| 【発明の名称】 |
画像形成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 弘
【氏名】伊丹 明彦
【氏名】浜田 純一
【氏名】木村 丈信
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| 【要約】 |
【課題】タルクを使用した転写紙を使用しても、画像流れが発生しない画像形成方法を提供する。
【解決手段】少なくともトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を現像剤層規制部材を介して磁石を内包した現像剤搬送部材に供給して磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体表面に形成された静電潜像を摺擦して現像し、少なくともタルクを含有する転写紙に現像されたトナーを転写し、定着し画像を転写紙上に形成するとともに、感光体上に残留した未転写トナーをクリーニングする画像形成方法において、前記キャリアが体積平均粒径が40〜150μm、比重が4.8〜5.3の樹脂被覆キャリアであり、且つ、前記現像剤の現像領域への搬送量が70〜280mg/cm2であることを特徴とする画像形成方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくともトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を現像剤層規制部材を介して磁石を内包した現像剤搬送部材に供給して磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体表面に形成された静電潜像を摺擦して現像し、少なくともタルクを含有する転写紙に現像されたトナーを転写し、定着し画像を転写紙上に形成するとともに、感光体上に残留した未転写トナーをクリーニングする画像形成方法において、前記キャリアが体積平均粒径が40〜150μm、比重が4.8〜5.3の樹脂被覆キャリアであり、且つ、前記現像剤の現像領域への搬送量が70〜280mg/cm2であることを特徴とする画像形成方法。 【請求項2】 少なくともトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を現像剤層規制部材を介して磁石を内包した現像剤搬送部材に供給して磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体表面に形成された静電潜像を摺擦して現像し、少なくともタルクを含有する転写紙に現像されたトナーを転写し、定着し画像を転写紙上に形成するとともに、感光体上に残留した未転写トナーをクリーニングする画像形成方法において、前記現像剤搬送規制部材と現像剤保持部材との間隙(DHmm)と現像剤保持部材と感光体との現像領域での最小間隙(Dsdmm)との間に下記関係を有し、且つ前記キャリアが体積平均粒径が40〜150μm、比重が4.8〜5.3の樹脂被覆キャリアであり、且つ、前記現像剤の現像領域への搬送量が70〜280mg/cm2であることを特徴とする画像形成方法。 DH≦DsdここでDsdは0.2〜1.0mm |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法に関し、更に詳しくはタルクを使用した転写紙を使用しても、画像流れが発生しない画像形成方法に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真用転写紙にタルクを使用することは一般的である。 【0003】近年、環境規制の観点から電子写真用感光体としてセレンなどの無機感光体から有機感光体が一般的に使用されている。しかし、この有機感光体は表面が樹脂で構成されているため、転写紙中に含まれる紙粉などが付着するとその紙粉中に存在する填料の影響を受け、画像流れ等の問題を発生しやすい。この理由は、有機感光体は表面が軟質の材料で構成されていることから、傷を発生しやすいために、クリーニング力、すなわち研磨性を高くすることができない。その結果、感光体に付着した材料を効果的に除去することができないために、填料の影響を受け、画像流れ等の問題が発生するものと推定される。 【0004】一方、中性紙で使用されている炭酸カルシウムはそれ自体が保有する研磨性と物性的に水分の吸着が少ない構造であることから、画像流れの問題は発生しにくい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、タルクを使用した転写紙を使用しても、画像流れが発生しない画像形成方法を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下記構成により達成された。 