| 【発明の名称】 |
生産進捗制御システムおよび方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】百元 正嗣
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| 【要約】 |
【課題】グルーピングされているロットの同時入庫が可能となる生産進捗制御を行う。
【解決手段】マスタ管理部2は管理するロットをロット管理表に登録し管理する。工程進捗管理部3は製造装置制御部6から製造ロットの作業進捗報告を受けロット管理表に記録する。製造装置制御部6は次作業着手ロットが必要になったとき次ロット決定の要求をマスタ管理部2に行う。ロット制御部1はマスタ管理部2からの指示により、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を作成して次ロットを決定し棚制御部4と搬送車制御部5と製造装置制御部6とに次ロットの指示を行う。棚制御部4は指定された次ロットの部材を棚7から取り出し、搬送車制御部5は次ロットの部材を搬送車8で製造装置制御部6に搬送する。製造装置制御部6は次ロットの部材を受け取り製造装置9を使用して次ロットを製造する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次に作業着手するロットを決定し棚制御部と搬送車制御部と製造装置制御部とに次に作業着手するロットの指示を行うロット制御部と、ロットを管理し次に作業着手するロットの決定を前記ロット制御部に指示するマスタ管理部と、製造装置制御部からの工程進捗データを基にロットの工程進捗を管理する工程進捗管理部と、前記ロット制御部からの指示により指定されたロットの部材を保管棚から取り出す動作を制御する棚制御部と、前記棚制御部からの指示により指定されたロット部材を製造装置制御部に搬送する搬送車を制御する搬送車制御部と、前記搬送車からロット部材を受け取り製造装置でのロット製造を制御し前記工程進捗管理部に作業進捗データを送出し前記マスタ管理部に対し次の作業着手ロットの決定を要求する製造装置制御部と、を備える生産進捗制御システム。 【請求項2】 前記ロット制御部は、仕掛ロットを遅れ時間順に並び替え遅れ時間の最も大きいロットを最優先の次作業着手ロットと決定することを特徴とする請求項1記載の生産進捗制御システム。 【請求項3】 前記遅れ時間順に並び替えるとき、同一ロットグループIDでグルーピングされているロットについては、遅れ時間から遅れ中心値を引き同時入庫制御重み係数を掛け遅れ時間を加えたものを前記遅れ時間とみなすことを特徴とする請求項2記載の生産進捗制御システム。 【請求項4】 前記マスタ管理部は、入庫日が同一で且つロットグループIDが同一であるロットを集めて管理するグルーピング管理表を備えることを特徴とする請求項1記載の生産進捗制御システム。 【請求項5】 管理するロットをロット管理表に登録して管理し、前記ロット管理表を基に入庫日が同一で且つロットグループIDが同一であるロットを集めて管理するグルーピング管理表と仕掛ロットの進捗状況を管理する仕掛ロット一覧表を作成して管理し、仕掛かっているロットの作業進捗データを基に前記ロット管理表に作業実績を記録し、次作業着手ロットを決定する必要が生じたときに仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を作成し、前記仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)の最上位のロットを次作業着手ロットと決定して次作業着手ロット指示を行い、前記次作業着手ロットの部材を保管棚から取り出し搬送車を用いて製造装置に搬送して製造する、ことを特徴とする生産進捗制御方法。 【請求項6】 前記仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)は、ロットの着手順位づけが必要となるときに、前記仕掛ロット一覧表の遅れ時間と遅れ中心値を算出し前記グルーピング管理表の同時入庫制御重み係数を算出し前記仕掛ロット一覧表の同時入庫制御遅れ時間を算出し前記仕掛ロット一覧表を遅れ時間順に並べ替えることで作成されることを特徴とする請求項5記載の生産進捗制御方法。 