| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】亀井 親
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| 【要約】 |
【課題】帯電器用の電源回路と除電器用の電源回路とを共通化して1つにすることができ、しかも帯電器の動作電流を常に一定値に保つことができる信頼性にすぐれた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定電流電源回路100により、帯電器21および除電器24にそれぞれ動作電流を供給するとともに、その各動作電流の合計を一定値に維持する。除電器24の動作電流の変化を検出し、その検出結果に応じて定電流電源回路100の上記一定値を補正する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 像担持体の表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して用紙に転写する画像形成装置において、前記像担持体の表面に静電荷を帯電させる帯電器と、この帯電器を経た前記像担持体の表面に光を照射して像担持体の表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、この露光ユニットにより形成された静電潜像を現像する現像器と、この現像器で現像された像を前記用紙に転写する転写器と、この転写器を経た用紙の電荷を除去する除電器と、前記帯電器および前記除電器にそれぞれ動作電流を供給するとともに、その各動作電流の合計を一定値に維持する定電流電源回路と、前記除電器の動作電流の変化を検出し、その検出結果に応じて前記定電流電源回路の前記一定値を補正する補正回路と、を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、像担持体の表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して用紙に転写する画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】露光ユニットから像担持体である感光体ドラムにレーザ光を照射して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像剤(トナー)により顕像化して用紙に転写する画像形成装置がある。 【0003】このような画像形成装置では、露光ユニットの下方に感光体ドラムが回転可能に設けられ、その感光体ドラムの表面に対向して帯電器、現像器、転写器、および除電器などが順次に配設されている。 【0004】帯電器は、感光体ドラムの表面に静電荷を帯電させる。この感光体ドラムの表面に露光ユニットから発せられるレーザ光が照射されることにより、感光体ドラム上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器から供給される現像剤(トナー)により、顕像化される。 【0005】感光体ドラムの回転に合わせて、その感光体ドラムと転写器との間に用紙が送り込まれる。転写器は、送り込まれた用紙に対し、感光体ドラム上の顕像(現像剤像)を転写する。除電器は、転写器を経た用紙の電荷を除去する。 【0006】上記帯電器は、金属ケースおよびその金属ケース内に設けられた帯電ワイヤを有する。この帯電ワイヤと感光体ドラムとの間に直流電圧が印加されることにより、帯電ワイヤと感光体ドラムとの間で放電が生じる。この放電により、感光体ドラムの表面が帯電される。なお、帯電ワイヤと金属ケースとの間にも放電が生じる。そして、これら放電に際しては、帯電ワイヤおよび感光体ドラムを通る経路で直流電流が流れるとともに、帯電ワイヤおよび金属ケースを通る経路で直流電流が流れる。この両直流電流の合計が、帯電器の動作電流となる。 【0007】上記除電器は、金属ケースおよびその金属ケース内に設けられた除電ワイヤを有する。この除電ワイヤと金属ケースとの間に直流電圧が印加されることにより、除電ワイヤと金属ケースとの間で放電が生じる。この放電により、転写器を経て除電器上を通る用紙の電荷(つまり転写器から用紙に与えられた電荷)が除去される。なお、用紙が除電器上に無い場合、あるいは除電器上に用紙が有っても用紙の抵抗値が小さい場合、除電ワイヤと感光体ドラムとの間にも放電が生じる。そして、これら放電に際しては、帯電ワイヤおよび金属ケースを通る経路で直流電流が流れるとともに、帯電ワイヤおよび感光体ドラムを通る経路で直流電流が流れる。