処理装置。
【請求項6】 前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像処理装置。
【請求項7】 前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像処理装置。
【請求項8】 前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置と接続される複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像処理装置。
【請求項9】 前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置とネットワーク接続され且つ前記画像処理装置の操作が可能な情報処理装置に接続可能であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の画像処理装置。
【請求項10】 前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の画像処理装置。
【請求項11】 外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置と、該画像処理装置と接続可能な複写装置と、前記画像処理装置とネットワーク接続可能な情報処理装置とを具備してなる画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とする制御を行う制御手段を有することを特徴とする画像処理システム。
【請求項12】 前記画像処理装置は、前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知すると共に前記外部データ記憶装置が接続される接続手段を有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする請求項11記載の画像処理システム。
【請求項13】 前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えることを特徴とする請求項11又は12記載の画像処理システム。
【請求項14】 前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えることを特徴とする請求項11乃至13の何れかに記載の画像処理システム。
【請求項15】 前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えることを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の画像処理システム。
【請求項16】 前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えることを特徴とする請求項11乃至15の何れかに記載の画像処理システム。
【請求項17】 前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えることを特徴とする請求項11乃至16の何れかに記載の画像処理システム。
【請求項18】 前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えることを特徴とする請求項11乃至17の何れかに記載の画像処理システム。
【請求項19】 前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置の操作が可能な前記情報処理装置に接続可能であることを特徴とする請求項11乃至18の何れかに記載の画像処理システム。
【請求項20】 前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定することを特徴とする請求項11乃至19の何れかに記載の画像処理システム。
【請求項21】 外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置に適用される画像処理装置使用制限方法であって、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とする制御を行う制御工程を有することを特徴とする画像処理装置使用制限方法。
【請求項22】 前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知する接続工程を有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする請求項21記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項23】 前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えることを特徴とする請求項21又は22記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項24】 前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えることを特徴とする請求項21乃至23の何れかに記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項25】 前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えることを特徴とする請求項21乃至24の何れかに記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項26】 前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えることを特徴とする請求項21乃至25の何れかに記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項27】 前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えることを特徴とする請求項21乃至26の何れかに記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項28】 前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置と接続される複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えることを特徴とする請求項21乃至27の何れかに記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項29】 前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置とネットワーク接続され且つ前記画像処理装置の操作が可能な情報処理装置に接続可能であることを特徴とする請求項21乃至28の何れかに記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項30】 前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定することを特徴とする請求項21乃至29の何れかに記載の画像処理装置使用制限方法。
【請求項31】 外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置に適用される画像処理装置使用制限方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記画像処理装置使用制限方法は、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とするように制御する制御ステップを有することを特徴とする記憶媒体。
【請求項32】 前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知するように制御する接続ステップを有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする請求項31記載の記憶媒体。