【請求項7】 前記遅れ時間順に並び替えるとき、同一ロットグループIDでグルーピングされているロットについては、遅れ時間から遅れ中心値を引き同時入庫制御重み係数を掛け遅れ時間を加えたものを前記遅れ時間とみなすことを特徴とする請求項6記載の生産進捗制御方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、生産進捗制御システムに関し、特に同時入庫予定のロットをグルーピングして作業着手の優先度を制御することを特徴とする生産進捗制御システムおよび方法に関する。 【0002】 【従来の技術】生産ラインにおいて、各生産工程に仕掛かっているロット群の中から作業着手すべきロットを選び出すとき、従来では、ロット毎に、進捗予定に対する実際の進捗状況情報を保持し、予定通過日時に対する遅れから優先度を評価決定し、ロット群の中で最もその優先度の高い(最も遅れている)ロットから生産装置に搬送し作業させるという方法をとっていた。 【0003】この遅れ時間による優先度だけで制御する生産進捗制御システムが、特開平05−131345に開示されている。 【0004】特開平05−131345では、設備が空いたとき、次にどのロットを作業すべきか判定する際、ロット毎に予定線からの遅れ時間を算出し、最も遅れ時間の大きいロットを作業対象としている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術においては、ロット毎の遅れ時間にのみ着目して次の作業ロットを決定しているため、同一オーダで入庫時期が同一のロットが複数ある場合でも、入庫時期にばらつきが出てしまうという問題点がある。 【0006】例えば、同時入庫予定のロットの中のいずれかに遅れが出た場合でも、同時入庫以外の他のロットが次の作業着手ロットに決定されることがあり、同時入庫予定のロットの作業完成時期がばらついてしまい、結果的に入庫時期がばらつくため、全てが完成するまでの間在庫となってしまう。 【0007】本発明の目的は、従来の遅れ時間にのみ着目した作業着手制御方法に、同時入庫させたいロットをグルーピングして入庫時期をまとめるような作業着手制御方法を加味することにより、適切な作業着手ロットを選択したロット進捗制御を行い、納期遵守率の高いシステムおよび方法を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本願第1の発明の生産進捗制御システムは、次に作業着手するロットを決定し棚制御部と搬送車制御部と製造装置制御部とに次に作業着手するロットの指示を行うロット制御部と、ロットを管理し次に作業着手するロットの決定を前記ロット制御部に指示するマスタ管理部と、製造装置制御部からの工程進捗データを基にロットの工程進捗を管理する工程進捗管理部と、前記ロット制御部からの指示により指定されたロットの部材を保管棚から取り出す動作を制御する棚制御部と、前記棚制御部からの指示により指定されたロット部材を製造装置制御部に搬送する搬送車を制御する搬送車制御部と、前記搬送車からロット部材を受け取り製造装置でのロット製造を制御し前記工程進捗管理部に作業進捗データを送出し前記マスタ管理部に対し次の作業着手ロットの決定を要求する製造装置制御部と、を備える。 【0009】本願第2の発明の生産進捗制御システムは、第1の発明において前記ロット制御部は、仕掛ロットを遅れ時間順に並び替え遅れ時間の最も大きいロットを最優先の次作業着手ロットと決定することを特徴とする。 【0010】本願第3の発明の生産進捗制御システムは、第2の発明において前記遅れ時間順に並び替えるとき、同一ロットグループIDでグルーピングされているロットについては、遅れ時間から遅れ中心値を引き同時入庫制御重み係数を掛け遅れ時間を加えたものを前記遅れ時間とみなすことを特徴とする。 【0011】本願第4の発明の生産進捗制御システムは、第1の発明において前記マスタ管理部は、入庫日が同一で且つロットグループIDが同一であるロットを集めて管理するグルーピング管理表を備えることを特徴とする。 【0012】本願第5の発明の生産進捗制御方法は、管理するロットをロット管理表に登録して管理し、前記ロット管理表を基に入庫日が同一で且つロットグループIDが同一であるロットを集めて管理するグルーピング管理表と仕掛ロットの進捗状況を管理する仕掛ロット一覧表を作成して管理し、仕掛かっているロットの作業進捗データを基に前記ロット管理表に作業実績を記録し、次作業着手ロットを決定する必要が生じたときに仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を作成し、前記仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)の最上位のロットを次作業着手ロットと決定して次作業着手ロット指示を行い、前記次作業着手ロットの部材を保管棚から取り出し搬送車を用いて製造装置に搬送して製造する、ことを特徴とする。 