| 【発明の名称】 |
複写機および複写システム |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 敏
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| 【要約】 |
【課題】無駄な用紙の排出を防止することができる複写機および複写システムを提供する。
【解決手段】制御手段11は、画像読取部12が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成部15が各用紙の両面に画像を形成する場合において、残高情報獲得手段17により獲得された残高の情報が、画像形成部15が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであるときに、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段13により検知されるまで、給紙部14における用紙のフィード動作を停止させる。そして、制御手段11は、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段13により検知されると、給紙部14における用紙のフィード動作を禁止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複写に要する料金をユーザに対して課金する課金装置とともに用いられる複写機であって、原稿トレイ上に載置された原稿をフィードして、その原稿に描かれた画像を読み取る画像読取部と、前記原稿トレイ上の原稿の有無を検知する原稿有無検知手段と、前記画像読取部により読み取られた画像が形成されるべき用紙をフィードする給紙部と、前記画像読取部により読み取られた画像を、前記給紙部よりフィードされた用紙に形成する画像形成部と、前記画像形成部における画像形成に要する料金の情報を前記課金装置に通知して、前記課金装置に対して課金を指示する課金情報通知手段と、前記給紙部が用紙をフィードする前に、前記課金装置より残高の情報を獲得する残高情報獲得手段と、前記原稿有無検知手段により検知された前記原稿トレイ上の原稿の有無の情報、および、前記残高情報獲得手段により獲得された残高の情報を取得するとともに、前記画像読取部における画像読取動作、前記給紙部における用紙フィード動作、前記画像形成部における画像形成動作および前記課金情報通知手段における課金指示動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像読取部が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、前記画像形成部が各用紙の両面に画像を形成する場合において、前記残高情報獲得手段により獲得された残高の情報が、前記画像形成部が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであるときに、前記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が前記原稿有無検知手段により検知されるまで、前記給紙部における用紙のフィード動作を停止させて、前記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が無いと前記原稿有無検知手段により検知されると、前記給紙部における用紙のフィード動作を許可し、前記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると前記原稿有無検知手段により検知されると、前記給紙部における用紙のフィード動作を禁止する、ことを特徴とする複写機。 【請求項2】 前記残高情報獲得手段により獲得された残高の情報が、前記画像形成部が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであり、前記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると前記原稿有無検知手段により検知されたときに、前記課金装置への料金の追加投入をユーザに促す旨の表示を行う表示部を更に備える、ことを特徴とする請求項1記載の複写機。 【請求項3】 前記画像形成部の機内でジャムが発生したことを検知するジャム検知手段を更に備え、前記制御手段は、前記ジャム検知手段によりジャムが発生したことが検知されたときに、ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙と同数の新たな用紙をフィードするよう前記給紙部に対して指示するとともに、ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像を前記新たな用紙に再形成するよう前記画像形成部に対して指示し、ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像のうち既に前記課金装置が課金していた画像について、前記画像形成部が前記新たな用紙に再形成するに際して、この再形成に要する料金の情報を前記課金装置に通知しないよう前記課金情報通知手段に対して指示する、ことを特徴とする請求項1記載の複写機。 【請求項4】 請求項1記載の複写機と、前記複写機における複写に要する料金をユーザに対して課金する課金装置と、を備えることを特徴とする複写システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写に要する料金をユーザに対して課金する課金装置とともに用いられる複写機、および、この複写機と課金装置とを含む複写システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】複写機は、画像読取装置と画像形成装置とを含んでおり、原稿に描かれた画像を画像読取装置により読み取って画像データを作成し、この画像データに基づいて画像形成装置により用紙に画像を形成することで、原稿上の画像を用紙上に複写する。一般には、画像読取装置は、自動原稿フィード手段を有していて、各原稿の片面のみの画像を読み取ることも可能もあり、各原稿の両面それぞれの画像を読み取ることも可能もある。また、画像形成装置は、各用紙の片面のみに画像を形成することも可能であり、各用紙の両面それぞれに画像を形成することも可能である。さらに、複写機の機種によっては、画像読取装置により各原稿の画像を全て読み取った後に画像形成装置により各用紙に画像を全て形成する場合があり、画像読取装置による原稿の画像の読取と画像形成装置による用紙への画像の形成とを交互に(または、これに近い形式で)行う場合もある。 【0003】複写機は、オフィスに設置される他、公共の場所に設置される場合もあり、複写に要する料金をユーザに対して課金する課金装置とともに用いられることがある。