【請求項33】 前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えるように制御することを特徴とする請求項31又は32記載の記憶媒体。
【請求項34】 前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えるように制御することを特徴とする請求項31乃至33の何れかに記載の記憶媒体。
【請求項35】 前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えるように制御することを特徴とする請求項31乃至34の何れかに記載の記憶媒体。
【請求項36】 前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えるように制御することを特徴とする請求項31乃至35の何れかに記載の記憶媒体。
【請求項37】 前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えるように制御することを特徴とする請求項31乃至36の何れかに記載の記憶媒体。
【請求項38】 前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置と接続される複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えるように制御することを特徴とする請求項31乃至37の何れかに記載の記憶媒体。
【請求項39】 前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置とネットワーク接続され且つ前記画像処理装置の操作が可能な情報処理装置に接続可能であることを特徴とする請求項31乃至38の何れかに記載の記憶媒体。
【請求項40】 前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定するように制御することを特徴とする請求項31乃至39の何れかに記載の記憶媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置使用制限方法及び記憶媒体に関し、例えば、印刷関係、アパレル関係、プリントショップで使用される画像処理装置のハードウエア、ソフトウエアの無断複製(クローン作成)、不正使用を禁止し、また、簡単にユーザレベルで画像処理装置の機能アップを図る場合に好適な画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置使用制限方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータから複写機等の画像形成装置に対するデータ転送及び各種機能の指示を行う画像処理装置が存在する。画像処理装置の機能アップを行う場合は、ハードウエアの追加を伴う場合もあるソフトウエアのアップグレードが一般的である。この場合、上記機能アップを行うためには、その都度、システムソフトウエアの入ったCD−ROMを画像処理装置のCD−ROMドライブに挿入してからインストールを行う必要がある。現在、このシステム機能アップのために機能アップしたシステムソフトウエアをインストールするためには、ユーザ個人では実施できず、サービスマンが行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、汎用のハードウエア、汎用のソフトウエア及びそれらをベースにして動作するユーティリティやソフトウエア群から構成される画像処理装置での不正コピー、不正使用を禁止するための応用としてドングルがある。パッケージアプリケーションソフトウエアでは、不正コピー、不正使用禁止の方法として上記ドングルを使う方法が一般的である。パッケージアプリケーションソフトが走るコンピュータのキーボードとCPUの間に上記ドングルを挿入し、そのドングルには、アプリケーションソフトのシンボルナンバーと1対1に対応する情報が記憶され、そのドングルが無かったり、誤ったドングルが挿入されていると、インストールも動作もできないという方式が採られている。
【0004】また、画像処理装置へのシステムソフトウエアのインストールは、画像処理装置に装着されているCD−ROMドライブにシステムソフトウエアの入ったCD−ROMを挿入し、画像処理装置に内蔵されているハードディスク上にデータの書き込みを行っている。機能変更を行う場合は、その都度CD−ROMからシステムソフトウエアの書き込みを行う必要がある。また、正しくないハードウエアの構成要素が検知された場合は、その時点でシステムソフトウエアのインストールを禁止するか、特別のパスワードを入力しないと、システムソフトウエアの書き換え、上書きの続行は禁止されている。
【0005】従来技術では、画像処理装置のソフトウエアの不正複製や不正使用を禁止するという面ではまだ不充分であり、また、画像処理装置の機能アップについては、その都度CD−ROMからシステムソフトウエアの書き込みを行う必要があるため煩雑であるという課題があった。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、ドングルを応用して、画像処理装置のソフトウエアの不正複製、不正使用を禁止し、更にユーザが簡単に画像処理装置の機能アップを行えるようにし、画像処理装置の稼働率を向上させることを可能とした画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置使用制限方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置であって、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とする制御を行う制御手段を有することを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項2記載の発明は、前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知すると共に前記外部データ記憶装置が接続される接続手段を有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項3記載の発明は、前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項4記載の発明は、前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項5記載の発明は、前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項6記載の発明は、前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項7記載の発明は、前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項8記載の発明は、前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置と接続される複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項9記載の発明は、前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置とネットワーク接続され且つ前記画像処理装置の操作が可能な情報処理装置に接続可能であることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項10記載の発明は、前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項11記載の発明は、外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置と、該画像処理装置と接続可能な複写装置