| 【発明の名称】 |
画像形成方法および装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】白木 聖二
【氏名】山田 智之
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| 【要約】 |
【課題】大容量のメモリを使用することなく中間転写体上等に複数の同一画像を形成し、出力効率を向上させることのできる画像形成方法および装置を提供する。
【解決手段】読取部1が読み取った画像データをメモリ部6に記憶し、印字部3が記憶した画像データに基づいて、中間転写体が1回転する間に、該中間転写体上に同一画像を2つ形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿を読み取り、該読み取りで得た画像を用紙上に形成する画像形成方法において、原稿を読み取って得た画像データを記憶するとともに該画像データに基づいて第1の潜像を形成し、前記記憶した画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて第2の潜像を形成した後に、前記第1の潜像を現像して第1の用紙上に転写し、前記第2の潜像を現像して第2の用紙上に転写することを特徴とする画像形成方法。 【請求項2】 感光体上に前記第1の潜像を形成し、該形成した第1の潜像を現像して中間転写体に転写した後に、前記感光体上に前記第2の潜像を形成し、該形成した第2の潜像を現像して前記中間転写体に転写し、前記中間転写体から前記第1の用紙および前記第2の用紙上に転写を行って画像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。 【請求項3】 原稿を読み取って得た画像データを印字色に変換して記憶するとともに該変換した画像データに基づいて第1の潜像を形成し、該形成した第1の潜像を現像して中間転写体上に転写する第1のステップと、前記第1のステップで記憶した画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて第2の潜像を形成し、該形成した第2の潜像を現像して前記中間転写体上に転写する第2のステップと、前記第1のステップおよび前記第2のステップを全ての印字色に対して実行した後に、前記第1の潜像を現像して第1の用紙上に転写して画像形成し、前記第2の潜像を現像して第2の用紙上に転写して画像形成する第3のステップとを具備することを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。 【請求項4】 原稿を読み取り、該読み取りで得た画像を用紙上に形成する画像形成装置において、原稿を読み取って画像データを取得する読取手段と、前記読取手段が読み取った画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像形成手段が形成した潜像画像を現像して用紙上に転写する転写手段とを具備し、前記転写手段は、前記潜像手段が前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて第1の潜像と第2の潜像を形成した後に、前記第1の潜像を現像して第1の用紙上に転写し、前記第2の潜像を現像して第2の用紙上に転写することを特徴とする画像形成装置。 【請求項5】 前記潜像形成手段は、感光体上に前記第1の潜像を形成し、該形成した第1の潜像を現像して中間転写体に転写した後に、前記感光体上に前記第2の潜像を形成し、該形成した第2の潜像を現像して前記中間転写体に転写し、前記転写手段は、前記中間転写体から前記第1の用紙および前記第2の用紙上に転写を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記記憶手段は、前記読取手段が読み取った画像データを所定の印字色に変換した画像データを記憶し、前記転写手段は、前記潜像手段が全ての印字色に対して前記第1の潜像および前記第2の潜像を形成した後に、前記第1の用紙および前記第2の用紙上への転写を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記記憶手段は、画像形成可能な最大サイズの用紙に画像を形成する画像データを記憶するのに満たない記憶容量を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 【請求項8】 原稿を自動で置換する自動原稿置換手段をさらに具備し、前記読取手段は、所定の印字色の数に応じた回数だけ原稿を読み取り、前記自動原稿置換手段は、前記読取手段が前記回数だけ原稿を読み取った後に、該原稿を別の原稿に置換することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成方法および装置に関し、特に、画像形成の効率を向上させた画像形成方法および装置に関する。 