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【発明の名称】 数字キーパッドによる中国語ピンイン入力方法及び装置
【発明者】 【氏名】歐陽 彦一
【課題】電話機やリモコンなどの9個の数字キーを使用して中国語ピンインで中国語文字を入力できるようにする。

【解決手段】ピンイン記号を入力するため、このキーパッド上のキー「2」から「9」を用い、変換キーを割り当て、入力したピンイン記号組合せを中国語文字または単語に変換する。このため、学習の困難性を減少させ、入力打鍵数を減らすことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 数字キーパッドのみを使用し、中国語文字を入力するための、数字キーパッド、記憶部、及び表示部を備えた装置によって実現される次のステップからなる中国語ピンイン入力法:ステップ1:一般電話器の数字キーパッドにおける英文字配列に従ってピンイン記号を前記数字キーパッドに配列し、キー「2」から「9」を除く一つのキーを変換キーとして割り当て、キー・ピンイン記号組合せ参照部を前記記憶部に設け、前記数字キーパッドのこの配列に従った、キーパッドのキー信号組合せとそれらに対応するピンイン記号組合せをそこに格納する;ステップ2:前記記憶部に辞書を設け、ピンイン記号組合せとそれらに対応する中国語文字または単語を格納する;ステップ3:キーとピンイン記号の間の前記参照部における参照規則に基づき、多分変換選択記号に続いて、所用のピンイン記号に従い、キー信号を数字キーパッドから入力する;ステップ4:ユーザによって入力されたキー信号に従って、入力されたキー信号を、中国語文字に変換されるべき、以前に入力された打鍵信号と結合し、前記キー・ピンイン記号組合せ参照部から、対応するピンイン記号組合せを検索する;ステップ5:前記ステップ4において得られた、対応するピンイン記号組合せを解析し、もしユーザによる引き続く入力によって複数の組合せが存在し得るならば、前記ステップ3を繰り返し、そうでなければ、このピンイン記号組合せを、以前に入力されたピンイン記号列と一緒にして前記辞書を参照し、対応する中国語文字または単語を検出し、この対応する中国語文字または単語を、出力表示のため前記表示部に送信する; そして、ステップ6:ユーザによって停止されない限り、前記ステップ3を繰り返し、次の中国語文字入力を続ける。
【請求項2】 数字キーパッドのみを使用し、中国語文字を入力するための、数字キーパッド、記憶部、及び表示部を有する、次の構成要素を含む、中国語ピンイン入力装置であって、一般電話器の数字キーパッドにおける英文字配列に従って、前記数字キーパッドにピンイン記号が配列され、キー「2」から「9」を除く一つのキーが変換キーとして割り当てられた、キーパッド配列に従って、キーパッドのキー信号組合せとそれらに対応するピンイン記号組合せを格納するための、前記記憶部に設けられたキー・ピンイン記号組合せ参照部と、ピンイン記号組合せとそれらに対応する中国語文字または単語を格納するための辞書と、正当なピンイン記号組合せを、前記辞書と比較するためのインデックスキーとして使用し、ピンイン記号を、対応する中国語文字または単語に変換するための中国語単語変換部と、入力されたキー信号を制御し解析するための、キー信号組合せのピンイン記号組合せへの変換及びピンイン記号組合せの中国語文字または単語への変換を実行するため、及び、データの出力を管理するためのシステム制御部。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが中国語を入力できるように、電話器またはテレビ受像器のリモートコントローラの数字キーパッドの9個の数字キーを使用する中国語ピンイン(垈音)入力方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の生活において、電子情報の応用はますます広がりつつある。その一つとして、電子計算器、移動電話、テレビ受像器のリモートコントローラ等の、非コンピュータ機器上のキーボードを使用して中国語を入力する必要性もますます強まっている。もしそれらの機器が、電話名簿、メモ帳、Eメール送受信、短信表示等の機能を備えることになるならば、文字を入力するための便利な手段を持たなければならない。中国語文字を入力する特徴を持てば、それらの機器は付加価値を増加させることができるだけでなく応用を広げることができる。
