| 【発明の名称】 |
制御装置の保守ツール |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 克仁
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| 【要約】 |
【課題】プラントの急変時の監視と対応措置が的確に迅速にできる。
【解決手段】ロジックトレンド機能13のモニタ機能開始機能13aは、制御装置14により制御している任意に指定されたロジック番号の制御ロジックと制御ロジックで演算しているモニタ値をロジックモニタ画面11上に表示する。ロジック指定機能13bは、ロジックモニタ画面11上で任意に指定されたロジック番号のロジック情報を全ロジック情報格納機能13eの内から抽出する。トレンド対象信号抽出機能13cは、抽出されたロジック情報に基づいて要求対象信号群13fを生成し、制御装置14に対して送信し、制御装置14から現在値情報をトレンドデータとして逐次受信する。トレンドグラフ画面表示機能13dは、要求対象信号群13fと制御装置14からのトレンドデータとからロジックトレンド画面12上にトレンドグラフ表示の現在値情報を表示処理する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 制御装置の制御ロジックの動作状態をリアルタイムに監視することが可能なオンラインモニタ機能を有する制御装置の保守ツールにおいて、前記保守ツールは、前記制御装置によって制御している任意の制御ロジックとこの制御ロジックで演算している現在値をロジックモニタ画面上に表示するモニタ機能開始機能と、前記制御装置に設けられる全ロジックの全ロジック情報の内から前記ロジックモニタ画面上で必要とする任意に指定されたロジックトレンド表示対象のロジック情報を抽出するロジック指定機能と、このロジック指定機能によって抽出されたロジック情報に基づいて前記制御装置に対して要求するための要求対象信号群を生成し、前記制御装置に対して要求対象信号群を送信し、前記制御装置からの現在値情報をトレンドデータとして逐次受信するトレンド対象信号抽出機能と、前記要求対象信号群と前記制御装置から受信したトレンドデータとからロジックトレンド画面上に現在値情報のトレンドグラフを表示するトレンドグラフ画面表示機能とを備える一方、前記制御装置は、前記保守ツールから前記要求対象信号群を受信して制御演算を実行して得られた現在値情報を前記トレンドデータとして前記保守ツールへ逐次送信する機能を備え、前記ロジックモニタ画面上で任意に指定されたロジックの入出力信号のトレンドグラフを即座に表示可能とすることを特徴とする制御装置の保守ツール。 【請求項2】 前記保守ツールは、前記ロジック指定機能により抽出された前記ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で任意に指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値による出力値の異常をロックするために指定入力された出力固定値とを前記制御装置へ送信し、必要時に前記出力値を前記出力固定値にロックするロック信号を制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、前記制御装置は、前記保守ツールの前記定数変更機能から前記変更定数値と出力固定値とを受信して該当メモリへ書き込み、前記対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報を前記保守ツールの前記トレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、前記ロック信号を受信した場合に前記出力値を前記出力固定値にロックして前記現在値情報として前記保守ツールの前記トレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じてトレンドグラフの表示をさせると共に、前記出力値を前記出力固定値にロックさせることを特徴とする請求項1記載の制御装置の保守ツール。 【請求項3】 前記保守ツールは、前記ロジック指定機能により抽出された前記ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値による出力値の異常を制限するために指定入力された出力制限値とを前記制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、前記制御装置は、前記保守ツールの定数変更機能から前記変更定数値と出力制限値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報をトレンドデータとして前記保守ツールの前記トレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、前記現在値情報が出力制限値を逸脱した場合に前記出力制限値に制限した現在値情報をトレンドデータとして前記保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフの表示をさせると共に、前記出力値を前記出力制限値に制限させることを特徴とする請求項1記載の制御装置の保守ツール。 【請求項4】 前記保守ツールは、前記ロジック指定機能により抽出された前記ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値によって出力値に影響を与えると想定される関連ロジックの関連ロジック番号とこの関連ロジック番号の出力値をロックするための出力固定値とを前記制御装置へ送信し、必要時に前記出力値を前記出力固定値にロックするロック信号を前記制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、前記制御装置は、前記保守ツールの定数変更機能から前記変更定数値と前記関連ロジック番号の出力固定値とを受信して該当メモリへ書き込み、前記対象ロジック番号のロジックの変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報と前記関連ロジック番号の現在値情報と一緒にトレンドデータとして前記保守ツールの前記トレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、前記ロック信号を受信した場合に前記関連ロジック番号の前記出力値を前記出力固定値にロックし前記関連ロジック番号の現在値情報のトレンドデータとして前記保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフの表示をさせると共に、関連ロジック番号の前記出力値を前記出力固定値にロックさせることを特徴とする請求項1記載の制御装置の保守ツール。 【請求項5】 前記保守ツールは、前記ロジック指定機能により抽出された前記ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値によって出力値に影響を与えると想定される関連ロジックの関連ロジック番号とこの関連ロジック番号の出力制限値とを前記制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、前記制御装置は、前記保守ツールの定数変更機能から前記変更定数値と前記出力制限値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックの変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報と前記関連ロジック番号の現在値情報と一緒にトレンドデータとして前記保守ツールの前記トレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、前記関連ロジック番号の出力値としての現在値情報が前記出力制限値を逸脱した場合に、前記出力制限値に制限した現在値情報をトレンドデータとして前記保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフの表示をさせると共に、前記関連ロジック番号の前記出力値を前記出力制限値に制限させることを特徴とする請求項1記載の制御装置の保守ツール。 【請求項6】 前記保守ツールは、前記ロジック指定機能により抽出された前記ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で任意に指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値による出力値の異常を制限するため指定入力された出力制限値と、前記変更定数値によって影響を与えると想定される関連するロジックの関連ロジック番号の関連出力監視値とを前記制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、前記制御装置は、前記保守ツールの定数変更機能から前記変更定数値と前記出力制限値と関連ロジック番号の前記関連出力監視値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジック演算を実行して得られた現在値情報と前記関連ロジック番号の現在値情報と一緒にトレンドデータとして前記保守ツールの前記トレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、前記関連ロジック番号の現在値情報が前記関連出力制限値を逸脱した場合に前記対象ロジック番号の現在値情報を前記出力制限値に制限する現在値情報を前記保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフを表示させると共に、前記関連ロジック番号の前記出力値が前記関連出力監視値を逸脱した場合に、対象ロジック番号の前記出力値を前記出力制限値に制限させることを特徴とする請求項1記載の制御装置の保守ツール。 