| 【発明の名称】 |
プラント監視制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 義之
【氏名】是恒 隆弘
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| 【要約】 |
【課題】プラントに組み込まれた機器の監視制御について常設の操作盤を用いることなく適切に行い、また保守作業に必要な機器の各種の情報を現場おいて素早く得ることを可能にしたプラント監視制御装置を提供する。
【解決手段】プラント監視制御装置は現場に据付けられた機器4a、4b、4cの固有名称、制御信号の固有名称などの表示情報等を保存している機器情報データベース2と、機器の状態・故障信号およびセンサ等からの測定値を表示すると共に、制御信号、操作に必要な測定値を表示する携帯型端末装置3とを備える。機器などに貼り付けたバーコードを携帯型端末装置3のバーコードリーダで読み取り、機器情報データベース2を検索して携帯情報端末に表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中央監視制御装置と通信ネットワークを介して結ばれ、現場に据付けられた複数の機器からの状態・故障信号および前記機器への制御信号を入出力する制御装置と、前記制御装置に関係する各種の情報および前記機器の制御信号に関係する各種の情報を保存する機器情報データベースと、前記機器情報データベースから前記制御装置に関係する各種の情報および前記機器の制御信号に関係する各種の情報を読み出すと共に、各種のデータを表示する携帯型端末装置とを備えてなるプラント監視制御装置。 【請求項2】 前記機器および前記制御装置に組み込まれた構成要素の保守作業に関係する各種の情報を保存する保守情報データベースを備えること特徴とする請求項1記載のプラント監視制御装置。 【請求項3】 前記携帯型端末装置が通信ケーブルを介して前記制御装置と接続できる携帯情報端末と、前記機器および前記制御装置に貼られたバーコードを読み取るバーコードリーダとからなること特徴とする請求項1または2記載のプラント監視制御装置。 【請求項4】 前記制御装置および前記携帯型端末装置がそれぞれ無線通信インタフェースおよびアンテナを備え、データ送受信を無線で行うようにしたこと特徴とする請求項1、2または3記載のプラント監視制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は各種プラントの現場に据え付けられた監視対象の装置および機器類の状態・故障表示、機器操作および操作に必要な各種の測定値の表示あるいは機器の保守作業のための情報について持ち運びできる携帯情報端末で行うことを可能にしたプラント監視制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】各種プラントにおける監視制御では現場に据付けられた監視制御の対象となる様々な装置および機器類(以下、単に機器と称する)に対して当該機器を動作させる動力回路を有する動力盤、機器を直接監視制御するための制御装置ならびに現場において機器の状態・故障表示、機器操作および操作に必要な計測値の表示などを行うために操作用のスイッチ、表示器、メータ等を備えた操作盤を備えることが不可欠である。 【0003】たとえば、こうした監視制御の対象となる機器が屋外に据付けられる場合、操作盤なども機器に近い屋外に設置しなければならない。屋外では、通常、耐候性、耐湿性、防水性などに優れる、屋内に設置する機器とは異なる特性を有する機器が求められ、機器費用が大きく嵩む原因となる。 【0004】一方、中央監視制御装置が故障したときなどはこの操作盤を用いて単独で機器を操作するので、機器毎に操作に必要な機能を備えた操作盤を設ける必要がある。しかし、操作盤の単独での使用頻度は中央監視制御装置が故障したときなどに限られており、冗長になる傾向がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記の操作盤はプラントに組込まれた機器毎に設置する必要があり、使用頻度のそれ程高くない操作盤を設けることは監視制御の対象となる機器の数が多くなればなる程、無駄が大きくなる。 【0006】一方、このような機器の保守作業では個々の機器に関する各種の情報を保存しているデータベースを検索して入手することになるが、中央監視制御装置のある監視室から離れた現場で情報を入手するには、多くの場合、時間が掛かり、即座に必要な情報を得ることができない。 