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【発明の名称】 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
【発明者】 【氏名】桝田 恒司

【氏名】鈴木 秀明

【要約】 【課題】アモルファスシリコン系感光体を用い、かつクリーニングレスシステムを採用した画像形成装置において、現像剤の特性を安定化するとともに、現像剤の交換作業を不要とできる高耐久性の画像形成装置を提供する。

【解決手段】トナーおよびキャリアからなる補給現像剤を収容した補給現像剤容器5aと、現像装置1の現像容器2から排出された現像剤を回収する回収現像剤容器5bとを現像剤カートリッジ5として一体的に装置本体に対して着脱可能に装着し、転写残トナーを含んだ劣化現像剤を、新しい現像剤と入れ替えていく。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アモルファスシリコン系感光体と、前記アモルファスシリコン系感光体に形成された静電潜像を現像するための、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤を収容する現像装置とを有する、クリーニングレスシステムを備えた画像形成装置において、前記現像装置に補給するためのトナーおよびキャリアを収容した第1の容器と、前記現像装置から排出された2成分現像剤を回収する第2の容器と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 少なくとも前記アモルファスシリコン系感光体と、前記現像装置と、をプロセスカートリッジとして一体的に構成し、画像形成装置本体に対して着脱可能としたことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
【請求項3】 前記プロセスカートリッジを複数有し、前記アモルファスシリコン系感光体にそれぞれ形成されたトナー像を転写材搬送手段に担持された転写材、または中間転写体に重ねて転写することにより複数色の画像を形成することを特徴とする請求項2の画像形成装置。
【請求項4】 前記トナーは重合トナーであることを特徴とする請求項1、2、または3の画像形成装置。
【請求項5】 前記第1の容器と前記第2の容器とは一体的に構成され、画像形成装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
【請求項6】 アモルファスシリコン系感光体と、前記アモルファスシリコン系感光体に形成された静電潜像を現像するための、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤を収容する現像装置とを一体的に有し、画像形成装置本体に着脱可能なクリーニングレスシステムを備えたプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置に補給するためのトナーおよびキャリアを収容した容器と、前記現像装置から排出された2成分現像剤を収容する容器と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項7】 前記トナーは重合トナーであることを特徴とする請求項6のプロセスカートリッジ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機あるいはプリンタなどとされる電子写真方式の画像形成装置およびプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式の画像形成装置では、感光体として有機光導電体(以下、「OPCドラム」という)が一般的に用いられてきた。
【0003】しかしながら、OPCドラムは一般的に機械的耐久性が低いという欠点があった。つまり、感光体に対して紙粉やトナー、感光体表面を清掃するためのクリーニングブレードなどが物理的に接触して摺擦することで、感光体表面に摩耗や引っかき傷が発生する。同時にクリーニングブレードも感光体との摩擦によって摩耗するため、長期の使用が困難であるという問題があった。従って、画像形成装置の長期使用に伴い、感光体やクリーニングブレードを交換する作業が必要であった。
【0004】この問題に対する解決策として、アモルファスシリコン系ドラム(以下、「a−Siドラム」という)を感光体として用いることが提案されている。a−Siドラムは、OPCドラムと比較して非常に高硬度であり、機械的耐久性が高いので、上記のような問題が発生せず、感光体の交換が必要ない。
