| 【発明の名称】 |
無人搬送台車 |
| 【発明者】 |
【氏名】別府 慶介
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| 【要約】 |
【課題】無人搬送台車において、自動運転モードの際に姿勢精度を向上させ、手動運転モードにおける運転操作性を容易にする。
【解決手段】無人搬送台車は、手動モード及び自動モードを選択的に切り替えて走行する。この無人搬送台車には、自動モードとして自律誘導方式及びガイド誘導方式が規定されている。この無人搬送台車には、自律誘導方式による走行エリアが規定された自律誘導マップデータとガイド誘導方式による走行エリアが規定されたガイド誘導マップデータとが記述された内部マップデータが格納された記憶装置24が備えられている。誘導制御処理部11aでは、内部マップデータに基づいて自律誘導方式及びガイド誘導方式を選択的に切り替えて走行制御を行う。さらに、手動モードの際、誘導制御処理部にガイド誘導走行指令が与えられると、誘導制御処理部はガイド誘導方式によって走行制御を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 手動モード及び自動モードを選択的に切り替えて走行する無人搬送台車であって、前記自動モードとして自律誘導方式及びガイド誘導方式が規定されており、前記自動モードの際前記自律誘導方式及び前記ガイド誘導方式を選択的に切り替えて走行制御を行う制御手段が備えられていることを特徴とする無人搬送台車。 【請求項2】 請求項1に記載された無人搬送台車において、前記制御手段には、前記自律誘導方式による走行エリアが規定された自律誘導マップデータと前記ガイド誘導方式による走行エリアが規定されたガイド誘導マップデータとが記述された内部マップデータが格納された記憶手段と、前記内部マップデータに基づいて前記自律誘導方式及び前記ガイド誘導方式を選択的に切り替えて走行制御を行う誘導制御手段とが備えられていることを特徴とする無人搬送台車。 【請求項3】 請求項1又は2に記載された無人搬送台車において、前記手動モードの際、前記制御手段は、予め定められたガイド誘導走行指令が与えられると、前記ガイド誘導方式によって走行制御を行うようにしたことを特徴とする無人搬送台車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は無人搬送台車に関し、特に、手動運転モード及び自動運転モードを有する無人搬送台車に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、所謂無人搬送台車として、種々の誘導方式を用いたものが知られており、誘導方式には、例えば、電磁誘導方式、磁気誘導方式、光学誘導方式、及び自律誘導方式等がある。 【0003】電磁誘導方式、磁気誘導方式、及び光学誘導方式は、ガイド誘導方式と総称されており、ガイド誘導方式においては、走行する床面に連続的にガイド線を敷設して、このガイド線に沿って無人搬送台車をガイドしている(このガイド線として、電磁誘導方式では誘導線、磁気誘導方式では磁気テープ、光学誘導方式では反射テープが用いられている)。 【0004】上述のガイド誘導方式では、手動運転モード及び自動運転モードともにガイド機能を共用でき、そして、誘導精度も極めてよい。 【0005】一方、自律誘導方式(例えば、レーザ誘導方式及びジャイロ誘導方式)では、自動運転モードの際には、無人搬送台車自体が台車の姿勢及び位置を認識して、移動するため、床面等に連続したガイド線を敷設する必要がない。また、手動運転モードの際には、ガイド線が敷設されていない結果、操作者が完全なマニュアル運転を行う必要がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、自律誘導方式では、床面等に連続したガイド線を敷設する必要がない結果、ガイド誘導方式に比べて使用場所が限定されないという利点がある一方、手動運転モードでは、操作者が完全なマニュアル運転を行う必要があるため、例えば、狭い通路及び狭いカーブ等周囲との空間が狭い箇所では、手動操作を行うことが極めて難しく、操作ミスが発生しやすい。このため、無人搬送台車が、例えば、周辺機器又は建屋等に衝突して破損してしまう場合がある。 【0007】言い換えると、手動運転モードの際には、完全マニュアル操作を行うため、熟練者でないと、操作ミスが発生しやすいという問題点がある。 【0008】加えて、自律誘導方式では、床面等に連続したガイド線が敷設されていないため、自動運転モードにおいても、周囲の環境によっては、無人搬送台車の姿勢精度を確保できないことがあるという問題点がある。 【0009】本発明の目的は、手動運転モードにおける運転操作性を容易にすることのできる無人搬送台車を提供することにある。 【0010】本発明の他の目的は、自動運転モードの際に周囲環境に影響されることなく姿勢精度を向上することのできる無人搬送台車を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、手動モード及び自動モードを選択的に切り替えて走行する無人搬送台車であって、前記自動モードとして自律誘導方式及びガイド誘導方式が規定されており、前記自動モードの際前記自律誘導方式及び前記ガイド誘導方式を選択的に切り替えて走行制御を行う制御手段が備えられていることを特徴とする無人搬送台車が得られる。 【0012】例えば、前記制御手段には、前記自律誘導方式による走行エリアが規定された自律誘導マップデータと前記ガイド誘導方式による走行エリアが規定されたガイド誘導マップデータとが記述された内部マップデータが格納された記憶手段と、前記内部マップデータに基づいて前記自律誘導方式及び前記ガイド誘導方式を選択的に切り替えて走行制御を行う誘導制御手段とが備えられており、さらに、前記手動モードの際、前記制御手段は、予め定められたガイド誘導走行指令が与えられると、前記ガイド誘導方式によって走行制御を行う。 【0013】 【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照して説明する。 【0014】図1を参照して、図示の無人搬送台車は、コントローラ11を備えており、コントローラ11には、誘導制御処理部11a及びモード管理処理部11bが備えられている。そして、後述するようにして、コントローラ11によって駆動装置(例えば、走行・ステアリング)12が制御され、駆動装置12によって、例えば、モータ13が駆動されて、無人搬送台車が走行する。 