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【発明の名称】 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
【発明者】 【氏名】小熊 徹

【氏名】横井 昭佳

【氏名】渡辺 一史

【要約】 【課題】プロセスカートリッジ内の電気的接続を確実に行うことのできるプロセスカートリッジ、及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供する。

【解決手段】プロセスカートリッジCは、電子写真感光体7と、現像部材9aと、第1枠体部11と第2枠体部12とを有する現像枠体17と、間隔を有して配置された第1導電部39と第2導電部40と、装置本体と電気的に接続するカートリッジ接点42bと、カートリッジ接点42bと電気的に接続している接点電極42と、第1導電部39と電気的に接続している第1導電部接点39aと、を有し、第1導電部接点39aと接点電極42は、第1枠体部11と第2枠体部12との結合部で接触する構成とされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と、前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と、前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記装置本体と電気的に接続する、前記第2枠体部に配置されたカートリッジ接点と、前記カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された接点電極と、前記第1導電部と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1導電部接点と、を有し、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記第1枠体部と第2枠体部との結合部で接触していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項2】 前記第1枠体部と第2枠体部は、長手方向に沿って超音波溶着でもって結合され、前記超音波溶着部は、長手方向に間隔を有して並んで配置された第1溶着部と第2溶着部とを有し、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記間隔部分に配置されている請求項1のプロセスカートリッジ。
【請求項3】 前記カートリッジ接点は、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記第1導電部に印加するバイアスを前記装置本体から受けるための入力接点であり、前記プロセスカートリッジは更に、前記第1導電部と第2導電部間の静電容量に応じた電気信号を前記装置本体に伝達するための出力接点を有する請求項1又は2のプロセスカートリッジ。
【請求項4】 前記入力接点及び前記出力接点は、前記プロセスカートリッジの長手方向の一端面に設けられている請求項3のプロセスカートリッジ。
【請求項5】 前記入力接点は、前記現像剤収納部の長手方向一端面に設けられており、前記出力接点は、前記第1枠体部の長手方向一端に取り付けられたエンドカバーから露出して設けられている請求項3のプロセスカートリッジ。
【請求項6】 前記第1導電部接点は、前記第1導電部とは別体であり、前記第1枠体部に対して前記第1導電部とネジによって共締めされている請求項1のプロセスカートリッジ。
【請求項7】 前記第1導電部接点の先端は二股に分かれており、この二股に分かれている各々の先端は折り返され、又、この折り返されている先端には突起が設けられており、この突起の部分が前記接点電極と接触することによって前記第1導電部接点と接点電極とは電気的に接続する請求項6のプロセスカートリッジ。
【請求項8】 前記第1導電部と第2導電部は、前記第1枠体部に取り付けられている請求項1のプロセスカートリッジ。
【請求項9】 前記第1導電部と第2導電部はステンレス鋼であって、前記第1導電部接点は燐青銅である請求項6、7又は8のプロセスカートリッジ。
【請求項10】 前記接点電極とカートリッジ接点は、一体の金属製部材の一端と他端に設けられている請求項1のプロセスカートリッジ。
【請求項11】 前記第1導電部接点は、前記第1枠体部と第2枠体部とに挟まれて圧縮された弾性シール部材によって囲まれている請求項2、6、7、8又は10のプロセスカートリッジ。
【請求項12】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムと、現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像ローラと、前記現像ローラを支持する第1枠体部と、前記現像ローラでもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と、前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置される、前記第1枠体部に取り付けられた板状の第1導電部と第2導電部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記第1導電部に印加するバイアスを前記装置本体から受けるための入力接点と、前記入力接点から前記第1導電部にバイアスが印加された際に前記第1導電部と第2導電部間に発生する静電容量に応じた電気信号を、前記装置本体に伝達するための出力接点と、前記入力接点と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された接点電極と、前記第1導電部と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1導電部接点と、を有し、前記入力接点及び前記出力接点は前記プロセスカートリッジの長手方向一端部に設けられており、前記第1枠体部と第2枠体部は長手方向に沿って超音波溶着でもって結合され、前記超音波溶着部は、長手方向に間隔を有して並んで配置された第1溶着部と第2溶着部とを有しており、又、前記第1導電部接点は前記第1枠体部と第2枠体部とに挟まれて圧縮されている弾性シール部材によって囲まれており、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記間隔部分に配置されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項13】 前記入力接点は、前記現像剤収納部の長手方向一端面に設けられており、前記出力接点は、前記第1枠体部の長手方向一端に取り付けられたエンドカバーから露出して設けられている請求項12のプロセスカートリッジ。