【0003】現在、中国本土及び西洋の人々は、ローマ字化されたピンイン法を中国語文字を発音するための標準として使用している。そのように、ピンイン法は中国語文字入力法として使用するために実際的である。
【0004】現状において、中国語入力機能を提供する電話器や数字キーパッドのような機器がいくつか提案されている。例えば、中華民国特許第287340号における発明の目的は、電話番号の記憶を強化するため、電話器の数字キーが、ある国語の文字または表音記号に対応し、これらの文字が電話番号を表現するために使われている。中国語に応用する場合に備えて、37個の中国語表音記号が37個の中国語ピンイン単位に変換される。それらの内、24個は電話器の数字キー「2」から「9」までに割り当てられている。
【0005】前記発明では、キーパッドの配列が電話器のキーパッドにおける英文字の位置とは調和しない、中国語表音記号の配列に従って作られているため、ピンイン法を通じて中国語文字を入力するために応用することができるが、中国語文字を入力するためにピンイン法を使用することはキーパッドを複雑化し、覚えるのが困難である。その上、37個すべてのピンイン単位は含まれず、すべての中国語文字を完全に入力するという目標を達成する事ができない。もし残りの13個がキーに配列されるならば、キーパッドを操作するのが一層複雑となり、多すぎる入力打鍵が要求されるだろう。
【0006】そのほか、この産業において、ピンイン単位を入力するための直接法を利用する原型製品がいくつかある。特に、一般電話器の数字キーパッド上の英文字の本来の配列、及び個別キーの打鍵数が、図8に示されているように、ピンイン単位を直接入力するため利用されている。例えば、「j」が入力されるべきときには、キー「5」が1度打たれ、「k」が入力されるべきときには、キー「5」が2度打たれる。そのような技能は覚えるのが容易である反面、入力のため、多すぎる打鍵が要求される。例えば、中国語文字「中(zhong)」が入力されるべき時には、全部で13個の打鍵が入力のため必要となる。すなわちキー「9」が4回、キー「4」が2回、キー「6」が3回、キー「6」が2回、キー「4」が一回、それに変換キーが1回である。中国語の声調を除けば、中国語には409個の正当なピンイン組合せがあり、それら一つあたり平均して7.76個の打鍵が必要となる。
【0007】中華民国特許第73890号の入力法は、例えば、数字キーを通じて中国語文字を入力するために、ローマ字化されたピンインを使用することに関する。キー配列は図9に示されている。この方法によれば、各中国語表音記号はピンイン記号の集合に対応する。これらのピンイン記号は、数字キー「1」から「8」までに配列され、このキー配列に従って符号化される。例えば、「b」の符号は12であり(キー「1」の第2記号)、「sh」の符号は53であり(キー5の第3記号)、[o]の符号は74である(キー7の第4記号)。中国語の第二声、第三声、第四声、および軽声はそれぞれ、数字キー「2」、「3」、「4」、「5」によって表現される。入力中、キー入力符号及び中国語表音声調キーが中国語音の組合せを形成する。
【0008】例えば、組合せ「mien2」「guo2」は中国語文字「民」「国」を表現し、mien2: 1411722guo2: 3355742に符号化される。この入力法においては、一つの中国語表音記号に対応するピンイン記号の各集合のため、二つのキーを押さなければならず、一つの中国語文字に変換されるピンイン記号組合せを完結するため、一つの付加的中国語表音声調キーを押さなければならない。
【0009】この方法は図8に示されている入力法よりも少ない数の打鍵で充分ではあるが、各組合せを入力するために必要な打鍵数は平均して、5.7であり、まだ多すぎる。この方法は中国語表音声調を持ったピンイン組合せを処理する一方、それはまた中国語表音声調を持たないピンイン組合せのためにも都合良く使用できる。それには、中国語表音声調キーのすべてを単一の変換キーで置き換えればよい。中国語表音声調なしのピンイン処理のために、各ピンイン組合せを入力するため必要な打鍵数は平均して4.7である。この方法は、中国語表音がピンインに対応する仕方が、困惑感及び直接対応できないという不能感をユーザに与えるという不利点を持っている。
