トップ :: G 物理学 :: G06 計算;計数




【発明の名称】 コンピュータ装置
【発明者】 【氏名】鈴木 英樹

【氏名】戸田 安

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作面上に操作体を触れさせることにより移動量の入力およびスイッチ入力を行なうコンピュータ入力装置において、前記操作面に操作体が接触したことおよび前記操作面上で前記操作体が移動したことを検出する検出手段および、処理手段を有し、前記処理手段では、前記検出手段からの検出出力が、所定時間以内に所定の変化を示したときにスイッチ入力操作と認識することを特徴とするコンピュータ入力装置。
【請求項2】 操作面上に操作体を触れさせることにより移動量の入力およびスイッチ入力を行なうコンピュータ入力装置において、前記操作面に操作体が接触したことおよび前記操作面上で前記操作体が移動したことを検出する検出手段および、処理手段を有し、前記処理手段では、前記検出手段からの検出出力に基づいて、前記操作体が前記操作面に接触したと認識した後、所定時間以内に前記操作面上で前記操作体が所定距離移動しないときにスイッチ入力操作と認識することを特徴とするコンピュータ入力装置。
【請求項3】 前記検出出力が予め設定されている値を越えたと認識した後の所定時間以内に前記操作面上で前記操作体が所定距離移動しないときにスイッチ入力操作と認識する請求項2記載のコンピュータ入力装置。
【請求項4】 操作面上に操作体を触れさせることにより移動量の入力およびスイッチ入力を行なうコンピュータ入力装置において、前記操作面に操作体が接触したことおよび前記操作面上で前記操作体が移動したことを検出する検出手段および、処理手段を有し、前記処理手段では、前記検出手段からの検出出力が所定値を越えた後に、所定時間以内に前記検出出力がある値よりも低くなったときに、スイッチ入力操作と認識することを特徴とするコンピュータ入力装置。
【請求項5】 前記スイッチ入力操作が認識されたときは、前記検出出力が予め設定された値よりも低くなったときにスイッチOFFであると認識する請求項1ないし4のいずれかに記載のコンピュータ入力装置。
【請求項6】 前記処理手段では、前記スイッチ入力操作が行われたと認識したときに、さらに前記操作体が前記操作面上で移動したことが検出されたときに、前記スイッチ入力操作の入力状態を保持するドラッグモードが設定される請求項1ないし5のいずれかに記載のコンピュータ入力装置。
【請求項7】 前記処理手段では、前記スイッチ入力操作が行われたと認識したときに、前記ドラッグモードが設定されているか否かを判断し、前記ドラッグモードが設定されていなければ前記スイッチ入力操作に基づいてスイッチONの処理が行われ、前記ドラッグモードが設定されているときには前記スイッチ入力操作に基づいてドラッグモード解除の処理が行われる請求項6記載のコンピュータ入力装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指またはペン等により指示した操作面の位置の座標をパソコン等に入力したりする時などに用いられるコンピュータ入力装置に関し、特に座標の入力に加え、操作面からスイッチ入力を可能にするコンピュータ入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指またはペン等により指示した操作面の位置の座標をパソコン等に入力したりする時などに用いられる座標入力装置として、光、弾性波、磁力、静電容量などを用いた様々なタブレットが考案されている。
【0003】そして、このようなタブレットではパソコン等に座標を入力することはできたが、例えばディスプレイ上の指定した位置にあるアイコンを選択したりする場合には、先端にスイッチを備えた特殊なペンを用いたり、座標を入力している指を操作面から離して座標を入力する操作面とは別体に設けられた押釦スイッチを押下したりしなければならず、操作性に劣るものであった。そこでこの問題点を解決するため、例えば特開昭61−201320号公報に開示されているタブレットのような、操作面から座標の入力と共にスイッチ入力をも可能にするようなタブレットが提案されている。
【0004】上記公報に開示されているタブレットの座標入力検出部の構成は、図13に示すように、操作面21aを有する剛体板21の裏面の4角すなわち点A〜点Dにストレインゲージ等の感圧素子22a〜22dが設けられており、これら各感圧素子22a〜22dはその出力を電圧に変換する変換器23a〜23dにそれぞれ接続され、変換器23aと変換器23bの出力はこれらの出力を加算する加算器24aに、変換器23bと変換器23cの出力は加算器24bに、変換器23cと変換器23dの出力は加算器24cに、変換器23dと変換器23aの出力は加算器24dにそれぞれ接続されている。そして、加算器24bと加算器24dの出力はこれらの出力の比を出力する割算回路25aに、加算器24aと加算器24cの出力は割算回路25bにそれぞれ接続され、前記割算回路25aの出力はその出力を座標の位置に変換するA/Dコンバータ26aに、前記割算回路25bの出力はA/Dコンバータ26bに接続されており、27a,27bはその出力端子である。
