| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】島崎 俊男
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| 【要約】 |
【課題】転写装置を間欠回動(中間転写ベルトに対する接離)させるカムに正確に駆動伝達を行う機構を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写ローラ14は、カム軸60に固定されたカム65と、そのカム軸60を間欠駆動するスプリングクラッチを用いた間欠駆動装置(入力ギヤ61、スプリング62、スプリング62の凸部63、出力ボス64等を備える)により、中間転写ベルト10に対して接離する方向に回動可能であり、転写ローラ14の自重方向または弾性力付勢方向回動時、回動動作を抑制する弾性体72を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 感光体上に作成した各色のトナー像を順次中間転写ベルト上に重ね合わせて転写してフルカラー画像を得、このフルカラー画像を転写装置の作用により転写材に一括転写する画像形成装置であって、前記転写装置は、回転軸に固定されたカムとその回転軸を間欠駆動するスプリングクラッチを用いた間欠駆動装置からなる接離機構により、中間転写ベルトに対して接離する方向に回動可能であり、転写装置の自重方向または弾性力付勢方向回動時、回動動作を抑制する動作抑制部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 感光体上に作成した各色のトナー像を順次中間転写ベルト上に重ね合わせて転写してフルカラー画像を得、このフルカラー画像を転写装置の作用により転写材に一括転写する画像形成装置であって、前記転写装置は、回転軸に固定されたカムとその回転軸を間欠駆動するスプリングクラッチを用いた間欠駆動装置からなる接離機構により、中間転写ベルトに対して接離する方向に回動可能であり、かつ、間欠駆動装置と連動してカムの回転を抑制する回転抑制部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、前記転写装置が自重方向または弾性力付勢方向に回動するときにのみ、回転抑制部材はカムの回動を抑制することを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関し、特に中間転写ベルトに接離する転写装置(転写ローラ)の回動制御機構に関する。 【0002】 【従来の技術】感光体上に作成した各色のトナー像を順次中間転写ベルト上に重ね合わせて転写してフルカラー画像を得、このフルカラー画像を転写装置の作用により転写材に一括転写する形式の画像形成装置が広く知られている。 【0003】転写ローラで構成される転写装置は、通常は中間転写ベルトと当接しており、両者のニップ部に通紙される転写材に裏面より転写バイアスを印加し、これにより中間転写ベルト上に形成された帯電トナー像を転写材に転写する。この転写装置は、カムの間欠駆動により中間転写ベルトに接離するようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】通常、カムを支持するカム軸は、スプリングクラッチ内のスプリングの締め付けトルクによって回動するが、転写装置の自重または弾性力付勢方向によっては、転写装置側が駆動源となり、本来の回転速度を上回ってカムを回動させる場合が発生する。この場合、本来締め付けて駆動伝達を行うスプリングが広げられて、駆動源からの駆動がカムに伝わらなくなるという不具合が発生する。 【0005】本発明は、転写装置を間欠回動(中間転写ベルトに対する接離)させるカムに正確に駆動伝達を行う機構を有する画像形成装置を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、感光体上に作成した各色のトナー像を順次中間転写ベルト上に重ね合わせて転写してフルカラー画像を得、このフルカラー画像を転写装置の作用により転写材に一括転写する画像形成装置であって、前記転写装置は、回転軸に固定されたカムとその回転軸を間欠駆動するスプリングクラッチを用いた間欠駆動装置からなる接離機構により、中間転写ベルトに対して接離する方向に回動可能であり、転写装置の自重方向または弾性力付勢方向回動時、回動動作を抑制する動作抑制部材を設けたことを特徴とするものである。 【0007】また上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、感光体上に作成した各色のトナー像を順次中間転写ベルト上に重ね合わせて転写してフルカラー画像を得、このフルカラー画像を転写装置の作用により転写材に一括転写する画像形成装置であって、前記転写装置は、回転軸に固定されたカムとその回転軸を間欠駆動するスプリングクラッチを用いた間欠駆動装置からなる接離機構により、中間転写ベルトに対して接離する方向に回動可能であり、かつ、間欠駆動装置と連動してカムの回転を抑制する回転抑制部材を設けたことを特徴とするものである。 