トップ :: G 物理学 :: G05 制御;調整




【発明の名称】 移動体走行システム、移動体の走行制御装置、及び、マーカ設置方法
【発明者】 【氏名】麻生 誠

【氏名】足立 邦彦

【氏名】美尾 昌宏

【氏名】田口 康治

【氏名】細川 光典

【氏名】田中 徹

【要約】 【課題】本発明は、移動体走行システム、移動体の走行制御装置、及び、マーカ設置方法に関し、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を適正に走行させることを目的とする。

【解決手段】走行路12の分岐路18,20,22に、それぞれ、単線部14のレーンマーカ2430との間隔が分岐路18,20,22ごとに少なくとも距離dだけ異なるように、同種の磁性により着磁されたレーンマーカ24を配設する。車両10に、レーンマーカ24の発する磁界を検知するためのレーンマーカセンサ48を設ける。また、車両ECU42のメモリ46に、車両10が走行すべき分岐路18,20,22に設置されるレーンマーカ24の配設位置に応じた情報を記憶させる。車両走行中、レーンマーカセンサ48により検出された2つのレーンマーカ24の間隔が、走行すべき分岐路に対応したものである場合は、そのレーンマーカ24に基づいて車輪の舵角を制御する。一方、走行すべき分岐路に対応したものでない場合は、車輪の舵角制御を禁止する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を走行させる移動体走行システムであって、前記複数の分岐路に、それぞれ、基準とするマーカとの間隔が前記複数の分岐路ごとに異なるように設置されたマーカと、前記複数の分岐路のうち走行すべき分岐路に設置されたマーカの位置情報を記憶していると共に、該位置情報に基づいて走行すべき分岐路に対応した前記マーカを検出することにより走行が制御される移動体と、を備えることを特徴とする移動体走行システム。
【請求項2】 請求項1記載の移動体走行システムにおいて、前記間隔は、前記分岐路ごとに所定値以上異なることを特徴とする移動体走行システム。
【請求項3】 同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路を走行し、該走行路に所定の規則に従って設置されたマーカを検出するマーカ検出手段を備える移動体の走行制御装置であって、該移動体の走行すべき分岐路に設置される前記マーカの位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された位置情報と、前記マーカ検出手段により検出されたマーカの位置情報とに基づいて、該検出されたマーカが、該移動体の走行すべき分岐路に対応したマーカであるか否かを判別するマーカ識別手段と、前記マーカ識別手段により、検出されたマーカが該移動体の走行すべき分岐路に対応したマーカであると判別された場合に、該検出されたマーカに基づいて走行を制御する走行制御手段と、を備えることを特徴とする移動体の走行制御装置。
【請求項4】 請求項3記載の移動体の走行制御装置において、前記記憶手段は、2つのマーカの間隔情報を記憶すると共に、前記マーカ識別手段は、2つの検出されたマーカの間隔が前記記憶手段に記憶された所定の間隔情報に一致する場合に、後に検出されたマーカを、該移動体の走行すべき分岐路に対応したマーカであると判別することを特徴とする移動体の走行制御装置。
【請求項5】 同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路に、移動体の走行を制御すべく設置されるマーカの設置方法であって、前記複数の分岐路に、それぞれ、基準とするマーカとの間隔が前記複数の分岐路ごとに異なるようにマーカを設置したことを特徴とするマーカ設置方法。
【請求項6】 請求項5記載のマーカ設置方法において、前記間隔は、前記分岐路ごとに所定値以上異なることを特徴とするマーカ設置方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体走行システム、移動体の走行制御装置、及び、マーカ設置方法に係り、特に、同一箇所から延びる複数の分岐路を有し、所定の規則に従ってマーカが設置された走行路において移動体を走行させるうえで好適な移動体走行システム、移動体の走行制御装置、及び、マーカ設置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−105883号に開示される如く、車両の如き移動体を、走行路に敷設された磁気ネイルにより構成されたレーンマーカを検出させながら自動的に走行させる走行システムが知られている。上記従来のシステムにおいては、例えば、本線にはN極に着磁されたレーンマーカが、分岐線にはS極に着磁されたレーンマーカが、それぞれ、所定間隔離間して敷設される。従って、上記従来のシステムによれば、移動体に磁気ネイルにより構成されたレーンマーカの極性を区別させることにより、2方向に分岐される走行路において移動体を適正に走行させることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気ネイルにより構成されるレーンマーカの極性は、N極およびS極の2つのみである。このため、上記従来のシステムでは、同一箇所から延びる3つ以上の分岐路を有する走行路において、移動体を適正に走行させることができない。この点、上記従来のシステムは、2方向に分岐される走行路においてのみ適用することができ、同一箇所で3方向に分岐される走行路においては適用することができない。