| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】米永 晃太郎
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| 【要約】 |
【課題】大容量のメモリを使用せずに画像形成の生産性の向上を図る。
【解決手段】ADF111から送られた2枚の原稿を原稿読取ユニット112で読み取るときに、後から送られた2枚目の原稿を読み取って画像形成処理を行ない中間転写ベルト21に転写する。2枚目の原稿を読み取ってから1枚目の原稿を読み取り、転写紙の給紙間隔とADF111の原稿給紙間隔との差に応じた遅延時間だけ遅延して画像形成処理して中間転写ベルト21に転写する。この処理を各色毎に行ない、2枚目の原稿の最終色画像と1枚目の原稿の最終色画像を中間転写ベルト21に形成したら、1枚目の原稿の画像から2次転写ユニット3で転写紙に転写して定着して排紙する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿の画像を読み取る原稿読取ユニットと、セットされた原稿を原稿読取ユニットに送る自動原稿送り装置と、原稿読取ユニットで読み取られた画像信号により、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(Bk)のいずれかの可視像を感光体に形成する画像形成ユニットと、感光体に形成された基準となる画像サイズのトナー像を同時に2面分保持できる画像保持手段とを有し、画像保持手段に転写した可視像を順次給紙される転写紙に転写する画像形成装置において、自動原稿送り装置にセットされた基準となる画像サイズの原稿を2枚分連続して原稿読取ユニットに送り、原稿読取ユニットで2枚の原稿の画像を読み取るときに、2枚目の原稿を読み取って画像形成処理を行ない画像保持手段に転写し、2枚目の原稿を読み取ってから1枚目の原稿を読み取り、転写紙の給紙間隔と自動原稿送り装置の原稿給紙間隔との差に応じた遅延時間だけ遅延して画像形成処理して画像保持手段に転写することを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 上記画像保持手段に保持した2枚の画像のうち最後に作成された画像から順に転写紙に転写する請求項1記載の画像形成装置。 【請求項3】 上記画像を転写した転写紙を排紙したときに、その画像の原稿を原稿読取ユニットから排出する請求項2記載の画像形成装置。 【請求項4】 上記原稿を原稿読取ユニットから排出するときに、次ぎの原稿がある場合は原稿の排出とともに次ぎの原稿を原稿読取ユニットに送る請求項3記載の画像形成装置。 【請求項5】 上記遅延時間を転写紙の給紙間隔と自動原稿送り装置の原稿給紙間隔との差及び変倍率に応じて定める請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えばデジタルカラ−複写機やプリンタ装置等で同時に複数面分の画像形成を行うことができる画像形成装置、特にメモリの低減と画像形成の生産性の向上に関するものである。 【0002】 【従来の技術】原稿読取装置で読み取った原稿やホスト装置から送られた画像情報の画像を形成する画像形成装置は、図6に示すように、画像形成ユニット1と1次転写ユニット2と2次転写ユニット3と給紙ユニット4及び定着ユニット5を有する。画像形成ユニット1は感光体11の周囲に配置された帯電チャージャ12と画像書込部13とブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)からなる回転式のカラー現像部14と濃度センサ15及びドラムクリ−ニング部16を有し、画像書込部13からのレーザビームにより感光体11に静電潜像を形成し、形成した静電潜像をカラー現像部14で可視化してトナー像を形成する。濃度センサ15はトナー像を形成した感光体11に描かれた特定パターンの濃度を検出して、適正な濃度でトナー像が形成されているかどうかを確認する。 【0003】1次転写ユニット2は中間転写ベルト21と1次転写部22と複数のテンションローラ23と2次転写ローラ24と基準位置センサ25及びクリーニング部26を有し、感光体11に形成されたトナー像を中間転写ベルト21に1次転写する。