【0002】 【従来の技術】中間転写体を用いたカラーコピー機等の画像形成装置では、数回に分けて単色画像を現像し、同時に中間転写体上に色を重ねながら転写を行う。全ての色の画像を中間転写体上に転写して最終的なカラー画像が形成されると、転写用紙に画像が転写され、定着器で転写用紙上の画像が定着されて、転写用紙が機外に排出される。 【0003】この場合、画像を現像する毎に、原稿の読取動作が行われ、読取データを印字用の単色データに変換する。例えば、図7に示すような構成の画像形成装置で、Yellow、Magenta、Cyan、Blackの4色で印字を行う場合には、操作部105よりコピー開始操作が行われると、制御部104が読取部101等を制御して動作を開始する。まず、読取部101の最初の読取動作により画像処理部102からYellowの画像データが出力され、印字部103では、Yellowの画像を感光体上に形成する。少し遅れて、感光体から中間転写体上に形成画像が転写される。 【0004】中間転写体が1回転し、再び元の位置に戻ってくると、読取部101は2回目の読取動作を行い、これにより画像処理部102からMagentaの画像データが出力される。印字部103では、Magentaの画像を感光体上に形成し、少し遅れて感光体から中間転写体上にMagentaの形成画像が転写される。 【0005】同様にして、Cyan、Blackの形成画像が中間転写体上に転写されると、中間転写体上の画像が転写用紙に転写され、転写用紙は、定着器により画像定着されて機外に排出される。 【0006】このような画像形成装置では、中間転写体が1回転する毎に、転写用紙1枚1色分の画像形成しかできない。このため、小さな転写用紙への画像形成を行う場合でも、中間転写体が1回転して元の位置に戻るまでは、次の色の画像形成ができないため、効率が悪い。例えば、最大A3縦置きサイズの転写用紙まで印字可能な画像形成装置で、A4横置きサイズの転写用紙に画像形成を行う場合には、中間転写体の前半分にしか画像が形成されず、中間転写体の後ろ半分は使用されない。これは、同じ原稿から連続して画像を形成する場合にも同様である。したがって、転写用紙の大小に関わらず、単位時間あたりの連続出力枚数は同じとなる。 【0007】そこで、最大転写用紙サイズの半分以下の転写用紙に連続して画像を形成する場合に、中間転写体上に2つの画像を連続して形成し、最後に連続して転写用紙に画像を転写する2枚モードによる画像形成方法が提案された。このモードは、中間転写体が1回転する間に2回の読取動作を行い、中間転写体上に同一色の同一画像を連続して現像する方法である。例えば、最大A3縦置きサイズの転写用紙まで画像形成できる画像形成装置でA4横置きサイズの転写用紙に画像を形成する場合には、中間転写体の前半分に画像を形成し、さらに後ろ半分にも同一の画像を形成する。この動作を全ての色について行い、最後に連続して2枚の転写用紙に形成画像を転写する。これにより、単位時間あたりの連続出力枚数を約2倍とすることができる。 【0008】しかしながら、この方法では、中間転写体が1回転する間に2回の読取動作が必要となるため、読取可動部は、中間転写体上で連続する形成画像間の短い空白部分を中間転写体が移動する時間で読取開始位置に戻る必要がある。さらに、画像を拡大/縮小して複写する機能を持つ画像形成装置では、縮小率が小さくなるに従い、原稿の読取範囲が広がり、読取可動部が読取開始位置まで戻るのに要する時間が長くなる。 【0009】この問題に対応するには、読取可動部の戻りスピードを速くするか、中間転写体を大きくして形成画像の間隔を広げる必要がある。しかし、読取可動部の戻りスピードを速くすると、モータの消費電力が増加したり、モータ自体が大きくなる等、コストがかかるといった問題がある。また、中間転写体の大きさを大きくすると、逆に単位時間当たりの連続コピー枚数が落ちるとともに、コピー機本体の大きさも大きくなってしまう等の問題がある。 【0010】このような問題を解決する技術としては、特開平3−154072号公報記載の「画像形成装置」がある。