| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】長尾 好倫
【氏名】小出 純
【氏名】田原 資明
【氏名】藤田 岳
【氏名】村澤 芳博
【氏名】泉崎 昌巳
【氏名】雨宮 幸司
【氏名】笹沼 信篤
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| 【要約】 |
【課題】転写材を搬送するベルトの清掃手段による再帯電による転写材の吸着不良、分離不良による紙つまり、転写不良を防止する。
【解決手段】可視画像が形成される像担持体1を配した画像形成部PM〜PKと、該像担持体1に隣接し、転写材Pを静電吸着により担持し搬送しつつ、該可視画像の転写を行なう位置を通過させる転写材搬送ベルト6を備えた搬送装置60と、該搬送ベルト6の清掃を行なう清掃手段90を有し、該搬送ベルト6の移動方向に関して画像形成部PMの上流且つ清掃手段90の下流に除電手段93c,93dを設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 可視画像が形成される像担持体を配した画像形成部と、該像担持体に隣接し、転写材を静電吸着により担持し搬送しつつ、該可視画像の転写を行なう位置を通過させる転写材搬送ベルトを備えた搬送装置と、該搬送ベルトの清掃を行なう清掃手段を有し、該搬送ベルトの移動方向に関して画像形成部の上流且つ清掃手段の下流に除電手段を設けることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 画像形成中に前記清掃手段が動作していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】 画像形成終了後、前記除電手段は前記搬送ベルトが停止した後に動作を終了することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記搬送装置は前記転写材搬送ベルトとして無端の可撓性ベルトを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は電子写真技術を利用した、複写装置、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より種々の形式のカラー画像形成装置が提案されているが、各々の色の現像剤毎に画像形成部を設け、各画像形成部において像担持体としての感光ドラムに周知の画像形成プロセスにて各色毎の顕画像を形成し、これら顕画像から供給される転写材に順次転写し、一括定着してカラー画像を得る電子写真方式のカラー画像形成装置がある。この場合、転写材は無端循環運動する搬送ベルト上に載置されて各画像形成部へ順次に搬送され、各感光ドラム上に形成された顕画像がこの転写材に順次転写される。又、搬送ベルト上の汚れ、例えば、かぶりトナー或は紙粉を清掃するために、例えば、ファーブラシ等の回転清掃手段が設けられ、転写材裏面の汚れを防止している。又搬送ベルトの移動方向に対して画像形成部の下流側、且つ、清掃手段の上流側に除電手段を設け、清掃時には搬送ベルト及び搬送ベルト上の残留トナーの静電気力を中和し互いの結合を弱めることにより、残留トナーの清掃を容易にしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来例では、清掃手段及び搬送ベルトの摺擦により、静電気を生じることにより搬送ベルトは清掃前に除電を行っても再帯電する。このことは転写材を吸着すること、感光ドラム上の画像を転写材へ転写すること、又画像形成された転写材を搬送ベルトから分離すること等のプロセスとして静電気力を利用している本装置にとって清掃手段による搬送ベルトへの再帯電は次の画像形成に対して転写材の吸着不良、分離不良によるジャム(紙づまり)や転写不良による異常画像をひき起こす要因となっていた。 【0004】又、摩擦による帯電は環境等により著しく変化するので不安定要素として大きな欠点となっていた。 【0005】上記の問題を解決する方法としては画像形成中は清掃手段の手前にある除電手段によって除電のみ行なう方法もあるが、清掃手段の手前に除電手段があるため、画像形成中には清掃手段を動作させることが摩擦帯電を回避する上からは不可能なため、画像形成終了後に清掃手段を動作させなければならないので特に長尺の搬送ベルトを有するものは装置の動作時間が長くなってしまう欠点がある。又、連続して転写材に画像形成を行けなう際搬送ベルトの2周目以後には清掃手段による残トナーの清掃が行われていないので吸着される転写材の裏面にかぶりトナーが付着する欠点も生じる。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記発明が解決しようとする課題は以下の手段により解決される。 【0007】本発明の第1の発明は可視画像が形成される像担持体を配した画像形成部と、該像担持体に隣接し、転写材を静電吸着により担持し搬送しつつ、該可視画像の転写を行なう位置を通過させる転写材搬送ベルトを備えた搬送装置と、該搬送ベルトの清掃を行なう清掃手段を有し、該搬送ベルトの移動方向に関して画像形成部の上流且つ清掃手段の下流に除電手段を設けることを特徴とする画像形成装置である。 