【0005】この座標入力検出部の構成において、操作面21a上に圧力を加えると、その圧力を加えた位置によって4個の感圧素子23a〜23dの圧力分布が変わり、その分圧の分布により圧力を加えた位置を求めることができる。つまり、横方向の座標は、加算器24dの出力である点Aでの分圧および点Dでの分圧の和と、加算器24bの出力である点Bでの分圧および点Cでの分圧の和とが、割算回路25aに入力されてそれらの比が求められ、この比が加圧点からそれぞれの感圧素子までの距離の比であることを用いA/Dコンバータ26aによりその出力を座標の位置に変換して出力端子27aから出力するようになっている。縦方向の座標についても同様に、加算器24a,加算器24c,割算回路25b,A/Dコンバータ26bにより座標の位置を出力するようになっている。
【0006】次にこのタブレットのスイッチ入力検出部の構成は、図13の加算器24aと加算器24cの出力が再度加算器24eにより加算され、スイッチ信号発生回路28に接続されている。そしてスイッチ信号発生回路28の構成は、まず図14(a)に示す回路では、コンパレータ30に加算器24eの出力と比較用の電池31が接続されている。
【0007】そしてこの回路で、コンパレータ30は、点A〜点Dの分圧の合計である加算器24eの出力電圧と比較用の電池31の電圧とを比較し、比較用電池31よりも加算器24eの出力電圧の方が高い時に出力端子29からスイッチ入力信号を発生させるようになっている。
【0008】また図14(b)に示す回路では、コンパレータ30には比較用の電池31と微分回路32を介して接続されており、微分回路32はコンデンサ33と抵抗34とから構成されている。
【0009】そしてこの回路で、加算器24eの出力電圧は微分回路32で微分され、電圧の変化分だけがコンパレータ30に入力され、この変化分の電圧と比較用の電池31の電圧とを比較し、比較用電池31よりも高い電圧が発生した時に出力端子29からスイッチ入力信号を発生させるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記タブレットにおいては、押圧力または押圧力の変化分が設定値を越えているか否かのみによってスイッチ入力がなされたかどうかを判断するため、操作面を押圧する押圧力または押圧力の変化分が設定値を越えていた場合、座標の入力だけをしようとして操作面に指を触れたのか、スイッチ入力をしようとして指を触れたのかを区別することができなかった。つまり、操作者がスイッチ入力はせずに座標だけの入力をする意志で操作面に触れたにも関わらず、その操作面に触れた指の押圧力またはその変化分が設定値を越えてしまった場合、操作者の意志に反してスイッチ入力がなされてしまうという不都合が生じた。
【0011】また、操作面上で指を移動させて座標の入力をしている最中においても、操作者が力を入れ過ぎて操作面を押圧する押圧力またはその変化分が設定値を越えてしまった場合にも、操作者の意志に反してスイッチ入力がなされてしまうといった不都合が生じた。
【0012】さらに上記タブレットでは、スイッチ入力がなされた後に指などを移動させると、前記スイッチ入力が解除されてしまう。したがって、スイッチ入力を継続したまま座標入力を行うドラッグモードでの操作を行う場合には、タブレットとともに他のスイッチやキーと同時に操作しなければならないという煩わしさがあった。
【0013】またスイッチやキーを押しながらタブレットを操作するドラッグモードへ移行しているとき、指などがタブレットの端部に移動し、その位置で指などを離したときにタブレットモードが解除されてしまう。そのため再度スイッチやキーなどと共にタブレットを操作し直すという煩雑さがある。
【0014】本発明の目的は、このような操作者の意志に反してスイッチ入力がなされる不都合を防止し、実際の人間の操作時の押圧力および操作した移動量の実測データに基づいて、様々な操作状態においてスイッチ入力する意志で操作した時にだけスイッチ入力がなされ、しかもスイッチ入力がなされた状態を継続したままのドラッグモードを容易に設定でき、また操作面から指又はペンを離したとしてもスイッチ入力は継続したままでひきつづきドラッグモードを保持可能な、操作性に優れたコンピュータ入力装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、操作面上に操作体を触れさせることにより移動量の入力およびスイッチ入力を行なうコンピュータ入力装置において、前記操作面に操作体が接触したことおよび前記操作面上で前記操作体が移動したことを検出する検出手段および、処理手段を有し、前記処理手段では、前記検出手段からの検出出力が、所定時間以内に所定の変化を示したときにスイッチ入力操作と認識することを特徴とするものである。