この「画像形成装置」では、縮小率が一定範囲以下になった場合は、転写用紙のサイズに関わらず常に中間転写体上に1つの画像のみを形成するようにしている。しかし、この場合においても、結局は、ある縮小率以下での単位時間当たりの連続出力枚数が少なくなる。 【0011】また、これらの問題を解決する方法としては、全ての読取データを一旦メモリに記憶させ、2枚目以降の出力はメモリから読取データを読み出して印字する方法が考えられる。このようにすれば、読取可動部は、1度だけ画像を読み取ればよいことになる。 【0012】例えば、図8に示すような構成の画像形成装置では、読取部201で読み取った画像データをメモリ部206a、206b、206cに記憶する。メモリ部206a、206b、206cは、それぞれRed、Green、Blueの色での画像を記憶しており、画像処理部202がこれを読み出して、Yellow、Magenta、Cyan、Blackへの変換を行って、印字部203から出力する。 【0013】また、図9に示すような構成の画像形成装置では、Red、Green、Blueの3色ではなく、Yellow、Magenta、Cyan、Blackへの変換後の画像データをメモリ部306a、306b、306c、306dにそれぞれ記憶する。この場合、Red、Green、Blueの3色での画像データは記憶されていないため、読取部301が原稿を読み取る際に、Yellow、Magenta、Cyan、Blackへの変換を同時に行う必要があり、4つの画像処理部302a、302b、302c、302dを使用することになる。そして、スイッチ308を切り替えて、メモリ部306a、306b、306c、306dに記憶されている画像データを順次印字部303へ出力して印字を行う。 【0014】このように、読取データを一旦メモリに記憶させる場合には、大量のメモリが必要となる。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来の画像形成装置では、中間転写体上に複数の画像を形成して連続出力を行おうとした場合、読取可動部を駆動するモータの出力を増大させ、中間転写体の大きさを大きくする方法や、読取データを大容量のメモリに記憶させる方法等が考えられたが、いずれの場合もコストの増大につながっていた。なお、同様の問題は、中間転写体上に複数の画像を形成する単色の画像形成装置や、中間転写体を使用せず感光体に複数の画像を形成し、感光体から転写用紙に直接画像を転写する単色の画像形成装置においても生じていた。 【0016】そこで、この発明は、大容量のメモリを使用することなく中間転写体上等に複数の同一画像を形成し、出力効率を向上させることのできる画像形成方法および装置を提供することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、原稿を読み取り、該読み取りで得た画像を用紙上に形成する画像形成方法において、原稿を読み取って得た画像データを記憶するとともに該画像データに基づいて第1の潜像を形成し、前記記憶した画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて第2の潜像を形成した後に、前記第1の潜像を現像して第1の用紙上に転写し、前記第2の潜像を現像して第2の用紙上に転写することを特徴とする。 【0018】また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、感光体上に前記第1の潜像を形成し、該形成した第1の潜像を現像して中間転写体に転写した後に、前記感光体上に前記第2の潜像を形成し、該形成した第2の潜像を現像して前記中間転写体に転写し、前記中間転写体から前記第1の用紙および前記第2の用紙上に転写を行って画像を形成することを特徴とする。 【0019】また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、原稿を読み取って得た画像データを印字色に変換して記憶するとともに該変換した画像データに基づいて第1の潜像を形成し、該形成した第1の潜像を現像して中間転写体上に転写する第1のステップと、前記第1のステップで記憶した画像データを読み出し、該読み出した画像データに基づいて第2の潜像を形成し、該形成した第2の潜像を現像して前記中間転写体上に転写する第2のステップと、前記第1のステップおよび前記第2のステップを全ての印字色に対して実行した後に、前記第1の潜像を現像して第1の用紙上に転写して画像形成し、前記第2の潜像を現像して第2の用紙上に転写して画像形成する第3のステップとを具備することを特徴とする。 