【請求項7】 前記保守ツールは、前記ロジック指定機能により抽出された前記ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で任意に指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値によって影響を与えると想定される関連ロジックの関連ロジック番号の関連出力制限値と対象ロジック番号の出力信号監視値とを前記制御装置へ出力する定数変更機能を付加する一方、前記制御装置は、前記保守ツールの定数変更機能から前記変更定数値と前記関連出力制限値と出力信号監視値とを受信して、該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジック演算を実行して得られた現在値情報と前記関連ロジック番号の現在値情報と一緒に前記保守ツールの前記トレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、前記対象ロジック番号の現在値情報が前記出力信号監視値を逸脱した場合に、前記関連ロジック番号の現在値情報を前記関連出力制限値に制限する現在値情報を前記保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフ表示をさせると共に、対象ロジックの前記出力値が前記出力信号監視値逸脱した場合に、関連ロジック番号の前記出力値を前記関連出力制限値に制限させることを特徴とする請求項1記載の制御装置の保守ツール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置のロジック監視機能とトレンド表示機能とを有して制御装置を保守する制御装置の保守ツールに関する。 【0002】 【従来の技術】図14は、従来の制御装置の保守ツールのロジック監視機能を示すロジックモニタ画面の一例である。 【0003】図示するロジックモニタ画面1は、制御装置に設ける演算のためのロジックの一例を表示装置に表示したものである。この例では、ロジック番号1に対応して「出力=入力A×定数B」が表示され、入力信号Aと出力信号Cの各モニタ値が表示されている。ロジック番号2,ロジック番号3,ロジック番号4も同様にロジック番号に対応してロジックの内容が表示されている。モニタ値は、リアルタイムに数値表示、または、ON,OFFの色替え表示がされている。 【0004】図15は、従来の制御装置の保守ツールのトレンドグラフ表示機能を示すロジックトレンド画面である。 【0005】図示するロジックトレンド画面2は、図14のロジックモニタ画面1に対応して表示装置に表示したものである。この例では、ロジック番号1の入力信号Aと定数Bと出力信号Cの入出力関係がトレンド表示されている。ロジック番号2,ロジック番号3,ロジック番号4についても入出力信号がトレンド表示されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、図14及び図15で説明した従来の制御装置の保守ツールでは、ロジックモニタ画面1上の任意のロジック番号の入出力信号のトレンド表示をロジックトレンド画面2に任意に即座に表示させることは困難であり、これがプラントの運転状態を的確に把握するための支障となっていた。 【0007】すなわち、従来のロジック監視機能であるロジックモニタ画面1とトレンド表示機能であるロジックトレンド画面2とは、各々独立した機能となっており、両画面間を関連させる機能が設けられていなかった。このために、モニタ画面1を表示させ、ロジックの構成やモニタ値を監視中にロジックモニタ画面1のロジックのトレンド表示が必要となった場合、別にロジックトレンド画面2を表示させ必要なサンプリングデータとサンプリング時間を指定してトレンド表示するという煩雑な手間と時間を要していた。 【0008】また、従来の制御装置の保守ツールでは、ロジックの定数等を調整のため変更した場合に、プラントへの操作信号が突変してもこれを確実に監視及び制限する機能がなく、実際に操作者がロジックの定数等を変更することは、プラントの安全面から困難であった。 【0009】すなわち、図14における制御装置の定数Bの変更によって、対象ロジックの出力信号Cまたは関連出力信号Dが突変した場合に、瞬時に対象ロジックの出力信号Cあるいは関連出力信号Dを安全な固定値とする、あるいは、同出力に対し事前に上下限の制限設定する機能がなく、定数を再度調整し直し、出力信号を引き戻すしかなかった。しかし、制御装置の状態は、定数Bの再調整中にも急変していき、制御系全体に思わぬ影響を与えかねなかった。 【0010】かかる場合に、制御ロジックのみで上記機能を実現する手段はあるが、全ての調整ロジックへの対応は、ロジックの複雑化、容量過大となる事から現実的ではなかった。また、制御ロジックのみで上記機能を実現したとしても制限値、固定値が固定化される等、融通性にかけており、装置の使用者の介入が困難であった。 【0011】そこで、本発明は、制御装置に設けられる任意のロジックの入出力信号をトレンド表示で即座に表示させ、あるいは、任意のロジックの定数の変更に伴う操作信号の監視と制限を可能とする制御装置の保守ツールを提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、制御装置の制御ロジックの動作状態をリアルタイムに監視することが可能なオンラインモニタ機能を有する制御装置の保守ツールにおいて、保守ツールは、制御装置によって制御している任意の制御ロジックとこの制御ロジックで演算している現在値をロジックモニタ画面上に表示するモニタ機能開始機能と、制御装置に設けられる全ロジックの全ロジック情報の内からロジックモニタ画面上で必要とする任意に指定されたロジックトレンド表示対象のロジック情報を抽出するロジック指定機能と、このロジック指定機能によって抽出されたロジック情報に基づいて制御装置に対して要求するための要求対象信号群を生成し、制御装置に対して要求対象信号群を送信し、制御装置からの現在値情報をトレンドデータとして逐次受信するトレンド対象信号抽出機能と、要求対象信号群と制御装置から受信したトレンドデータとからロジックトレンド画面上に現在値情報のトレンドグラフを表示するトレンドグラフ画面表示機能とを備え、制御装置は、保守ツールから要求対象信号群を受信して制御演算を実行して得られた現在値情報をトレンドデータとして保守ツールへ逐次送信する機能を備え、ロジックモニタ画面上で任意に指定されたロジックの入出力信号のトレンドグラフを即座に表示可能とするようにしたものである。 【0013】この手段によれば、オンラインのロジックモニタ画面上で指定されたロジックの入出力信号のトレンドグラフが即座に表示されるので、制御装置の状態に応じて必要となったロジックの入出力信号の時系列の関係が把握でき、プラントの急変時の監視と対応措置が的確に迅速にできる。 【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の制御装置の保守ツールにおいて、保守ツールは、ロジック指定機能により抽出されたロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で任意に指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値による出力値の異常をロックするために指定入力された出力固定値とを制御装置へ送信し、必要時に出力値を出力固定値にロックするロック信号を制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、制御装置は、保守ツールの定数変更機能から変更定数値と出力固定値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報を保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、ロック信号を受信した場合に出力値を出力固定値にロックして現在値情報として保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフの表示をさせると共に、出力値を出力固定値にロックさせるようにしたものである。 【0015】この手段によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力固定値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信されトレンドグラフ表示がされる。一方、保守ツールにおいて、対象ロジック番号の出力値のトレンドグラフの表示が監視され、オペレータが出力ロックの要求を行うと、出力ロック信号が制御装置で受信され、対象ロジック番号の出力値が出力固定値にロックされる。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う出力値の急変が出力固定値にロックされるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0016】請求項3の発明は、請求項1記載の制御装置の保守ツールにおいて、保守ツールは、ロジック指定機能により抽出されたロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値による出力値の異常を制限するために指定入力された出力制限値とを制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、制御装置は、保守ツールの定数変更機能から変更定数値と出力制限値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報をトレンドデータとして保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、現在値情報が出力制限値を逸脱した場合に出力制限値に制限した現在値情報をトレンドデータとして保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフの表示をさせると共に、出力値を出力制限値に制限させるようにしたものである。 【0017】この手段によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力制限値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信されトレンドグラフ表示がされる。この状況で現在値情報が出力制限値逸脱すると、出力制限値に制限された現在値情報がプラントへ出力されると共にトレンドグラフに表示される。