【0016】第2の本発明は、操作面上に操作体を触れさせることにより移動量の入力およびスイッチ入力を行なうコンピュータ入力装置において、前記操作面に操作体が接触したことおよび前記操作面上で前記操作体が移動したことを検出する検出手段および、処理手段を有し、前記処理手段では、前記検出手段からの検出出力に基づいて、前記操作体が前記操作面に接触したと認識した後、所定時間以内に前記操作面上で前記操作体が所定距離移動しないときにスイッチ入力操作と認識することを特徴とするものである。
【0017】例えば、前記検出出力が予め設定されている値を越えたと認識した後の所定時間以内に前記操作面上で前記操作体が所定距離移動しないときにスイッチ入力操作と認識することができる。
【0018】第3の本発明は、操作面上に操作体を触れさせることにより移動量の入力およびスイッチ入力を行なうコンピュータ入力装置において、前記操作面に操作体が接触したことおよび前記操作面上で前記操作体が移動したことを検出する検出手段および、処理手段を有し、前記処理手段では、前記検出手段からの検出出力が所定値を越えた後に、所定時間以内に前記検出出力がある値よりも低くなったときに、スイッチ入力操作と認識することを特徴とするものである。
【0019】これらの発明において、前記スイッチ入力操作が認識されたときは、前記検出出力が予め設定された値よりも低くなったときにスイッチOFFであると認識することが好ましい。
【0020】また、前記処理手段では、前記スイッチ入力操作が行われたと認識したときに、さらに前記操作体が前記操作面上で移動したことが検出されたときに、前記スイッチ入力操作の入力状態を保持するドラッグモードが設定されてもよい。
【0021】さらに、前記処理手段では、前記スイッチ入力操作が行われたと認識したときに、前記ドラッグモードが設定されているか否かを判断し、前記ドラッグモードが設定されていなければ前記スイッチ入力操作に基づいてスイッチONの処理が行われ、前記ドラッグモードが設定されているときには前記スイッチ入力操作に基づいてドラッグモード解除の処理が行われてもよい。
【0022】
【作用】上記構成では、指などの操作体が操作面に触れたときに、時間計測や操作体の移動量を認識することにより、スイッチ入力動作であるか、通常の座標入力動作であるか高精度に認識できる。したがって、操作者がスイッチ入力する意志なしに操作面を強く押圧したような場合にも、前記時間や移動量を認識することにより、誤ってスイッチ入力を判別されることがない。
【0023】またスイッチ入力を維持しつつ操作体の移動操作による座標入力を行なうことが可能なドラッグモードに移行することができ、また再度のスイッチ入力により前記ドラッグモードを解除することができる。
【0024】加えて、スイッチ入力を継続しながら操作(ドラッグモード)を望む際、操作面上を指などで移動させている最中に操作面の端に当たってしまってそれ以上移動できない場合でも、スイッチ入力が開始された状態を保持できるため、操作面から指などで離しても新たに操作面に触れてスイッチ入力を維持しながらの移動操作を継続して行うことができる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の座標入力装置の構成を示すブロック図を示し、図2(a),(b)はスイッチ入力をする意志で操作面1aに触れた実測データで、図2(a)その時間−押圧力関係グラフを、図2(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、図3(a),(b)はスイッチ入力はせずに移動操作だけをする意志で操作面1aに触れた時の実測データで、図3(a)はその時間−押圧力関係グラフを、図3(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、図4(a),(b)は本発明の第1の実施例の処理手順を示すフローチャートを示し、図4(a)はそのスイッチ入力ONを検出するフローチャート、図4(b)はそのスイッチ入力OFFを検出するフローチャートである。
【0026】そして、図5(a),(b)はペンなど硬質なものを用いてスイッチ入力をする意志で操作面1aに触れた時の実測データで、図5(a)はその時間−押圧力関係グラフを、図5(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、図6(a),(b)はペンなど硬質なものを用いてスイッチ入力はせずに移動操作だけをする意志で操作面1aに触れた時の実測データで、図6(a)はその時間−押圧力関係グラフを、図6(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、図7は本発明の第2の実施例の処理手順を示すフローチャートを示し、図7(a)はそのスイッチ入力ONを検出するフローチャート、図7(b)はそのスイッチ入力OFFを検出するフローチャートである。
