| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】石田 英樹
【氏名】山口 義広
【氏名】村田 耕治
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| 【要約】 |
【課題】感光体ユニットの単体時に感光体ドラムへの圧接を解除するタイプの感光体ユニットでは、回収トナーがこぼれる不具合が発生していた。
【解決手段】感光体ユニットの単体時にクリーニングブレードの感光体ドラムへの押圧力は解除され、かつクリーニングブレードの稜線は接触し、クリーニング下シールは接触しているようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】画像形成装置本体に設けられた支持部材に装着される感光体ユニットを備え、感光体ユニットは、感光体ドラムの他に画像形成時には感光体ユニットに圧接されるべき圧接部材を含んでいる画像形成装置において、前記感光体ユニットが画像形成装置にセットされたときは、前記感光体ドラムは前記感光体ユニットのケーシングに対して第1の状態となり、前記感光体ユニット単体時には、感光体ドラムは前記感光体ユニットの前記ケーシングに対して第2の状態となり、前記第1の状態では前記圧接部材は前記感光体ドラムに対して圧接しており、前記第2の状態では前記圧接部材は前記第1の状態における圧接よりも弱い力で接触していることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】前記圧接部材はクリーニングブレードであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】前記感光体ドラムの回転軸の両端部に軸受が取り付けられており、前記感光体ドラムの回転軸の軸受が前記感光体ユニットのケーシングに設けられた軸受嵌込穴に嵌められており、前記軸受嵌込穴は前記感光体ドラムを前記圧接部材に押圧させる方向とその押圧を解除させる方向とに所定範囲内で軸受が移動可能となるように長穴に形成されており、前記所定範囲は、感光体ユニット単体時には、感光体ドラムの圧接部材への押圧が解除され、かつ前記クリーニングブレードとクリーニング下シールの接触した位置に軸受が保持される範囲であり、画像形成装置本体に設けられた支持部材に前記感光体ユニットを装着した際に、前記感光体ドラムを前記圧接部材に押圧させる位置に軸受を移動させて保持するための保持機構が当該支持部材に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】非磁性接触一成分現像方式が採用されている画像形成装置においては、ゴム製の現像ローラが感光体ドラムに押圧された状態で現像が行なわれる。現像ローラの材料としてシリコンゴムが用いられている場合には現像ローラが感光体ドラムに押圧された状態ではシリコンゴムからシリコン成分がしみ出て感光体ドラム表面に付着し感光体性能に悪影響を与えるブリードという現象が起こる。 【0003】現像ローラの材料としてブリードの起こりにくいウレタンゴムを用いた場合にも現像ローラが感光体ドラムに長時間押圧されるとニップ部が変形し、その変形跡が画像として現れてしまう。 【0004】また、転写後の感光体ドラムに付着したトナーを除去するためのクリーニング装置はクリーニングブレードを備えている。このクリーニングブレードは、感光体に付着しているトナーを掻き落とすためのものであるため、感光体ドラムに押圧された状態となっている。しかしながら、クリーニングブレードを感光体ドラムに押圧し続けると、へたり(変形したまま元の形状に戻りきらなくなった状態)が生じ、トナーを掻き落とすために必要な圧接力が得られず、クリーニング性能が低下する。 【0005】ところで、小型化を図るため、現像装置、クリーニング装置および感光体ドラムが感光体ユニットとしてユニット化されたものがある。このような感光体ユニットは、製造されてから実際に複写機本体に装着されるまでに相当の期間がかかる場合がある。したがって、感光体ユニット単体において現像ローラが感光体ドラムに押圧された状態に保持されていたり、クリーニングブレードが感光体ドラムに押圧された状態に保持されていると、上記のような問題が発生してしまうおそれが高くなる。 【0006】これらの問題を解決するために、感光体ユニット単体のときには現像ローラの感光体ドラムへの押圧、クリーニングブレードの感光体ドラムへの押圧を解除するものが提案されているる。これらの技術を用いた場合に新品の感光体ユニットのときには問題にはならないが、ある程度のコピーを行ってクリーニング装置に回収トナーが蓄積された感光体ユニットを複写機本体から取り外したときにクリーニングブレードやクリーニング下シールの感光体ドラムへの接触が解除されてその隙間から回収トナーがこぼれてしまうという不具合が発生していた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、単体時に圧接部材が感光体ドラムに強く押圧されていない状態に、圧接部材および感光体ドラムを保持できるようになる感光体ユニットにおいて、この単体時に回収トナーがこぼれない感光体ユニットを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解決するために第1の発明として、画像形成装置本体に設けられた支持部材に装着される感光体ユニットを備え、感光体ユニットは、感光体ドラムの他に画像形成時には感光体ユニットに圧接されるべき圧接部材を含んでいる画像形成装置において、前記感光体ユニットが画像形成装置にセットされたときは、前記感光体ドラムは前記感光体ユニットのケーシングに対して第1の状態となり、前記感光体ユニット単体時には、感光体ドラムは前記感光体ユニットの前記ケーシングに対して第2の状態となり、前記第1の状態では前記圧接部材は前記感光体ドラムに対して圧接しており、前記第2の状態では前記圧接部材は前記第1の状態における圧接よりも弱い力で接触していることを特徴とする画像形成装置を用いる。 