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、複数に分岐された走行路において移動体を適正に走行させることが可能な移動体走行システム、移動体の走行制御装置、及び、マーカ設置方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1に記載する如く、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を走行させる移動体走行システムであって、前記複数の分岐路に、それぞれ、基準とするマーカとの間隔が前記複数の分岐路ごとに異なるように設置されたマーカと、前記複数の分岐路のうち走行すべき分岐路に設置されたマーカの位置情報を記憶していると共に、該位置情報に基づいて走行すべき分岐路に対応した前記マーカを検出することにより走行が制御される移動体と、を備えることを特徴とする移動体走行システムにより達成される。
【0006】請求項1記載の発明において、移動体の走行する走行路は、同一箇所から延びる複数の分岐路を有している。それら複数の分岐路には、それぞれ、基準とするマーカとの間隔が該複数の分岐路ごとに異なるようにマーカが設置されている。すなわち、複数の分岐路に設置されたマーカと、基準とするマーカとの間隔は、分岐路ごとに異なっている。また、走行路を走行する移動体は、複数の分岐路のうち走行すべき分岐路に設置されたマーカの位置情報を記憶している。移動体は、実際に検出したマーカの位置が、記憶されている位置情報に一致する場合、そのマーカが走行すべき分岐路に対応したマーカであるとして走行制御される。すなわち、走行すべきでない分岐路に対応したマーカが検出された場合には、移動体の走行制御は行われない。従って、本発明によれば、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を適正に走行させることができる。
【0007】この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の移動体走行システムにおいて、前記間隔は、前記分岐路ごとに所定値以上異なることとしてもよい。
【0008】上記の目的は、請求項3に記載する如く、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路を走行し、該走行路に所定の規則に従って設置されたマーカを検出するマーカ検出手段を備える移動体の走行制御装置であって、該移動体の走行すべき分岐路に設置される前記マーカの位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された位置情報と、前記マーカ検出手段により検出されたマーカの位置情報とに基づいて、該検出されたマーカが、該移動体の走行すべき分岐路に対応したマーカであるか否かを判別するマーカ識別手段と、前記マーカ識別手段により、検出されたマーカが該移動体の走行すべき分岐路に対応したマーカであると判別された場合に、該検出されたマーカに基づいて走行を制御する走行制御手段と、を備えることを特徴とする移動体の走行制御装置により達成される。
【0009】請求項3記載の発明において、移動体は、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路を、該走行路に所定の規則に従って設置されたマーカを検出しながら走行する。移動体には、移動体の走行すべき分岐路に設置されるマーカの位置情報が記憶されている。移動体においては、検出されたマーカの位置と、記憶されている位置情報とを比較することにより、該マーカが走行すべき分岐路に対応したマーカであるか否かが判別される。その結果、肯定判定がなされた場合は、検出されたマーカに基づいて走行制御が行われる。すなわち、否定判定がなされた場合は、マーカが検出されても移動体の走行制御は行われない。従って、本発明によれば、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を適正に走行させることができる。
【0010】上記の目的は、請求項4に記載する如く、請求項3記載の移動体の走行制御装置において、前記記憶手段は、2つのマーカの間隔情報を記憶すると共に、前記マーカ識別手段は、2つの検出されたマーカの間隔が前記記憶手段に記憶された所定の間隔情報に一致する場合に、後に検出されたマーカを、該移動体の走行すべき分岐路に対応したマーカであると判別することを特徴とする移動体の走行制御装置により達成される。
【0011】請求項4記載の発明において、記憶手段には、2つのマーカの間隔情報が記憶されている。検出された2つのマーカの間隔が、記憶されている所定の間隔に一致する場合は、該2つのマーカのうち後に検出されたマーカが、走行すべき分岐路に対応したマーカであると判別される。この場合は、後に検出されたマーカに基づいて走行制御が行われる。すなわち、2つのマーカの間隔が、記憶されている所定の間隔に一致しない場合は、後に検出されたマーカが、走行すべき分岐路に対応したマーカでないと判別され、そのマーカに基づいて移動体の走行制御が行われることはない。従って、本発明によれば、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を適正に走行させることができる。