【0007】1.少なくともトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を現像剤層規制部材を介して磁石を内包した現像剤搬送部材に供給して磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体表面に形成された静電潜像を摺擦して現像し、少なくともタルクを含有する転写紙に現像されたトナーを転写し、定着し画像を転写紙上に形成するとともに、感光体上に残留した未転写トナーをクリーニングする画像形成方法において、前記キャリアが体積平均粒径が40〜150μm、比重が4.8〜5.3の樹脂被覆キャリアであり、且つ、前記現像剤の現像領域への搬送量が70〜280mg/cm2であることを特徴とする画像形成方法。 【0008】2.少なくともトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を現像剤層規制部材を介して磁石を内包した現像剤搬送部材に供給して磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシで感光体表面に形成された静電潜像を摺擦して現像し、少なくともタルクを含有する転写紙に現像されたトナーを転写し、定着し画像を転写紙上に形成するとともに、感光体上に残留した未転写トナーをクリーニングする画像形成方法において、前記現像剤搬送規制部材と現像剤保持部材との間隙(DHmm)と現像剤保持部材と感光体との現像領域での最小間隙(Dsdmm)との間に下記関係を有し、且つ前記キャリアが体積平均粒径が40〜150μm、比重が4.8〜5.3の樹脂被覆キャリアであり、且つ、前記現像剤の現像領域への搬送量が70〜280mg/cm2であることを特徴とする画像形成方法。 【0009】DH≦DsdここでDsdは0.2〜1.0mm以下に本発明を更に詳しく説明する。本発明のタルク使用転写紙とは、填料としてタルク含有している。タルクの含有量は、紙中に5〜25質量%程度である。使用しているタルクはMg3Si4O10(OH)2が主成分で、比重は約2.7、粒径は1.0〜10μm(数平均一次粒子径)である。 【0010】本発明において、効果が発揮される理由は明確では無いが、キャリア自体の擦過力を増加させ、その研磨性を付与することにより、感光体表面に付着した填料を効果的に除去することができることを見いだし、本発明を完成するに至ったものである。 【0011】本発明者らは鋭意検討した結果、現像剤による感光体の研磨性を向上するために、キャリア自体の比重を増加させることでこの問題を解決することができることを見出した。このためにはキャリアコア自体を構成する材料に重金属を使用して比重を増加する方法が好ましい。 【0012】さらに、本発明者らは鋭意検討した結果、感光体への擦過力を現像剤の搬送量を規制することで抑制しつつ、現像性を維持する方法がさらに好ましい。 【0013】本発明において、DH≦Dsdであり、Dsdは0.2〜1.0mmであるが、Dsdは0.3〜0.8mmが好ましく、DHは0.25〜0.75mmが好ましい。 【0014】本発明に用いられるキャリアコアは、基本的にはCu/Zn等の重金属フェライト系が好ましい。キャリアは比重が4.8〜5.3が好ましく、比重は組成で調整するが、基本的にはCu/Znの含有量で決定される。 【0015】現像剤の現像領域への搬送量が70〜280mg/cm2であるが、現像剤の搬送量は、現像器の構成とキャリアの磁化で決定される。 【0016】本発明に係る磁気特性はσ1000(1000ガウス印加時)で50〜70emu/g程度が好ましい。 【0017】本発明に係るキャリア用樹脂にはシリコーン樹脂/スチレンアクリル樹脂/アクリル樹脂を使用することが好ましい。 【0018】また、キャリアの抵抗に関しては106Ωcm以上が好ましく、さらに好ましくは108Ωcm〜1014Ωcmのものである。このキャリア抵抗の測定方法は、以下の方法である。すなわち、測定セルの断面積を1cm2とし、キャリア1gを測定セルに入れる。ついでその高さを測定h(cm)し、1kgの荷重を測定試料が充填されたセルに加え、上部電極と下部電極の間に電圧V(V)を印加し、流れる電流i(A)を測定し抵抗を下記式を用いて求めた。なお、電流値としては電圧を印加してから30秒後の値を使用した。さらに、測定環境条件は常温常湿環境(20℃/50%RH)である。 【0019】抵抗(Ωcm)=V/i×hトナーは特に限定は無く、通常良く用いられるものが適用できる。着色粒子(外添剤等を加えたものをトナーという)は結着樹脂と着色剤と必要に応じて使用されるその他の添加剤とを含有してなり、その平均粒径は体積平均粒径で3〜15μm、好ましくは4〜10μmである。