【0027】更に、図8(a),(b)は操作面1aを指で操作しながらスイッチ入力をする意志で操作した時の実測データで、図8(a)は時間−押圧力関係グラフを、図8(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、図9(a),(b)は操作面1aを指で操作しながらスイッチ入力をする意志なしに押圧力が加わった時の実測データで、図9(a)はその時間−押圧力関係グラフを、図9(b)はその時間−移動量関係グラフを示し、図10は第3の実施例の処理手順を示すフローチャートを示し、図10(a)はそのスイッチ入力ONを検出するフローチャート、図10(b)はそのスイッチ入力OFFを検出するフローチャートである。
【0028】また、図11は第4の実施例の処理手順を示すフローチャートを示し、図11(a)はそのドラッグモードを解除するフローチャート、図11(b)はそのドラッグモードに入るフローチャートである。そして、図12は第5の実施例の処理手順を示すフローチャートを示し、図12(a)はそのドラッグモードを解除するフローチャート、図12(b)はそのドラッグモードに入るフローチャートである。
【0029】まずはじめに、図1を用いて本発明の座標入力装置の構成を説明する。剛体板1の操作面1aの裏面側の剛体板1の4角つまり点A,点B,点C,点Dに圧力を電圧に変換する圧電素子2a,2b,2c,2dが配置されており、それぞれの圧電素子2a,2b,2c,2dは処理回路3内のA/Dコンバータ4a,4b,4c,4dにそれぞれ接続され、それらの出力は入力ポート5a,5b,5c,5dに接続されている。これら入力ポート5a,5b,5c,5dは、バス6を通じてCPU7に接続しており、このバス6には他にROM8,RAM9および出力ポート10が接続されている。そして、出力ポート10はパソコン本体11の入力ポート12に接続されている。
【0030】上記構成の座標入力装置において、剛体板1の操作面1aを指やペンなどで押圧すると、4個の圧電素子2a,2b,2c,2dに加わる分圧の出力が、A/Dコンバータ4a,4b,4c,4dによりそれぞれデジタル量に変換されて入力ポート5a,5b,5c,5dにそれぞれ入力され、CPU7により剛体板1上の押圧された座標を演算処理し、出力ポート10から出力するようになっている。
【0031】そしてCPU7の座標検出の演算処理の手順は、次の通りである。まず、点Aを原点とし、直線ABをX軸、直線ADをY軸とし、各点の座標をそれぞれA(0,0),B(L,0),C(L,H),D(0,H)とする。ただしL,Hはそれぞれ線分AB,線分ADの長さである。前記操作面1aの点p(x,y)に押圧力Fで押圧された場合、各点での分圧がそれぞれfa,fb,fc,fdであったとすると、【0032】
【数1】

Y軸回りのモーメントのつりあいから、【0033】
【数2】

X軸回りのモーメントのつりあいから、【0034】
【数3】

が成立し、したがって、【0035】
【数4】

【0036】
【数5】

が得られることを用いて、CPU7は点p(x,y)の座標を演算するようになっている。
【0037】次に、CPU7がスイッチ入力の有無を判別する判別処理について説明する。この判別に用いられるパラメータは、上記数1により求められた押圧力Fと、押圧量の変化量δF、そして上記数4,数5により求められた押圧位置の座標p(x,y)の変化量(移動量s)の3つである。
【0038】これらのパラメータを用いてCPU7がスイッチ入力を検出する手順を以下に説明する。
【0039】まず、図2(a),(b)と図3(a),(b)とを比較して、指などが操作面1aから離れた状態から、スイッチ入力をする意志で操作面1aに触れた時と、スイッチ入力はせずに座標入力だけをする意志で操作面1aに触れた時との、時間−押圧力F関係グラフおよび時間−移動量s関係グラフの相違点について説明する。
【0040】スイッチ入力をする意志で操作面1aに触れると、図2(a)のように、たいてい操作面1aに触れてから30ms以内にピーク点p1に示すようなピーク点を検出し、ピーク点p1を検出した時点から60ms以内にピーク点p2を検出する。そして、ピーク点p2での押圧力Fは75gを越えることが多く、ピーク点p1の時点からピーク点p2の時点までの間においてピーク点p1の地点からの座標の変化量(移動量s)が10を越えることが少ないことがわかった。
【0041】それに対して、スイッチ入力する意志がなく座標を入力するだけのために操作面1aに触れた時には、ピーク点p1の時点からピーク点p2の時点までの間でピーク点p1からの移動量sが10を越えることが多いことがわかった。これらの現象は、スイッチ入力はせずに移動だけをする意志で操作面1aに指等を触れる場合は、操作面1aに指等を触れるとすぐに移動させるためであると考えられる。
【0042】そこでこのような測定実験の結果から得られた上記相違点を考慮し、スイッチ入力をする意志のある時とない時の判別処理の判別基準を次のようにしている。
1)操作面1aに触れてから30ms以内にピーク点p1を検出すること。
2)ピーク点p1の時点から60ms以内にピーク点p2を検出すること。
3)ピーク点p2での押圧力Fが75g以上であること。
4)ピーク点p1の時点からピーク点p2の時点の間において、ピーク点p1の地点からの移動量sが10を越えないこと。