【0015】図示のように、無人搬送台車には、自律誘導用センサ21、ガイド誘導用センサ22、手動操作用ペンダントボックス23、及び内部マップデータが格納された記憶装置24が備えられており、これら自律誘導用センサ21、ガイド誘導用センサ22、手動操作用ペンダントボックス23、及び記憶装置24はコントローラ11に接続されている。 【0016】ここで、図2も参照して、いま、無人搬送台車30が、図2に示すエリアを走行するとする。このエリアには、第1及び第2の移載ステーション31及び32があり、第1及び第2の移載ステーション31及び32は予め定められた間隔をおいて配置されている。図示の例では、荷物の積み降ろしを行う関係上、無人搬送台車30の幅よりも僅かに広い間隔をおいて第1及び第2の移載ステーション31及び32が配置されており、無人搬送台車30が、第1及び第2の移載ステーション31及び32間に位置付けられた際には、無人搬送台車30と第1の移載ステーション31との間隔及び無人搬送台車30と第2の移載ステーション32との間隔は、例えば、15mm以下となる。 【0017】図示のエリアには、自律誘導区間が規定されるとともに、補助的にガイド誘導区間が規定されており、ガイド誘導区間においてその床面には誘導用ガイド33が敷設されている。図示の例では、第1及び第2の移載ステーション31及び32の近傍にガイド誘導区間が規定されている。つまり、狭い通路及び狭いカーブ等周囲との空間が狭い箇所等にガイド誘導区間が規定されることになる。 【0018】上述のエリアにおけるレイアウトは、記憶装置24に内部マップデータとして格納されており、さらに、この内部マップデータには、無人搬送台車30がどうのようなルートで走行するかを示すデータが記述されている。つまり、内部マップデータには、「自律」と記述された自律誘導区間マップデータ及び「ガイド」と記述されたガイド誘導区間マップデータが備えられている。言い換えると、内部マップデータでエリアのレイアウトが内部マップとして規定され、自律誘導区間マップデータ及びガイド誘導区間マップデータで、それぞれ自律誘導区間マップ及びガイド誘導区間マップが規定されていることになる。 【0019】無人搬送台車30が走行する際には、モード管理処理部11bから誘導制御処理部11aに自動モード/手動モードを示す信号が与えられる。いま、自動モードを示すモード信号が、誘導制御処理部11aに与えられたとすると、誘導制御処理部11aは内部マップデータを参照して駆動装置12のステアリング及び走行速度を制御する。この際、誘導制御処理部11aは自律誘導用センサ21又はガイド誘導用センサ22からのセンサ信号に応じて無人搬送台車30の内部マップ上の位置を知ることになるが、無人搬送台車30が自律誘導区間マップデータ上にいる際には、誘導制御処理部11aは、自律誘導用センサ21からのセンサ信号に応じて現在位置を算出して、走行ルートから逸脱しないように駆動装置12のステアリング及び走行速度を制御する。 【0020】一方、無人搬送台車30がガイド誘導区間マップデータ上にいる際には、誘導制御処理部11aは、ガイド誘導用センサ22からのセンサ信号に応じて現在位置を算出して、走行ルートから逸脱しないように駆動装置12のステアリング及び走行速度を制御する。 【0021】手動モードを示すモード信号が、誘導制御処理部11aに与えられたとすると、誘導制御処理部11aは手動モードとなり、手動操作用ペンダントボックス23から操作信号に基づいて駆動装置12のステアリング及び手動時の走行速度を制御する。この手動モードにおいて、手動操作用ペンダントボックス23のガイド誘導走行スイッチを押している間、手動操作用ペンダントボックス23から誘導制御処理部11aに「ガイド誘導走行」を指示する指令が与えられる。これによって、誘導制御処理部11aでは、ガイド誘導用センサ22からのセンサ信号に応じて現在位置を算出して、走行ルートから逸脱しないように駆動装置12のステアリング及び手動時の走行速度を制御する。 【0022】上述のように、無人搬送台車が自動モードで走行する際には、走行するルート情報を示す内部マップデータに基づいて、通常の状態では自律誘導方式を用い、周囲の環境上、自律誘導が難しい箇所では、ガイド誘導方式に切り替えるようにしている。 【0023】また、手動モードにおいても、通路幅が狭い箇所及び移載ステーション等台車の姿勢精度が要求されるような箇所では、手動操作用ペンダントボックスから「ガイド誘導走行」を指示する指令を与えれば、無人搬送台車はガイド誘導方式で走行することになる。つまり、操作者は、手動操作用ペンダントボックスのガイド誘導走行スイッチを押すだけで、複雑な舵取り操作を行うことなく(熟練者でなくても)、容易に無人搬送台車の姿勢精度を良好に保つことができる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明では、無人搬送台車が自動モードで走行する際に、走行するルート情報を示す内部マップデータに基づいて自律誘導方式とガイド誘導方式とを選択的に切り替えるようにようにしたから、自律誘導方式の利点を生かしつつ精度良く姿勢制御を行うことができるという効果がある。 【0025】さらに、本発明では、無人搬送台車が手動モードで走行する際には、ガイド誘導走行を指示する指令を与えれば、ガイド誘導方式で走行するようになるから、熟練を必要とせず、手動モードにおける運転操作性を容易にすることができるという効果もある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002107 【氏名又は名称】住友重機械工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月16日(2000.3.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071272 【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 洋介 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−265438(P2001−265438A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−74077(P2000−74077) |
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