すなわち、複写しようとするユーザは、複写条件(原稿枚数、複写部数、モノクロ/カラーの別、など)に応じて定まる料金を課金装置に投入して、複写機を用いて複写する。この料金の投入は、現金による他、プリペイドカードやクレジットカードによってもよい。このとき、課金装置に投入した料金の額が充分であれば、ユーザは、意図した複写を全て行うことができる。しかし、課金装置に投入した料金の額が不足していれば、ユーザは、意図した複写を全て行うことができず、投入額に応じた分の複写のみを行うことができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】課金装置とともに用いられる複写機において、画像読取装置が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成装置が各用紙の両面に画像を形成する場合には、以下のような問題点が存在する。 【0005】例えば、複写機により複写すべき原稿の画像が8頁であって、課金装置に投入された料金が8頁分の複写に応じた額以上であるときには、複写機において、第1頁〜第8頁の画像の複写について問題なく行われて、両面に各々画像形成された第1〜第4の用紙が機外へ排出される。すなわち、排出された第1の用紙は、第1面に第1頁の画像が形成されており、第2面に第2頁の画像が形成されている。第2の用紙は、第1面に第3頁の画像が形成されており、第2面に第4頁の画像が形成されている。第3の用紙は、第1面に第5頁の画像が形成されており、第2面に第6頁の画像が形成されている。また、第4の用紙は、第1面に第7頁の画像が形成されており、第2面に第8頁の画像が形成されている。 【0006】しかし、複写機により複写すべき原稿の画像が8頁であって、課金装置に投入された料金が7頁分の複写に応じたものであり不足しているとき、複写機において、第1頁〜第6頁の画像の複写については問題なく行われて、両面に各々画像形成された第1〜第3の用紙が機外へ排出される。 【0007】そして、第4の用紙の第1面に第7頁の画像を形成しようとする時点では、課金装置に投入された料金の残高は、1頁分の画像の複写に応じたものとなっている。したがって、その後、第4の用紙の第1面には第7頁の画像の形成が行われるが、残高不足に因り、第4の用紙の第2面には第8頁の画像の形成が行われない。 【0008】両面トレイを有する複写機では、この第4の用紙は、この両面トレイ内に留まっている。したがって、ユーザは、複写機の筐体パネルを開けて、両面トレイから第4の用紙を取り出して入手することができる。一方、両面トレイを有しない複写機では、この第4の用紙は機外へ排出されるので、やはり、ユーザは第4の用紙を入手することができる。なお、両面トレイは、既に第1面に画像形成された用紙であって未だ第2面に画像形成されていないものを一時的に格納するものである。 【0009】この第4の用紙は、ユーザが入手することができるものの、第8頁の画像が形成されていない。もし、ユーザが第8頁の画像をも複写したい場合には、1頁分の複写に応じた料金を課金装置に追加投入することで、複写機において第5の用紙の第1面に第8頁の画像が形成されて、この第5の用紙が機外へ排出される。 【0010】すなわち、複写機により複写すべき原稿の画像の頁数に対して、課金装置に投入された料金の額が充分であれば、両面に画像形成された用紙が機外に排出されるべきところ、課金装置に投入された料金の額が不足しているときには、片面のみに画像形成された用紙が両面トレイ内に留まり又は機外に排出される。また、投入料金不足に因り複写されなかった画像について料金追加投入により新たな用紙に形成する場合には、当初より課金装置に投入された料金の額が充分である場合に排出される用紙の枚数4と比べると、より多くの5枚の用紙が出力されることになる。このように、従来の複写機では用紙が無駄に排出される場合がある。 【0011】本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、無駄な用紙の排出を防止することができる複写機および複写システムを提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明に係る複写機は、複写に要する料金をユーザに対して課金する課金装置とともに用いられる複写機であって、(1) 原稿トレイ上に載置された原稿をフィードして、その原稿に描かれた画像を読み取る画像読取部と、(2) 原稿トレイ上の原稿の有無を検知する原稿有無検知手段と、(3) 画像読取部により読み取られた画像が形成されるべき用紙をフィードする給紙部と、(4) 画像読取部により読み取られた画像を、給紙部よりフィードされた用紙に形成する画像形成部と、(5) 画像形成部における画像形成に要する料金の情報を課金装置に通知して、課金装置に対して課金を指示する課金情報通知手段と、(6) 給紙部が用紙をフィードする前に、課金装置より残高の情報を獲得する残高情報獲得手段と、(7) 原稿有無検知手段により検知された原稿トレイ上の原稿の有無の情報、および、残高情報獲得手段により獲得された残高の情報を取得するとともに、画像読取部における画像読取動作、給紙部における用紙フィード動作、画像形成部における画像形成動作および課金情報通知手段における課金指示動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。 【0013】そして、本発明に係る複写機の制御手段は、画像読取部が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成部が各用紙の両面に画像を形成する場合において、残高情報獲得手段により獲得された残高の情報が、画像形成部が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであるときに、(1) 上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段により検知されるまで、給紙部における用紙のフィード動作を停止させて、(2) 上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が無いと原稿有無検知手段により検知されると、給紙部における用紙のフィード動作を許可し、(3) 上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段により検知されると、給紙部における用紙のフィード動作を禁止する、ことを特徴とする。 【0014】この複写機は、制御手段による制御の下に以下のように動作する。すなわち、原稿トレイ上に載置された原稿がフィードされて、その原稿に描かれた画像が画像読取部により読み取られる。