【0005】さらに、感光体上の転写残トナーを現像装置で回収するいわゆるクリーニングレスシステムを採用することで、クリーニングブレードの交換も不必要とすることができる。
【0006】これにより、高メンテナンス性、低ランニングコストの画像形成装置を提供できるようになった。
【0007】一方、近年複写機/プリンタの市場が拡大しさまざまな機能が要求されている中で、特に高耐久性が重要視されてきている。そのため、画像形成装置の寿命を従来に比べ大きく伸ばし、さらにメンテナンス性を高め、ランニングコストも低下させる必要性がでてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したようなa−Siドラムを用い、かつクリーニングレスシステムを採用した画像形成装置では、装置の寿命を従来に比べて大きく伸ばそうとすると、以下のような問題が生じた。
【0009】すなわち、感光体上から現像装置で回収された転写残トナーの大部分は、現像剤中で攪拌され、再帯電し再び現像されていくが、一部の転写残トナーは長期の使用により現像装置中に蓄積される。この蓄積された転写残トナーは、トナー粒度が小さく、また外添剤のコート量が少ないので、現像剤自体の特性に悪影響を及ぼし、いわゆる現像剤の劣化が促進される。
【0010】また、感光体の帯電器として接触方式の磁気ブラシ帯電器を用いた場合は、帯電器から感光体へ付着した帯電用キャリアが現像装置に入り込み、現像剤と混ざることにより一層劣化が促進される。
【0011】従って、せっかく感光ドラムやクリーニングブレードの交換が必要ない構成としたにも関わらず、非常に面倒な現像剤の交換作業が比較的短期間で必要になってしまう。
【0012】またこのことは、少なくとも感光体と現像装置とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能に装着するプロセスカートリッジについても同じことがいえる。
【0013】従って、本発明の主な目的は、アモルファスシリコン系感光体を用い、かつクリーニングレスシステムを採用した画像形成装置において、現像剤の特性を安定化するとともに、現像剤の交換作業を不要とできる高耐久性の画像形成装置を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、アモルファスシリコン系感光体を用い、かつクリーニングレスシステムを採用したプロセスカートリッジにおいて、現像剤の特性を安定化するとともに、現像剤の交換作業を不要とできる高耐久性のプロセスカートリッジを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る画像形成装置およびプロセスカートリッジにて達成される。要約すれば、本発明は、アモルファスシリコン系感光体と、前記アモルファスシリコン系感光体に形成された静電潜像を現像するための、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤を収容する現像装置とを有する、クリーニングレスシステムを備えた画像形成装置において、前記現像装置に補給するためのトナーおよびキャリアを収容した第1の容器と、前記現像装置から排出された2成分現像剤を回収する第2の容器と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0016】本発明による一実施態様によれば、少なくとも前記アモルファスシリコン系感光体と、前記現像装置と、をプロセスカートリッジとして一体的に構成し、画像形成装置本体に対して着脱可能とした。また、前記プロセスカートリッジを複数有し、前記アモルファスシリコン系感光体にそれぞれ形成されたトナー像を転写材搬送手段に担持された転写材、または中間転写体に重ねて転写することにより複数色の画像を形成する画像形成装置が提供される。
【0017】本発明による他の態様によれば、アモルファスシリコン系感光体と、前記アモルファスシリコン系感光体に形成された静電潜像を現像するための、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤を収容する現像装置とを一体的に有し、画像形成装置本体に着脱可能なクリーニングレスシステムを備えたプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置に補給するためのトナーおよびキャリアを収容した第1の容器と、前記現像装置から排出された2成分現像剤を回収する第2の容器と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