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う出力値の急変が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0018】請求項4の発明は、請求項1記載の制御装置の保守ツールにおいて、保守ツールは、ロジック指定機能により抽出されたロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値によって出力値に影響を与えると想定される関連ロジックの関連ロジック番号とこの関連ロジック番号の出力値をロックするための出力固定値とを制御装置へ送信し、必要時に出力値を出力固定値にロックするロック信号を制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、制御装置は、保守ツールの定数変更機能から変更定数値と関連ロジック番号の出力固定値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックの変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報と関連ロジック番号の現在値情報と一緒にトレンドデータとして保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、ロック信号を受信した場合に関連ロジック番号の出力値を出力固定値にロックし関連ロジック番号の現在値情報のトレンドデータとして保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフの表示をさせると共に、関連ロジック番号の出力値を出力固定値にロックさせるようにしたものである。 【0019】この手段によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と関連ロジック番号の出力固定値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信され対象ロジック番号及び関連ロジック番号のトレンドグラフ表示がされる。一方、保守ツールにおいて、関連ロジック番号の出力値のトレンドグラフの表示が監視され、オペレータが出力ロックの要求を行うと、出力ロック信号が制御装置で受信され、関連ロジック番号の出力値が出力固定値にロックされる。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う関連ロジック番号の出力値の急変が出力固定値にロックされるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0020】請求項5の発明は、請求項1記載の制御装置の保守ツールにおいて、保守ツールは、ロジック指定機能により抽出されたロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値によって出力値に影響を与えると想定される関連ロジックの関連ロジック番号とこの関連ロジック番号の出力制限値とを制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、制御装置は、保守ツールの定数変更機能から変更定数値と出力制限値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックの変更定数値を用いて制御ロジックの演算を実行して得られた現在値情報と関連ロジック番号の現在値情報とを一緒にトレンドデータとして保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、関連ロジック番号の出力値としての現在値情報が出力制限値を逸脱した場合に、出力制限値に制限した現在値情報をトレンドデータとして保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフの表示をさせると共に、関連ロジック番号の出力値を出力制限値に制限させるようにしたものである。 【0021】この手段によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と関連ロジック番号の出力制限値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信されトレンドグラフ表示がされる。この状況で関連ロジック番号の現在値情報が出力制限値以上となると、出力制限値に制限された関連ロジック番号の現在値情報がプラントへ出力されると共に関連ロジック番号のトレンドグラフの表示がされる。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う関連ロジック番号の出力値の急変が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0022】請求項6の発明は、請求項1記載の制御装置の保守ツールにおいて、保守ツールは、ロジック指定機能により抽出されたロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で任意に指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値による出力値の異常を制限するため指定入力された出力制限値と、変更定数値によって影響を与えると想定される関連するロジックの関連ロジック番号の関連出力監視値とを制御装置へ送信する定数変更機能を付加する一方、制御装置は、保守ツールの定数変更機能から変更定数値と出力制限値と関連ロジック番号の関連出力監視値とを受信して該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジック演算を実行して得られた現在値情報と関連ロジック番号の現在値情報と一緒にトレンドデータとして保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、関連ロジック番号の現在値情報が関連出力制限値を逸脱した場合に対象ロジック番号の現在値情報を出力制限値に制限する現在値情報を保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に応じたトレンドグラフを表示させると共に、関連ロジック番号の出力値が関連出力監視値を逸脱した場合に、対象ロジック番号の出力値を出力制限値に制限させるようにしたものである。 【0023】この手段によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力制限値と関連ロジック番号の関連出力監視値とが制御装置へ送信され、対象ロジック番号の制御ロジックでは、変更定数値を用いて演算が行われ得られた現在値情報が他の関連ロジック番号の現在値情報と一緒に保守ツールへ送信され、各トレンドグラフ表示がされる。この状況で、関連ロジック番号の現在値情報が関連出力監視値を逸脱すると対象ロジック番号の現在値情報が出力制限値に制限され、プラントへ出力されると共に、制限された現在値情報がトレンドグラフ表示される。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴って関連ロジック番号の現在値情報が関連出力監視値を逸脱すると対象番号の現在値情報が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0024】請求項7の発明は、請求項1記載の制御装置の保守ツールにおいて、保守ツールは、ロジック指定機能により抽出されたロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で任意に指定入力された対象ロジック番号の定数値を変更するための変更定数値と、この変更定数値によって影響を与えると想定される関連ロジックの関連ロジック番号の関連出力制限値と対象ロジック番号の出力信号監視値とを制御装置へ出力する定数変更機能を付加する一方、制御装置は、保守ツールの定数変更機能から変更定数値と関連出力制限値と出力信号監視値とを受信して、該当メモリへ書き込み、対象ロジック番号のロジックを変更定数値を用いて制御ロジック演算を実行して得られた現在値情報と関連ロジック番号の現在値情報と一緒に保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能と、対象ロジック番号の現在値情報が出力信号監視値を逸脱した場合に、関連ロジック番号の現在値情報を関連出力制限値に制限する現在値情報を保守ツールのトレンド対象信号抽出機能へ送信する機能とを付加して、定数値を変更した場合に対応したトレンドグラフ表示をさせると共に、対象ロジックの出力値が出力信号監視値を逸脱した場合に、関連ロジック番号の出力値を関連出力制限値に制限させるようにしたものである。 【0025】この手段によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力信号監視値と関連ロジック番号の関連出力制限値とが制御装置へ送信され、対象ロジック番号の制御ロジックでは、変更定数値を用いて演算が行われ得られた現在値情報が他の関連ロジック番号の現在値情報と一緒に保守ツールへ送信され、各トレンドグラフ表示がされる。この状況で、対象ロジック番号の現在値情報が出力信号監視値を逸脱すると関連ロジック番号の現在値情報が関連制限値に制限され、プラントへ出力されると共に、制限された現在値情報がトレンドグラフ表示される。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴って対象ロジック番号の現在値情報が出力信号監視値以上となると関連ロジック番号の現在値情報が関連出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施の形態を示す制御装置の保守ツールの機能図である。図示する制御装置の保守ツールは、大別してロジックモニタ画面11とロジックトレンド画面12とロジックトレンド機能13と制御装置14とからなっている。 【0027】ロジックモニタ画面11は、制御装置14に設けるロジックの一例を表示装置に表示したものである。この例では、ロジック番号1に対応して「出力=入力A×定数B」のロジックが表示されている。このロジック番号1には、入力信号A(モニタ値)と定数Bと出力信号C(モニタ値)が表示されている。