【0020】また、請求項4の発明は、原稿を読み取り、該読み取りで得た画像を用紙上に形成する画像形成装置において、原稿を読み取って画像データを取得する読取手段と、前記読取手段が読み取った画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像形成手段が形成した潜像画像を現像して用紙上に転写する転写手段とを具備し、前記転写手段は、前記潜像手段が前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて第1の潜像と第2の潜像を形成した後に、前記第1の潜像を現像して第1の用紙上に転写し、前記第2の潜像を現像して第2の用紙上に転写することを特徴とする。 【0021】また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記潜像形成手段は、感光体上に前記第1の潜像を形成し、該形成した第1の潜像を現像して中間転写体に転写した後に、前記感光体上に前記第2の潜像を形成し、該形成した第2の潜像を現像して前記中間転写体に転写し、前記転写手段は、前記中間転写体から前記第1の用紙および前記第2の用紙上に転写を行うことを特徴とする。 【0022】また、請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記記憶手段は、前記読取手段が読み取った画像データを所定の印字色に変換した画像データを記憶し、前記転写手段は、前記潜像手段が全ての印字色に対して前記第1の潜像および前記第2の潜像を形成した後に、前記第1の用紙および前記第2の用紙上への転写を行うことを特徴とする。 【0023】また、請求項7の発明は、請求項4の発明において、前記記憶手段は、画像形成可能な最大サイズの用紙に画像を形成する画像データを記憶するのに満たない記憶容量を有することを特徴とする。 【0024】また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、原稿を自動で置換する自動原稿置換手段をさらに具備し、前記読取手段は、所定の印字色の数に応じた回数だけ原稿を読み取り、前記自動原稿置換手段は、前記読取手段が前記回数だけ原稿を読み取った後に、該原稿を別の原稿に置換することを特徴とする。 【0025】 【発明の実施の形態】以下、この発明に係る画像形成方法および装置の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。 【0026】図1は、画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置は、読取部1と画像処理部2、印字部3、制御部4、操作部5、メモリ部6を具備して構成される。読取部1は、原稿画像を読み取って、RGB(Red、Green、Blue)の画像データを得る。画像処理部2は、RGBの画像データを印字用のYMCK(Yellow、Magenta、Cyan、Black)の画像データに変換する。この変換は、RGBの画像データをY、M、C、Kのいずれかの画像データへ変換するものである。メモリ部6は、画像処理部2が変換した画像データを一時的に記憶し、印字部3は、画像処理部2が変換した印字用の画像データに基づいて画像を形成し、転写用紙上に転写する。制御部4は、読取部1、画像処理部2、メモリ部6、印字部3を制御し、操作部5は、操作指示の受付等を行う。 【0027】ここで、図2および図3を参照して、図1に示した画像形成装置の詳細を説明する。図2は、画像形成装置の電気的構成を示すブロック図であり、図3は、画像形成装置の機械的構成を示した図である。 【0028】読取部1は、CCD(Charge Couple Diode )11と、モータ駆動ユニット12、ランプ駆動ユニット(可動部)13、自動原稿置換装置14、原稿台15を具備して構成される。読取部1は、自動原稿置換装置14により原稿台15に置かれた原稿を読み取り、画像を得る。原稿の読み取りは、ランプ駆動ユニット13内のランプから原稿面に光を照射し、その反射光をCCD11で電気信号に変換することで画像を得るが、その際に、ランプ駆動ユニット13は、モータ駆動ユニット12により移動され、原稿面を走査する。 