【0043】この基準により判別する本発明の第1の実施例の処理手順を図4を用いて説明する。CPU7は一定時間毎に押圧された位置の座標とその位置での押圧量Fをサンプリングして以下のステップで処理している。まず指などが操作面1aに触れているかどうか判別するため、押圧量Fが15gを越えているかどうか判断する(ステップ101)。押圧量Fが15g以下である時は(ステップ101のNo)再度ステップ101に戻り、押圧量Fが15gを越えている時は(ステップ101のYes)、CPU7内の時間計測手段が計測する経過時間Tを0にセットする(ステップ102)。
【0044】そして、Tが30ms以内にピーク点p1を検出するかどうか判断する(ステップ103)。このステップ103は、前回サンプリング時の押圧力FをRAM9に記憶しておき、前回サンプリング時にその押圧力Fと今回サンプリング時の押圧力Fとを比較しその変化分δFが正から負に変化した時にピーク点p1を検出したと認識するようになっている。そして、ステップ103でピーク点p1を検出しなかった場合(ステップ103のNo)押圧力Fが15gを越えているかどうか判断し(ステップ104)、押圧力Fが15g以下である時は(ステップ104のNo)再度ステップ101に戻り、Fが15gを越えている時は(ステップ104のYes)後述する移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201に移る。ここで、移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201を省略して、ステップ103でNoの場合はステップ101に戻るようにしてもよい。
【0045】そして、ステップ103でピーク点p1を検出した場合(ステップ103のYes)経過時間Tを0にセットし(ステップ105)、押圧量Fが15gを越えているかどうかを判断する(ステップ106)。押圧量Fが15g以下である時は(ステップ106のNo)ステップ101に戻り、押圧量Fが15gを越えている時は(ステップ106のYes)、ピーク点p1の時点からピーク点p2の時点の間において、ピーク点p1の地点からの移動量sが10を越えたかどうかを判断する(ステップ107)。移動量sが10を越えた場合は(ステップ107のYes)移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201に移り、移動量sが10を越えない場合は(ステップ107のNo)Tが60ms以内でピーク点p2を検出するかどうか判断する(ステップ108)。
【0046】ステップ108でピーク点p2を検出する方法は、CPU7内の時間計測手段が60ms以内で、RAM9に格納された前々々回、前々回および前回のサンプリング時の押圧力Fと今回サンプリング時の押圧力Fとを比較しそれぞれの変化分δFが2度連続して増加し、続いて2度連続して減少した時にピーク点p2を検出したと認識するようになっている。この2度連続するのを確認するのは、精度を高めるためである。
【0047】そして、ステップ108でピーク点p2を検出しなかった場合は(ステップ108のNo)ステップ106に戻り、ピーク点p2を検出した場合には(ステップ108のYes)そのピーク点p2での押圧力Fが75g以上であるかどうか判断する(ステップ109)。ピーク点p2の押圧力Fが75gより小さい場合は(ステップ109のNo)移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201に移り、ピーク点p2の押圧力Fが75g以上の場合は(ステップ109のYes)スイッチ入力をONにし(ステップ110)、後述する図4(b)のルーチン2に移る。なお、ステップ107のYesまたはステップ109のNoの場合、移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201を省略してステップ101に戻っても構わない。
【0048】そしてスイッチ入力がONになった後、スイッチ入力をOFFにする条件は、次の通りである。
1)押圧力が15g以下になること。
【0049】そこで上記判断基準に基づき、ルーチン2では、押圧力Fが15gを越えているかどうかを判断し(ステップ111)、押圧力Fが15gを越えていると(ステップ111のYes)再度ステップ111に戻り、ステップ111で押圧力Fが15g以下であると(ステップ111のNo)スイッチ入力をOFFにして(ステップ112)図4(a)のルーチン1に戻る。
【0050】次に、図5(a),(b)と図6(a),(b)とを比較して、ペンなど硬質なものを用いて操作面1aから離れた状態からスイッチ入力をする意志で操作面1aに触れた時と、スイッチ入力はせずに座標入力だけをする意志で操作面1aに触れた時との、時間−押圧力F関係グラフおよび時間−移動量s関係グラフの相違点について説明する。