また、原稿トレイ上の原稿の有無が原稿有無検知手段により検知される。画像読取部により読み取られた画像は、給紙部よりフィードされた用紙に、画像形成部により形成される。そして、画像形成部における画像形成に投した料金の情報が課金情報通知手段により課金装置に通知されて、課金装置に対して課金が指示される。また、残高情報獲得手段により、給紙部が用紙をフィードする前に課金装置より残高の情報が獲得される。 【0015】特に、画像読取部が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成部が各用紙の両面に画像を形成する場合において、給紙部による用紙フィード動作に先立って残高情報獲得手段により獲得された残高の情報が、画像形成部が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであるときに、この複写機は、制御手段による制御の下に以下のように動作する。すなわち、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段により検知されるまで、給紙部における用紙のフィード動作が停止する。そして、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が無いと原稿有無検知手段により検知されると、給紙部における用紙のフィード動作が許可される。一方、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段により検知されると、給紙部における用紙のフィード動作が禁止される。このようにすることで、画像が第1面に形成されただけの用紙が無駄に排出されることはない。 【0016】また、本発明に係る複写機は、残高情報獲得手段により獲得された残高の情報が、画像形成部が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであり、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段により検知されたときに、課金装置への料金の追加投入をユーザに促す旨の表示を行う表示部を更に備える、ことを特徴とする。この場合には、画像が第1面に形成されただけの用紙が無駄に排出されることはなく、また、表示部における表示に促されてユーザが不足分の料金を追加投入すれば、各々両面に画像形成された用紙が機外へ排出されるので、用紙が無駄に排出されることはない。 【0017】また、本発明に係る複写機は、画像形成部の機内でジャムが発生したことを検知するジャム検知手段を更に備えることを特徴とする。そして、本発明に係る複写機の制御手段は、ジャム検知手段によりジャムが発生したことが検知されたときに、(1) ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙と同数の新たな用紙をフィードするよう給紙部に対して指示するとともに、(2) ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像を新たな用紙に再形成するよう画像形成部に対して指示し、(3) ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像のうち既に課金装置が課金していた画像について、画像形成部が新たな用紙に再形成するに際して、この再形成に要する料金の情報を課金装置に通知しないよう課金情報通知手段に対して指示する、ことを特徴とする。この場合には、ジャム発生の際に上記のような制御を行うことで、二重の課金が行われることなく、投入料金に応じた複写を無駄なく行うことができる。 【0018】本発明に係る複写システムは、上記の本発明に係る複写機と、この複写機における複写に要する料金をユーザに対して課金する課金装置と、を備えることを特徴とする。この複写システムによれば、複写機において画像が第1面に形成されただけの用紙が無駄に排出されることはない。また、複写しようとするユーザに対して適切な課金が行われる。 【0019】なお、本願の明細書および図面において、「用紙」とは、普通紙に限らず、その他の特殊紙やOHPシートをも含む概念である。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。 【0021】先ず、本発明に係る複写機の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る複写機10の概略構成図である。この図に示す複写機10は、両面トレイを有しないタイプのものである。複写機10は、原稿に描かれた画像を読み取って画像データを作成する画像読取装置100を上段に有し、この画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成装置200を下段に有しており、また、画像形成装置200から排出された用紙を受ける排紙トレイ300を備えている。 【0022】画像読取装置100は、ナジャーロール101、フィードロール102、リタードパッド103、テイクアウトロール104、レジストレーションロール105、プラテンロール106、アウトロール107、第1排出ロール108、第2排出ロール109、光学系110、画像読取素子111および原稿トレイ112を含む。画像形成装置200は、ラスタ出力スキャナ(ROS: Raster OutputScanner)201、感光体ドラム202、現像部203、転写帯電器204、給紙トレイ205A〜205D、レジストレーションロール206、定着部207、クリーニング部208、用紙搬送通路209、用紙反転通路210およびインバートゲート211を含む。 【0023】次に、本実施形態に係る複写機10の複写動作の概略について説明する。なお、ここでは、課金については考慮しないものとする。複写しようとするユーザにより、複写機10前面にあるユーザインターフェースパネル(図示せず)において複写条件(用紙サイズ、拡大縮小率、複写部数、モノクロ/カラーの別、など)が設定され、複写すべき画像が描かれた面が上に向けられて原稿が原稿トレイ112上に載置される。 【0024】スタートボタンが押されると、画像読取装置100は以下のように動作する。原稿トレイ112上に載置されていた原稿は、その最上位にあるものから順にナジャーロール101によりピックアップされてフィードロール102およびリタードパッド103へ送られ、フィードロール102およびリタードパッド103により1枚ずつに分離される。そして、この分離された原稿は、テイクアウトロール104およびレジストレーションロール105により、搬送路に沿って読取位置まで搬送される。読取位置まで搬送された原稿は、プラテンロール106により一定速度で搬送され、その搬送の際に光学系110および画像読取素子111により画像が読み取られる。