【0012】上記の目的は、請求項5に記載する如く、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路に、移動体の走行を制御すべく設置されるマーカの設置方法であって、前記複数の分岐路に、それぞれ、基準とするマーカとの間隔が前記複数の分岐路ごとに異なるようにマーカを設置したことを特徴とするマーカ設置方法により達成される。
【0013】請求項5記載の発明において、移動体の走行する走行路は、同一箇所から延びる複数の分岐路を有している。それら複数の分岐路には、それぞれ、基準とするマーカとの間隔が複数の分岐路ごとに異なるようにマーカが設置されている。マーカと基準とするマーカとの間隔が分岐路ごとに異なる場合は、移動体が予め走行すべき分岐路に設置されるマーカの位置を把握していれば、走行すべきでない分岐路に対応したマーカの近傍を通過する場合にも、そのマーカに基づいて走行制御が行われるのを禁止することができる。すなわち、マーカの誤検出を防止することができる。従って、本発明によれば、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を適正に走行させることができる。
【0014】この場合、請求項6に記載する如く、請求項5記載のマーカ設置方法において、前記間隔は、前記分岐路ごとに所定値以上異なることとしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例である移動体走行システムのインフラ施設を模式的に表した図を示す。図1に示す如く、インフラ施設は、自動運転車両(以下、単に車両と称す)10の走行する走行路12を備えている。走行路12は、単線部14と複線部16とを備えている。複線部16は、単線部14から3つに分岐した第1分岐路18、第2分岐路20、および第3分岐路22を有している。以下、第1分岐路18、第2分岐路20、および第3分岐路22を総称する場合は、単に分岐路18,20,22と称す。
【0016】走行路12には、その中央に沿ってレーンマーカ24が後述の如く所定の条件に従った距離だけ離間して配設されている。具体的には、走行路12の単線部14にはレーンマーカ2410,2420,2430が、第1分岐路18にはレーンマーカ2441,2451,2461,2471が、第2分岐路20にはレーンマーカ2442,2452,2462,2472が、第3分岐路22にはレーンマーカ2443,2453,2463,2473が、それぞれ配設されている。
【0017】レーンマーカ24はすべて、同種(例えばN極のみ)の極性により着磁された磁気ネイルにより構成されており、所定の磁界を発生する。レーンマーカ24は、車両10の進行方向において最も近くに存在するレーンマーカ24に対して、少なくとも、互いに発生する磁界同士が干渉しない距離dだけ離間して配設されている。また、レーンマーカ24は、車両10の車幅方向において、すなわち、他の分岐路18,20,22において最も近くに存在するレーンマーカ24に対して、少なくとも、互いに発生する磁界同士が干渉しない距離dが確保され、かつ、後述する車両10に搭載されるレーンマーカセンサの車幅方向の検知幅rが確保される距離だけ離間して配設されている。車両10は、車輪の回転数を用いて走行距離を検出する機能を備えている。レーンマーカ24は、車両10の走行する向き、具体的には、次のレーンマーカ24に至るまでの車輪の舵角を決定するために、また、車両10の走行距離を補正するために用いられる。
【0018】図2は、本実施例である移動体走行システムの電気的な構成を表すブロック構成図を示す。尚、図2において、上記図1に示す構成部分と同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
【0019】図2に示す如く、インフラ施設は、車両10に指示を与える管制センタ30を備えている。管制センタ30には、通信線32を介して路車間通信機34が接続されている。路車間通信機34は、走行路12が単線部14から複線部16に変わる地点の進行方向手前に配設されている。路車間通信機34は、ループコイルにより構成されており、管制センタ30と個々の車両10との間で路車間通信を行うための送受信機である。管制センタ30は、路車間通信機34から、車両10が複線部16においていずれの分岐路18,20,22へ進入すべきかを表示する指示信号を送信する。
【0020】車両10には、車両システム40が搭載されている。車両システム40は、車両用電子制御ユニット(以下、車両ECUと称す)42を備えている。車両ECU42は、中央演算処理装置(以下、CPUと称す)44およびメモリ46を内蔵している。メモリ46には、車両10が第1分岐路18、第2分岐路20、および第3分岐路22を選択して走行する場合のそれぞれについて、走行路12に配設されたレーンマーカ24の配設位置、すなわち、2つのレーンマーカ24の間隔に応じた情報、および、一のレーンマーカ24から次のレーンマーカ24へ至るまでの道路曲率や道路勾配などの道路形状に応じた情報が、それぞれ記憶されている。尚、メモリ46には、一のレーンマーカ24から次のレーンマーカ24へ至るまでの車両10の車輪が転舵すべき舵角(以下、この転舵すべき舵角を理想舵角と称す)に応じた情報が記憶されることとしてもよい。
【0021】車両ECU42には、レーンマーカセンサ48が接続されている。レーンマーカセンサ48は、例えば、車体前部のバンパー下部に設けられており、複数のセンサを車幅方向に並列に有している。レーンマーカセンサ48は、レーンマーカ24の発する磁界の大きさに応じた信号を出力する。レーンマーカセンサ48は、車幅方向において検知可能な領域(以下、この領域を検知幅rと称す)を有している。すなわち、レーンマーカセンサ48は、検知幅r内に存在するレーンマーカ24の発する磁界を検知することができる。
