トップ :: G 物理学 :: G05 制御;調整




【発明の名称】 検出システム
【発明者】 【氏名】石倉 勉

【氏名】川合 茂一

【氏名】栗原 弘行

【氏名】前川 勝美

【氏名】今村 和哉

【要約】 【課題】確実且つ迅速な検出動作を実現できる検出システムを提供する。

【解決手段】センサは、検出手段と、IDコードを保有する記憶手段と、主制御装置とデータの授受を行う送受信手段と、主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出動作を実行し、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合は、データを主制御装置に送信する端末側制御手段を有する。主制御装置は、データの収集を行おうとする全てのセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後所定の待機期間を設け、この待機期間の経過後、IDコードを指定して読み出し指示を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 信号線に接続された主制御装置とセンサとから構築され、このセンサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、前記信号線を介して前記主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により前記主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、前記検出手段による検出動作を実行すると共に、前記主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、前記検出手段が検出したデータを前記送受信手段により前記主制御装置に送信する端末側制御手段とを有し、前記主制御装置は、データの収集を行おうとする全てのセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間の経過後、前記IDコードを指定して前記センサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする検出システム。
【請求項2】 信号線に接続された主制御装置と複数のセンサとから構築され、各センサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、前記信号線を介して前記主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により前記主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、前記検出手段による検出動作を実行すると共に、前記主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、前記検出手段が検出したデータを前記送受信手段により前記主制御装置に送信する端末側制御手段とを有し、前記主制御装置は、前記信号線に接続された複数のセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間の経過後、前記IDコードを指定して個々の前記センサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする検出システム。
【請求項3】 信号線に接続された計測用端末装置を備え、この計測用端末装置は、計測を行いデータを保持している計測保持手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、前記信号線を介して主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により前記主制御装置から読み出し指示を受け取った場合に、前記計測保持手段が保持しているデータを前記送受信手段により前記主制御装置に送信する端末側制御手段とを有し、前記主制御装置は、センサに対して検出動作開始の指示を行った後の待機期間中に、前記計測用端末装置のIDコードを指定して当該計測用端末装置に対し、読み出し指示を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2の検出システム。
【請求項4】 信号線に接続された主制御装置とセンサとから構築され、このセンサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、前記信号線を介して前記主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により前記主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、前記検出手段による検出動作を実行すると共に、前記主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、前記検出手段が検出したデータを前記送受信手段により前記主制御装置に送信する端末側制御手段と、前記信号線が高電位となっている間に充電を行い、低電位となっている間は放電して前記各手段の電源を賄う蓄電手段とを有し、前記主制御装置は、データの収集を行おうとする全てのセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間中、前記信号線を高電位に維持すると共に、当該待機期間の経過後、前記IDコードを指定して前記センサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする検出システム。
【請求項5】 信号線に接続された主制御装置と複数のセンサとから構築され、各センサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、前記信号線を介して前記主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により前記主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、前記検出手段による検出動作を実行すると共に、前記主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、前記検出手段が検出したデータを前記送受信手段により前記主制御装置に送信する端末側制御手段と、前記信号線が高電位となっている間に充電を行い、低電位となっている間は放電して前記各手段の電源を賄う蓄電手段とを有し、前記主制御装置は、前記信号線に接続された複数のセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間中、前記信号線を高電位に維持すると共に、当該待機期間の経過後、前記IDコードを指定して個々の前記センサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする検出システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば業務用・家庭用冷蔵庫、低温ショーケース、プレハブ冷蔵庫などの冷却貯蔵庫、或いは、空調機などにおいて、温度などの状態検出に用いられる検出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷却貯蔵庫においては、冷却装置を構成するコンプレッサ、凝縮器、冷却器などを内蔵し、或いは、コンプレッサ、凝縮器は別置きとし、このコンプレッサから吐出された冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置にて減圧した後、冷却器に供給して冷却効果を発揮させ、この冷却器にて冷却された冷気を冷却用ファンにて庫内に循環して所定の低温度に冷却している。また、コンプレッサや凝縮器周辺には凝縮器用ファンが設置され、この凝縮器用ファンにて凝縮器やコンプレッサを空冷する構成とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような冷却貯蔵庫では庫内温度の制御、或いは、コンプレッサや凝縮器の保護などの各種用途に応じてそれらの温度を検出する温度センサが取り付けられ、それらの数は機種によって異なる。そのため、特に他機種少量生産される業務用の機器などにおいては、生産性が著しく低下しており、改善が望まれていた。
