| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】由良 純
【氏名】藤田 貴史
【氏名】池上 廣和
【氏名】中藤 淳
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| 【要約】 |
【課題】加熱定着ローラの受電部材と給電部材との導通を安定にできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転駆動する加熱定着ローラ33を用いる定着装置31を備え、加熱定着ローラ33は、通電により発熱する抵抗発熱層71と、定着加熱ローラ33の端部に設けられ且つ抵抗発熱層71と導通している受電部材75aと、加熱定着ローラ33の軸線方向の外側から受電部材75aに向けて圧接された給電部材77aとを備え、加熱定着ローラ33の回転により受電部材75aと給電部材77aとが摺動する画像形成装置1において、受電部材75a及び給電部材77aの摺動面に、摺動面の縁から縁に亘って溝82、83が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転駆動する加熱定着ローラを用いる定着装置を備え、加熱定着ローラは、通電により発熱する発熱層と、加熱定着ローラの端部に設けられ且つ発熱層と導通している受電部材と、加熱定着ローラの軸線方向の外側から受電部材に向けて圧接された給電部材とを備え、加熱定着ローラの回転により受電部材と給電部材とが摺動する画像形成装置において、受電部材及び給電部材の少なくとも一方の摺動面に、摺動面の縁から縁に亘って溝条が形成されていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 給電部材に形成された溝条は、重力方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】 溝条は、加熱定着ローラの回転中心を通るように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における定着装置は、用紙上の未定着画像を熱により定着する加熱定着ローラを有している。加熱定着ローラは、内蔵されたハロゲンランプ等の発熱ヒータにより加熱されていた(ハロゲンヒータ加熱方式)。近年、省エネの規制が制定されつつあり、消費電力を低減する必要性がでてきているため、画像形成装置の待機時には、定着設定温度を下げたり、加熱定着ローラの加熱を停止したりしている。 【0003】このため、駆動時において、加熱定着ローラをより早く加熱できるものが望まれており、加熱定着ローラの外周面或いは内周面に通電により発熱する抵抗発熱層を設ける方式が採用されるようになっている。この方式を採用することにより、ハロゲンヒータ加熱方式に比べ、熱効率が10%〜30%程度向上し、ユーザを長時間待たせなくて済むようになる。 【0004】抵抗発熱層を用いた加熱定着ローラとしては、図11に示すように、加熱定着ローラの両端部に、抵抗発熱層と導通する受電部材100を設け、この受電部材100の周面に、給電部材101を、ばねにより押しつけているものがある。このような構成で、給電部材101が、加熱定着ローラと一緒に回転する受電部材100に対して摺動しながら、給電を行っている。 【0005】これら受電部材100と給電部材101の摺動面は、常に良好な接触状態にあることが望ましく、接触不良になると接触抵抗が大きくなり摺動面の温度上昇が大きくなってしまい、受電部材と給電部材との導通状態が安定し難くなる虞がある。従って、給電部材101には、硬度の低い銅カーボンブラシなどを用いることにより、摺動面にカーボン皮膜を形成し、摺動面における接触抵抗を小さく且つ安定にさせて通電を行っている。 【0006】しかし、上述のように給電部材101を、回転する受電部材100の周面に圧接すると、摺動面に大きな摩擦がかかり、給電部材101が磨耗することにより、給電部材101と受電部材101との間に、磨耗粉103が発生する。この磨耗粉103は、給電部材101の回転により、受電部材100と給電部材101との間から掃出され、受電部材100の周面に付着してしまう。受電部材100の周面に付着した磨耗粉103は、用紙に付着することがあり、これによって画像不良が発生してしまうという不都合があった。 【0007】これに対し、特開平10−312128号公報、及び特開平10−247029号公報には、図12に示すように、受電部材100と給電部材101とを、加熱定着ローラの軸線方向に沿って配置し、受電部材100の回転中心に向けて給電部材101を圧接する技術が開示されている。 【0008】即ち、給電部材101を受電部材100の周面に接触させないことにより、磨耗粉103が受電部材100の周面に付着するのを防止するとともに、摺動面の抵抗を小さくして磨耗粉の発生を低減している。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した技術では、受電部材100及び給電部材101は、同心状に配置されているため、摺動摩擦によって受電部材100と給電部材101との間に生じた磨耗粉103が、受電部材100と給電部材101との間から掃出され難くなり、そのまま蓄積されてしまうことがある。 【0010】磨耗粉103が、受電部材100と給電部材101との間に蓄積されると、図12に示すように、厚い磨耗粉103の層ができてしまうため、摺動面の接触抵抗が極端に大きくなるので、摺動面の温度上昇が大きくなってしまい、受電部材100と給電部材101との導通が安定し難くなるという課題がある。 