【0009】第2の発明として、前記圧接部材はクリーニングブレードであることを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置を用いる。 【0010】第3の発明として、前記感光体ドラムの回転軸の両端部に軸受が取り付けられており、前記感光体ドラムの回転軸の軸受が前記感光体ユニットのケーシングに設けられた軸受嵌込穴に嵌められており、前記軸受嵌込穴は前記感光体ドラムを前記圧接部材に押圧させる方向とその押圧を解除させる方向とに所定範囲内で軸受が移動可能となるように長穴に形成されており、前記所定範囲は、感光体ユニット単体時には、感光体ドラムの圧接部材への押圧が解除され、かつ前記クリーニングブレードとクリーニング下シールの接触した位置に軸受が保持される範囲であり、画像形成装置本体に設けられた支持部材に前記感光体ユニットを装着した際に、前記感光体ドラムを前記圧接部材に押圧させる位置に軸受を移動させて保持するための保持機構が当該支持部材に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置を用いる。 【0011】圧接部材の具体例としては、クリーニング装置のクリーニングブレードの他、現像装置の現像ローラ、帯電装置の帯電ローラ等が挙げられる。 【0012】 【作用】感光体ユニット単体時に、クリーニングブレードは圧接されない程度に感光体ドラムに接触しておき、かつクリーニング下シールも接触しておくことで、回収トナーはこぼれない。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、この発明を、複数感光体方式(タンデム方式)が採用された複写機に適用した場合の実施の形態について説明する。 【0014】複数感光体方式とは、たとえば、K、M、C、Y各色ごとに感光体ユニットを備え、各感光体ユニット上でトナー像を形成して、転写ベルト上の転写紙に多段転写してカラー画像を得るものである。 【0015】図1および図2は、1つの感光体ユニットを示している。図1は、感光体ユニットが複写機本体に取り付けられる前の状態を示し、図2は、感光体ユニットが複写機本体に取り付けられた状態を示している。 【0016】感光体ユニット1は、感光体ドラム10と、現像装置20と、クリーニング/帯電ユニット30とがユニット化されたものである。感光体ドラム10と、現像装置20と、クリーニング/帯電ユニット30とは、両端板40において連結されている。 【0017】感光体ドラム10の両端部は、図1および図3に示すように、両端板40に回転自在に支持されている。感光体ドラム10の端部には、ギヤ11が取り付けられている。ギヤ11の内側面には内方突起が形成されており、この内方突起が感光体ドラム10の端部にきつく嵌め込まれることによって、感光体ドラム10にギヤ11が取り付けられている。 【0018】感光体ドラム10の端部には軸受12が固定されている。この軸受12は、端板40に形成された軸受嵌入穴13にゆるく嵌まっている。この軸受嵌入穴13は、ほぼ円形であるが、軸受12が上下方向に少し移動できる程度に上下方向に若干長く形成されている。端板40には、穴13の下方位置に係止ピン14が設けられている。 【0019】現像装置20は、感光体ドラム10の感光層上に形成された静電潜像をトナー顕像として顕像化するものである。現像装置20は、感光体ユニット1が複写機本体に取り付けられたときには感光体ドラム10に押圧された状態となるゴム製の現像ローラ21を備えている。現像ローラ21の端部に設けられた回転軸は、図示しない軸受を介して端板40に支持されている。現像ローラ21の回転軸には、ギヤ11にかみ合うギヤ22が取り付けられている。 【0020】クリーニング/帯電ユニット30は、感光体ドラム11の表面の感光層を帯電させる帯電器31と、転写後の感光体ドラム1上に残留しているトナーを除去するクリーニング装置32とを備えている。クリーニング装置32は、感光体ユニット1が複写機本体に取り付けられたときには感光体ドラム10に押圧された状態となるクリーニングブレード33と熱可塑性ポリウレタンなどで形成されたクリーニング下シール34を備えている。このクリーニング下シール34は上記クリーニングブレード33によって掻き落とされた回収トナーが下にこぼれないためにあり、非常に柔らかいもので、感光体ドラム11に常に接触していてもへたりなどは発生しない。 【0021】なお、51は転写紙を転写位置に搬送するための転写ベルトであり、52は転写帯電ローラである。転写ベルト51および転写帯電ローラ52は画像形成装置本体側に設けられている。 【0022】上述したように、軸受嵌入穴13は、軸受12が上下方向に少し移動できる程度に上下方向に若干長く形成されているので、感光体ユニット1単独の場合には、感光体ドラム10の自重により、図1、図3、図5に示すように、軸受嵌入穴13の下側の縁に軸受12が受けられた状態となっている。