【0051】ペンなど硬質なものを用いてスイッチ入力をする意志で操作面1aに触れると、図5(a)のように、たいてい操作面1aに触れてから30ms以内にピーク点p1に示すようなピーク点を検出し、ピーク点p1の押圧力Fが100gを越える。そしてピーク点p1を検出した時点から60ms以内に押圧力Fが15g以下になり、ピーク点p1を検出した時点から押圧力Fが15g以下になる時点までの間でピーク点p1の地点からの移動量sが10を越えることが少ないことがわかった。
【0052】それに対して、スイッチ入力はせずに座標入力だけをする意志で操作面1aに触れた時には、ピーク点p1の時点から押圧力Fが15g以下になる時点までの間でピーク点p1からの移動量sが10以上となることが多いことがわかった。この現象は、硬質のペン等で操作した場合、操作面1aでのリバウンドが生じにくく、第1の実施例と同様、スイッチ入力はせずに移動だけをする意志で操作面1aにペン等を触れる場合は、操作面1aにペン等を触れるとすぐに移動させるためであると考えられる。
【0053】そこでこのような測定実験の結果から得られた上記相違点を考慮し、スイッチ入力をする意志のある時とない時の判別処理の判別基準を次のようにしている。
1)操作面1aに触れてから30ms以内にピーク点p1を検出すること。
2)ピーク点p1の時点から60ms以内に押圧力Fが15gより小さくなること。
3)ピーク点p1での押圧力Fが100g以上であること。
4)ピーク点p1から押圧力Fが15g以下になるまで間でピーク点p1からの移動量sが10以上になることがないこと。
【0054】この基準により判別する第2の実施例の処理手順を図7を用いて説明する。第2の実施例は第1の実施例のステップ106のNoの分岐に続いて、ステップ113を経てステップ110に移るルートが加わったものである。
【0055】つまり、ステップ106で押圧力Fが15gを越えていない場合(ステップ106のNo)、先のピーク点p1の押圧力Fが100gを越えていたかどうか判断する(ステップ113)。ピーク点p1での押圧力Fが100gを越えていなかった時は(ステップ113のNo)ステップ101に戻り、ピーク点p1での押圧力Fが100gを越えていた時は(ステップ113のYes)スイッチ入力をONにする(ステップ110)。
【0056】更に、図8(a),(b)と図9(a),(b)とを比較して、操作面1a上で指を移動させて座標を入力している最中にスイッチ入力をするために操作面1aを強く押圧した時と、スイッチ入力をする意志はなく例えば円などを描こうとして操作面1aを強く押圧した時の、時間−押圧力F関係グラフおよび時間−移動量s関係グラフの相違点について説明する。
【0057】スイッチ入力をする意志で操作面1aを強く押圧すると、図8(a)のように、押圧力Fが急激に増加して立ち上がり点p3から150ms以内にピーク点p4に達し、そして急激に減少してなだらかになる。そして、そのピーク点p4の押圧力Fが150g以上であることが多く、また、前記立ち上がり点p3からピーク点p4までの間での立ち上がり点p3の地点からの移動量sが10以下であることが多いことがわかった。
【0058】それに対して、スイッチ入力はせずに操作面1aを強く押圧した時には、立ち上がり点p3からピーク点p4までの間での、立ち上がり点p3の地点からの移動量sが10を越えることが多いことがわかった。
【0059】そこでこのような測定実験の結果から得られた上記相違点を考慮し、スイッチ入力の意志のある時とない時の判別処理の判断基準を次のようにした。
1)立ち上がり点p3の時点から150ms以内にピーク点p4を検出すること。
2)ピーク点p4での押圧力Fが150g以上であること。
3)立ち上がり点p3からピーク点p4までの間で、立ち上がり点p3からの移動量sが10以下であること。
【0060】この判断基準により判別する処理手順である第3の実施例を図10を用いて説明する。この第3の実施例は、前記第1の実施例または前記第2の実施例の移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201の処理手順を示したものである。第1の実施例または第2の実施例の分岐からこの移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201に移ってきた時はまず、押圧力Fの増加分δFが正か負かを判断する(ステップ121)。
【0061】押圧力Fの増加分δFが0以下なら(ステップ121のNo)押圧力Fが15gを越えているかどうか判断し(ステップ122)押圧力Fが15gを越えているなら(ステップ122のYes)ステップ121に戻り、15g以下ならば(ステップ122のNo)前述の図4(a)のルーチン1に移る。そしてステップ121で増加分δFが正なら(ステップ121のYes)立ち上がり点p3を検出するかどうか判断する。
【0062】つまり、前2回分のサンプリング時の押圧量Fのデータと今回サンプリング時の押圧量Fのデータを比較して増加分δFが3回連続して10gを越えるかどうかを判断し(ステップ123)、3回連続して10gを越えることがなければ(ステップ123のNo)ステップ122に戻り、3回連続して10gを越えれば(ステップ123のYes)その連続する押圧力Fの最初の押圧力のデータの時点を立ち上がり点p3の時点としてその時の押圧力FをRAM9に格納する(ステップ124)。
