トップ :: G 物理学 :: G05 制御;調整




【発明の名称】 基準情報を学習する生産管理システム
【発明者】 【氏名】井本 英治

【氏名】高嶌 勝成

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 受注情報、実績情報、基準情報などのデータを入力する入力機器と、それらの情報を表示する表示装置と、それらの情報を記憶する記憶装置と、それらの情報を処理する演算装置とを有する生産管理システムにおいて、品目毎の生産実績情報が入力された時、その品目番号の過去の生産実績情報を記憶装置から検索し、過去の生産実績情報と、今回入力された生産実績情報から生産に関する基準情報を演算装置で自動計算し、自動更新する機能を備えたことを特徴とする生産管理システム。
【請求項2】 前記生産管理システムにおいて、受入実績情報が入力された時、その品目番号の過去の受入実績情報を記憶装置から検索し、過去の受入実績情報と、今回入力された受入実績情報から納入リードタイムを自動で計算し、自動更新する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の生産管理システム。
【請求項3】 前記生産管理システムにおいて、出荷実績情報が入力されたとき、その品目番号の過去の出荷実績情報を記憶装置から検索し、過去の出荷実績情報と、今回入力された出荷実績情報から基準在庫数を自動で計算し、自動更新する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の生産管理システム。
【請求項4】 前記生産管理システムにおいて、前記自動更新の要否を品目番号ごとに設定できる機能を備えたことを特徴とする請求項1から3記載の生産管理システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理システムの基準情報(歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間、納入リードタイム〔発注から納入までにかかる期間〕、基準在庫数〔品目毎に決められた運用上必要最小限の在庫数〕等)を過去の実績情報と日々入力される実績情報から自動計算し、自動更新を行う生産管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産において、初工程から最終工程に至るまでに様々な不良が発生するため、初工程で投入したものが最終工程では減少している。そこで、品目番号ごとに歩留まり率、不良率などを考慮し、最終的に必要な数より多めの数を初工程に投入する。計画者は、この投入数と基準在庫数、段取り時間、作業時間から生産計画を立案し、生産着手日と部材の納入リードタイムから各部材の手配を行っている。これら基準情報(歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間、納入リードタイム、基準在庫数等)は、一定期間経過後、または現在値との差異が大きいと認められた場合に、それまでの実績から計算し、更新している。この更新作業はオペレータが記憶装置8から過去の実績情報を取り出し、演算装置5または別の演算装置にて計算し、入力機器6による操作で基準情報を更新していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来の更新方法では、記憶装置8から過去の実績情報を取り出す処理に専門的な知識が必要である。また、品目番号ごとにこの処理を行う必要があるため、オペレータへの負荷が非常に大きい。このため、基準情報の更新がタイミングよく実施されず、過剰な生産や生産不足を起こす原因になる。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明は、生産に関わる基準情報を常に最新の状態に自動更新し、生産計画の立案に活かすことができる生産管理システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の請求項1では、実績情報を入力後、即時に基準情報(歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間等)を自動計算し、その結果を即時、基準情報に自動で反映させるようにした。品目番号ごとに過去の生産実績情報を検索、抽出し、歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間、等の基準情報を計算、登録する。その後、生産実績が入力機器2から入力されたとき、その品目番号の過去の生産実績情報を記憶装置4から検索し、過去の生産実績情報に追加し、歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間等を自動計算し、記憶装置4に蓄積する。このとき、この品目番号の自動更新モードが「ON」であれば、歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間等の基準情報を自動更新する。自動更新モードが「OFF」であれば、基準情報はそのまま更新されない。
【0006】また、請求項2では、受入実績が入力機器2から入力されたとき、その品目番号の過去の受入実績情報を記憶装置4から検索し、過去の受入実績情報に追加し、納入リードタイムを自動計算し、記憶装置4に蓄積する。このとき、この品目番号の自動更新モードが「ON」であれば、納入リードタイムを自動更新する。自動更新モードが「OFF」であれば、納入リードタイムはそのまま更新されない。
【0007】また、請求項3では、出荷実績が入力機器2から入力されたとき、その品目番号の過去の出荷実績情報を記憶装置4から検索し、過去の出荷実績情報に追加し、基準在庫数を自動計算し、記憶装置4に蓄積する。このとき、この品目番号の自動更新モードが「ON」であれば、基準在庫数を自動更新する。自動更新モードが「OFF」であれば、基準在庫数はそのまま更新されない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に関し、以下に実施例を用いて説明する。
【0009】
【実施例】図1に、本発明による基準情報自動更新処理を備えた装置構成図と、図4に歩留り率と不良率の登録処理例を示す。品目番号毎に過去の生産実績情報を検索、抽出し、歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間、等の基準情報を計算、登録する(X1、Y1)。その後、生産実績が入力機器2から入力されたとき(N1、N2、N3)、その品目番号の過去の生産実績情報(ΣN1j、ΣN2j、ΣN3j)を記憶装置4から検索し、過去の生産実績情報に追加し、歩留まり率(X2j)、不良率(Y2j)を自動計算し、記憶装置4に蓄積する。このとき、この品目番号の自動更新モードが「ON」であれば、基準情報の歩留まり率(X1j)、不良率(Y1j)を自動更新する。自動更新モードが「OFF」であれば、基準情報はそのまま更新されない。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきた通り、本発明の構成により以下の効果を得ることが可能となる。本発明により、オペレータが基準情報(歩留まり率、不良率、段取り時間、作業時間、納入リードタイム、基準在庫数等)の計算をする処理が不要となり、精度の高い生産計画を立案することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000010087
【氏名又は名称】東陶機器株式会社
【出願日】 平成12年3月21日(2000.3.21)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−265419(P2001−265419A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−79023(P2000−79023)