中間転写ベルト21は、基準となる画像サイズ、例えばA4サイズの2倍以上の長さ、すなわちA3サイズの画像を保持する長さを有し、同時にA4サイズ以下の2面分のトナー像を転写できるようになっており、図7に示すように、非画像部に一定間隔をおいて基準マーク27が設けられている。この中間転写ベルト21は感光体11上のトナー像を1次転写するとき以外は図示しない接離機構によって感光体11の表面から離れ、トナー像を1次転写するときだけ感光体11の表面に圧接される。2次転写ユニット3は中間転写ベルト21に転写されたトナー像を転写紙6に2次転写する。 【0004】上記のように構成された画像形成装置で読み取った原稿やホスト装置から送られた画像情報が送られて画像形成サイクルが始まると、形成する画像が1色の場合は、中間転写ベルト21上の基準マーク27の検出を基準にして読み取った原稿やホスト装置から送られた画像情報により感光体11にトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写ベルト21に1次転写する。2次転写ユニット3は中間転写ベルト21に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙ユニット4から給紙された転写紙6にトナー像を2次転写し、トナー像を転写した転写紙6を搬送路7から定着ユニット5に送り、定着ユニット5で転写紙6に転写されたトナー像を加熱,加圧して定着する。トナー像が定着された転写紙6は排紙ローラ8を通り裏面排紙される。中間転写ベルト21に残留しているトナーはクリーニング部26で回収する。 【0005】形成する画像が2色以上の場合は、中間転写ベルト21上の基準マーク27を基準位置センサ25で検知し、このマーク検知信号を基準にして感光体11に形成されたトナー像を中間転写ベルト21に1次転写する。この感光体11に形成されたトナー像を中間転写ベルト21に転写する1次転写を各色毎に繰り返す。すなわち、2色の画像を形成する場合には中間転写ベルト21を2回転し、フルカラーの画像を形成する場合には中間転写ベルト21を4回転して、各回転毎にマーク検知信号を基準にして感光体11に形成されたトナー像を中間転写ベルト21に1次転写して各色の画像を位置ずれなしに重ね合わせる。所定の色のトナー像を中間転写ベルト21に転写したら、中間転写ベルト21に転写されたトナー像の先端に合わせて給紙された転写紙6にトナー像を2次転写し、定着ユニット5は転写紙6に転写されたトナー像を加熱,加圧して定着する。 【0006】また、基準サイズ例えばA4サイズの画像のトナー像を2面分同時に中間転写ベルト21に転写するときは、図8に示すように、1面分のトナー像7aを基準マーク27の検出を基準にして中間転写ベルト21に転写してから中間転写ベルト21の周長と原稿サイズで定まる所定のタイミングをおいて2面分のトナー像7bを中間転写ベルト21に転写する。フルカラーの画像を形成する場合には中間転写ベルト21を4回転して、各回転毎にマーク検知信号を基準にして感光体11に形成されたトナー像7a,7bを中間転写ベルト21に1次転写して各色の画像を位置ずれなしに重ね合わせる。 【0007】上記のように構成された画像形成装置においては、複数枚の原稿を複写するときに生産性を向上させるため2枚の原稿の画像を同時に形成するため、2枚の原稿を連続的に原稿読取ユニットのコンタクトガラス上に送る自動原稿送り装置(以下、ADFという)を使用している。このADFで2枚の原稿を原稿読取ユニットに送るときに、転写紙の紙間分だけADFによる原稿の給紙間隔をあけて原稿読取ユニットに送り、原稿の画像先端と転写紙の先端が一致するようにしている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記のようにADFで2枚の原稿を原稿読取ユニットに送るときに、転写紙の紙間分だけADFによる原稿の給紙間隔をあけて原稿読取ユニットに送るようにしているが、転写紙間ではトナー濃度等の制御用に、トナー像を形成した感光体に一定の濃度パターンを作成し、濃度センサで濃度パターンの濃度を検出し、適正な濃度でトナー像が形成されているかどうかを確認するようにしているため、一般的には転写紙間隔よりADFによる原稿の給紙間隔の方が長くなり、その分だけ原稿読取ユニットの読取範囲が大きくなり、原稿読取ユニットが大きくなってしまい、画像形成装置全体が大型化してしまう。 