| 【発明の名称】 |
複写装置及び方法並びにこれに利用される記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】森田 敏昭
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| 【要約】 |
【課題】使用者が先に設定されたコピー条件のまま複写開始を指示したき、その使用者に警告を出し、複写開始を許可または不許可にする。
【解決手段】各種コピー条件の項目を表示する表示部と、表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定する設定部と、複写開始を指示する指示部と、原稿画像を取得する画像取得部と、取得された原稿画像を設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写する複写部と、複写開始の指示を受け、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識する認識部と、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定する判定部と、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びコピー条件の内容に基づいて警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する前処理部とから構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各種コピー条件の項目を表示する表示部と、表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定する設定部と、複写開始を指示する指示部と、原稿画像を取得する画像取得部と、取得された原稿画像を設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写する複写部と、複写開始の指示を受け、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識する認識部と、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定する判定部と、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びそのコピー条件の内容に基づいて警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する前処理部とを備えたことを特徴とする複写装置。 【請求項2】 前記前処理部は、前記認識部から現在の使用者が先の使用者と同じ人である認識結果を受けた際、現在のコピー条件を確認する旨の警告を出力し、複写開始の許可を決定することを特徴とする請求項1記載の複写装置。 【請求項3】 前記前処理部は、前記認識部から現在の使用者が先の使用者と同じ人でない認識結果を受け、先に設定されたコピー条件の内容のうち複写部数が1部の場合、現在のコピー条件を確認する旨の警告を出力し、複写開始の許可を決定することを特徴とする請求項1記載の複写装置。 【請求項4】 前記前処理部は、現在の使用者が先の使用者と同じ人でない認識結果を受け、先に設定されたコピー条件の内容のうち複写部数が2部以上の場合、コピー条件を確認する旨の警告を出力し、複写開始の不許可を決定することを特徴とする請求項1記載の複写装置。 【請求項5】 前記前処理部は、複写開始の不許可を決定した後に前記指示部により複写開始の指示を受けた場合、複写開始の許可を決定することを特徴とする請求項4記載の複写装置。 【請求項6】 前記前処理部は、メッセージ表示、インジケータの点滅表示または音声により警告を出力することを特徴とする請求項1記載の複写装置。 【請求項7】 前記認識部は、前記指示部に使用者の指紋を認識する指紋認識センサを形成したことを特徴とする請求項1記載の複写装置。 【請求項8】 表示部を用いて、各種コピー条件の項目を表示し、設定部を用いて、表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定し、指示部を用いて、複写開始を指示し、取得部を用いて、原稿画像を取得し、複写部を用いて、取得された原稿画像を設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写し、認識部を用いて、複写開始の指示を受け、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識し、判定部を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定し、前処理部を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びそのコピー条件の内容に基づいて警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する複写方法。 