【0004】本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、部品の共通化と配線の簡素化による著しい生産性の向上とコストの削減を図りながら、確実且つ迅速な検出動作を実現できる検出システムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の検出システムは、信号線に接続された主制御装置とセンサとから構築され、このセンサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、信号線を介して主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行すると共に、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する端末側制御手段とを有し、主制御装置は、データの収集を行おうとする全てのセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間の経過後、IDコードを指定してセンサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の検出システムは、信号線に接続された主制御装置と複数のセンサとから構築され、各センサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、信号線を介して主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行すると共に、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する端末側制御手段とを有し、主制御装置は、信号線に接続された複数のセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間の経過後、IDコードを指定して個々のセンサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明の検出システムは、上記各発明において信号線に接続された計測用端末装置を備え、この計測用端末装置は、計測を行いデータを保持している計測保持手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、信号線を介して主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により主制御装置から読み出し指示を受け取った場合に、計測保持手段が保持しているデータを送受信手段により主制御装置に送信する端末側制御手段とを有し、主制御装置は、センサに対して検出動作開始の指示を行った後の待機期間中に、計測用端末装置のIDコードを指定して当該計測用端末装置に対し、読み出し指示を行うことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明の検出システムは、信号線に接続された主制御装置とセンサとから構築され、このセンサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、信号線を介して主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行すると共に、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する端末側制御手段と、信号線が高電位となっている間に充電を行い、低電位となっている間は放電して前記各手段の電源を賄う蓄電手段とを有し、主制御装置は、データの収集を行おうとする全てのセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間中、信号線を高電位に維持すると共に、当該待機期間の経過後、IDコードを指定してセンサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明の検出システムは、信号線に接続された主制御装置と複数のセンサとから構築され、各センサは、検出手段と、自らのIDコードを保有した記憶手段と、信号線を介して主制御装置とデータの授受を行うための送受信手段と、この送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行すると共に、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する端末側制御手段と、信号線が高電位となっている間に充電を行い、低電位となっている間は放電して前記各手段の電源を賄う蓄電手段とを有し、主制御装置は、信号線に接続された複数のセンサに対して検出動作開始の指示を行い、その後、所定の待機期間を設け、この待機期間中、信号線を高電位に維持すると共に、当該待機期間の経過後、IDコードを指定して個々のセンサに対し、読み出し指示を行うことを特徴とする。
【0010】請求項1及び請求項2の発明によれば、センサの端末側制御手段は、検出手段が検出したデータを送受信手段により信号線を介して主制御装置に送信するので、主制御装置はセンサから支障無く検出データを取り込むことができる。
【0011】この場合、センサは記憶手段に自らのIDコードを保有しているので、信号線に各センサを接続するだけで主制御装置はセンサを識別でき、センサの配線は完了する。これにより、配線の簡素化を図ることが可能となると共に、センサの数などに係わらず主制御装置には共通のソフトウエアを使用できるので、共通化によるコストの著しい削減を図ることも可能となる。
【0012】特にこの場合、センサの端末側制御手段は、送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行し、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する。そして、主制御装置は、検出動作開始の指示の後、読み出し指示までの間に待機期間を設けているので、センサの端末側制御手段は検出手段による検出動作を十分に実行することができる。
【0013】更に、請求項1の発明では検出動作開始の指示を、データ収集しようとする全てのセンサに対して行うので、センサが複数接続されている場合に、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定してセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線にセンサが複数接続されている場合に、各センサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【0014】また、請求項2の発明では検出動作開始の指示を複数のセンサに対して行うので、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定して個々のセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線に接続された複数のセンサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、同様に通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【0015】そして、請求項3の発明によればこれらに加えて、計測用端末装置の端末側制御手段は、計測保持手段が計測して保持しているデータを送受信手段により信号線を介して主制御装置に送信するので、主制御装置は計測用端末装置から支障無くデータを取り込むことができる。
【0016】この場合も、計測用端末装置は記憶手段に自らのIDコードを保有しているので、信号線に計測用端末装置を接続するだけで主制御装置は計測用端末装置を識別でき、計測用端末装置の配線は完了する。これにより、配線の簡素化を図ることが可能となると共に、センサと共に主制御装置には共通のソフトウエアを使用できるので、共通化によるコストの著しい削減を図ることも可能となる。
【0017】特に、請求項3の発明の場合には主制御装置が、センサに対して検出動作開始の指示を行った後の待機期間中に、計測用端末装置のIDコードを指定して当該計測用端末装置に対し、読み出し指示を行うので、センサが検出動作を実行している最中に、既に計測したデータを保持している計測用端末装置からデータを収集することが可能となる。これにより、システム全体としてデータ収集に要する時間を一層短縮することができるようになるものである。
【0018】請求項4及び請求項5の発明によれば、センサの端末側制御手段は、検出手段が検出したデータを送受信手段により信号線を介して主制御装置に送信するので、主制御装置はセンサから支障無く検出データを取り込むことができる。
【0019】この場合も、センサはデータの授受を行うための信号線からの電力によって動作すると共に、記憶手段には自らのIDコードを保有しているので、信号線に各センサを接続するだけで主制御装置はセンサを識別でき、センサの配線は完了する。これにより、所謂プラグインによってセンサを配線することが可能となり、著しい配線の簡素化を図ることが可能となる。また、本発明によればセンサの数などに係わらず主制御装置には共通のソフトウエアを使用できるので、共通化によるコストの著しい削減を図ることも可能となる。