【0008】また上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記転写装置が自重方向または弾性力付勢方向に回動するときにのみ、回転抑制部材はカムの回動を抑制することを特徴とするものである。 【0009】請求項1記載の発明では、転写装置側に転写装置の自重方向または弾性力付勢方向回動時、回動動作を抑制する動作抑制部材を設け、カムを介して回転軸に先送り力が伝わらないようにする。 【0010】請求項2記載の発明では、カム側に回転抑制部材を設け、回転軸に先送り力が伝わらないようにする。 【0011】請求項3記載の発明では、回転軸が先送りされるときのみ、回転軸の回転を抑制する。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図1は本発明の実施形態の画像形成装置の概略構成図、図2は同画像形成装置において、本体フレーム、プロセスカートリッジを開放した状態を示す図である。 【0013】ベルト状感光体1は、回転ローラ2、3により回転可能に支持され、矢印Aの方向に回転される。感光体1の外周部には、帯電装置4、除電ランプL、感光体用のクリーニングブレード15Aが配置されている。帯電装置4の下流位置には、レーザ書き込みユニット5より発せられるレーザ光5Dが照射される光書き込み部がある。光書き込み部より下流の位置には、複数の現像器が切り替え自在に支持された多色現像装置6が配置されている。 【0014】多色現像装置6は、収容するトナーの色毎にイエロー現像ユニット(Y)、マゼンタ現像ユニット(M)、シアン現像ユニット(C)を備えている。多色現像装置6の上部には、黒色トナーを収容した黒現像ユニット7が備えられている。上記の現像ユニットのいずれか一つが、対応する色の現像タイミングに同期し、現像可能な位置に移動する。 【0015】多色現像装置6は、本実施形態では円周上120度の回転により、上記各現像ユニットの選択を行う機構を有している。そして、これらの現像ユニットが稼動するときには黒現像ユニット7は、感光体1より離間した位置に移動する。その移動はカム45の回転により制御される。 【0016】レーザ書き込みユニット5において、図示省略のレーザ光源からの光は、モータ5Aにより回転駆動されるポリゴンミラー5Bにより走査され、fθレンズ5C及びミラー5Fなどを経て感光体1に至り、帯電された感光体1上に書き込み情報に対応した潜像を形成する。 【0017】感光体1上の潜像は、前述の現像ユニットで現像され、トナーによる顕像が感光体表面に形成、保持される。感光体1はその上部が中間転写ベルト10に接している。中間転写ベルト10は、回転ローラ11、12に回転可能に支持されている。感光体1上のトナー像は、中間転写ベルト10の裏側にあるバイアス手段13により中間転写ベルト10の表面に転写される。 【0018】感光体1は1色毎にクリーニングされ、所定の色のトナー像が順次感光体1上に形成され、その都度中間転写ベルト1回転毎に中間転写ベルト10上の同じ位置に転写され、中間転写ベルト10上で複数色重ねられたカラートナー像が形成される。この中間転写ベルト10上で複数色重ねられたカラートナー像は、紙やプラスチック等の転写材に転写される。 【0019】転写材への転写に際しては、給紙装置(給紙カセット)17に収容されている転写材が、給紙ローラ18、搬送ローラ対19、レジストローラ対20を経て、中間転写ベルト10と転写ローラ14のニップに、転写材と画像の位置が正規のものとなるよう、タイミングがとられて搬送される。 【0020】転写ローラ14の作用で、中間転写ベルト10上の複数色のトナー像を一括して受け渡された転写材は、定着装置50に送られ、転写材上のトナー像が定着され、排紙ローラ対51により本体フレーム9の上部の排紙スタック部52に排出される。なお、図1では転写ローラ14は中間転写ベルト10とは接触状態にある。 【0021】中間転写ベルト10には、ローラ11の部位に中間転写ベルト用クリーニング装置16が設けられ、クリーニングブレード16Aがクリーニングブレード接離用アームを介して接離自在の構成となっている。このクリーニングブレード16Aは、感光体1からトナー画像を受け取る工程では、中間転写ベルト10から離れ、中間転写ベルト10より転写材に画像を転写した後に接触するようになっていて、転写材に画像を転写した後の中間転写ベルト10上の残留トナーを掻き取る。 【0022】クリーニングブレードは既に記したように、感光体1用と中間転写ベルト10用がある。これらのブレード15A、16Aが掻き取った廃トナーは、本実施形態のものでは回収容器15に収納し、その容器15を適宜交換する。中間転写ベルト用クリーニング装置16の内部に設けたオーガが、ブレード16Aが掻き取った廃トナーを搬送し、不図示の搬送手段で回収容器15に送るようになっている。 【0023】ユニット化されたプロセスカートリッジ31は、感光体1、帯電装置4、中間転写ベルト10、クリーニング装置16、用紙(転写材)搬送路を形成する搬送ガイド30などを一体に組み込み、寿命到来時に交換可能な構成になっている。 