また、ロジック番号2は、論理積演算を行うロジックで入力信号G(モニタ値)と入力信号(モニタ値)の論理積演算のロジックによって出力信号F(モニタ値)とする表示がされている。 【0028】ロジックトレンド機能13は、モニタ機能開始機能13aとロジック指定機能13bとトレンド対象信号抽出機能13cとトレンドグラフ画面機能13dと全ロジック情報格納機能13eとからなっている。 【0029】モニタ機能開始機能13aは、制御装置14によって制御している任意に指定されたロジック番号の制御ロジックと制御ロジックで演算しているモニタ値をロジックモニタ画面13上に表示するものである。ロジック指定機能13bは、ロジックモニタ画面11上で任意に指定されたロジック番号のロジックトレンド表示対象のロジック情報を全ロジック情報格納機能13eの内から抽出するものである。 【0030】トレンド対象信号抽出機能13cは、ロジック指定機能13bによって抽出されたロジック情報に基づいて制御装置14に対して要求するための要求対象信号群13fを生成し、制御装置14に対して要求対象信号群13fを送信し、制御装置14から現在値情報をトレンドデータとして逐次受信するものである。トレンドグラフ画面表示機能13dは、生成された要求対象信号群13fと制御装置14からのトレンドデータとからロジックトレンド画面12上にトレンドグラフ表示の現在値情報を表示処理するものである。ロジックトレンド画面12は、ロジックトレンド機能13によって得られたトレンドグラフの現在値情報を画面上にプロットして表示するものである。 【0031】制御装置14は、ロジックトレンド機能13からの要求対象信号群13fを受信して所定の制御演算を実行して得られたトレンドデータとしての現在値情報をロジックトレンド機能13へ送信する機能を有している。 【0032】以上の構成で、従来技術であるモニタ機能開始機能13aによって、制御装置14にて制御している制御ロジックが可視化され、ロジックモニタ画面11のように表示されると共に、制御装置14でロジック演算されている現在値情報が、モニタ値としてロジックモニタ画面11の画面上に表示される。 【0033】このロジックモニタ画面11上で必要とするトレンドグラフを得るために任意のロジック番号が指定される。ここでは、一例としてロジック番号1の乗算ロジック11aが選択されたものとして説明する。 【0034】まず、ロジック指定機能13bによって、制御装置14の全ロジック情報格納機能13eの中から、ロジックモニタ画面11で指定されたロジック番号1で管理されている乗算ロジック11aに対応するロジック情報が抽出される。 【0035】次に、トレンド対象信号抽出機能13cにより抽出されたロジック情報の中から、制御装置14に対し要求する要求対象信号群13fが作成される。要求対象信号群13fが作成されると制御装置14に対してトレンドデータ要求として要求対象信号群13fが送信され、制御装置14から該当する現在値情報がトレンドデータとして逐次受信される。 【0036】この結果、トレンドグラフ画面表示機能13dによって制御装置14から受信された要求対象信号群13fの情報に基づいて、表示レンジの自動決定、表示グラフのペン番号への自動割付が行われる。そして、ロジックモニタ画面11上の最前面にロジックトレンド画面12が開かれ、制御装置14から受信された現在値情報が図示するようにロジックトレンド画面12上へプロットされる。これにより、ロジックトレンド画面12には、指示されたロジック番号1の定数Bに対する入力信号Aと出力信号Bの入出力信号の関係が時系列に表示される。 【0037】このように第1実施の形態によれば、オンラインのロジックモニタ画面上で指定されたロジックの入出力信号のトレンドグラフが即座に表示されるので、制御装置の状態に応じて必要となったロジックの入出力信号の時系列の関係が把握でき、プラントの急変時の監視と対応措置が的確に迅速にできる。 【0038】図2は、本発明の第2実施の形態を示す制御装置の保守ツールの機能図である。図2において、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分又は相当部分を示し、第2実施の形態は、図1の保守ツールに定数変更機能23bを付加したロジック出力ロック機能23を備える一方、図1の制御装置24にロジック出力ロック機能を実現させる機能を付加して、定数値を変更した場合のトレンド表示をさせると共に、制御装置24からの出力値を所定値にロックさせる点に特徴を有している。 【0039】ロジックモニタ画面11は、図1に示す第1実施の形態で説明したものと同様のものである。定数書込ウィンドウ21は、ロジックモニタ画面11上で要求によって展開され、図示するように変数定数値入力21a、出力固定値入力21b、定数書込PB21c、出力ロックPB21d、対象ロジック番号21eとからなっている。 【0040】ロジック出力ロック機能23は、ロジックトレンド機能23aと定数変更機能23bとからなっている。 【0041】ロジックトレンド機能23aは、第1実施の形態で説明したロジックトレンド機能13とほぼ同様の構成で同様の効果を奏するものである。定数変更機能23bは、ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力されたロジック番号の定数値を変更するための変更定数値21aと、この変更定数値21aによる出力値の異常をロックするために指定入力された出力固定値21bとを定数書込PB”ON”23eの押下時に制御装置14へ送信し、オペレータの要求時に出力固定値21bにロックするロック信号を制御装置14へ送信するものである。 【0042】制御装置24は、ロジックトレンド機能23aから変更定数値21aと出力固定値21bとを受信してロジック番号のロジックと変更定数値とを用いて制御ロジック演算を実行して得られた現在値情報を送信する機能と、ロック信号を受信した場合に現在値情報を出力固定値にロックして現在値情報としてロジック出力ロック機能23へ送信する機能とを付加して、出力値を所定値にロックさせるものである。 【0043】以上の構成では、まず、ロジックトレンド機能23aに設けるロジック指定機能により、乗算ロジック11aがロジックモニタ画面11上で指定されると、対象ロジック番号21eが特定される。 【0044】次に、ロジックトレンド画面22をロジックモニタ画面11上の任意の位置に展開する。さらに、定数変更機能23bが起動されると、定数書込ウィンドウ21がロジックモニタ画面11の先前面に配置される。このとき、対象ロジック番号21eは例えば第1実施の形態で説明したロジック指定機能13b等により、既に特定されているものとする。なお、ロジックモニタ画面11は、定数書込ウィンドウ21及びロジックトレンド画面22より十分に大きく、両画面の展開に支障が無いものとする。 【0045】次に、定数書込ウインドウ21で、変更定数値21aと出力固定値21bとの値を入力する。そして、本装置の操作者により、ロジックトレンド画面22の出力信号Cが監視され、最適なタイミングで、定数書込PB21cが押されると、図3に示す制御装置24の入力処理ブロック24aを経由し、変更定数値21aが制御装置24の制御ロジック参照メモリ24dに書き込まれ、出力固定値21b及び対象ロジック番号21eが制御装置24の出力固定値エリア24eにそれぞれ書き込まれる。 【0046】次に、制御装置24内の処理を図3を参照して説明する。 【0047】一般に、制御装置は、入力処理24a、対象ロジック演算24b1、出力処理24cの順に処理され、これらの処理は以後、繰り返し実行されている。また、制御ロジックの演算途中結果書込/読み出しのためのメモリとして制御ロジック参照メモリ24dが設けられており、対象ロジック演算終了後、出力処理ブロック24cにより、制御ロジック参照メモリ24dの内容が外部出力される。 【0048】第2実施の形態では、図3において定数変更時のロジック出力ロック機能を実現するために、制御ロジックの演算24b1の直後に、出力ロックPB判定24b2を付加する。この出力ロックPB判定24b2は、全ての演算ロジックの後方に予め付加されている。 【0049】次に、上記する出力ロックPB判定24b2の処理について説明する。 【0050】まず、本装置の操作者が、ロジックトレンド画面22により、定数変更後の出力信号Cの監視が行われ、出力信号Cに異常が見られた時刻t1に、出力ロックPB21dが押される。これにより、図3に示す制御装置24の出力ロックPB動作状態24hへ定数書込ウインドウ21上の出力ロックPB21dの動作状態が、入力処理24aを経由して常時監視した結果として格納される。 【0051】親ロジックである対象ロジック演算24b1の演算終了後、制御装置24の出力ロックPB判定24b2のロジックでは、出力ロックPB動作状態24hが参照され、OFFであれば制御ロジックの演算24b1の出力値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ24dの該当部分である出力信号Cに書込が行われる。 【0052】一方、出力ロックPBの動作状態24hが参照された結果が、ONであれば、出力固定値エリア24eが参照され、制御ロジックの演算24b1の演算値が対象ロジック番号24e1の出力固定値24e1以下の場合、制御ロジックの演算24b1の出力値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ24dの該当部分である出力信号Cへ書込が行われる。制御ロジックの演算24b1の演算値が対象ロジック番号24e1の出力固定値24e1以上の場合、出力固定値24e2の値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ24dの該当部分である出力信号Cに書込が行われる。 【0053】この結果、図2に示すように時刻t1に出力ロックPBが押されると、対象ロジック演算の出力結果が出力固定値21bに置き換えることができ、結果として、出力固定値を固定にする出力ロック機能を発揮することができる。 【0054】このように第2実施の形態によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力固定値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信されトレンドグラフ表示がされる。