【0010】さらに、各ピンイン記号を入力するために必要な二つのキーは、通常二つの別のキーであり、同じキーを2度打つのではない。従って、入力速度は低下する。更に、ピンイン記号の打鍵配列は混迷していて、ユーザは打鍵符号を直接理解することができない。従って、更に学習を困難にする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上に述べた従来技術の方法には以下の不利点がある。
1.ピンイン記号のための打鍵の符号化された配列は、一般電話器の数字キーパッドにおける英文字配列とは異なり、従って、学習並びに記憶において混迷と困難をもたらし、使用するのが不便である。
2.平均入力打鍵数が多すぎ、入力データ時間を長引かせる。
【0012】本発明は、電話器またはテレビ受像器のリモートコントローラのような限られた数のキーを有する装置で数字キーパッドを使用する、容易かつ便利な、中国語入力方法及び装置を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するため、本発明による中国語ピンイン入力法は、数字キーパッドを使用し、中国語文字を入力するための、数字キーパッド、記憶部、及び表示部を備えた装置によって実現される。この方法は次のステップからなる。
ステップ1:一般電話器の数字キーパッドにおける英文字配列に従ってピンイン記号を配列し、キー「2」から「9」を除く一つのキーを変換キーとして割り当て、キー・ピンイン記号組合せ参照部を記憶部に設け、キーパッドの配列に従った、キーパッドのキー信号組合せとそれらに対応するピンイン記号組合せをそこに格納する。
ステップ2:記憶部に辞書を設け、ピンイン記号組合せとそれらに対応する中国語文字または単語を格納する。
ステップ3:キーとピンイン記号の間の上記参照規則に基づき、多分変換選択記号に続いて、所用のピンイン記号に従い、キー信号を数字キーパッドから入力する。
ステップ4:ユーザによって入力されたキー信号に従って、入力されたキー信号を、中国語文字に変換されるべき、以前に入力された打鍵信号と結合し、キー・ピンイン記号組合せ参照部から、対応するピンイン記号組合せを検索する。
ステップ5:この対応するピンイン記号組合せを解析し、もしユーザによる引き続く入力によって複数の組合せが存在し得るならば、ステップ3を繰り返す。そうでなければ、このピンイン記号組合せを、以前に入力されたピンイン記号列と一緒にして辞書を参照し、対応する中国語文字または単語を検出する。そしてこの対応する中国語文字または単語を、出力表示のため表示部に送信する。
ステップ6:ユーザによって停止されない限り、ステップ3を繰り返し、次の中国語文字入力を続ける。
【0014】更に、本発明によれば、中国語文字入力のための中国語ピンイン入力装置は、数字キーパッドを使用し、中国語文字を入力するための、数字キーパッド、記憶部、及び表示部を有する。この装置は更に次の構成要素を含む。一般電話器の数字キーパッドにおける英文字配列に従ってピンイン記号が配列され、キー「2」から「9」を除く一つのキーが変換キーとして割り当てられた、キーパッド配列に従って、キーパッドのキー信号組合せとそれらに対応するピンイン記号組合せを格納するための、記憶部に設けられたキー・ピンイン記号組合せ参照部、ピンイン記号組合せとそれらに対応する中国語文字または単語を格納するための辞書、正当なピンイン記号組合せを、辞書と比較するためのインデックスキーとして使用し、ピンイン記号を対応する中国語文字または単語に変換するための、中国語単語変換部、入力されたキー信号を制御し解析するための、キー信号組合せのピンイン記号組合せへの変換及びピンイン記号組合せの中国語文字または単語への変換を実行するため、及び、データの出力を管理するためのシステム制御部。
【0015】本発明は、一般電話器の数字キーパッド上の英文字配列に基づき、ピンイン記号のキーを設定する。従って、ユーザは特別に練習しなくても、キーパッド入力法に容易に適応することができる。又本発明は、各ピンイン記号を入力する際、一つのキー操作のみ必要であり、従って、入力打鍵数を減少させる。例えば、もしユーザが「a」「b」「c」のいずれか一つを入力したければ、キー2を一度だけ押しさえすればよい。その後は次のピンイン記号を入力する動作が進行する。
【0016】すべてのピンイン記号の入力が完了した後、ユーザによって入力されたピンイン記号組合せが、キー・ピンイン記号組合せ参照部に存在するデータに基づいて判定される。キー・ピンイン記号判定技術とともに、このようなキー入力法を利用することによって、409個の正当なピンイン記号組合せの各々に対する平均入力打鍵数を4.1まで減少させることができる。この結果は中国語文字をコンピュータ用キーボードを使用して入力するために要する平均打鍵数に近い。
