| 【発明の名称】 |
歯科のレセプト病名作成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】野々垣 正敏
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| 【要約】 |
【課題】電子カルテに記録されているカルテ病名に基づいて、レセプトに記載するレセプト病名を作成できるようにする。
【解決手段】歯科の電子カルテからレセプト作成対象月の診療日を含む診療期間のカルテ病名を取得する手段(S01)と、歯科の電子カルテからレセプト作成対象月の療法処置を取得する手段(S09)と、取得したカルテ病名と療法処置に基づいてレセプト作成対象月のレセプト病名を作成する作成手段(S09)と、を有するレセプト病名作成装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 歯科の電子カルテからレセプト作成対象月の診療日を含む診療期間のカルテ病名を取得する手段と、歯科の電子カルテからレセプト作成対象月の療法処置を取得する手段と、取得したカルテ病名と療法処置に基づいてレセプト作成対象月のレセプト病名を作成する作成手段と、を有することを特徴とする歯科のレセプト病名作成装置。 【請求項2】 請求項1に於いて、作成手段は、カルテ病名を構成する各傷病項目に関して、傷病項目の傷病と同じ病名分類に属する各傷病についての各処置を示す療法処置を抽出してレセプト病名とする処理を、取得した各カルテ病名について実行する、ことを特徴とする歯科のレセプト病名作成装置。 【請求項3】 請求項2に於いて、作成手段は、処置が算定されている部位のみをレセプト病名とする、ことを特徴とする歯科のレセプト病名作成装置。 【請求項4】 請求項2に於いて、作成手段は、傷病が歯周病名で欠損部位がある場合には、欠損以外の部位に、レセプト作成対象月に欠損になった欠損部位を加えた部位をレセプト病名とする、ことを特徴とする歯科のレセプト病名作成装置。 【請求項5】 請求項1に於いて、カルテ病名を取得する手段は、処置マスターの治癒区分が『治癒にする』に設定された処置を算定することによりレセプト対象月の前月以前に転記区分が治癒に設定されたカルテ病名を取得から除外する、ことを特徴とする歯科のレセプト病名作成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、歯科のレセプト(診療報酬明細書)に記載するレセプト病名を、電子カルテに基づいて作成する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】歯科のレセプトコンピュータでは、診療報酬の対象となるレセプト病名が管理される。レセプト病名は、カルテに記載されるカルテ病名とは異なり、レセプト対象月内で実際に処置された部位を示す病名である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】電子カルテ機能を備えたレセプトコンピュータ、もしくは、レセプト発行機能を備えた電子カルテ装置が望まれている。このような装置では、入力操作の手間を軽減するために、電子カルテに記録されているカルテ病名に基づいて、レセプトに記載するレセプト病名を自動的に作成できることが望ましい。本発明は、上記の要請に応えることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、電子カルテに記録されているカルテ病名と療法処置に基づいて、レセプトに記載するレセプト病名を作成する装置である。療法処置とは、各診療日の処置及び部位を傷病に対応付けて記録した処置内容管理ファイルのデータである。即ち、各診療日での処置入力に際しては、まず、どのカルテ病名(傷病)のどの部位に対する処置であるかを入力し、次に、その傷病部位に対する処置を入力する。これにより、図10の処置内容管理ファイルが作成される。図10内の各1行、即ち、傷病部位や処置部位の1つ1つを療法処置という。請求項1の歯科のレセプト病名作成装置は、歯科の電子カルテからレセプト作成対象月の診療日を含む診療期間のカルテ病名を取得する手段と、歯科の電子カルテからレセプト作成対象月の療法処置を取得する手段と、取得したカルテ病名と療法処置に基づいてレセプト作成対象月のレセプト病名を作成する作成手段と、を有することを特徴とする。診療期間とは、新たな来院で始まった1又は2以上の各傷病の治療が、『治療中』を経て、『治癒』/『中止』/『死亡』で終わる期間である。1診療期間が終了した後に新たに来院した場合には新たな診療期間が始まる。 【0005】請求項2の歯科のレセプト病名作成装置は、請求項1の作成手段が、カルテ病名を構成する各傷病項目に関して、傷病項目の傷病と同じ病名分類に属する各傷病についての各処置を示す療法処置を抽出してレセプト病名とする処理を、取得した各カルテ病名について実行する、ことを特徴とする。カルテ病名を構成する傷病項目の種類(傷病区分)としては、移行前、移行前併発、移行後、移行後併発の4種類がある。例えば、『1」C、歯肉息肉→Pul、Hys』というカルテ病名は、右上顎1番歯に関して、移行前の傷病が『C』、移行前併発の傷病が『歯肉息肉』、移行後の傷病が『Pul』、移行後併発の傷病が『Hys』であることを示す。