【0018】上記各発明において、前記トナーは重合トナーであることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置およびプロセスカートリッジを図面に則して更に詳しく説明する。
【0020】実施例1本発明の第1実施例について図1および図2により説明する。
【0021】まず本実施例の画像形成装置について図2により説明する。
【0022】帯電器21によって一様に帯電された感光ドラム28の表面をレーザー22からのレーザ光によって露光し、感光ドラム28上に画像情報に応じた静電潜像を形成する。この静電潜像を現像装置1によって現像し、感光ドラム28上にトナー像を形成する。
【0023】本実施例では、帯電器として非接触のコロナ帯電器を用いているが、他に、帯電ローラや磁性粒子を用いた接触帯電方式でもよい。また感光ドラム28は、水素化アモルファスシリコンを感光層として用いているa−Siドラム(アモルファス系感光体)である。
【0024】このトナー像を転写帯電器23による転写バイアスによって、転写ベルト24によって搬送されてきた記録紙27に転写し、その後、記録紙27を転写ベルト24から剥離し、定着器25によって加圧・加熱し、トナー像を定着し、永久画像を得る。
【0025】なお、本実施例の画像形成装置はクリーニングレスシステムを採用しており、感光ドラム28のクリーニング装置はなく、転写後に感光ドラム28上に残った残トナーは、現像装置1による現像同時クリーニングによって感光ドラム28から除去される。
【0026】ここで、現像同時クリーニングとは、現像時にかぶり取りバイアス(現像時に印加する直流電圧と感光体表面の電位差Vback)によって回収する方法である。
【0027】周知のように、a−Siドラムはビッカーズ硬度が1500〜2000kg/cm2(=1.5×102〜2.0×102MPa)と、機械的強度が極めて高い。さらに、クリーニングレスシステムとしたことで、長期の使用によるドラム表面の摩耗や傷などが発生しない。
【0028】つぎに、図1によって、現像装置1について詳しく説明する。
【0029】現像装置1には、非磁性トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤が収容されており、その混合比は重量比でおおよそ1:9程度である。この比はトナーの帯電量、キャリア粒径、画像形成装置の構成などで適正に調整されるべきものであって、必ずしもこの数値に従わなければならないものではない。非磁性トナーは負帯電のポリエステル樹脂であり、粉砕法によって作製され、平均粒径7.0μm、コロイダルシリカ微粉末が外添されている。
【0030】現像装置1は感光ドラム28に対向した現像領域が開口しており、この開口部に一部露出するようにして現像スリーブ3が回転可能に配置されている。現像スリーブ3は非磁性材料で構成され、磁界発生手段である固定のマグネット4を内包している。また、現像スリーブ3は、現像動作時に、図1の矢印方向に回転し、現像容器2内に収容された2成分現像剤を層状に保持搬送して、感光ドラム28と対向する現像領域に供給し、感光ドラム28に形成されている静電潜像を現像するとと同時に転写残トナーを感光ドラム28上から除去する。
【0031】静電潜像を現像した後、転写残トナーとして感光ドラム28上から除去されたトナーは、現像スリーブ3の回転に従って搬送され、現像容器2内に回収される。また現像容器2には現像スリーブ3に近い側に第1現像剤循環スクリュー2aが、現像スリーブ3から遠い側に第2現像剤循環スクリュー2bがそれぞれ配置され、これらの動作によって現像剤は現像容器2内を循環し、また混合攪拌される。現像剤中の転写残トナーは、このときの混合攪拌で再帯電し、再び現像領域へと搬送される。現像剤循環の方向は、本実施例では第1現像剤循環スクリュー2a側で図1の手前側から奥側に向かう方向、第2現像剤循環スクリュー2b側では図1の奥側から手前側に向かう方向である。
【0032】つぎに、本発明の特徴部分である現像剤の補給回収について詳しく説明する。
