| 【発明の名称】 |
回収トナー搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 幸一
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| 【要約】 |
【課題】搬送ベルトを用いたトナー搬送装置において、回収トナーを確実に搬送して廃棄し、且つ搬送ベルト上に残留するトナー量を極力少なくすること。
【解決手段】ベルト本体35の駆動用ボス部31aが当接する少なくとも一つの位置に、被駆動用穴35aを設けないようにしたので、一定の周期でローラに設けた駆動用ボス部が弾性ベルトを押し上げ、押し上げが解消されたときに生じる振動によって付着したトナーを振り落とすことができる。このため、ベルトに付着したまま残留するトナーを減少させて、廃トナーを確実に廃トナーボトル等へ搬送することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー像を記録媒体上に転写した後に該像担持体上に残留するトナーを除去するクリーニング装置と、該クリーニング装置により除去されたトナーを回収して所要箇所に搬送する回収トナー搬送装置と、を備えた画像形成装置において、前記回収トナー搬送装置は、少なくとも2つのローラによってエンドレスに張設されて回転駆動される弾性ベルトを備え、該弾性ベルトは帯状のベルト本体と、該ベルト本体の外周面に所要の間隔で突設された羽根部と、を備え、前記少なくとも2つのローラの内の一方のローラの外周面には駆動用ボス部が周方向に沿って少なくとも一つ突設され、前記ベルト本体には前記駆動用ボス部が嵌合する被駆動用穴がベルト本体の長手方向に沿って少なくとも一つ形成され、前記ベルト本体の前記駆動用ボス部が当接する少なくとも一つの位置に、前記被駆動用穴を設けないことを特徴とする回収トナー搬送装置。 【請求項2】 トナー像を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー像を記録媒体上に転写した後に該像担持体上に残留するトナーを除去するクリーニング装置と、該クリーニング装置により除去されたトナーを回収して所要箇所に搬送する回収トナー搬送装置と、を備えた画像形成装置において、前記回収トナー搬送装置は、少なくとも2つのローラによってエンドレスに張設されて回転駆動される弾性ベルトを備え、該弾性ベルトは帯状のベルト本体と、該ベルト本体の外周面に所要の間隔で突設された羽根部と、を備え、前記少なくとも2つのローラの内の一方のローラの外周面には駆動用ボス部が少なくとも一つ突設され、前記ベルト本体には前記駆動用ボス部が嵌合する被駆動用穴がベルト本体の長手方向に沿って所定のピッチで複数形成され、前記被駆動用穴の周方向ピッチを駆動用ボスの周方向ピッチと異ならせたことを特徴とする請求項1記載の回収トナー搬送装置。 【請求項3】 前記弾性ベルトを包囲するケースの内壁に前記羽根部と接触可能なスクレーパ部を突設したことを特徴とする請求項1又は2記載の回収トナー搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真式画像形成装置に用いられる回収トナー搬送装置の改良に関し、特に感光体上から除去した回収トナーを効率よく搬送することを可能とした回収トナー搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真式の画像形成装置は、感光体上に形成したトナー像を転写紙上に転写、定着することにより画像形成を行うが、転写後に感光体上に残留したトナーはクリーニング装置により除去された上で廃棄するために廃トナーボトル等へ搬送される。クリーニング装置により除去した回収トナーを廃トナーボトル等へ搬送する手段としては搬送ベルトが一般に用いられている。特開昭61−186980号公報には、回収トナーを搬送する搬送ベルトとしてエンドレスの弾性ベルトを用い、これをローラにより張設して回転駆動しているが、弾性ベルト上面に落下した回収トナーを弾性ベルトの反転部で重力を利用して落下させているだけの構成である為、反転後の弾性ベルト面にトナーが付着残留し易く、またこの付着トナーを強制的に落下させる手段も講じられていない。