【請求項9】 複写装置に用いられる記憶媒体であって、表示部を用いて、各種コピー条件の項目を表示する機能と、設定部を用いて、表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定する機能と、指示部を用いて、複写開始を指示する機能と、取得部を用いて、原稿画像を取得する機能と、複写部を用いて、取得された原稿画像を設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写する機能と、認識部を用いて、複写開始の指示を受け、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識する機能と、判定部を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定する機能と、前処理部を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びそのコピー条件の内容に基づいて警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する機能とをコンピュータに実行させる複写プログラムを記憶した記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、使用者がコピー条件の設定を忘れてコピー開始ボタンを操作した場合に有効な前処理をする複写装置及び方法並びにこれに利用される記憶媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】一般的に複写機においては、コピー部数、コピー倍率、用紙選択、コピー濃度等の各種コピー条件(コピーモード)について、各使用者が任意に設定できるようになっている。しかし、先の使用者がコピーモードのクリアボタン操作を忘れると、先に使用したコピーモードがそのまま残り、後から使用する使用者が、先の使用者が設定したコピーモードままコピー動作を行うことが多い。そこで、コピー動作の終了後、ある設定時間経過後に各使用者が設定したコピーモードを標準コピーモードに戻す自動モードクリア機能を備えた複写機がある。 【0003】しかし、この自動モードクリア機能は、ある設定時間が経過しなければ、標準モードにクリアしないので、例えば、多数の使用者が1台の複写機を連続して使用する場合、標準モード以外のコピーモードを設定した使用者は、コピー動作終了後、次の使用者のためにモードクリアボタンを押し、コピー条件を標準モードに戻していた。このため、先の使用者がモードクリアボタンを押すのを忘れると、後から標準モードで使用する使用者は、誤って先の使用者が設定したコピーモードでコピー動作を行うという問題があった。 【0004】例えば、この問題を改善する従来技術として、特開平6−258898号公報には、最終コピー用紙が排出されたことを検出することにより、自動モードクリアの設定時間経過前でも、設定されたコピーモードを最終コピー用紙の排出直後にクリアして標準コピーモードへ戻す複写機のコピーモード制御方法が提案されている。 【0005】また、1台の複写機を複数の部門の予め許可された複数の使用者だけで使用する場合、許可されていない使用者による複写機の不正使用を防止する従来技術として、特開平7−129049号公報には、複写機の使用を許可する使用者の指紋をハードディスクに予め登録し、コピー開始ボタンに指紋の読み取り手段を設けて、操作者の指紋を読み取り、登録された指紋と一致する操作者だけ複写機の使用を許可し、登録された使用者毎に、使用したコピー枚数、日付等の使用状況をハードディスクに記憶する部門管理機能を備える複写機が提案されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平6−258898号公報に記載の複写機を用いて、一人の使用者が、設定した同じコピーモードで異なる原稿を複数コピーする場合、最終コピー用紙が排出されるごとに、自動的に標準コピーモードにクリアされるので、同じコピーモードを再設定しなければならないという問題がある。また、特開平7−129049号公報に記載の複写機は、指紋による認証手段を用いて、予め指紋情報を登録した使用者だけ複写機の使用を許可し、その使用状況を管理することができるが、先の使用者のモードクリアボタンの押し忘れより、後の使用者が、先の使用者が設定したコピーモードのまま誤ってコピー動作を行うという問題の解決手段については記載されていない。 【0007】本発明は以上の事情を考慮してなされたものであり、例えば、複写開始を指示した直後に現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識する認識手段を備えたことにより、先の使用者が標準コピー条件に戻すのを忘れ、現在の使用者もコピー条件を設定しないまま複写開始を指示したとき、その使用者に警告を出し、複写開始を許可または不許可にするので、使用者はコピー条件の設定忘れに気づき無駄な複写を少なくすることができる複写装置及び方法並びにこれに利用される記憶媒体を提供する。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、各種コピー条件の項目を表示する表示部と、表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定する設定部と、複写開始を指示する指示部と、原稿画像を取得する画像取得部と、取得された原稿画像を設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写する複写部と、複写開始の指示を受け、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識する認識部と、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定する判定部と、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びそのコピー条件の内容に基づいて警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する前処理部とを備えたことを特徴とする複写装置である。 