【0009】この原稿読取ユニットを小型化するために、ADFで2枚の原稿を原稿読取ユニットに連続して送り、原稿読取ユニットで2枚の原稿を連続して読み取り、読み取った画像データをページメモリに格納し、ページメモリからの読み出しタイミングを調整することにより、各画像の先端と転写紙の先端を一致させることができる。しかしながら2枚の原稿の画像データをページメモリに格納するために大容量のメモリが必要になりコストアップになってしまう。 【0010】この大容量のメモリを使用することを避けるため、原稿読取ユニットに連続して送られた2枚の原稿を読み取るときに、1枚目の原稿を読み取ったときに原稿読取動作を一旦停止し、2枚目の転写紙の給紙タイミングに合わせて原稿読取動作を再開することにより2枚目の原稿の画像先端と2枚目の転写紙の先端を合わせることができる。しかしながら原稿読取動作を停止したり再駆動するためには時間がかかり、2枚の原稿の画像を同時に形成して画像形成速度を高めるという利点が無くなってしまう。 【0011】また、中間転写ベルトは、例えばA4サイズの2倍以上の長さ、すなわちA3サイズの画像を保持する長さを有しているため、2色以上の画像を形成するときの動作が極端に遅くなり、1色の画像を形成する場合と2色以上の画像を形成する場合の画像形成速度に大きな差が生じてしまう。 【0012】この発明はかかる短所を改善し、装置の小型化を図るとともに大容量のメモリを使用せずに画像形成の生産性の向上を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】この発明に係る画像形成装置は、原稿の画像を読み取る原稿読取ユニットと、セットされた原稿を原稿読取ユニットに送る自動原稿送り装置と、原稿読取ユニットで読み取られた画像信号により、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(Bk)のいずれかの可視像を感光体に形成する画像形成ユニットと、感光体に形成された基準となる画像サイズのトナー像を同時に2面分保持できる画像保持手段とを有し、画像保持手段に転写した可視像を順次給紙される転写紙に転写する画像形成装置において、自動原稿送り装置にセットされた基準となる画像サイズの原稿を2枚分連続して原稿読取ユニットに送り、原稿読取ユニットで2枚の原稿の画像を読み取るときに、2枚目の原稿を読み取って画像形成処理を行ない画像保持手段に転写し、2枚目の原稿を読み取ってから1枚目の原稿を読み取り、転写紙の給紙間隔と自動原稿送り装置の原稿給紙間隔との差に応じた遅延時間だけ遅延して画像形成処理して画像保持手段に転写することを特徴とする。 【0014】上記画像保持手段に保持した2枚の画像のうち最後に作成された画像から順に転写紙に転写すると良い。 【0015】また、上記画像を転写した転写紙を排紙したときに、その画像の原稿を原稿読取ユニットから排出することが望ましい。 【0016】さらに、上記原稿を原稿読取ユニットから排出するときに、次ぎの原稿がある場合は原稿の排出とともに次ぎの原稿を原稿読取ユニットに送ると良い。 【0017】また、上記遅延時間を転写紙の給紙間隔と自動原稿送り装置の原稿給紙間隔との差及び変倍率に応じて定めると良い。 【0018】 【発明の実施の形態】この発明の画像形成装置は画像読取ユニットと画像形成ユニットと1次転写ユニットと2次転写ユニットと給紙ユニット及び定着ユニットを有する。画像読取ユニットは原稿載置台のコンタクトガラス上に載置された原稿のカラー情報を各色毎に分解して読み取り電気的な画像信号に変換し、ブラック(K),イエロー(Y),シアン(C)及びマゼンタ(M)のカラー画像信号を得る。画像形成ユニットは画像書込部からのレーザビームにより感光体上に静電潜像を形成し、感光体に形成した静電潜像を回転式のカラー現像部で可視化してトナー像を形成する。1次転写ユニットは感光体に形成されたトナー像を複数のテンションローラと2次転写ローラに巻回された中間転写ベルトに1次転写するものであり、基準位置センサを有する。中間転写ベルトは基準となる画像サイズ例えばA4横サイズの2倍以上の長さを有し、同時に基準サイズであるA4サイズの2面分のトナー像を転写できるようになっている。 【0019】画像形成装置の制御部には中央制御部と転写制御部を有する。中央制御部は自動原稿送り装置(以下、ADFという)の動作を制御してADFにセットされた原稿を原稿読取ユニットに送るとともに原稿読取ユニットの動作を制御し、原稿読取ユニットで読み取った原稿の画像情報やホストインタフェースを介してホスト装置から送られる画像情報の処理をし、また、ディレイメモリを有するディレイラインを制御して原稿読取ユニットで読み取った原稿の画像情報を遅延させる。