上記例では、移行前の傷病『C』の病名分類は、図8上段に示すように歯牙病名である。作成手段は、処置内容管理ファイルから、歯牙病名に属する傷病(1又は2以上の傷病)についての処置を示す療法処置(1又は2以上の処置)をそれぞれ抽出して、レセプト病名とする。他の傷病区分についても同様とする。また、他のカルテ病名が有る場合は、該他のカルテ病名についても同様とする。傷病名ではなく病名分類が同じ傷病についての療法処置を用いる理由は、歯科では、当初の病名が変わる場合が多いためである。 【0006】請求項3の歯科のレセプト病名作成装置は、請求項2の作成手段が、処置が算定されている部位のみをレセプト病名とする、ことを特徴とする。請求項4の歯科のレセプト病名作成装置は、請求項2の作成手段が、傷病が歯周病名で欠損部位がある場合には、欠損以外の部位に、レセプト作成対象月に欠損になった欠損部位を加えた部位をレセプト病名とする、ことを特徴とする。請求項5の歯科のレセプト病名作成装置は、請求項1のカルテ病名を取得する手段が、処置マスターの治癒区分が『治癒にする』に設定された処置を算定することによりレセプト対象月の前月以前に転記区分が治癒に設定されたカルテ病名を取得から除外する、ことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】図7は、歯科のレセプト病名作成機能を備えた電子カルテ装置の構成を示すブロック図である。図示のように、本装置は、情報表示装置20(CRTディスプレイ等)、CPU11と割込制御部12とメモリ13とを備えた制御部10、CPU11で実行されるプログラム(図1〜図6に示す処理等)・処置内容管理ファイル(図10)・処置マスターファイル(図11上段)・病名マスターファイル(図11下段)・診療情報ファイル(不図示)等が記憶されている記憶装置31、マウス等のポインティングデバイス32、キーボード33を有する。 【0008】図7の歯科電子カルテ装置に於いてレセプト病名作成機能が起動されると、図1〜図5に示す手順(レセプト病名作成手順)が実行され、電子カルテに記録されているカルテ病名から、レセプト病名が作成される。歯科では、病名や処置に特殊な用語が使用されるため、図8上段と図9に意味を例示する。また、図12に治療の流れを示す。 【0009】以下、図1〜図5に即して説明する。まず、図1に示すように、レセプト作成対象月(以下『当月』)内の診療日を含む診療期間のカルテ病名が記憶装置31内の診療情報ファイル(不図示)から取得されて、メモリ13の所定のエリアに格納される(S01)。 【0010】次に、上記のカルテ病名が、メモリ13の所定のエリアから順番(i=1〜上記の取得数)に読み出され(S03)、該読み出した各カルテ病名に関して、それぞれステップS05〜S15の処理が行われる。iは、カルテ病名の読み出し順を管理する変数である。 【0011】ステップS05は、診療開始日が当月の最終日より後の診療期間を除外するための処理である。即ち、1カ月単位で発行されるレセプト(診療報酬明細書)の対象とならない診療期間のカルテ病名を除外するための処理である。同様に、ステップS07は、診療終了日が当月の先頭日より前の診療期間を除外するための処理である。 【0012】ステップS09は、現在のカルテ病名を構成する各傷病項目(移行前/移行前併発/移行後/移行後併発)に関して、傷病項目の傷病と同じ病名分類に属する傷病(1又は2以上の傷病)についての処置(各傷病について1又は2以上の処置)を示す療法処置を処置内容管理ファイル(図10)から抽出してレセプト病名とする処理を順番に(下記jが1〜4の順に)実行する処理であり、その詳細は、図2〜図5に示される。 【0013】まず、傷病項目j(j=1〜4)が、その傷病区分と移行年月日に照らして当月のレセプトの対象たり得るか否かがチェックされる(S23〜S27)。例えば、傷病区分が『移行前』であるにもかかわらず(S23:YES)、移行年月日が当月先頭日より前であれば(S25:YES)、当該傷病項目は当月のレセプトの対象たり得ないため、除外される。 【0014】ステップS29〜S31では、傷病項目jの傷病が歯周病名であり、且つ、欠損部位がある場合に、当月に欠損になった場合を除いて、レセプト病名から除外するための処理が行われる。つまり、欠損部位は、通常はレセプトの対象外であるが、歯周病名に於いて当月に抜歯によって欠損になった場合はレセプトの対象となるため、この場合のみを残すように処理するのである。 【0015】ステップS33は、現在の傷病項目jの傷病と同じ病名分類に属する1又は2以上の傷病についての処置(各傷病について1又は2以上の処置)を示す療法処置を、処置内容管理ファイルから順番に抽出する処理であり、その詳細は、図3に示される。 【0016】まず、処置内容管理ファイル(図10)の当月分が記憶装置31から取得されて、メモリ13の所定のエリアに格納される(S39)。 【0017】次に、上記の処置内容管理ファイル内の療法処置(図10の1行分)が、メモリ13の所定のエリアから順番(k=1〜当月の療法処置数)に読み出され(S41)、該読み出した療法処置が傷病名であれば(S43:傷病)、その傷病名が、現在の傷病項目jの傷病が属する分類と同じ分類の傷病名であることを条件として(S45:YES)、抽出される(S47)。 