この画像読取のとき光学系110は停止したままである。画像読取が終了した原稿は、アウトロール107および第1排出ロール108により、原稿排出トレイに排出される。 【0025】以上説明した画像読取装置100の動作は原稿の片面の画像のみを読み取る場合のものであったが、原稿の両面それぞれの画像を読み取る場合には画像読取装置100は以下のように動作する。すなわち、第1面の画像の読取が終了した原稿は、原稿排出トレイに完全には排出されることなく、第1排出ロール108により一部が排出されて挟まれたまま一旦停止する。そして、アウトロール107および第1排出ロール108が逆回転することで、第1排出ロール108により挟まれていた原稿は、アウトロール107、テイクアウトロール104およびレジストレーションロール105により、搬送路に沿って読取位置まで再び搬送される。再び読取位置まで搬送された原稿は、プラテンロール106により一定速度で搬送され、その搬送の際に光学系110および画像読取素子111により第2面の画像が読み取られる。両面の画像の読取が終了した原稿は、第1排出ロール108により一部が排出されて挟まれたまま一旦停止した後、逆回転した第1排出ロール108および第2排出ロール109により、原稿排出トレイに排出される。 【0026】以上のようにして画像読取装置100により読み取られた原稿の画像は、その画像データが必要に応じて画像処理がなされた後、以下のようにして画像形成装置200により用紙に形成される。 【0027】画像形成装置200においては、送られてきた画像に基づいてROS201により感光体ドラム202上に画像露光が行われ、感光体ドラム202上に静電潜像が形成される。感光体ドラム202上に形成された静電潜像は、現像部203により現像されてトナー像となる。一方、給紙トレイ205A〜205Dのうち所定サイズの用紙が格納されているものよりフィードされた用紙は、複数の搬送ロールによりレジストレーションロール206まで搬送されて待機する。 【0028】そして、レジストレーションロール206のところで待機していた用紙は、感光体ドラム202の回転と同期して搬送されて、感光体ドラム202上に形成されたトナー像が転写帯電器204により転写される。トナー像が転写された用紙は、定着部207により定着されることで、画像が形成される。この画像形成された用紙は、排紙トレイ300へ排出される。転写工程が終了した感光体ドラム202は、残留トナーや紙粉等がクリーニング部208により除去されて、次の転写工程に備える。 【0029】以上説明した画像形成装置200の動作は用紙の片面のみに画像を形成する場合のものであったが、用紙の両面それぞれに画像を形成する場合には画像形成装置200は以下のように動作する。すなわち、第1面への画像形成が終了した用紙は、排紙トレイ300に排出されることなく、インバートゲート211により用紙搬送通路209から用紙反転通路210へと導かれて用紙反転通路210上で一旦停止する。そして、この用紙は、再びレジストレーションロール206まで搬送されて一旦待機した後、感光体ドラム202の回転と同期して搬送されて、感光体ドラム202上に形成されたトナー像が転写帯電器204により第2面に転写される。トナー像が転写された用紙は、定着部207により定着されることで、第2面に画像が形成される。そして、この両面に画像形成された用紙は、排紙トレイ300へ排出される。 【0030】次に、本実施形態に係る複写システム1および複写機10の機能ブロック構成について説明する。図2は、本実施形態に係る複写システム1および複写機10の機能ブロック図である。この複写システム1は、図1で概略構成を説明した複写機10と、この複写機10において複写を行う際の料金をユーザに対して課金する課金装置20とを含む。 【0031】複写機10は、機能ブロックとして、制御手段11、画像読取部12、原稿有無検知手段13、給紙部14、画像形成部15、課金情報通知手段16、残高情報獲得手段17、表示部18およびジャム検知手段19を有する。一方、課金装置20は、機能ブロックとして、課金情報獲得手段21、残高情報通知手段22および課金手段23を有する。なお、図2では、各ブロック相互間における各種の制御信号および各種の情報の伝達方向が矢印で示されている。 【0032】複写機10の画像読取部12は、原稿トレイ112上に載置された原稿をフィードして、その原稿に描かれた画像を読み取る機能ブロックであり、画像読取装置100の光学系110および画像読取素子111等を含む。原稿有無検知手段13は、原稿トレイ112上の原稿の有無を検知するものであり、具体的には、原稿トレイ112に埋め込まれた発光素子および受光素子であり、発光素子から出力された光が原稿により反射されて受光素子により受光されるか否かに基づいて原稿の有無を検知する。 【0033】複写機10の給紙部14は、画像読取部12により読み取られた画像が形成されるべき用紙をフィードする機能ブロックであり、画像形成装置200の給紙トレイ205A〜205D、および、各給紙トレイから用紙をフィードする為のローラを含む。画像形成部15は、画像読取部12により読み取られた画像を、給紙部14よりフィードされた用紙に形成するものであり、画像形成装置200のROS201、感光体ドラム202、現像部203、転写帯電器204および定着部207を含む。 【0034】複写機10の課金情報通知手段16は、画像形成部15が用紙に画像を形成するのに要する料金の情報を課金装置20の課金情報獲得手段21に通知して、課金装置20に対して課金を指示する。残高情報獲得手段17は、給紙部14が用紙をフィードする前に、課金装置20の残高情報通知手段22より残高の情報を獲得する。 【0035】複写機10の表示部18は、複写機10前面にあるユーザインターフェースパネルであり、複写条件を表示するとともに、ユーザに対して必要な操作を促す為の表示を行う。例えば、残高不足により全ての原稿の画像を複写することができないときに、表示部18は、課金装置20への料金の追加投入をユーザに促す旨の表示を行う。 【0036】複写機10のジャム検知手段19は、画像形成部15の機内でジャムが発生したことを検知するものであり、具体的には、画像形成装置200の用紙搬送通路209および用紙反転通路210の各所に設けられたセンサであり、各センサによる用紙の存否または通過の検知の結果に基づいてジャムの発生を検知する。 【0037】複写機10の制御手段11は、原稿有無検知手段13により検知された原稿トレイ112上の原稿の有無の情報、残高情報獲得手段17により獲得された残高の情報、および、ジャム検知手段19によるジャム検知の情報を取得する。また、制御手段11は、画像読取部12における画像読取動作、給紙部14における用紙フィード動作、画像形成部15における画像形成動作および課金情報通知手段16における課金指示動作を制御する。 