この両直流電流の合計が、除電器の動作電流となる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところで、除電器の動作電流の大きさは、帯電器の動作電流の大きさの約1/10であり、かなり小さい。しかも、除電器の出力の極性は、帯電器の出力の極性と同じである。 【0009】そこで、除電器用の電源回路と帯電器用の電源回路とを共通化して1つにすることが考えられる。この共通化により、部品の点数が減ってコストの低減が図れる。 【0010】ただし、帯電器の動作電流については、常に一定値に保つ必要がある。帯電器の動作電流が変動すると、特に、ハーフトーン濃度を有する写真画像を複写する場合など、複写された画像の濃度にむらが生じてしまう。 【0011】この発明は、上記の事情を考慮し、帯電器用の電源回路と除電器用の電源回路とを共通化して1つにすることができ、しかも帯電器の動作電流を常に一定値に保つことができる信頼性にすぐれた画像形成装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画像形成装置は、像担持体の表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して用紙に転写するものであって、前記像担持体の表面に静電荷を帯電させる帯電器と、この帯電器を経た前記像担持体の表面に光を照射して像担持体の表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、この露光ユニットにより形成された静電潜像を現像する現像器と、この現像器で現像された像を前記用紙に転写する転写器と、この転写器を経た用紙の電荷を除去する除電器と、前記帯電器および前記除電器にそれぞれ動作電流を供給するとともに、その各動作電流の合計を一定値に維持する定電流電源回路と、前記除電器の動作電流の変化を検出し、その検出結果に応じて前記定電流電源回路の前記一定値を補正する補正回路と、を備えている。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態について説明する。 【0014】まず、図1は画像形成装置たとえば電子複写機の外観を示している。 【0015】本体1の上部に透明ガラスの原稿台2が設けられ、その原稿台3の上に自動原稿送り装置(ADF)3が開閉自在に設けられている。自動原稿送り装置3は、自装置の上部にセットされる原稿を1枚ずつ自動的に取り込んで原稿台3に送り込む。 【0016】本体1の上部において、原稿台2の隣に、操作部としてコントロールパネル4が設けられている。コントロールパネル4は、コピー動作、コピー枚数、コピー倍率、コピーサイズなどを設定するところで、表示手段であるディスプレイ5を有している。 【0017】本体1の側部に、コピーの済んだ用紙が排出されるトレイ6が設けられている。本体1の下部に、コピー用の用紙を収容した複数の給紙カセット7が設けられている。 【0018】図2は本体1内の構成を示している。 【0019】原稿台2の下面側にキャリッジ11が往復動自在に設けられている。このキャリッジ11に露光ランプ12が設けられており、その露光ランプ12が点灯しながらキャリッジ11が往動することにより、原稿台2の全面が光学的に走査される。 【0020】この露光走査により、原稿台2に載置されている原稿の反射光像が得られ、その反射光像が反射ミラー13,14,15および変倍用レンズブロック16を介してCCD(電荷転送デバイス)型のラインセンサ(以下、CCDセンサと称する)17に投影される。CCDセンサ17は、受光量に対応する電圧レベルの画像信号を出力する。この画像信号は、露光ユニット27に送られる。露光ユニット27は、画像信号に応じたレーザ光を発する。 【0021】露光ユニット27の近傍に像担持体である感光体ドラム20が回転自在に設けられている。この感光体ドラム20の周囲に、帯電器21、現像器22、転写器23、第1の除電器24、クリーナ25、第2の除電器26が順次に配設されている。上記露光ユニット27から発せられるレーザ光が、帯電器21と現像器22との間を通って感光体ドラム20の周面に照射される。 【0022】本体1内の下部に、上記各給紙カセット7が設けられている。これら給紙カセット7には、コピー用の用紙Pがそれぞれ多数枚収容されている。各給紙カセット7には、用紙Pを1枚ずつ取出すためのピックアップローラ31が設けられている。 【0023】コピー動作時、各給紙カセット7のいずれか1つから用紙Pが一枚ずつ取出される。取出された用紙Pは、分離器32により給紙カセット7から分離され、各レジストローラ33に送られてそこで感光体ドラム20の回転を待つ。