一方、保守ツールにおいて、対象ロジック番号の出力値のトレンドグラフの表示が監視され、オペレータが出力ロックの要求を行うと、出力ロック信号が制御装置で受信され、対象ロジック番号の出力値が出力固定値にロックされる。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う出力値の急変が出力固定値にロックされるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0055】図4は、本発明の第3実施の形態を示す制御装置の保守ツールの機能図である。図4において、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分又は相当部分を示し、第3実施の形態は、図1の保守ツールに定数変更機能33bを付加したロジック出力制限機能33を備える一方、図1の制御装置14と同様の制御装置34にロジック出力制限機能を実現させる機能を付加して定数値を変更した場合のトレンドグラフ表示をさせると共に、制御装置34からの出力値を所定値に制限させる点に特徴を有している。 【0056】ロジックモニタ画面11は、図1に示す第1実施の形態で説明したものと同様のものである。定数書込ウィンドウ31は、第1実施の形態で説明したロジックモニタ画面11上で要求によって展開され、図示するように変数定数値21a、出力制限値31b、定数書込PB21c、対象ロジック番号21eからなっている。 【0057】ロジック出力ロック機能33は、ロジックトレンド機能23aと定数変更機能33bとからなっている。ロジックトレンド機能23aは、第1実施の形態で説明したロジックトレンド機能13とほぼ同様のものである。 【0058】定数変更機能33bは、ロジックトレンド表示対象のロジック情報の内で指定入力されたロジック番号の定数値を変更するための変更定数値21aと、この変更定数値21aによる出力値の異常を制限するために指定入力された出力制限値31bとを定数書込PB”ON”によって制御装置34へ送信し、出力制限値31bに制限するものである。 【0059】制御装置34は、図5に示すように、入力処理24a、制御ロジック演算34b、出力処理24c、制御ロジック参照メモリ24d、出力制限値エリア34eとからなっている。 【0060】制御ロジック演算34bは、ロジック番号により管理されている対象ロジック演算24b1と、出力制限判定34b2を含んでいる。出力制限値エリア34eはロジック番号24e1と、出力制限値34e2からなっている。 【0061】以上の構成で、第1実施の形態で説明したロジックトレンド機能13と同様のロジックトレンド機能23a中の図示しないロジック指定機能により、乗算ロジック11aがロジックモニタ画面11上で指定されることで対象ロジック番号21eが特定される。 【0062】次に、第1実施の形態で説明したロジックトレンド画面12上に、出力制限値の表示を付加したロジックトレンド画面32をロジックモニタ上の任意の位置の展開する。そして、定数変更機能33bが起動されると、定数書込ウィンドウ31がロジックモニタ画面11の先前面に配置される。このとき、対象ロジック番号21eは例えば第1実施の形態で説明したロジック指定機能13b等により、既に特定されている。なお、ロジックモニタ画面11は、定数書込ウィンドウ31及びロジックトレンド画面32より十分に大きく、両画面の展開に支障が無いものとする。 【0063】次に、定数書込ウインドウ31で、変更定数値21aと出力制限値31bとの値が入力される。そして、本装置の操作者によって、ロジックトレンド画面32の出力信号Cが監視され最適なタイミングで、定数書込PB21cが押されると、制御装置34の入力処理ブロック24aを経由し、変更定数値21aが制御装置34の制御ロジック参照メモリ24dへ書き込まれ、出力制限値31b及び対象ロジック番号21eが制御装置34の出力制限値エリア34eへそれぞれ書き込まれる。 【0064】次に、制御装置34内の処理を図5を参照して説明する。 【0065】一般に、制御装置は、入力処理24a、対象ロジック演算24b1、出力処理24cの順に動作し、これらが以後、繰り返し実行される。また、制御ロジックの演算途中結果書込/読み出しのためのメモリとして制御ロジック参照メモリ24dが設けられており、対象ロジック演算終了後、出力処理24cにより、制御ロジック参照メモリ24dの内容が外部出力される。 【0066】第3実施の形態では、図5に示すように定数変更時のロジック出力制限機能を実現するために、制御ロジックの演算24b1の直後に、出力制限判定34b2を付加する。この出力制限判定34b2は全ての演算ロジックの後方に予め付加されている。 【0067】次に、上記する出力制限判定34b2の動作について説明する。 【0068】まず、出力制限判定34b2のロジックでは、親ロジックである対象ロジック演算24b1の演算終了後に、出力制限値エリア34eの対象ロジック番号24e1を参照する。このとき、同対象ロジック番号24e1が複数個を有する制御ロジックの演算24b1の対象ロジック番号の内で該当する対象ロジック番号と異なった場合に制御ロジックの演算24b1の出力値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ24dの該当部分に書込が行われる。 【0069】次に、対象ロジック番号24e1が複数個を有する制御ロジックの演算24b1の対象ロジック番号の内で該当する番号と一致した場合は、以下の判定を行う。すなわち、出力制限値34e2の値と制御ロジックの演算24b1の出力値とが比較され、出力値が出力制限値34e2の値を超えなければ、制御ロジックの演算24b1の出力が有効とされ制御ロジック参照メモリ24dの該当部分である出力信号Cへ書込が行われる。 【0070】一方、制御ロジックの演算24b1の出力値が出力制限値34e2の値を超えた場合、出力制限値34e2の値が有効とされて制御ロジック参照メモリ24dの該当部分である出力信号Cへ書込が行われる。これによって、出力制限判定34b2の動作により、図4に示す時刻t1に対象ロジック演算24b1の出力結果に対して出力制限値34e2に制限を行うことができる。 【0071】このように第3実施の形態によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力制限値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信されトレンドグラフ表示がされる。この状況で現在値情報が出力制限値以上となると、出力制限値に制限された現在値情報がプラントへ出力されると共にトレンドグラフに表示される。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う出力値の急変が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。なお、本実施の形態では、上限制限について説明したが、制限値ウインドウで上下限の設定を可能とすることで、下限制限を行うことも可能である。 【0072】図6は、本発明の第4実施の形態を示す制御装置の保守ツールの機能図である。図6において、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分又は相当部分を示し、第4実施の形態は、図1の保守ツールに定数変更機能43bを付加した関連ロジック出力ロック機能43を備える一方、図1の制御装置24に関連ロジック出力ロック機能を実現させる機能を付加して定数値を変更した場合のトレンドグラフ表示をさせると共に、制御装置24からの関連ロジック番号の出力値を所定値にロックさせる点に特徴を有している。 【0073】ロジックモニタ画面11は、図1に示す第1実施の形態で説明したものと同様のものである。定数書込ウィンドウ41は、第2実施の形態で説明した定数書込ウィンドウ21に関連ロジック番号41fが付加されたもので、要求によって展開され、図示するように変数定数値21a、出力固定値21b、定数書込PB21c、出力ロックPB21d、対象ロジック番号21eとに関連ロジック番号41fが付加されている。 【0074】ロジックトレンド画面42は、第1実施の形態のロジックモニタ画面11に、出力固定値及び出力ロックPB“ON”ポイント表示及び関連出力信号を付加したものである。 【0075】関連ロジック出力ロック機能43は、第1実施の形態で説明したロジックトレンド表示を行うロジックトレンド機能13と同様のロジックトレンド機能23aと定数変更機能43bとからなっている。制御装置24は、図3に示す第2実施の形態と同様に、図7に示すように入力処理24a、制御ロジック演算44b、出力処理24c、制御ロジック参照メモリ44d、出力固定値エリア44e、出力ロックPB動作状態24h等からなっている。 【0076】また、制御ロジック演算44bは、ロジック番号により管理されている対象ロジック演算24b1と、出力ロックPB判定24b2、その他の演算44b3,関連出力固定対象ロジック44b4を含んでいる。出力固定値エリア44eはロジック番号24e1と、出力固定値24e2及び関連ロジック番号44e3とからなっている。 【0077】以上の構成では、まず、ロジックトレンド機能23a中の図示しないロジック指定機能により、乗算ロジック11aがロジックモニタ画面11上で指定されると対象ロジック番号21eが特定される。 【0078】次に、第1実施の形態で説明したロジックトレンド画面12上に、出力固定値21b及び出力ロックPB21dの“ON”ポイント表示及び関連出力表示が付加されたロジックトレンド画面42をロジックモニタ上の任意の位置の展開する。さらに、定数変更機能43bが起動されると、定数書込ウィンドウ41がロジックモニタ画面11の先前面に配置される。このとき、対象ロジック番号21eは第1実施の形態で説明したと同様のロジック指定機能により、既に特定されている。また、ロジックモニタ画面11は、定数書込ウィンドウ41及びロジックトレンド画面42より十分に大きく、両画面の展開に支障が無いものとする。 【0079】次に、定数書込ウインドウ41で、変更定数値21aと出力固定値21bの値、及び出力を固定したい関連ロジック番号41fを入力する。そして、本装置の操作者によって、後述する対象ロジック番号24e1の定数が変更されることで影響を受けるであろう関連ロジックのロジック番号を予め特定しておく。