この体積平均粒径はコールターカウンターTA−IIあるいはコルターマルチサイザーを用いて測定することができる。アパーチャー径=100μmのアパーチャーを用いて2.0〜40μmの範囲における粒径分布を用いたものである。 【0020】着色粒子(トナー)を構成する結着樹脂としては特に限定されず、従来公知の種々の樹脂が用いられる。例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。 【0021】スチレン−アクリル系樹脂用の化合物例としては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンの如きスチレンあるいはスチレン誘導体、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル誘導体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル等のアクリル酸エステル誘導体等が挙げられ、これらは単独あるいは組み合わせて使用することができる。 【0022】その他のビニル系重合体用単量体の化合物例としては、エチレン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、弗化ビニル、弗化ビニリデン等のハロゲン系ビニル類、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等のビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン類、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N,N−ジブチルアクリルアミド、メタクリルアミド、N−ブチルメタクリルアミド、N−オクタデシルアクリルアミド等のアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体がある。これらビニル系単量体は単独あるいは組み合わせて使用することができる。 【0023】更にスチレン−アクリル系樹脂(ビニル系樹脂)で含カルボン酸重合体を得るための単量体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、マレイン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノオクチルエステル、ケイ皮酸無水物、アルケニルコハク酸メチルハーフエステル等が挙げられる。 【0024】又、スチレン−アクリル系樹脂(ビニル系樹脂)に下記に示す架橋剤を添加し、架橋樹脂として使用することもできる。その例としては、ジビニルベンゼン、エチレングルコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコーリジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。 【0025】架橋剤の使用量は必要とする架橋度によって適宜使用量を調整して使用される。一般的にはビニル系単量体に対して0.1〜5質量%使用される。 【0026】トナーを構成する着色剤としては特に限定されず、従来公知の種々の材料が使用される。例えばカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサレート、ローズベンガル等が挙げられる。 【0027】その他の添加剤としては例えばサリチル酸誘導体、アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、低分子量ポリオレフィン、カルナウバワックス等の定着性改良剤等が挙げられる。 【0028】又、流動性付与の観点から、無機微粒子を着色粒子に添加してもよい。無機微粒子としてはシリカ、チタニア、アルミナ等の無機酸化物粒子が好ましく、さらに、これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤等によって疎水化処理されていることが好ましい。 【0029】本発明に使用される画像形成装置について、簡単に説明する。図1に本発明の一態様である画像形成装置の断面図を示す。 【0030】本発明において4は感光体ドラムであり、アルミニウム製のドラム基体の外周面に感光層である有機光導電体(OPC)層を形成してなるもので、矢印方向に所定の速度で回転する。本実施態様例において、感光体ドラム4は外径60mmである。 【0031】図1において、図示しない原稿読み取り装置にて読み取った情報に基づき、半導体レーザ光源1から露光光が発せられる。これをポリゴンミラー2により、図1の紙面と垂直方向に振り分け、画像の歪みを補正するfθレンズ3を介して、感光体面上に照射され静電潜像を作る。