【0009】本発明によれば、先の使用者が標準コピー条件に戻すのを忘れ、現在の使用者もコピー条件を設定しないまま複写開始を指示したとき、その使用者に警告を出し、複写開始を許可または不許可にするので、使用者はコピー条件の設定忘れに気づき無駄な複写を少なくすることができる。 【0010】前記前処理部は、前記認識部から現在の使用者が先の使用者と同じ人である認識結果を受けた際、現在のコピー条件を確認する旨の警告を出力し、複写開始の許可を決定する構成にしてもよい。この構成によれば、現在の使用者が先の使用者と同じである場合、先に設定されたコピー条件と同じコピー条件で複写する可能性が高く、複写を許可しても、コピー条件の確認を現在の使用者に促す警告をするので、もし、使用者が所望のコピー条件と違うことに気づき、途中で強制停止して、コピー条件を設定し直し、再複写しても、コピー用紙、コピー時間の無駄の発生を少なくすることができる。 【0011】前記前処理部は、前記認識部から現在の使用者が先の使用者と同じ人でない認識結果を受け、先に設定されたコピー条件の内容のうち複写部数が1部の場合、現在のコピー条件を確認する旨の警告を出力し、複写開始の許可を決定する構成にしてもよい。この構成によれば、現在の使用者が先の使用者と同じでなく、複写部数が1部の場合、1部だけの複写を許可しても、コピー条件の確認を使用者に促す警告をするので、もし、使用者が所望のコピー条件と違うことに気づき、途中で強制停止して、コピー条件を設定し直し、再複写しても、コピー用紙、コピー時間の無駄の発生を少なくすることができる。 【0012】前記前処理部は、現在の使用者が先の使用者と同じ人でない認識結果を受け、先に設定されたコピー条件の内容のうち複写部数が2部以上の場合、コピー条件を確認する旨の警告を出力し、複写開始の不許可を決定する構成にしてもよい。この構成によれば、現在の使用者が先の使用者と同じ人でない認識結果を受け、先に設定されたコピー条件の内容のうち複写部数が2部以上の場合、コピー条件の確認を使用者に促す警告を出すと同時に複写を不許可にするので、コピー用紙、コピー時間の無駄が発生しない。 【0013】前記前処理部は、複写開始の不許可を決定した後に前記指示部により複写開始の指示を受けた場合、複写開始の許可を決定する構成にしてもよい。この構成によれば、現在の使用者が先の使用者と同じ人でない場合でも、コピー条件が同じである場合もあるために、再度、複写開始の指示すると、複写開始を許可するので複写操作を効率よくすることができる。 【0014】前記前処理部は、メッセージ表示、インジケータの点滅表示または音声により警告を出力する構成にしてもよい。この構成によれば、使用者は、コピー条件を確認する警告を視覚または聴覚により知ることができる。 【0015】前記認識部は、前記指示部に使用者の指紋に関する特徴を認識するための指紋認識センサを形成した構成にしてもよい。 【0016】本発明の別の観点によれば、表示部を用いて、各種コピー条件の項目を表示し、設定部を用いて、表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定し、指示部を用いて、複写開始を指示し、取得部を用いて、原稿画像を取得し、複写部を用いて、取得された原稿画像を設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写し、認識部を用いて、複写開始の指示を受け、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識し、判定部を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定し、前処理部を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びそのコピー条件の内容に基づいて警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する複写方法が提供される。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定されるものではない。 【0018】図1は本発明の一実施例である複写装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施例の複写装置は、制御部1、プログラムメモリ2、バッファメモリ3、表示部4、入力部5、取得部6、画像記憶部7、複写部8、認識部9、判定部10、前処理部11、記憶媒体12、記憶媒体読取部13、バス14などから構成されている。 【0019】制御部1は、例えば、コンピュータのCPUで構成され、プログラム記憶部2に記憶された制御プログラムを用い、バス14を介して複写装置を構成する各部を制御する。 【0020】プログラムメモリ2は、例えば、ROM、EEPROM、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)、ハードディスク(HD)、CD−ROM、MDなどで構成され、制御部1が各部を制御するための制御プログラム、制御データを記憶する。