【0022】車両ECU42は、レーンマーカセンサ48の出力信号に基づいて、レーンマーカ24の発する磁界の大きさを検出する。そして、検出した磁界の大きさに基づいてレーンマーカ24に対する車両10の相対位置を特定する。車両ECU42は、検出した磁界が極大値を示した際に車両10がレーンマーカ24を通過したと判断する。そして、その極大値に基づいてレーンマーカ24に対する車両の車幅方向の位置を特定する。
【0023】車両ECU42には、車輪速センサ50が配設されている。車輪速センサ50は、車両の車輪が所定の回転角回転するごとにパルス信号を発生する。ECU42は、車輪速センサ50の出力信号に基づいて車両10の走行距離を検出すると共に、車両10が2つのレーンマーカ24の間を通過する間に車輪速センサ50から発せられたパルス信号の数に基づいて走行距離を補正する。
【0024】車両システム40は、操舵アクチュエータ52を備えている。操舵アクチュエータ52は、車両10の車輪の舵角を制御する機構であり、車両ECU42に接続されている。車両ECU42は、車両10がレーンマーカ24を検知するごとに、メモリ46からそのレーンマーカ24での道路形状に関する情報を読み出し、レーンマーカ24に対する車両10の車幅方向の位置に基づいて車輪が現実に転舵すべき舵角(以下、この舵角を目標舵角と称す)を演算する。そして、その目標舵角が得られるように操舵アクチュエータ52に対して指令信号を供給する。操舵アクチュエータ52は、車両ECU42から供給される操舵指示値に基づいて車輪を駆動し、車輪の舵角を制御する。
【0025】また、車両システム40は、路車間通信機54を備えている。路車間通信機54は、例えば車体下面に配設されており、インフラ施設に配設された路車間通信機34と路車間通信を行うための送受信機である。路車間通信機54は、車両ECU42に接続されている。車両ECU42は、路車間通信機54が、管制センタ30の送信した複線部16における車両10の進入方向を表示する信号(以下、進入方向指示信号と称す)を受信した場合、その進入方向指示信号に従った方向に車両10を進入させるための処理を実行する。すなわち、車両10は、管制センタ30からの指示により、複線部16における進入方向を選択的に走行する。
【0026】図3は、本実施例における2つのレーンマーカ24の間隔の一例を表した図を示す。尚、図3においては、車両10が第1分岐路18へ向けて走行する場合、第2分岐路20へ向けて走行する場合、および、第3分岐路22へ向けて走行する場合のそれぞれについて、車両10が通過すべき2つのレーンマーカ24間の間隔が示されている。
【0027】本実施例において、車両10が単線部14から複線部16の第1分岐路18へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ2410→2420→24→2441→2451→2461→2471の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ24は、2つのレーンマーカ24の間隔が順に、d,d,3d,3d,d,dとなるように配設されている。
【0028】また、車両10が単線部14から複線部16の第2分岐路20へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ2410→2420→2430→2442→2452→2462→2472の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ24は、2つのレーンマーカ24の間隔が順に、d,d,2d,3d,3d,dとなるように配設されている。
【0029】更に、車両10が単線部14から複線部16の第3分岐路20へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ2410→2420→2430→2443→2453→2463→2473の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ24は、2つのレーンマーカ24の間隔が順に、d,d,d,3d,3d,dとなるように配設されている。
【0030】すなわち、本実施例においては、車両10が単線部14においてレーンマーカ2430を通過した後、そのレーンマーカ2430と次に通過すべきレーンマーカ24との間隔が、車両10の走行すべき分岐路18,20,22に応じて変動する。具体的には、車両10が第1分岐路18を走行する場合のレーンマーカ2430とレーンマーカ2441との間隔(=3d)、車両10が第2分岐路20を走行する場合のレーンマーカ2430とレーンマーカ2442との間隔(=2d)、および、車両10が第3分岐路22を走行する場合のレーンマーカ24とレーンマーカ2443との間隔(=d)は、互いに、少なくとも、2つのレーンマーカが発する磁界同士が干渉しない距離dだけ異なっている。
【0031】また、レーンマーカ2430とレーンマーカ2451との間隔(=6d)、レーンマーカ2430とレーンマーカ2452との間隔(=5d)、および、レーンマーカ2430とレーンマーカ2453との間隔(=4d)も、互いに少なくとも距離dだけ異なっていると共に、レーンマーカ2451,2452,24は、それぞれ、他のレーンマーカ24から少なくとも距離dだけ離間している。すなわち、走行路12に配設されるレーンマーカ24はすべて、互いに少なくとも距離dだけ離間している。