【0020】特にこの場合、センサの端末側制御手段は、送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行し、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する。そして、主制御装置は、検出動作開始の指示の後、読み出し指示までの間に待機期間を設け、且つ、この待機期間中、信号線を高電位に維持するよう構成しているので、端末側制御手段が検出手段による検出動作を実行している間、信号線からは十分なる電力が供給される。
【0021】更に、請求項4の発明では検出動作開始の指示を、データ収集しようとする全てのセンサに対して行うので、センサが複数接続されている場合に、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定してセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線にセンサが複数接続されている場合に、各センサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【0022】また、請求項5の発明では検出動作開始の指示を複数のセンサに対して行うので、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定して個々のセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線に接続された複数のセンサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、同様に通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用する実施例としてのコンビニエンスストアCVSの店舗管理システム1の構成図を示し、図2は店舗管理システム1のうちの店舗機器監視システム6の構成図を示している。
【0024】実施例の店舗管理システム1は、コンビニエンスストアCVS側に設置された店舗システム2と、当該コンビニエンスストアCVSが所属するチェーンの本部Cや保守・メンテナンスを行う保守管理会社Mなどから成るセンターシステム3にて構成される。そして、これら店舗システム2とセンターシステム3は、ターミナルアダプタTA・・および公衆回線ISDNを介して接続されている。
【0025】上記本部Cや保守管理会社Mでは店舗機器の監視業務を行われるものであり、それぞれにパソコンPが設置され、それぞれがターミナルアダプタTAに接続されている。
【0026】一方、店舗システム2は店内や裏口などを撮影するための店舗映像システム4と、店舗に設置された後述するショーケースや照明などの各電気機器の運転を監視する店舗機器監視システム6とから構成されている。このうち、店舗映像システム4は、送信機7とそれに接続された複数台の固定カメラ8・・・およびスピーカ9、マイク11などから構成されており、各固定カメラ8・・・は店内の各所および出入り口(裏口など)を撮影できるように例えば店内の天井面などに据え付けられている。
【0027】固定カメラ8はCCD撮像素子を用いて動画を撮影可能とされたものであり、各固定カメラ8・・・により撮影された動画映像データは送信機7に送られる。送信機7は各固定カメラ8・・・から送信された映像データを、ターミナルアダプタTAおよびISND回線を経由して本部Cや保守管理会社MのパソコンP、Pに配信する。配信された映像データは各パソコンPのディスプレイに映し出される。
【0028】そして、本部Cや保守管理会社MのパソコンPからは送信機7に制御データが送られ、送信機7は各固定カメラ8・・・の指向方向制御やズーム制御を行う。これにより、本部Cや保守管理会社MはパソコンPによりコンビニエンスストアCVSにおける窃盗の発生などを監視し、遠隔警備を行うことが可能となる。
【0029】一方、コンビニエンスストアCVSの店内には複数台のオープンショーケースS1・・・やアイスクリームストッカS2、一台或いは二台の冷蔵ウォークイン貯蔵庫(プレハブ冷蔵庫)S3、クローズドタイプのリーチインショーケースS4、一台或いは二台の業冷庫S5が設置されており、天井部には空気調和機12(実施例では2台)や蛍光灯および調光器などから成る照明13が取り付けられている。
【0030】このうち、オープンショーケースS1・・・や冷蔵ウォークイン貯蔵庫S3およびリーチインショーケースS4は、コンビニエンスストアCVSの機械室或いは屋外に設置された冷凍機(コンデンシングユニット)R1、R2と配管接続されており、これらから冷媒の供給をうけて冷却能力を発揮する。尚、アイスクリームストッカS2および業冷庫S5は冷却装置が内蔵され、独自の温度調節器も搭載されたものを採用している。
【0031】そして、店舗監視システム6は、主制御装置としてのコントローラ16と、このコントローラ16に接続され、店舗内に配線された一連の信号線17と、この信号線17にカプラにより接続されたボタンリーダ18(このボタンリーダにはボタン型温度記録チップが接続される)、センサとしての複数の制御用の温度センサ19・・・(温度センサ19は後述する切換器42を介して信号線17に接続される)および複数の監視用の温度センサ20・・・、複数の電子サーモユニット21・・(これも主制御装置となる)、複数のI/Oセンサユニット22・・・、高温センサユニット23、カウンタセンサユニット(計測用端末装置)24と、このカウンタセンサユニット24と共に電力量検出装置26を構成する電力量計27などから構築される。
【0032】次に、上記コントローラ16の構成を図3に示す。コントローラ16はコンビニエンスストアCVSの事務室などに設置されるものであり、CPU(マイクロコンピュータ)31、フラッシュメモリなどから構成される記憶手段としてのメモリ32、I/Oインターフェース33及び送受信手段としてのバスI/Oインターフェース34などから構成されている。また、コントローラ16にはLCDなどから構成された表示器37と、入力手段としてのスイッチ38などが設けられている。
【0033】また、前記バスI/Oインターフェース34はコントローラ16のポート36を介して前記信号線17に接続されており、このポート36及び信号線17を介して前記ボタンリーダ18、温度センサ19・・・(後述する切換器42を介して)、温度センサ20・・・、電子サーモユニット21・・、I/Oセンサユニット22・・・、高温センサユニット23、カウンタセンサユニット24とデータの授受を行う。
【0034】コントローラ16のメモリ32には前記ボタンリーダ18、温度センサ19・・・、温度センサ20・・・、電子サーモユニット21・・、I/Oセンサユニット22・・・、高温センサユニット23、カウンタセンサユニット24とデータ通信を行うための所定の通信プロトコルやボタンリーダ18、温度センサ19・・・、温度センサ20・・・、電子サーモユニット21・・、I/Oセンサユニット22・・・、高温センサユニット23、カウンタセンサユニット24を識別するためのソフトウエア及び運転制御を行う上での制御プログラムが設定されている。
【0035】更に、コントローラ16のI/Oインターフェース33はRS−232Cケーブルを経由して店舗側のターミナルアダプタTAに接続されると共に、バスI/Oインターフェース34は同様の信号線17を経由して店舗映像システム4の送信機7にも接続されている。
【0036】一方、前記電子サーモユニット21は、各オープンショーケースS1・・・、冷蔵ウォークイン貯蔵庫S3およびリーチインショーケースS4にそれぞれ設けられている。この電子サーモユニット21は図4に示す如く、チップ状に構成されたサーモスタットチップ41から構成されており、このサーモスタットチップ41には切換器42と信号線17A、17Bを介してショーケースの庫内に設けられた前記制御用の温度センサ19が接続され、切換器42は更に信号線17に接続されている。
【0037】そして、サーモスタットチップ41にはボリューム43と、トランジスタやサイリスタなどから構成されるスイッチング素子44と、フォトカプラから構成されたリレー46などが配線接続されている。
【0038】このサーモスタットチップ41は、図5に詳細に示す如くロジック回路にて構成されたインターフェースロジック47と、サーモスタットレジスタ(記憶手段)48と、コンパレータ(比較手段)49と、温度データレジスタ51と、シフトレジスタ52と、A/Dコンバータ53(設定手段)と、動作モード(コンフィギュレーション)レジスタ(記憶手段)54とを備えており、これらが一チップで構成されている。
【0039】インターフェースロジック47は温度センサ19と信号線17A、17B、切換器42を介してデータの授受を行うためのシリアル通信機能、レジスタ、プロトコルなどを有している。従って、切換器42により信号線17A、17Bを介して温度センサ19と接続されることにより、温度センサ19からのデータを受信し、また、温度センサ19にデータを送信する機能を奏する。また、サーモスタットレジスタ48には後述する如く温度センサ19から取り込んだ上限温度THと下限温度TLが書き込まれる。