【0018】一方、読み出した療法処置が処置であれば(S43:処置)、その処置が、現在の傷病項目jの傷病が属する分類と同じ分類の傷病に対する処置であることを条件として(S48:YES)、現在の傷病項目jの傷病の部位として抽出される。つまり、現在の傷病項目jの傷病の部位と、上記読み出した処置の部位との論理積の部位を持つ処置として、メモリ13の所定のエリア(レセプト病名の候補を保持するエリア)に格納される(S51/S55/S57)。なお、口腔病名の場合は部位が無いため『口腔病名有り』として格納される。また、有床義歯病名の場合は、その部位関係(図11上段参照)に応じて、処置算定部位/同顎部位/対顎部位の何れかが格納される。これは、有床義歯が、処置近辺の歯を用いる場合や、対向する歯を用いる場合があることを考慮したものである。 【0019】上述のステップS43〜S57の処理を、k=1からk=療法処置数まで繰り返して実行することにより、メモリ13のレセプト病名の候補を保持するエリアには、現在の傷病項目jの傷病が属する分類と同じ分類の傷病名に関して行われた処置(歯牙病名等では部位を含む処置)が、列挙される。 【0020】ステップS33が終了すると、ステップS35に進む。ステップS35は、上記のステップS33で作成したメモリ13のレセプト病名の候補を保持するエリアのデータに基づいて、現在の傷病項目jの傷病の分類に応じてレセプト病名を作成する処理であり、その詳細は、図4に示される。 【0021】現在の傷病項目jの傷病の分類がBr病名又は有床義歯病名である場合は(S61:YES)、処置算定部位を含むカルテ病名がレセプト病名とされる(S63)。処置算定部位だけではなく、処置算定部位を含むカルテ病名がレセプト病名とされる理由は、Br病名や有床義歯病名では、処置算定部位の近辺の歯がレセプト病名として記載されるためである。例えば、上顎4番歯がブリッジである場合は、その両側の歯である上顎3番歯と5番歯もレセプト病名として記載されるためである。 【0022】現在の傷病項目jの傷病の分類が口腔病名の場合は(S65:YES)、部位が無いため、処置が算定されていればレセプト病名とされる(S67)。また、現在の傷病項目jの傷病の分類が歯牙病名又は歯周病名の場合は(S69:YES)、処置算定部位がレセプト病名とされる(S63)。 【0023】以上のようにしてステップS09(図1)の処理が実行されると、次に、ステップS11に進む。ステップS11は、例えば、主病名(移行前/移行後)が存在しないにもかかわらず併発病名(移行前併発/移行後併発)が存在したり、移行前病名(移行前/移行前併発)が存在しないにもかかわらず移行後病名(移行後/移行後併発)が存在する場合のように、レセプト病名として有りえない場合を是正するためのステップであり、その詳細は、図5に示される。 【0024】例えば、現在の傷病項目jが2番目の位置にある場合、可能な傷病区分は、移行前併発又は移行後である。したがって、2番目の位置に理論上は有りえない傷病区分である移行後併発が記録されている場合には(S81:YES)、正当と考えられる傷病区分に訂正される(S85/S87)。その際、先頭の傷病項目の傷病区分が考慮されて(S83)、可能性の高い方が選択される。ステップS91〜S97についても同様である。 【0025】ステップS13(図1)は、部位が無い病名をレセプト病名から削除するための処理であり、ステップS15(図1)は、同一病名の部位をまとめるための処理である。また、ステップS19は、当月の全てのカルテ病名に関する処理が終了した後に、管理設定ファイル(不図示)が定める印字順に従ってレセプト病名をソートするための処理である。 【0026】なお、以上に述べた図1〜図5の処理は、レセプト作成機能が起動された場合の処理であるが、図6は、処置マスター(図11上段参照)の治癒区分に『治癒にする』が設定された場合に(S101:YES)、その処置に対応する傷病名の転記区分を『治癒』に設定し(S103)、その傷病診療終了日に当該日付を設定する(S105)ことにより、翌月以降のレセプト病名の対象から除外するようにするための処理である。 【0027】 【発明の効果】本発明によると、電子カルテに記録されているカルテ病名と療法処置に基づいて、レセプトに記載するレセプト病名を自動的に作成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月31日(1999.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087778 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 明夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−76065(P2001−76065A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−246569 |
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