【0029】この読取部1の各部は、制御部4の一部である読取制御部40により制御されるが、読取制御部40は、CPU(Central Processing Unit )41とメモリ42を具備して構成され、メモリ42は、CPU41を動作させるプログラムを格納するとともに、CPU41の動作時の作業領域となる。 【0030】画像処理部2は、AD変換器21、22、23と画像処理LSI(Large Scale Integration )24を具備して構成される。AD変換器21、22、23は、それぞれ、CCD11が出力するR、G、Bのアナログ信号をディジタル信号に変換する。画像処理LSI24は、AD変換器21、22、23が出力するR、G、Bのディジタル信号をYMCKのいずれかの色に変換して出力する。 【0031】メモリ部6は、RAM制御LSI61とRAM(Random Access Memory)62を具備して構成される。RAM制御LSI61は、RAM62への書込タイミング信号と読出タイミング信号を生成するとともに、RAM62への書込と読出を同時に行えるようにRAM62を制御する。RAM62は、画像処理LSI24が出力するY、M、C、Kのいずれかの信号を記憶するが、その記憶容量は、この画像形成装置で処理できる転写用紙の最大サイズに満たないものである。例えば、転写用紙の最大サイズがA3である場合、RAM62の記憶容量は、A4サイズ分となる。 【0032】印字部3は、レーザ走査ユニット31と現像ユニット32、現像器32a、32b、32c、32d、モータ駆動ユニット33、転写ユニット34、35、転写用紙送ユニット36、37、38、39、感光体71、中間転写体72、定着器73、転写用紙搬送路74を具備して構成される。 【0033】レーザ走査ユニット31は、レーザ光の照射により感光体71上に静電潜像を形成する。現像ユニット32は、内部にYellowの現像器32a、Magentaの現像器32b、Cyanの現像器32c、Blackの現像器32dを有し、現像ユニット32が回転して向きを変えることにより、感光体71上に任意の色を現像する。 【0034】中間転写体72は、ベルト状になっており、モータ駆動ユニット33により回転される。転写ユニット34は、感光体71から中間転写体72上に形成画像を転写し、転写ユニット35は、中間転写体72から転写用紙に形成画像を転写する。定着器73は、転写用紙上に転写された形成画像を定着させる。 【0035】また、転写用紙送ユニット36、37、38、39、は、それぞれ、転写用紙を給紙トレイや給紙カセットから送り出して、転写用紙搬送路74上を搬送する。 【0036】この印字部3の各部は、制御部4の一部である印字制御部45により制御されるが、読取制御部45は、CPU46とメモリ47を具備して構成され、メモリ47は、CPU46を動作させるプログラムを格納するとともに、CPU46の動作時の作業領域となる。 【0037】操作部5は、操作指示を入力する入力部51と情報等を表示する表示部52を具備して構成され、CPU41を介して画像形成装置の各部へ指示を与える。 【0038】ここで、図4を参照して、複写枚数が1枚に設定された場合の画像形成装置の動作を説明する。図4は、複写枚数が1枚に設定された場合の画像形成装置の動作を示すタイミングチャートである。 【0039】自動原稿置換装置14に原稿がセットされ、操作部5により複写開始の操作がなされると、印字制御部45からの信号により印字部3のモータ駆動ユニット33が動作して中間転写体72が回転を開始する。この回転が安定する時間T1が経過すると、読取制御部41からの信号により、読取部1のモータ駆動ユニット12とランプ駆動ユニット13が動作し、原稿の読み取りが開始される。原稿の読み取りが開始されると、CCD11からR、G、Bのアナログ信号が出力され、このアナログ信号がAD変換器21、22、23によりディジタル信号に変換される。このR、G、Bのディジタル信号は、画像処理LSI24によりY(Yellow)の印字データに変換される。 【0040】このとき、RAM制御LSI61によりRAM62への書込信号がオンにされるため、Yの印字データは、RAM62に書き込まれる。同時にRAM制御LSI61は、RAM62からの読出信号をオンとするため、Yの印字データは、RAM62への書き込みと同時に読み出され、レーザ走査ユニット31に送られる。 【0041】レーザ走査ユニット31は、Yの印字データにしたがって、感光体71を露光し、静電潜像を形成する。