と、前記画像処理装置とネットワーク接続可能な情報処理装置とを具備してなる画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とする制御を行う制御手段を有することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項12記載の発明は、前記画像処理装置は、前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知すると共に前記外部データ記憶装置が接続される接続手段を有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項13記載の発明は、前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項14記載の発明は、前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項15記載の発明は、前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えることを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項16記載の発明は、前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項17記載の発明は、前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項18記載の発明は、前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えることを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項19記載の発明は、前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置の操作が可能な前記情報処理装置に接続可能であることを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項20記載の発明は、前記画像処理装置の前記制御手段は、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定することを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項21記載の発明は、外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置に適用される画像処理装置使用制限方法であって、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とする制御を行う制御工程を有することを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、請求項22記載の発明は、前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知する接続工程を有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、請求項23記載の発明は、前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えることを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するため、請求項24記載の発明は、前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えることを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するため、請求項25記載の発明は、前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えることを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するため、請求項26記載の発明は、前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えることを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、請求項27記載の発明は、前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えることを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項28記載の発明は、前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置と接続される複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えることを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項29記載の発明は、前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置とネットワーク接続され且つ前記画像処理装置の操作が可能な情報処理装置に接続可能であることを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項30記載の発明は、前記制御工程では、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定することを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するため、請求項31記載の発明は、外部データ記憶装置と接続可能な画像処理装置に適用される画像処理装置使用制限方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記画像処理装置使用制限方法は、前記画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを前記外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記初期設定を不可とするように制御する制御ステップを有することを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するため、請求項32記載の発明は、前記外部データ記憶装置の接続の有無を検知するように制御する接続ステップを有し、前記外部データ記憶装置は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置であることを特徴とする。
【0039】上記目的を達成するため、請求項33記載の発明は、前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、前記画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加えるように制御することを特徴とする。
【0040】上記目的を達成するため、請求項34記載の発明は、前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加えるように制御することを特徴とする。
【0041】上記目的を達成するため、請求項35記載の発明は、前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変えるように制御することを特徴とする。
【0042】上記目的を達成するため、請求項36記載の発明は、前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変えるように制御することを特徴とする。
【0043】上記目的を達成するため、請求項37記載の発明は、前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加えるように制御することを特徴とする。