【0032】尚、レーンマーカ2430とレーンマーカ2461との間隔およびレーンマーカ2430とレーンマーカ2463との間隔は互いに同一であると共に、レーンマーカ2430とレーンマーカ2471との間隔およびレーンマーカ2430とレーンマーカ2473との間隔は互いに同一であるので、レーンマーカ2461とレーンマーカ2463との間隔、および、レーンマーカ2471とレーンマーカ2473との間隔は、それぞれ、少なくとも、2つのレーンマーカが発する磁界同士が干渉しない距離dが確保され、かつ、レーンマーカセンサ48の検知幅rが確保される距離だけ空いているものとする。この場合、車両10に搭載されるレーンマーカセンサ48が、走行すべき分岐路18,20,22のレーンマーカ24と車幅方向に並んで配設されている走行すべきでない分岐路18,20,22のレーンマーカ24を検知してしまうのが防止される。
【0033】このため、かかるレーンマーカ24の配設手法によれば、車両10が走行すべきでない分岐路18,20,22のレーンマーカ24の近傍を通過しても、車両10が走行すべき分岐路18,20,22のレーンマーカ24の配設位置を把握しており、かつ、走行距離を正確に検出している場合には、その通過したレーンマーカ24を無視することができる。すなわち、レーンマーカ24が近接して配設されることにより生じるレーンマーカ24の誤検出を確実に回避することができる。
【0034】この場合は、同種の極性を有するレーンマーカ24を用いることとしても、何ら不都合は生じない。このため、本実施例によれば、同種の極性を有するレーンマーカ24を用いることが可能となり、車両の走行システムを安価に実現することができる。
【0035】上記の構成において、車両10のメモリ46には、分岐路18,20,22ごとに、通過すべきレーンマーカ24の間隔情報が図3に示す如きマップとして記憶されている。車両10は、いずれの分岐路18,20,22を走行する場合にも、レーンマーカ2430へ至るまでは同一の経路を辿る。レーンマーカ24を通過した後は、走行すべき分岐路18,20,22に応じた舵角に制御され、次に通過すべきレーンマーカ2441,2442,2443へ向けて走行する。そして、レーンマーカ24を検出した場合は、レーンマーカ2430との距離を車輪速センサ50を用いて演算し、その演算した距離と、レーンマーカ24を検出した際に特定した次のレーンマーカ2441,2442,2443までの距離とを比較することにより、検出したレーンマーカ24が、走行すべき分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ2441,2442,2443であるか否かを判別する。
【0036】検出したレーンマーカ24が走行すべき分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ2441,2442,2443である場合は、その検出されたレーンマーカ2441,2442,2443に基づいて走行制御が実行される。検出したレーンマーカ24が、走行すべき分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ2441,2442,2443でない場合、すなわち、走行すべきでない分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ24である場合、例えば、車両10が第2分岐路20を走行する状況下で、車両10がレーンマーカ2430を通過した後に第3分岐路22のレーンマーカ2443を検出した場合は、その検出されたレーンマーカ2443に基づいて走行制御を行うことは禁止される。
【0037】本実施例において、車両10は、レーンマーカ24を検知するごとに上記の処理を繰り返し実行する。従って、本実施例のシステムによれば、走行路12の同一箇所から延びる複数の分岐路18,20,22が存在する場合にも車両10を適正に走行させることが可能となる。
【0038】図4は、レーンマーカ24を用いて車両10を走行制御すべく、本実施例において車両ECU42が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図4に示すルーチンは、所定時間ごとに繰り返し実行されるルーチンである。図4に示すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理が実行される。
【0039】ステップ100では、路車間通信機54が管制センタ30から進入方向指示信号を受信したか否かが判別される。その結果、進入方向指示信号が受信されていないと判別された場合は、その後何ら処理が進められることなく、今回のルーチンが終了される。一方、進入方向指示信号が受信されたと判別された場合は、次にステップ102の処理が実行される。
【0040】ステップ102では、路車間通信機54で受信された進入方向指示信号に基づいて、車両10が複線部16において走行すべき分岐路18,20,22が特定されると共に、その特定された分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ24の配設位置が特定される。