感光体は、あらかじめ帯電器5により一様帯電され、像露光のタイミングにあわせて時計方向に回転を開始している。 【0032】感光体面上の静電潜像は、現像器6により現像され、形成されたトナー像はタイミングを合わせて搬送されてきた画像支持体(記録材)8に転写器7の作用により転写される。さらに感光体ドラム4と記録材8は分離器(分離極)9により分離されるが、トナー像は記録材8に転写担持されて、定着器10へと導かれ定着される。 【0033】感光体面に残留した未転写のトナー等は、クリーニングブレード方式のクリーニング器11にて清掃され、帯電前露光(PCL)12にて残留電荷を除き、次の画像形成のため再び帯電器5により、一様帯電される。 【0034】尚、記録材は代表的には普通紙であるが、現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に限定されず、OHP用のPETベース等も無論含まれる。 【0035】又、クリーニングブレード13は、厚さ1〜30mm程度のゴム状弾性体を用い、材質としてはウレタンゴムが最もよく用いられる。これは感光体に圧接して用いられるため熱を伝え易く、画像形成動作を行っていない時には感光体から離しておくのが望ましい。 【0036】近年、感光体上に静電潜像を形成し、この潜像を現像して可視画像を得る電子写真等の分野において、画質の改善、変換、編集等が容易で高品質の画像形成が可能なデジタル方式を採用した画像形成方法の研究開発が盛んになされている。 【0037】この画像形成方法及び装置に採用されるコンピュータまたは複写原稿からのディジタル画像信号により光変調する走査光学系として、■レーザ光学系に音響光学変調器を介在させ、当該音響光学変調器により光変調する装置、■半導体レーザを用い、レーザ強度を直接変調する装置がある。これらの走査光学系から一様に帯電した感光体上にスポット露光してドット状の画像を形成する。 【0038】前述の走査光学系から照射されるビームは、裾が左右に広がった正規分布状に近似した丸状や楕円状の輝度分布となり、例えばレーザビームの場合、通常、感光体上で主走査方向あるいは副走査方向の一方あるいは両者が20〜100μmという極めて小さい円状あるいは楕円状である。 【0039】又、上記画像形成装置は、感光体ドラム4と、帯電器5、現像器6、クリーニング器11あるいは転写器7等の少なくとも一つを含むプロセスカートリッジを搭載する形態にすることもできる。 【0040】本発明の画像形成装置に搭載するためのプロセスカートリッジの例を、図2に断面図(a)、斜視図(b)として示した。このプロセスカートリッジ15は、画像形成装置の側面、即ち記録材の搬送される方向と直角方向からガイドレール等により装置内に装填される。 【0041】上記電子写真画像形成装置はモノクロ画像形成のための装置であるが、本発明はカラー画像形成装置にも同様に適用できることはいうまでもない。 【0042】本発明におけるクリーニング機構の構成は、その代表例断面図を示せば図3のごとくである。13はクリーニングブレードで詳しくいうとホルダー103にて保持された状態で感光体ドラム4に、ある程度の当接圧をかけられた状態で接触している。図3では104が、その当接圧をかけるための部材である。 【0043】感光体ドラム4とは、電子写真方式では感光体であり、最も多くの場合ドラム状支持体の上に形成されているためそう呼ばれることが多い。図3では矢印がその進行方向である。 【0044】又、106はクリーニングブレードによりかき落とされた感光体ドラム4上のトナーを、廃トナー搬送部105に導くためのガイド板である。なおこのガイド板106は薄く柔らかいので感光体ドラム4上に付着したトナーは一旦はその下をすり抜け、クリーニングブレードでかき落とされる。又、107はクリーニング機構の外壁である。 【0045】図4はクリーニングブレード13により、感光体ドラム4上のトナーがかき落とされる状況を示している。クリーニングブレード13の先端部にトナーが溜まり、押しつぶされる傾向があることはすでに述べた。 【0046】図5はクリーニングブレード13のホルダー103と感光体ドラム4のなす交差角φを説明する図である。即ち、交差角φが90°未満であるとは、ホルダーのクリーニングブレードを支持している方向(Y−Y)へ延長線を延ばし、感光体ドラム4面に到達した箇所で感光体ドラム4面に接線(X−X)を引いた場合、この接線と延長線のなす角度が90°未満であるという意味である。 【0047】この角度が90°以上で十分なクリーニング性を確保しようとすると、トナーが押しつぶされるように働く力により、長期使用の間には感光体ドラムにトナーが付着する問題がでるため耐久性が確保されないことがある。