次に、実開平2−104371号公報には、感光体から除去された回収トナーを直接ベルト面で受けずに、ベルト上面に重ねて配置したトナー受け部材によって受け、ベルト面に所定のピッチで設けた磁石の磁力によってトナー受け部材上にトナーを吸着して搬送し、ベルトの反転部においてトナー受け部材からトナーを落下させるようにした技術が開示されている。しかし、この公報に記載されたトナー搬送装置は、トナーの吸着搬送を磁力に依存するため、トナー搬送力の確実性が低い。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、搬送ベルトを用いたトナー搬送装置において、回収トナーを確実に搬送して廃棄し、且つ搬送ベルト上に残留するトナー量を極力少なくすることができるトナー搬送装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため、請求項1の発明は、トナー像を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー像を記録媒体上に転写した後に該像担持体上に残留するトナーを除去するクリーニング装置と、該クリーニング装置により除去されたトナーを回収して所要箇所に搬送する回収トナー搬送装置と、を備えた画像形成装置において、前記回収トナー搬送装置は、少なくとも2つのローラによってエンドレスに張設されて回転駆動される弾性ベルトを備え、該弾性ベルトは帯状のベルト本体と、該ベルト本体の外周面に所要の間隔で突設された羽根部と、を備え、前記少なくとも2つのローラの内の一方のローラの外周面には駆動用ボス部が周方向に沿って少なくとも一つ突設され、前記ベルト本体には前記駆動用ボス部が嵌合する被駆動用穴がベルト本体の長手方向に沿って少なくとも一つ形成され、前記ベルト本体の前記駆動用ボス部が当接する少なくとも一つの位置に、前記被駆動用穴を設けないことを特徴とする。請求項2の発明は、トナー像を担持する像担持体と、該像担持体上のトナー像を記録媒体上に転写した後に該像担持体上に残留するトナーを除去するクリーニング装置と、該クリーニング装置により除去されたトナーを回収して所要箇所に搬送する回収トナー搬送装置と、を備えた画像形成装置において、前記回収トナー搬送装置は、少なくとも2つのローラによってエンドレスに張設されて回転駆動される弾性ベルトを備え、該弾性ベルトは帯状のベルト本体と、該ベルト本体の外周面に所要の間隔で突設された羽根部と、を備え、前記少なくとも2つのローラの内の一方のローラの外周面には駆動用ボス部が少なくとも一つ突設され、前記ベルト本体には前記駆動用ボス部が嵌合する被駆動用穴がベルト本体の長手方向に沿って所定のピッチで複数形成され、前記被駆動用穴の周方向ピッチを駆動用ボスの周方向ピッチと異ならせたことを特徴とする。請求項3の発明は、前記弾性ベルトを包囲するケースの内壁に前記羽根部と接触可能なスクレーパ部を突設したことを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。図1は本発明の回収トナー搬送装置を適用する電子写真式画像形成装置の一例の概略構成図である。この画像形成装置は、周知の電子写真プロセスを用いて画像形成を行うための読取り部1、書込み部2、画像形成部3、給紙部4、自動原稿給紙装置5等を備えている。コンタクトガラス6上の原稿7を読取り部1が読み取ることによって得た画像情報は図示しない画像処理部等によって所要の処理を受けた上で書込み部2からレーザ光として画像形成部3に供給される。画像形成部は、感光体ドラム(像担持体)11、帯電部12、現像部13、転写部14、定着部15を有すると共に、転写部14の下流側にはクリーニング装置16が配置されている。クリーニング装置16はクリーニングブレード等によって感光体ドラム11上に残留したトナーを除去すると共に、排出スクリュー20等によって回収トナー搬送装置21に向けて除去したトナーを搬送するように構成されている。