| 【発明の名称】 |
浄水場水質シミュレータ |
| 【発明者】 |
【氏名】行 木 英 明
【氏名】三 浦 良 輔
【氏名】金 子 政 雄
【氏名】能 代 祐 之
【氏名】平 本 昭
【氏名】末 澤 信 一
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| 【要約】 |
【課題】計算機のプログラミング技術を必要とせず、さらに、水処理プロセスや制御に関する高度な専門知識を必要とせず、プロセス部品モデル、水質モデル、水質制御モデル等を自由に組み替えて多様なシミュレーションを容易に実行することができる浄水場水質シミュレータを提供すること。
【解決手段】本発明の浄水場水質シミュレータ1は、浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションのための複数の要素モデルを格納する要素モデル格納部2と、要素モデル格納部2に格納されている複数の要素モデルから条件に適合する要素モデルを選択する選択入力部2aと、を備える。プロセスモデル構築手段3が、選択入力部2aによって選択された要素モデルを結合して浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築する。シミュレーション手段4が、プロセスモデル構築手段3により構築されたプロセスモデルに基づいて、水質シミュレーションを実行する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションのための複数の要素モデルを格納する要素モデル格納部と、要素モデル格納部に格納されている複数の要素モデルから、条件に適合する要素モデルを選択する選択入力部と、選択入力部によって選択された要素モデルを結合して浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築するプロセスモデル構築手段と、プロセスモデル構築手段により構築されたプロセスモデルに基づいて、水質シミュレーションを実行するシミュレーション手段と、備えたことを特徴とする浄水場水質シミュレータ。 【請求項2】要素モデルは、複数のプロセス部品モデルと、複数の水質モデルと、複数の水質制御モデルと、を含んでおり、選択入力部は、条件に適合するプロセス部品モデルと、条件に適合する水質モデルと、条件に適合する水質制御モデルと、を選択するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項3】複数のプロセス部品モデルは、槽塔モデルと、配管モデルと、薬品注入機モデルと、制御器モデルと、計測器モデルと、を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項4】複数の水質モデルは、反応モデルと、分離モデルと、生物活性炭モデルと、を含んでいることを特徴とする請求項2または3に記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項5】複数の水質制御モデルは、pH制御モデルと、塩素注入制御モデルと、オゾン注入制御モデルと、凝集剤注入制御モデルと、殺菌消毒制御モデルと、を含んでいることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項6】浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションのための標準プロセスモデルを格納する標準プロセスモデル格納部を更に備え、プロセスモデル構築手段は、標準プロセスモデル格納部に格納された標準プロセスモデルと選択入力部によって選択された要素モデルとを融合して浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築するようになっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項7】要素モデル格納部へ新規の要素モデルを追加するための要素モデル追加手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項8】プロセスモデル構築手段は、複数のプロセスモデルを構築できるようになっており、プロセスモデル構築手段によって構築された複数のプロセスモデルを格納すると共に、当該複数のプロセスモデルを選択的にシミュレーション手段に送り込むプロセスモデル計算管理手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項9】シミュレーション実行後のプロセス部品モデルのデータを、当該プロセス部品モデルの初期パラメータとして設定する初期パラメータ設定手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項10】時系列データをプロセス部品モデルのパラメータとして設定するための時系列データ取り込み手段と、前記パラメータに基づいてシミュレーションを実行するための時系列データ計算管理手段と、が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項11】シミュレーションを一時停止及び再開するための計算進行管理手段と、シミュレーションー時停止時に、プロセス部品モデルのパラメータを変更するパラメータ途中変更手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項12】シミュレーションの進行に同期して結果を表示するミュレーション同期表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項13】浄水場の監視制御システムとの間でデータの授受を行う監視制御システムインターフェース手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