このとき、現像ユニット32へ入力される現像器現像信号がオンとなるが、現像ユニット32は、予めYellowの現像器32aが感光体71に向けられているため、露光された感光体71上にYellowの画像を形成する。 【0042】これらの動作に少し遅れて、転写ユニット34の動作信号がオンとなり、感光体71のYellowの形成画像が中間転写体72上に転写される。 【0043】原稿の読み取りが終了した時点で、読取可動部(ランプ駆動ユニット13)に戻り信号が発生し、読取可動部が元の位置に戻る。このとき、現像ユニット32には、現像器切替信号が入力され、感光体71に向いている現像器がYellowの現像器32aからMagentaの現像器32bに切り替わるように、現像ユニット32が回転する。 【0044】続いて、中間転写体72が1回転して元の位置に戻ると、再び原稿の読み取りが開始され、同様の動作により、感光体71上にMagentaの画像が形成され、中間転写体72のYellowの画像上にMagentaの画像が転写される。 【0045】同様の動作により、中間転写体72上には、Cyan、Blackの形成画像が転写されてフルカラーの画像が形成されるが、Blackの画像が形成される際には、転写用紙給紙信号が転写用紙送ユニット36、37、38、39のいずれか指定されたものに入力され、転写用紙が転写用紙搬送路74上を搬送され、転写ユニット35の動作信号がオンとなり、中間転写体72から転写用紙上にフルカラーの形成画像が転写され、転写用紙は、定着器73で画像が定着されて出力される。 【0046】また、自動原稿置換装置14に複数枚の原稿がセットされた場合には、Blackの印字データを作成する際の原稿の読み取り(中間転写体72の4回転目)が終了し、可動部に戻り信号が発せられた際に、自動原稿置換装置14の動作信号がオンとなり、原稿台15上の原稿が次ページのものに置き換えられる。 【0047】この後、同様の処理を繰り返し、自動原稿置換装置14にセットされた全ての原稿の複写が終了すると、モータ駆動ユニット33が停止して中間転写体72が回転を停止する。 【0048】次に、図5を参照して、画像形成装置の最大転写用紙サイズの半分以下のサイズの転写用紙が選択され、複写枚数が2枚に設定された場合の画像形成装置の動作を説明する。図5は、複写枚数が2枚に設定された場合の画像形成装置の動作を示すタイミングチャートである。 【0049】自動原稿置換装置14に原稿がセットされ、操作部5により複写開始の操作がなされると、印字制御部45からの信号により印字部3のモータ駆動ユニット33が動作して中間転写体72が回転を開始する。この回転が安定する時間T1が経過すると、読取制御部41からの信号により、読取部1のモータ駆動ユニット12とランプ駆動ユニット13が動作し、原稿の読み取りが開始される。原稿の読み取りが開始されると、CCD11からR、G、Bのアナログ信号が出力され、このアナログ信号がAD変換器21、22、23によりディジタル信号に変換される。このR、G、Bのディジタル信号は、画像処理LSI24によりY(Yellow)の印字データに変換される。 【0050】このとき、RAM制御LSI61によりRAM62への書込信号がオンにされるため、Yの印字データは、RAM62に書き込まれる。同時にRAM制御LSI61は、RAM62からの読出信号をオンとするため、Yの印字データは、RAM62への書き込みと同時に読み出され、レーザ走査ユニット31に送られる。 【0051】レーザ走査ユニット31は、Yの印字データにしたがって、感光体71を露光し、静電潜像を形成する。このとき、現像ユニット32へ入力される現像器現像信号がオンとなるが、現像ユニット32は、予めYellowの現像器32aが感光体71に向けられているため、露光された感光体71上にYellowの画像を形成する。これらの動作に少し遅れて、転写ユニット34の動作信号がオンとなり、感光体71のYellowの形成画像が中間転写体72上に転写される。 【0052】原稿の読み取りが終了した時点で、読取可動部(ランプ駆動ユニット13)に戻り信号が発生し、読取可動部が元の位置に戻るが、レーザ走査ユニット31が露光を終了すると、RAM制御LSI61がRAM62からの読出信号をオンとし、Yの印字データは、RAM62から読み出されてレーザ走査ユニット31に送られる。 【0053】レーザ走査ユニット31は、Yの印字データにしたがって、感光体71を露光し、静電潜像を形成する。そして、現像器32aが露光された感光体71上にYellowの画像を形成する。