【0040】温度データレジスタ51には後述する如く温度センサ19からインターフェースロジック47が受け取った庫内温度TPのデータが書き込まれる。また、A/Dコンバータ53にボリューム43が外付けされる。そして、このボリューム43の抵抗値をA/Dコンバータ53で温度シフト値TCに変換する(64ポジションデジタルレジスタ)。また、A/Dコンバータ53にはレジスタビットシフトにより、温度シフト値TCの変更幅である64℃、32℃、16℃、8℃、4℃の値が設定でき、これは動作モードレジスタ54によって何れかに設定される。また、シフトレジスタ52は温度シフト値の何桁を使用するが設定される。
【0041】前記温度データレジスタ51内の庫内温度TPのデータは、コンパレータ49に送られる。また、コンパレータ49にはサーモスタットレジスタ48内の上限温度TH及び下限温度TLも送られる。更に、シフトレジスタ52を介して前記温度シフト値TCもコンパレータ49に送られる。
【0042】そして、このコンパレータ49の出力がスイッチング素子44のゲートに接続されている。このスイッチング素子44はリレー46を制御し、リレー46はショーケースS1、S3、S4の冷媒制御用の電磁弁V(除霜用の電気ヒータの制御も行う)への通電を制御する。
【0043】このような各機能の動作モードは動作モードレジスタ54によって決定される。そして、この動作モードレジスタ54により設定される動作モードは生産時に設定される。特に、動作モードレジスタ54によりA/Dコンバータ53における温度シフト値TCの変更幅も、前記64℃、32℃、16℃、8℃、4℃の何れかの値に選択される。
【0044】一方、前記温度センサ19(温度センサ20も同様である)は、図6に詳細に示す如く端末側制御手段としての制御部61と、記憶手段としてのメモリ62と、送受信手段及び記憶手段としてのI/Oインターフェース63と、検出手段としてのセンサ部64と、THレジスタ66と、TLレジスタ67と、状態を決定する設定レジスタ68と、通信の整合性を取るCRCジェネレータ69と、後述するVcc電源を検知する電源検知部71と、蓄電手段を構成するコンデンサ72及びダイオード73、73などから構成されている。
【0045】この場合、コンデンサ72はダイオード73の出力側に接続され、入力端子76はこのダイオード73とI/Oインターフェース63に接続されている。そして、入力端子76は切換器42を介して信号線17A、17Bにより、サーモスタットチップ41或いは信号線17に接続され、コンデンサ72はI/Oインターフェース63にも接続される。信号線17或いはサーモスタットチップ41の出力には、例えば+5Vの電位(高電位)と0V(低電位)にて構成されるパルス信号によりデータが作られて送られる。
【0046】そして、温度センサ19が信号線17或いはサーモスタットチップ41(信号線17B)に接続されると、データを構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位となっている間はそのまま各素子に給電が成され、コンデンサ72にも充電される。そして、低電位となっている間はコンデンサ72から放電され、各素子の電源が賄われる構成とされている(寄生モード)。
【0047】尚、温度センサ19にはVcc(DC+5V)電源端子77も設けられ、ダイオード74に接続されており、温度センサ19は、このVcc電源端子77を電源線に接続すれば、各素子は電源線からの給電によっても動作することができるように構成されている(電源供給モード)。即ち、この電源供給モードではコンデンサ72に充填すること無く、各素子は動作するようになるので、検査時などの温度センサ19を迅速に動作させたい場合に利便性が向上する。
【0048】また、制御部61はI/Oインターフェース63により、後述する如くサーモスタットチップ41(温度センサ20の場合にはコントローラ16)からの指示されると、センサ部64により庫内(温度センサ20の場合にはその周囲の温度)を検出し、その温度データを取り込んで一旦メモり62に書き込む。そして、I/Oインターフェース63により、後述する如くサーモスタットチップ41(温度センサ20の場合にはコントローラ16)からポーリングされると、メモリ62に書き込まれた温度データをI/Oインターフェース63によりサーモスタットチップ41(温度センサ20の場合にはコントローラ16)に送信する。
【0049】ここで、I/Oインターフェース63には温度センサ19自体のIDコードやセンサである旨の識別データが書き込まれ、THレジスタ66には当該ショーケースの上限温度THが、また、TLレジスタ67には下限温度TLが書き込まれる。これらの上限温度TH、下限温度TLのデータはコントローラ16から信号線17、切換器42、信号線17Aを介して送信される。また、メモリ62にはサーモスタットチップ41やコントローラ16との間のデータ通信を行うための通信プロトコルなどが記憶されている。また、温度センサ19において故障が生じている場合には当該故障データもメモリ62に書き込まれ、サーモスタットチップ41やコントローラ16に送信される。また、温度センサ19はサーモスタットチップ41などとの間の通信が断たれた場合には、現在の状態を保持する自己保持機能を有している。
【0050】次に、前記切換器42の内部構成のブロック図を図7に示す。切換器42はIC1とIC2及びIC3の三つのICから構成され、それぞれはデータラインで接続されている。そして、IC1が前記信号線17に接続され、IC2に信号線17Bを介してサーモスタットチップ41が、IC3に信号線17Aを介して温度センサ19の入力端子76がそれぞれ接続されたかたちとされている。
【0051】そして、常にはサーモスタットチップ41(インターフェースロジック47)と温度センサ19の間の回線を接続しているが、コントローラ16からデータ(接続指示)が送られると、このサーモスタットチップ41と温度センサ19間の回線を断ち、信号線17と温度センサ19間の回線を優先的に接続する。
【0052】尚、監視用の温度センサ20の構成は前記温度センサ19と同様であるが、直接信号線17に接続されると共に、それぞれ店舗の室内(店内)、各ショーケース等(S1、S2、S3、S4、S5)の庫内或いは周囲、および、冷凍機R1、R2の周囲(機械室内など)に配設されている。
【0053】一方、前記I/Oセンサユニット22の構成を図8に示す。I/Oセンサユニット22は端末側制御手段としての制御部81と、メモリ82、83と、I/Oインターフェース84と、入出力部86と、この入出力部86が入力状態か出力状態かを記憶する状態記憶部87と、自らのIDコードを記憶するID部88と、コンデンサ89と、ダイオード91、92などから構成されている。
【0054】この場合、コンデンサ89はダイオード91、92の出力側に接続され、このコンデンサ89の端子に各素子が接続されるI/Oセンサユニット22の入力端子93が信号線17に接続されると、前述の如くデータを構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位となっている間はそのまま各素子に給電が成され、コンデンサ89にも充電される。そして、低電位となっている間はコンデンサ89から放電され、各素子の電源が賄われる構成とされている。
【0055】尚、I/Oセンサユニット22にもダイオード92の入力側に接続されたVcc(DC+5V)電源端子94が設けられ、このVcc電源端子94を電源線に接続すれば、I/Oセンサユニット22の各素子は電源線からの給電によっても動作することができるようになる。即ち、その場合にはコンデンサ89に充填すること無く、各素子は動作するようになるので、検査時などのI/Oセンサユニット22を迅速に動作させたい場合に利便性が向上する。
【0056】また、制御部81はI/Oインターフェース84により、信号線17を介してコントローラ16からON/OFFデータが送信されると、このON/OFFデータに基づき、入出力部86により入出力端子96、96(二端子あり)をON/OFFする(出力モード)。
【0057】ここで、ID部88には前述の如くI/Oセンサユニット22自体のIDコードやI/Oセンサユニットである旨の識別データが記憶され、メモリ82には各種データやコントローラ16との間のデータ通信を行うための通信プロトコルなどが記憶されている。また、I/Oセンサユニット22において故障が生じている場合には当該データもメモリ82に書き込まれ、コントローラ16に送信される。また、I/Oセンサユニット22もコントローラ16との間の通信が断たれた場合には、現在の状態を保持する自己保持機能を有している。
【0058】係るI/Oセンサユニット22(入出力部86は出力モード)は基板上において図9の如く配線される。即ち、101はフォトダイオード101Aとフォトトライアック101Bから成るフォトカプラであり、102は抵抗、103は整流素子としてのダイオード、104は蓄電素子としてのコンデンサである。