項14】シミュレータのプロセスモデルの制御のパラメータを、浄水場の監視制御システムで実際に使用される制御のパラメータとして自動的に設定するパラメータ自動送達手段を更に備えたことを特徴とする請求項13に記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項15】浄水場の監視制御システムで実際に使用されている制御のパラメータおよび浄水場の監視制御システムのデータベースに保存されているプロセス値の実測データを、シミュレータのプロセスモデルのパラメータとして自動的に設定するためのパラメータ自動取り込み手段を更に備えたことを特徴とする請求項13に記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項16】選択入力部が、プロセス部品モデルに対応した図形イメージを指定することによってプロセスを編集し、さらに、当該プロセス部品モデルのパラメータをパラメータ設定画面で設定してプロセスモデルを構築するグラフィカル・ユーザ・インターフェース部として構成されていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の浄水場水質シミュレータ。 【請求項17】プロセス部品モデルに対応した図形イメージを指定して編集されたプロセスに対応し、プロセスを構成するすべてのプロセス部品モデルのパラメータを一括設定できるパラメータテーブルを自動生成するパラメータテーブル生成手段を更に備えたことを特徴とする請求項16に記載の浄水場水質シミュレータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浄水場の水処理システムの水質シミュレーションを行う浄水場水質シミュレータに関する。 【0002】 【従来の技術】浄水場水質シミュレータは、浄水場の水処理システムの運転支援、オペレータの訓練、プロセスの追加または変更の事前検討、新規計画システムの事前検討等に利用されている。 【0003】従来の浄水場水質シミュレータは、シミュレーションに必要なプロセス部品モデルおよびシステムのモデルを、プラント毎にプログラミング言語で記述することによって作成されている。そして、プロセスの追加または削除や、水質モデルまたは水質制御モデル等の変更に対しては、その都度プログラムを書き換えて対応している。 【0004】一方、化学プラント向けの汎用プロセスシミュレータ等では、多様なシステムのシミュレーションモデルを、プログラミング言語の知識なしに構築することができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来は、シミュレーションで使用するプロセス部品モデル、水質モデル、水質制御モデル等を、プラント毎にプログラミング言語で記述してシミュレータを作成しており、プロセスの追加または削除や、水質モデルまたは水質制御モデルの部分的な変更に対しても、プログラム書き換えが必要である。従って、ユーザが、プロセス部品モデルや水質モデル、水質制御モデル等を自由に組み替えて多様なシミュレーションを実施することが困難である。 【0006】一方、化学プラント向けの汎用のプロセスシミュレータ等では、多様なシステムのシミュレーションモデルをプログラミング言語の知識なしに構築することができるが、浄水場の水処理のような特殊なプロセスに適用するためには、汎用の部品をすべて浄水場の水処理用に再構築しなければならない。その作業量は、膨大である。また、プログラミングの技術が不要であっても、水処理プロセスや水質制御に関しての高度な知識が必要である。 【0007】本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、計算機のプログラミング技術を必要とせず、さらに、水処理プロセスや制御に関する高度な専門知識を必要とせず、プロセス部品モデル、水質モデル、水質制御モデル等を自由に組み替えて多様なシミュレーションを容易に実行することができる浄水場水質シミュレータを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションのための複数の要素モデルを格納する要素モデル格納部と、要素モデル格納部に格納されている複数の要素モデルから、条件に適合する要素モデルを選択する選択入力部と、選択入力部によって選択された要素モデルを結合して浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築するプロセスモデル構築手段と、プロセスモデル構築手段により構築されたプロセスモデルに基づいて、水質シミュレーションを実行するシミュレーション手段と、備えたことを特徴とする浄水場水質シミュレータである。 【0009】本発明によれば、条件に適合する要素モデルを選択入力部によって選択するだけで、プロセスモデル構築手段が自動的に浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築するため、極めて容易に多様なシミュレーションを実行することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。 【0011】図1に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションのための複数の要素モデルを格納する要素モデル格納部2と、要素モデル格納部2に格納されている複数の要素モデルから条件に適合する要素モデルを選択する選択入力部2aと、選択入力部2aによって選択された要素モデルを結合して浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築するプロセスモデル構築手段3と、プロセスモデル構築手段3により構築されたプロセスモデルに基づいて水質シミュレーションを実行するシミュレーション手段4と、を備えている。 