【0007】そこで、本発明の目的はプラントに組み込まれた機器の監視制御について常設の操作盤を用いることなく適切に行い、また保守作業に必要な機器の各種の情報を現場おいて素早く得ることを可能にしたプラント監視制御装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は中央監視制御装置と通信ネットワークを介して結ばれ、現場に据付けられた複数の機器からの状態・故障信号および機器への制御信号を入出力する制御装置と、制御装置に関係する各種の情報および機器の制御信号に関係する各種の情報を保存する機器情報データベースと、機器情報データベースから制御装置に関係する各種の情報および機器の制御信号に関係する各種の情報を読み出すと共に、各種のデータを表示する携帯型端末装置とを備えるものである。 【0009】上記構成からなるプラント監視装置においては持ち運びが可能な携帯型端末装置を用いて監視制御に必要とする情報を得ることができる。これにより、常設の操作盤を設置することなく、適切にプラントを監視し、また制御することが可能になる。 【0010】また、別の本発明は、さらに、機器および制御装置に組み込まれた構成要素の保守作業に関係する各種の情報を保存する保守情報データベースを備える。 【0011】上記構成からなるプラント監視装置においては持ち運びが可能な携帯型端末装置を用いて機器、動力盤および制御装置の保守作業に必要とする情報を素早く得ることができる。これにより、情報収集において無駄な時間を費やさず、効率よく点検、補修作業等を実施することが可能になる。 【0012】さらに、本発明は、望ましくは、携帯型端末装置が通信ケーブルを介して制御装置と接続できる携帯情報端末と、機器および制御装置に貼られたバーコードを読み取るバーコードリーダとから構成される。 【0013】上記構成からなるプラント監視装置においては機器、動力盤および制御装置の構成要素に貼り付けたバーコードをバーコードリーダで読み取ることで、機器および制御装置の構成要素を素早く特定し、携帯情報端末に表示することできる。これにより、機器などの保守作業に必要な情報を最短の時間で得ることが可能になる。 【0014】また、本発明は、望ましくは、制御装置および携帯型端末装置がそれぞれ無線通信インタフェースおよびアンテナを備え、データ送受信を無線で行うように構成する。 【0015】上記構成からなるプラント監視装置においては監視制御あるいは保守作業において携帯型端末装置を制御装置に接続する際に通信ケーブルを接続する手間を省くことができる。これにより、監視制御および保守作業における効率をより高く保つことが可能になる。 【0016】 【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1において、プラント監視制御装置は中央監視制御装置1と、機器情報データベース2と、携帯型端末装置3とを備える。この中央監視制御装置1は中央の監視室において、プラント(たとえば、上下水道監視システムなど)に組み込まれる、たとえばポンプなどの現場に据付けられた機器4a、4b、4cの、たとえば状態・故障を監視する。 【0017】さらに、機器情報データベース2はポンプなどの現場に据付けられた機器4a、4b、4cの固有名称、制御信号の固有名称などの表示情報および測定値の単位、計測カウント値からの工学変換レート等の信号情報をそれぞれ格納している。 【0018】また、携帯型端末装置3は機器4a、4b、4cの状態・故障信号およびセンサ等からの測定値を表示すると共に、機器4a、4b、4cに対する制御信号、制御に必要な測定値を表示する。さらに、携帯型端末装置3は後記の制御装置に対して機器4a、4b、4cに与える制御信号を送信する。この携帯型端末装置3は持ち運びが可能で、本実施の形態では後記のバーコードリーダを有する携帯情報端末からなる。 【0019】また、現場に据付けられた機器4a、4b、4cは動力回路を有する動力盤5a、5bおよび制御装置6と信号伝送路で接続されている。この制御装置6はポンプなどの機器4a、4b、4cの状態・故障信号、制御信号、また、たとえばバルブの開度指令信号、ポンプ回転数指令信号、流量圧力などの測定値について入出力する。 【0020】さらに、信号などの送受信のために、あるいはデータのやり取りを行うために中央監視制御装置1および機器情報データベース2と制御装置6との間はローカルエリアネットワーク(LAN)などの通信ネットワーク7で結ばれている。また、携帯型端末装置3と制御装置6との間が着脱可能な通信ケーブル8で接続されている。 【0021】一方、図2に携帯型端末装置3および識別要素の詳細を示している。この携帯型端末装置3は携帯情報端末9とバーコードリーダ10とからなり、機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6に貼り付けた識別要素のバーコード11を読み取ることができる。 【0022】本実施の形態は上記構成からなり、現場に据付けられた機器4a、4b、4cの監視および制御にあたり、携帯型端末装置3の携帯情報端末9を制御装置6と接続する。