| 【発明の名称】 |
コンピュータシステムの時刻同期方式 |
| 【発明者】 |
【氏名】高津 一誠
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| 【要約】 |
【課題】NTPデーモンによりネットワーク上の各計算機の時刻同期を行うのでは、プログラムの停止があるし、時刻同期処理が複雑になる。
【解決手段】各計算機1、2、3の時刻同期プログラム1A〜3Aは、マスタモードとスレーブモードの2つの動作モードを有して自装置の時計の時刻を設定し、モード管理プログラム1B〜3Bは時刻同期プログラムの1つをマスタモードに、他の時刻同期プログラムをスレーブモードに設定し、アプリケーションインタフェース1Dは計算機1の時計を任意の時刻にする受付で任意時刻に設定し、通常時は外部時計4または内部時計からの時刻情報に自装置の時計の時刻を同期させ、この時刻情報の配信で他の計算機の時計を同期させておき、インタフェースで計算機1の時計を任意の時刻に設定し、他の計算機へ時刻同期要求を送信してその時計を同期させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネットワーク接続される複数の計算機間の時刻同期を行うコンピュータシステムの時刻同期方式であって、前記各計算機は、マスタモードとスレーブモードの2つの動作モードを有し、自計算機の時計の時刻を設定できる時刻同期手段と、前記時刻同期手段の1つをマスタモードに、他の時刻同期手段をスレーブモードに設定するモード管理手段と、前記時刻同期手段がマスタモードに設定される計算機に設けられ、該計算機の時計を任意の時刻に設定するインタフェース手段とを備え、通常時は、前記マスタモードに設定された時刻同期手段により外部時計または内部時計からの時刻情報に自装置の時計の時刻を同期させ、他の時刻同期手段に自装置の時刻情報を配信し、受信した時刻情報により他の計算機の時刻同期手段が自装置内の時計を同期設定し、前記インタフェース手段が任意の時刻設定を受け付けたときに、該計算機の時計を任意の時刻に設定し、前記スレーブモードの計算機へ時刻同期要求を送信してその時計を同期させることを特徴とするコンピュータシステムの時刻同期方式。 【請求項2】 前記各計算機のうち、少なくとも2つの計算機は、マスタモードになり得る時刻同期手段を設け、該両計算機の両方に対して定期的な通信を行い、一方が通信不能になった場合に他方の計算機の時刻同期手段をマスタモードに、残りの計算機の時刻同期手段をスレーブモードにした時刻同期を得る二重化モード管理手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステムの時刻同期方式。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシステムにおける時刻同期方式に係り、特にネットワーク上の計算機の時計を任意の時刻に同期させる方式に関する。 【0002】 【従来の技術】ネットワーク上のコンピュータ間で時刻を同期させる場合、NTPデーモンがよく利用されている。このNTPは、以下のような特徴をもっている。 【0003】・軽量で管理の必要性が低いデーモンプロセスによて時刻を同期させている。 【0004】・時刻の信頼できるサーバを動的に選択する。 【0005】・時刻を緩やかに同期させ、一挙に変化させない。 【0006】・精度が高い。 【0007】・マルチプラットフォーム(UNIX(登録商標).NT)に対応している。 【0008】・時刻同期の状態を監視するためのツールが用意されている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】NTPは協定世界時(UTC)との誤差が一定範囲内にあるような計算機を想定して、その計算機に対してネットワーク上の全ての計算機が時刻の誤差を一定範囲内に収めることを目的としたプロトコルである。 【0010】そのため、ネットワーク上の計算機を任意の時間に同期させたいような場合には向いていない。この場合には、NTPデーモンを一旦停止させ、この後にネットワーク上の最上位階層の計算機とUTCとの同期を切り、時刻設定(date)コマンドによってある計算機を任意の時間に設定し、ntpdateコマンドを使って他の計算機の時刻を合わせることになる。 【0011】本発明の目的は、プログラムを停止させることなく、ネットワーク上の各計算機の時計を任意の時刻に容易に同期させることができるコンピュータシステムの時刻同期方式を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、各計算機には時計の時刻を設定する時刻同期プログラムとそのマスタ・スレーブのモード管理プログラムを設け、1つの計算機の時刻同期プログラムをマスタモードとし、他の計算機の時刻同期プログラムをスレーブモードとし、マスタモードの時刻同期プログラムが設定する外部時計または内部時計の時刻情報を計算機の装置間通信プログラムを通してスレーブモードの時刻同期プログラムと通信し、他の計算機の内部時計を時刻同期させるようにしておき、任意の時刻情報を受け付けるアプリケーションインタフェースがマスタモードの時刻同期プログラムをもつ計算機の外部時計または内部時計の時刻情報を他の計算機へ時刻同期要求を送信することにより、任意時刻での時刻同期ができるようにしたもので、以下の方式を特徴とする。 【0013】ネットワーク接続される複数の計算機間の時刻同期を行うコンピュータシステムの時刻同期方式であって、前記各計算機は、マスタモードとスレーブモードの2つの動作モードを有し、自計算機の時計の時刻を設定できる時刻同期手段と、前記時刻同期手段の1つをマスタモードに、他の時刻同期手段をスレーブモードに設定するモード管理手段と、前記時刻同期手段がマスタモードに設定される計算機に設けられ、該計算機の時計を任意の時刻に設定するインタフェース手段とを備え、通常時は、前記マスタモードに設定された時刻同期手段により外部時計または内部時計からの時刻情報に自装置の時計の時刻を同期させ、他の時刻同期手段に自装置の時刻情報を配信し、受信した時刻情報により他の計算機の時刻同期手段が自装置内の時計を同期設定し、前記インタフェース手段が任意の時刻設定を受け付けたときに、該計算機の時計を任意の時刻に設定し、前記スレーブモードの計算機へ時刻同期要求を送信してその時計を同期させることを特徴とする。 