【0063】そして立ち上がり点p3の時点から100ms以内に押圧力Fの変化分が正であることが3回続きそして負であることが3回続く点すなわちピーク点p4を検出するかどうか判断し(ステップ125)、ピーク点p4を検出しなければ(ステップ125のNo)ステップ122に移り、ピーク点p4すなわち押圧力Fの変化分δFが正から負に変わる点を検出すれば(ステップ125のYes)ピーク点p4の押圧力FをRAM9に格納する(ステップ126)。その後、ピーク点p4の押圧力Fが150g以上であるかどうか判断し(ステップ127)、150gより小さければ(ステップ127のNo)図4(a)のルーチン1に移り、150g以上なら(ステップ127のYes)立ち上がり点p3からピーク点p4までの間で移動量sが10以上になることがあるかどうか判断する(ステップ128)。
【0064】移動量sが10以上になることがあれば(ステップ128のYes)図4(a)のルーチン1に移り、移動量sが10より小さければ(ステップ128のNo)スイッチ入力をONにして(ステップ129)、図10(b)のルーチン3に移る。
【0065】そしてスイッチ入力がONになった後、スイッチ入力をOFFにする条件は、次の通りである。1)ピーク点p4の時点から150ms以内で押圧力Fが立ち上がり点p3での押圧力Fより小さくなること。
【0066】そこで、ステップ129でスイッチがONになった後、押圧量Fがピーク点p4から150ms以内で立ち上がり点p3での押圧力Fより小さくなるかどうかを判断し(ステップ130)、小さくならなければ(ステップ130のNo)再度ステップ130に戻り、小さくなれば(ステップ130のYes)スイッチ入力をOFFにして(ステップ131)、図4(a)のルーチン1に戻る。
【0067】以上のように本発明は、上記第1の実施例から第3の実施例のように、スイッチ入力を判断するのに押圧力Fだけでなく座標の変化量(移動量s)を考慮に入れているため、操作者のスイッチ入力の意志を正確に判断することができる。
【0068】加えて本発明は、操作者がスイッチ入力を継続しなら移動する操作を行う場合に、指などを操作面1aから離してもスイッチ入力を継続したままのモード(ドラッグモード)に移行できるようにすることができる。このドラッグモードに移行する第4の実施例と第5の実施例を以下図11および図12を用いて説明する。
【0069】第4の実施例は、図11に示すように第2の実施例のステップ111のYesの分岐に続いて、ピーク点p1の時点からの移動量sが15を越えているかどうか判断するステップ141およびドラッグモードに入るステップ142が、また、ステップ109とステップ110の間に、現在ドラッグモードであるかどうかを判断するステップ143とスイッチ入力をOFFにするステップ144が加わったものである。
【0070】つまり、ステップ111のYesの分岐に続いて、ピーク点p1からの移動量sが15を越えるかどうか判断し(ステップ141)、移動量sが15を越えないならば(ステップ141のNo)ステップ111に戻り、移動量sが15を越えるならば(ステップ141のYes)ドラッグモードに入る(ステップ142)。
【0071】そして、ステップ109でピーク点p2の押圧力Fが75g以上の場合は(ステップ109のYes)現在ドラッグモードであるかどうかを判断し(ステップ143)、ドラッグモードでなければ(ステップ143のNo)スイッチ入力をONにし(ステップ110)、ドラッグモードであれば(ステップ143のYes)スイッチ入力をOFFにし、つまりドラッグモードを解除し(ステップ144)ルーチン1’’に戻る。
【0072】また、第5の実施例は、前記第4の実施例の移動操作中のスイッチ入力処理ブロック201’の処理手順を示したものである。図12に示すように、第3の実施例のステップ130のYesの分岐に続いて、ピーク点p4の時点から押圧力Fが立ち上がり点p3の押圧力Fよりも小さくなる時点までの間の移動量sが10以下であるかどうか判断するステップ151およびドラッグモードに入るステップ152が、また、ステップ128とステップ129の間に、現在ドラッグモードであるかどうかを判断するステップ153が加わったものである。
【0073】つまり、ステップ130のYesの分岐に続いて、ピーク点p4の時点から押圧力Fが立ち上がり点p3の押圧力Fよりも小さくなる時点までの間の移動量sが10以下であるかどうか判断し(ステップ151)、移動量sが10以下なら(ステップ151のYes)スイッチ入力をOFFにし(ステップ131)、移動量sが10を越えるならば(ステップ151のNo)ドラッグモードに入る(ステップ152)。
【0074】そして、ステップ128のNoに続いて、現在ドラッグモードであるかどうかを判断し(ステップ153)、現在ドラッグモードでなければ(ステップ153のNo)スイッチ入力をONにし(ステップ129)図12(b)のルーチン3’に移り、現在ドラッグモードであれば(ステップ153のYes)スイッチ入力をOFFにし(ステップ154)図11(a)のルーチン1’’に戻る。