プラント内に組み込まれる多数の機器、動力盤および制御装置のうち、いずれかを特定するために機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6に貼り付けたバーコード11を携帯情報端末9のバーコードリーダ10で読み取る。 【0023】このコード情報は通信ネットワーク7を経由して機器情報を蓄えた機器情報データベース2に伝送され、コード情報に基づいてデータベースが検索される。この検索結果は携帯情報端末9の表示部に出力される。この機器情報データベース2にアクセスしたときの検索結果の一例を図3に示している。読み出した各コードに従い指定したアイテムを出力することが可能である。 【0024】こうして、機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6について特定し、同時に、それぞれ機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6の固有名称、あるいは制御信号の固有名称などを携帯情報端末9に表示することができる。さらに、制御装置6から機器4a、4b、4cと接続した動力盤5a、5bを経由して得た制御信号、測定値などを携帯情報端末9上で読み出し、表示することができる。 【0025】このようにバーコード11を読み取るだけで機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6について正確に、最短の時間で特定することができ、機器4a、4b、4cの状態・故障、測定値など、必要とする情報を携帯型端末装置3の携帯情報端末9に表示することが可能になる。 【0026】なお、本実施の形態の機器4a、4b、4cなどの識別方法はバーコード11に代えて、識別ラベル等に印刷したコード番号などを専用の読み取り装置を用いて読み取り、通信ネットワーク7を経由して機器情報データベース2にアクセスするようにしてもよい。また、これに代えて、携帯情報端末9に機器番号または機器名称等を入力し、これに基づいて機器情報データベース2を検索するようにしてもよい。 【0027】本実施の形態においては持ち運びが可能な携帯型端末装置3を用いて監視制御に必要とする情報を得ることができ、常設の操作盤を設置することなく、適切にプラントを監視し、また制御することが可能になる。 【0028】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態について図4を参照して説明する。プラント監視制御装置は第1の実施の形態と同様な中央監視制御装置1と、機器情報データベース2と、携帯型端末装置3とを備える。さらに、機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6についての各種の保守情報を蓄えている保守情報データベース12を備えている。この保守情報データベース12はそれぞれのマニュアル、故障履歴、点検履歴、寿命情報、交換部品の有無、製造元メーカなどの保守情報を保存している。 【0029】図5に携帯型端末装置3および識別要素の詳細を示している。携帯型端末装置3は携帯情報端末9とバーコードリーダ10とからなる。このバーコードリーダ10は機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6に組み込まれたコントローラ、リレー、電源ユニット、基板などの構成要素13に貼り付けた識別要素のバーコード11を読み取ることができる。 【0030】本実施の形態は上記構成からなり、保守作業にあたり、携帯型端末装置3の携帯情報端末9を制御装置6と接続する。それぞれ機器、動力盤および制御装置を特定するために機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6に貼り付けたバーコード11を携帯情報端末9のバーコードリーダ10で読み取り、併せて、点検あるいは補修対象となっている機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6のコントローラ、リレー、電源ユニット、基板などの構成要素13に貼り付けたバーコード11を読み取る。 【0031】これらのコード情報は通信ネットワーク7を経由して機器情報を蓄えた機器情報データベース2および保守情報を蓄えた保守情報データベース12に伝送され、それぞれデータベースが検索される。この検索結果はそれぞれ携帯情報端末9の表示部に出力される。機器情報データベース2および保守情報データベース12にアクセスしたときの検索結果の一例を図6に示している。読み出した各コードに従い指定したアイテムを出力することが可能である。 