図2は排出スクリュー20と回収トナー搬送装置25との連結部の一例の構成を示す断面図であり、図3はその側部断面図であり、図4は要部拡大図である。排出スクリュー20はパイプ21内に配置されて回転することによりトナーTを矢印で示す方向へ搬送して回収トナー搬送装置25へ送り込む。回収トナー搬送装置25は、パイプ21と連通したケーシング26内に配置されたエンドレスな弾性ベルト30と、弾性ベルト30を張設支持して矢印方向へ回転駆動する少なくとも2つのローラ31、32と、ケーシング26の下部適所に形成された廃棄口33と、を備え、廃棄口33には廃トナーボトル34が連通配置されている。弾性ベルト30は、弾性変形可能な材質から成る帯状のベルト本体35と、該ベルト本体35の外周面に所要の間隔で突設された弾性変形可能な羽根部36と、を備えている。弾性ベルト30が矢印方向へ回転駆動される際に、羽根部36は、ケーシング26の下側壁26a及び底面26bに先端部を接触させつつ弾性変形して移動し、保持したトナーTを漏らすことなく廃棄口33へ運ぶ。2つのローラ31、32の内の少なくとも一方のローラ、例えば駆動ローラ31の外周面には駆動用ボス部31aが該ローラの周方向に沿って少なくとも一つ突設されている。 【0006】また、図4(a) (b) に示すようにベルト本体35には駆動用ボス部31aが嵌合する被駆動用穴35aが一つ、或はベルト本体の長手方向に沿って所定のピッチにて複数形成されている。本発明の特徴的な構成は、ベルト本体35に形成する被駆動用穴35aのうちの少なくとも一つの形成位置が、駆動ローラ31に設けた駆動用ボス部31aと嵌合不可能な位置に意図的に形成されている点である。つまり、請求項1に示したようにこの実施形態ではベルト本体の駆動用ボス部31aが当接する少なくとも一つの位置に、被駆動用穴35aを設けないようにしたことが特徴的である。具体的には、例えば駆動用ボス31aと嵌合するように所定のピッチで複数の被駆動用穴35a形成する際に、少なくとも一つの被駆動用穴を形成すべき位置にこれを形成せずに、穴無し部とする。このため、図4(b) に示すように駆動用ボス部31aと被駆動用穴35aが形成されていない箇所が合致した場合には、弾性ベルト30は駆動用ボス部31aに乗り上げ、弾性変形しつつ下方へ反転する。当該駆動用ボス部31aの回転移動が進行することにより、それまで押し出していたベルト本体35を解放すると、解放時の振動によって羽根部36に付着していたトナーTが確実に振り落とされる。このようにこの実施形態では、駆動用ボス部31aと嵌合する位置に形成されるべき被駆動用穴35aを、少なくとも一か所だけ設けないようにしたので、当該穴無し部において駆動用ボス部31aが弾性ベルトを変形せしめ、その後変形状態を解放することとなるので、変形解放時に発生する衝撃、振動によりベルトに付着したトナーを振り落とすことが可能となる。このため、廃トナーボトルへの廃棄が確実に行われることとなる。この際、ベルトの乗り上げは、一定の周期で発生するので、トナー振り落とし効果が高くなる。なお、駆動用ボス部31aの個数、形成ピッチは勿論、これに対応する被駆動用穴35aの個数、ピッチ、位置等は種々変更可能である。 【0007】次に、請求項2に対応する実施の形態では、駆動ローラ31に設けた駆動用ボス部31aの周方向ピッチと、ベルト本体35に設けた被駆動用穴35aの周方向ピッチとを異ならせた構成が特徴的である。即ち、図5は請求項2に対応する実施形態における駆動用ボス部のピッチと、被駆動用穴のピッチとの関係を示す模式図であり、被駆動用穴35aのピッチL1は、駆動用ボス部31aのピッチL2よりも所定長αだけ短く設定されている。また、各被駆動用穴35aの周方向長L3は、これに嵌合する駆動用ボス部31aの周方向長(径)L4よりも長く設定されている。このため、ローラ31を回転させる過程において、駆動用ボス部31aが常に被駆動用穴35a内に嵌合するとは限らない構成となっている。図5において被駆動用穴35a−1〜35a−3までは、被駆動用穴35aの周方向長L3が駆動用ボス部31aの周方向長よりも長いことに起因して、駆動用ボス部31aが嵌合しているが、被駆動用穴35a−4に関しては、駆動用ボス部は嵌合できず、ベルト本体35を押し上げる状態にある。