【0011】そこで、本発明は、加熱定着ローラの受電部材と給電部材との導通を安定にできる画像形成装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、回転駆動する加熱定着ローラを用いる定着装置を備え、加熱定着ローラは、通電により発熱する発熱層と、加熱定着ローラの端部に設けられ且つ発熱層と導通している受電部材と、加熱定着ローラの軸線方向の外側から受電部材に向けて圧接された給電部材とを備え、加熱定着ローラの回転により受電部材と給電部材とが摺動する画像形成装置において、受電部材及び給電部材の少なくとも一方の摺動面に、摺動面の縁から縁に亘って溝条が形成されていることを特徴とする。 【0013】この請求項1に記載の発明では、駆動時において、給電部材及び受電部材を介して発熱層に通電を行うと、発熱層が発熱して加熱定着ローラを加熱する。加熱された加熱定着ローラは、回転しつつ未定着画像を加熱定着する。このとき、加熱定着ローラと一緒に受電部材が回転し、受電部材と給電部材とが摺動する。受電部材と給電部材との摺動により、受電部材と給電部材との間に磨耗粉が発生するが、この磨耗粉は、摺動面に形成された溝条を通って摺動面の縁から掃き出されることにより、磨耗粉が受電部材と給電部材との間から除去されるので、受電部材と給電部材との間に磨耗粉が蓄積され難くなる。 【0014】受電部材と給電部材との間に磨耗粉が蓄積され難くなるので、受電部材と給電部材との接触状態を安定した状態に維持することができ、受電部材と給電部材とを安定して導通することができる。また、受電部材と給電部材との間に磨耗粉が蓄積されにくいことにより、磨耗粉が受電部材及び給電部材を削ることを防止できるので、摺動面における温度上昇を抑えることができ、磨耗粉の発生をも低減できる。従って、受電部材及び給電部材の寿命を延ばすことができる。 【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、給電部材に形成された溝条は、重力方向に沿って形成されていることを特徴とする。 【0016】この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、給電部材の溝条が重力方向に沿って形成されていることにより、摺動面で発生した磨耗粉が自重で落下するので、受電部材と給電部材との間から磨耗粉を効率良く除去することができる。また、磨耗粉を効率良く除去できるので、溝条の幅や深さ、及び本数を抑えることができ、受電部材及び給電部材の加工が容易である。従って、受電部材及び給電部材の加工のコストを低減することができる。 【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、溝条は、加熱定着ローラの回転中心を通るように形成されていることを特徴とする。 【0018】この請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、溝条が回転中心を通るように形成されていることにより、摺動面のほとんどの磨耗粉が溝条に入るので、磨耗粉を更に効率良く除去することができる。また、磨耗粉を更に効率良く除去できるので、溝条の幅や深さ、及び本数を更に抑えることができ、受電部材および給電部材の加工が更に容易である。従って、受電部材及び給電部材の加工のコストを更に低減することができる。これに対し、溝条が回転中心を通っていない場合には、回転中心付近の磨耗粉は、溝条に入り難くなり、そのまま蓄積されてしまうことがあった。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。先ず、図1乃至図5に基づいて第1実施の形態を説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、矢印A方向に回転する感光体3を有しており、感光体3の周囲には、感光体3の周面を一様に帯電する帯電装置5、感光体3の周面をクリーニングするクリーニング装置7、レーザビームLにより帯電された感光体3の周面に静電潜像を形成する書込装置9、トナーを供給して感光体3の静電潜像をトナー像として顕像化する現像スリーブ11を有する現像装置13、感光体3のトナー像を用紙Pに転写する転写装置15とが配置されている。 【0020】また、感光体3の下方には、感光体3と転写装置15との間に用紙Pを給紙する給紙装置17が配置されている。給紙装置17は、矢印B方向に着脱可能な給紙カセット19を有しており、給紙カセット19内の用紙Pは、中板21に支えられ、図示しないスプリングの付勢力によりアーム23を介して給紙ローラ25に向けて押しつけられている。 【0021】給紙ローラ25には、分離パッド27が圧接されており、図示しない制御部からの指令で給紙ローラ25が回転することによって給紙カセット19内の最上紙は、分離バッド27により重送を防止されながら、下流側のレジストローラ29まで搬送されるようになっている。レジストローラ29に搬送された用紙Pは、感光体3上の画像と同期するタイミングで、感光体3と転写装置15との間に送り出され、転写装置15によりトナー像を転写されるようになっている。 【0022】転写装置15によりトナー像を転写された用紙Pは、定着装置31に搬送され、加熱定着ローラ33と、加熱定着ローラ33に対向する位置で圧接する加圧ローラ35との間を通ることにより、加熱加圧されてトナー像を定着されるようになっている。 【0023】その後、定着済みの用紙Pは、排紙ローラ37によって定着画像面を下にして、排出口39から排紙トレイ部41上に排出されつつ載置されるようになっている。尚、排紙トレイ部41は、排紙ストッパ43を有しており、排紙ストッパ43は、矢印C方向において可動に設けられ、排出される様々な用紙のサイズに対応できるようになっている。また、排紙トレイ部41を構成しているカバー42は、回転支軸44を中心に開放可能になっている。 【0024】画像形成装置1の外装部45の上部前面には、画像形成装置1の操作部であるオペレーションパネル47が突き出ている。