転写制御部は画像形成ユニットと1次転写ユニットと2次転写ユニットと給紙ユニット及び定着ユニッの動作を制御して転写紙に画像を形成する。 【0020】ADFに原稿がセットされると、中央制御部はセットされた原稿のサイズがA4サイズ以下のときは、ADFを駆動して1枚目の原稿を原稿読取ユニットのコンタクトガラス上に搬送する。引き続いて中央制御部はADFに2枚目の原稿が有るときは再びADFを駆動して2枚目の原稿をコンタクトガラス上に搬送し、コンタクトガラス上に1枚目の原稿と2枚目の原稿を一定の原稿給紙間隔をおいてセットする。そして原稿読取ユニットで2枚の原稿の画像を読み取るときに、まず、後から送られた2枚目の原稿を読み取って画像形成処理を行ない中間転写ベルトに転写し、2枚目の原稿を読み取ってから1枚目の原稿を読み取り、転写紙の給紙間隔と自動原稿送り装置の原稿給紙間隔との差に応じた遅延時間だけ遅延して画像形成処理して中間転写ベルトに転写する。この処理を各色毎に行ない、2枚目の原稿の最終色画像と1枚目の原稿の最終色画像を中間転写ベルトに形成したら、中間転写ベルトを原稿2枚分だけ空送りする。そして1枚目の原稿の画像が現れるのに同期して給紙ユニットから転写紙を給紙し、1枚目の原稿の画像を2次転写ユニットで転写紙に転写して定着して排紙する。引き続いて1枚目の原稿の画像を2次転写ユニットで転写紙に転写して定着して排紙する。 【0021】 【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図である。図に示す画像形成装置の画像形成ユニット1と1次転写ユニット2と2次転写ユニット3と給紙ユニット4及び定着ユニッ5は、図6に示したものと全く同じ構成である。画像形成装置の制御部100には中央制御部101と転写制御部102と未転写判断部103及びクリーニング領域選択部104を有する。中央制御部101は自動原稿送り装置(以下、ADFという)111の動作を制御してADF111にセットされた原稿を原稿読取ユニット112に送るとともに原稿読取ユニット112の動作を制御し、原稿読取ユニット112で読み取った原稿の画像情報やホストインタフェース113を介してホスト装置105から送られる画像情報の処理をし、また、ディレイメモリを有するディレイライン114を制御して原稿読取ユニット112で読み取った原稿の画像情報を遅延させる。転写制御部102は画像形成ユニット1と1次転写ユニット2と2次転写ユニット3と給紙ユニット4及び定着ユニッ5の動作を制御して転写紙6に画像を形成する。未転写判断部103は給紙ユニット4にペーパエンドが発生したときに転写制御部102からの制御情報により1次転写ユニット2の中間転写ベルト21に1次転写されたトナー像のなかで転写紙6に2次転写されていないトナー像があるかどうかと、2次転写されていないトナー像がある場合にはその領域を判断する。クリーニング領域選択部104は未転写画像判断部103の判断結果により中間転写ベルト21のクリーニングする領域を定める。 【0022】上記のように構成された画像形成装置でADF111にセットされた原稿を転写紙6に複写するときの動作を図2のフローチャートを参照して説明する。 【0023】ADF111に原稿がセットされると、中央制御部101はADF111の原稿サイズ検出センサからの信号によりセットされた原稿のサイズを検出する(ステップS1)。セットされた原稿のサイズがA4サイズ以下のときは(ステップS2)、ADF111を駆動して1枚目の原稿を原稿読取ユニット112のコンタクトガラス上に搬送する(ステップS3)。引き続いて中央制御部101はADF111の原稿検出センサからの信号によりADF111に2枚目の原稿が有るかどうかを判断し(ステップS4)、ADF111に2枚目の原稿が有るときは再びADF111を駆動して、コンタクトガラス上に搬送した1枚目の原稿とADF111に有る2枚目の原稿を搬送し、図3に示すように、原稿読取ユニット112のコンタクトガラス115上に1枚目の原稿121と2枚目の原稿122を一定の原稿給紙間隔Aをおいてセットする(ステップS5)。1枚目の原稿121と2枚目の原稿122がコンタクトガラス114上にセッされると、中央制御部101は原稿読取ユニット112を駆動して最初に読み取る2枚目の原稿122の画像情報を読取開始位置122aから読取終了位置122bまで読み取らせ、読み取った2枚目の原稿122の画像形成処理に入る(ステップS6)。