【0038】また、制御手段11は、画像読取部12が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成部15が各用紙の両面に画像を形成する場合に、以下のような制御を行う。すなわち、制御手段11は、給紙部14による用紙フィードの前に、残高情報獲得手段17により獲得された残高の情報に基づいて、画像形成部15が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することが許可されるか否かを判断する。もし、1枚の用紙の第1面のみへの画像形成が許可される場合には、制御手段11は、その用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段13により検知されるまで、給紙部14における用紙のフィード動作を停止させる。そして、用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が無いと原稿有無検知手段13により検知されると、制御手段11は、給紙部14における用紙のフィード動作を許可する。一方、用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段13により検知されると、制御手段11は、給紙部14における用紙のフィード動作を禁止する。 【0039】課金装置20の課金情報獲得手段21は、複写機10の課金情報通知手段16より通知された料金の情報を獲得し、この獲得した料金情報に基づいて課金手段23に対して課金を指示する。課金手段23は、ユーザが投入した料金の額を把握し、課金情報獲得手段21により獲得された料金情報に基づいて残高を算出する。残高情報通知手段22は、課金手段23により算出された残高の情報を複写機10の残高情報獲得手段17に通知する。ここで、料金の情報とは、課金する料金の額そのものであってもよいし、その額を算出するのに必要な情報であってもよい。また、残高の情報とは、残高の額そのものであってもよいし、この残高の額に基づいて画像形成部15における画像形成が許可される画像のページ数を算するのに必要な情報であってもよい。 【0040】次に、本実施形態に係る複写機10の制御動作について説明する。図3は、本実施形態に係る複写機10の制御動作を説明するフローチャートである。このフローチャートは、画像読取部12が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成部15が各用紙の両面に画像を形成する場合のものであり、主に複写機10の制御手段11、原稿有無検知手段13、給紙部14、画像形成部15および課金情報獲得手段17それぞれの動作を説明するものである。 【0041】給紙部14が用紙をフィードすべきタイミングにおいて、その用紙フィード動作に先立って、制御手段11は、画像形成部15において全ての画像の形成が終了したか否かを判断する(ステップS1)。もし、全ての画像の形成が終了していなければ、制御手段11は、残高情報獲得手段17を介して課金装置20より残高の情報を獲得して、この残高の情報に基づいて、1枚の用紙の両面それぞれへの画像形成に応じた残高が有るか否かを判断する(ステップS2)。 【0042】もし、用紙両面の画像形成に応じた残高が有ると判断した場合には、制御手段11は、給紙部14に対して用紙のフィードを許可し(ステップS3)、その後、再びステップS1より動作する。すなわち、用紙の両面の画像形成に応じた残高が有る場合には、用紙の片面のみに画像形成しても或いは両面に画像形成しても、課金装置20が所要の料金を徴収することができるから、制御手段11は給紙部14に対して用紙のフィードを許可する。 【0043】一方、用紙両面の画像形成に応じた残高が無いと判断した場合には、制御手段11は、1枚の用紙の片面への画像形成に応じた残高が有るか否かを判断する(ステップS4)。もし、用紙の第1面への画像形成に応じた残高が有ると判断した場合には、制御手段11は、その用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段13により検知されるまで、給紙部14における用紙のフィード動作を停止させる(ステップS5)。 【0044】そして、用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が無いと原稿有無検知手段13により検知されると、制御手段11は、給紙部14における用紙のフィード動作を許可し(ステップS3)、その後、再びステップS1より動作する。すなわち、用紙の第1面への画像形成に応じた残高が有って、用紙の第1面のみへ画像形成をする場合には、課金装置20が所要の料金を徴収することができ、また、第1面のみに画像形成された用紙が排出されても無駄ではないので、制御手段11は給紙部14に対して用紙のフィードを許可する。 【0045】しかし、用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段13により検知されると、制御手段11は、給紙部14における新たな用紙のフィード動作を許可しない(ステップS7)。すなわち、用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿も有るにも拘わらず、用紙の片面への画像形成に応じた残高しか無い場合には、もしフィードすれば用紙の第1面のみに画像が形成され、この用紙が排出されて無駄になるので、制御手段11は給紙部14に対して新たな用紙のフィード動作を禁止する。また、ステップS4において用紙の第1面への画像形成に応じた残高さえも無いと判断した場合にも、制御手段11は、給紙部14における新たな用紙のフィード動作を許可しない(ステップS7)。そして、ステップS7の後、画像形成部15は、既にフィードされている用紙に画像を形成して、この画像形成された用紙を排出し(ステップS8)、その後、複写機10は残高不足により停止する(ステップS9)。 【0046】次に、本実施形態に係る複写機10の複写スケジューリングの例について説明する。なお、以下では、画像読取装置100が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成装置200が各用紙の両面に画像を形成する場合について説明する。また、以下では4つのケースについて図4〜図7を用いて説明する。ケース1、は原稿が8枚であって投入金額が8頁分である場合である。ケース2は、原稿が8枚であって投入金額が7頁分である場合である。ケース3は、原稿が7枚であって投入金額が7頁分である場合である。また、ケース4は、原稿が7枚であって投入金額が6頁分である場合である。 