【0059】この場合、コンデンサ104はダイオード103の出力側に接続され、このダイオード103とコンデンサ104との接続点とI/Oセンサユニット22の入出力端子96間に抵抗102とフォトダイオード101Aが直列に接続される。また、I/Oセンサユニット22のVcc電源端子94はダイオード103の手前に接続される。そして、フォトトライアック101Bは電源ACと交流制御素子(サイリスタなど)106間に接続される。この交流制御素子106により前記空気調和機12の運転を制御し、照明13を調光すると共に、送信機7にも制御出力を送信することになる。
【0060】ここで、ダイオード103が信号線17に接続されると、データを構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位となっている間はそのまま抵抗102を介してフォトダイオード101Aに給電が成され、コンデンサ104にも充電される。そして、低電位となっている間はコンデンサ104から放電されて、フォトダイオード101Aの電源を賄う構成とされている。
【0061】尚、同様にダイオード103とコンデンサ104の接続点にVcc電源端子107を接続し、このVcc電源端子107を電源線に接続すれば、フォトダイオード101Aは電源線からの給電によっても動作することができるようになる。即ち、その場合にはコンデンサ104に充填すること無く、各素子は動作するようになるので、検査時などに迅速に動作させたい場合に利便性が向上する。
【0062】また、冷凍機R1、R2に取り付けられたI/Oセンサユニット22の入出力部86は入力モードとされ、冷凍機R1、R2の運転状態を検出してコントローラ16にデータを送信する。更に、前記高温センサユニット23は冷凍機R1、R2の異常高温を検出してコントローラ16にデータを送信する。
【0063】次に、計測用端末装置としての前記カウンタセンサユニット24の構成を図10に示す。カウンタセンサユニット24は端末側制御手段としての制御部111と、記憶手段としてのメモリ112、113と、端子123にて信号線17に接続される送受信手段としてのインターフェースロジック114と、カウンタ(計測保持手段)116と、トリガーカウンタ117と、自らのIDコードを記憶する記憶手段としてのID部118と、図示しない蓄電手段としてのコンデンサ、ダイオードなどから構成されている。
【0064】そして、この場合も前述の如くデータを構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位となっている間はそのまま各素子に給電が成され、前記コンデンサにも充電される。そして、低電位となっている間はコンデンサから放電され、各素子の電源が賄われる構成とされている。
【0065】尚、カウンタセンサユニット24にもVcc(DC+5V)電源端子119が設けられ、このVcc電源端子119を電源線に接続すれば、カウンタセンサユニット24の各素子は電源線からの給電によっても動作することができるようになる。即ち、その場合にはコンデンサに充填すること無く、各素子は動作するようになるので、検査時などのカウンタセンサユニット24を迅速に動作させたい場合に利便性が向上する。
【0066】前記電力量計27はコンビニエンスストアCVSにおいて消費されている電力を検出し、パルス出力を発生する。即ち、その時点の消費電力が低い場合にはパルスの間隔は長くなり、高い場合には間隔が短くなる。
【0067】係るパルス出力はカウンタセンサユニット24の入力端子121、121(二端子あり)に入力される。トリガーカウンタ117は係るパルスの立ち上がりにより電力量計27のパルス出力を検出し、カウンタ116はトリガーカウンタ117が検出したパルス出力を常時計測(積算計数)し、保持している。
【0068】制御部111はコントローラ16からポーリングされると、カウンタ116が計測(計数)し、保持しているカウントデータを取り込み、インターフェースロジック114により当該カウントデータを信号線17を介してコントローラ16に送信する。
【0069】ここで、ID部118にはカウンタセンサユニット24自体のIDコードやカウンタセンサユニットである旨の識別データが書き込まれ、メモリ113にはコントローラ16との間のデータ通信を行うための通信プロトコルなどが記憶されている。また、カウンタセンサユニット24において故障が生じている場合には当該故障データもメモリ113に書き込まれ、コントローラ16に送信される。また、カウンタセンサユニット24はコントローラ16との間の通信が断たれた場合には、現在の状態を保持する自己保持機能を有している。
【0070】次に、以上の構成における動作を説明する。今、切換器42は温度センサ19(信号線17A)と信号線17の間の回線を接続しているものとする。コントローラ16のCPU31は先ず信号線17への各素子(温度センサ19、20、I/Oセンサユニット22、高温センサユニット23、カウンタセンサユニット24など)の接続状況をスキャンする。
【0071】このスキャン動作は図11に示す手順で各温度センサ19、20、I/Oセンサユニット22、高温センサユニット23、カウンタセンサユニット24のIDコードを読み出すことによって行われる。以下、これらを全て端末装置と呼び、例えば四つの端末装置のIDコードが以下に示す如き64ビットのものであったとして説明する。
【0072】
ビット 012345678・・・・・・63 第1の端末装置 001100000・・・・・・0 第2の端末装置 101100000・・・・・・0 第3の端末装置 110000000・・・・・・0 第4の端末装置 001000000・・・・・・0【0073】コントローラ16(CPU31)は最初に通信コマンド(指示)を各端末装置に送信し、各端末装置はOKコマンドを返信する。次に、コントローラ16がID検索コマンドを送信すると、端末装置は自らのIDコードから、応答1として0ビット目を返信し、その補数を応答2として以下の如く返信する。尚、実際には、0ビット目が0の場合は信号線17の接続端子を前記低電位(以下、「L」)とし、1の場合には端子を前記高電位(以下、「H」)とする。
【0074】
ビット0 応答1 応答2第1の端末装置 0 1第2の端末装置 1 0第3の端末装置 1 0第4の端末装置 0 1論理積 0 0【0075】コントローラ16はその論理積から判定を行い、各端末装置の0ビット目に0と1が存在することを判定する。尚、実際には信号線17に接続された各端末装置の接続端子の中に「L」が一つでもあれば信号線17は「L」となり、全て「H」なら「H」となる。コントローラ16はこの信号線17の電位を判断するので、結果として論理積の情報をコントローラ16が検出することになる。
【0076】そこで、コントローラ16は1ビット目の検索コマンド0、1を送信する。このとき、0を送信した場合には、0ビット目が0の端末装置のみ1ビット目を返信し、1を送信したときには、0ビット目が1のもののみ1ビット目を返信するように構成されている。
【0077】従って、1ビット目の検索時における0に対する応答は以下の如く、第1及び第4の端末装置から為される。
【0078】
ビット1 応答1 応答2第1の端末装置 0 1第2の端末装置第3の端末装置第4の端末装置 0 1論理積 0 1【0079】コントローラ16はその論理積から判定を行い、この場合の1ビット目に0のみ存在することを判定する。従って、00のIDコードのものがあることが確定する。
【0080】また、1ビット目の検索時における1に対する応答は以下の如く、第2及び第3の端末装置から為される。
【0081】
ビット1 応答1 応答2第1の端末装置第2の端末装置 0 1第3の端末装置 1 0第4の端末装置論理積 0 0【0082】コントローラ16はその論理積から判定を行い、この場合の1ビット目に0と1が存在することを判定する。そのため、この場合には10と11のIDコードのものが存在することが分かる。
【0083】次に、IDコード00の存在確定を受けてコントローラ16は2ビット目の検索コマンド0を送信する。2ビット目の検索時における0に対する応答は以下の如く、第1及び第4の端末装置から為される。
【0084】
ビット2 応答1 応答2第1の端末装置 1 0第2の端末装置第3の端末装置第4の端末装置 1 0論理積 1 0【0085】コントローラ16はその論理積から判定を行い、この場合の2ビット目に1のみ存在することを判定する。従って、001のIDコードのものがあることが確定する。
【0086】次に、IDコード001の存在確定を受けてコントローラ16は3ビット目の検索コマンド1を送信する。3ビット目の検索時における1に対する応答は第1及び第4の端末装置から為される。
【0087】
ビット3 応答1 応答2第1の端末装置 1 0第2の端末装置第3の端末装置第4の端末装置 0 1論理積 0 0【0088】コントローラ16はその論理積から判定を行い、この場合の3ビット目に0と1とが存在することを判定する。従って、0011と0010のIDコードのものがあることが確定する。
【0089】次に、IDコード0011と0010との存在確定を受けてコントローラ16は4ビット目の検索コマンド1を送信する。4ビット目の検索時における1に対する応答は第1及び第4の端末装置から為される。
【0090】