そしてディレイライン114により原稿読取ユニット112で読み取っている画像を遅延させて(ステップS7)、1枚目の原稿121の画像情報を読取開始位置121aから読み取らせ、読み取った1枚目の原稿121の画像形成処理に入る(ステップS8)。 【0024】このディレイライン114の遅延時間Tは、図4の説明図に示すように、給紙ユニット4で給紙する1枚目の転写紙6aと2枚目の転写紙6bの転写紙間隔BとADF111の原稿給紙間隔Aとの差C=(B−A)に応じて定められている。また、形成する画像の変倍率が可変できる場合、例えば変倍率が71%から200%まで可変可能な画像形成装置においては、200%の変倍率で転写紙6に画像を形成する場合、原稿読取ユニット112は100%の画像を形成する場合と比べて1/2の線速で原稿の画像を読み取ることになる。このように画像の変倍率が可変できる場合は、遅延時間Tを原稿給紙間隔Aと転写紙間隔Bとの差C=(B−A)及び形成する画像の変倍率に応じて定める。 【0025】このように原稿読取ユニット112で読み取った1枚目の原稿121の画像をディレイライン114で遅延させるから、1枚目の原稿121の画像は2枚目の原稿122の読み取りが終了してから原稿給紙間隔Aをおいて直ちに読み取ることができ、原稿読取ユニット112で2枚の原稿122、121を短時間で読取ることができる。また、2枚の原稿122、121を原稿給紙間隔Aを隔ててコンタクトガラス114上にセットすることができ、原稿読取ユニット112を小型化することができる。 【0026】2枚目の原稿122の画像形成処理に入ると、中央制御部101は原稿読取ユニット112で読み取っている2枚目の原稿122の画像情報を転写制御部102に送る。転写制御部102は2枚目の原稿122の画像情報を画像形成ユニット1に送り、2枚目の原稿122の第1色目の画像形成処理を行わせ、感光体11に形成した2枚目の原稿122のトナー像を中間転写ベルト21に1次転写させる。中央制御部101は2枚目の原稿122の読み取りと2枚目の原稿122の第1色目の画像形成処理が終了してから引き続いてディレイライン114により遅延時間Tだけ遅延された1枚目の原稿121の画像情報を転写制御部102に送る。転写制御部102は1枚目の原稿121の画像情報を画像形成ユニット1に送り、1枚目の原稿121の第1色目の画像形成処理を行わせ、感光体11に形成した1枚目の原稿121のトナー像を中間転写ベルト21に1次転写させる。この処理を各色毎に繰り返して、1次転写ユニット2の中間転写ベルト21に2枚目の原稿122の画像と1枚目の原稿121の画像を形成する。この中間転写ベルト21に2枚目の原稿122の画像と1枚目の原稿121の画像を形成するときに、1枚目の原稿121は2枚目の原稿122の画像情報より、転写紙間隔BとADF111の原稿給紙間隔Aとの差C=(B−A)に応じて定められている遅延時間Tだけ遅延して送られるから、各色毎のずれを防止することができ、良質な画像を中間転写ベルト21に形成することができる。 【0027】2枚目の原稿122の最終色画像と1枚目の原稿121の最終色画像を中間転写ベルト21に形成すると(ステップS9)、中間転写ベルト21を原稿2枚分だけ空送りする(ステップS10)。そして1枚目の原稿121の画像が現れるのに同期して給紙ユニット4から転写紙6を給紙し、1枚目の原稿121の画像を2次転写ユニット3で転写紙6に転写し、搬送路7と定着ユニット8及び排出ローラ8を経て裏面排紙する(ステップS11)。引き続いて中央制御部101はADF111を駆動して1枚目の原稿121を排出し(ステップS12)、給紙ユニット4から転写紙6を給紙し、2枚目の原稿122の画像を2次転写ユニット3で転写紙6に転写し、搬送路7と定着ユニット8及び排出ローラ8を経て裏面排紙する(ステップS13)。その後、中央制御部101はADF111を駆動して2枚目の原稿122を排出し(ステップS14)、次ぎの原稿がADF111にセットされているときは上記処理を繰返す(ステップS15〜S3)。 【0028】また、ADF11にセットされた原稿のサイズがA4サイズより大きい例えばA3サイズのときは(ステップS2)、又はADF11にセットされた原稿が1枚だけの場合は(ステップS4)、ADF111を駆動して原稿を原稿読取ユニット112のコンタクトガラス上に搬送し、原稿を読み取って画像形成処理を行う(ステップS16〜S20)。 