【0012】本実施の形態の要素モデル格納部2は、図2に示すように、複数のプロセス部品モデル5と、複数の水質モデル6と、複数の水質制御モデル7と、を含んでいる。 【0013】次に、このような構成からなる本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1の作用について説明する。 【0014】シミュレータ1のユーザは、シミュレーションの対象とする浄水場の構成及び仕様に応じて、選択入力部2aを介して、要素モデル格納部2に格納された要素モデルの中から条件に適合する必要な要素モデルを選択し、さらにこの場合、必要なパラメータを設定入力する。 【0015】より具体的には、シミュレータ1のユーザは、シミュレーションの対象とする浄水場の構成及び仕様に応じて、必要なプロセス部品モデルを要素モデル格納部2に格納された複数のプロセス部品モデル5の中から選択する。また、着目する水質に応じて、必要な水質モデルを、要素モデル格納部2に格納された複数の水質モデル6の中から選択する。また、着目する水質制御の形態に応じて、必要な水質制御モデルを、要素モデル格納部2に格納された複数の水質制御モデル7の中から選択する。さらに、選択されたモデルの各々に対して必要なパラメータを設定入力する。 【0016】選択された要素モデルと当該要素モデルに対して設定されたパラメータ及び要素モデル間の関連付けの情報が、インターフェース部(図示せず)を介して、プロセスモデル構築手段3に自動的に送られる。 【0017】プロセスモデル構築手段3は、シミュレーション手段4および要素モデル格納部2のデータ構造に対応するプロセスモデルを作成する。作成されたプロセスモデルは、シミュレーション手段4および要素モデル格納部2に自動的に送られる。シミュレーション手段4では、シミュレーションプログラムが、プロセスモデルに基づき、要素モデル格納部2に格納された要素モデルを自動的に適宜参照しつつ、水質シミュレーションを実行する。シミュレーションの結果は、必要に応じてファイルに保存され、あるいは、表示手段(図示せず)で表示される。 【0018】実際のシミュレーションでは、例えば、原水水質と薬品注入率とに基づき、各プロセスでの水質変化が水質モデル6に基づいて計算される。また、水質モデル6に基づいて計算された所定の点における所定の水質に基づいて、水質制御モデル7により薬品注入率が計算され、結果として薬品注入制御の応答が得られる。 【0019】本実施の形態によれば、シミュレータ1のユーザは、対象とする浄水場の構成及び仕様に応じて、必要な要素モデルを予め用意された要素モデルの中から選択し、必要なパラメータを設定するだけで、容易にプロセスモデルが構築され、シミュレーションが実行され得る。また、要素モデルは、浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションに使用するモデルに限定して用意されているため、パラメータの設定項目が必要最小限であり、プロセスモデル構築の作業量を大幅に低減できる。 【0020】本実施の形態の場合、シミュレータ1のユーザは、シミュレーションの対象とする浄水場の構成及び仕様に応じて、必要なプロセス部品モデルを予め用意された複数のプロセス部品モデル5の中から選択し、着目する水質に応じて、必要な水質モデルを予め用意された複数の水質モデル6の中から選択し、着目する水質制御の形態に応じて、必要な水質制御モデルを予め用意された複数の水質制御モデル7の中から選択し、選択されたモデルの各々に対して必要なパラメータを設定するだけで、容易にプロセスモデルが構築され、シミュレーションが実行され得る。 【0021】プロセス部品モデル5は、浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションで使用されるモデルに限定して予め用意されているため、極めて限定されたパラメータの設定のみで目的のプロセスモデルを構築することができる。また、プロセス全体の中で注目する部分だけをモデル化することも可能である。このようなプロセス部品モデルの結合によるプロセスモデルの構築は、オブジェクト指向プログラミング技術を利用し、各プロセス部品に共通する性質、属性に基づいて、プロセス部品モデルをクラスとして作成することで実現可能である。 【0022】水質モデル6は、浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションで使用するモデルに限定して予め用意されており、水質モデルを1つまたは複数選択することで、着目する水質のシミュレーションを容易に実行できる。また、同一のプロセス構成に対して、異なった水質のシミュレーションが、水質モデルの選択を換えるだけで容易に実行できる。 【0023】水質制御モデル7は、浄水場の水処理プロセスの水質制御に使用するモデルに限定して予め用意されており、制御工学の専門知識なしに、制御モデルの選択と極めて限定された制御のパラメータの設定を行うだけで、水質制御のシミュレーションが容易に実行できる。 【0024】ここで、図3を用いて、複数のプロセス部品モデル5の例について説明する。図3に示す例では、複数のプロセス部品モデル5は、原水モデル8、着水井モデル9、浄水池モデル10、配水池モデル11、急速撹拌池モデル12、フロック形成池モデル13、沈殿池モデル14、ろ過池モデル15、オゾン反応槽モデル16,UV反応槽モデル17、生物活性炭槽モデル18、膜分離装置モデル19、導水管モデル20、注入管モデル21、薬品注入機モデル22、制御器モデル23、計測器モデル24を含んでいる。8〜19のモデルは、いわゆる槽塔モデルであり、20及び21のモデルは、いわゆる配管モデルである。 