【請求項14】 前記第1導電部接点は、前記第1導電部とは別体であり、前記第1枠体部に対して前記第1導電部とネジによって共締めされている請求項12のプロセスカートリッジ。
【請求項15】 前記第1導電部接点の先端は二股に分かれており、この二股に分かれている各々の先端は折り返され、又、この折り返されている先端には突起が設けられており、この突起の部分が前記接点電極と接触することによって前記第1導電部接点と接点電極とは電気的に接続する請求項14のプロセスカートリッジ。
【請求項16】 前記第1導電部と第2導電部はステンレス鋼であって、前記第1導電部接点は燐青銅である請求項12、13、14又は15のプロセスカートリッジ。
【請求項17】 前記接点電極とカートリッジ接点は、一体の金属製部材の一端と他端に設けられている請求項12のプロセスカートリッジ。
【請求項18】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と、前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と、前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記装置本体と電気的に接続する、前記第1枠体部に配置された第1カートリッジ接点と、前記第1カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1接点電極と、前記第1導電部と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された第1導電部接点と、を有し、前記第1導電部接点と前記第1接点電極は、前記第1枠体部と第2枠体部との結合部で接触していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項19】 前記プロセスカートリッジは更に、前記現像剤収納部の蓋をなす第3枠体部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記装置本体と電気的に接続する、前記第2枠体に配置された第2カートリッジ接点と、前記第2カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された第2接点電極と、前記第2導電部と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された第2導電部接点と、を有し、前記第2導電部接点と前記第2接点電極は、前記第2枠体部と第3枠体部との結合部で接触している請求項18のプロセスカートリッジ。
【請求項20】 前記第1導電部と第2導電部は、前記第2枠体部に取り付けられている請求項18のプロセスカートリッジ。
【請求項21】 前記第1導電部と第2導電部は、所定の間隔を有して互いに組合わさった多数の凹凸形状とされる請求項18のプロセスカートリッジ。
【請求項22】 プロセスカートリッジが着脱可能であって、記録媒体に画像形成する電子写真画像形成装置において、(a)本体カートリッジ接点と、(b)電子写真感光体と、現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と、前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と、前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に、前記本体カートリッジ接点と電気的に接続する、前記第2枠体部に配置されたカートリッジ接点と、前記カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された接点電極と、前記第1導電部と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1導電部接点と、を有し、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記第1枠体と第2枠体との結合部分で接触しているプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【請求項23】 プロセスカートリッジが着脱可能であって、記録媒体に画像形成する電子写真画像形成装置において、(a)本体入力接点と、(b)本体出力接点と、(c)電子写真感光体ドラムと、現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像ローラと、前記現像ローラを支持する第1枠体部と、前記現像ローラでもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と、前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置される、前記第1枠体部に取り付けられた板状の第1導電部と第2導電部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記第1導電部に印加するバイアスを前記本体入力接点から受けるための入力接点と、前記入力接点から前記第1導電部にバイアスが印加された際に前記第1導電部と第2導電部間に発生する静電容量に応じた電気信号を、前記本体出力接点に伝達するための出力接点と、前記入力接点と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された接点電極と、前記第1導電部と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1導電部接点と、を有し、前記入力接点及び前記出力接点は前記プロセスカートリッジの長手方向一端部に設けられており、前記第1枠体部と第2枠体部は長手方向に沿って超音波溶着でもって結合され、前記超音波溶着部は、長手方向に間隔を有して並んで配置された第1溶着部と第2溶着部とを有しており、又、前記第1導電部接点は前記第1枠体部と第2枠体部とに挟まれて圧縮された弾性シール部材によって囲まれており、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記間隔部分に配置されているプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【請求項24】 