【0041】ステップ104では、レーンマーカセンサ48の出力信号に基づいてレーンマーカ24が検知されたか否かが判別される。その結果、レーンマーカ24が検知されていないと判別された場合は、今回のルーチンは終了される。一方、レーンマーカ24が検知されたと判別された場合は、次にステップ106の処理が実行される。
【0042】ステップ106では、レーンマーカセンサ48を用いて検出されたレーンマーカ24の配設位置が、上記ステップ102で特定された分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ24の配設位置であるか否かが判別される。その結果、肯定判定がなされる場合は、車両10が走行すべき分岐路18,20,22のレーンマーカ24を通過していると判断でき、次のレーンマーカ24へ至るまで目標舵角により車輪を転舵すること、および、走行距離を補正することが適切である。従って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ108の処理が実行される。
【0043】ステップ108では、検知されたレーンマーカ24とそのレーンマーカ24に対する車両10の相対位置との関係から目標舵角を演算し、車輪がその目標舵角で転舵するように操舵アクチュエータ52に対して指令信号が供給されると共に、車両10の走行距離を補正する処理が実行される。本ステップ108の処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0044】一方、上記ステップ106において否定判定がなされた場合は、車両10が走行すべきでない分岐路18,20,22のレーンマーカ24を通過していると判断でき、そのレーンマーカ24に従って車両10を走行制御することは適切でない。従って、かかる判別がなされた場合は、今回のルーチンは終了される。
【0045】上記の処理によれば、検知されたレーンマーカ24が、車両10の走行すべき分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ24である場合に、そのレーンマーカ24に基づいて車両10の走行制御を実行することができる。すなわち、検知されたレーンマーカ24が、走行すべきでない分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ24である場合は、車両10においてそのレーンマーカ24に基づく走行制御の実行が禁止される。
【0046】このため、本実施例によれば、車両10が走行すべきでない分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ24の近傍を通過する場合にも、そのレーンマーカ24に基づいて走行制御が行われるのを回避することができる。従って、本実施例のシステムによれば、走行路12の同一箇所から延びる複数の分岐路18,20,22が存在する場合にも移動体を適正に走行させることが可能となる。
【0047】次に、図5および図6を参照して、本発明の第2実施例について説明する。
【0048】図5は、本実施例の移動体走行システムのインフラ施設を模式的に表した図を示す。尚、図5において、上記図1に示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0049】本実施例において、走行路12には、その中央に沿ってレーンマーカ60が後述の如く所定の条件に従った距離だけ離間して配設されている。具体的には、走行路12の単線部14にはレーンマーカ6010,6020,6030が、第1分岐路18にはレーンマーカ6041,6051,6061,6071,60が、第2分岐路20にはレーンマーカ6042,6052,6062,60が、第3分岐路22にはレーンマーカ6043,6053,6063,60,6083が、それぞれ配設されている。レーンマーカ60は、レーンマーカ24と同様に、同種の極性で着磁された磁気ネイルにより構成されており、所定の磁界を発生する。
【0050】図6は、本実施例における2つのレーンマーカ60の間隔の一例を表した図を示す。尚、図6においては、車両10が第1分岐路18へ向けて走行する場合、第2分岐路20へ向けて走行する場合、および、第3分岐路22へ向けて走行する場合のそれぞれについて、車両10が通過すべき2つのレーンマーカ60間の間隔が示されている。
【0051】本実施例において、車両10が第1分岐路18へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ6010→6020→6030→6041→6051→6061→6071→6081の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ60は、2つのレーンマーカ60の間隔が順に、d,d,3d,d,2d,d,dとなるように配設されている。
【0052】また、車両10が第2分岐路20へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ6010→6020→6030→6042→6052→6062→6072の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ60は、2つのレーンマーカ60の間隔が順に、d,d,2d,3d,2d,dとなるように配設されている。
【0053】更に、車両10が第3分岐路20へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ6010→6020→6030→6043→6053→6063→6073→6083の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ60は、2つのレーンマーカ60の間隔が順に、d,d,d,3d,2d,d,dとなるように配設されている。