【0013】本願第6の発明の生産進捗制御方法は、第5の発明において前記仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)は、ロットの着手順位づけが必要となるときに、前記仕掛ロット一覧表の遅れ時間と遅れ中心値を算出し前記グルーピング管理表の同時入庫制御重み係数を算出し前記仕掛ロット一覧表の同時入庫制御遅れ時間を算出し前記仕掛ロット一覧表を遅れ時間順に並べ替えることで作成されることを特徴とする。 【0014】本願第7の発明の生産進捗制御方法は、第6の発明において前記遅れ時間順に並び替えるとき、同一ロットグループIDでグルーピングされているロットについては、遅れ時間から遅れ中心値を引き同時入庫制御重み係数を掛け遅れ時間を加えたものを前記遅れ時間とみなすことを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の生産進捗制御システムは、従来の遅れ時間にのみ着目した作業着手制御方法に、同時入庫させたいロットをグルーピングして入庫時期をまとめるような作業着手制御方法を加味することにより、ロットの入庫時期のばらつきを減らし、さらに進み過ぎのロットを少なくできることを特徴とする。 【0016】この場合、グルーピングされているロットの進捗の中心をとり、中心より遅れているロットは優先度を高く、進んでいるロットは優先度を低く設定するという同時入庫ルールを導入することにより、次にどのロットを作業すべきか判定する際に、ロット毎にグループの進捗中心線からの遅れ時間を算出し、最も遅れ時間の大きいロットを作業対象とする。 【0017】本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。 【0018】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す図である。 【0019】図1を参照すると、本発明の生産進捗制御システムは、ロット制御部1と、マスタ管理部2と、工程進捗管理部3と、棚制御部4と、搬送車制御部5と、製造装置制御部6と、棚7と、搬送車8と、製造装置9と、から構成される。これらの構成要素間は、有線あるいは無線で接続され、制御信号を授受する。 【0020】ロット制御部1は、マスタ管理部2からのロット決定指示信号により、仕掛ロットの進捗状況を管理する仕掛ロット一覧表を遅れ時間順に並び替えて仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を作成し、作成した仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を基に次に作業着手するロットを決定し、棚制御部4と搬送車制御部5と製造装置制御部6とにロット指示信号を送出する。なお、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)の詳細については、後述する。 【0021】マスタ管理部2は、ロットのグルーピング情報、ロットの工程手順、作業条件などのデータを管理する。具体的には、ロットを管理するロット管理表を作成して管理し、ロット管理表を基にロットのグルーピング情報であるグルーピング管理表を作成して管理し、ロット管理表およびグルーピング管理表を基に仕掛ロットの進捗状況を管理する仕掛ロット一覧表を作成して管理する。マスタ管理部2は、新しいロットが発生するとロット管理表に登録する。また、製造装置制御部6からロット決定依頼信号を受けると、仕掛ロット一覧表の遅れ時間と遅れ中心値を算出し、グルーピング管理表の同時入庫制御重み係数を算出し、仕掛ロット一覧表の同時入庫制御遅れ時間を算出し、ロット制御部1にロット決定指示信号を送出する。なお、ロット管理表,グルーピング管理表および仕掛ロット一覧表の詳細については、後ほど説明する。 【0022】工程進捗管理部3は、製造装置制御部6から進捗報告信号を受け、報告された工程進捗データを基にロットの工程進捗を管理し、作業実績値をロット管理表の作業実績欄に記録する。 【0023】棚制御部4は、ロット制御部1からのロット指示信号により指示されたロットの部材を棚7から取り出す動作を制御し、搬送車制御部5に搬送依頼信号を送出する。また、逆に製造装置9から回収したロット部材を棚7に取り込む動作を制御する。 