【0025】このようなプロセス部品モデルからプロセスモデル構築手段3によって構築されるプロセスモデルは、例えば、原水モデル8、着水井モデル9、浄水池モデル10、配水池モデル11、急速撹拌池モデル12、フロック形成池モデル13、沈殿池モデル14、ろ過池モデル15等を導水管モデル20で繋ぎ、制御の目標指標の検出位置に計測器モデル24を設置し、計測器モデル24の信号を制御器モデル23に送るようにし、制御器モデル23の制御出力に基づいて、薬品注入機モデル22により、着水井モデル9、急速撹拌池モデル12等に薬品を注入するように構成されたプロセスモデルである。 【0026】また、この場合、制御器モデル23と水質制御モデル7との関連付け、着水井モデル9、急速撹枠池モデル12等のプロセス部品モデルと水質モデルとの関連付け等を、上記プロセス部品モデルのパラメータ設定によって行い、どのような水質を考慮し、どのような制御を行うか、を選択入力できるようになっていることが好ましい。 【0027】このように、プロセス部品モデル5として、原水モデル8、着水井モデル9、浄水池モデル10、配水池モデル11、急速攪拌池モデル12、フロック形成池モデル13、沈殿池モデル14、ろ過池モデル15、オゾン反応槽モデル16,UV反応槽モデル17、生物活性炭槽モデル18、膜分離装置モデル19、導水管モデル20、注入管モデル21、薬品注入機モデル22、制御器モデル23、計測器モデル24が予め用意されている場合、シミュレータ1のユーザは、一般的な浄水場の水処理プロセスの構成に対して、新たなプロセス部品モデルを用意することなく、プロセスモデル構築手段3にプロセスモデルを容易に構築させることができる。 【0028】ここで、図4を用いて、複数の水質モデル6の例について説明する。図4に示す例では、複数の水質モデル6は、炭酸塩モデル25、塩素反応モデル26、オゾン反応モデル27、消毒副生成物反応モデル28、異臭味物質反応モデル29、紫外線分解モデル30、凝集モデル31、沈澱モデル32、ろ過モデル33、膜分離モデル34、生物活性炭モデル35を含んでいる。25〜30のモデルは、いわゆる反応モデルであり、31〜34のモデルは、いわゆる分離モデルである。 【0029】このような水質モデルは、上記薬品注入の制御の目標指標の変化を計算するとともに、制御操作によって変化する制御の目標指標以外の水質についても計算を行う。例えば、塩素反応モデル26では、原水に含まれる各種塩素消費物質による注入塩素の消費を計算して残留塩素フィードバック制御の目標指標とし、あるいは、アンモニアと塩素の反応による自由有効塩素の減少とクロラミンの生成等を計算する。 【0030】このように、水質モデル6として、炭酸塩モデル25、塩素反応モデル26、オゾン反応モデル27、消毒副生成物反応モデル28、異臭味物質反応モデル29、紫外線分解モデル30、凝集モデル31、沈澱モデル32、ろ過モデル33、膜分離モデル34、生物活性炭モデル35が予め用意されている場合、シミュレータ2のユーザは、一般的な浄水場の水処理プロセスで着目される水質に対して、新たな水質モデルを用意することなく対応できる。また、プロセス部品モデル毎に、水質モデルとの関連付けを当該プロセス部品モデルのパラメータ設定として行うことにより、複数の系列を有し、系列毎に異なる処理が行われているようなシステムでも1つのプロセスモデルとしてシミュレーションを行うことができる。 【0031】ここで、図5を用いて、複数の水質制御モデル7の例について説明する。図5に示す例では、複数の水質制御モデル7は、pH制御モデル36、塩素注入制御モデル37、オゾン注入制御モデル38、凝集剤注入制御モデル39および殺菌消毒制御モデル40を含んでいる。 【0032】このような水質制御モデルは、水質モデル6で計算した制御の目標指標の変化と、制御の目標指標の設定値とに基づいて制御出力を計算し、薬品注入率等を決定する。 【0033】このように、水質制御モデル7として、pH制御モデル36、塩素注入制御モデル37、オゾン注入制御モデル38、凝集剤注入制御モデル39および殺菌消毒制御モデル40が予め用意されている場合、シミュレータ1のユーザは、一般的な浄水場の水処理プロセスで採用される制御形態に対して、新たな水質制御モデルを用意することなく対応でき、水質制御のシミュレーションを容易に実行することができる。 【0034】次に、本発明の第2の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図6を用いて説明する。図6は、第2の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0035】図6に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、浄水場の水処理プロセスの水質シミュレーションのための標準プロセスモデルを格納する標準プロセスモデル格納部41を更に備えている。 【0036】標準プロセスモデルは、この場合、多くの浄水場に共通する類型的な水処理プロセスモデルである。標準プロセスモデル格納部41は、そのような標準プロセスモデルを格納している。 【0037】そして、プロセスモデル構築手段3は、標準プロセスモデル格納部41に格納された標準プロセスモデルと選択入力部2aによって選択された要素モデルとを融合して、浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築するようになっている。 【0038】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第2の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0039】本実施の形態の場合、シミュレータ1のユーザは、シミュレーションの対象とする浄水場の構成及び仕様に比較的近い類似した構成の標準プロセスモデル(標準プロセスモデル格納部41に格納されている)に対し、選択入力部2aを介して、必要なプロセス部品モデルの追加や、不要なプロセス部品モデルの削除を行う。