【0014】また、前記各計算機のうち、少なくとも2つの計算機は、マスタモードになり得る時刻同期手段を設け、該両計算機の両方に対して定期的な通信を行い、一方が通信不能になった場合に他方の計算機の時刻同期手段をマスタモードに、残りの計算機の時刻同期手段をスレーブモードにした時刻同期を得る二重化モード管理手段を設けたことを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示すシステム構成図である。計算機1〜3がイーサネット(登録商標)などによってネットワーク接続されるシステム構成において、各計算機1〜3には互いの時刻を同期させるための時刻同期プログラム1A〜3Aを搭載する。 【0016】時刻同期プログラム1A〜3Aは、マスタモードとスレーブモードの2つの動作モードを持ち、どちらかのモードで動作し、ネットワーク上では1つの時刻同期プログラムがマスタモードに設定される。このモード設定はモード管理プログラム1B〜3Bによってそれぞれ設定される。 【0017】図示の場合は、計算機1の時刻同期プログラム1Aがマスタモードで動作し、外部時計4から時刻情報を取得し、この時刻情報に内部時計の時刻を同期させた後、装置リストに掲載されているスレーブモードの時刻同期プログラム2A,3Aに自装置の時刻情報を配信する。これら情報配信は、装置間通信プログラム1C〜3Cを利用して実行される。 【0018】スレーブモードの時刻同期プログラム2A,3Aは、時刻情報を受信したときに、自装置の内部時計の時刻を受信時刻情報に設定する。 【0019】マスタモードの時刻同期プログラム1Aをもつ計算機1には、内部時計を任意の時刻に設定する要求を受け付けるアプリケーションインタフェースを1Dを持つ。このインタフェース1Dは、時刻設定要求を受け付けた場合、外部時計4または内部時計を指定された時刻に設定し、この後に外部時計または内部時計の時刻情報を取得してスレーブモードの時刻同期プログラム2A,3Aをもつ計算機2、3へ時刻同期要求を送信する。計算機2、3ではモード管理プログラム2B,3Bによるモード設定とプログラム2A,3Aの処理により、内部時計を受信時刻情報の時刻に同期させる。 【0020】以上の構成により、計算機1〜3は、通常時には、その内部時計の時刻をマスタモードの時刻同期プログラムの外部時計または内部時計の時刻に同期させることができる。そして、各計算機は、アプリケーションインタフェース1Dが任意の時刻同期を受け付けたとき、その時刻に同期させることができる。この時刻同期には、従来のUTCとの同期を霧、dateコマンドによる時刻設定とntpdateコマンドによる他の計算機の時刻同期という処理に比べて、任意時刻への同期を簡単に行うことができる。 【0021】次に、上記の時刻同期プログラムの信頼性を高める方式を説明する。このため、本実施形態では、マスタモードになり得る時刻同期プログラムを少なくとも2つの計算機に用意した二重化構成とする。例えば、計算機1と2の時刻同期プログラム1A,2Aをマスタモード(ホット状態)とスレーブモード(スタンバイ状態)に切り替えできるよう二重化する。 【0022】この二重化装置を管理する二重化モード管理プログラムを用意する。このプログラムは、二重化した時刻同期プログラム1A,1Bをもつ計算機1,2との間で定期的に通信を行い、一方が通信不能になった場合に当該計算機がダウンしたと判断し、当該計算機の時刻同期プログラムがホットならばスタンバイにモードを切り替え、他の計算機の時刻同期プログラムをホットに切り替える。 【0023】このモード管理は、モードを遷移させる際に、時刻同期プログラムにモード切替通知を送信する。時刻同期プログラムは、受信したモードに従って、ホットならマスタモード、スタンバイならスレーブモードで動作する。 【0024】以上のモード管理により、ある計算機が通信不能になった場合に他の計算機による時刻同期を確保することができる。 【0025】 【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、時刻同期プログラムとそのマスタ・スレーブのモード管理プログラムを設け、1つをマスタモードとし、他をスレーブモードとし、マスタモードの時刻同期プログラムが設定する時計の時刻情報を計算機の装置間通信で時刻同期させるようにしておき、任意の時刻情報を受け付けるインタフェースがマスタモードの時刻同期プログラムをもつ計算機の時計の時刻情報を他の計算機へ時刻同期要求を送信することにより、任意時刻での時刻同期ができるようにしたため、プログラムを停止させることなく、ネットワーク上の各計算機の時計を任意の時刻に同期させることができる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006105 【氏名又は名称】株式会社明電舎
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| 【出願日】 |
平成12年4月20日(2000.4.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062199 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 富士弥 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−305256(P2001−305256A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月31日(2001.10.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−118891(P2000−118891) |
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