【0017】ピンイン記号を中国語文字または単語に変換する機能を加えた、学習を必要としない上記ピンイン入力法によれば、ユーザは数字キーパッドを使って中国語文字を迅速かつ便利に入力することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図4は、本発明による数字キーに対する表音記号の配列を示す。図4から分かるように、一般電話器の数字キーパッドにおける英文字配列に従って、26個のピンイン記号がキー「2」から「9」までに配列されている。さらに、キー「0」が変換キーとして使われる。もしユーザが一つのピンイン記号を入力したければ、そのピンイン記号に対応するキーを一度だけ押せばよい。例えば、「t」を入力したければ、対応するキー「8」を一度だけ押す。「i」を入力したければ、対応するキー「4」を一度だけ押す。変換キーは、一つの中国語文字に対するすべてのピンイン記号を押した後に押す。
【0019】もし対応する中国語文字への直接変換が起こらなければ、このことは、ピンイン記号組合せがさらに別のピンイン記号を受け取り、別の中国語文字を形成することができることを意味する。この時点において変換キーを押せば、強制的に中国語文字に変換することができる。例えば、もしユーザが「bin(賓)」を入力したければ、キー「2」を一度押し、キー「4」を一度押し、キー「6」を一度押した後、これらの入力キー「246」が、キー・ピンイン記号参照部のデータに従って、「bin」とマッチするが、もしキー「4」を引き続いて押せば、マッチは「bing(冰)」となる。従って、その前に変換キー「0」を押し、「bin」に対応する「246」が「賓」に変換されるように、一つの中国語文字ピンインの終わりを指示する。ユーザが「2464」を入力すれば、どのキーを更に押しても、別の組合せを生まないので、「bing」に対応する「2464」が、変換キーを押さなくても、直接「冰」に変換される。
【0020】その他、一つのキー信号組合せが複数のピンイン記号組合せとマッチすることが起こり得る。例えば、キー信号組合せ「736」は3っつのピンイン記号組合せに対応する。すなわち、「pen」、「ren」及び「sen」である。そのような場合には、いずれが、ユーザによって入力された求めるピンイン記号組合せであるかを、判定することができない。この問題を解決するため、追加キー信号を加える。すなわち、第一の組合せに対しては変換キー「0」を加える。第二の組合せに対してはキー「1」を加える。第三の組合せに対してはキー「2」を加えるという具合である。
【0021】もし追加キーの入力によって別の問題が起これば、更にもう一つのキーを入力することによって解決する。従って、上記の例においては、「ben」に対する実際のキー信号組合せは「7360」であり、「ren」に対しては「7361」であり、「sen」に対しては、「7362」である。ユーザが「736」を入力した後の実際の動作は、表示部が三つの可能な対応する組合せ、「pen」、「ren」、「sen」を表示するだろう。この時点において、ユーザが「pen」を入力したければ、キー「0」のみ一度入力すればよい。もしユーザが「ren」を入力したければ、キー「1」のみ一度入力すればよい。もしユーザが「sen」を入力したければ、キー「2」のみ一度入力すればよい。従って、キーを追加する処理方法は、選択行動につながり、ユーザの記憶に負担を増すことはない。
【0022】図5と図6は409個の正当なピンイン記号組合せ、対応するキー信号組合せ、及び実際のキー信号組合せに関する参照表を示す。これらのデータはキー・ピンイン記号組合せ参照部に格納されているものである。
【0023】図1は本発明の一実施例のシステムブロック図を示す。図1に示したように、ユーザが数字キーパッド100上の一つのキーを押すと、そのキー信号がシステム制御部300に送信される。このキー信号を受信して、システム制御部300は、このキー信号を、キー信号バッファ領域800に格納されている以前に入力されたキー信号と組み合わせる。それから、このキー信号組合せに従って、対応するピンイン記号組合せが、キー・ピンイン記号組合せ参照部400から検出される。