同様に、水質モデルや制御モデルを部分的に変更する。さらに、各要素モデルのパラメータを変更する。 【0040】このような変更修正入力により、標準プロセスモデル格納部41に格納されていた標準プロセスモデルが、当該浄水場に合ったプロセスモデルとなる。 【0041】本実施の形態によれば、標準プロセスモデルが予め用意されているため、シミュレータ1のユーザは、全く新たにプロセスモデルを構築させることなく、既存の標準プロセスモデルの一部変更のみで個々の浄水場に合ったプロセスモデルを構築させることができる。また、基本的な浄水場水質制御の応答特性を、標準プロセスモデルのシミュレーションによって、容易に把握、学習することも可能である。 【0042】なお、標準プロセスモデル格納部41に格納される標準プロセスモデルは、複数であってもよい。この場合、個々の浄水場に最も近い標準プロセスモデルが、適宜に選択されて使用されることが好ましい。 【0043】次に、本発明の第3の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図7を用いて説明する。図7は、第3の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0044】図7に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、要素モデル格納部2へ新規の要素モデルを追加するための要素モデル追加手段42を更に備えている。 【0045】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第3の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0046】本実施の形態では、要素モデル格納部2への新規の要素モデルの組み込みが、要素モデル追加手段42を用いて、新規要素モデルの内容と、既存要素との関連を考慮して決められる要素モデル格納部2内での組み込み位置と、を指定することによって行われる。 【0047】次に、追加された要素モデルのデータ構造に合ったパラメータ設定等を行うため、要素モデル追加手段42により、必要に応じて、選択入力部2aにおける各種設定内容の変更を行う。 【0048】本実施の形態によれば、シミュレータ1のユーザは、予め要素モデル格納部2に格納された要素モデル以外の新規要素モデルを、要素モデル追加手段42により追加して格納し、プロセスモデルの構成要素として扱うことができるので、将来において新しい水処理プロセスが導入され得る場合等、機能拡張により容易に対応することができる。 【0049】次に、本発明の第4の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図8を用いて説明する。図8は、第4の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0050】図8に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、プロセスモデル構築手段3が複数のプロセスモデルA、Bを構築できるようになっており、プロセスモデル構築手段3によって構築された複数のプロセスモデルA、Bを格納すると共に当該複数のプロセスモデルA、Bを選択してシミュレーション手段4に送り込むプロセスモデル計算管理手段43が設けられている。 【0051】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第4の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0052】本実施の形態では、プロセスモデル構築手段3及びプロセスモデル計算管理手段43によって、要素モデルの結合により1つのプロセスモデルが構築された後、あるいは、すでに構築されたプロセスモデルが呼び出された後、他のもう1つのプロセスモデルが構築され、あるいは、すでに構築された他のもう1つのプロセスモデルが呼び出され得る。そして、複数のプロセスモデルについて同時に、あるいは別個に、シミュレーションが実行され得る。あるいは、プロセス構成の同じプロセスモデルを複数呼び出し、それぞれパラメータを変えてシミュレーションを実行することもできる。これらの場合において、複数のプロセスモデルに対する各データの管理についても、プロセスモデル計算管理手段43が行う。 【0053】本実施の形態によれば、シミュレータ1のユーザは、1つのシミュレータ上で、複数のプロセスモデルについて、同時あるいは別個にシミュレーションを実行することができ、複数のモデルの特性の違いを容易に比較することができる。 【0054】このような比較検討は、プロセスの一部変更時や制御のパラメータ変更時の特性変化に基づいて最適条件を検討する際に、極めて有効である。このような形態は、シミュレータ1を浄水場の水処理プロセスに限定して作成し、プログラムを軽量化することで実際に実現可能である。 【0055】次に、本発明の第5の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図9を用いて説明する。図9は、第5の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0056】図9に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1では、シミュレーション実行後のプロセス部品モデルのデータを、当該プロセス部品モデルの初期パラメータとして設定する初期パラメータ設定手段44が、プロセスモデル構築手段3の中に設けられている。 