【0029】このように2枚の原稿121,122を読み取るときに、原稿読取ユニット112に後から送られた原稿122の画像を読み取って画像を形成し、最初に送られた原稿121の画像は所定の遅延時間Tだけ遅延させて画像を形成し、最初に送られた原稿121の画像から転写紙6に転写して排紙するようにしたから、最初の原稿の画像を転写した転写紙6を迅速に出力することができる。また、最初に送られた原稿121の画像を遅延するためのディレイメモリをディレイライン114に設けらば良く、1枚の原稿の画像を全て格納するフルメモリを使用する必要がなく、大容量のメモリを使用せずに2枚の原稿の画像を効率良く形成することができる。さらに、1枚目の原稿121の画像を転写紙6に転写して排紙してから引き続いてADF111を駆動して1枚目の原稿121を排出するから、転写紙ジャム時の原稿戻しのリカバリを容易にすることができる。 【0030】上記実施例はコンタクトガラス上の1枚目の原稿121と2枚目の原稿122を排出してから次ぎの原稿をコンタクトガラス上に送る場合について説明したが、1枚目の原稿121の排出と同時に次ぎの原稿をコンタクトガラス上に送るようにしても良い。この場合の実施例の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。 【0031】ADF111に原稿がセットされると、中央制御部101はADF111の原稿サイズ検出センサからの信号によりセットされた原稿のサイズを検出する(ステップS21)。セットされた原稿のサイズがA4サイズ以下のときは(ステップS22)、ADF111を駆動して1枚目の原稿を原稿読取ユニット112のコンタクトガラス上に搬送する(ステップS23)。引き続いて中央制御部101はADF111の原稿検出センサからの信号によりADF111に2枚目の原稿が有るかどうかを判断し(ステップS24)、ADF111に2枚目の原稿が有るときは再びADF111を駆動して、コンタクトガラス上に搬送した1枚目の原稿とADF111に有る2枚目の原稿を搬送し、原稿読取ユニット112のコンタクトガラス114上に1枚目の原稿と2枚目の原稿を一定の原稿給紙間隔Aをおいてセットする(ステップS25)。1枚目の原稿と2枚目の原稿がコンタクトガラス114上にセッされると、中央制御部101は原稿読取ユニット112を駆動して最初に読み取る2枚目の原稿の画像情報を読み取らせ、読み取った2枚目の原稿の画像形成処理に入る(ステップS26)。そしてディレイライン114により原稿読取ユニット112で読み取っている画像を遅延させて(ステップS27)、1枚目の原稿の画像情報を読み取らせ、読み取った1枚目の原稿の画像形成処理に入る(ステップS28)。 【0032】2枚目の原稿の画像形成処理に入ると、中央制御部101は原稿読取ユニット112で読み取っている2枚目の原稿の画像情報を転写制御部102に送る。転写制御部102は2枚目の原稿の画像情報を画像形成ユニット1に送り、2枚目の原稿の第1色目の画像形成処理を行わせ、感光体11に形成した2枚目の原稿のトナー像を中間転写ベルト21に1次転写させる。中央制御部101は2枚目の原稿の読み取りと2枚目の原稿の第1色目の画像形成処理が終了してから引き続いてディレイライン114により遅延時間Tだけ遅延された1枚目の原稿の画像情報を転写制御部102に送る。転写制御部102は1枚目の原稿の画像情報を画像形成ユニット1に送り、1枚目の原稿の第1色目の画像形成処理を行わせ、感光体11に形成した1枚目の原稿のトナー像を中間転写ベルト21に1次転写させる。この処理を各色毎に繰り返して1次転写ユニット2の中間転写ベルト21に2枚目の原稿の画像と1枚目の原稿の画像を形成する。 【0033】この読取りと画像形成処理を各色毎に繰返して2枚目の原稿の最終色画像と1枚目の原稿の最終色画像を中間転写ベルト21に形成すると(ステップS29)、中間転写ベルト21を原稿2枚分だけ空送りする(ステップS30)。そして1枚目の原稿の画像が現れるのに同期して給紙ユニット4から転写紙6を給紙し、1枚目の原稿の画像を2次転写ユニット3で転写紙6に転写し、搬送路7と定着ユニット8及び排出ローラ8を経て裏面排紙する(ステップS31)。