また、図示しない次の被駆動用穴35a−5、35a−6,・・・にも駆動用ボス部は嵌合することができず、ベルト本体35を押し上げる。そして、例えば被駆動用穴35a−10内に駆動用ボス部が嵌合可能な状態になったときにだけこの穴内に嵌合する。なお、上記とは逆に、被駆動用穴35aのピッチL1を、駆動用ボス部31aのピッチL2よりも所定長αだけ長く設定してもよい。即ち、この実施形態では、駆動用ボス31aの周方向ピッチL2に対応させて、ベルト本体35上に所定のピッチL1で複数の被駆動用穴35aを形成するに際して、L1<L2、或はL1>L2とした。このため、請求項1の場合と同様に駆動用ボス部31aが嵌合できる被駆動用穴と嵌合できない被駆動用穴が発生し、この穴無し部を駆動用ボス部が押し上げて変形させるので、反転後に変形が解消されたときの衝撃、振動によりトナーがベルトから振り落とされ、その後廃棄口33に達した時に確実な廃棄が可能となる。しかも、この実施形態では駆動用ボス部に対する被駆動用穴のピッチのずれ量に対応してベルトが乗り上げる位置が移動して行くので、乗り上げ箇所が固定されることなく、移動して行くので、ベルト上のトナーをまんべんなく振り落とすことができる。 【0008】次に、図6は請求項3に対応する本発明の変形実施形態であり、この実施形態の回収トナー搬送装置は、弾性ベルト30を包囲するケーシングの内壁に羽根部36と接触可能なスクレーパ部40を突設した構成が特徴的である。即ち、スクレーパ部(突片)40は、弾性ベルト30が駆動用ボス部31aに乗り上げた状態においてのみ羽根部36と摺接可能な位置に突設し、スクレーパ部40によって羽根部36の面に付着したトナーがそぎ落とされるように構成されている。このようにスクレーパ部40の形成位置、及び突設量を、駆動用ボス部31aにより押し上げられた弾性ベルトの羽根部36に干渉しうる状態に限定することにより、弾性ベルトが乗り上げを起こしていない状態ではスクレーパ部に羽根部は接触しないので、トナー搬送中の羽根部36に余計な振動を与えて、搬送性能を低下させるという不具合がなくなる。 【0009】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送ベルトを用いたトナー搬送装置において、回収トナーを確実に搬送して廃棄し、且つ搬送ベルト上に残留するトナー量を極力少なくすることができる。即ち、請求項1の発明は、ベルト本体の駆動用ボス部が当接する少なくとも一つの位置に、被駆動用穴を設けないようにしたので、一定の周期でローラに設けた駆動用ボス部が弾性ベルトを押し上げ、押し上げが解消されたときに生じる振動によって付着したトナーを振り落とすことができる。このため、ベルトに付着したまま残留するトナーを減少させて、廃トナーを確実に廃トナーボトル等へ搬送することができる。請求項2の発明は、ベルト本体には前記駆動用ボス部が嵌合する被駆動用穴がベルト本体の長手方向に沿って所定のピッチで複数形成され、被駆動用穴の周方向ピッチを駆動用ボスの周方向ピッチと異ならせた。このため、被駆動用穴のピッチのずれ量に応じて駆動用ボス部にベルトが乗り上げる箇所が移動して行くので、弾性ベルトに付着したトナーをまんべんなく振り落とすことができる。請求項3の発明は、前記弾性ベルトを包囲するケースの内壁に前記羽根部と接触可能なスクレーパ部を突設したので、乗り上げが発生した個所のベルト部に付着したトナーをスクレーパ部が確実にそぎ落とすので、ベルトに残留するトナー量を低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年3月16日(2000.3.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−265188(P2001−265188A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−74661(P2000−74661) |
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