ビット4 応答1 応答2第1の端末装置 1 0第2の端末装置第3の端末装置第4の端末装置 0 1論理積 0 0【0091】コントローラ16はその論理積から判定を行い、この場合の4ビット目に0と1とが存在することを判定する。従って、00110と0010のIDコードのものがあることが確定する。
【0092】次に、IDコード00110の存在確定を受けてコントローラ16は5ビット目の検索コマンド0を送信する。5ビット目の検索時における0に対する応答は第1の端末装置のみから為される。
【0093】
ビット5 応答1 応答2第1の端末装置 0 1第2の端末装置第3の端末装置第4の端末装置論理積 0 1【0094】コントローラ16はその論理積から判定を行い、この場合の5ビット目に0のみ存在することを判定する。従って、001100のIDコードのものがあることが確定する。以後は検索コマンド0のみを63ビット目まで繰り返せば、001100・・・・0、即ち、このIDコードの第1の端末装置が接続されていることが確定する。
【0095】また、前記1ビット目の検索時における1に対する応答で1ビット目には1と0が存在することから、今度は2ビット目の検索で0と1を送信して同様に絞り込んで行く。そして、最終的に0と1が存在するビットを無くしていけば全ての端末装置のIDコードが確定することになる。
【0096】コントローラ16のCPU31はこのようにして収集したIDコードにより、温度センサ19、20、I/Oセンサユニット22、高温センサユニット23、カウンタセンサユニット24の接続状況を識別し、メモリ32に保有すると共に、以後はこのIDコードを用いて各温度センサ或いはセンサユニットとの間でデータの送受信を行う。
【0097】次ぎに、コントローラ16のCPU31は収集したIDコードを用いて各温度センサ19・・・に前記上限温度THと下限温度TLのデータを送信する。温度センサ19の制御部61はインターフェース63を介して係るデータを受け取ると、THレジスタ66に上限温度THを、また、TLレジスタ67に下限温度TLを書き込む。
【0098】そして、切換器42がサーモスタットチップ41と温度センサ19を接続すると、インターフェースロジック47により温度センサ19のTHレジスタ66およびTLレジスタ67内の上限温度THおよび下限温度TLが取り込まれ、サーモスタットレジスタ48に格納される。尚、インターフェースロジック47により、サーモスタットレジスタ48には、例えば上限温度THとして4℃(レジスタの内容としては00000100Bとなる)と、下限温度TLとして0℃(レジスタの内容としては00000000Bとなる)が書き込まれたものとする。
【0099】動作モードレジスタ54はA/Dコンバータ53において、温度シフト値TCの変更幅を16℃としているものとし、動作モードレジスタ54にはサーモスタット動作が設定されているものとする。これにより、電源立ち上げ後もサーモスタットチップ41は単独でサーモスタット動作を開始することになる。
【0100】そして、ボリューム43の抵抗値を変化させて温度シフト値TCを変更幅16℃の中央値である8℃(レジスタの内容としては00001000B)としたものとすると、コンパレータ49は前記上限温度TH(4℃:00000100B)に温度シフト値TCを加算する。これにより、シフトされた上限温度は00000100B+00001000B=00001100B、即ち、12℃となる。
【0101】また、コンパレータ49は前記下限温度TL(0℃:00000000B)に温度シフト値TCを加算する。これにより、シフトされた下限温度は00000000B+00001000B=00001000B、即ち、8℃となる。
【0102】一方、サーモスタットチップ41のインターフェースロジック47は温度センサ19にポーリングを行う。温度センサ19の制御部61はこのポーリングに応え、メモリ62に書き込まれている温度データ(庫内温度TP)をインターフェース63によりサーモスタットチップ41に送信する。インターフェースロジック47はこの温度データを受け取り、温度データレジスタ51に書き込む。
【0103】そして、コンパレータ49は前述の如くシフトされた上限温度:12℃と下限温度8℃と温度データレジスタ51に温度センサ19から送られた庫内温度TPとを比較し、庫内温度TPが12℃(上限温度)に達した場合にはスイッチング素子44をONし、庫内温度TPが8℃(下限温度)に降下した場合にはスイッチング素子44をOFFする出力を発生する。
【0104】スイッチング素子44がONされると、リレー46により電磁弁Vに通電され、電磁弁Vを開くと共に、スイッチング素子44がOFFされるとリレー46によって電磁弁Vの通電が停止される。冷凍機R1、R2は図示しない低圧スイッチの制御により、何れかのショーケースS1、S3、S4の電磁弁Vが開いていれば運転され、全てが閉じれば停止する。これにより、例えばオープンショーケースS1の庫内は12℃と8℃の間で温度制御されることになるものである。
【0105】また、コントローラ16は監視用の温度センサ20・・・にポーリングを行う(温度測定開始)。このときの手順(通信プロトコル)を図12を用いて説明する。尚、この場合、全温度センサ20・・・のVcc電源端子77は電源線に接続されており、前記電源供給モードとされているものとする。
【0106】コントローラ16は通信開始コマンドを送信する。コントローラ16は信号線17に接続されたポート36を常には「H」としており、この通信開始コマンドの送信は、ポート36を480μs〜960μs(マイクロ秒)「L」とすることにより実行される。そして、コントローラ16は15μs〜60μs待機する。この間、信号線17は「H」である。
【0107】その後、各温度センサ20・・・からはOKコマンドが返信される。このOKコマンドの送信は、入力端子76を60μs〜240μs「L」とすることにより実行される。
【0108】そして、コントローラ16は全温度センサ20・・・に対して同報設定コマンドを送信する。温度センサ20・・・の制御部61はI/Oインターフェース63を介して上記同報設定コマンドを受け取ると、全温度センサ20・・・に対して次に指令が行われることを認識する。
【0109】次に、コントローラ16は上記全温度センサ20・・・に対して温度計測開始コマンド(検出動作開始の指示)を送信する。そして、この温度計測開始コマンドの送信後、コントローラ16は750ms(ミリ秒)待機する。指定された全温度センサ20・・・の制御部61は、I/Oインターフェース63を介して上記温度計測開始コマンドを受け取ると、一斉に各センサ部64により温度を計測(検出)し、計測した温度データをそれぞれのメモリ62に格納する。
【0110】一方、コントローラ16はこの待機中を利用して、カウンタセンサユニット24にポーリングを行い、カウントデータの読み出しを行う。コントローラ16は先ず通信コマンドを送信し、カウンタセンサユニット24からはOKコマンドが返信される。コントローラ16はカウンタセンサユニット24の呼び出しコマンドとカウンタセンサユニット24のIDコードを送信する。
【0111】そして、コントローラ16はカウンタ呼び出しコマンドを送信する。カウンタセンサユニット24の制御部111はこのポーリングに応えて前述の如くカウンタ116が計測して保持しているカウントデータを返信する。そして、最後にコントローラ16はリセットコマンドを送信し、カウンタセンサユニット24からはOKコマンドが返信される。コントローラ16のCPU31は取り込んだカウントデータをメモり32に書き込む。
【0112】そして、上記750msの待機期間が経過すると、コントローラ16は次に温度データの読み出しを行う。即ち、コントローラ16は再び通信開始コマンドを送信し、全温度センサ20・・・からはOKコマンドが返信される。
【0113】次に、コントローラ16は指定温度センサの呼び出しコマンドと特定の温度センサ20(例えば最初のIDコードを保有する温度センサ20)の上記IDコードを指定して送信する。そして、メモリ呼び出しコマンド(読み出し指示)を送信する。前記指定されたIDコードを保有する温度センサ20の制御部61は、自らのIDコードで指定された上記読み出しコマンドに応えて、前述の如くメモリ62に格納した温度データをコントローラ16に返信する。
【0114】コントローラ16のCPU31は温度センサ20から送信された温度データをメモり32に書き込む。そして、最後にコントローラ16はリセットコマンドを送信し、当該温度センサ20からはOKコマンドが返信される。
【0115】コントローラ16は、このような通信開始コマンド、温度センサ呼び出しコマンド、温度センサIDコード〜リセットコマンドの送信までの動作を指定した複数若しくは全温度センサ20・・に対して繰り返し行い、各温度センサ20・・・から温度データを収集する。尚、前記サーモスタットチップ41と温度センサ19の間の温度データの収集もこれと同様である。
【0116】コントローラ16のCPU31はこのようにして収集し、メモリ32に書き込んだ温度データを、本部Cや保守管理会社MのパソコンPに送信する。これによって、本部Cや保守管理会社Mでは店舗の室内や各ショーケースの庫内温度、機械室の温度などを集中監視することが可能となる。