【0057】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第5の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0058】本実施の形態では、例えば、原水モデル8の水質が設定され、それ以外のプロセス部品モデルの初期パラメータに適当な値が設定されてシミュレーションが実行された場合、プロセスモデルを構成する各プロセス部品モデルの水質が一定になるまで計算が行われる。 【0059】次に、初期パラメータ設定手段44により、シミュレーション実行後の各プロセス部品モデルのデータが、プロセスモデル構築手段3における当該プロセス部品モデルの初期パラメータとして設定される。そして、設定された初期パラメータに基づいて、再度シミュレーションが実行される。 【0060】本実施の形態によれば、プロセスモデル全体が定常状態に達するまでシミュレーションを実行して、当該定常状態におけるプロセス部品モデルのデータを当該プロセス部品モデルの初期パラメータとして設定することができるので、定常状態から制御目標値やパラメータを変更した時の応答や、定常状態から原水の水質が変化した時の応答等のシミュレーションを容易に行うことができる。通常、制御パラメータ変更の操作は、定常状態からの変化に対応するために実行されることが多いため、このような機能は極めて有効である。 【0061】次に、本発明の第6の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図10を用いて説明する。図10は、第6の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0062】図10に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1では、時系列データをプロセス部品モデルのパラメータとして設定するための時系列データ取り込み手段45が、プロセスモデル構築手段3の中に設けられ、前記パラメータに基づいてシミュレーションを実行するための時系列データ計算管理手段46が、シミュレーション手段4の中に設けられている。 【0063】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第6の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0064】本実施の形態では、任意に作成された水質、流量、薬品注入率等の時系列データ、あるいは、実測値に基づく時系列データが、時系列データ取り込み手段45を介して読み込まれ、プロセス部品モデルのパラメータとして設定されて、シミュレーションが実行され得る。 【0065】以上のように、本実施の形態によれば、時系列データをプロセス部品モデルのパラメータとして設定できるので、実際のプラントで得た水質や薬品注入率の時系列データを用いて、より現実に即したきめ細かな水質制御のシミュレーションが可能となる。また、実測の時系列データを取り込み、シミュレーション結果データと比較する、例えば、両者をグラフ表示することによって、シミュレーション結果の妥当性をより容易に検証することができる。 【0066】次に、本発明の第7の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図11を用いて説明する。図11は、第7の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0067】図11に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1では、シミュレーションを一時停止及び再開、あるいは、中止するための計算進行管理手段48が、シミュレーション手段4の中に設けられ、シミュレーション一時停止時にプロセス部品モデルのパラメータを変更するパラメータ途中変更手段47が、プロセスモデル構築手段3の中に設けられている。 【0068】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第7の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0069】本実施の形態では、シミュレーション手段4によるシミュレーション計算の実行中、計算進行管理手段48によって任意の点で計算を停止することが可能であり、例えば途中経過を確認した後、そのまま、あるいはパラメータ途中変更手段47によってプロセス部品モデルのパラメータを変更して、計算を再開することができる。パラメータを変更した時の再開後の計算では、当該パラメータの変更が反映された結果が得られる。 【0070】以上のように、本実施の形態によれば、シミュレーション実行中に任意の時点で計算を停止し、プロセス部品モデルのパラメータを変更して計算を再開できるので、実際の制御応答に応じて、比例積分制御の比例ゲインや積分時間などの制御のパラメータを調整する等のような、現実に即した制御操作をシミュレーションに反映させることができる。この形態は、特に、浄水場の水質制御オペレータの訓練支援にシミュレータを用いるときに有効である。 【0071】次に、本発明の第8の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図12を用いて説明する。図12は、第8の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0072】図12に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、シミュレーションの進行に同期して結果を表示するミュレーション同期表示手段49が、シミュレーション手段4に接続されている。 【0073】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第8の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0074】本実施の形態では、シミュレーションの進行に伴い、シミュレーション同期表示手段49によって、計算結果が例えば数値データあるいはグラフとして表示され得る。 