プロセスカートリッジが着脱可能であって、記録媒体に画像形成する電子写真画像形成装置において、(a)本体カートリッジ接点と、(b)電子写真感光体と、現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と、前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と、前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記本体カートリッジ接点と電気的に接続する、前記第1枠体部に配置されたカートリッジ接点と、前記カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された接点電極と、前記第1導電部と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された第1導電部接点と、を有し、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記第1枠体部と第2枠体部との結合部で接触しているプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリッジ、このプロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、少なくとも帯電部材、現像部材及びクリーニング部材のいずれか一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。又は、プロセスカートリッジとは、少なくとも現像部材と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0005】従来のプロセスカートリッジの枠体の構成として次のようなもがある。即ち、現像剤を電子写真感光体上に形成された静電潜像に供給する現像部材としての現像ローラ、前記現像ローラ上に担持される現像剤の層厚規制部材である現像ブレードなどの現像手段が取り付けられる現像室と、現像剤収納部であり現像剤送り部材などが取り付けられる現像剤収納容器とを結合して現像枠体を構成している。そして、この現像枠体に更に、電子写真感光体、クリーニング部材及び帯電部材が取り付けられるクリーニング枠体を一体に結合する。
【0006】そして、従来、プロセスカートリッジ内に残留する現像剤の残量を検出する手段として、現像枠体内にコンデンサを形成する第1導電部及び第2導電部を備えた現像剤量検出用の電極(以下、「検出用電極」と呼ぶ。)を配置し、第1導電部と第2導電部間に電圧を印加して、現像剤量の変化を、第1導電部及び第2導電部間に発生する静電容量の変化として検知する方式がある。こうした検知方式を持つプロセスカートリッジにおいては、電子写真画像形成装置本体から検出用電極に現像剤量検知用バイアスを入力したり、検知バイアスを電子写真画像形成装置本体に出力するための接続用の電極(以下、「接続用電極」と呼ぶ。)が設けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際に、プロセスカートリッジ側の接続用電極が、画像形成装置本体内の接続用電極と接触して電気的に接続される。これにより現像剤量検出手段は機能する。
【0008】ここで、画像形成装置本体の構成、プロセスカートリッジの形状によって接続用電極の取り付け位置が限定されてしまうことがある。この場合、プロセスカートリッジ、或は、現像枠体の組み立て過程で、分割された接続用電極を電気的に接続しなければならない。
【0009】本発明の目的は、プロセスカートリッジ内の電気的接続を確実に行うことのできるプロセスカートリッジ、及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、プロセスカートリッジが装置本体から受けた電圧を所定の部材に確実に供給することのできるプロセスカートリッジ、及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、枠体部間をまたがって、電気的接続を確実に行うことのできるプロセスカートリッジ、及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係るプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と;現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と;前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と;前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と;前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記装置本体と電気的に接続する、前記第2枠体部に配置されたカートリッジ接点と;前記カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された接点電極と;前記第1導電部と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1導電部接点と;を有し、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記第1枠体部と第2枠体部との結合部で接触していることを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0013】本発明の他の態様によると、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と;現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と;前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と;前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と;前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記装置本体と電気的に接続する、前記第1枠体部に配置された第1カートリッジ接点と;前記1カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1接点電極と;前記第1導電部と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された第1導電部接点と;を有し、前記第1導電部接点と前記第1接点電極は、前記第1枠体部と第2枠体部との結合部で接触していることを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