バッファメモリ3は、例えば、RAM、EEPROM、フロッピーディスク(FD)、ハードディスク(HD)、CD−ROM、MDなどで構成され、制御部1が各部を制御するときの各種データを一時記憶する。また、バッファメモリ3は、コピーする際に設定されたコピー条件を記憶するコピー条件設定メモリ3a、現在の使用者の指紋と先の使用者の指紋を比較するための使用者認識メモリ3bの領域が設けられている。 【0021】表示部4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマ・ディスプレイ(PD)エレクトロ・ルミセンス・ディスプレイ(ELD)などで構成され、各種コピー条件の項目(アイコン)、メッセージ(警告)、ガイダンス情報、メンテナンス情報などの各種データを表示する。表示メモリ4aは、表示部4に表示するための各種データを記憶する。 【0022】入力部5は、例えば、ボタンスイッチ、小型CRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ上に透明タブレットを一体形成したタッチパネルなどで構成され、装置への各種入力操作を行う。また、入力部5は、表示部4に表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定するアイコン(コピー条件設定ボタン)を備えた設定部5a、複写開始を指示するコピー開始ボタンを備えた指示部5bとして機能する。設定されたコピー条件の項目は、バッファメモリ3のコピー条件設定メモリ3aの領域に記憶される。 【0023】取得部6は、例えば、取得プログラム、原稿を自動的に搬送する原稿搬送装置、搬送された原稿を画像に変換するCCD、光学機構を備えた画像読取装置などで構成され、原稿画像を取得する。画像記憶部7は、例えば、RAM、EEPROM、フロッピーディスク(FD)、ハードディスク(HD)、CD−ROM、MDなどで構成され、取得部5により取得した原稿画像を記憶する。画像記憶部7として機能する領域をバッファメモリ3に設けてもよい。 【0024】複写部8は、例えば、複写プログラム、インクジェットプリンタやレーザプリンタなどのプリンタ機構などで構成され、複写開始の指示を受けたとき、画像記憶部7から原稿画像を読み出し、設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写する。 【0025】認識部9は、例えば、認識プログラム、使用者の指紋を認識する指紋認識センサなどで構成され、複写開始を指示するコピー開始ボタン内に指紋認識センサを内蔵し、コピー開始ボタンを操作したとき、指紋認識センサにより使用者の指紋を検出し、使用者認識メモリ3bに記憶し、先の使用者の指紋と現在の使用者の指紋が同じであるか否かを認識する。このときボタンを操作した時間を個人情報として記憶し、使用者認識に利用してもよい。 【0026】また、認識部9は、指紋認識センサの替わりに、使用者の顔に関する特徴を認識する顔認識センサ、使用者の眼底に関する特徴を認識する眼底認識センサで構成し、入力部5の近辺に配置してもよい。認識部9は、先の使用者と現在の使用者のみの比較(一致)を行っているのみであり、誰であるか認識していない。そのため、登録作業、登録データベースは不要であり簡単な認識システムで構成できる。 【0027】判定部10は、例えば、判定プログラムで構成され、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定する。 【0028】前処理部11は、例えば、前処理プログラムで構成され、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びそのコピー条件の内容に基づいてメッセージ表示、インジケータの点滅表示、または音声により警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する。警告をメッセージ表示、インジケータの点滅表示で出力する場合は、表示装置を用いてもよい。また、警告を音声で出力する場合は、メッセージを記憶した警告メモリ、音声信号変換回路、スピーカなどを備えてもよい。 【0029】記憶媒体12は、例えば、本体装置と分離可能なRAM、EEPROM、フロッピーディスク(FD)、ハードディスク(HD)、CD−ROM、MDなどで構成され、表示部4を用いて、各種コピー条件の項目を表示する機能と、設定部5aを用いて、表示された各種コピー条件の項目から所望のコピー条件を設定する機能と、指示部5bを用いて、複写開始を指示する機能と、取得部6を用いて、原稿画像を取得する機能と、複写部8を用いて、取得された原稿画像を設定されたコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写する機能と、認識部9を用いて、複写開始の指示を受け、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを認識する機能と、判定部10を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否か、かつ先に設定されたコピー条件であるか否かを判定する機能と、前処理部11を用いて、現在のコピー条件が標準コピー条件でなく、先に設定されたコピー条件である判定結果を受け、使用者認識結果及びコピー条件の内容に基づいて警告を出力し、かつ複写開始の許可または不許可を決定する機能とをコンピュータに実行させる複写プログラムを記憶してもよい。 