【0117】一方、コントローラ16のCPU31は制御データをそのIDコードと共に信号線17を介して各I/Oセンサユニット22・・に送信する。空気調和機12、照明13のI/Oセンサユニット22の制御部81は自らのIDコードの制御データを受信すると、それに基づいて前述の如く入出力端子96をON/OFFする。このON/OFFによりフォトダイオード101AがON(発光)/OFF(消灯)し、それによって、フォトトライアック101BがON/OFFされ、これによって、交流制御素子106がON/OFFされる。
【0118】通常空気調和機12はこの交流制御素子106によって100%運転されると共に、照明13も100%の照度で発光される。
【0119】このようなショーケースS1〜S5や冷凍機R1、R2、空気調和機12の運転、照明13の点灯によって店舗(コンビニエンスストアCVS)では電力が消費されているが、電力量計27は係る店舗において消費されている電力を検出し、前述の如くパルス出力を発生している。カウンタセンサユニット24のカウンタ116は係るパルス出力を計数(積算)してカウントデータとして保持しており、前述の如くこのカウントデータは温度センサ20の温度計測の待機期間中にコントローラ16に収集される。
【0120】コントローラ16のCPU31は係る待機期間中に取り込んでメモリ32に書き込んだカウントデータからその日当該店舗にて消費された電力およびその増加傾向を算出する。そして、当該店舗で許容されている一日の消費電力を越えてしまうと予測判断される場合、コントローラ16のCPU31は制御データをそのIDコードと共に信号線17を介して空気調和機12と照明13の各I/Oセンサユニット22・・に送信する。
【0121】この場合の制御データは空気調和機12の運転率を例えば10%低下させ、照明13の照度を例えば20%低下させる調光を行う旨のデータとなる。空気調和機12、照明13のI/Oセンサユニット22の制御部81は自らのIDコードの係る制御データを受信すると、それに基づいて前述の如く入出力端子96をON/OFFする。このON/OFFによりフォトダイオード101AがON(発光)/OFF(消灯)し、それによって、フォトトライアック101BがON/OFFされ、これによって、交流制御素子106がON/OFFされるので、空気調和機12は90%運転されると共に、照明13も80%の照度に調光(減光)される。
【0122】このように、電源供給モードでは温度センサ20(19も同様)・・の温度計測開始時に待機期間(750ms)を設ける(他のコマンド間の時間間隔は例えば500μs)ようにしているので、各温度センサ20(19)・・・が温度計測を実行するのに必要な時間が十分に確保される。これにより、確実な計測動作を実現することが可能となる。
【0123】更に、検出動作開始のコマンドを複数若しくは全温度センサ20(19)・・・に対して同報するかたちを採っているので、各温度センサ20(19)・・・に一斉に温度計測を行わせることができると共に、その後の読み出しコマンドはIDコードを指定して個々の温度センサ20(19)に対して行うようにしているので、各温度センサ20(19)・・・からの温度データの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。
【0124】ここで、温度センサ20(19)に温度計測を行わせ、当該温度センサ20(19)が計測した温度データを読み取る作業を個々のセンサ毎に実行した場合には、前述の如き待機期間をそれぞれの温度センサ20(19)に対して設けなければならなくなるため、温度データの収集に極めて長い時間を要するようになるが、本発明によれば一回のデータ計測・収集に対して待機期間は一回(例えば750msは一回)で済むようになるので、信号線17に接続された複数の温度センサ20・・・などからのデータ収集を短期間で行うことが可能となる。また、通信時間が短期間となることにより、通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになる。
【0125】特に、上記待機期間中を利用してコントローラ16はカウンタセンサユニット24からカウントデータを取り込み、収集するので、システム全体としてデータ収集に要する時間を一層短縮することができるようになる。。
【0126】ここで、コントローラ16は上記の如き温度センサ20による監視により、異常が生じている場合には、I/Oセンサユニット22により送信機7に指示を行い、固定カメラ8を制御して異常発生箇所を撮影させることもできるものである。
【0127】次に、温度センサ20を寄生モードで使用した場合にコントローラ16が行う温度データの収集手順(通信プロトコル)を図13と図14を用いて説明する。即ち、この場合もコントローラ16は温度センサ20・・・にポーリングを行う。尚、この場合、全温度センサ20・・・のVcc電源端子77は電源線に接続されておらず寄生モードとされている。
【0128】コントローラ16は先ず通信開始コマンドを送信する。コントローラ16は信号線17に接続されたポート36を常には「H」としており、この通信開始コマンドの送信は、ポート36を480μs〜960μs(マイクロ秒)「L」とすることにより実行される。そして、コントローラ16は15μs〜60μs待機する。この間、信号線17は「H」である。
【0129】その後、各温度センサ20・・・からはOKコマンドが返信される。このOKコマンドの送信は、入力端子76を60μs〜240μs「L」とすることにより実行される。
【0130】そして、コントローラ16は全温度センサ20・・・に対して同報設定コマンドを送信する。温度センサ20・・・の制御部61はI/Oインターフェース63を介して上記同報設定コマンドを受け取ると、全温度センサ20・・・に対して次に指令が行われることを認識する。
【0131】次に、コントローラ16は上記全温度センサ20・・・に対して温度計測開始コマンド(検出動作開始の指示)を送信する。そして、この温度計測開始コマンドの送信後、コントローラ16は前述同様に750ms(ミリ秒)待機するが、この間信号線17を「H」とする。これにより、全温度センサ20・・・の各素子には入力端子76から給電が成され、コンデンサ72は充電される。
【0132】全温度センサ20・・・の制御部61は、I/Oインターフェース63を介して上記温度計測開始コマンドを受け取ると、一斉に各センサ部64により温度を計測(検出)し、計測した温度データをそれぞれのメモリ62に格納する。そして、上記750msの待機期間が経過すると、コントローラ16は再び通信開始コマンドを送信し、全温度センサ20・・・からはOKコマンドが返信される。
【0133】次に、コントローラ16は指定温度センサの呼び出しコマンドと特定の温度センサ20(例えば最初のIDコードを保有する温度センサ20)の上記IDコードを指定して送信する。そして、メモリ呼び出しコマンド(読み出し指示)を送信する。前記指定されたIDコードを保有する温度センサ20の制御部61は、自らのIDコードで指定された上記読み出しコマンドに応えて、前述の如くメモリ62に格納した温度データをコントローラ16に返信する。
【0134】コントローラ16のCPU31は温度センサ20から送信された温度データをメモり32に書き込む。そして、最後にコントローラ16はリセットコマンドを送信し、当該温度センサ20からはOKコマンドが返信される。
【0135】次に、コントローラ16は指定温度センサの呼び出しコマンドと次の温度センサ20(例えば上記IDコードの次のIDコードを保有する温度センサ20)のIDコードを指定して送信する。そして、メモリ呼び出しコマンド(読み出し指示)を送信する。この指定されたIDコードを保有する温度センサ20の制御部61は、自らのIDコードで指定された上記読み出しコマンドに応えて、前述の如くメモリ62に格納した温度データをコントローラ16に返信する。
【0136】コントローラ16のCPU31は当該温度センサ20から送信された温度データをメモり32に書き込む。そして、最後にコントローラ16はリセットコマンドを送信し、当該温度センサ20からはOKコマンドが返信される。コントローラ16は、このような通信開始コマンド、温度センサ呼び出しコマンド、温度センサIDコード〜リセットコマンドの送信までの動作を指定した複数若しくは全温度センサ20・・に対して繰り返し行い、各温度センサ20・・・から温度データを収集する。尚、前記サーモスタットチップ41と温度センサ19の間の温度データの収集もこれと同様である。
【0137】このように、寄生モードでは温度センサ20(19も同様)・・の温度計測開始時に信号線17(17A、17B)を「H」に維持する待機期間(750ms)を設ける(他のコマンド間の時間間隔は例えば500μs)ようにしているので、各温度センサ20(19)・・・には信号線17から十分なる電力が供給される。これにより、係る寄生モードであっても確実な計測動作を実現することが可能となる。