【0014】又、本発明の他の態様によると、プロセスカートリッジが着脱可能であって、記録媒体に画像形成する電子写真画像形成装置において、(a)本体カートリッジ接点と、(b)電子写真感光体と;現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と;前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と;前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と;前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に、前記本体カートリッジ接点と電気的に接続する、前記第2枠体部に配置されたカートリッジ接点と;前記カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された接点電極と;前記第1導電部と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1導電部接点と;を有し、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記第1枠体と第2枠体との結合部分で接触しているプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が提供される。
【0015】更に、本発明の他の態様によると、プロセスカートリッジが着脱可能であって、記録媒体に画像形成する電子写真画像形成装置において、(a)本体カートリッジ接点と、(b)電子写真感光体と;現像剤を用いて前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と;前記現像部材を支持する第1枠体部と、前記現像部材でもって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部を有する第2枠体部と、を有する現像枠体と;前記装置本体でもって前記プロセスカートリッジ内に存在する現像剤の残量を検出するために、間隔を有して配置された第1導電部と第2導電部と;前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際に前記本体カートリッジ接点と電気的に接続する、前記第1枠体部に配置されたカートリッジ接点と;前記カートリッジ接点と電気的に接続している、前記第1枠体部に配置された第1接点電極と;前記第1導電部と電気的に接続している、前記第2枠体部に配置された第1導電部接点と;を有し、前記第1導電部接点と前記接点電極は、前記第1枠体部と第2枠体部との結合部で接触しているプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0017】実施例1先ず、本発明に従って構成されるプロセスカートリッジ、及びこれを装着可能な電子写真画像形成装置の一実施例について図1及び図2を参照して説明する。本実施例において、電子写真画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体に画像を形成するレーザビームプリンタAとされる。図1にレーザビームプリンタAの概略断面を示す。又、図2は、本実施例のプロセスカートリッジBの概略縦断面を示す。
【0018】レーザービームプリンタAは、ドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム7を有する。感光体ドラム7の表面には静電潜像形成手段によって静電潜像が形成される。即ち、感光体ドラム7の表面は、帯電部材である帯電ローラ8によって帯電され、次いで、露光手段としてレーザーダイオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1c、反射ミラー1dを有した光学手段1から画像情報に応じたレーザ光を照射することによって、感光体ドラム7に画像情報に応じた潜像が形成される。この静電潜像は、現像手段9によって現像され、トナー像とされる。
【0019】つまり、本実施例によれば、現像手段9として、現像部材としての現像ローラ9aと、現像ローラ9a上に担持する現像剤の層厚を規制する現像ブレード9dを有する。現像室11に隣接して形成された現像剤収納部としての現像剤収納容器12内の現像剤を現像剤送り部材9bの回転によって、現像室11の現像ローラ9aへと送り出す。現像室11には、現像ローラ9aの近傍に現像剤撹拌部材9eを備えており、現像室11内の現像剤を循環させる。又、現像ローラ9aは、固定磁石9cを内蔵している。そして、現像ローラ9aを回転することによって現像剤は搬送される。この際、現像ブレード9dにて摩擦帯電電荷が付与されると共に所定厚の現像剤層とされ、現像剤は感光体ドラム7の現像領域へと供給される。この現像領域へと供給された現像剤は、前記感光体ドラム7上の潜像へと転移され、トナー像を形成する。現像ローラ9aは、現像バイアス回路に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。本実施例では、現像剤として磁性現像剤を用いる。
【0020】一方、トナー像の形成と同期して給紙カセット3aにセットした記録媒体(例えば紙、或いはOHPシートなど)2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d及びレジストローラ対3eで転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加することによって、感光体ドラム7上のトナー像を記録媒体2に転写する。
【0021】トナー像の転写を受けた記録媒体2は、搬送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。定着手段5は、駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵した定着ローラ5bを備えている。そして、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。
【0022】記録媒体2は、排出ローラ対3g、3h、3iで搬送し、反転経路3jを経由して排出トレイ6へと排出される。この排出トレイ6は、レーザービームプリンタAの装置本体14の上面に設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3Kを動作させ、排出ローラ対3mによって判定経路3jを介することなく記録媒体2を排出することもできる。本実施例では、上記ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、レジストローラ対3e、搬送ガイド3f、排出ローラ対3g、3h、3i及び排出ローラ対3mによって搬送手段を構成している。