このロジック番号が、関連ロジック番号41fである。 【0080】以上を入力した後に、本装置の操作者によって、ロジックトレンド画面42上の出力信号C及び関連出力信号Dが監視され最適なタイミングで、定数書込PB21cが押されると、制御装置24の入力処理24aを経由し、変更定数値21aが制御装置24の制御ロジック参照メモリ44dへ書き込まれ、出力固定値21b、対象ロジック番号21e及び関連ロジック番号41fが制御装置24の出力固定値エリア44eへそれぞれ書き込まれる。 【0081】次に、制御装置24内の処理について図7を参照して説明する。 【0082】一般に、制御装置は、入力処理24a、対象ロジック演算24b1、出力処理24cの順に動作し、以後、繰り返し実行される。また、制御ロジックの演算途中結果書込/読み出しのためのメモリとして制御ロジック参照メモリ44dが設けられており、対象ロジック演算終了後、出力処理24cにより、制御ロジック参照メモリ44dの内容が外部へ出力される。 【0083】本実施の形態では、図7に示すように定数変更時の関連ロジック出力ロック機能を実現するために、関連出力固定対象ロジック44b4の処理の直後に、出力ロックPB判定24b2を付加する。この出力ロックPB判定24b2は全ての演算ロジックの後方に予め付加されている。また、出力ロックPB動作状態24hは、定数書込ウインドウ41上の出力ロックPB21dの動作状態を、入力処理24aを経由して常時監視した結果を格納したものである。 【0084】次に、図7に示す出力ロックPB判定24b2の処理について説明する。 【0085】まず、本装置の操作者によって、ロジックトレンド画面42により、定数変更後の関連出力信号Dの監視が行われ、もし、同出力に異常が見られた時は出力ロックPB21dが押され後述するように、プラントの安全な運転が図られる。 【0086】具体的には、出力ロックPB判定24b2のロジックでは、親ロジックである関連出力固定対象ロジック44b4の演算処理終了後に、出力ロックPB動作状態24hが参照され、OFFであれば関連出力固定対象ロジック44b4の出力値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ44dの該当部分である関連出力信号Dに書込が行われる。 【0087】次に、出力ロックPBの動作状態24hが参照されて、ONであれば、出力固定値エリア44eのデータが参照され、関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力固定対象ロジック44b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と異なった場合は関連出力固定対象ロジック44b4の出力値か有効とされ、制御ロジック参照メモリ44dの該当部分へ書込が行われる。 【0088】また、関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力固定対象ロジック44b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と一致すれば、出力固定値24e2の値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ24dの該当部分である関連出力信号Dへ書込が行われる。 【0089】この結果、図6に示すように時刻t1に出力ロックPB21dが押されると、関連出力の固定対象ロジック演算の出力結果が出力固定値21bに置き換えられ、出力値が固定されて関連ロジック出力ロック機能を得ることができる。 【0090】このように第4実施の形態によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と関連ロジック番号の出力固定値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信され対象ロジック番号及び関連ロジック番号のトレンドグラフ表示がされる。一方、保守ツールにおいて、関連ロジック番号の出力値のトレンドグラフの表示が監視され、オペレータが出力ロックの要求を行うと、出力ロック信号が制御装置で受信され、関連ロジック番号の出力値が出力固定値にロックされる。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う関連ロジック番号の出力値の急変が出力固定値にロックされるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0091】図8は、本発明の第5実施の形態を示す制御装置の保守ツールの機能図である。図8において、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分又は相当部分を示し、第5実施の形態は、図1の保守ツールに定数変更機能53bを付加した関連ロジック出力制限機能53を備える一方、図1の制御装置24に関連ロジック出力制限機能を実現させる機能を付加して定数値を変更した場合のトレンド表示をさせると共に、制御装置54からの関連ロジック番号の出力値を所定値に制限させる点に特徴を有している。 【0092】定数書込ウィンドウ51は、第3実施の形態で説明した定数書込ウインドウ31に関連ロジック番号41fが付加されたもので、変更定数値21a,出力制限値31b、定数書込PB21c、対象ロジック番号21e、関連ロジック番号41fから成っている。 【0093】ロジックトレンド画面52は、第1実施の形態で説明したロジックトレンド画面12に、出力制限値及び関連出力信号Dを付加したものである。 【0094】関連ロジック出力制限機能53は、第1実施の形態にて説明したロジックトレンド表示を行うロジックトレンド機能13と同様のロジックトレンド機能23aと定数変更機能53bから成っている。 【0095】制御装置54は、図9に示すように、入力処理24a、制御ロジック演算54b、出力処理24c、制御ロジック参照メモリ44d、出力制限値エリア54eからなっている。また、制御ロジック演算54bは、ロジック番号により管理されている対象ロジック演算24b1と、出力制限判定34b2、その他の演算44b3,関連出力制限対象ロジック54b4を含んでいる。出力制限値エリア54eはロジック番号24e1と、出力制限値34e2及び関連ロジック番号44e3からなっている。 【0096】以上の構成では、まず、ロジックトレンド機能23a中の図示しないロジック指定機能により、乗算ロジック11aがロジックモニタ画面11上で指定されると対象ロジック番号21eが特定される。 【0097】次に、第1実施の形態にて説明したロジックトレンド画面12上に、出力制限値及び関連出力信号Dの表示を付加したロジックトレンド画面42をロジックモニタ画面11上の任意の位置の展開する。 【0098】さらに、定数変更機能ブロック53bが起動されると、定数書込ウィンドウ51がロジックモニタ画面11の先前面に配置される。このとき、対象ロジック番号21eは第1実施の形態で説明したロジック指定機能により、既に特定されている。また、ロジックモニタ画面11は、定数書込ウィンドウ51及びロジックトレンド画面52より十分に大きく、両画面の展開に支障が無いものとする。 【0099】次に、定数書込ウインドウ51で、変更定数値21aと出力制限値31bとの値、及び出力を固定したい関連ロジック番号41fを入力する。この場合に、本装置の操作者によって、後述するロジック番号24e1の定数が変更されることで影響を受けるであろう関連ロジックのロジック番号を予め特定しておく。このロジック番号が、関連ロジック番号41fである。 【0100】以上の入力がされた後に、本装置の操作者により、ロジックトレンド画面52上の出力信号C及び関連出力信号Dが監視され最適なタイミングで、定数書込PB21cが押されると、制御装置54の入力処理24aを経由し、変更定数値21aが制御装置54の制御ロジック参照メモリ44dへ書き込まれ、出力制限値31b、対象ロジック番号21e及び関連ロジック番号41fが制御装置54の出力制限値エリア54eのそれぞれのエリアへ書き込まれる。 【0101】次に、制御装置54の処理について図9を参照して説明する。 【0102】一般に、制御装置は、入力処理24a、対象ロジック演算24b1、出力処理24cの順に処理し、以後、繰り返し実行される。また、制御ロジックの演算途中結果書込/読み出しのためのメモリとして制御ロジック参照メモリ44dが設けられており、対象ロジック演算終了後、出力処理24cにより、前期制御ロジック参照メモリ44dの内容が外部へ出力される。 【0103】本実施の形態では、図9に示すように定数変更時の関連ロジック出力制限機能を実現するために、関連出力制限対象ロジック54b4の直後に、出力制限判定34b2を付加する。この出力制限判定34b2は全ての演算ロジックの後方に予め付加されているものである。 【0104】次に、上記した出力制限判定34b2の処理について説明する。 【0105】まず、出力制限判定34b2のロジックでは、親ロジックである関連出力制限対象ロジック54b4の演算終了後に、出力制限値エリア54eの関連ロジック番号44e3の出力制限値34e2が参照され、同関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力制限対象ロジック54b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と異なった場合、関連出力制限対象ロジック54b4の出力値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ44dの該当部分へ書込が行われる。 【0106】また、関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力制限対象ロジック54b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と一致した場合は、以下の判定を行う。 【0107】すなわち、関連ロジック信号44e3の出力制限値34e2と関連出力制限対象ロジック54b4の出力値とが比較され、関連出力制限対象ロジック54b4の出力値が出力制限値34e2を超えなければ、関連出力制限対象ロジック54b4の出力値が有効とされ制御ロジック参照メモリ44dの該当部分である関連出力信号Dへ書込が行われる。