【0054】すなわち、本実施例において、車両10が単線部14においてレーンマーカ6030を通過した後、そのレーンマーカ6030と次に通過すべきレーンマーカ60との間隔は、車両10の走行すべき分岐路18,20,22ごとに、少なくとも距離dだけ異なっている。走行路12に配設されるレーンマーカ60はすべて、互いに少なくとも距離dだけ離間している。また、車両10のメモリ46には、分岐路18,20,22ごとに、通過すべきレーンマーカ60の間隔情報が図6に示す如きマップとして記憶されている。
【0055】尚、レーンマーカ6051とレーンマーカ6053との間隔、レーンマーカ6061とレーンマーカ6063との間隔、レーンマーカ6071とレーンマーカ6062との間隔、レーンマーカ6062とレーンマーカ6073との間隔、レーンマーカ6071とレーンマーカ6073との間隔、レーンマーカ6081とレーンマーカ6072との間隔、レーンマーカ6072とレーンマーカ6083との間隔、および、レーンマーカ6081とレーンマーカ6083との間隔は、それぞれ、少なくとも、2つのレーンマーカが発する磁界同士が干渉しない距離dが確保され、かつ、レーンマーカセンサ48の検知幅rが確保される距離だけ空いているものとする。この場合、車両10に搭載されるレーンマーカセンサ48が、走行すべき分岐路18,20,22のレーンマーカ60と車幅方向に並んで配設されている走行すべきでない分岐路18,20,22のレーンマーカ60を検知してしまうのが防止される。
【0056】かかる構成において、車両10は、上記第1実施例の場合と同様に、レーンマーカ60を検知するごとに、以前に検知したレーンマーカ60との距離を演算し、その距離をメモリ46内の間隔情報と照合することにより、検知したレーンマーカ60が車両10の走行すべき分岐路18,20,22に対応したレーンマーカ60であるか否かを判別する。そして、その判別結果に応じて走行制御を実行する。
【0057】このため、本実施例においても、上記第1実施例の場合と同様に、車両10が走行すべきでない分岐路18,20,22のレーンマーカ60の近傍を通過しても、車両10が走行すべき分岐路18,20,22のレーンマーカ60の配設位置を把握しており、かつ、正確に走行距離を検出している場合には、その通過したレーンマーカ60を無視することができる。従って、本実施例のシステムによれば、走行路12の同一箇所から延びる複数の分岐路18,20,22が存在する場合にも車両10を適正に走行させることが可能となる。
【0058】次に、図7および図8を参照して、本発明の第3実施例について説明する。
【0059】図7は、本実施例の移動体走行システムのインフラ施設を模式的に表した図を示す。尚、図7において、上記図1に示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0060】本実施例において、走行路12の複線部16は、上記第1実施例の第1分岐路18と異なり、単線部14から曲線状に延びた第1分岐路80を有している。車両10が曲率の大きな走行路12を走行する場合は、曲率の小さな走行路12を走行する場合に比して、車両10が走行路12から逸脱する可能性が高くなる。従って、曲率の大きな走行路12では、車両10が通過するレーンマーカを間隔を狭めて配設することが望ましい。
【0061】走行路12には、その中央に沿ってレーンマーカ82が後述の如く所定の条件に従った距離だけ離間して配設されている。具体的には、走行路12の単線部14にはレーンマーカ8210,8220,8230が、第1分岐路80にはレーンマーカ8241,8251,8261,8271,8281が、第2分岐路20にはレーンマーカ8242,8252が、第3分岐路22にはレーンマーカ8243,8253,8263,8273が、それぞれ配設されている。レーンマーカ82は、レーンマーカ24と同様に、同種の極性で着磁された磁気ネイルにより構成されており、所定の磁界を発生する。
【0062】図8は、本実施例における2つのレーンマーカ82の間隔の一例を表した図を示す。尚、図8においては、車両10が第1分岐路80へ向けて走行する場合、第2分岐路20へ向けて走行する場合、および、第3分岐路22へ向けて走行する場合のそれぞれについて、車両10が通過すべき2つのレーンマーカ82間の間隔が示されている。
【0063】本実施例において、車両10が第1分岐路80へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ8210→8220→8230→8241→8251→8261→8271→8281の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ82は、2つのレーンマーカ82の間隔が順に、d,d,3d,2d,d,3d,2dとなるように配設されている。
【0064】また、車両10が第2分岐路20へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ8210→8220→8230→8242→8252の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ82は、2つのレーンマーカ82の間隔が順に、d,d,2d,6dとなるように配設されている。