【0024】搬送車制御部5は、棚制御部4から搬送依頼信号を受け、製造装置制御部6に搬送通知信号を送出し、ロット制御部1からのロット指示信号により指示されたロットの部材を棚制御部4から製造装置制御部6に搬送する搬送車8の制御を行う。また、逆に製造装置制御部6からロット部材を回収し棚制御部4に搬送する搬送車8の制御を行う。 【0025】製造装置制御部6は、搬送車制御部5から搬送通知信号を受け、ロット制御部1からのロット指示信号により指示されたロットの部材を搬送車8から受け取り、製造装置9におけるロット製造を制御する。また、作業進捗データを報告するための進捗報告信号を工程進捗管理部3に送出し、製造装置9の設備が空いて次の作業着手ロットを決めねばならない場合に次のロットを決定するためのロット決定依頼信号をマスタ管理部2に送出する。また、作業終了ロット部材を棚制御部4に戻す要求も出す。 【0026】棚7は、ロット部材を保管する棚である。 【0027】搬送車8は、搬送車制御部5からの指示により、棚制御部4と製造装置制御部6との間でロット部材を搬送する。 【0028】製造装置9は、ロットを製造する装置である。 【0029】次に、ロット管理表,グルーピング管理表,仕掛ロット一覧表および仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)について説明する。 【0030】図2は、ロット管理表を示す図である。 【0031】図3は、グルーピング管理表を示す図である。 【0032】図4は、仕掛ロット一覧表を示す図である。 【0033】先ず、ロット管理表について説明する。 【0034】ロット管理表は、マスタ管理部2が作成管理し、投入されたロットおよび投入予定のロットを管理するものである。 【0035】図2を参照すると、ロット管理表は、ロットID,ロットグループID,入庫指定日,作業予定および作業実績から構成されている。 【0036】ロットIDは、ロットの識別子で、マスタ管理部2が登録する。 【0037】ロットグループIDは、同一グループのロットであることを示す識別子で、マスタ管理部2が登録する。 【0038】入庫指定日は、ロットの入庫予定を示すもので、マスタ管理部2が登録する。 【0039】作業予定は、作業の予定を示すもので、マスタ管理部2が登録する。 【0040】作業実績は、作業の実績を示すもので、工程進捗管理部3が登録する。作業実績が空欄の場合は投入予定のロットを表し、作業実績に値が記録されている場合は投入された(仕掛り)ロットであることを表している。 【0041】続いて、グルーピング管理表について説明する。 【0042】グルーピング管理表は、ロット管理表の中の仕掛ロットであり、入庫日が同一で且つロットグループIDが同一であるロットを集めて管理するものである。 【0043】図3を参照すると、グルーピング管理表は、ロットグループID,入庫指定日,ロットIDおよび同時入庫制御重み係数から構成されている。 【0044】ロットグループIDは、同一ロットグループのロットであることを示す識別子である。 【0045】入庫指定日は、同一ロットグループIDで示すロットグループに属するロットの入庫予定を示すものである。 【0046】ロットIDは、同一ロットグループIDで示すロットグループに属するロットの識別子である。 【0047】同時入庫制御重み係数は、同時入庫を果たすために同一グループ内の各ロットの遅れを遅れ中心値に寄せる制御を行うための係数であり、遅れ時間の優先度にどのくらいの割合で同時入庫の優先度を追加考慮するかにより0〜1の値を取り、ロット毎にマスタ管理部2が算出し記録する。同時入庫より遅れ時間の優先度が増す程に0に近い値となり、遅れ時間より同時入庫の優先度が増す程に1に近い値となる。従って、同時入庫制御重み係数が0のとき遅れ時間のみを考慮した優先度となり、値が増える程に同時入庫の優先度がそれに追加されて1のとき同時入庫を完全に考慮した優先度となる。同時入庫制御重み係数は、0〜1の間をグループ内のロットの遅れ/進み数に応じて線形に割振る方法で算出する。また、グループ内の全ロットが遅れている場合には、早く進める必要があるので遅れ時間を重要視し、グループ内の全ロットに対して同時入庫制御重み係数に0を設定する。グループ内の全ロットが進んでいる場合には、遅れ時間を重要視する度合いが減少するので、グループ内の全ロットに対して同時入庫制御重み係数に1を設定する。 【0048】続いて、仕掛ロット一覧表について説明する。 【0049】仕掛ロット一覧表は、ロット管理表の中の仕掛ロットについてロット毎の進捗状況を示すものである。 