【0023】転写ローラ4によってトナー像を記録媒体2に転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段10によって感光体ドラム7上に残留した現像剤を除去される。その後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード(クリーニング部材)10aによって感光体ドラム7上の残留現像剤を掻き落として廃現像剤溜め10bへと集める。
【0024】本実施例では、図2に示すように、プロセスカートリッジBは次のような枠体構成を有する。即ち、現像室(第1枠体部)11と、現像剤収納容器(第2枠体部)12と、現像剤収納容器蓋(蓋)(第3枠体部)26と、を溶着して一体として現像枠体17を構成している。現像剤収納容器12内には現像剤送り部材9bが設けられている。又、現像室11は、現像ローラ9a及び現像ブレード9dなどの現像手段を保持している。更に、この現像枠体17に、感光体ドラム7、クリーニング手段10及び帯電ローラ8を取り付けたクリーニング枠体13を一体に結合することによってカートリッジ化されている。
【0025】図3、図4及び図5に示すように、現像剤収納容器12の現像室11との接合面には、長手方向に凹溝12a、12bが、それぞれ現像剤収納容器12の開口部12Aの図3中上部及び下部に設けられている。又、現像室11の現像剤収納容器12との接合面には、前記凹溝12a、12bに嵌合する凸部11a、11bが設けられている。この凸部11a、11bの頂面には、超音波溶着する際の三角リブ11c、11dが設けられている。これら凹部12a、12bと、凸部11a、11bとによって、現像剤収納部12と現像室11との溶着部を成す。
【0026】現像剤収納容器12と現像室11とを溶着する際には、各々の部品を仕組んだ後、現像剤収納容器12の凹溝12a、12bと、現像室11の凸部11a、11bとを嵌合した状態で、現像室11と現像剤収納容器12とを圧接する。そして、前記凹溝12a、12bと凸部11a、11b間に超音波振動を加える。そうすることによって、摩擦熱によって前記三角リブ11c、11dが溶けて凹溝12a、12bの底と溶着し、現像剤収納容器12と現像室11が一体に結合される。
【0027】又、現像剤収納容器12と蓋26との接合部においては、蓋26側に三角リブが設けられている。そして、現像剤収納容器12の接合面とこの三角リブとで上記と同様にして超音波溶着によって結合する。
【0028】このプロセスカートリッジBは、ユーザーによって画像形成装置本体14に設けたカートリッジ装着手段に対して取り外し可能に装着される。本実施例によれば、カートリッジ装着手段は、プロセスカートリッジBの両外側面に形成したガイド手段13R(13L)(図6)と、このガイド手段13R(13L)を装入可能に装置本体14に形成したガイド部16R(16L)(図7)にて構成される。
【0029】本実施例のプロセスカートリッジBは、現像剤収納容器12内の現像剤の消費に従ってその残量を逐次に検知することのできる現像剤量検出手段を有している。
【0030】図8は、本実施例にて用いられる現像剤量検出手段を示す。本実施例では、現像剤量検出手段として、例えば現像剤収納容器12の内部側面、或は底面などの現像剤と接触する位置であって、且つ、現像剤が減少するに従って現像剤との接触面積が変動するような方向に配置される検出用電極18を有する。
【0031】検出用電極18は、基板19の上に所定の間隔をもって平行に形成された一対の導電部、第1導電部20及び第2導電部21を有する。2つの導電部20、21は、互いに組合わさった多数の凹凸形状とされている。検出用電極18は、一対の平行電極である第1、第2導電部20、21間の静電容量を測定することによって、現像剤収納容器12内の現像剤量を検知することができる。
【0032】つまり、現像剤は空気より誘電率が大きい。このため、検出用電極18の表面に現像剤が接触することにより、一対の導電部20、21間の静電容量が増加する。従って、上記構成の検出用電極18を用いて、検出用電極18の表面に接する現像剤の面積から所定の較正曲線を適用する。これにより、現像剤収納容器12の断面形状や検出用電極18の形状によらず現像剤収納容器12内の現像剤量を測定することができる。
【0033】本実施例では、第1導電部20が検出用電極の出力側電極とされ、第2導電部21が検出用電極の入力側電極とされる。勿論これに限定されるものではない。
【0034】本実施例のプロセスカートリッジBは、検出用電極18に対して次の接続用電極を有する。つまり、プロセスカートリッジBは、検出用電極18からの電気信号を装置本体に出力するための第1接点電極(出力接点電極)24と、検出用電極18に対する入力電圧を装置本体14から受けるための第2接点電極(入力接点電極)25を備えている。
【0035】プロセスカートリッジBには、装置本体14との接点であるカートリッジ側接点(カートリッジ接点)が設けられている。本実施例では、図6に示すように、プロセスカートリッジBの長手方向一端側面に位置して、第1接点電極24の一方の端部に形成された第1カートリッジ接点(出力接点)24bと、第2接点電極25の一方の端部に形成された第2カートリッジ接点(入力接点)25bが配置される。
【0036】第1カートリッジ接点24b及び第2カートリッジ接点25bは、プロセスカートリッジが装置本体14に装着された際に、装置本体側に設けられた本体側接点(本体カートリッジ接点)と電気的に接続される。図7に示すように、装置本体14は、本体入力接点(第2本体カートリッジ接点)30a、本体出力接点(第1本体カートリッジ接点)30bを有している。
【0037】装置本体側の接点30a、30bは、それぞれ第1カートリッジ接点24a、第2カートリッジ接点25bと電気的に接続する。そして、それぞれの接点を介して、検出用電極18の第2導電部21への電圧印加、第1導電部20からの検知信号の出力が行われる。そして、装置本体14において、装置本体14、或いは装置本体14と通信可能に接続されたコンピュータなどの外部機器のディスプレイ画面に前記信号に応じて現像剤の残量を逐次に表示させる。
【0038】本実施例では、第1カートリッジ接点24bは、現像室(第1枠体部)11の外部側面に取り付けられる。又、第2カートリッジ接点25bは、現像剤収納容器(第2枠体部)12の外部側面に取り付けられる。従って、検出用電極18の第1導電部(出力側電極)20は、現像剤収納容器12から現像剤容器12にわたって接続されなければならない。
【0039】次に、図9〜図11をも参照して検出用電極18の接続態様を更に説明する。本実施例では、図9に示すように、検出用電極18が形成された基板19からは、検出用電極18の第1導電部20に電気的に接続された第1導電部接点22と、第2導電部21に電気的に接続された第2導電部接点23が突出している。尚、本実施例では、第1導電部接点22及び第2導電部接点23は、それぞれ第1導電部20、第2導電部21と一体に形成されている。