【0075】以上のように、本実施の形態によれば、シミュレーションの進行に伴い、シミュレーションと同期して計算結果が表示されるので、制御応答や、制御のパラメータの妥当性が、シミュレーションの途中でも即座に判断できる。この形態は、特に、浄水場の水質制御オペレータの運転訓練や最適運転条件の検討にシミュレータを用いるときに有効である。 【0076】次に、本発明の第9の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図13を用いて説明する。図13は、第9の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0077】図13に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、浄水場の監視制御システム60との間でデータの授受を行う監視制御システムインターフェース手段50を備えている。 【0078】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第9の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0079】本実施の形態では、監視制御システムインターフェース手段50を介して浄水場の監視制御システム60の各種データを取り込んでシミュレーションを実行することができる。また、シミュレーションで検討した各種パラメータを、浄水場の監視制御システム60に送ることができる。 【0080】以上のように、本実施の形態によれば、インターフェース手段50を介して、浄水場の監視制御システム60との間で容易にデータの授受を行うことができるため、例えばシミュレーション結果に基づいて、浄水場の監視制御システム60に直接的に介入して運転の支援を行うこと等が可能となる。 【0081】次に、本発明の第10の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図14を用いて説明する。図14は、第10の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0082】図14に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、シミュレータのプロセスモデルの制御のパラメータを浄水場の監視制御システム60で実際に使用される制御のパラメータとして自動的に設定するためのパラメータ自動送達手段51が、監視制御システムインターフェース手段50の中に設けられている。 【0083】その他の構成は、図13に示す第9の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第10の実施の形態において、図13に示す第9の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0084】本実施の形態では、シミュレーションで検討した結果もっとも適切であると考えられるプロセスモデルの制御のパラメータが、監視制御システムインターフェース手段50の中のパラメータ自動設定送達手段51によって浄水場の監視制御システム60に送られ、浄水場の監視制御システム60で実際に使用される制御のパラメータとして設定される。 【0085】本実施の形態によれば、シミュレーションで検討した結果もっとも適切であると考えられるプロセスモデルの制御のパラメータが、浄水場の監視制御システム60で実際に使用される制御のパラメータとして自動的に設定されるので、シミュレータによる運転支援情報の制御操作への反映が迅速かつ容易にできる。 【0086】次に、本発明の第11の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図15を用いて説明する。図15は、第11の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0087】図15に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、浄水場の監視制御システム60で実際に使用されている制御のパラメータおよび浄水場の監視制御システム60のデータベースに保存されているプロセス値の実測データを、シミュレータのプロセスモデルのパラメータとして自動的に設定するためのパラメータ自動取り込み手段52が、監視制御システムインターフェース手段50の中に設けられている。 【0088】その他の構成は、図13に示す第9の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第11の実施の形態において、図13に示す第9の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0089】本実施の形態では、監視制御システムインターフェース手段50の中にあるパラメータ自動取り込み手段52により、浄水場の監視制御システムで実際に使用される制御のパラメータが、シミュレータのプロセスモデルの制御のパラメータとして設定されて、シミュレーションが実行され得る。 【0090】また、浄水場の監視制御システム60のデータベースに保存されているプロセス値の実測データが、プロセス部品モデルのパラメータとして設定されて、シミュレーションが実行され得る。 【0091】以上のように、本実施の形態によれば、浄水場の監視制御システム60で実際に使用されている制御のパラメータをシミュレータのプロセスモデルの制御パラメータとして自動設定でき、また、浄水場の監視制御システム60のデータベースに保存されているプロセス値の実測データをプロセス部品モデルのパラメータとして設定できるので、浄水場の監視制御システム60の動作を迅速かつより正確に予想でき、現実に即したシミュレーションを容易に実行することができる。 