【0030】記憶媒体読取部13は、記憶媒体12の形態に応じて駆動する駆動部及び読取回路、例えば、FDD、HDD、CD−ROMD、MDDなどで構成され、記憶媒体12に記憶された本発明の複写プログラムをプログラムメモリ2にインストールする。これにより、本発明の複写装置を実現することができる。バス14は、制御部1が各部を制御するときの各種データを転送する。 【0031】図2は本実施例の複写装置の操作パネルの外観を示す平面図である。図2において、操作パネル20は、液晶表示パネル21、テンキー22、コピー開始ボタン23、モードクリアボタン24を備え、表示部4及び入力部5として機能する。液晶表示パネル21は、タッチパネルで構成され、その時々で異なる画面が表示され、タッチすることでコピー条件が設定されるコピー条件設定ボタンとして機能するアイコンが表示される。コピー開始ボタン23は、指紋認識センサを兼ねている。指紋認識センサにはCCDが内蔵され、読み取った指紋データは使用者認識メモリに記憶される。 【0032】図3は本実施例の複写装置による複写処理の手順を示すフローチャートである。図2において、ステップS1:電源を投入する。 ステップS2:標準コピー条件(用紙サイズ:A4サイズ、コピー枚数:1部、コピー倍率:100%など)が自動設定され、コピー条件設定メモリ3aに記憶される。使用者認識メモリ3bがクリアされる。 【0033】ステップS3:コピー条件設定ボタンが操作されたか否かを判定する。コピー条件が設定された場合、ステップS4に進み、そうでない場合、ステップ5に進む。 ステップS4:設定されたコピー条件をコピー条件設定メモリ3aに記憶する。 【0034】ステップS5:コピー開始ボタンが操作されたか否かを判定する。コピー開始ボタンが操作された場合、ステップS6に進み、そうでない場合、ステップS19に進む。 ステップS6:現在の使用者の指紋を認識し、認識した指紋を使用者認識メモリ3bの現在の使用者の指紋情報領域に記憶する。 【0035】ステップS7:現在のコピー条件が標準コピー条件であるか否かを判定する。現在のコピー条件が標準コピー条件である場合、ステップS9に進み、そうでない場合、ステップS8に進む。 ステップS8:現在のコピー条件が現在の使用者により設定されたコピー条件であるか否かを判定する。現在のコピー条件が現在の使用者により設定されたコピー条件である場合、ステップS9に進み、そうでない場合、ステップS12に進む。 【0036】ステップS9:原稿画像を取得し、ステップ10に進む。 ステップS10:取得した原稿画像を現在のコピー条件の内容に基づきコピー用紙に複写する。 ステップS11:設定された部数の複写が終了したか否かを判定する。設定された部数の複写が完了した場合、ステップS3に戻り、そうでない場合、ステップS9〜S11を繰り返す。 【0037】ステップS12:ステップS6で認識した使用者の指紋を使用者認識メモリから読み出し、現在の使用者の指紋と先の使用者の指紋とを比較し、現在の使用者が先の使用者と同じ人であるか否かを判定する。先の使用者と現在の使用者が同じ人である場合、ステップS13に進み、そうでない場合、ステップS14に進む。 【0038】ステップS13:コピー条件を確認する旨の警告を出力し、ステップS9に進む。 ステップS14:ステップS12で先の使用者と現在の使用者が同じ人でないと判定された場合、使用者認識メモリの先の使用者の指紋情報(個人情報)を現在の使用者の指紋情報(個人情報)に更新し、ステップS15に進む。 【0039】ステップS15:コピー部数が2以上か否かを判定する。コピー部数が2以上の場合、ステップS16に進み、複写する部数が1の場合、ステップS13に進む。 ステップS16:コピー条件を確認する旨の警告を出力し、ステップS17に進む。 ステップS17:複写開始を不許可にする。 【0040】ステップS18:複写開始の不許可後、所定時間内にコピー開始ボタンが操作されたか否かを判定する。所定時間内にコピー開始ボタンが操作された場合、ステップS9に進み、そうでない場合、ステップS19に進む。 ステップS19:自動クリア設定時間が経過したか否かを判定する。自動クリア設定時間が経過した場合、ステップS20に進み、そうでない場合、ステップS3に戻る。ステップS20:標準コピー条件を設定し、コピー条件設定メモリ3aに記憶し、ステップS3に戻る。 【0041】 【発明の効果】本発明によれば、先の使用者が標準コピー条件に戻すのを忘れ、現在の使用者もコピー条件を設定しないまま複写開始を指示したとき、その使用者に警告を出し、複写開始を許可または不許可にするので、使用者はコピー条件の設定忘れに気づき無駄な複写を少なくすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月26日(2000.4.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065248 【弁理士】 【氏名又は名称】野河 信太郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−305913(P2001−305913A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−125833(P2000−125833) |
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