一方、関連制限対象ロジック54b4の出力値が出力制限値34e2を超えた場合は、出力制限値34e2の値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ44dの該当部分である関連出力信号Dへ書込が行われる。これにより、図8に示すように時刻t1に出力制限判定34b2の動作により、対象ロジック演算24b1の出力結果に基づいて制限値34e2の制限を行うことができる。 【0108】この第5実施の形態によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と関連ロジック番号の出力制限値とが保守ツールから制御装置へ送信され、制御装置によって変更定数値を用いて制御ロジックによって演算が行われ、得られた現在値情報がトレンドデータとして保守ツールへ送信されトレンドグラフ表示がされる。この状況で関連ロジック番号の現在値情報が出力制限値以上となると、出力制限値に制限された関連ロジック番号の現在値情報がプラントへ出力されると共に関連ロジック番号のトレンドグラフの表示がされる。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う関連ロジック番号の出力値の急変が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。なお、本実施の形態では、上限制限について説明したが、制限値ウインドウで上下限設定を可能とすることで、下限制限を行うことも可能である。 【0109】図10は、本発明の第6実施の形態を示す制御装置の保守ツールの機能図である。図10において、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分又は相当部分を示し、第6実施の形態は、図1の保守ツールに定数変更機能63bを付加した関連ロジックの出力値の監視によるロジック出力制限機能63を備える一方、図1の制御装置に関連ロジックの出力値の監視によるロジック出力制限機能を実現させる機能を付加して、定数値を変更した場合のトレンド表示をさせると共に、関連ロジックの出力値の監視しつつ制御装置64からの出力値を所定値に制限させる点に特徴を有している。 【0110】定数書込ウィンドウ61は、第5実施の形態で説明した定数書込ウインドウ51に関連出力監視値61gが付加されたもので、変更定数値21a,出力制限値31b、定数書込PB21c、対象ロジック番号21e、関連ロジック番号41f、関連出力監視値61gからなっている。 【0111】ロジックトレンド画面62は、第1実施の形態のロジックトレンド画面11に、出力制限値、関連出力信号D及び関連出力監視値を付加したものである。 【0112】関連ロジックの出力値の監視によるロジック出力制限機能63は、第1実施の形態にて説明したロジックトレンド表示を行うロジックトレンド機能13と同様のロジックトレンド機能23aと定数変更機能63bとからなり、この定数変更機能63bに、変更定数値21aと出力制限値31bと関連出力監視値61gと定数書込ウインドウ61上の定数書込PB21cが押された結果を格納する定数書込PBON23eと関連ロジック番号41fとを有している。 【0113】制御装置64は、図11に示すように入力処理24aと制御ロジック演算64bと出力処理24cと制御ロジック参照メモリ44dと出力制限値エリア64eからなっている。また、制御ロジック演算64bは、ロジック番号により管理されている対象ロジック演算24b1と、出力制限判定64b2、その他の演算44b3,関連出力監視対象ロジック64b4を含んでいる。出力制限値エリア64eはロジック番号24e1と、出力制限値34e2と、関連ロジック番号44e3及び関連出力監視値64e4からなっている。 【0114】以上の構成では、まず、ロジックトレンド機能23a中のロジック指定機能により、乗算ロジック11aがロジックモニタ画面11上で指定されると対象ロジック番号21eが特定される。 【0115】次に、第1実施の形態にて説明したロジックトレンド画面12上に、出力制限値、関連出力信号D及び関連出力監視値の表示を付加したロジックトレンド画面62をロジックモニタ上の任意の位置に展開する。さらに、定数変更機能63bが起動されると、定数書込ウィンドウ61がロジックモニタ画面11の先前面に配置される。このとき、対象ロジック番号21eが例えば第1実施の形態で説明したロジック指定機能13b等により、既に特定されている。また、ロジックモニタ画面11は、定数書込ウィンドウ61及びロジックトレンド画面62より十分に大きく、両画面の展開に支障が無いものとする。 【0116】次に、定数書込ウインドウ61において、変更定数値21aと出力制限値31bの値、出力値の制限動作点情報を得たい関連ロジック番号41f及び関連出力監視値61gを入力する。そして、本装置の操作者は、後述するロジック番号24e1の定数が変更されることで影響を受けるであろう関連ロジックのロジック番号を予め特定しておく。このロジック番号が、関連ロジック番号41fである。 【0117】以上を入力した後に、本装置の操作者によって、ロジックトレンド画面62上の出力信号C及び関連出力信号Dが監視され最適なタイミングで、定数書込PB21cが押されると、制御装置64の入力処理24aを経由し、変更定数値21aが制御装置64の制御ロジック参照メモリ44dに書き込まれ、出力制限値31b、対象ロジック番号21e、関連ロジック番号41f及び関連出力監視値61gが制御装置の出力制限値エリア64eの該当エリアへそれぞれ書き込まれる。 【0118】次に、制御装置64の処理について図11を参照して説明する。 【0119】一般に、制御装置は、入力処理24a、対象ロジック演算24b1、出力処理24cの順の処理し、以後、繰り返し実行される。また、制御ロジックの演算途中結果書込/読み出しのためのメモリとして制御ロジック参照メモリ44dが設けられており、対象ロジック演算終了後、出力処理24cにより、前期制御ロジック参照メモリ44dの内容が外部へ出力される。 【0120】本実施の形態では、図11に示すように定数変更時の関連ロジック出力監視によるロジック出力制限機能を実現するために、関連出力監視対象ロジック64b4の直後に、出力制限判定64b2を付加する。この出力制限判定64b2は全ての演算ロジックの後方に予め付加されているものである。 【0121】次に、上記した出力制限判定64b2の処理について説明する。 【0122】まず、出力制限判定64b2のロジックでは、親ロジックである関連出力監視対象ロジック64b4の演算終了後に、出力制限値エリア64eの関連ロジック番号44e3を参照する。この場合、関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力監視対象ロジック64b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と異なった場合、対象ロジック演算24b1及び関連出力監視対象ロジック64b4に対していかなる要求も行わない。従って、結果として通常演算が実行されることになる。 【0123】また、関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力監視対象ロジック64b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と一致した場合、対象ロジック演算24b1の演算停止、解除及び出力信号Cに対する出力制限が行われる。また、関連出力監視値64e4と、関連出力監視対象ロジック64b4の出力値とが比較され、出力制限値34e2の値を超えなければ、対象ロジック演算24b1及び関連出力監視対象ロジック64b4に対していかなる要求も行わない。結果として通常演算が実行されることになる。 【0124】また、関連出力監視値64e4と、関連出力監視対象ロジック64b4の出力値とが比較され、関連出力監視対象ロジック64b4が関連出力監視値64e4を超えた場合、出力信号Cへ出力制限値34e2を出力し、かつ、対象ロジック演算24b1を停止する。対象出力ロジック演算の停止は、関連出力監視ロジック64b4の出力が、関連出力監視値64e4の値以下となるまで続けられる。 【0125】これにより、出力制限判定64b2の処理に従い、図10に示す時刻t1に対象ロジック演算24b1の出力値が制限値34e2に制限される。従って、関連ロジックの出力値の監視による対象ロジック出力制限機能を得ることができる。 【0126】このように第6実施の形態によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力制限値と関連ロジック番号の関連出力監視値とが制御装置へ送信され、対象ロジック番号の制御ロジックでは、変更定数値を用いて演算が行われ得られた現在値情報が他の関連ロジック番号の現在値情報と一緒に保守ツールへ送信され、各トレンドグラフ表示がされる。この状況で、関連ロジック番号の現在値情報が関連出力監視値以上となると対象ロジック番号の現在値情報が出力制限値に制限され、プラントへ出力されると共に、制限された現在値情報がトレンドグラフ表示される。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴って関連ロジック番号の現在値情報が関連出力監視値以上となると対象番号の現在値情報が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。なお、本実施の形態では、上限制限について説明したが、制限値ウインドウで上下限設定を可能とすることで、下限制限を行うことも可能である。 【0127】図12は、本発明の第7実施の形態を示す制御装置の保守ツールの機能図である。図12において、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分又は相当部分を示し、第7実施の形態は、図1の保守ツールに定数変更機能73bを付加したロジック出力値の監視による関連ロジック出力制限機能73を備える一方、図1の制御装置にロジック出力値の監視による関連ロジック出力制限機能を実現させる機能を付加して、定数値を変更した場合のトレンド表示をさせると共に、ロジック出力値を監視しつつ制御装置74からの関連ロジックの出力値を所定値に制限させる点に特徴を有している。 