【0024】その後、このピンイン記号組合せを中国語文字に変換すべきかどうかが判定される。もしその答えがノーであれば、上記キー信号組合せはキー信号バッファ領域800に格納され、キー入力動作が続行される。もし答えがイエスであれば、上記ピンイン記号組合せが入力バッファ領域500に付加され、中国語単語変換部600は、入力バッファ領域500にあるピンイン記号組合せを、辞書700を参照して、対応する中国語文字または単語に変換するよう指示される。この対応する中国語文字または単語はシステム制御部300に送り返され、システム制御部300は、それをユーザへの応答として表示部に送る。
【0025】図2は、本発明の実施例のシステム制御部300の動作を示すフローチャートである。中国語文字入力処理に入ると、ステップS301において、キー信号バッファ領域と入力バッファ領域のデータが初期化される。次に、ステップS302において、数字キーパッドからのデータが送信されたかどうかが判定される。もしその答えがノーであれば、フローはステップ302に進み、ユーザが中国語文字の入力を停止したいかどうかを判定する。もしデータが数字キーパッドから送信されたならば、フローはステップS304に進み、入力キー信号をキー信号バッファ領域にあるデータと組み合わせる。
【0026】次に、ステップS305において、このキー信号組合せを使って、対応するか可能なピンイン記号組合せを、キー信号・ピンイン記号組合せ参照部から検出する。ここで言う可能なピンイン記号組合せは、これまで入力されたピンイン記号組合せは未完了であるが、将来完了される可能性があることを示す。例えば、ユーザが「9466」を入力すれば、これと同じキー信号組合せが、キー・ピンイン記号組合せ参照部に見つからないが、キー信号組合せ「94664」は存在する。従って、キー信号組合せ「94664」に対応する、ピンイン記号組合せ「xiong」と「zhong」が検出されるだろう。この最後のキー信号「4」に対応するピンイン符号を除くことによって、対応するピンイン記号組合せは「xion」と「zhon」であり、これらが、キー信号組合せ「9466」に対応する可能なピンイン記号組合せである。
【0027】その後、フローはステップS306に進み、対応するか可能なピンイン記号組合せが見つかったかどうかが判定される。もし答えがノーであれば、入力されたキー信号が不正な組合せであることを示し、入力キー信号は無視され、フローはステップS302に帰り、入力を受け続ける。もし対応するか可能なピンイン記号組合せが存在するならば、フローはステップS307に進み、只一つの対応するピンイン記号組合せが見つかったかどうかが判定される。もし答えがノーであれば、キー信号組合せが、対応する中国語文字に変換されるには、まだ完了していないことを示し、フローは、ステップS308に進み、キー信号バッファ領域のデータをクリアし、ステップS304において得られたキー信号組合せを入力バッファ領域に格納する。
【0028】その後、ステップ309において、対応するか可能なピンイン記号組合せが、ユーザへの応答として、表示部に送られる。フローはそれからステップS302に帰り、入力を受け続ける。もしステップ307において、只一つのピンイン記号組合せが見つかったと判定されたならば、中国語文字への変換を始めることができることを示し、フローはステップS310に進み、この対応するピンイン記号組合せを入力バッファ領域に格納する。
【0029】その後、ステップS311において、中国語変換部は、入力バッファ領域に格納されているピンイン記号組合せを対応する文字または単語に変換し、変換された文字または単語を入力バッファ領域に格納するよう指示される。次に、ステップS312において、変換された文字または単語が、ユーザへの対応として、表示部に送信され、キー信号バッファ領域のデータがクリアされ、フローはステップS302に帰り、入力を受け続ける。
【0030】図3は本発明の実施例における、中国語単語変換部の動作を示すフローチャートである。システム制御部が、中国語単語変換部に対し、中国語文字または単語への変換が必要であると告げれば、ステップS601において、変換された中国語文字が入力バッファ領域に存在するかどうかが判定される。もし答えがイエスならば、この変換された文字が、これから中国語文字に変換されるべきピンイン記号組合せと結合して、一つの単語を形成する可能性があることを示し、フローはステップS602に進み、対応する中国語単語が、変換された中国語文字と入力されたピンイン記号組合せとの組合せを通じて、辞書から検出される。