【0033】本実施例では、補給用現像剤を収容した第1の容器である現像剤補給容器5aと、劣化した現像剤を回収する第2の容器である回収現像剤容器5bとは、図3に示すように、簡易な構成とするために一体型の現像剤カートリッジ5として構成し、画像形成装置本体に対して容易に着脱可能とされている。現像剤カートリッジ5を画像形成装置本体に手前側から挿入すると、回収現像剤容器5bのシャッター機構6b’がスライドして、現像剤回収口6bが開口し、さらに現像剤補給容器5aの手前側に設けられた把手5cを図中右側、つまり矢印R方向にひねることで、回収現像剤容器5bが画像形成装置本体に固定されたまま現像剤補給容器5aが回転し、現像剤補給口6aが開口する。
【0034】なお、現像剤カートリッジ5を画像形成装置本体から離脱する際には、把手5cを図中左側、つまり矢印L方向にひねることで両開口部6a、6bが閉じ、内包する粉体が外部にもれることはない。
【0035】また、補給現像剤容器5a内には、補給される現像剤を攪拌するための攪拌部材7が内蔵されている。図3に現像剤カートリッジ5の内部が一部示されているが、攪拌部材7はこれに示したように樹脂フィルムなどをらせん状にしたものを剛体の軸で回転駆動するようにしたものであり、適宜回転することで現像剤補給容器5a内の現像剤を攪拌し、また現像剤の補給を補助する。
【0036】画像形成によって消費された分のトナーは、攪拌部材7の回転力と重力によって、現像剤補給容器5aから現像剤補給口6aを通過して、現像容器2に付設された補給スクリュー8へと搬送され、補給スクリュー8の回転に従い現像容器2内に補給される。
【0037】このようにして現像剤カートリッジ5から現像装置1に補給現像剤が補給される。
【0038】この補給現像剤のトナーおよびキャリアの混合比は重量比で9:1程度であるが、特にこの数値に限定されるものではない。すなわち、補給現像剤は、現像装置1の現像容器2内における2成分現像剤の比に対してトナーの量が圧倒的に多く、体積比を考えればトナー中にキャリアが微量混合されているものと考えることもできる。つまり、画像形成によって消費されたトナーを補う際に、微量のキャリアを徐々に補給していくことになる。補給現像剤のキャリアの比が多くなれば、同じ量のトナー補給でキャリアの入れ替わり量が多くなり、現像装置1内の2成分現像剤はフレッシュな状態に近づくが、その分キャリアの消費量が多くなる。このためそれぞれの装置において適当な混合比を別途定めるのが好ましい。
【0039】また、トナー(およびキャリア)の補給量は補給スクリュー8の回転数によっておおよそ定められるが、この回転数は図示しないトナー補給量制御手段によって定められる。トナー補給量制御の方法としては2成分現像剤のトナー濃度を光学的あるいは磁気的に検知するものや、感光ドラム28上の基準潜像を現像してそのトナー像の濃度を検知する方法などさまざまな方法が知られているので、いずれかの方法を適宜選択することが可能である。
【0040】画像形成によるトナー消費とトナー補給量制御手段による補給を繰り返すと、現像容器2内にはトナー補給時に共に補給されたキャリアが増加する。2成分現像剤のトナー濃度はトナー補給量制御手段によって略一定に保たれているので、現像容器2中の現像剤量が増加することになる。過剰になった2成分現像剤は、現像剤回収口6bの開口部を超えた分が回収現像剤容器5bへと落下し収容される。
【0041】図3に示すように、現像剤回収口6bは現像容器2の軸方向奥側よりにあり、現像剤補給口6aは現像剤補給口6aよりもやや手前側に位置する。すなわち、現像剤回収口6bは現像容器2内の現像剤の循環方向に関し、現像剤補給口6aの上流側に位置しており、現像剤補給口6aから補給されたフレッシュなキャリアは現像容器2内に収容された2成分現像剤と、現像容器2内でほぼ1周分循環し混合攪拌されており、回収現像剤容器5bに回収現像剤は大半が現像装置1内で画像形成を繰り返した、転写残トナーを含む古い現像剤である。
【0042】このようにして2成分現像剤の入れ替えが徐々に行われる。
【0043】上記のように本実施例の画像形成装置は、a−Siドラムを用い、かつクリーニングレスシステムを備えていることにより、ドラム交換やクリーニングブレード交換をなくして高耐久性を実現し、また、転写残トナーを含む劣化した現像剤を、新しい現像剤と徐々に入れ替えていく機構を有することにより、現像剤全体としての特性を安定させ、現像剤の交換作業を不要とし、高メンテナンス性、および低ランニングコストを達成することができる。
【0044】実施例2つぎに、本発明の第2実施例について図4により説明する。