【0047】図4〜図7それぞれに示す複写スケジューリングの表には、各ピッチにおける画像読取(画像読取部12により画像が読み取られる原稿の頁番号)、残高の情報(残高情報取得取得18により取得される残高の情報に基づき形成可能な画像の頁数)、原稿有無(原稿有無検知手段13による検知の結果)、用紙フィード(給紙部14よりフィードされる用紙の第1面に形成されるべき画像の頁番号)および画像形成(画像形成部15により形成される画像の頁番号)が示されている。なお、ピッチとは、1枚の用紙の一方の面に画像を形成するのに必要な一定の期間を意味する。画像形成の欄で、例えば「4/3」とあるのは、既に第3頁の画像が第1面に形成されている用紙の第2面に第4頁の画像が形成されることを意味する。また、画像形成の欄で、「s」とあるのは、何れの用紙にも画像が形成されないことを意味する。 【0048】図4は、ケース1における本実施形態に係る複写機10の複写スケジューリングを説明する図である。ケース1は、原稿が8枚であって投入金額が8頁分である場合である。このケース1では、第1の用紙がフィードされるべきピッチ0では、残高の情報が8であり、給紙トレイ112上に原稿があるから、第1の用紙が給紙部14よりフィードされる。ピッチ1では、画像読取部12により第1頁の画像が読み取られる。 【0049】ピッチ2では、画像読取部12により第2頁の画像が読み取られるとともに、画像形成部15により第1の用紙の第1面に第1頁の画像が形成され、この第1の用紙は用紙反転通路210へ導かれる。また、次の用紙がフィードされるべきピッチ2では、残高の情報が6であり、給紙トレイ112上に原稿が有るから、第2の用紙が給紙部14よりフィードされる。ピッチ3では、画像読取部12により第3頁の画像が読み取られるものの、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。 【0050】ピッチ4では、画像読取部12により第4頁の画像が読み取られるとともに、画像形成部15により第2の用紙の第1面に第3頁の画像が形成され、この第2の用紙は用紙反転通路210へ導かれる。また、次の用紙がフィードされるべきピッチ4では、残高の情報が4であり、給紙トレイ112上に原稿が有るから、第3の用紙が給紙部14よりフィードされる。ピッチ5では、画像読取部12により第5頁の画像が読み取られるものの、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。 【0051】ピッチ6では、画像読取部12により第6頁の画像が読み取られるとともに、画像形成部15により第3の用紙の第1面に第5頁の画像が形成され、この第3の用紙は用紙反転通路210へ導かれる。また、次の用紙がフィードされるべきピッチ6では、残高の情報が2であり、給紙トレイ112上に原稿が有るから、第4の用紙が給紙部14よりフィードされる。ピッチ7では、画像読取部12により第7頁の画像が読み取られるとともに、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第1の用紙の第2面に第2頁の画像が形成され、この第1の用紙は機外へ排出される。 【0052】ピッチ8では、画像読取部12により第8頁の画像が読み取られるとともに、画像形成部15により第7頁の画像が第4の用紙の第1面に形成され、この第4の用紙は用紙反転通路210へ導かれる。なお、このピッチ8は、次の用紙をフィードするタイミングであるが、給紙トレイ112上に原稿が無いから、給紙部14より用紙がフィードされることはない。ピッチ9では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第2の用紙の第2面に第4頁の画像が形成され、この第2の用紙は機外へ排出される。 【0053】ピッチ10では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。ピッチ11では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第3の用紙の第2面に第6頁の画像が形成され、この第3の用紙は機外へ排出される。ピッチ12では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。ピッチ13では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第4の用紙の第2面に第8頁の画像が形成され、この第4の用紙は機外へ排出される。 【0054】以上のように、このケース1では、給紙部14が用紙をフィードすべきタイミングであるピッチ0,2,4および6それぞれで、残高情報取得取得18により取得される残高の情報に基づいて、用紙両面の画像形成に応じた残高が有ると判断されるので(ステップS2)、直ちに給紙部14より用紙のフィードが許可される(ステップS3)。そして、画像形成部15により、「1,s,3,s,5,2/1,7,4/3,s,6/5,s,8/7」の順に各頁の画像が用紙に形成される。 【0055】図5は、ケース2における本実施形態に係る複写機10の複写スケジューリングを説明する図である。ケース2は、原稿が8枚であって投入金額が7頁分である場合である。このケース2では、ピッチ5まではケース1と略同様であり、給紙部14が用紙をフィードすべきタイミングであるピッチ0,2および4それぞれでは、用紙両面の画像形成に応じた残高が有ると判断されるので、直ちに給紙部14より用紙のフィードが許可される。 【0056】しかし、第4の用紙がフィードされるべきピッチ6では、残高の情報が1であるので(ステップS4)、この第4の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段13により検知されるまで、給紙部14における用紙のフィード動作が停止する(ステップS5)。なお、ピッチ6の期間において、給紙部14より用紙をフィードすべき時刻の後に、原稿有無検知手段13により原稿の有無が確認されるので、このピッチ6では給紙部14より用紙がフィードされることはない。そして、このピッチ6で、第4の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が給紙トレイ112上に有ることが原稿有無検知手段13により検知されるので(ステップS6)、その後の各ピッチにおいても、給紙部14より用紙がフィードされることはない(ステップS7)。 【0057】そして、ピッチ7では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第1の用紙の第2面に第2頁の画像が形成され、この第1の用紙は機外へ排出される。ピッチ8では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。