【0044】上記目的を達成するため、請求項38記載の発明は、前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続されていない場合、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、前記画像処理装置と接続される複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えるように制御することを特徴とする。
【0045】上記目的を達成するため、請求項39記載の発明は、前記外部データ記憶装置は、前記画像処理装置とネットワーク接続され且つ前記画像処理装置の操作が可能な情報処理装置に接続可能であることを特徴とする。
【0046】上記目的を達成するため、請求項40記載の発明は、前記制御ステップでは、前記外部データ記憶装置が接続された場合、前記外部データ記憶装置に記憶されているMACアドレスと前記接続手段上のハードウエアのMACアドレスとが一致するか否かに基づきセットアップモードへの移行を許可するか否かを決定するように制御することを特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態の詳細を説明する前に本発明の背景及び要点を説明する。画像処理装置においては、開発期間の短縮、開発リソースの有効活用、開発コストの低減、ハードウエア及びソフトウエアの共通化という観点から、汎用のソフトウエア、ファームウエア、OS、ハードウエアを最大限に活用してシステムを構築する方法が採られるようになってきている。特に、スクラッチから開発、設計するケースは少なくなってきている。
【0048】汎用のパーソナルコンピュータ(ハードウエア、ソフトウエア、OS)を基本構成にした画像処理装置においては、画像処理装置に接続されるエンジンに依存する部分はカスタムで開発するが、それ以外の構成部分は汎用のソフトウエア及びハードウエアを使う場合が多いが、或いは汎用のハードウエア、ソフトウエアの上で走るユーティリティを準備してユーザに提供していくという方法を採っている。そして、画像処理システムの付加価値は、汎用技術を最大限に生かした上に構築していくことになる。
【0049】ここで、問題になるのが、上記の汎用技術を最大限に生かす場合、構成するハードウエア、ソフトウエアに汎用性を持ったものを採用することになり、容易に複製ができクローン製造することが可能になってしまう点である。また、このような汎用のハードウエア、ソフトウエアで動作する付加価値の部分をどのようにして不正なコピー、不正な使用から保護していくかが、今後の画像処理装置の製品化の上でも重要になっていくと考えられる。
【0050】本発明は、これらの著作権を保護する目的から、画像処理装置にソフトウエアをインストールする場合及び画像処理装置を動作させる場合における、システムソフトウエア、ユーティリティの不正コピー禁止及び不正使用の禁止を実現するものである。
【0051】本発明では、画像処理装置を経由して汎用のホストコンピュータとのインタフェースが可能であり、ホストコンピュータの制御により、スキャナ及びプリンタの機能を持つ出力装置とホストコンピュータとのインタフェース機能、プリントキュー機能、スプール機能、ページ記述言語(PDL)によるベクタ画像のラスタ画像への展開機能、画像処理機能、出力装置制御機能を実現している。
【0052】画像処理装置と、出力装置と、画像処理装置・出力装置を制御する汎用ホストコンピュータと、汎用ホストコンピュータ上で動作する制御用アプリケーションソフトウエアにより構成される画像処理システムにおいて、画像処理装置では、内部メモリとして、書き込み可能な基本実行命令格納領域(PROM)、作業領域(RAM)、作業命令の格納領域(HDD−C)、データ格納領域(HDD−D)、HDDに命令を書き込むための読み込み装置(CD−ROMドライブ)を有する。作業命令の一連のコードを格納した外部メディア(CD−ROM)をCD−ROMドライブに挿入し、所定の基本実行命令に従ってHDD−C上にCD−ROMから制御命令を書き込むことによって、ソフトウエアのアップグレードが可能となるように構成している。
【0053】また、ソフトウエアのアップグレード、システムの動作を保証するために、画像処理装置には、入出力ポートと、該入出力ポートに装着されるデータ記憶装置が設けられている。データ記憶装置には、工場出荷時に決められた個々の画像処理装置固有の番号情報が記憶されている。また、画像処理装置上のPROM上にも、この番号情報と1対1で対になる番号情報が記憶されている。画像処理装置は、システムソフトウエアのインストール、システムソフトウエアのアップグレード後の動作を行う場合、画像処理装置の入出力ポートに接続されたデータ記憶装置の有無によってシステムが提供する機能に制限を持つものである。
【0054】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0055】図2は本発明の実施の形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る画像処理システムは、ディジタル複写機100と、外部モニタ104・外部操作部105・外部データ記憶装置(ドングル)106が接続可能な画像処理装置101と、ホストコンピュータ102とを備えた構成となっている。図中103は汎用のネットワークである。
【0056】上記構成を詳述すると、ディジタル複写機100と画像処理装置101とは専用のインタフェースを介して接続されると共に、画像処理装置101とホストコンピュータ102とはイーサネット(登録商標)等のネットワーク103または汎用のインタフェースを介して接続されており、ホストコンピュータ102とディジタル複写機100との間のイメージ、テキストデータ、またはコンピュータグラフィックスデータ等の転送及び各種機能の指示は、画像処理装置101を介して行われるように構成されている。
【0057】また、本実施形態において、上記ディジタル複写機100は、本来のフルカラーコピー機能、モノクロカラーコピー機能、3色コピー機能、ツインカラーコピー機能等の各種コピー機能、拡大率/縮小率設定、輝度調整、CRD選択、カラーモード(4色、モノクロ)選択、画像モード/文字モード選択、シャープネス設定、トナー量調整、枚数指定の他に、両面印刷機能、ソート機能、ステープル機能、ペーパデッキからの給紙機能、プレビュー機能、原稿台からのスキャン機能、カラー領域指定機能(コピーモード領域指定機能)等の各種拡張機能を有しており、これらの機能は上記ホストコンピュータ102からも画像処理装置101を介して指定できるように構成されている。
【0058】この場合、上記プレビュー機能は、ディジタル複写機100でプリントアウトする前に、ホストコンピュータ102側のディスプレイまたは画像処理装置101に接続されたプレビューアに予想画像を表示して色調整、編集、レイアウト等を行う機能である。また、上記コピーモード領域指定機能は、各原稿の領域毎にカラープリントにするのかツインカラープリントにするのか、或いはモノクロプリントにするのか等の印刷モードを任意に指定する機能である。
【0059】外部モニタ104は、後述のエラーコードや各種メッセージ等を表示する表示装置として構成されている。外部操作部105は、例えばキーボード等から構成されている。外部データ記憶装置(ドングル)106は、登録データの書き換えが不可能な記憶装置として構成されている。
【0060】図1は上記図2に示した本発明の実施の形態に係る画像処理システムの画像処理装置の内部構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る画像処理装置は、インタフェース101A、インタフェース101B、PDL処理部/ラスタライザ101C、画像処理部101D、タイマ部101E、スプーラ101F、CVソフトカウンタ101G、CPU101H、フィニッシングメモリ101I、ジョブログメモリ101J、プログラムメモリ101K、CD−ROMドライブ101L、汎用入出力ポート(Port D)101M、外部モニタ接続用ポート(Port M)101N、外部操作部接続用ポート(Port C)101O、ローカル操作部101P、ローカル表示部101Q、RAM101R、EEPROM101Sを備えている。