【0040】先ず、検出用電極18の第1導電部接点22の接続部について説明する。図10及び図11に示すように、第1導電部接点22は、現像剤収納容器12と現像室11の結合部において、第1接点電極24と接触し、電気的に接続される。第1接点電極24の一方の端部には接点部24aが形成されており、この接点部24aが第1導電部接点22と接触する。
【0041】ここで、前述のように、現像剤収納容器12と現像室11の溶着部として、現像剤収納容器12側には凹溝12aが設けられている。第1導電部接点22は、この凹溝12aが一部切り欠かれた部分に位置される。又、接点部24aは、現像室側の溶着部である三角リブ11cを備えた凸部11aが一部切り欠かれた部分に位置される。
【0042】つまり、現像剤収納容器12と現像室11との溶着固定部は、現像剤収納容器12の長手方向に間隔を有して並んで配置された第1溶着部12eと第2溶着部12fとを有するよう構成される。そして、この間隔部分12dに、第1導電部接点22と出力接点24aとの接触部が配置される。
【0043】図11に示すように、現像室11と現像剤収納容器12とが超音波溶着によって結合されると、接点部24aと第1導電部接点22とは接触し、現像剤収納容器12と現像室11との間に挟み込まれて圧接し、電気的に接続される。
【0044】尚、本実施例によると、第1接点電極24は薄型形状である。そして、接点部24aは、凸部11aの頂面に設けられた三角リブ11cの高さと概略同様、或は若干突出するように、現像剤収納容器12側に突起した形状に変形される。突起状に変形された接点部24aは、凸部11aと凹溝12aとが超音波溶着によって結合された際に、現像室11と現像剤収納容器とに挟持される。そして、接点部24aは、第1導電部接点22に圧接して確実に接触する。
【0045】このように、第1導電部接点22と接点部24aとを、現像剤収納容器12と現像室11との一連の溶着部12e、12fの間隔部分12dにて挟持して接触させる。これによって、2つの電極を確実に接触させて、接触圧の不足による導通不良などの不具合を防止することができる。
【0046】次に、第2導電部接点23の接続部について説明する。図10に示すように、第2導電部接点23は、現像剤収納容器12と蓋26との結合部において、第2接点電極25と接触し、電気的に接続される。第2接点電極25の一方の端部には接点部25aが形成されており、この接点部25aが第2導電部接点23と接触する。
【0047】ここで、現像剤収納容器12との溶着部に位置する蓋26の面には、上述のように三角リブ26aが設けられている。しかしながら第2導電部接点23と接点部25aが接する部分にはこの三角リブ26aが無い。これにより、現像剤収納容器12と蓋26との溶着部は、現像剤収納部12の短手方向に間隔を有して並んで配置された、第1溶着部12hと第2溶着部12iとを有する構成とされる。そして、間隔部分12gに、第2導電部接点23と接点部25aとの接触部が配置される。
【0048】現像剤収納容器12と蓋26とが溶着されると、第2導電部接点23と接点部25aとが現像剤収納容器12と蓋26との間に挟み込まれて圧接し、電気的に接続する。
【0049】このようにして、第2導電部接点23と第1接点電極の接点部25aとを、現像剤収納容器12と蓋26との一連の溶着部12h、12iの間隔部分12gにて挟持して接触させる。これによって、2つの電極を確実に接触させて、接触圧の不足による導通不良などの不具合を防止することができる。
【0050】以上、本実施例によれば、プロセスカートリッジ内の電気的接続を確実に行うことができる。又、プロセスカートリッジが装置本体から受けた電圧を所定の部材に確実に供給することができる。これにより、配線が枠体間をまたがって、電気的接続を確実に行うことができる。
【0051】実施例2次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置は、基本的には実施例1と同様とされ、現像剤量検出手段及びその接続態様のみがことなるので、同一機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0052】図12は、本実施例のプロセスカートリッジCの概略縦断面を示す。プロセスカートリッジCの枠体の構成は実施例1と同様である。即ち、現像室(第1枠体部)11と、現像剤収納容器(第2枠体部)12と、現像剤収納容器蓋(蓋)(第3枠体部)26とを溶着して一体として現像枠体17を構成している。現像剤収納容器12内には現像剤送り部材9bが設けられている。又、現像室11は、現像ローラ9a及び現像ブレード9dなどの現像手段を保持している。更に、この現像枠体17に、感光体ドラム7、クリーニング手段10及び帯電ローラ8を取り付けたクリーニング枠体13を一体に結合することによってカートリッジ化されている。
【0053】本実施例のプロセスカートリッジCの現像枠体17は、実施例1のプロセスカートリッジBと同様にして、超音波溶着によって一体的に結合する。つまり、現像室11側には三角リブ11c(11d)を備えた凸部11a(11b)を設ける。又、現像剤収納容器12には凹溝12a(12b)を設ける。更に、蓋26には三角リブ26aを設ける。
【0054】本実施例のプロセスカートリッジCは、現像室11内の現像剤の消費に従ってその残量を逐次検知することのできる現像剤量検出手段を有している。
【0055】本実施例によれば、現像剤量検出手段は、図12に示すように、現像剤検出部38を構成する検出用電極としての板状の第1導電部39及び第2導電部40を有する。第1、第2導電部39、40は、現像ローラ9aの長手方向に沿って配置される。そして、第1導電部39又は第2導電部40のどちらかに電圧を印加することで、両導電部39、40間に静電容量を誘起させる。この静電容量を測定することで現像剤量を検出する。
【0056】本実施例では後述するように、第1導電部39に電圧が印加される。即ち、本実施例では、第1導電部39が検出用電極の入力側電極であり、第2導電部40が検出用電極の出力用電極である。尚、本発明はこれに限定されるものではない。
【0057】本実施例にて用いる磁性現像剤は、現像ローラ9aに内包された固定磁石9cの磁力で現像ローラ9a表面に引き寄せられる。この現像剤は、現像ローラ9aの回転時に現像ブレード9dによって掻き取られて、現像剤ローラ9a表面に均一にならされる。
【0058】第1、第2導電部39、40は、現像ローラ9aの表面から掻き取られた現像剤が両導電部39、40間に進入する位置に配置されている。
【0059】現像剤の誘電率は空気より高いため、第1、第2導電部39、40間に現像剤があるとき静電容量は増大する。従って、現像室11内に現像剤が十分にあるときは、前述の掻き取られた現像剤が順次、第1、第2導電部39、40間に進入する。このため、常に大きな静電容量を出力する。又、現像室11内の現像剤が消費されるにつれて、第1、第2導電部39、40間に進入する現像剤も減少する。これにより、静電容量も減少する。即ち、本実施例の現像剤量検出手段は静電容量を検出することで現像剤量を逐次に検出することができる。