【0075】このような処理により、スイッチ入力をONにしながら操作面1a上を移動操作していて、指が操作面1aの端に当たってしまいそれ以上移動できない場合にも、指を操作面1a上から一度離し再度操作面1aに触れて操作した時に、継続してスイッチ入力がONになった状態での座標入力を可能にすることができる。
【0076】上記第1から第4の実施例は、押圧力を印加した剛体板1の座標を検出する座標検出部とスイッチ入力を検出するスイッチ入力検出部とが同じ圧力検出部材により構成されているが、座標入力検出部とは別にスイッチ入力を検出するためだけの圧力検出部材を座標入力検出部の操作面の裏に設けた構成にしてもかまわない。つまり、座標入力検出部を抵抗膜式、静電容量結合式、電磁結合式、光学式などの様々な平板状のタブレットを用い、その裏に少なくとも1個の圧力検出部材を設けた構成にしても構わない。
【0077】また、本実施例の処理回路にはマイコンを使用してプログラムドロジック回路として構成しているが、このような処理と同様の処理を行うロジック回路をワイヤードロジック回路として設けても構わない。
【0078】更にまた、上記第1〜第5の実施例で判断基準として用いたパラメータの数値はこの実施例で用いられた数値に限らず、操作板の剛性や圧電素子の特性などによりそれぞれ最適値を選ぶことができる。
【0079】最後に、座標の検出処理の後、この座標の出力に後処理を施して移動処理の際にも操作性に優れた座標入力装置を実現する処理方法について言及しておく。
【0080】本発明の座標入力装置では、前記数4,数5により求められた押圧点の座標P(x,y)をそのままパソコン等に送信するのではなく、後処理を施している。
【0081】すなわち、指が操作面1a上を点p0(x0,y0)から点pn(xn,yn)まで移動操作した際に、パソコン等のディスプレイ上のカーソル位置を点P0(X0,Y0)から点Pn(Xn,Yn)に移動させる演算処理の演算方法は、次のようになっている。指が操作面1a上を点p0(x0,y0)から点pn(xn,yn)まで移動操作する間に、押圧されている操作面1aの位置の座標またはその位置での押圧力の検出をn回行うとし、そのk回目の検出時(0≦k≦n)の操作面1a上の位置をpk(xk,yk),その位置での押圧力をfkとすると、単位時間あたりの移動量すなわちk回目の検出時から(k+1)回目の検出時までの移動量vk、およびその間の平均の押圧力gkは、【0082】
【数6】

で表される。
【0083】これらvk,gkをパラメータとする関数をそれぞれ、m=S(vk),n=T(gk)とし、そして前記関数で求められたm,nをパラメータとする関数を、u=H(m,n)と定義し、Pn(Xn,Yn)を次式の演算により求めている。
【0084】
【数7】

【0085】ここで、関数S(vk)、関数T(gk)、関数H(m,n)は高次関数、指数関数、対数関数、微分関数、反比例関数などどのような関数でも構わないが、本願実施例では、関数S(vk)は傾きが正の1次関数、関数T(gk)は傾きが負の1次関数、関数H(m,n)は比例定数a,b,c,d(a>0)を用いてH(m,n)=amn+bm+cn+dとしている。
【0086】このように演算することにより、操作面上1aを軽い押圧力で素速く移動操作した場合にはディスプレイ上のカーソル移動量が大きくなり、操作面上1aを強く押圧してゆっくりと移動操作した場合にはディスプレイ上のカーソル移動量が小さくなるようにすることができる。このため、操作者の操作感覚に応じた操作性を実現することができるようになっている。
【0087】
【発明の効果】本発明は、操作者の意志に反してスイッチ入力がなされる不都合を防止し、実際の人間の操作時の押圧力および操作移動量の実測データに基づいて、様々な操作状態においてスイッチ入力する意志で操作した時にだけスイッチ入力がなされるような、操作性に優れたコンピュータ入力装置を提供することができる。
【0088】また、狭い操作面で操作する場合、スイッチ入力を継続しながら操作面上を指等で移動させている最中に操作面の端に当たってしまってそれ以上移動できない場合でも、操作面から一旦指等を離しても新たに操作面に触ることによりスイッチ入力を維持しながらの移動操作を継続して行うことができ、操作性を損ねず使用できる操作性に優れたコンピュータ入力装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000010098
【氏名又は名称】アルプス電気株式会社
【出願日】 平成5年3月29日(1993.3.29)
【代理人】 【識別番号】100085453
【弁理士】
【氏名又は名称】野▲崎▼ 照夫
【公開番号】 特開2001−265519(P2001−265519A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2001−49896(P2001−49896)