【0008】本発明の第2の発明は画像形成中に前記清掃手段が動作していることを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置である。 【0009】本発明の第3の発明は画像形成終了後、前記除電手段は前記搬送ベルトが停止した後に動作を終了することを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置である。 【0010】本発明の第4の発明は前記搬送装置は前記転写材搬送ベルトとして無端の可撓性ベルトを備えることを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置である。 【0011】 【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。 【0012】「実施例1」図1は実施例1を示し、本発明を電子写真方式のカラー複写機に適用した概略断面図である。 【0013】図1にカラー画像形成装置を示す。図においてマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の画像を形成する画像形成部PM,PC,PY,PKが転写材搬送装置60に沿って配列してある。各画像形成部PM,PC,PY,PKは同一構成であり、その構成部材には夫々数字符号の次に各画像形成部を表わす符号の内の末尾のMCYKの何れかを並記してある。図2は画像形成部PKを示してある。従って各画像形成部に付共通の説明では画像形成部の末尾の符号と同符号は省略した符号を用いる。 【0014】図示矢印方向に回転する感光ドラム1の周囲には感光ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次帯電器2、レーザ光源、コリメータレンズ、ポリゴンミラーからなる走査光学装置3、走査光学装置3から送られる画像を感光ドラム1に結像するためのレンズ17、感光ドラム1上の潜像を可視像にするための現像器4、転写材搬送装置60でもって図の右方から左方へ送られる転写材Pに前記可視像を転写する電荷を加える転写帯電器7、転写後の感光ドラム1上の残トナーを清掃するクリーニング器5等が配列されている。転写材搬送装置60は駆動プーリ6a、従動プーリ6b間に誘電体の無端ベルトの転写材担持シートとして搬送ベルト6を張設してある。 【0015】コントローラ100は上記の各検出情報を管理し各画像形成条件を制御する。次に画像形成の順序を追って説明する。感光ドラム1に一様に一次帯電器2により帯電が行なわれる。次に走査光学装置3より光像が露光されるが、この光像は不図示の原稿読み取りのスキャナにより走査読み取りされ画像処理された信号に基づいたものである。この光像の露光により感光ドラム1には電位的な潜像が形成される。この潜像は継いで現像器4によりトナーで現像され可視像となる。各画像形成部の可視像の形成とタイミングを合わせて給紙装置65の給紙カセット61から転写材Pが給紙ローラ62により送り出され給紙ガイド63でガイドされ給紙される。ついで転写材Pはレジストローラ64により、斜向が補正されタイミングを調整して搬送ベルト6上に送られる。その後このトナー像は転写帯電器7により、搬送ベルト6で担持され図示矢印方向に移動する転写材Pに転写される。以上の工程がマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各ステーションPM,PC,PY,PKで繰り返されたフルカラー画像が得られる。多重転写された転写材Pは定着装置8で定着され、転写材排出口24からトレイ117上に排出される。 【0016】第1の画像形成部PMと給紙装置65との間には吸着帯電器(図示せず)が設けられており、この吸着用帯電器は給紙装置65から供給される転写材Pを前記搬送ベルト6に確実に吸着させるためにコロナ放電を行なう。一方、第4の画像形成部PKと定着装置8との間で駆動プーリ6aのほぼ直上部には除電器(図示せず)が設けられており、この除電器には搬送ベルト6に吸着されている転写材Pを分離するために交流電圧が印加される。 【0017】本実施例においては前記転写材の搬送手段である搬送ベルト6に関して、その転写材載置面に付着した汚れを清掃する清掃手段90が設けられている。清掃手段90は枠体91及びファーブラシ92及びファーブラシを駆動する駆動モータ(不図示)により構成されている。ファーブラシ92は搬送ベルト6の移動方向とほぼ直交する方向に軸心が設定され、その回転方向は搬送ベルト6の移動方向とファーブラシ92の搬送ベルト6と接する位置における周面の移動方向が反対方向になる逆回転に駆動モータにより約3000rpmにて回転する。ファーブラシ92の駆動は本体内に設けられたマイコンにより制御され所定のタイミングでオン−オフを行なっている。又、清掃手段90に隣接して搬送ベルト6の移動方向の上流側にファーブラシ92に連動してコロナ放電を発生する除電帯電器93a,93bが搬送ベルト6を挟む様に設置されている。