【0060】次に、図13〜図15をも参照して現像剤量検出手段の接続態様を更に説明する。
【0061】本実施例では、図13及び図14に示すように、第1導電部39及び第2導電部40は、現像室11に取り付けられる。
【0062】第1導電部39には、その長手方向と直交する方向に延在する第1導電部接点39aが一体的に接続されている。第1導電部接点39aの先端は、第1導電部39が現像室11に取り付けられた際に、現像室11に設けられた凸部11a(溶着リブ)が一部切り欠かれた部分に位置するようになっている。尚、本実施例では、第1導電部39に設けられた第1導電部接点39aの先端部分は、凸部11aの頂面に設けられた三角リブ11cと概略同じ高さか、或は若干突出するように、現像剤収納容器12との結合部方向に突起状に変形されている。
【0063】又、現像室11と溶着される現像剤収納容器12には、図14中に示されるように、検出用電極に対する接続用電極として、金属製部材である第1接点電極(入力接点電極)42が取り付けられている。第1接点電極42は、大部分が現像剤収納容器12の外部に設けられている。そして、第1接点電極42の一端には、第1接点電極42の一方の接点部(折り返し部)42aが一体に設けられている。折り返し部42aは、現像剤収納容器12と現像室11との結合部に配置される。即ち、折り返し部42aは、現像剤収納容器12側に設けられる図中上側の凹溝12aが一部分切り欠かれた部分に位置するように設けられている。こうして、第1接点電極42の一方の接点部である折り返し部42aは、現像室11との溶着部側に電極が露出している。
【0064】つまり、現像剤収納容器12と現像室11の溶着固定部は、長手方向に間隔を有して並んだ第1溶着部11gと第2溶着部11hとを有するよう構成される。そして、この間隔部11fに、突起部39aと折り返し部42aとの接触部が配置される。
【0065】この折り返し部42aは、現像室11と現像剤収納容器12が溶着されると、現像室11に取り付けられた第1導電部接点39aと接触し、電気的に接続される。
【0066】図15に示すように、突起状に変形された第1導電部接点39aの先端は、現像室11と現像剤収納容器12とが超音波溶着によって結合された際に、現像室11と現像剤収納容器12とに挟み込まれる。これにより、第1導電部接点39aは、現像剤収納容器12側に設けられた折り返し部42aに圧接して確実に接触する。
【0067】又、プロセスカートリッジの長手方向の一端面には、装置本体との接点であるカートリッジ側接点(カートリッジ接点)が設けられている。即ち、第1接点電極42の一方の端部には、第1カートリッジ接点(入力接点)42bが一体に設けられている。このカートリッジ側入力接点42bは、プロセスカートリッジCを装置本体14に装着した際に、装置本体側接点(本体カートリッジ接点)と電気的に接続する。本実施例では、第1カートリッジ接点42bは、装置本体14に配置された本体入力接点(第1本体カートリッジ接点)30a(図7)に電気的に接続される。
【0068】そして、装置本体14に設けられた接点30a(図7)から上記第1接点電極42を介して第1導電部39に電圧(バイアス)が印加される。
【0069】一方、第2導電部40には、第2導電部接点40aが一体に接続されている。第2導電部接点40aは、第2導電部40の板状平面から突出するように延在し、且つ、屈曲されている。第2導電部40が現像室11に取り付けられる際、第2導電部接点40aは、現像室11に設けられた貫通口11eに挿入される。これにより、第2導電部接点40aは貫通孔11eから突出する。
【0070】現像室11の側部、即ち、プロセスカートリッジの長手方向一端面には、現像ローラ9aを軸受けを介して回転可能に支持するエンドカバー41が固着される。このエンドカバー41には、接続用電極である第2接点電極(出力接点電極)43が取り付けられている。エンドカバー41に設けられた第2接点電極43の一方の端部に形成された接点部43aは、エンドカバー41を現像室11の側部に取り付けたとき、開口11jを通過して、第2導電部接点40aと接触し電気的に接続される。
【0071】エンドカバー41には、第2接点電極43の他端に形成された第2カートリッジ接点(出力接点)43bが設けられている。この第2カートリッジ接点43bは、エンドカバー41の外側面に露出して固定配置されている。この接点部43bは、プロセスカートリッジCが装置本体14に装着された際に、装置本体14に配置された本体出力接点(第2本体カートリッジ接点)30b(図7)に電気的に接続される。
【0072】本実施例では、第2接点電極43を介して、第1、第2導電部39、40の間の静電容量に従った信号が装置本体14に出力される。
【0073】そして、装置本体14において、装置本体14、或いは装置本体14と通信可能に接続されたコンピュータなどの外部機器のディスプレイ画面に前記信号に応じて現像剤の残量を逐次に表示させる。
【0074】本実施例によれば、上述のように第1接点電極42と、第1導電部39とを、現像剤収納容器12と現像室11との一連の溶着部11g、11hの間隔部分11fにて挟持して接触させる。これにより、現像室11と現像剤収納容器12との間で確実に接触し、接触不良などの不具合を防止することができる。
【0075】以上、本実施例によれば、プロセスカートリッジ内の電気的接続を確実に行うことができる。又、プロセスカートリッジが装置本体から受けた電圧を所定の部材に確実に供給することができる。これにより、配線が枠体間をまたがって、電気的接続を確実に行うことができる。
【0076】実施例3次に、本発明の第3の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置及びプロセスカートリッジは、基本的には実施例2と同様とされる。本実施例では、現像剤量検出手段の接続態様のみが異なる。従って、同一機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0077】本実施例においても、プロセスカートリッジの枠体構成は実施例2と同様である。本実施例においても、枠体間は超音波溶着される。
【0078】本実施例のプロセスカートリッジは、現像剤量検出手段として、板状の第1導電部50及び第2導電部40を有している。図16及び図17に示すように、第1導電部50及び第2導電部40は、現像剤室11に取り付けられる。又、本実施例においても、第1導電部50が検出用電極の入力側電極であり、第2導電部40が検出用電極の出力側電極である。この現像剤量検出手段による現像剤量の検出原理は実施例2と同様である。