【0031】その後、ステップS603において、対応する単語が見つかったかどうかが判定される。もし答えがイエスならば、フローはステップS604に進み、候補単語の中から、最も頻繁に使用される単語が選択され、それがシステム制御部に送信される。もし対応する単語が存在しないならば、ステップS605において、変換されるべきピンイン記号組合せに対応する中国語文字が辞書から検出される。ステップS606において、候補文字の中から最も頻繁に使用される文字が決定され、システム制御部に送信される。もし、ステップS601において、入力バッファ領域に変換された文字が格納されていなければ、フローは直接ステップS705に進む。
【0032】本発明の実施例における処理を、次の具体的な例を使って更に説明する。図7は、ユーザが単語「中国人」(ピンイン記号組合せはzhong quo ren)を入力したとき、入力キーの間の関係、ピンイン記号への変換、及び中国語文字への変換を示す表を示す。この表に示すように、表示部は不完全領域と変換領域を含む、不完全領域は中国語文字にこれから変換されるべきピンイン記号組合せを表示する。変換領域は変換された中国語文字を表示する。
【0033】最初に、キー9が押されたとき、不完全領域は可能なピンイン記号組合せ「w」「x」「y」「z」を表示する。続いて、キー「4」が押されると、不完全領域は、キー信号組合せ「94」に対応する、ピンイン記号組合せ「xi」「yi」「zi」を表示する。キー「9466」が押されると、不完全領域は、キー信号組合せ「9466」に対する、可能なピンイン記号組合せ「xion」「zhon」を表示する。キー「94664」が押されると、不完全領域は、「xiong」「zhong」を表示する。キー「1」が求める「zhong」のため押される(第1の候補を選択するにはキー「0」が押され、第二の候補を選択するためにはキー「1」が押されるという具合である)。
【0034】ピンイン記号組合せが「zhong」であると決定された瞬間、この組合せは中国文字「終」に変換され、変換領域に表示される。その後、ピンイン記号組合せは不完全領域に表示されず、次の文字の入力が始まる。「guo」の入力が完了した後、変換領域の「終」は「中国」に変化する。これは、中国語単語変換部が対応する単語を探索することによって行われる。上に説明した例においては、「中国人」を入力するために、ただ14回の打鍵が必要である。この数は、コンピュータのキーボードによって入力される場合と同じである。他方、数字キーを使用して中国語文字を入力する中華民国特許第73890号において開示された、ローマ字化された入力法では19個の打鍵が必要である。
【0035】これまで説明した本発明とともに、種々の変更を本発明の精神から離れないで種々の改変や変形を行うことができる。例えば、数字キーの配列は図4に示したものだけに限られない。例えば、「a」「b」「c」はキー「9」に割り当てることができ、「d」「e」「f」はキー「8」に割り当てることができ、「g」「h」「i」はキー「7」に割り当てることができるという具合である。さらに、変換キー「0」はキー「1」、「#」または「*」に代えても良い。
【0036】
【発明の効果】慣例的数字キーパッドを使用して、中国語文字を入力する際に共通して遭遇する問題は、本発明によって解決される。一般電話器の数字キーパッド上の英文字配列を使用して、入力インタフェースを確立することによって、学習の困難性を減少させ、ユーザへの親近性を増加させることができる。ピンイン記号のキー信号組合せを認識する技術を利用することによって、入力中に必要な打鍵数を劇的に減少させることができる。電話器、テレビ受像器または音響セットのリモートコントローラのような機器の数字キーパッドに、本発明を応用すれば、中国語文字の入力は容易かつ便利になり、装置の応用分野を有意義に広げ、装置の付加価値を増加させることができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成11年12月8日(1999.12.8)
【代理人】 【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
【公開番号】 特開2001−166868(P2001−166868A)
【公開日】 平成13年6月22日(2001.6.22)
【出願番号】 特願平11−348610