又、下限の角度としては、特に明らかなものはないが、クリーニング力という意味では15°以上であることが好ましい。また、角度の好ましい範囲としては、20〜90°、さらに好ましくは25〜80°である。 【0048】又、本発明に用いられるクリーニングブレードの材質としては、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム等を用いることが出来る。 【0049】弾性ブレードを構成するゴムの硬度(JIS K6301による)は55〜90°がこのましく、更に好ましくは65〜75°である。 【0050】また、当該ゴムの引っ張り強さ(JIS K6251による)は14.7Mpa(150kgf/cm2)以上であることが好ましく、更に好ましくは19.6MPa(200kgf/cm2)〜39.2MPa(400kgf/cm2)、特に好ましくは24.5MPa(250kgf/cm2)〜34.3MPa(350kgf/cm2)である。 【0051】また、当該ゴムの反発弾性(JIS K6301(測定温度=25℃)による)は23〜75%が好ましく、更に好ましくは25〜65%、特に好ましくは25〜60%である。 【0052】弾性ブレードの押圧力としては15〜25g/cmである。すなわち、押圧力がこの範囲にあることで、ブレードの先端がつぶれたり浮き上がることがなく、安定したクリーニング力を与えることができる。さらに、硬度が55〜90°とすることで、ブレードのエッジのつぶれが起こりにくくなり、安定したクリーニング性を確保することができる。また、引っ張り強さ及び反発弾性に関してもこの範囲にすることで、安定したクリーニング性を維持することができる。 【0053】本発明に使用される好適な定着方法としては、熱ロール定着方式をあげることができる。 【0054】この定着方式では、多くの場合表面にテトラフルオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体類等を被覆した鉄やアルミニウム等で構成される金属シリンダー内部に熱源を有する上ローラーとシリコーンゴム等で形成された下ローラーとから形成されている。熱源としては、線状のヒーターを有し、上ローラーの表面温度を120〜200℃程度に加熱するものが代表例である。定着部に於いては上ローラーと下ローラー間に圧力を加え、下ローラーを変形させ、いわゆるニップを形成する。ニップ幅としては1〜10mm、好ましくは1.5〜7mmである。定着線速は40mm/sec〜400mm/secが好ましい。ニップが狭い場合には熱を均一にトナーに付与することができなくなり、定着のムラを発生する。一方でニップ幅が広い場合には樹脂の溶融が促進され、定着オフセットが過多となる問題を発生する。 【0055】定着クリーニングの機構を付与して使用してもよい。この方式としてはシリコーンオイルを定着の上ローラーあるいはフィルムに供給する方式やシリコーンオイルを含浸したパッド、ローラー、ウェッブ等でクリーニングする方法が使用できる。 【0056】 【実施例】次に、本発明の実施態様を具体的に述べるが、本発明はこの態様に限定されるものではない。なお、文中「部」とは「質量部」を表す。 【0057】キャリアの製造例1体積平均粒径=100μmの銅亜鉛フェライトキャリアコア(比重=5.0/磁化=59Am2/kg)に、スチレンアクリル樹脂を機械的衝撃力を付与して1.8質量%被覆したキャリアを調整した。これを「キャリア1」とする。 【0058】キャリアの製造例2キャリア製造例1で、樹脂被覆量を0.8質量%とした他は同様にしてキャリアを得た。これを「キャリア2」とする。 【0059】キャリアの製造例3キャリア製造例1で、体積平均粒径=60μmの銅亜鉛フェライトキャリアコア(比重=4.9/磁化=58Am2/kg)に変更した他は同様にしてキャリアを得た。これを「キャリア3」とする。 【0060】キャリアの製造例4キャリア製造例1で、シリコーン樹脂を1.0質量%溶媒コートして被覆し、200℃にて架橋することで樹脂被覆キャリアをえた。これを「キャリア4」とする。 【0061】キャリアの製造例5キャリア製造例4で、体積平均粒径=60μmの銅亜鉛フェライトキャリアコア(比重=4.8/磁化=55Am2/kg)に変更した他は同様にしてキャリアを得た。これを「キャリア5」とする。 【0062】キャリアの製造例6キャリア製造例4で、体積平均粒径=60μmの銅亜鉛フェライトキャリアコア(比重=5.3/磁化=59Am2/kg)に変更した他は同様にしてキャリアを得た。これを「キャリア6」とする。 【0063】キャリアの製造例7キャリア製造例1で、体積平均粒径=35μmの銅亜鉛フェライトキャリアコア(比重=4.9/磁化=58Am2/kg)に変更した他は同様にしてキャリアを得た。これを「キャリア7」とする。 【0064】キャリアの製造例8キャリア製造例1で、体積平均粒径=200μmの銅亜鉛フェライトキャリアコア(比重=4.9/磁化=58Am2/kg)に変更した他は同様にしてキャリアを得た。これを「キャリア8」とする。 【0065】キャリアの製造例9体積平均粒径=0.3μmのマグネタイト粒子をスチレンアクリル樹脂中に分散させたキャリア(比重=2.5/磁化=50Am2/kg)を調整した。これを「キャリア9」とする。 【0066】上記キャリアの抵抗を測定した。結果を下記に示す。なお、測定時の印加電圧は1000Vとした。 【0067】 【表1】