【0045】本実施例は、図4に示すように、第1実施例における現像装置1と、感光ドラム28と、帯電器21と、現像剤カートリッジ5とをプロセスカートリッジ9として一体的に構成し、不図示の装着手段を介して画像形成装置本体に対して容易に着脱可能としたものである。
【0046】本実施例においては、プロセスカートリッジ9の現像装置1に対して、第1実施例にて説明した現像剤カートリッジ5によって2成分現像剤の入れ替えを行うものである。
【0047】本実施例においても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0048】実施例3つぎに、本発明の第3実施例について説明する。
【0049】本実施例では、第1および第2実施例における現像剤中の非磁性トナーを重合トナーとした。その他の構成は第1、第2実施例と同様である。
【0050】トナーの生成方法としては、重合法のモノマーに着色剤および荷電制御剤を添加したモノマー組成物を、水系の媒体中で懸濁し、重合させることで、球形状のトナー粒子を得た。なお、生成法は上記手法に限るものではなく、乳化重合法などで生成してもよく、また他の添加物が入っていてもかまわない。
【0051】周知のように、重合トナーは粉砕トナーに比べその形状が球形に近いので、高転写効率が達成可能なので転写残トナーを非常に少なくできる。そのため、現像剤中に蓄積される転写残トナー量も少なくなり、現像剤の劣化が軽減される。
【0052】従って、補給される現像剤の比を小さくして、キャリアの消費量を少なくすることが可能となり、より低ランニングコストを実現できる。
【0053】実施例4つぎに、本発明の第4実施例について図5により説明する。
【0054】本実施例の画像形成装置は、図5に示すように、複数色のトナー像を形成するため、第2実施例にて説明した、異なる色のトナーが収容されたプロセスカートリッジ9Y、9M、9C、9Kが中間転写体である中間転写ベルト124の水平部に沿って横方向に配置されている。
【0055】現像剤の補給・回収を行う現像剤カートリッジ5Y、5M、5C、5Kをそれぞれ備えており、各プロセスカートリッジ9Y、9M、9C、9Kで形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像は、各プロセスカートリッジの転写帯電器23Y、23M、23C、23Kによって中間転写ベルト124上に順次重ねて転写され、その後、二次転写帯電器123によって転写紙27上に一括して転写される。
【0056】一般に本実施例のようなタンデム方式のフルカラー画像形成装置は、上流側のプロセスカートリッジから中間転写体に転写されたトナーが、下流側のプロセスカートリッジの感光ドラムへ再転写するという問題がある。そのため再転写した他色のトナーが転写残トナーとともに現像装置へ混入し、混色などが起こってしまい現像剤の劣化を促進してしまう。
【0057】しかしながら、本実施例では、転写残トナーおよび混入トナーを含んだ現像剤を回収するので、上記の問題、つまり混色による現像剤の劣化を未然に防止することができる。
【0058】なお、本実施例では、中間転写体を備えたタンデム方式のフルカラー画像形成装置について説明したが、上記各プロセスカートリッジ9Y、9M、9C、9Kによって形成した各色のトナー像を搬送ベルトに担持した転写紙27に順次重ねて転写するタンデム式のフルカラー画像形成装置においても本発明を適用することができ、それにより、混色による現像剤の劣化を未然に防止することができる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の画像形成装置およびプロセスカートリッジによれば、現像装置に補給するためのトナーおよびキャリアを収容した第1の容器と、前記現像装置から排出された2成分現像剤を回収屡する第2の容器と、を有することにより、現像剤の特性を安定化するとともに、現像剤の交換作業を不要とすることができ、高メンテナンス性および低ランニングコストを達成することができる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成12年4月19日(2000.4.19)
【代理人】 【識別番号】100075638
【弁理士】
【氏名又は名称】倉橋 暎
【公開番号】 特開2001−305861(P2001−305861A)
【公開日】 平成13年11月2日(2001.11.2)
【出願番号】 特願2000−117885(P2000−117885)