【0061】上記構成を詳述すると、インタフェース101Aは、ネットワーク103を介してホストコンピュータ102とデータの授受を行う。インタフェース101Bは、専用線を介してディジタル複写機100とデータの授受を行う。PDL処理部/ラスタライザ101Cは、PDLデータの展開及び変換処理を行う。画像処理部101Dは、ビットマップイメージにγ処理及び色変換処理を行う。タイマ部101Eは、画像処理装置101内での一連の作業時間を管理する。スプーラ101Fは、ホストコンピュータ102側から送られたPDLデータを処理開始前に一時的に蓄積し、処理後のデータを蓄積する。CVソフトカウンタ101Gは、ディジタル複写機100との通信でプリント枚数を計測管理する。
【0062】CPU101Hは、上記スプール、展開、画像処理操作、通信等の画像処理装置全体の制御を行う制御部であり、後述の図15のプログラムに基づき図5〜図13のフローチャートに示す処理を実行する。フィニッシングメモリ101Iは、画像のフィニッシングを行うメモリである。ジョブログメモリ101Jは、システムの一連の動作の来歴を残す領域を備えたメモリである。プログラムメモリ101Kは、システム動作に必要な命令を格納する領域を備えたメモリである。CD−ROMドライブ101Lは、プログラムメモリ101Kに書き込む命令を外部メディア(CD−ROM)から読み出すための外部メディア読み取り装置である。
【0063】汎用入出力ポート(Port D)101Mは、データ記憶装置(ドングル)106が接続されるポートである。外部モニタ接続用ポート(Port M)101Nは、外部のモニタ104が接続されるポートである。外部操作部接続用ポート(Port C)101Oは、外部の操作部105が接続されるポートである。ローカル操作部101Pは、画像処理装置101上に装備された各種操作を行うための操作部である。ローカル表示部101Qは、画像処理装置101上に装備された各種表示を行う表示部である。RAM101Rは、CPU101Hのワーク領域/揮発性データ保存領域として使用されるメモリである。EEPROM101Sは、イニシャルブートローダを格納する不揮発性メモリである。
【0064】この場合、上記ジョブログメモリ101Jは、ホストコンピュータ102から指定された各種機能をディジタル複写機100に実行させ、指定された機能に基づくジョブ及び画像処理装置101自体に指定されたジョブの記録(log)を残す。また、上記スプーラ101Fには、印刷キュー、待機(Hold)キュー、処理済みキューの機能がある。印刷キュー、待機キューはホストコンピュータ102から接続が可能である。印刷キューに送られたジョブは、印刷待ちのキューに入って順番がきたら処理される。一方、待機キューに送られるジョブは、画像処理装置101で受信されるジョブを蓄えるだけで特別の処理は行わない。待機キューに入ったジョブは、画像処理装置101の管理者がプリントキューに移動するか展開の指示が出されるまでは、具体的な処理は施されない。
【0065】ホストコンピュータ102は、接続された原稿スキャナや不図示のディジタルカメラから取り込んだ画像データやテキストデータ、ネットワーク103を介して配信された各種データ、CD−ROM等の各種メディアから再生された各種データを、画像処理装置101、ディジタル複写機100を用いてコピー(プリント)することができる。また、ホストコンピュータ102は、ドングル用汎用入出力ポートも装備している。
【0066】図15は本発明の実施の形態に係るプログラム及び関連データが記憶媒体から装置に供給される概念例を示す説明図である。プログラム及び関連データは、フロッピディスクやCD−ROM等の記憶媒体151を装置152に装備された記憶媒体ドライブ挿入口153に挿入することで供給される。その後、プログラム及び関連データを記憶媒体151から一旦ハードディスクにインストールしハードディスクからRAMにロードするか、或いはハードディスクにインストールせずに直接RAMにロードすることで、プログラム及び関連データを実行することが可能となる。
【0067】この場合、本発明の実施の形態に係る画像処理装置においてプログラムを実行する場合は、例えば上記図15に示したような手順で画像処理装置にプログラム及び関連データを供給するか、或いは画像処理装置に予めプログラム及び関連データを格納しておくことで、プログラム実行が可能となる。
【0068】図14は本発明の実施の形態に係るプログラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。記憶媒体は、例えばボリューム情報141、ディレクトリ情報142、プログラム実行ファイル143、プログラム関連データファイル144等の記憶内容で構成される。プログラムは、後述する図5〜図13のフローチャートに基づきプログラムコード化されたものである。
【0069】尚、本発明の特許請求の範囲と本発明の実施の形態との対応関係は下記の通りである。制御手段は画像処理装置のCPU101H及びCPU101Hで実行される制御プログラムに対応し、接続手段は画像処理装置の汎用入出力ポート101Mに対応し、作業命令格納領域はプログラムメモリ101Kに対応し、演算装置は画像処理装置のCPU101Hに対応する。
【0070】次に、上記の如く構成された本発明の実施の形態に係る画像処理システムの画像処理装置における各種動作を上記図1〜図2並びに図3〜図13を参照しながら詳細に説明する。
【0071】先ず、画像処理装置101へのソフトウエアのインストール時の動作を説明する。画像処理装置101にシステムソフトウエアをインストールする場合において、画像処理装置101の汎用入出力ポート101Mに外部データ記憶装置(ドングル)106が接続されている必要がある。このドングルの中身はEEPROMであり、図3に示すごとく、アドレスバス、データバス、制御バスを有する。
【0072】ドングルには、工場出荷時に任意の画像処理装置のMACアドレス:実装されているネットワークのハードウエアに依存する唯一無二の12桁の16進数と1桁の16進数が書き込まれ、画像処理装置に同梱されて出荷される。図3・図4のドングル内部のメモリアロケーションを示すアドレスn+8の機能拡張のフィールドの8ビットは、装着されるドングルによって機能制限、許可を表すために使用される。また、画像処理装置の入出力ポートにはドングルが接続されていても、汎用の入出力ポートとして使用が可能である。
【0073】システムソフトウエアのインストール手順を図5〜図8に基づき説明する。画像処理装置101に先ずシステムソフトウエアをインストールする場合には、画像処理装置101に電源が投入されると、画像処理装置101のEEPROM101S(不揮発性メモリ)上にあるイニシャルブートローダが起動して、EEPROM101S(揮発性メモリ)上に記憶された命令コードをRAM101R(揮発性メモリ)上にロードする(ステップS501、ステップS502)。RAM101R上にロードされたプログラムは、外部モニタ接続用ポート(PortM)101Nにポーリングを行い(ステップS503)、外部モニタ104の接続が検知されないと(ステップS504でNO)、その表示出力先をローカル表示部101Qに自動的に切り替える(ステップS506)。
【0074】次に、外部操作部接続用ポート(Port C)101Oにポーリングを行い(ステップS507)、外部操作部105としてキーボードの接続が検知されないと(ステップS508でNO)、操作部入力としてローカル操作部101Pからの入力を自動的に有効にする(ステップS510)。この後、画像処理装置101は、RAM101R上にロードされたイニシャルブートローダのプログラムによって自己診断機能を実行する(ステップS511)。ここでは、外部モニタ104、キーボードがそれぞれPort M・101N、Port C・101Oに接続されている場合について説明する。