また、画像形成装置1内の図中左側に配置されたケース49内には、電源51やプリント板53(エンジンドライバボード)、コントローラボード55等の電装、図示しない制御部が収納されている。また、外装部45には、手差し給紙装置57がピン59により回動可能に取り付けられている。 【0025】図2に示すように、定着装置31の加熱定着ローラ33には、シリコンゴム等の弾性部材からなる加圧ローラ35が図示しないスプリングによって一定の加圧力で押しあてられている。加熱定着ローラ33は、断熱ブッシュ61a、61b、軸受63a、63bを介して定着側板65a、65bに取り付けられており、歯車67が図示しない駆動源からの駆動力を伝達されることにより回転駆動するようになっている。 【0026】加熱定着ローラ33は、Al(アルミニウム)若しくはFe(鉄)の薄肉パイプを基体68としており、その肉厚は、0.2mm〜0.3mm程度である。この金属基体68の外周面には、表面離型層69が形成されており、内周面には、電気絶縁層70と抵抗発熱層(発熱層)71とが積層されている。抵抗発熱層71は、鉄クロム等のステンレス系箔(厚さ20μm〜80μm程度)で、必要な抵抗を得るためにパターンに形成されている。この抵抗発熱層71は、マイカシートやポリイミドフィルム等の電気絶縁層70の内周面側に接着されている。尚、抵抗発熱層71のステンレス箔のパターンは、図2に示す形状に限定されず、例えば、図6及び図7に示すようなパターンであっても良い。 【0027】図3に示すように、抵抗発熱層71の両端部には、抵抗発熱層71に通電を行うための電極部材72a、72bが電極固定部材73a、73bにより保持されている。電極部材72a、72bには、受電部材75a、75bが一体的に形成されており、加熱定着ローラ33とともに回転するようになっている。 【0028】この受電部材75a、75bに対しては、ホルダ78a、78bにより保持された給電部材77a、77bが面接触している。即ち、受電部材75a、75bには、加熱定着ローラ33の軸先方向の外側からコイルバネ76a、76bによって給電部材77a、77bが一定の荷重で押し当てられ(矢印D参照)、受電部材75a、75bと、給電部材77a、77bとが摺動しながら通電を行っている。 【0029】本実施の形態では、給電部材77a、77bとして、銅カーボンブラシを用いている。銅カーボンブラシを用いることにより、受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bとの摺動面にカーボン皮膜を形成し、摺動面における接触抵抗を小さく且つ安定にさせて通電を行っている。尚、給電部材77a、77bは、銅カーボンブラシに限定されるものではない。 【0030】また、受電部材75aの給電部材77aに対する摺動面には、図4に示すように、一本の溝条82が形成されており、溝条82は、一方の受電部材75aの摺動面の縁から縁に亘って形成されている。本実施の形態では、他方の受電部材75bの摺動面にも同様な溝条82が形成されている。 【0031】同様に、給電部材77aの受電部材75aに対する摺動面には、図5に示すように、2本の溝条83が形成されており、それぞれの溝条83は、一方の給電部材77aの摺動面の縁から縁に渡って形成されている。本実施の形態では、他方の給電部材77bにも同様な溝条83が形成されている。また、溝条82、83の深さは、1mm〜3mm程度であるが、これに限定されず、加熱定着ローラ33の設定温度や、寿命に応じて適宜変更可能である。 【0032】一方、図2に示すように、加熱定着ローラ33には、温度センサ79が当接しており、温度センサ79より検出された信号は、入力回路80を経てCPU81に取り込まれ、CPU81は、検出した加熱定着ローラ33の温度を基に、ドライバ62を介して抵抗発熱層71への通電を制御するようになっている。本実施の形態では、加熱定着ローラ33の温度は、180℃に設定されており、装置の電源が投入されると、ドライバ82を介して抵抗発熱層71へ電流が流れ、加熱定着ローラ33の温度が、上述の設定温度まで急激に上昇するようになっている。尚、設定温度は、上述の値に限定されないことは、言うまでもない。 【0033】次に、上述した構成に基づき、本実施の形態の作用を説明する。画像形成装置1の駆動時において、受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bを介して抵抗発熱層71に通電を行うことにより、抵抗発熱層71が発熱して加熱定着ローラ33を加熱する。加熱された加熱定着ローラ33は、その回転により用紙の未定着画像を加熱定着しつつ、用紙を排紙口39に向けて搬送する。 【0034】このとき、加熱定着ローラ33と一緒に受電部材75a、75bが回転することにより、受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとが摺動する。受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとの摺動により、銅カーボンブラシの給電部材77a、77bが磨耗し、受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとの間に磨耗粉が発生する。 【0035】この磨耗粉は、受電部材75a、75bの回転により、それぞれの摺動面に形成された溝条82、83に案内され、溝条82、83に入った磨耗粉は、溝条82、83を通って受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとの間から掃き出される。従って、受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとの間に磨耗粉が蓄積され難くなるので、受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとの接触状態を安定した状態に維持することができ、受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとを安定して導通することができる。 