各レジストローラ33は、感光体ドラム20の回転にタイミングを合わせて、用紙Pを転写器23と感光体ドラム20との間に送り込む。 【0024】感光体ドラム20は、コピー時、図示矢印方向に回転する。帯電器21は、感光体ドラム20の表面に静電荷を帯電させる。この帯電と、感光体ドラム20に対する露光ユニット27からのレーザ光の照射とにより、感光体ドラム20上に静電潜像が形成される。 【0025】現像器22は、感光体ドラム20に現像剤を供給する。この現像剤の供給により、感光体ドラム20上の静電潜像が顕像化される。転写器23は、各レジストローラ33から送り込まれる用紙Pに対し、感光体ドラム20上の顕像(現像剤像)を転写する。転写が済んだ用紙Pは除電器24によって電荷が除去される。除電器24を経た用紙Pは、搬送ベルト34によって定着装置40に送られる。 【0026】定着装置40は、加熱ローラ41および加圧ローラ42を備え、この両ローラ間に用紙Pを挟み込んでその用紙Pを搬送しながら、加熱ローラ41の熱によって用紙P上の現像剤像を定着させる。定着装置40を経た用紙Pは、搬送ローラ35によってトレイ6に排出される。 【0027】感光体ドラム20およびその周りの要部を図3に示している。 【0028】帯電器21は、金属ケース21cおよびその金属ケース21c内に設けられた帯電ワイヤ21wを有する。金属ケース21cおよび帯電ワイヤ21wは、感光体ドラム20の軸方向方向に沿って延びている。金属ケース21cは、感光体ドラム20と同様に、アース接続されている。帯電ワイヤ21wは、後述する定電流電源回路100の出力端子100bに接続されている。 【0029】出力端子100bとアースとの間に生じる直流電圧V4が、帯電ワイヤ21wと感光体ドラム20との間に印加されることにより、帯電ワイヤ21wと感光体ドラム20の表面との間で放電が生じる。この放電により、感光体ドラム20の表面が+電位に帯電される。なお、帯電ワイヤ21wと金属ケース21cとの間にも放電が生じる。そして、これら放電に際しては、帯電ワイヤ21wおよび感光体ドラム20を通る経路で直流電流Itgが流れるとともに、帯電ワイヤ21wおよび金属ケース21cを通る経路で直流電流Itcが流れる。この直流電流Itg,Itcの合計が、帯電器21の動作電流Itとなる。 【0030】直流電流Itgが流れる経路のうち、帯電ワイヤ21wと感光体ドラム20との間には、抵抗Rtgが存在する。直流電流Itcが流れる経路のうち、帯電ワイヤ21wと金属ケース21cとの間には、抵抗Rtcが存在する。 【0031】除電器24は、金属ケース24cおよびその金属ケース24c内に設けられた除電ワイヤ24wを有する。金属ケース24cおよび除電ワイヤ24wは、感光体ドラム20の軸方向方向に沿って延びている。金属ケース24cは、感光体ドラム20および金属ケース21cと同様に、アース接続されている。除電ワイヤ24wは、後述する定電流電源回路100の出力端子100bに接続されている。 【0032】出力端子100bとアースとの間に生じる直流電圧V4が、除電ワイヤ24wと金属ケース24cとの間に印加されることにより、除電ワイヤ24wと金属ケース24cとの間で放電が生じる。この放電により、除電器24上を通る用紙Pの電荷(転写器23で与えられた+電位の電荷)が除去される。なお、用紙Pが除電器24上に無い場合、あるいは除電器24上に用紙Pが有っても用紙Pの抵抗値Rpが小さい場合、除電ワイヤ24wと感光体ドラム20の表面との間にも放電が生じる。そして、これら放電に際しては、除電ワイヤ24wおよび金属ケース24cを通る経路で直流電流Idcが流れるとともに、除電ワイヤ24wおよび感光体ドラム20を通る経路で直流電流Idgが流れる。この直流電流Idc,Idgの合計が、除電器24の動作電流Idとなる。なお、この除電器24の動作電流Idと帯電器21の動作電流Itとの合計が、定電流電源回路100の出力電流Ioとなる。 【0033】直流電流Idcが流れる経路のうち、除電ワイヤ24wと金属ケース24cとの間には、抵抗Rdcが存在する。直流電流Idgが流れる経路のうち、除電ワイヤ24wと感光体ドラム20との間には、用紙Pが有る場合において、金属ケース24cと用紙Pとの間の抵抗Rdp、用紙Pの抵抗Rtc、および用紙Pと感光体ドラム20との間の抵抗Rpgが存在する。 【0034】直流電流Idcが流れる経路のうち、金属ケース24cとアースとの間に補正回路90の電流検出用抵抗91が挿入接続される。この補正回路90および定電流電源回路100の構成を図4に示している。 