【0138】更に、同様に検出動作開始のコマンドを複数若しくは全温度センサ20(19)・・・に対して同報するかたちを採っているので、各温度センサ20(19)・・・に一斉に温度計測を行わせることができると共に、その後の読み出しコマンドはIDコードを指定して個々の温度センサ20(19)に対して行うようにしているので、前述のように温度センサ20からのデータ通信時間を短縮しながら、各温度センサ20(19)・・・からの温度データの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。
【0139】ここで、この場合には前記待機期間中信号線17を「H」とするため、カウンタセンサユニット24からのカウントデータの収集はできない。従って、図14の如くカウンタセンサユニット24からは別途データの収集を行うことになる。もう一度この手順を説明すると、コントローラ16はカウンタセンサユニット24にポーリングを行う。コントローラ16は通信コマンドを送信し、カウンタセンサユニット24からはOKコマンドが返信される。コントローラ16はカウンタセンサユニット24の呼び出しコマンドとカウンタセンサユニット24のIDコードを送信する。
【0140】そして、コントローラ16はカウンタ呼び出しコマンドを送信する。カウンタセンサユニット24の制御部111はこのポーリングに応えて前述の如くカウンタ116が計数しているカウントデータを返信する。そして、最後にコントローラ16はリセットコマンドを送信し、カウンタセンサユニット24からはOKコマンドが返信される。
【0141】コントローラ16のCPU31はこのようにして取り込んだカウントデータをメモり32に書き込む。以降は前述と同様である。
【0142】尚、実施例では温度センサ20などを例にとって説明したが、それに限らず、湿度や圧力などを検出するセンサにも本発明は有効である。また、待機期間中にデータ収集する対象をカウンタセンサユニット24としたが、既にデータを保持している計測端末であればこれに限られない。
【0143】また、実施例ではコンビニエンスストアCVSに本発明を適用したが、それに限らず、スーパーマーケットやレストランなどの店舗にも本発明は有効である。更に、店舗の解釈としては一般事務所ビルなども含まれるものである。更にまた、本発明は信号線に接続されるセンサの数に限定されるものでは無い。
【0144】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1及び請求項2の発明によれば、センサの端末側制御手段は、検出手段が検出したデータを送受信手段により信号線を介して主制御装置に送信するので、主制御装置はセンサから支障無く検出データを取り込むことができる。
【0145】この場合、センサは記憶手段に自らのIDコードを保有しているので、信号線に各センサを接続するだけで主制御装置はセンサを識別でき、センサの配線は完了する。これにより、配線の簡素化を図ることが可能となると共に、センサの数などに係わらず主制御装置には共通のソフトウエアを使用できるので、共通化によるコストの著しい削減を図ることも可能となる。
【0146】特にこの場合、センサの端末側制御手段は、送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行し、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する。そして、主制御装置は、検出動作開始の指示の後、読み出し指示までの間に待機期間を設けているので、センサの端末側制御手段は検出手段による検出動作を十分に実行することができる。
【0147】更に、請求項1の発明では検出動作開始の指示を、データ収集しようとする全てのセンサに対して行うので、センサが複数接続されている場合に、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定してセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線にセンサが複数接続されている場合に、各センサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【0148】また、請求項2の発明では検出動作開始の指示を複数のセンサに対して行うので、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定して個々のセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線に接続された複数のセンサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、同様に通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【0149】そして、請求項3の発明によればこれらに加えて、計測用端末装置の端末側制御手段は、計測保持手段が計測して保持しているデータを送受信手段により信号線を介して主制御装置に送信するので、主制御装置は計測用端末装置から支障無くデータを取り込むことができる。
【0150】この場合も、計測用端末装置は記憶手段に自らのIDコードを保有しているので、信号線に計測用端末装置を接続するだけで主制御装置は計測用端末装置を識別でき、計測用端末装置の配線は完了する。これにより、配線の簡素化を図ることが可能となると共に、センサと共に主制御装置には共通のソフトウエアを使用できるので、共通化によるコストの著しい削減を図ることも可能となる。
【0151】特に、請求項3の発明の場合には主制御装置が、センサに対して検出動作開始の指示を行った後の待機期間中に、計測用端末装置のIDコードを指定して当該計測用端末装置に対し、読み出し指示を行うので、センサが検出動作を実行している最中に、既に計測したデータを保持している計測用端末装置からデータを収集することが可能となる。これにより、システム全体としてデータ収集に要する時間を一層短縮することができるようになるものである。
【0152】請求項4及び請求項5の発明によれば、センサの端末側制御手段は、検出手段が検出したデータを送受信手段により信号線を介して主制御装置に送信するので、主制御装置はセンサから支障無く検出データを取り込むことができる。
【0153】この場合も、センサはデータの授受を行うための信号線からの電力によって動作すると共に、記憶手段には自らのIDコードを保有しているので、信号線に各センサを接続するだけで主制御装置はセンサを識別でき、センサの配線は完了する。これにより、所謂プラグインによってセンサを配線することが可能となり、著しい配線の簡素化を図ることが可能となる。また、本発明によればセンサの数などに係わらず主制御装置には共通のソフトウエアを使用できるので、共通化によるコストの著しい削減を図ることも可能となる。
【0154】特にこの場合、センサの端末側制御手段は、送受信手段により主制御装置から検出動作開始の指示を受け取った場合、検出手段による検出動作を実行し、主制御装置から読み出し指示を受け取った場合には、検出手段が検出したデータを送受信手段により主制御装置に送信する。そして、主制御装置は、検出動作開始の指示の後、読み出し指示までの間に待機期間を設け、且つ、この待機期間中、信号線を高電位に維持するよう構成しているので、端末側制御手段が検出手段による検出動作を実行している間、信号線からは十分なる電力が供給される。
【0155】更に、請求項4の発明では検出動作開始の指示を、データ収集しようとする全てのセンサに対して行うので、センサが複数接続されている場合に、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定してセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線にセンサが複数接続されている場合に、各センサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【0156】また、請求項5の発明では検出動作開始の指示を複数のセンサに対して行うので、各センサに一斉に検出動作を行わせることができると共に、その後の読み出し指示はIDコードを指定して個々のセンサに対して行うようにしているので、各センサからのデータの読み出しもそれぞれ支障無く行うことができるようになる。従って、信号線に接続された複数のセンサからのデータ収集を短期間で行うことが可能となると共に、同様に通信中にノイズが侵入する不都合も効果的に防止若しくは抑制することが可能となり、総じて確実且つ迅速な検出動作を実現することができるようになるものである。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成12年2月29日(2000.2.29)
【代理人】 【識別番号】100098361
【弁理士】
【氏名又は名称】雨笠 敬
【公開番号】 特開2001−265434(P2001−265434A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−53491(P2000−53491)