ピッチ9では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第2の用紙の第2面に第4頁の画像が形成され、この第2の用紙は機外へ排出される。ピッチ10では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。ピッチ11では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第3の用紙の第2面に第6頁の画像が形成され、この第3の用紙は機外へ排出される。 【0058】以上のように、このケース2では、各々両面に画像形成された3枚の用紙が機外へ排出される。しかし、残高不足により、給紙部14より第4の用紙がフィードされないので、第7頁の画像が第1面に形成されただけの用紙が無駄に排出されることはない。 【0059】なお、このケース2では、ピッチ6において、残高情報獲得手段17により獲得された残高の情報が1であり、第4の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段13により検知されたときに、表示部18は、課金装置20への料金の追加投入をユーザに促す旨の表示を行うのが好適である。もし、表示部18における表示に促されてユーザが不足分の料金を追加投入すれば、複写機10は、第4の用紙の第1面に第7頁の画像を形成し、第4の用紙の第2面に第8頁の画像を形成して、この第4の用紙を機外に排出する。複写機10は、この第4の用紙の両面それぞれへの画像形成を、ピッチ11の後に行ってもよいし、ピッチ6で表示部18が上記の表示を行った後に一時停止してユーザによる何等かの応答を待って行ってもよい。何れにしても、このようにすることで、各々両面に画像形成された4枚の用紙が機外へ排出されるので、用紙が無駄に排出されることはない。 【0060】図6は、ケース3における本実施形態に係る複写機10の複写スケジューリングを説明する図である。ケース3は、原稿が7枚であって投入金額が7頁分である場合である。このケース3では、ピッチ5まではケース2と同様であり、給紙部14が用紙をフィードすべきタイミングであるピッチ0,2および4それぞれでは、用紙両面の画像形成に応じた残高が有ると判断されるので、直ちに給紙部14より用紙のフィードが許可される。 【0061】第4の用紙がフィードされるべきピッチ6では、残高の情報が1であるので(ステップS4)、この第4の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段13により検知されるまで、給紙部14における用紙のフィード動作が停止する(ステップS5)。なお、ピッチ6の期間において、給紙部14より用紙をフィードすべき時刻の後に、原稿有無検知手段13により原稿の有無が確認されるので、このピッチ6では給紙部14より用紙がフィードされることはない。そして、このピッチ6で、第4の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が給紙トレイ112上に無いことが原稿有無検知手段13により検知されるので(ステップS6)、その後のピッチ8において、給紙部14より第4の用紙がフィードされる(ステップS3)。 【0062】なお、給紙部14による第4の用紙のフィードがピッチ6より2ピッチ分だけ停止されたことから、画像読取部12による画像読取動作も2ピッチ分だけ停止される。したがって、ピッチ7では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第1の用紙の第2面に第2頁の画像が形成され、この第1の用紙は機外へ排出される。ピッチ8では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはないが、第4の用紙が給紙部14よりフィードされる。ピッチ9では、画像読取部12により第7頁の画像が読み取られるとともに、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第2の用紙の第2面に第4頁の画像が形成され、この第2の用紙は機外へ排出される。 【0063】ピッチ10では、画像形成部15により第4の用紙の第1面に第7頁の画像が形成され、この第2の用紙は用紙反転通路210へ導かれる。ピッチ11では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第3の用紙の第2面に第6頁の画像が形成され、この第3の用紙は機外へ排出される。ピッチ12〜14では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。ピッチ15では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第4の用紙の第2面に白紙出力され、この第4の用紙は機外へ排出される。 【0064】以上のように、このケース3では、各々両面に画像形成された3枚の用紙が機外へ排出される。また、第7頁の画像が第1面に形成された第4の用紙も機外へ排出される。 【0065】図7は、ケース4における本実施形態に係る複写機10の複写スケジューリングを説明する図である。ケース4は、原稿が7枚であって投入金額が6頁分である場合である。このケース4では、ピッチ5まではケース3と略同様であり、給紙部14が用紙をフィードすべきタイミングであるピッチ0,2および4それぞれでは、用紙両面の画像形成に応じた残高が有ると判断されるので、直ちに給紙部14より用紙のフィードが許可される。 【0066】しかし、第4の用紙がフィードされるべきピッチ6では、残高の情報が0であるので(ステップS4)、これ以降の各ピッチで、給紙部14より用紙がフィードされることはない(ステップS7)。この場合、既にフィードされて機内にある他の用紙の搬送を続けることができる。したがって、ピッチ7では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第1の用紙の第2面に第2頁の画像が形成され、この第1の用紙は機外へ排出される。ピッチ8では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。ピッチ9では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第2の用紙の第2面に第4頁の画像が形成され、この第2の用紙は機外へ排出される。ピッチ10では、画像形成部15により何れの用紙にも画像が形成されることはない。ピッチ11では、画像形成部15により、用紙反転通路210から搬送されてきた第3の用紙の第2面に第6頁の画像が形成され、この第3の用紙は機外へ排出される。 【0067】以上のように、このケース4では、各々両面に画像形成された3枚の用紙が機外へ排出される。