【0068】(トナーの作製) トナー1の作製スチレンアクリル樹脂100部、4級アンモニウム塩CCA1部、カーボンブラック10部、低分子量ポリプロピレン(数平均分子量=3000)4部とを溶融、混練、粉砕して体積平均粒径が8.5μmの着色粒子を得た。 【0069】上記混練、粉砕により得られた着色粒子に正帯電性疎水性シリカ(一次数平均粒子径=15nm)を1質量%添加してトナーを得た。 【0070】(現像剤の調整)前記キャリア1からキャリア9にトナーをトナー濃度が5質量%となるように添加し、V型混合機で攪拌し、現像剤を調整した。これらを「キャリア1」〜「キャリア9」に対応して「現像剤1」〜「現像剤9」とする。 【0071】(評価)評価は、上記現像剤を使用し複写機「konica3240」を使用して行った。本評価機はアナログ現像プロセスでA4=35枚/分に設計されており、図1に示したように帯電、露光、現像、転写、クリーニング、消去露光の各工程を感光体周辺に有し、クリーニング工程には下記のブレードクリーニングが設置されている。弾性ブレードはウレタンゴムであり、硬度(JIS K6301による)は67°、引っ張り強さ(JIS K6251による)は26.5Mpa(270kgf/cm2)である。また、当該ゴムの反発弾性(JIS K6301(測定温度=25℃)による)は52%、押圧力としては21g/cmである。感光体の回転に対してカウンター方向で当接した。 【0072】尚、上記画像評価装置の現像条件は下記の条件に設定した。現像剤の搬送量は現像器中に内蔵されている磁石の磁力を変更することで調整した。 【0073】感光体電位 =−750VDCバイアス =−100V現像スリーブ径=40mm又、上記画像評価装置は、現像剤の現像領域への搬送量、現像剤搬送規制部材と現像剤保持部材との間隙(DHmm)現像剤保持部材と感光体との現像領域での最小間隙(Dsdmm)を表2に示すように調整した。 【0074】 【表2】
【0075】上記画像評価装置を用い、30℃、80%RH(高温高湿)の条件で印字テストを行い、複写画像の品質(濃度、カブリの評価)、残留トナーのクリーニング性等を評価した。転写紙としては填料としてタルクを使用したものを使用した。表中に使用した転写紙中のタルク含有量を示した。 【0076】評価は、A4の画素率が7%の文字画像を1枚間欠モードにて1日5000枚の複写を20日間行い、5000枚毎の朝夕にハーフトーン、ベタ白画像、ベタ黒画像を印字し、画像を評価した。クリーニング性はベタ白画像上の斑点状(直径0.3mmφ以上の斑点)の有無、で評価し、斑点状の画像欠陥が5個以上発生した枚数で評価した。また、画像濃度はベタ黒画像の濃度をマクベス社製RD−918を使用し絶対反射濃度で測定し、初期と10万枚後の画像で比較した。さらに、カブリについてはベタ白画像を使用し、初期と10万枚後のカブリ濃度を紙の反射濃度を「0」とする相対反射濃度で比較した。ハーフトーンの画像を用いて、スジ状の画像欠陥(掃き目の有無)及び、作業開始時のハーフトーン画像サンプル上に存在する画像流れ現象の有無を比較した。 【0077】結果を下記に示す。 【0078】 【表3】
【0079】表3から、本発明の試料は、タルクを使用した転写紙を使用しても、画像流れが発生しないことが判る。 【0080】 【発明の効果】本発明により、タルクを使用した転写紙を使用しても、画像流れが発生しない画像形成方法を提供することが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001270 【氏名又は名称】コニカ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月18日(2000.4.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−305863(P2001−305863A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−116410(P2000−116410) |
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