【0128】定数書込ウィンドウ71は、第5実施の形態で説明した定数書込ウインドウ51に出力信号監視値71gが付加されたもので、変更定数値21a,出力制限値31b、定数書込PB21c、対象ロジック番号21e、関連ロジック番号41f、出力信号監視値71gからなっている。 【0129】ロジックトレンド画面72は、第1実施の形態と同様のロジックトレンド画面12に、関連出力制限値、関連出力信号D及び出力信号監視値を付加したものである。 【0130】ロジック出力値の監視による関連ロジック出力制限機能73は、第1実施の形態にて説明したロジックトレンド表示を行うロジックトレンド機能13と同様のロジックトレンド機能23aと定数変更機能73bとからなり、定数変更機能73bは、変更定数値21aと関連出力制限値31b、出力信号監視値71gと定数書込ウインドウ71上の定数書込PB21cが押された結果を格納する定数書込PBON23eを有している。 【0131】制御装置74は、図13に示すように、入力処理24aと制御ロジック演算74bと出力処理24cと制御ロジック参照メモリ44dと出力制限値エリア74eからなっている。また、制御ロジック演算74bは、ロジック番号により管理されている対象ロジック演算24b1と、出力制限判定74b2、その他の演算44b3,関連出力制限対象ロジック54b4を含んでいる。出力制限値エリア74eはロジック番号24e1と、出力制限値34e2と、関連ロジック番号44e3及び出力信号監視値74e4からなっている。 【0132】以上の構成で、まず、ロジックトレンド機能23a中のロジック指定機能により、乗算ロジック11aがロジックモニタ画面11上で指定されると対象ロジック番号21eが特定される。 【0133】そして、ロジックトレンド画面12上に、関連出力制限値、関連出力信号D及び出力信号監視値の表示を付加したロジックトレンド画面72をロジックモニタ画面11上の任意の位置の展開する。 【0134】さらに、定数変更機能73bが起動されると、定数書込ウィンドウ71がロジックモニタ画面11の先前面に配置される。このとき、対象ロジック番号21eは第1実施の形態で説明したロジック指定機能により、既に特定されている。また、ロジックモニタ画面11は、定数書込ウィンドウ71及びロジックトレンド画面72より十分に大きく、両画面の展開に支障が無いものとする。 【0135】次に、定数書込ウインドウ71で、変更定数値21aと関連出力制限値31bの値、出力値の制限動作を行う関連ロジック番号41f及び出力信号監視値71gを入力する。また、本装置の操作者は、後述するロジック番号24e1の定数が変更されることで影響を受けるであろう関連ロジックのロジック番号を予め特定しておく。このロジック番号が、関連ロジック番号41fである。 【0136】以上の入力がされた後に、本装置の操作者によって、ロジックトレンド画面72上の出力信号C及び関連出力信号Dが監視され最適なタイミングで、定数書込PB21cが押されると、制御装置74の入力処理24aを経由し、変更定数値21aが制御装置74の制御ロジック参照メモリ44dへ書き込まれ、出力制限値31b、対象ロジック番号21e、関連ロジック番号41f及び出力信号監視値71gが制御装置74の出力制限値エリア74eの該当エリアへそれぞれ書き込まれる。 【0137】次に、制御装置74の処理について図13を参照して説明する。 【0138】一般に、制御装置は、入力処理24a、対象ロジック演算24b1、出力処理24cの順に処理し、以後、繰り返し実行される。また、制御ロジックの演算途中結果書込/読み出しのためのメモリとして制御ロジック参照メモリ44dが設けられており、対象ロジック演算終了後、出力処理24cにより、前期制御ロジック参照メモリ44dの内容が外部へ出力される。 【0139】本実施の形態では、図13に示すように定数変更時のロジック出力監視による関連ロジック出力制限機能を実現するために、関連出力制限対象ロジック54b4の直後に、出力制限判定74b2を付加する。この出力制限判定74b2は全ての演算ロジックの後方に予め付加されているものである。 【0140】次に、上記した出力制限判定74b2の処理について説明する。 【0141】まず、出力制限判定74b2のロジックでは、親ロジックである関連出力制限対象ロジック54b4の演算終了後に、出力制限値エリア74eの関連ロジック番号44eを参照する。この場合、関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力制限対象ロジック54b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と異なった場合、関連出力制限対象ロジック54b4の出力値が有効とされ、制御ロジック参照メモリ44dの該当部分へ書込が行われる。 【0142】次に、関連ロジック番号44e3が複数個を有する関連出力制限対象ロジック54b4の関連ロジック番号の内で該当関連ロジック番号と一致した場合は、以下の判定が行われる。 【0143】まず、出力制限値34e2の値と対象ロジック演算24b1の出力値である出力信号Cとが比較され、出力信号Cが出力制限値34e2の値を超えなければ、関連出力制限対象ロジック54b4の出力値が有効とされ制御ロジック参照メモリ44dの該当部分である関連出力信号Dへ書込が行われる。 【0144】一方、対象ロジック演算24b1の出力値である出力信号Cの値が出力制限値34e2の値を超えた場合、出力制限値34e2の値が有効とされて制御ロジック参照メモリ44dの該当部分である関連出力信号Dへ書込が行われる。 【0145】この結果、出力制限判定74b2の処理により、対象ロジック演算24b1の出力値が監視され、図12に示す時刻t1に関連出力制限対象ロジック54b4の出力値に対し、関連制限値34e2の制限が行われる。従って、対象ロジックの出力値の監視による関連ロジック出力制限機能を得ることができる。 【0146】このように第7実施の形態によれば、任意に指定入力された対象ロジック番号の変更定数値と出力信号監視値と関連ロジック番号の関連出力制限値とが制御装置へ送信され、対象ロジック番号の制御ロジックでは、変更定数値を用いて演算が行われ得られた現在値情報が他の関連ロジック番号の現在値情報と一緒に保守ツールへ送信され、各トレンドグラフ表示がされる。この状況で、対象ロジック番号の現在値情報が出力信号監視値以上となると関連ロジック番号の現在値情報が関連制限値に制限され、プラントへ出力されると共に、制限された現在値情報がトレンドグラフ表示される。これにより、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴って対象ロジック番号の現在値情報が出力信号監視値以上となると関連ロジック番号の現在値情報が関連出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。なお、本実施の形態では、上限制限について説明したが、制限値ウインドウで上下限設定を可能とすることで、下限制限を行うことも可能である。 【0147】 【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によれば、オンラインのロジックモニタ画面上で指定されたロジックの入出力信号のトレンドグラフが即座に表示されるので、プラントの状態に応じて必要となったロジックの入出力信号の時系列の関係が把握でき、プラントの急変時の監視と対応措置が的確に迅速にできる。 【0148】また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う出力値の突変が出力固定値にロックされるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0149】また、請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う出力値の突変が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0150】また、請求項4の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う関連ロジック番号の出力値の突変が出力固定値にロックされるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0151】また、請求項5の発明によれば、請求項1の効果に加え、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴う関連ロジック番号の出力値の急変が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0152】また、請求項6の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴って関連ロジック番号の現在値情報が関連出力監視値を逸脱すると対象ロジック番号の現在値情報が出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。 【0153】また、請求項7の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、任意の対象ロジック番号の定数値の変更に伴って対象ロジック番号の現在値情報が出力信号監視値を逸脱すると関連ロジック番号の現在値情報が関連出力制限値に制限されるので、プラントの安全を確保しつつ、プラント運転中のロジックの定数の調整をすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成12年3月17日(2000.3.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083231 【弁理士】 【氏名又は名称】紋田 誠
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| 【公開番号】 |
特開2001−265430(P2001−265430A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−75634(P2000−75634) |
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