上記除電帯電器93a,93bにより、一連の画像形成プロセスによって生じた搬送ベルト6上の電荷を除去できる。よって搬送ベルト6上に転写された残留トナー(かぶりトナー)と搬送ベルト6の電気的結合力を除去できるので、清掃手段90によるかぶりトナーの除去を容易にしている。 【0018】又、清掃手段90と従動プーリ6bの間にも同様に除電帯電器93c,93dが配置されている。よってファーブラシ92によって摩擦帯電した搬送ベルト6の除電を行なうことが可能となり常に安定した転写材Pの搬送ベルト6への吸着及びトナー像の転写を行なうことができる。除電帯電器93a,93b,93c,93dには交流の高電圧をかけているので、除電に対してラチチュードは広いが、最適値を求めた場合に備えて各々の直流成分の調整が可能となっている。 【0019】図2に本実施例の装置制御のフローチャート及び図3に横軸に時間Ti(i=1,2・・・)を示すタイミングチャートを示す。使用者によりコピー開始の指令を受けるとステップ1(T1)で感光ドラム1M,1C,1Y,1K、搬送ベルト6、ファーブラシ92が駆動され、同時に除電帯電器93a〜93dにもAC高電圧がかけられ搬送ベルト6の除電を行なう。次に前述した様にステップ2(T2)で転写材Pが給送され、ステップ3(T3)で転写材Pの給送のタイミングと感光ドラム1M〜1K上に形成される可視画像のタイミングを合わせ各色を順次重ね合わせカラー画像を転写材P上に形成する。ステップ4(T3’)で使用者の指定により複数枚の連続コピー時には上記の動作を繰り返し行なう。画像形成中もファーブラシ92及び除電帯電器93a〜93dは動作を続けることにより、搬送ベルト6上に転写されてしまった残留トナーやほこりを常に除去し、又ファーブラシ92と搬送ベルト6の摺擦による搬送ベルト6の再帯電も除去できるで大量の連続コピー時にも、安定した転写材Pの吸着、搬送、転写、分離が可能となり、又転写材Pの裏汚れも防止できる。ステップ5(T4)で一連の画像形成を終了し、不図示の排紙センサにより排紙を検知すると引き続いてステップ6(T5)でまず感光ドラム1M〜1K、搬送ベルト6、ファーブラシ92を同時に停止し、ステップ7(T6)で除電帯電器93a〜93dは多少間をおいてから断電する。よって、搬送ベルト6の停止時の慣性力での移動による除電残しを防止する。以上により、次の画像形成時にはウエイトタイムを減らし安定した画像形成を行なうことが可能となる。 【0020】「実施例2」図4は本発明の実施例2を表わす図であり、実施例1と同一符号は同様の機能をもつものである。本実施例では清掃手段90と従動プーリ6bの間には複写機本体30にアースされた導電性ブラシ94を配置して、前実施例1と同様の効果を得ている。前実施例1の様に除電の調整は不可能であるが、コストがかからないという利点がある。 【0021】図5は本実施例における装置制御のフローチャートであり、作用順序は前実施例と同様であり、搬送ベルト6が運動時に導電性ブラシ94により常に除電されている。 【0022】 【発明の効果】本発明の第1の発明は可視画像が形成される像担持体を配した画像形成部と、該像担持体に隣接し、転写材を静電吸着により担持し搬送しつつ、該可視画像の転写を行なう位置を通過させる転写材担持シートを備えた搬送装置と該転写材担持シートの清掃を行なう清掃手段を有し、該転写材担持シートの移動方向に対して画像形成部の上流且つ清掃手段の下流に除電手段を設けることを特徴とする画像形成装置とすることにより、転写材搬送ベルト上の汚れを確実に除去し、又、清掃手段による転写材搬送ベルトの帯電を除去し、安定した転写材への画像形成を可能にした。よって画像形成中にも清掃手段を動作させることが可能なため、画像形成の前或は後の動作で該搬送手段を清掃しなくてもよいので、清掃のための待機時間がなくなる。特に長尺の搬送ベルトをもつ装置において、稼動時間の減少も可能となった。 【0023】本発明の第2の発明は画像形成中に前記清掃手段が動作していればよいから、清掃手段及び転写材搬送ベルトの耐久性を増大させる。 【0024】本発明の第3の発明は第1の発明において画像形成終了後、前記除電手段は前記搬送装置が停止した後に動作を終了することにより、搬送装置が慣性により移動し除電されない部分が残ることを防止できる。 【0025】本発明の第4の発明は前記搬送装置は無端の可撓性ベルトを備えており、第1の発明が適用可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成4年6月16日(1992.6.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072246 【弁理士】 【氏名又は名称】新井 一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−305885(P2001−305885A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2001−77123(P2001−77123) |
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