【0032】こうして、機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6について特定し、併せて機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6の構成要素13について特定する。同時に、それぞれ機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6の固有名称などを携帯情報端末9に表示し、またそれぞれ構成要素13のマニュアル、故障履歴、点検履歴、寿命情報、交換部品の有無、製造元メーカなどの保守情報を表示することができる。 【0033】このようにバーコード11を読み取るだけで機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6について素早く特定し、さらに機器4a、4b、4c、動力盤5a、5bおよび制御装置6の構成要素について正確に、最短の時間で特定することができ、機器4a、4b、4cなどの保守に欠かせないすべての情報を携帯型端末装置3の携帯情報端末9に表示することが可能になる。 【0034】なお、本実施の形態の機器4a、4b、4cなどの識別方法はバーコード11に代えて、識別ラベル等に印刷したコード番号などを専用の読み取り装置で読み取り、通信ネットワーク7を経由して機器情報データベース2にアクセスするようにしてもよい。また、これに代えて、携帯情報端末9に機器番号または機器名称あるいは構成要素番号もしくは構成要素名称等を入力し、これに基づいて機器情報データベース2および保守情報データベース12を検索するようにしてもよい。 【0035】本実施の形態においては持ち運びが可能な携帯型端末装置3を用いて機器4a、4b、4cなどの保守作業に必要とする情報を素早く得ることが可能で、情報収集において無駄な時間を費やさず、効率よく点検、補修作業等を実施することができる。 【0036】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形態について図7を参照して説明する。制御装置6は無線通信インタフェース14と、アンテナ15とを備えている。また、携帯情報端末9は無線通信インタフェース16と、アンテナ17とを備えている。上記の各実施の形態と同様に現場に据付けられた機器4は動力盤5および制御装置6と信号伝送路で接続されている。 【0037】本実施の形態は上記構成からなり、プラントの監視制御においては携帯型端末装置3を用いて上記の第1および第2の実施の形態と同様な働きを得ることができる。特に、本実施の形態では携帯型端末装置3の携帯情報端末9と制御装置6との間の双方向無線通信を可能とするために、無線通信インタフェース14、16およびアンテナ15、17からなる通信手段を設けているので、監視制御あるいは保守作業においてその都度携帯情報端末9と制御装置6との間を通信ケーブルで接続する手間を省くことができ、監視制御および保守作業作業における効率をより高く保つことが可能になる。 【0038】なお、無線通信手段は上記の手段に代えて、無線LAN等に使用するスペクトル拡散通信手段または特定小電力を用いた通信手段、あるいは赤外線を使用する無線通信手段を利用することが可能である。 【0039】本実施の形態においては上記効果に加えて、監視制御あるいは保守作業において携帯型端末装置3を制御装置6に接続する際に通信ケーブルを接続する手間を省くことができ、監視制御および保守作業における効率をより高く保つことが可能になる。 【0040】 【発明の効果】本発明によれば、持ち運びが可能な携帯型端末装置を用いて監視制御に必要とする情報を得ることができ、常設の操作盤を設置することなく、適切にプラントを監視し、また制御することが可能になる。 【0041】また、持ち運びが可能な携帯型端末装置を用いて機器などの保守作業に必要とする情報を素早く得ることが可能で、情報収集において無駄な時間を費やさず、効率よく点検、補修作業等を実施することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成12年3月17日(2000.3.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083231 【弁理士】 【氏名又は名称】紋田 誠
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| 【公開番号】 |
特開2001−265424(P2001−265424A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−75616(P2000−75616) |
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