【0036】また、受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとの間に磨耗粉が蓄積され難いことにより、磨耗粉が受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bを削ることを防止できるので、摺動面における温度上昇を抑えることができ、磨耗粉の発生をも低減できる。従って、受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bの寿命を延ばすことができる。 【0037】次に、他の実施の形態を説明するが、その説明にあたり、上述の部分と同様な部分には、同一の符号を付することにより、その説明を省略する。 【0038】第2実施の形態では、図8に示すように、受電部材77aの摺動面の溝条82が、重力方向(矢印E参照)に沿って形成されていることのみが、第1実施の形態と異なる。尚、他方の受電部材77bの溝条83も同様に形成されている。従って、第2実施の形態では、第1実施の形態と同様な効果を奏するとともに、給電部材77a、77bの溝条83が重力方向に沿って形成されていることにより、摺動面で発生した磨耗粉が自重で落下するので、受電部材75a、75bと給電部材77a、77bとの間から磨耗粉を効率良く除去することができる。 【0039】また、磨耗粉を効率良く除去できるので、溝条の幅や深さ、及び本数を最小限に抑えることができ、受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bの加工が容易であり、しかも、受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bの加工に要するコストを低減することができる。 【0040】第3実施の形態では、図9に示すように、受電部材75aの溝条82は、三本形成され、三本のうち中央の溝条82は、円形の受電部材75aの中心を通っている(加熱定着ローラ33の回転中心を通っている)。また、図10に示すように、給電部材77aの摺動面には、十字状に溝条83が形成されており、縦の溝条83及び横の溝条83が、加熱定着ローラ33の回転中心に対応する位置で交差している。尚、他方の受電部材75bの溝条は、一方の受電部材75aの溝条82と同様に形成されており、他方の給電部材77bの溝条は、一方の給電部材77aの溝条83と同様に形成されている。 【0041】この第3実施の形態では、第1実施の形態と同様な効果を奏するとともに、受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bのぞれぞれの溝条82、83が回転中心を通るように形成されていることにより、摺動面のほとんどの磨耗粉が溝条82、83に入るので、磨耗粉を更に効率良く除去することができる。これに対し、溝条82、83が回転中心を通っていない場合には、回転中心付近の磨耗粉は、溝条に入り難くなり、そのまま蓄積されてしまうことが考えられる。 【0042】本発明は、上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能である。例えば、本実施の形態では、受電部材75a、75b及び給電部材77a、77bの両方に溝条82、83を形成したが、どちらか一方に溝条を形成しても良く、この場合であっても同様な作用効果を得る。 【0043】 【発明の効果】請求項1に記載の発明では、溝条を形成することにより、受電部材と給電部材との間から磨耗粉を除去できるので、受電部材と給電部材との間に磨耗粉が蓄積され難くなる。従って、受電部材と給電部材との接触状態を安定した状態に維持することができ、受電部材と給電部材とを安定して導通することができる。また、受電部材と給電部材との間に磨耗粉が蓄積されにくいことにより、磨耗粉が受電部材及び給電部材を削ることを防止できるので、摺動面における温度上昇を抑えることができ、磨耗粉の発生をも低減できる。従って、受電部材及び給電部材の寿命を延ばすことができる。 【0044】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、給電部材の溝条が重力方向に沿って形成されていることにより、摺動面で発生した磨耗粉が自重で落下するので、受電部材と給電部材との間から磨耗粉を効率良く除去することができる。また、磨耗粉を効率良く除去できるので、溝条の幅や深さ、及び本数を少なくすることができ、受電部材及び給電部材の加工が容易である。従って、受電部材及び給電部材の加工のコストを低減することができる。 【0045】請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、溝条が回転中心を通るように形成されていることにより、摺動面のほとんどの磨耗粉が溝条に入るので、磨耗粉を更に効率良く除去することができる。また、磨耗粉を更に効率良く除去できるので、溝条の幅や深さ、及び本数を更に抑えることができ、受電部材および給電部材の加工が更に容易である。従って、受電部材及び給電部材の加工のコストを更に低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年4月19日(2000.4.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−305896(P2001−305896A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−117664(P2000−117664) |
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