| 【発明の名称】 |
プロセスアラーム表示装置及び方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】片倉 正雄
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| 【要約】 |
【課題】工程変更や銘柄変更時に、変更された工程あるいは銘柄における過去のアラーム情報を表示する装置および方法を提供すること。
【解決手段】プロセスインターフェース1から読み込まれたアラーム情報をアラーム履歴データベース2に保持する。このアラーム履歴データは、アラームデータ解析部3により、工程ユニットデータベース7からの工程・ユニット情報に基づいて解析され、工程・ユニット毎に分類集計される。この分類集計された解析結果データはアラーム解析データベース4に保持される。操業用表示データは操業用表示データベース5に保存されている。ヒューマンインターフェース6は、工程変更や銘柄変更時に、変更された工程あるいは銘柄におけるアラーム情報をアラーム解析データベース4から検索し、操業用表示データとともに表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プロセスデータ、アラーム情報および操作情報を読み込むプロセスインターフェースと、このプロセスインターフェースから読み込まれた前記アラーム情報を選択して保持するアラーム履歴データベースと、工程およびユニット毎の機器情報を保持する工程・ユニットデータベースと、この工程・ユニットデータベースおよび前記アラーム履歴データベースからの出力によって前記アラーム履歴データを前記工程・ユニット毎に分類集計するアラームデータ解析部と、このアラームデータ解析部により生成された解析結果データを保持する解析結果データベースと、前記プロセスインターフェースから読み込まれたプロセスデータおよび操業用表示データを保存する操業用表示データベースと、この操業用表示データベースからの操業用表示データとともに前記解析結果データベースからの前記工程・ユニット毎に分類集計されたアラーム履歴データを表示するヒューマンインターフェースとを備えたことを特徴とするプロセスアラーム表示装置。 【請求項2】 前記ヒューマンインターフェースには、工程や銘柄変更等のイベント発生時に、前記操業用表示データとともにアラーム履歴データを表示することを特徴とする請求項1記載のプロセスアラーム表示装置。 【請求項3】 プロセスデータ、アラーム情報および操作情報をプロセスインターフェースにより読み込む工程と、このプロセスインターフェースから読み込まれた前記アラーム情報を選択してアラーム履歴データベースに保持する工程と、工程およびユニット毎の機器情報を工程・ユニットデータベースに保持する工程と、この工程・ユニットデータベースおよび前記アラーム履歴データベースからの出力によって前記アラーム履歴データを前記工程・ユニット毎に分類集計するアラームデータ解析工程と、このアラームデータ解析工程により生成された解析結果データを解析結果データベースに保持する工程と、前記プロセスインターフェースから読み込まれたプロセスデータおよび操業用表示データを操業用表示データベースに保存する工程と、この操業用表示データベースからの操業用表示データとともに前記解析結果データベースからの前記工程・ユニット毎に分類集計されたアラーム履歴データをヒューマンインターフェースに表示する工程とを備えたことを特徴とするプロセスアラーム表示方法。 【請求項4】 前記ヒューマンインターフェースには、工程や銘柄変更等のイベント発生時に、前記操業用表示データとともにアラーム履歴データを表示することを特徴とする請求項3記載のプロセスアラーム表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、石油化学プラント等で使われるDCS(DigitalConntorol System)を用いたプロセス制御におけるアラーム表示装置及び表示方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のDCSを用いたプロセスアラームは、計器またはその計器を特定するタグ(TAG)情報ごとに発報され、計器ごとの発報履歴が保存、或いは表示されるのみであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】したがって、アラームの多発する工程やユニット毎の機器の存在場所を把握するためには、アラームの履歴データから、別に統計解析するなどの演算処理を行う必要があった。 【0004】その結果、工程変更や銘柄変更等の操業中に危険予知情報をタイムリーに提示することが困難であり、オペレータは危険予知を事前に知ることが出来ないという問題があった。 