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【発明の名称】 廃トナー回収装置
【発明者】 【氏名】永井 雄二

【氏名】溝口 義浩

【氏名】楠田 宏

【氏名】緒方 和大

【氏名】吉原 孝史

【氏名】下唐湊 忠

【要約】 【課題】廃トナー回収容器を振動方向から容易に装着して固定することができ、小スペースが可能な廃トナー回収装置を提供することを目的としている。

【解決手段】廃トナー回収容器111に傾斜面を有する凹部111bを形成し、案内側面に配置した開動する付勢装置112により、廃トナー回収容器111の固定及び振動付勢を行なう。廃トナー回収容器111を案内部材115に沿って押し込んでいくと、廃トナー回収容器111の傾斜部111aにバネ112bにより付勢された固定ローラー112aが当接し、更に廃トナー回収容器111をフレーム114に形成された停止板114aに当たる位置まで押し込むと、固定ローラー112aは凹部111bに落ち込み廃トナー回収容器111は固定される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】廃トナー回収容器に振動を付与する振動発生装置と、廃トナー回収容器を固定する固定装置とを共用化したことを特徴とする廃トナー回収装置。
【請求項2】前記振動発生装置が前記廃トナー回収容器の案内部材の延長上に配置されることを特徴とする請求項1記載の廃トナー回収装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられて画像形成部に転写されずに残ったトナーを廃トナーとして回収する廃トナー回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、トナーを画像形成体とした電子写真プロセスの複写機、プリンタ等のカラー化が急速に進行しており、発生する廃トナーの量も多くなる傾向にある。このような電子写真方式の画像形成装置では、従来より、廃トナーを回収する容器に振動機構を設け、トナーを均一且つ出来るだけ多く回収することが知られている。
【0003】図7は、従来の廃トナー回収装置の平面図を示している。11は廃トナー回収容器で、トナー落下口11aよりトナーが落下、回収される。12は付勢装置であり、一般的にはバネを用いて廃トナー回収容器11を常に一方向に付勢する。13は振動発生装置で往復動作、或いは回転動作を行ない、案内部材15によってガイドされた廃トナー回収容器11に振動を与える。14はフレームである。
【0004】このように構成された従来の廃トナー回収装置では、フレーム14に固定された付勢装置12と、付勢する向きと同一直線上の往復動作を与える振動発生装置13によって廃トナー回収容器11を振動させ、トナー落下口11aから落下したトナーを均一に且つ出来るだけ多く回収するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の構成ではフレーム14に付勢装置12及び振動発生装置13が固定された構造になっていたため、その間に廃トナー回収容器11を装着することが困難であった。また、廃トナー回収容器11は付勢装置12と振動発生装置13に挟まれた状態で固定されている為、廃トナー回収容器11を振動方向のどちらか一方から装着しようとすると、一旦、付勢装置12または振動発生装置13を退避させた状態で廃トナー回収容器11を装着し、その後、付勢装置12等を当接させねばならないので、その取り扱いが面倒であった。
【0006】そこで、本発明は廃トナー回収容器を容易に装着でき、同時に固定することができる廃トナー回収装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の廃トナー回収装置は、廃トナー回収容器に振動を付与する振動発生装置と、廃トナー回収容器を固定する固定装置とを共用化したものである。
【0008】この構成により、廃トナー回収容器を容易に装着でき、同時に固定することができる廃トナー回収装置を提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明の廃トナー回収装置は、廃トナー回収容器に振動を付与する振動発生装置と、廃トナー回収容器を固定する固定装置とを共用化したものである。
【0010】請求項2記載の発明の廃トナー回収装置は、前記振動発生装置が前記廃トナー回収容器の案内部材の延長上に配置されるものである。
【0011】図1は本発明の一実施の形態における電子写真方式画像形成装置の断面図、図2は本発明の一実施の形態における廃トナー回収容器振動装置の斜視図(廃トナー回収容器固定時の状態図)、図3は本発明の一実施の形態における廃トナー回収容器振動装置の平面図(廃トナー回収容器固定時の状態図)、図4は本発明の一実施の形態における廃トナー回収容器振動装置の平面図(廃トナー回収容器装着前の状態図)、図5は本発明の一実施の形態における廃トナー回収容器振動装置の平面図(廃トナー回収容器装着途中の状態図)、図6は本発明の一実施の形態における廃トナー回収容器振動装置の詳細図(廃トナー回収容器振動途中の状態図)である。
【0012】図1において、111は廃トナー回収容器、116は中間転写ユニット、117は廃トナー搬送ユニット、118は定着器、119はレーザーユニット、120は中間転写体クリーニングユニット、121a〜121dはそれぞれトナー色の異なる現像ユニット、122は給紙ユニットである。各現像ユニット121a〜121d及び中間転写体クリーニングユニット120で生じた廃トナーは、廃トナー回収容器111に落下して回収される。このとき廃トナー回収容器111を振動させ、衝撃を与える事により廃トナーを後方に送り込み、均一且つ満杯に廃トナーを回収する。
【0013】図2〜図5において、111は廃トナー回収容器、111dはトナー落下口、112は付勢装置、113は振動発生装置、114はフレーム、115は廃トナー回収容器装着用の案内部材である。付勢装置112は、案内部材115の延長上に配置されている。
【0014】まず、図5を参照して廃トナー回収容器111の固定について説明する。廃トナー回収容器111を案内部材115に沿って押し込んでいくと、廃トナー回収容器111の先端両側部の傾斜部111aにバネ112bにより付勢された固定ローラー112aが当接する。更に廃トナー回収容器111をフレーム114に形成された停止板114aに当たる位置まで押し込むと、固定ローラー112aが廃トナー回収容器111の先端両側面に形成された凹部111bに落ち込み廃トナー回収容器111は固定される。すなわち、付勢装置112は、廃トナー回収容器111の固定装置となっている。
【0015】次に廃トナー回収容器111の振動について、図6を参照して説明する。廃トナー回収容器111が固定された状態から廃トナー回収容器111を振動発生装置113により反装着方向W1に押し込むと、固定ローラー112aが凹部111bの傾斜面111c上を転動する。このことにより、廃トナー回収容器111に装着方向への付勢力W2が働き、この時、振動発生装置113による反装着方向W1への押し込みを解除すると、廃トナー回収容器111は付勢力W2により装着方向に移動する。この動作を繰り返すことにより、廃トナー回収容器111は振動する。以上の構成により、廃トナー回収容器111の固定装置112は振動の為の付勢装置としても作用することが可能となる。
【0016】図6において、112aは固定ローラー、112cはローラーアーム、112bはバネ、114bはバネ112b及びローラーアーム112cの押し当ての為の部材であり、この部材114bはフレーム114から一体で形成することも可能である。このように組み立てられた固定装置を兼ねた付勢装置112は簡素且つ小型に形成することができ、図6のように廃トナー回収容器111の案内部材115の延長上のような小スペースにも配置することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、廃トナー回収容器の固定と振動付勢力の付加を一度に行うことができる。また、付勢装置の小型な構成が可能であり、案内側面に配置できる為、機器の空間の有効な活用が可能となる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成12年4月19日(2000.4.19)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2001−305921(P2001−305921A)
【公開日】 平成13年11月2日(2001.11.2)
【出願番号】 特願2000−117480(P2000−117480)