しかし、残高不足により、給紙部14より第4の用紙がフィードされないので、第7頁の画像が第1面に形成された用紙が排出されることはない。 【0068】以上に説明したケース1〜4の何れにおいても、給紙部14によるフィード後であって機外へ排出する前に、画像形成部15の機内でジャムが発生する場合がある。ジャムが発生したときに機内に留まっている用紙は、残高が足りていることが確認された後に給紙部14よりフィードされたものであり、また、既に画像形成部15により画像形成されて課金装置20により課金されたものもある。そこで、ジャム検知手段19がジャム発生を検知すると、制御手段11は以下のような制御を行うのが好適である。 【0069】すなわち、ジャム検知手段19がジャム発生を検知すると、表示部19は、その旨を表示して、機内に留まっている用紙を取り除くことをユーザに促す。ユーザにより機内の用紙が取り除かれると、制御手段11は、ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙と同数の新たな用紙をフィードするよう、給紙部14に対して指示する。また、制御手段11は、ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像を、給紙部14よりフィードされた新たな用紙に再形成するよう、画像形成部15に対して指示する。さらに、制御手段11は、ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像のうち既に課金装置20が課金していた画像について、画像形成部15が新たな用紙に再形成するに際して、この再形成に要する料金の情報を課金装置20に通知しないよう課金情報通知手段16に対して指示する。 【0070】なお、制御手段11は、図4〜図7に示したような複写スケジューリングを把握しているので、これに基づいて、ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙の枚数を求めることができ、これらの用紙に形成すべき画像の頁番号をも求めることができ、また、これらの用紙に形成すべき画像のうち既に課金装置20が課金していた画像の頁番号をも求めることができる。ジャム発生の際に上記のような制御を行うことで、二重の課金が行われることなく、投入料金に応じた複写を無駄なく行うことができる。 【0071】本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態の複写機は両面トレイを有しないものであったが、両面トレイを有する複写機にも本発明は適用が可能である。 【0072】 【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に係る複写機によれば、画像読取部が各原稿の片面のみの画像を読み取るとともに、画像形成部が各用紙の両面に画像を形成する場合において、給紙部による用紙フィード動作に先立って残高情報獲得手段により獲得された残高の情報が、画像形成部が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであるときに、本発明に係る複写機は、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿の有無が原稿有無検知手段により検知されるまで、給紙部における用紙のフィード動作が停止する。そして、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が無いと原稿有無検知手段により検知されると、給紙部における用紙のフィード動作が許可される。一方、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段により検知されると、給紙部における用紙のフィード動作が禁止される。このようにすることで、画像が第1面に形成されただけの用紙が無駄に排出されることはない。 【0073】また、残高情報獲得手段により獲得された残高の情報が、画像形成部が1枚の用紙の第1面のみに画像を形成することを許可するものであり、上記1枚の用紙の第2面に形成すべき画像が描かれた原稿が有ると原稿有無検知手段により検知されたときに、課金装置への料金の追加投入をユーザに促す旨の表示を行う表示部を更に備えるのが好適である。この場合には、画像が第1面に形成されただけの用紙が無駄に排出されることはなく、また、表示部における表示に促されてユーザが不足分の料金を追加投入すれば、各々両面に画像形成された用紙が機外へ排出されるので、用紙が無駄に排出されることはない。 【0074】また、画像形成部の機内でジャムが発生したことを検知するジャム検知手段を更に備えるのが好適である。そして、本発明に係る複写機の制御手段は、ジャム検知手段によりジャムが発生したことが検知されたときに、(1) ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙と同数の新たな用紙をフィードするよう給紙部に対して指示するとともに、(2) ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像を新たな用紙に再形成するよう画像形成部に対して指示し、(3) ジャムが発生したときに機内に留まっていた用紙に形成すべき画像のうち既に課金装置が課金していた画像について、画像形成部が新たな用紙に再形成するに際して、この再形成に要する料金の情報を課金装置に通知しないよう課金情報通知手段に対して指示する、のが好適である。この場合には、ジャム発生の際に上記のような制御を行うことで、二重の課金が行われることなく、投入料金に応じた複写を無駄なく行うことができる。 【0075】また、本発明に係る複写システムは、上記の本発明に係る複写機と、この複写機における複写に要する料金をユーザに対して課金する課金装置と、を備えるものである。この複写システムによれば、複写機において画像が第1面に形成されただけの用紙が無駄に排出されることはない。また、複写しようとするユーザに対して適切な課金が行われる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月19日(2000.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088155 【弁理士】 【氏名又は名称】長谷川 芳樹 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−305919(P2001−305919A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−118351(P2000−118351) |
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