【0005】そこで、本発明の目的は、オペレータからの要求、すなわち、工程変更や銘柄変更などのイベントがあった時に、過去のアラーム事例などの危険予知情報をタイムリーに提示しうるプロセスアラーム表示装置及び表示方法を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のプロセスアラーム表示装置は、プロセスデータ、アラーム情報および操作情報を読み込むプロセスインターフェースと、このプロセスインターフェースから読み込まれた前記アラーム情報を選択して保持するアラーム履歴データベースと、工程およびユニット毎の機器情報を保持する工程・ユニットデータベースと、この工程・ユニットデータベースおよび前記アラーム履歴データベースからの出力によって前記アラーム履歴データを前記工程・ユニット毎に分類集計するアラームデータ解析部と、このアラームデータ解析部により生成された解析結果データを保持する解析結果データベースと、前記プロセスインターフェースから読み込まれたプロセスデータおよび操業用表示データを保存する操業用表示データベースと、この操業用表示データベースからの操業用表示データとともに前記解析結果データベースからの前記工程・ユニット毎に分類集計されたアラーム履歴データを表示するヒューマンインターフェースとを備えたことを特徴とするものである。 【0007】また、本発明のプロセスアラーム表示装置においては、前記ヒューマンインターフェースには、工程や銘柄変更等のイベント発生時に、前記操業用表示データとともにアラーム履歴データを表示することを特徴とするものである。 【0008】また、本発明のプロセスアラーム表示方法は、プロセスデータ、アラーム情報および操作情報をプロセスインターフェースにより読み込む工程と、このプロセスインターフェースから読み込まれた前記アラーム情報を選択してアラーム履歴データベースに保持する工程と、工程およびユニット毎の機器情報を工程・ユニットデータベースに保持する工程と、この工程・ユニットデータベースおよび前記アラーム履歴データベースからの出力によって前記アラーム履歴データを前記工程・ユニット毎に分類集計するアラームデータ解析工程と、このアラームデータ解析工程により生成された解析結果データを解析結果データベースに保持する工程と、前記プロセスインターフェースから読み込まれたプロセスデータおよび操業用表示データを操業用表示データベースに保存する工程と、この操業用表示データベースからの操業用表示データとともに前記解析結果データベースからの前記工程・ユニット毎に分類集計されたアラーム履歴データをヒューマンインターフェースに表示する工程とを備えたことを特徴とするものである。 【0009】さらに、本発明のプロセスアラーム表示方法においては、前記ヒューマンインターフェースには、工程や銘柄変更等のイベント発生時に、前記操業用表示データとともにアラーム履歴データを表示することを特徴とするものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明によるプロセスアラーム表示装置の実施形態を図面により説明する。 【0011】図1は、本発明によるプロセスアラーム表示装置のブロック図である。 【0012】同図において、プロセスインターフェース1は、図示していないプロセスからのプロセスデータ、アラーム情報あるいは操作情報等を読み込むためのインターフェースである。このプロセスインターフェース1により読み込まれたデータのうち、アラーム関係のデータはアラーム履歴データベース2に保存する。プロセスインターフェース1により読み込まれたプロセスデータおよび操作情報等は、工程・ユニットデータベース7からの工程・ユニットデータとともにアラ−ムデータ解析部3に送られる。ここで、工程・ユニットデータベース7には工程およびユニット毎の機器や、その機器を特定するタグ(TAG)等が保存されている。アラ−ムデータ解析部3は、アラ−ムデータベース2からの出力であるアラーム履歴データを工程・ユニットデータベース7からの工程・ユニットデータにより集計分類し、その結果をアラーム解析データベース4に保存する。 【0013】また、操業用表示データベース5にはプロセスインターフェース1により読み込まれた、操業時に必要なプロセスフロー等の操業用表示データが保存される。この操業用表示データベース5に保存された操業用表示データはアラーム解析データベース4に保存されているアラーム解析結果データとともにヒューマンインターフェース(Humann Machin Interface)6に表示されるようになっている。 【0014】このような構成のプロセスアラーム表示装置において、まず、プロセスインターフェース1より、プロセスデータ、アラーム情報、および操作情報等を読み込み、そして、これらデータのうち、アラーム関係のデータはアラームデータベース2に保存され、次いでアラームデータ解析部3が工程ユニットデータベース7から工程ユニット情報を受けることによって、工程およびユニット毎にアラームデータを集計分類して解析処理を行い、その解析結果をアラーム解析データベース4に保存する。 