【0065】更に、車両10が第3分岐路20へ向けて走行する場合は、車両10は、レーンマーカ8210→8220→8230→8243→8253→8263→8273の経路を辿って走行路12を走行する。この経路においてレーンマーカ82は、2つのレーンマーカ82の間隔が順に、d,d,d,3d,3d,3dとなるように配設されている。
【0066】すなわち、本実施例においては、車両10が単線部14においてレーンマーカ8230を通過した後、そのレーンマーカ8230と次に通過すべきレーンマーカ82との間隔は、車両10の走行すべき分岐路80,20,22ごとに、少なくとも距離dだけ異なっていると共に、走行路12に配設されるレーンマーカ82はすべて、互いに少なくとも距離dだけ離間している。曲率の大きい第1分岐路80には、第2分岐路20および第3分岐路22に比して間隔を狭めて優先的にレーンマーカ82が配設される。また、車両10のメモリ46には、分岐路80,20,22ごとに、通過すべきレーンマーカ82の間隔情報が図8に示す如きマップとして記憶されている。
【0067】かかる構成において、車両10は、上記第1実施例の場合と同様に、レーンマーカ82を検知するごとに、以前に検知したレーンマーカ82との距離を演算し、その距離をメモリ46内の間隔情報と照合することにより、検知したレーンマーカ82が車両10の走行すべき分岐路80,20,22に対応したレーンマーカ82であるか否かを判別する。そして、その判別結果に応じて走行制御を実行する。
【0068】このため、本実施例においても、上記第1実施例の場合と同様に、車両10が走行すべきでない分岐路80,20,22のレーンマーカ82の近傍を通過しても、車両10が走行すべき分岐路80,20,22のレーンマーカ82の配設位置を把握しており、かつ、正確に走行距離を検出している場合には、その通過したレーンマーカ82を無視することができる。従って、本実施例のシステムによれば、走行路12の同一箇所から延びる複数の分岐路80,20,22が存在する場合にも車両10を適正に走行させることが可能となる。
【0069】また、本実施例においては、上述の如く、第1分岐路80に優先的にレーンマーカ82が配設されるので、第1分岐路80において車両10を走行路12から逸脱させることなく適正に走行させることが可能となる。
【0070】尚、上記第1乃至第3実施例においては、第1分岐路18,80、第2分岐路20、および第3分岐路22が特許請求の範囲に記載された「複数の分岐路」に、レーンマーカ24,60,82が特許請求の範囲に記載された「マーカ」に、単線部14に配設されたレーンマーカ2430,6030,8230が特許請求の範囲に記載された「基準となるレーンマーカ」に、車両10が特許請求の範囲に記載された「移動体」に、レーンマーカ24,60,82が発生する磁界同士が干渉しない距離dが特許請求の範囲に記載された「所定値」に、車両ECU42のメモリ46が特許請求の範囲に記載された「記憶手段」に、それぞれ相当している。
【0071】また、上記第1乃至第3実施例においては、車両ECU42が、上記ステップ106の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載された「マーカ識別手段」が、上記ステップ108の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載された「走行制御手段」が、それぞれ実現されている。
【0072】ところで、上記第1乃至第3実施例においては、複線部16に、図1、図5、又は図6に示す如くレーンマーカ24,60,82を配設することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、単線部14のレーンマーカ2430,6030,8230,との間隔が分岐路18,20,22ごと又は分岐路80,20,22ごとに距離d以上異なるように配設されていればよい。
【0073】また、上記第1乃至第3実施例においては、インフラ側の管制センタ30からの指示により、走行路12の複線部16における車両10の走行すべき進入方向を決定することとしているが、走行前に予め車両ECU42に記憶させることとしてもよい。また、走行前に予め車両ECU42に記憶させ、その後車両が路車間通信機34上を通過する際に、記憶されている進入方向を変更する指示を与えることとしてもよい。
【0074】また、上記第1乃至第3実施例においては、複線部16が3本の分岐路18,20,22又は分岐路80,20,22を有することとしているが、2本の分岐路や4本以上の分岐路に適用することも可能である。また、上記第1乃至第3実施例においては、走行路12を走行する車両10に適用することとしているが、搬送車等に適用することも可能である。
【0075】
【発明の効果】上述の如く、請求項1乃至6記載の発明によれば、同一箇所から延びる複数の分岐路を有する走行路において移動体を適正に走行させることができる。
【出願人】 【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
【出願日】 平成12年3月17日(2000.3.17)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
【公開番号】 特開2001−265436(P2001−265436A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−77191(P2000−77191)