【0075】次に、自己診断機能の実行結果で異常が認められなければ(ステップS512でYES)、画像処理装置101のRAM101R上にロードされたプログラムは、画像処理装置101の汎用入出力ポート(Port D)101Mにポーリングを行う(ステップS515)。また、異常が認められた場合は(ステップS512でNO)、外部モニタ104上に任意のエラーコードを表示する(ステップS513)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS514でYES)、その状態を継続する。
【0076】ここで、外部データ記憶装置(ドングル)106が接続されていない場合は(ステップS516でNO)、外部モニタ104上に“正しいドングルを接続して下さい”というメッセージを表示する(ステップS517)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS518でYES)、その状態を継続する。
【0077】次に、画像処理装置101の汎用入出力ポート(Port D)101Mでドングルの接続が検知された場合は(ステップS516でYES)、画像処理装置101はドングル上のEEPROMの任意のアドレスに書き込まれたMACアドレスを読み出す(ステップS519)。ドングルから読み出したMACアドレスと、ホストコンピュータ102とデータの授受を行うインタフェース101A上のハードウエア情報として記憶されているMACアドレスとを照合比較する(ステップS520)。
【0078】ドングルから読み出したMACアドレスと、インタフェース101A上のハードウエアのMACアドレスとが一致しない場合は(ステップS521でNO)、外部モニタ104上に“正しいドングルを接続して下さい”というメッセージを表示する(ステップS522)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS523でYES)、その状態を継続する。
【0079】上記以外、即ちドングルが画像処理装置101の汎用入出力ポート(PortD)101Mに接続され、且つドングル上に記憶されているMACアドレスとインタフェース101A上のハードウエアのMACアドレスとが一致した場合は(ステップS521でYES)、画像処理装置101の外部モニタ接続用ポート(PortM)101Nに接続されたモニタ104上に、セットアップモードのプロンプトが一定時間表示される(ステップS701)。この一定時間中に画像処理装置101の外部操作部接続用ポート(Port C)101Oに接続されたキーボードで任意のキーを叩くと(ステップS703でYES)、セットアップモードへ移行する(ステップS704)。この一定時間は、予め準備された複数の中から選択できるものとする。
【0080】ここで、キーボードから任意のキーが押下されると、画像処理装置101はセットアップのメニューに入る。メニューには、下記の3種類がある。即ち、A システムソフトウエアのインストールA−(1)Boot ROMの中身の書き換えA−(2)ハードディスク上のプログラムメモリ領域101Kの初期化A−(3)システムソフトウエアのインストール実行の3種類があり、(3)を実行するためには(1)、(2)を実行することは必須ではない。通常、(3)のみを選択して実行することで一連のシステムソフトウエア実行の処理は完了する。(3)を実行するためには、予め画像処理装置101のCD−ROMドライブ101Lにシステムソフトウエア記録媒体としてのCD−ROMが挿入されている必要がある。
【0081】B 初期設定B−1 画像処理装置101の通常動作時にドングルが接続されていない場合の処置についての選択B−2 時間設定任意にキーが一定時間内に押下されない場合は、次の“通常動作時ドングルが接続されていない場合の処置及びタイミング設定”の処理に移行する。
【0082】次に、セットアップモードの初期設定で、通常動作時ドングルが接続されていない場合の処置及びタイミング設定の処理を図5〜図8、図9〜図10に基づき説明する。画像処理装置101に先ずシステムソフトウエアをインストールする場合には、画像処理装置101に電源が投入されると、画像処理装置101のEEPROM101S(不揮発性メモリ)上にあるイニシャルブートローダが起動して、EEPROM101S(不揮発性メモリ)上に記憶された命令コードをRAM101R(揮発性メモリ)上にロードする(ステップS501、ステップS502)。RAM101R上にロードされたプログラムは、外部モニタ接続用ポート(Port M)101Nにポーリングを行い(ステップS503)、外部モニタ104の接続が検知されないと(ステップS504でNO)、その表示出力先をローカル表示部101Qに自動的に切り替える(ステップS506)。
【0083】次に、外部操作部接続用ポート(Port C)101Oにポーリングを行い(ステップS507)、外部操作部105としてキーボードの接続が検知されないと(ステップS508でNO)、操作部入力としてローカル操作部101Pからの入力を自動的に有効にする(ステップS510)。この後、画像処理装置101は、RAM101R上にロードされたイニシャルブートローダのプログラムによって自己診断機能を実行する(ステップS511)。ここでは、外部モニタ104、キーボードがそれぞれPort M・101N、Port C・101Oに接続されている場合について説明する。
【0084】次に、自己診断機能の実行結果で異常が認められなければ(ステップS512でYES)、画像処理装置101のRAM101R上にロードされたプログラムは、画像処理装置101の汎用入出力ポート(Port D)101Mにポーリングを行う(ステップS515)。また、異常が認められた場合は(ステップS512でNO)、外部モニタ104上に任意のエラーコードを表示する(ステップS513)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS514でYES)、その状態を継続する。
【0085】ここで、外部データ記憶装置(ドングル)106が接続されていない場合は(ステップS516でNO)、外部モニタ104上に“正しいドングルを接続して下さい”というメッセージを表示する(ステップS517)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS518でYES)、その状態を継続する。
【0086】次に、画像処理装置101の汎用入出力ポート(Port D)101Mでドングルの接続が検知された場合は(ステップS516でYES)、画像処理装置101はドングル上のEEPROMの任意のアドレスに書き込まれたMACアドレスを読み出す(ステップS519)。ドングルから読み出したMACアドレスと、ホストコンピュータ102とデータの授受を行うインタフェース101A上のハードウエア情報として記憶されているMACアドレスとを照合比較する(ステップS520)。
【0087】ドングルから読み出したMACアドレスと、インタフェース101A上のハードウエアのMACアドレスとが一致しない場合は(ステップS521でNO)、外部モニタ104上に“正しいドングルを接続して下さい”というメッセージを表示する(ステップS522)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS523でYES)、その状態を継続する。
【0088】上記以外、即ちドングルが画像処理装置101の汎用入出力ポート(PortD)101Mに接続され、且つドングル上に記憶されているMACアドレスとインタフェース101A上のハードウエアのMACアドレスとが一致した場合は(ステップS521でYES)、画像処理装置101の外部モニタ接続用ポート(PortM)101Nに接続されたモニタ104上に、セットアップモードのプロンプトが一定時間表示される(ステップS701)。この一定時間中に画像処理装置101の外部操作部接続用ポート(Port C)101Oに接続されたキーボードで任意のキーを叩くと(ステップS703でYES)、セットアップモードへ移行する(ステップS704)。この一定時間は、予め準備された複数の中から選択できるものとする。