【0035】定電流電源回路100は、スイッチング回路50、駆動回路60、整流回路70、および電流制御回路80を備える。 【0036】スイッチング回路50は、1次コイル51aおよび2次コイル51bを持つトランス51、このトランス51の1次コイル51aと共に共振回路を構成するコンデンサ52、およびこの共振回路を励起するスイッチング素子53を備え、このスイッチング素子53が駆動回路60から出力される駆動信号Vbに応じてオン,オフ動作することにより、外部の電源回路から供給される直流電源電圧Vcを所定のレベルの交流電圧に変換し、それをトランス51の2次コイル51bから出力する。 【0037】駆動回路60は、入力端子100aから入力されるオン信号(論理“0”信号)に応じて動作し、電流制御回路80の出力電圧V3のレベルに応じてデューティ比が変化するパルス状の駆動信号Vbを出力する。 【0038】整流回路70は、スイッチング回路50から出力される交流電圧を整流し、それを出力端子100bに出力する。 【0039】電流制御回路80は、上記直流電源電圧Vcが印加される抵抗81,82の直列回路、上記整流回路70を介して出力端子100bに接続された抵抗83と調整用抵抗84との直列回路、この直列回路に生じる電圧V2と上記抵抗82に生じる基準電圧V1との差を増幅する増幅回路85、および上記抵抗83と調整用抵抗84との直列回路に上記直流電源電圧Vcを印加するための抵抗86とダイオード87との直列回路を備える。抵抗86とダイオード87との相互接続点は、入力端子100aに接続されている。 【0040】入力端子100aにオフ信号(論理“1”信号)が入力されている場合は、抵抗83と調整用抵抗84との直列回路に直流電源電圧Vcが印加される。これにより、抵抗83と調整用抵抗84との直列回路に生じる電圧V2が強制的に高レベルとなり、増幅回路85の出力電圧V3が高レベルとなる。 【0041】図5に示すように、増幅回路85の出力電圧V3が高レベルであるほど、駆動回路60から出力される駆動信号Vdのデューティ比が小さくなる。入力端子100aにオフ信号(論理“1”信号)が入力されている場合は、駆動信号Vdのデューティ比は零%となり、スイッチング回路50は駆動されない。 【0042】入力端子100aにオン信号(論理“0”信号)が入力されると、抵抗83と調整用抵抗84との直列回路に対する直流電源電圧Vcの印加が解除される。これにより、抵抗83と調整用抵抗84との直列回路に生じる電圧V2は、整流回路70を介して出力端子100bから出力される直流電流Io(帯電器21の動作電流Itcと除電器24の動作電流Idとの合計)、つまり当該定電流電源回路100の出力電流Ioに応じて変化する。 【0043】たとえば、出力電流Ioが増加すると、電圧V2のレベルが上昇する。電圧V2のレベルが上昇すると、増幅回路80の出力電圧V3のレベルが上昇し、駆動信号Vdのデューティ比が減少方向に変化する。駆動信号Vdのデューティ比が減少方向に変化すると、スイッチング回路50の出力電圧のレベルが低下し、これに伴い、出力電流Ioが減少方向に変化する。 【0044】出力電流Ioが減少した場合は、電圧V2のレベルが低下する。電圧V2のレベルが低下すると、増幅回路85の出力電圧V3のレベルが低下し、駆動信号Vdのデューティ比が増加方向に変化する。駆動信号Vdのデューティ比が増加方向に変化すると、スイッチング回路50の出力電圧のレベルが上昇し、これに伴い、定電流電源回路100の出力電圧が増大して、出力電流Ioが増加方向に変化する。 【0045】この電流制御回路80の働きにより、出力電流Ioが一定値たとえば800μAに維持される。この出力電流Ioのうち、帯電器21の動作電流Itcの定格値がたとえば720μA、除電器24の動作電流Idの定格値がたとえば80μAとなる。なお、除電器24の動作電流Idを定格値である80μAまで落とすために、動作電流Idが流れる経路に抵抗Rjが設けられている。除電器24の除電ワイヤ24wと金属ケース24cとの間に流れる直流電流Idcの基準値は、たとえば72μAとなる。 【0046】ただし、このような定電流電源回路100において問題となるのは、除電器24上に用紙Pが有るか無いかにより、また用紙Pが有る場合は用紙Pの種類(抵抗値Rpが異なる)に応じて、除電器24の動作電流Idが変化してしまうことである。 【0047】たとえば、無限大の抵抗値Rpを持つ用紙Pが除電器24の上に有って、直流電流Idgの経路が遮断された場合、動作電流Idが減少し、それに伴い、出力電流Ioが減少する。出力電流Ioが減少すると、電流制御回路80の働きにより、定電流電源回路100の出力電圧が増大して、出力電流Ioが増加方向に調整される。