このため、感光体ドラム10は、現像装置20およびクリーニング/帯電ユニット30に対して、図6に実線で示すような位置(下限位置)に位置するため、現像装置20の現像ローラ21およびクリーニング装置32のクリーニングブレード33は、感光体ドラム10に強く押圧された状態とはならない第2の状態となる。 【0023】複写機本体側には、図1、図3及び図4に示すように、感光体ユニット1を支持するための前後一対の支持板60が設けられている。各支持板60には、感光体ドラム10に取り付けられた軸受12を受けるための湾曲状の切欠き61が形成されている。また、この支持板60には、切欠き61の中央左よりの位置から左下側にのびたピン案内用溝62が形成されている。 【0024】支持板60の切欠き61の左側にも、湾曲状の切欠き63が形成されているが、この切欠き63はクリーニング/帯電ユニット30の下端部を受けるために設けられたものである。 【0025】支持板60におけるピン案内用溝62の延長上には支軸64が設けられている。この支軸64には、レバー70が回転自在に取り付けられている。レバー70の駆動点側部71には、感光体ユニット1の端板40に設けられた係止ピン14を係止するためのピン係止用切欠き73が形成されている。 【0026】支軸64には、V形のバネ80の中央部が回転可能に嵌められている。このバネ80の一端は支持板60に設けられたピン65にかけられ、他端はレバー70に設けられたピン74にかけられている。このバネ80によって、レバー70の力点側部72はレバー70が水平状態より、上側に位置する状態に保持される。 【0027】感光体ユニット1を支持板60に装着する際には、図3に示すように、溝73の開口部がピン案内用溝62の開口部と一致するまで、レバー70の力点側部72をバネ80の付勢力に反して時計方向に回転させる。この後、切欠き61に感光体ドラム10に取り付けられた軸受12が嵌まるとともに感光体ユニット1の端板40に設けられた係止ピン14が支持板60のピン案内用溝62およびレバー70のピン係止用切欠き73に嵌まるとともに、切欠き63にクリーニング/帯電ユニット30の下部が嵌まるように、感光体ユニット1を支持板60上に載せる。 【0028】そして、図4に示すように、レバー70の力点側部72を反時計方向に回転させる。すると、感光体ユニット1の端板40に設けられた係止ピン14がピン案内用溝62の底部に移動するとともに、感光体ドラム10に取り付けられた軸受12が切欠き61の底縁によって押し上げられる。これにより、感光体ドラム10に取り付けられた軸受12は、端板40に形成された軸受嵌入穴13内の上部内縁と切欠き61の底縁とに挟まれた状態となるまで端板40に対して上昇せしめられる。レバー70は、バネ80の付勢力によってその位置に保持される。 【0029】このようにして、感光体ユニット1が支持板60に装着されると、感光体ドラム10は、現像装置20およびクリーニング/帯電ユニット30に対して、図6に鎖線に示す位置(上限位置)に位置するようになり、現像装置20の現像ローラ21およびクリーニング装置32のクリーニングブレード33が、感光体ドラム10に強く押圧された状態、つまり第1の状態となり、クリーニング下シール34は感光体ドラム10へ接触している。 【0030】上記実施の形態によれば、感光体ユニット単体のときには、感光体ドラム10は、現像装置20およびクリーニング/帯電ユニット30に対して、図6に実線に示す下限位置に位置しているため、現像装置20の現像ローラ21およびクリーニング装置32のクリーニングブレード33が、感光体ドラム10に強く押圧された状態とならない。さらに、クリーニングブレード33の図中右側の稜線は回収トナーがこぼれない程度の強さで感光体ドラム10に接触しており、この状態でもクリーニング下シール34は感光体ドラム10へ接触している。 【0031】そして、感光体ユニット1が支持板60に装着されると、感光体ドラム10は、現像装置20およびクリーニング/帯電ユニット30に対して、図6に鎖線に示す上限位置に位置するようになるため、現像装置20の現像ローラ21およびクリーニング装置32のクリーニングブレード33が、感光体ドラム10に強く押圧された状態となる。 【0032】したがって、感光体ユニット単体のときに、現像ローラ21およびクリーニングブレード33が感光体ドラム10に強く押圧されていない状態、かつクリーニング装置32内の回収トナーがこぼれない程度にクリーニングブレード33およびクリーニング下シール34が感光体ドラム10に接触した状態に、現像ローラ21、クリーニングブレード33、クリーニング下シール34および感光体ドラム10を保持できるようになる。 【0033】 【発明の効果】この発明によれば、感光体ユニット単体時において圧接部材が感光体ドラムに強く押圧されていない、かつ回収トナーがこぼれないように接触した第2の状態をとることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006150 【氏名又は名称】京セラミタ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月18日(2000.4.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−305925(P2001−305925A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−122371(P2000−122371) |
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