これらの動作に少し遅れて、転写ユニット34の動作信号がオンとなり、感光体71のYellowの形成画像が中間転写体72上に2枚目のYellow画像として転写される。 【0054】2枚目のYellow画像の現像が終了した時点で、現像ユニット32には、現像器切替信号が入力され、感光体71に向いている現像器がYellowの現像器32aからMagentaの現像器32bに切り替わるように、現像ユニット32が回転する。 【0055】続いて、中間転写体72が1回転して元の位置に戻ると、再び原稿の読み取りが開始され、同様の動作により、感光体71上にMagentaの画像が形成され、中間転写体72のYellowの画像上にMagentaの画像が転写される。 【0056】同様の動作により、中間転写体72上には、Cyan、Blackの形成画像が転写されてフルカラーの画像が形成されるが、Blackの画像が形成される際には、転写用紙給紙信号が転写用紙送ユニット36、37、38、39のいずれか指定されたものに入力され、転写用紙が転写用紙搬送路74上を搬送され、転写ユニット35の動作信号がオンとなり、中間転写体72から転写用紙上にフルカラーの形成画像が転写され、転写用紙は、定着器73で画像が定着されて出力される。 【0057】また、自動原稿置換装置14に複数枚の原稿がセットされた場合には、Blackの印字データを作成する際の原稿の読み取り(中間転写体72の4回転目)が終了し、可動部に戻り信号が発せられた際に、自動原稿置換装置14の動作信号がオンとなり、原稿台15上の原稿が次ページのものに置き換えられる。 【0058】この後、同様の処理を繰り返し、自動原稿置換装置14にセットされた全ての原稿の複写が終了すると、モータ駆動ユニット33が停止して中間転写体72が回転を停止する。 【0059】このように、この画像形成装置では、複写枚数を1枚に設定した場合と2枚に設定した場合の両者において、中間転写体72や読取可動部の動作は同一である。つまり、2枚複写を行う場合においても、読取可動部の戻りスピードは、1枚複写の場合と同じで中間転写体72が1回転する間に元の位置に戻ればよいことになる。したがって、縮小率を小さくした場合であっても、読取可動部のスピードをほとんど上げずに、2枚複写を行うことが可能となる。 【0060】ところで、上述の説明では、画像形成装置がカラーのものであったが、単色の画像形成装置においても、同様の動作で2枚複写を行うことができる。例えば、単色の画像形成装置が中間転写体を使用し、図3に示した現像ユニット32が単色のもの(現像器を1つだけ有している)であるような構成をとる場合には、図6に示すようなタイミングで各部を動作させることで、2枚複写を行うことができる。 【0061】また、単色の画像形成装置の場合には、中間転写体を使用せずに、感光体上の形成画像を直接転写用紙に転写する場合であっても、ほぼ同様の動作(感光体が1回転する間に1度の読み取りと2度の現像を行う)により、2枚複写が可能となる。 【0062】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、読み取った画像データを記憶し、該記憶した画像データに基づいて、中間転写体が1回転する間に、該中間転写体上に同一画像を2つ形成するように構成したので、画像形成の効率が向上し、縮小率が小さい場合でも読取可動部の戻りスピードを上げることなく、中間転写体上に2つの画像を形成することができる。 【0063】また、原稿の読み取り動作が終了した時点、つまり、2つ目の画像の現像が終了する前に原稿の置き換えが可能となるため、原稿の置き換えによる待ち時間がなくなり、画像形成の効率がさらに向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月25日(2000.4.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071054 【弁理士】 【氏名又は名称】木村 高久
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| 【公開番号】 |
特開2001−305883(P2001−305883A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−124273(P2000−124273) |
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