【0079】次に、現像剤量検出手段の接続態様について説明する。第1導電部50は、その長手方向両端部にある位置決め穴50a、50aを、現像室11の位置決めボス51a、51aと嵌合することにより位置決めされる。そして、2カ所の穴50b、50bを介して現像室(第1枠体部)11のネジ穴51b、51bにネジ53a、53bを螺入することによって固定される。
【0080】第1導電部50を現像室11に固定する際、一方のネジ53a(図16中左側)は、第1導電部50とは別体とされた、第1導電部接点としての電極板52を共締めする。
【0081】電極板52は、第1導電部50から現像剤収納容器12に取り付けられる第1接点電極(入力接点電極)42への配線を行うための電極である。電極板52は、位置決め穴52aと現像室11の位置決めボス51cを嵌合して位置決めされる。その後、穴52bに小ネジ53aを螺入することにより固定され、同時に第1導電部50と電気的に接続される。
【0082】電極板52の先端は折り返しされた形状を有している。本実施例では、その先端は二股に分かれている。又、二股に分かれた各々の先端には、第1接点電極42との接点となるエンボス(突起)が形成された接点部52cが設けられている。
【0083】尚、本実施例において、第1導電部50、第2導電部40は、現像室11内の現像剤の循環に影響を及ぼさないように、非磁性のSUS材を用いている。又、電極板52は、現像室11から離れた位置(現像剤が循環しない位置)に配置されており、配線のための電極であるので電気接点部材として好適な燐青銅を使用している。
【0084】そして、接点部52cは、現像室51に設けられた三角リブ11cを有する凸部11a(溶着リブ)が切り欠かれた部分に位置するようになっている。
【0085】又、現像剤収納容器(第2枠体部)12には、図17に示すように、検出用電極に対する接続用電極として、第1接点電極42が取り付けられている。
【0086】接点電極42の構成は実施例2と同様とされる。即ち、第1接点電極42は、大部分が現像剤収納容器12の外部に設けられている。そして、第1接点電極42の一端には、第1接点電極42の一方の接点部(折り返し部)42aが設けられている。折り返し部42aは、現像剤収納容器12と現像室11との結合部に配置される。即ち、折り返し部42aは、現像剤収納容器12側に設けられる図中上側の凹溝12aが一部分切り欠かれた部分に位置するように設けられている。こうして、第1接点電極42の一方の接点部である折り返し部42aは、現像室11との溶着部側に電極が露出している。
【0087】つまり、現像剤収納容器12と現像室11の溶着固定部は、長手方向に間隔を有して並んだ第1溶着部11gと第2溶着部11hとを有するよう構成される。そして、この間隔部11fに、突起部39aと折り返し部42aとの接触部が配置される。
【0088】本実施例では、現像室11に第1導電部50及び電極板52が取り付けられた後、電極板52の接点部52cの周りを囲むように、シール部材55が貼り付けられる。シール部材55は、溶着リブ11aが切り欠かれた部分からの現像剤洩れを防止するためのものである。本実施例ではシール部材55として弾力性を有するスポンジ状の材料を使用している。
【0089】こうして各部品を組み込まれた現像室11と現像剤収納容器12が溶着により結合される。これによって、現像室11に取り付けられた電極板(第1導電部接点)52の接点部52cと、現像剤収納容器12に取り付けられた第1接点電極42の折り返し部42aが接触し、第1導電部50と第1接点電極54が電気的に接続される。
【0090】尚、現像室(第1枠体)11と現像剤収納容器(第2枠体)12とを結合する際に、現像剤収納容器12に設けられてた突起(図示せず)が現像室11に当接するようになっている。これによって第1枠体11と第2枠体12との間の所定の間隙が維持される。
【0091】図18は電極板52と第1接点電極42の接点部(折り返し部)42aとの接触部の断面を示している。電極板52の接点部52cと、第1接点電極42の折り返し部42aは、現像室11と現像剤収納容器12とが溶着によって結合された際に、現像室11と現像剤収納容器12とに挟み込まれる。これにより、接点部52cと折り返し部42aとは圧接して確実に接触する。
【0092】このように、本実施例によれば、第1接点電極42と第1導電部50に接続された電極52とを、現像剤収納容器12と現像室11との一連の溶着部11g、11hの間隔部分11fにて挟持して接触させる。これにより、現像室11と現像剤収納容器12との間で確実に接触し、接触不良などの不具合を防止することができる。
【0093】第1接点電極42の他端に一体に設けられた第1カートリッジ接点(入力接点)42bの構成、及びこの第1カートリッジ接点42bから本体出力接点(第1本体カートリッジ接点)30aへの接続構成は実施例2と同様とされる。
【0094】一方、第2導電部40、及び第2導電部40から第2接点電極(出力接点電極)への配線の構成は実施例2と同一である。又、エンドカバー41に設けられた第2カートリッジ接点(出力接点)43bの構成、及びこの第2カートリッジ接点43bから本体出力接点(第2本体カートリッジ接点)30bへの接続構成も実施例2と同様とされる。
【0095】以上、本実施例の構成とすることによっても、プロセスカートリッジ内の電気的接続を確実に行うことができる。又、プロセスカートリッジが装置本体から受けた電圧を所定の部材に確実に供給することができる。これにより、配線が枠体間をまたがっても、電気的接続を確実に行うことができる。
【0096】尚、上記各実施例において、第1枠体11、第2枠体12の結合は、超音波溶着に限られず、例えば溶着、接着剤による結合、或いは、スナップフィットなどにて結合することができる。
【0097】又、本発明において、枠体とは、例えば現像ローラなどのプロセス手段が取り付けられる枠体や、現像剤を収納する現像剤収納容器などを指す。又、電極(現像剤量検出用電極、接続用電極)は、金属板や金属棒などの他に、板ばね状のものや、コイルばね、又、プリント基板上に形成されたものなどでもよい。更に、電気的に接続されている状態とは、複数の導電部材が接触して導通している状態の他、一体の導電部材で形成されていてもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置によれば、プロセスカートリッジ内の電気的接点を確実に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成13年1月5日(2001.1.5)
【代理人】 【識別番号】100075638
【弁理士】
【氏名又は名称】倉橋 暎
【公開番号】 特開2001−265196(P2001−265196A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2001−864(P2001−864)