【0015】一方、ヒューマンインターフェース部6では、工程変更などのイベントが発生すると、アラーム解析データベース4から、その工程に対応する過去のアラーム事例等の危険予知情報を検索し、その検索結果を操業用表示データベース5からの出力、すなわち操業用表示データと共に表示する。 【0016】次に、石油化学プラントでよく使われる反応缶の銘柄管理に本発明を適用した場合の実施形態を、図2乃至図4により説明する。 【0017】図2は、反応缶の銘柄管理用のプロセスアラーム表示システムを示すブロック図である。反応缶8A、8Bの中には、攪拌用のプロペラ9Aおよび9Bが設けられており、また、反応缶8Aおよび8Bの上部には原料を流し込む3個の容器部10A、10Bおよび10Cが取りつけられている。 【0018】そして、反応缶8A、8Bはそれぞれ原料A、原料B、および原料C等を使用して、下記表1に示すように、二つの銘柄11Aおよび11Bの製品を製造している。ここで、その製造方法を記述すると、表1に示すように、【表1】
銘柄11Aの製品に関しては原料Aを30kg、原料Bを20kg、さらに原料Cを500kgをそれぞれ容器10A、10Bおよび10Cに入れて順次反応缶8Aに流し込み、30℃の加熱温度で5分間、プロペラ9Aを攪拌することによって製造する。 【0019】一方、銘柄11Bの製品に関しては、原料Aを300kg、原料Bを10kg、それぞれの容器10Aおよび10Bに入れて、順次反応缶8Bに流し込み、加熱温度40℃で10分間、プロペラ9Bを攪拌することによって製造する。 【0020】図3は、本発明を銘柄11Aおよび11Bの製造プロセスに適用したアラーム表示システムのブロック図である。同図においては、図1と同一構成部は同一符号を附して記し、図1と相違する部分について以下に説明する。 【0021】同図において、銘柄・反応缶データベース7´は、図1の工程ユニットデータベース7に対応し、工程およびユニット情報として、銘柄11Aおよび11Bと反応缶9Aおよび9Bとに関する機器やタグ(TAG)情報が保存されている。 【0022】そして、アラームデータ解析部4は、プロセスインターフェース1からの現在の操業情報と銘柄・反応缶データベース7´からの工程・ユニット情報とに基き、表2のように、機器・タグ名事にアラームの種別、アラーム発生ユニット、発生した銘柄、発生頻度、監視期間を分類集計する。 【表2】
すなわち、表2によれば、機器、タグ名“Tool"について、“上限異常"のアラームがユニットAの銘柄11Aに関して発生し、その頻度は99年3月1日から99年3月20日までの間に3回発生している。 【0023】また、機器、タグ名が“アジテータ1"について、“故障"のアラームがユニットBの銘柄11Bに関して発生し、その頻度は99年3月1日から99年3月20日までの間に1回発生している。 【0024】この解析結果は、ヒューマンインターフェース6のアラーム表示部に表示される。すなわち、図4はヒューマンインターフェース6のアラーム表示部に表示されるマニュアル画面であり、同図には、銘柄の変更などのイベントがあった時、その銘柄で使用する機器の故障頻度、タグのアラーム種別と頻度が表示される。 【0025】なお、図4のプロセスフローエリア12Aには反応缶13A及び13Bに原料A、B、C、加熱温度(℃)、攪拌時間(min)等が表示されている。また、同図の銘柄選択スイッチエリア12Bには、反応缶13Aおよび反応缶13B毎に、銘柄14Aないし14Bの銘柄選択スイッチ15A〜15Dが表示されており、さらに、アラーム履歴表示エリア12Cには、一例として、反応缶13Aで製造される銘柄14Aのアラーム履歴、“温度上限アラーム"が3回、“アジテータ異常"が1回それぞれ起きたことが表示されている。 【0026】したがって、オペレータは、このマニュアル画面を見ることによって、銘柄毎の危険予知を知ることが出来る。 【0027】 【発明の効果】上記した本発明によれば、銘柄あるいは工程変更などのイベント発生時に、その銘柄・工程での過去の故障履歴をリアルタイムで知ることができるので、オペレータは事前に危険予知情報の入手が可能となり、したがって、危険を予知しながらの操業を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成12年3月15日(2000.3.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081732 【弁理士】 【氏名又は名称】大胡 典夫 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−265429(P2001−265429A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−73003(P2000−73003) |
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