【0089】ここで、キーボードから任意のキーが押下されると、画像処理装置101はセットアップのメニューに入る。メニューには、上記と同様に、下記の3種類がある。
【0090】A システムソフトウエアのインストールA−(1)Boot ROMの中身の書き換えA−(2)ハードディスク上のプログラムメモリ領域101Kの初期化A−(3)システムソフトウエアのインストール実行B 初期設定B−1 画像処理装置101が通常動作中にドングルが接続されているか否かのポーリングを行って、ドングルが接続されていない場合の処置の設定。上記図3、図4で示すドングルに書き込まれたデータによって以下の設定メニューが決定される。以下の(1)〜(4)において、設定を変えない場合またはドングルに書き込まれたデータによって設定メニューが現れない場合は、ディフォルト設定となる。
(0)実行中の処理を完了後、再起動。
(1)画像処理装置101の通常動作時にドングルが接続されていない場合の処置についての選択。
使用できるレジデントフォント数を制限する(ステップS901、ステップS902)。見かけ上、実際インストールされているフォント数よりも少ないフォントが使用できる。
2書体(ディフォルト)。5書体、7書体、12書体。
(2)CPUを動作させるクロックスピードの選択(ステップS903、ステップS904)。
400MHz(ディフォルト)、533MHz(3)画像処理装置101にネットワーク103を介して同時に接続可能なネットワークユーザ数の選択(ステップS905、ステップS90)。
4人(ディフォルト)、8人、12人(4)HDD容量に論理的に使用可能な電子ソート領域の上限を設定(ステップS907、ステップS908)。
4GB(ディフォルト)、8GB、12GB(5)正しいドングルが接続されている場合と同様の動作、機能する。
【0091】B−2 時間設定(1)画像処理装置101の汎用入出力ポート(Port D)101Mにドングルが接続されているか否かのポーリングの周期の選択(ステップS1001、ステップS1002)。
100ms、200ms、300ms(ディフォルト)
(2)画像処理装置101の電源投入後、セットアップモードへの移行を受け付ける時間の選択(ステップS1004、ステップS1005)。
1秒、3秒(ディフォルト)、5秒。
【0092】B−3 設定完了画像処理装置101の通常動作時にドングルが接続されていない場合の処置についての上記選択肢6項目から任意の一つもしくは任意の複数を選択する。特にB−1で設定を行わない場合は、初期設定である(0)実行中の処理を完了後、再起動するが設定される。また、B−2時間設定を行うことができるが、特に設定を行わない場合は、ポーリング周期、セットアップモードへの移行の受け付け時間は初期値が使用される。
【0093】以上の一連の設定が完了し、設定完了を選択すると、画像処理装置101は自動的に再起動を実施する(ステップS1007)。
【0094】次に、通常動作の場合について図5〜図8、図11〜図13に基づき説明する。画像処理装置101が動作する場合において、上記ドングル用の画像処理装置の汎用入出力ポート101Mにドングルが接続されている必要がある。画像処理装置101に電源が投入されると、画像処理装置101のEEPROM101S(不揮発性メモリ)上にあるイニシャルブートローダが起動して、EEPROM101S(不揮発性メモリ)上に記憶された命令コードをRAM101R(揮発性メモリ)上にロードする(ステップS501、ステップS502)。RAM101R上にロードされたプログラムは、外部モニタ接続用ポート(Port M)101Nにポーリングを行い(ステップS503)、外部モニタ104の接続が検知されないと(ステップS504でNO)、その表示出力先をローカル表示部101Qに自動的に切り替える(ステップS506)。
【0095】次に、外部操作部接続用ポート(Port C)101Oにポーリングを行い(ステップS507)、外部操作部105としてキーボードの接続が検知されないと(ステップS508でNO)、操作部入力としてローカル操作部101Pからの入力を自動的に有効にする(ステップS510)。この後、画像処理装置101は、RAM101R上にロードされたイニシャルブートローダによって自己診断機能を実行する(ステップS511)。ここでは、外部モニタ104、キーボードがそれぞれPort M・101N、Port C・101Oに接続されている場合について説明する。
【0096】次に、自己診断機能の実行結果で異常が認められなければ(ステップS512でYES)、画像処理装置101のRAM101R上にロードされたプログラムは、画像処理装置101の汎用入出力ポート(Port D)101Mにポーリングを行う(ステップS515)。また、異常が認められた場合は(ステップS512でNO)、外部モニタ104上に任意のエラーコードを表示する(ステップS513)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS514でYES)、その状態を継続する。
【0097】ここで、外部データ記憶装置(ドングル)106が接続されていない場合は(ステップS516でNO)、外部モニタ104上に“正しいドングルを接続して下さい”というメッセージを表示する(ステップS517)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS518でYES)、その状態を継続する。
【0098】次に、画像処理装置101の汎用入出力ポート(Port D)101Mでドングルの接続が検知された場合は(ステップS516でYES)、画像処理装置101はドングル上のEEPROMの任意のアドレスに書き込まれたMACアドレスを読み出す(ステップS519)。ドングルから読み出したMACアドレスと、ホストコンピュータ102とデータの授受を行うインタフェース101A上のハードウエア情報として記憶されているMACアドレスとを照合比較する(ステップS520)。
【0099】ドングルから読み出したMACアドレスと、インタフェース101A上のハードウエアのMACアドレスとが一致しない場合は(ステップS521でNO)、外部モニタ104上に“正しいドングルを接続して下さい”というメッセージを表示する(ステップS522)。画像処理装置101は、その電源をOFFされるまで(ステップS523でYES)、その状態を継続する。
【0100】上記以外、即ちドングルが画像処理装置101の汎用入出力ポート(PortD)101Mに接続され、且つドングル上に記憶されているMACアドレスとインタフェース101A上のハードウエアのMACアドレスとが一致した場合は(ステップS521でYES)、画像処理装置101の外部モニタ接続用ポート(PortM)101Nに接続されたモニタ104上に、セットアップモードのプロンプトが一定時間表示される(ステップS701)。この一定時間中に画像処理装置101の外部操作部接続用ポート(Port C)101Oに接続されたキーボードで任意のキーが叩かれなければ(ステップS703でNO)、画像処理装置101は通常の動作モードに入り、モニタ104上に“待機”状態を示す表示を行い、ネットワーク103を経由したジョブの受信準備状態に入る。
【0101】また、画像処理装置101は、上記の“通常動作時ドングルが接続されていない場合の処置及びタイミング設定”のところで指定された、タイミング設定の汎用入出力ポート(Port D)101Mへのポーリング周期に従って(ステップS1101)、ドングルの装着確認を行い、ドングルの装着が検知できなかった場合は(ステップS1102でNO)、上記設定の処置に従ってドングルが接続されていない場合の処置を行う。
【0102】画像処理装置101の通常動作時にポーリングでドングルが検知されない場合の処置は下記の通りである。
(0)実行中の処理を完了後、再起動。
(1)使用できるレジデントフォント数については見かけ上、実際インストールされているフォント数よりも少ないフォントが使用可能となる。それらは、上記B初期設定で規定された以下の何れかのフォント数になる(ステップS1103、ステップS1105)。
2書体(ディフォルト)。5書体、7書体、12書体。