【0050】図4を参照すると、仕掛ロット一覧表は、ロットID,遅れ時間,遅れ中心値および同時入庫制御遅れ時間から構成されている。 【0051】ロットIDは,仕掛ロットの識別子である。 【0052】遅れ時間は,仕掛ロットの予定進捗に対する遅れ/進み時間を示すもので、マスタ管理部2がロット管理表の作業予定と作業実績(現状仕掛日時)との差をとって算出し記録する。遅れ時間が−(マイナス)表示のときは、作業実績が作業予定より進んでいることを表している。 【0053】遅れ中心値は、グルーピング管理表で示される同一ロットグループIDに属するロットの遅れ/進み時間の中心値を示すもので、マスタ管理部2が同一ロットグループIDに属するロットの遅れ時間の平均値を算出し記録する。なお、遅れ中心値は、同一ロットグループIDに属する全てのロットで同じ値となる。 【0054】同時入庫制御遅れ時間は、グルーピング管理表で管理されるロットにのみ算出されるもので、遅れ時間から遅れ中心値を引き同時入庫制御重み係数を掛け遅れ時間を加えたもので、マスタ管理部2が算出し記録する。すなわち、同時入庫制御遅れ時間は、遅れ時間に同時入庫を実現させるための優先時間を加えた値となる。仕掛ロット一覧表を遅れ時間順に並び替えるとき、同一ロットグループIDに属するロットについては同時入庫制御遅れ時間が遅れ時間とみなされるため、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)では同一ロットグループIDでグルーピングされているロットは最上位に位置し、次作業着手の優先度が高くなる。 【0055】続いて、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)について説明する。 【0056】仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)の構成は、図4に示す仕掛りロット一覧表と同じである。 【0057】仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)は、仕掛ロット一覧表を遅れ時間順に並び替えたものである。仕掛ロット一覧表を並び替えるとき、同時入庫制御が掛かっているロットに関しては同時入庫制御遅れ時間を遅れ時間とみなす。 【0058】仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)では、遅れ時間の最も大きなものが最上位に位置し、遅れ時間が小さいほど下位に位置する。上位のロットほど作業着手の優先度が高い。ロット制御部1は、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)の最上位のロットを作業着手ロットとして決定する。 【0059】本発明の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。 【0060】図5は、全体の動作を説明する図である。 【0061】図6は、ロットを決定する動作の流れを示す図である。 【0062】図7は、グルーピング管理表の例を示す図である。 【0063】図8は、仕掛ロット一覧表の例を示す図である。 【0064】図9は、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)の例を示す図である。 【0065】先ず、図5を参照して、全体の動作について説明する。 【0066】マスタ管理部2は、管理するロットをロット管理表に登録し管理している。また、ロット管理表を基にグルーピング管理表と仕掛ロット一覧表を作成し管理している。 【0067】工程進捗管理部3は、製造装置制御部6から製造しているロットの作業進捗報告を受け、ロット管理表の作業実績欄に記録する。 【0068】製造装置制御部6は、製造設備が空き状態になった場合等で次作業着手ロットが必要になったときに、次ロットの決定要求をマスタ管理部2に行う。 【0069】マスタ管理部2は、ロット制御部1にロット決定指示を行う。 【0070】ロット制御部1は、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を作成し、最優先度のロットを決定し、棚制御部4と搬送車制御部5と製造装置制御部6とに次のロット指示を行う。 【0071】棚制御部4は、指定されたロットの部材を棚7から取り出し準備し、搬送車制御部5に搬送依頼を行う。 