【0092】次に、本発明の第12の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図16を用いて説明する。図16は、第12の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0093】図16に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、選択入力部が、プロセス部品モデルに対応した図形イメージをマウス等によって指定し、それらを結合してプロセス構成を編集し、さらに当該プロセス部品モデルのパラメータをパラメータ設定画面で設定してプロセスモデルを構築するためのグラフィカル・ユーザ・インターフェース部53として、プロセスモデル構築手段3の中に設けられている。 【0094】その他の構成は、図1乃至図5に示す第1の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第12の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0095】本実施の形態では、グラフィカル・ユーザ・インターフェース部53(選択入力部の一形態)により、要素モデルに対応した図形イメージをマウス等を用いてディスプレイ上で貼付けあるいは削除することにより、プロセス構成を編集することができる。さらに、貼り付けられた各要素モデルのパラメータ設定画面で、パラメータを設定することができる。 【0096】貼り付けられた要素モデルと当該要素モデルに対して設定されたパラメータ、さらには要素モデル間の関連付けの情報に基づいて、プロセスモデル構築手段3が、シミュレーション手段4および要素モデル格納部2のデータ構造に対応するプロセスモデルを作成する。 【0097】本実施の形態によれば、グラフィカル・ユーザ・インターフェース部53により、マウスを用いて要素モデルに対応した図形イメージを貼り付けあるいは削除することで、容易にプロセス構成を設定でき、また、各要素のパラメータ設定画面にしたがってパラメータを入力することで、簡単にプロセスモデルの構築ができる。 【0098】なお、グラフィカル・ユーザ・インターフェース部53は、プロセスモデル構築手段3とは別個に設けられてもよい。 【0099】次に、本発明の第13の実施の形態の浄水場水質シミュレータについて、図17を用いて説明する。図17は、第13の実施の形態の浄水場水質シミュレータの構成概略図である。 【0100】図17に示すように、本実施の形態の浄水場水質シミュレータ1は、プロセス部品モデルに対応した図形イメージをマウス等によって結合して編集されたプロセス構成に対して、当該プロセス構成を構成するすべてのプロセス部品モデルのパラメータを一括設定できるパラメータテーブルを自動生成するためのパラメータテーブル生成手段54が、プロセスモデル構築手段3の中に設けられている。 【0101】その他の構成は、図16に示す第12の実施の形態の浄水場水質シミュレータと略同様の構成である。第13の実施の形態において、図16に示す第12の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 【0102】本実施の形態では、グラフィカル・ユーザ・インターフェース部53により、要素モデルに対応した図形イメージをマウスを用いてディスプレイ上で貼付けあるいは削除することによりプロセス構成が編集される。シミュレータ1は、パラメータテーブル生成手段54により、当該プロセス構成に対応するパラメータテーブルを自動生成する。この時、シミュレータ1のユーザは、パラメータテーブルヘ必要なデータを入力し、各要素モデルのパラメータを一括設定する。編集された要素モデルとパラメータテーブルで設定されたパラメータ、さらには要素モデル間の関連付けの情報に基づいて、プロセスモデル構築手段3が、シミュレーション手段4および要素モデル格納部2のデータ構造に対応するプロセスモデルを作成する。 【0103】本実施の形態によれば、パラメータテーブルを用いることにより、プロセスを構成する各々の要素モデルに対応したパラメータ設定画面をその都度開く必要が無くなり、すべての要素のパラメータを一括して設定することができる。 【0104】なお、パラメータテーブル生成手段54は、プロセスモデル構築手段3とは別個に設けられてもよい。 【0105】 【発明の効果】本発明によれば、条件に適合する要素モデルを選択入力部によって選択するだけで、プロセスモデル構築手段が自動的に浄水場の水処理プロセスのプロセスモデルを構築するため、極めて容易に多様なシミュレーションを実行することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500178452 【氏名又は名称】東芝テクノコンサルティング株式会社 【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成12年4月18日(2000.4.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064285 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 一雄 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−306106(P2001−306106A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−116660(P2000−116660) |
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