【0024】プロセスカートリッジ31の交換の他に、多色現像装置6、黒現像ユニット7なども寿命到来時に交換するが、その交換性やジャムした転写材の処理を容易にするため、本体フレーム9の一部の前フレーム8は、支軸9Aを回転中心として回動、開放が可能な構成にしてある。 【0025】図の左側には、電装・制御装置Eが収納されている。その上方にはファンFが備えられており、機内の温度過昇防止のために排風する。図の右側には比較的小規模の別の給紙装置MFか備えられている。符号Bは中間転写ベルト10の回転方向を示す。 【0026】図3はスプリングクラッチ部の概略図である。カム65が固定されたカム軸60に、本体駆動系(不図示)より回転力を受ける入力ギヤ61が回転自在に支持されている。入力ギヤ61のボス部にスプリング62がセットされ、スプリング62の凸部63がラチェット状の爪(不図示)に突き当てられることで、スプリング62は入力ギヤ61とはフリー状態となる。スプリング62は、出力ボス64とは食いつき状態となっており、一体となっている。出力ボス64は、カム軸60とは回転止めがなされ、一体構造となっている。 【0027】ここで、前記爪が前記スプリング62の凸部63からリリースされると、スプリング62は入力ギヤボス部に食いつき、入力ギヤ61の回転力が前記スプリング62を介してカム軸60に伝達され、カム軸60が回転する。 【0028】ここで、カム軸60に外力〔カム65に転写装置等からの先送り力(通常回転方向だが回転速度が速い)〕が働いたとき、スプリング62は出力ボス64との食いつき状態がリリースされ(スプリング62の巻き付き径が広がる)、駆動が伝達されなくなる。最悪の場合、上記装置の破損となる。 【0029】図4は転写ローラの接離機構の概略図である。本体(不図示)に支持された回転軸70、回転軸70に回転自在に支持された転写装置ブラケット71、本体に固定されかつ転写装置ブラケット71背面に接触するようにセットされた弾性体72、転写装置ブラケット71に回転自在に支持された転写ローラ14を示す。転写装置ブラケット71は、カム軸60に固定されたカム65に支持されている。 【0030】図中、カム65が実線の位置にあるときは、転写ローラ14は転写状態にはない。つまり、中間転写ベルト10から離間している。またカム65が破線位置にあるときは、転写装置ブラケット71が図中、Z方向(時計回り方向)に回動し、転写ローラ14が中間転写ベルト10と接触するので、転写可能になる。 【0031】ここで、非転写位置から転写位置に転写ローラ14が回動するとき、転写装置ブラケット71と転写ローラ14からなる転写装置は、自重によって自ら下方に落下状態となり、カム65に先送りする力を与え、図3に示したスプリング62に影響を与える。 【0032】しかし本発明では、上記弾性体72の作用により、転写装置の落下速度を低下させることで、先送り力を抑えてスプリング62に与える影響を少なくできる。 【0033】図5はカム軸にフリクションを与え、先送りを防止する機構の概略図である。ソレノイド75の吸引力により、スプリング76の引張り力に抗してブレーキシュー74を、軸73を支点として時計回り方向に回動させる。そして、カム軸60にブレーキシュー74を押し当てることで、カム軸60にフリクションによるブレーキが掛かり、先送りを防止することが可能となる。 【0034】図6は図5におけるソレノイドのオン/オフタイミングを示す図である。(1)に示すスプリングクラッチ側ソレノイド〔図2の爪用ソレノイド(不図示)〕のオン/オフタイミングに同期させ、かつ、転写ローラ14の中間転写ベルト10への接触時に、ソレノイド75をオンすることで、転写装置の自重が掛かるときのみブレーキを掛けることが可能となる。なお、Δtはカム軸60が回転する時間を示す。 【0035】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、転写装置側に転写装置の自重方向または弾性力付勢方向回動時、回動動作を抑制する動作抑制部材を設けたので、カムを介して回転軸に先送り力が伝わらないようにすることができ、カムに正確に駆動伝達を行うことが可能になる。 【0036】請求項2記載の発明によれば、カム側に回転抑制部材を設けることで、回転軸に先送り力が伝わらないようにすることができ、カムに正確に駆動伝達を行うことが可能になる。 【0037】請求項3記載の発明によれば、回転軸が先送りされるときのみ、回転軸の回転を抑制するようにしたので、無駄な動作を無くすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年4月18日(2000.4.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−305874(P2001−305874A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−116743(P2000−116743) |
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