【0072】搬送車制御部5は、棚制御部4が準備したロットの部材を搬送車8を用いて製造装置制御部6に搬送する。 【0073】製造装置制御部6は、ロットの部材を受け取り、製造装置9を使用してロットを製造する。 【0074】次に、図6を参照して、ロットを決定する動作の流れを説明する。 【0075】図6を参照すると、先ず、マスタ管理部2は、ロット管理表を参照して、仕掛っている各ロットに対して作業予定と作業実績との差をとった遅れ時間を算出し、仕掛ロット一覧表の遅れ時間欄に記録する(ステップ601)。図8に、遅れ時間を記録した例を示す。 【0076】続いて、マスタ管理部2は、グルーピング管理表と仕掛ロット一覧表を参照して、同一ロットグループIDのロットに対し、そのグルーピング内での遅れ中心値を算出し、仕掛ロット一覧表の遅れ中心値欄に記録する。遅れ中心値は、同一ロットグループ内の全てのロットで同じ値となる(ステップ602)。図8に、遅れ中心値を記録した例を示す。 【0077】続いて、マスタ管理部2は、グルーピング管理表と仕掛ロット一覧表を参照して、同一ロットグループ内のロットに対し、同時入庫制御重み係数を算出し、グルーピング管理表の同時入庫制御重み係数欄に記録する(ステップ603)。図7に、同時入庫制御重み係数を記録した例を示す。 【0078】続いて、マスタ管理部2は、同時入庫制御遅れ時間を算出し、仕掛ロット一覧表の同時入庫制御遅れ時間欄に記録する(ステップ604)。図8に、同時入庫制御遅れ時間を記録した例を示す。 【0079】続けて、ロット制御部1は、各ロットの遅れ時間(グルーピングされたロットは同時入庫制御遅れ時間欄、グルーピングされていないロットは遅れ時間欄)について、最も遅れている順番に仕掛ロット一覧表を並び替え、仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を作成する(ステップ605)。図9に、図8を遅れ時間順に並び替えた例を示す。 【0080】そして、ロット制御部1は、作成した仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)を作業優先付けの要因として使用し、優先ロットを決定して、ロット指示を出す(ステップ606)。図9の例では、ロットID”AB−11”のロットが次作業着手ロットとして決定される。すなわち、遅れ時間に従って優先度付けされた仕掛ロット一覧表(遅れ時間順)で、最も上位にあるロットを着手対象にする。しかし、設備の特性などによって最上位のロットを着手できない場合には、次上位にあるロットを着手対象とする。 【0081】このようにして、仕掛かっているロットの中から、次に着手するロットを選び出す際に、上述した同時入庫ルールを適用することにより、ロット毎にグループの進捗中心線からの遅れ時間を算出し、最も遅れ時間の大きいロットを作業対象とすることができ、ロットの入庫時期のばらつきを減らし、さらに進み過ぎのロットを少なくでき、同時入庫と納期を守るという効果が生まれる。 【0082】 【発明の効果】本発明の第1の効果は、同一目標入庫日のロットをグルーピングし、グループ内の各ロットの遅れ/進み具合を同じにするような優先度付け行うことによって、グルーピング内のロットの入庫時期を近づけることができ、入庫のばらつきによる無駄な在庫を減らすことができることである。 【0083】その理由は、グルーピング内のロットの入庫時期を近づけることができるように、同時入庫ルールを導入した作業着手制御手段を設けたからである。 【0084】本発明の第2の効果は、ロットのグループ自体が遅れている場合には多少遅れているロットの優先度が従来より比較的低くなるため、その分製造装置の空きができやすく、より優先度の高いロットを作業することができるようになり、納期遵守効果の高い進捗制御システムの構築が可能となることである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月15日(2000.3.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082935 【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−265416(P2001−265416A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−72111(P2000−72111) |
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