この調整により、除電器24の動作電流Idの減少分が補われる。しかしながら、出力電流Ioが増加方向に調整されると、帯電器21の動作電流Itが定格値(=720μA)より増えてしまう。 【0048】除電器24の動作電流Idの増減は画像形成にあまり影響を及ぼさないが、帯電器21の動作電流Itが変動すると、特に、ハーフトーン濃度を有する写真画像を複写する場合など、複写された画像の濃度にむらが生じてしまうという問題がある。 【0049】このような問題に対処し、補正回路90が採用されている。そして、上記したように、除電器24の金属ケース24cとアースとの間に補正回路90の電流検出用抵抗91が挿入接続されている。 【0050】補正回路90は、除電器24の動作電流Idの変化を電流検出用抵抗91で検出し、その検出結果に応じて定電流電源回路100の上記一定値(800μA)を補正するもので、電流検出用抵抗91に生じる電圧V5を利得“1”で増幅する増幅回路92、上記直流電源電圧Vcが印加される抵抗93,94の直列回路、この抵抗94に生じる基準電圧V6を利得“1”で増幅する増幅回路95、この増幅回路95の出力電圧が印加される抵抗96、この抵抗96に生じる電圧V7と上記増幅回路92の出力電圧との差に対応するレベルの電圧を出力する差動増幅回路97を備える。この差動増幅回路97の出力電圧が補正用電圧V8として上記電流制御回路80の抵抗82に加えられる。抵抗82には電流制御用の基準電圧V1が生じており、その基準電圧V1のレベルが補正用電圧V8のレベルに応じて補正されることなる。 【0051】たとえば、無限大の抵抗値Rpを持つ用紙Pが除電器24の上に有って、直流電流Idgの経路が遮断された場合、動作電流Idが減少する。この動作電流Idの減少に伴い、除電ワイヤ24wと金属ケース24cとの間に流れる直流電流Idcも減少し、電流検出用抵抗91に生じる電圧V5が上昇する。この電圧V5の上昇分は、動作電流Idの減少分に対応する。電圧V5が上昇すると、その上昇分に対応する負レベルの補正用電圧V8が差動増幅回路97から出力される。この負レベルの補正用電圧V8に引っ張られて、電流制御回路80の基準電圧V1が低下する。 【0052】基準電圧V1が低下すると、電流制御回路80の出力電圧V3が上昇し、駆動信号Vdのデューティ比が減少方向に変化する。駆動信号Vdのデューティ比が減少方向に変化すると、スイッチング回路50の出力電圧のレベルが下降し、これに伴い、定電流電源回路100の出力電圧が減少して、出力電流Ioが減少方向に変化する。 【0053】たとえば、動作電流Idが8μA減少した場合、通常であれば、出力電流Ioがその減少分8μAを補う方向に増大されて800μAとなるが、補正回路90の働きにより、出力電流Ioは792μAとなる。 【0054】したがって、除電器24上に用紙Pが有るか無いかにかかわらず、また用紙Pの種類(抵抗値Rpが異なる)にかかわらず、帯電器21の動作電流Itは常に定格値(=720μA)に維持される。これにより、ハーフトーン濃度を有する写真画像を複写する場合でも、濃度むらの無い良好な複写が可能である。 【0055】しかも、帯電器21への動作電流Itの供給および除電器24への動作電流Idの供給を共通の1つの定電流電源回路100で賄うことができるので、部品の点数が減ってコストの低減が図れる。 【0056】なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。 【0057】 【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、定電流電源回路により、帯電器および除電器にそれぞれ動作電流を供給し、その各動作電流の合計を一定値に維持するとともに、除電器の動作電流の変化を検出し、その検出結果に応じて上記定電流電源回路の上記一定値を補正するようにしたので、帯電器用の電源回路と除電器用の電源回路とを共通化して1つにすることができ、しかも帯電器の動作電流を常に一定値に保つことができる信頼性にすぐれた画像形成装置を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月27日(2000.3.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−265175(P2001−265175A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−85589(P2000−85589) |
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