引き続いて中央制御部101はADF111の原稿検出センサからの信号によりADF111に次ぎの原稿が有るかどうかを判断し(ステップS32)、ADF111に次ぎの原稿がないときは、2枚目の原稿の画像を2次転写ユニット3で転写紙6に転写し、搬送路7と定着ユニット8及び排出ローラ8を経て裏面排紙する(ステップS33)。そしてADF111を駆動して2枚目の原稿を排出する(ステップS34)。 【0034】ADF111に次ぎの原稿が有るときは、再びADF111を駆動して、コンタクトガラス上の1枚目の原稿を排出し3枚目の原稿をコンタクトガラス上に搬送し、原稿読取ユニット112のコンタクトガラス上に2枚目の原稿と3枚目の原稿を一定の原稿給紙間隔Aをおいてセットする(ステップS35)。そして給紙ユニット4から転写紙6を給紙し、2枚目の原稿の画像を2次転写ユニット3で転写紙6に転写し、搬送路7と定着ユニット8及び排出ローラ8を経て裏面排紙する(ステップS36)。その後、中央制御部101はADF111の原稿検出センサからの信号によりADF111に次ぎの原稿が有るかどうかを判断し(ステップS37)、ADF111に次ぎの原稿が有るときは、再びADF111を駆動して、コンタクトガラス上の2枚目の原稿を排出し4枚目の原稿をコンタクトガラス上に搬送し、原稿読取ユニット112のコンタクトガラス上に3枚目の原稿と4枚目の原稿を一定の原稿給紙間隔Aをおいてセットする(ステップS38)。そして2枚目と1枚目の原稿と同様に画像読み取りと画像形成処理を繰返す(ステップS26〜S38)。また、2枚目の原稿の画像を転写した転写紙6を排出したときに、次ぎの4枚目の原稿がセットされていなときは、3枚目の原稿の読み取りと画像形成処理を行なう(ステップS39〜S40)。 【0035】このように、1枚の原稿の排出と同時に次ぎの原稿をコンタクトガラス上に送るようにしたから、複数枚の原稿の画像を形成するときに、ADF111で各原稿を効率良くコンタクトガラス上に送ることができる。 【0036】 【発明の効果】この発明は以上説明したように、自動原稿送り装置にセットされた基準となる画像サイズの原稿を2枚分連続して原稿読取ユニットに送り、原稿読取ユニットで2枚の原稿の画像を読み取るときに、2枚目の原稿を読み取って画像形成処理を行ない画像保持手段に転写し、2枚目の原稿を読み取ってから1枚目の原稿を読み取り、転写紙の給紙間隔と自動原稿送り装置の原稿給紙間隔との差に応じた遅延時間だけ遅延して画像形成処理して画像保持手段に転写するようにしたから、読み取った原稿の画像を記憶するために1枚の原稿の画像を全て格納するフルメモリを使用する必要がなく、大容量のメモリを使用せずに2枚の原稿の画像を効率良く形成することができる。 【0037】また、画像保持手段に保持した2枚の画像のうち最後に作成された画像から順に転写紙に転写するようにしたから、最初の原稿の画像を転写した転写紙を迅速に出力することができるとともに、セットされた原稿の順番に一致して転写した転写紙を出力することができる。 【0038】また、画像を転写した転写紙を排紙したときに、その画像の原稿を原稿読取ユニットから排出することにより、転写紙ジャム時等の原稿戻しのリカバリを容易にすることができる。 【0039】さらに、原稿を原稿読取ユニットから排出するときに、次ぎの原稿がある場合は原稿の排出とともに次ぎの原稿を原稿読取ユニットに送ることにより、複数枚の原稿の画像を形成するときに、各原稿を効率良く原稿読取ユニットに送ることができるとともに、転写紙ジャム時等の原稿戻しのリカバリを容易にすることができる。 【0040】また、遅延時間を転写紙の給紙間隔と自動原稿送り装置の原稿給紙間隔との差及び変倍率に応じて定めることにより、各種の変倍率でレジストずれのない良質な画像を形成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年3月16日(2000.3.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093920 【弁理士】 【氏名又は名称】小島 俊郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−265192(P2001−265192A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−74277(P2000−74277) |
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