(2)CPUを動作させるクロックスピードについては、上記B初期設定で規定された以下の何れかのクロックスピードで動作する(ステップS1106、ステップS1108)。
400MHz(ディフォルト)、533MHz(3)画像処理装置101にネットワーク103を介して同時に接続可能なネットワークユーザ数については、上記B初期設定で規定された以下の何れかのユーザ数で使用可能となる(ステップS1109、ステップS1111)。
4人(ディフォルト)、8人、12人(4)HDD容量に論理的に使用可能な電子ソート領域の上限については、上記B初期設定で規定された以下の何れかのHDD容量で使用可能となる(ステップS1301、ステップS1302)。
4GB(ディフォルト)、8GB、12GB(5)正しいドングルが接続されている場合と同様の動作、機能する。
【0103】以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、画像処理装置101は、画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを外部データ記憶装置106に登録されているデータに応じて変えると共に、外部データ記憶装置106が接続されていない場合、初期設定を不可とする制御を行うものであり、画像処理装置内蔵のプログラムメモリ101K(作業命令格納領域)に書き込める命令に制限を加え、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加え、画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変え、画像処理装置内部のCPU101Hのクロックスピードを変え、画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加え、ディジタル複写機100に対する電子ソート機能に制限を加える制御を行うため、下記のような作用及び効果を奏する。
【0104】画像処理装置101が初めて設置される時のシステムソフトウエアのインストール時に、画像処理装置101に装着された外部データ記憶装置(ドングル)106に書き込まれているデータに従って、CP−ROMから必要な機能を提供できるソフトウエアを画像処理装置101の内蔵ハードディスクに書き込んだり、丸々全機能を実行するソフトウエアをハードディスク上に持っていても、画像処理装置101に装着されるドングルに書かれている情報に従って、画像処理装置上の機能を制限したり許可したりすることができる。
【0105】更に、画像処理装置101とネットワーク接続されたクライアント側のワークステーション(W.S.)(ホストコンピュータ102)にもドングルを接続することで、ユーザ毎に使用できるが、画像処理装置101の機能に制限を加えることができる。機能アップのためのソフトウエアのアップデートは、サービスマンでなくユーザが購入したドングルを画像処理装置101の汎用入出力ポート101Mに接続することで容易に使用可能となる。
【0106】即ち、本発明の実施の形態においては、ドングルを応用して、画像処理装置のソフトウエアの不正複製、不正使用を禁止することができ、更にユーザが簡単に画像処理装置の機能アップを行うことができ、画像処理装置の稼働率を向上させることができるという効果を奏する。
【0107】[他の実施の形態]上述した本発明の実施の形態においては、画像処理装置101に直接ドングルを接続する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ホストコンピュータ102にドングルを接続し、画像処理装置101とホストコンピュータ102との通信によって、ホストコンピュータ102にドングルが接続されているか否かを判定する場合にも適用可能である。
【0108】また、上述した本発明の実施の形態においては、ドングルの状態については特に言及しなかったが、例えばドングルが事故によって破損し新しいドングルを使用しなければならなくなった場合は、“正しいドングルを接続して下さい”という表示が画像処理装置101のローカル表示部101Qに出ている時に、画像処理装置101のローカル操作部101Pから特殊なパスワードを入力することで、画像処理装置101のインタフェース101Aのハードウエア上に記憶されているMACアドレスを汎用入出力ポート(Port D)101Mを経由してドングル上のEEPROMの定められたアドレスデータとして書き込むことができる。
【0109】また、上述した本発明の実施の形態においては、画像処理システムとして上記図1及び図2に示す構成を有する場合を例に上げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ネットワークに接続する画像処理装置、ホストコンピュータ、ディジタル複写機の台数は任意とすることが可能である。
【0110】尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0111】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはダウンロードなどを用いることができる。
【0112】また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】更に、記憶媒体等の媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜10記載の画像処理装置によれば、画像処理装置設置後に初期設定を行う際の設定メニューを外部データ記憶装置に登録されているデータに応じて変えると共に、外部データ記憶装置が接続されていない場合、初期設定を不可とする制御を行うものであり、画像処理装置内蔵の作業命令格納領域に書き込める命令に制限を加え、システムソフトウエアの書き込み後の通常動作において、作業命令格納領域から読み出せる命令に制限を加え、画像処理装置内部に登録されたフォントの使用可能書体数を変え、画像処理装置内部の演算装置のクロックスピードを変え、画像処理装置を同時に使用可能なユーザ数に制限を加え、画像処理装置と接続される複写装置に対する電子ソート機能に制限を加えるため、外部データ記憶装置を応用して、画像処理装置のソフトウエアの不正複製、不正使用を禁止することができ、更にユーザが簡単に画像処理装置の機能アップを行うことができ、画像処理装置の稼働率を向上させることができるという効果を奏する。
【0115】また、請求項11〜20記載の画像処理システムによれば、画像処理システムを本発明の画像処理装置、情報処理装置、複写装置から構成することで、上記と同様に、画像処理装置のソフトウエアの不正複製、不正使用を禁止でき、ユーザが簡単に画像処理装置の機能アップを行うことができ、画像処理装置の稼働率を向上できるという効果を奏する。
【0116】また、請求項21〜30記載の画像処理装置使用制限方法によれば、画像処理装置使用制限方法を本発明の画像処理装置で実行することで、上記と同様に、画像処理装置のソフトウエアの不正複製、不正使用を禁止でき、ユーザが簡単に画像処理装置の機能アップを行うことができ、画像処理装置の稼働率を向上できるという効果を奏する。
【0117】また、請求項31〜40記載の記憶媒体によれば、記憶媒体から画像処理装置使用制限方法を読み出して本発明の画像処理装置で実行することで、上記と同様に、画像処理装置のソフトウエアの不正複製、不正使用を禁止でき、ユーザが簡単に画像処理装置の機能アップを行うことができ、画像処理装置の稼働率を向上できるという効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成12年4月27日(2000.4.27)
【代理人】 【識別番号】100081880
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 敏彦
【公開番号】 特開2001−306170(P2001−306170A)
【公開日】 平成13年11月2日(2001.11.2)
【出願番号】 特願2000−128063(P2000−128063)