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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】磯部 卓人

【要約】 【課題】非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対して、主電源遮断の実行指示を受け付けたことを直ちに案内することで、操作者に対する心理的な不安を解消することができる画像形成装置を得る。

【解決手段】遮断受付手段により主電源の遮断の実行指示を受け付けた際に(S1のY)、実行中判断手段により画像形成動作の実行中であると判断した場合には(S2のY)、表示手段により主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内する案内情報を表示部に表示させ(S4)、終了判断手段により画像形成動作が終了したと判断した場合に(S6のY)、主電源遮断手段により主電源を遮断することにより(S8)、ジョブの実行中に主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合にも、実行中の画像形成動作に支障を来たすことなく、操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することが可能になるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定のジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記ジョブ受付手段が受け付けた前記ジョブに応じて画像形成部を駆動することにより画像形成動作を実行する画像形成手段と、所定事項を表示する表示部と、装置本体の主電源の遮断の実行指示を受け付ける遮断受付手段と、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、前記画像形成動作の実行中であるか否かを判断する実行中判断手段と、前記実行中判断手段により前記画像形成動作の実行中であると判断した場合に、前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内する案内情報を前記表示部に表示させる表示手段と、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けるまでに前記ジョブ受付手段が受け付けた前記ジョブに係る前記画像形成動作が終了したか否かを判断する終了判断手段と、前記終了判断手段により前記画像形成動作が終了したと判断した場合に前記主電源を遮断する主電源遮断手段と、を備える画像形成装置。
【請求項2】 前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に、新たなジョブを受け付ける新ジョブ受付手段を備え、前記終了判断手段は、前記新ジョブ受付手段による前記新たなジョブに係る前記画像形成動作が終了したか否かを判断する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に前記新ジョブ受付手段が前記新たなジョブを受け付けた場合、前記表示手段は、前記新たなジョブを受け付けた旨と前記新たなジョブに係る前記画像形成動作終了後に前記主電源を遮断する旨とを案内する前記案内情報を前記表示部に表示させる請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、前記主電源遮断手段が前記主電源を遮断するまでの残り時間を算出する残り時間算出手段を備え、前記表示手段は、前記残り時間算出手段により算出した前記残り時間を前記表示部に表示させる請求項1、2または3記載の画像形成装置。
【請求項5】 前記装置本体の稼動時に点灯し、前記主電源の遮断時に消灯するLEDランプを備え、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合には、前記表示手段を無効とし、前記LEDランプを点滅させるようにした請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項6】 前記主電源遮断手段による前記主電源の遮断の実行中止の指示を受け付ける中止受付手段と、前記終了判断手段により前記画像形成動作が終了したと判断した場合に、前記中止受付手段による前記主電源の遮断の実行中止の指示の有無を判断する中止判断手段と、を備え、前記主電源遮断手段は、前記中止判断手段による前記主電源の遮断の実行中止の指示がないと判断した場合に前記主電源を遮断する請求項1、2、3、4または5記載の画像形成装置。
【請求項7】 前記実行中判断手段により前記画像形成動作の実行中であると判断した時点で実行中の頁に係る前記画像形成動作が終了したか否かを判断する頁終了判断手段を備え、前記電源遮断手段は、前記新ジョブ受付手段が前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に前記新たなジョブを受け付けたと判断し、かつ、前記頁終了判断手段が該当頁に係る前記画像形成動作が終了したと判断した場合に前記主電源を遮断する請求項2または3記載の画像形成装置。
【請求項8】 前記頁終了判断手段を有効にする頁モードと、前記終了判断手段を有効にするジョブモードとのいずれか一方を切替自在に設定する終了モード設定手段を備える請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】 前記頁終了判断手段が前記該当頁に係る前記画像形成動作が終了したと判断した時点で前記主電源を遮断した場合に、未終了である前記ジョブの内容を不揮発性の記憶領域に記憶させる記憶手段を備える請求項7または8記載の画像形成装置。
【請求項10】 前記装置本体の起動時に、前記記憶領域を参照して、未終了である前記ジョブの内容が記憶されているか否かを判断するジョブ内容判断手段を備え、前記ジョブ内容判断手段により未終了である前記ジョブの内容が記憶されていると判断した場合、前記画像形成手段は記憶されている前記ジョブの内容に基づいて前記画像形成動作を実行する請求項9記載の画像形成装置。
【請求項11】 前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に実行した前記画像形成動作に係る前記ジョブの内容を記憶領域に記憶させる記憶手段と、前記記憶領域に記憶されている前記ジョブの内容を用紙に対してプリント出力するプリント手段と、を備え、前記主電源遮断手段は、前記プリント手段による前記プリント出力終了後に前記主電源を遮断する請求項1、2、3、4、5または6記載の画像形成装置。
【請求項12】 前記プリント手段を有効とするプリントモードと、前記プリント手段を無効とする非プリントモードとを切替自在に設定するモード設定手段を備える請求項11記載の画像形成装置。
【請求項13】 前記プリント手段は、前記ジョブの内容を単一の前記ジョブに係る前記画像形成動作毎にプリント出力する請求項11または12記載の画像形成装置。
【請求項14】 前記プリント手段は、前記ジョブの内容を単一の用紙に対してプリント出力する請求項11または12記載の画像形成装置。
【請求項15】 時刻を計測するタイマを備え、前記記憶手段は、少なくとも前記タイマにより計測される前記画像形成動作の実行時刻を前記ジョブの内容として記憶させる請求項11、12、13または14記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、FAX、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定のジョブに応じて画像形成部を駆動して−画像形成動作を実行することにより、例えば用紙に対して所定の情報をプリント出力するようにした画像形成装置がある。
【0003】近年の画像形成装置では、非使用時における無駄な電力の消費を抑制する等の省エネ対策がなされた画像形成装置も提案されている。
【0004】特開平9−230754号公報には、自ら主電源を遮断する主電源遮断手段と、この主電源遮断手段に対して主電源の遮断の実行を指示する主電源遮断指示キーとを設け、ジョブ実行中に主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合には、当該ジョブを終了してから主電源を遮断するようにした画像形成装置が開示されている。これによって、主電源遮断指示キーにより主電源の遮断の実行を指示しておくことで、操作者が装置の目の前にいなくても、非使用時の無駄な電力の消費を抑制することが可能になる。
【0005】また、特開平9−230754号公報に開示された画像形成装置では、ジョブが正常に終了したかを判別してこの判別結果を表示部に表示させることで、操作者に対して、ジョブの終了状態を案内することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平9−230754号公報に開示された画像形成装置では、ジョブの実行中に主電源の遮断の実行が指示されて主電源の遮断の実行を待機している状態にある場合にも、通常のジョブ実行と同様の画像形成動作がなされる。また、ジョブが正常に終了したかの判断結果も主電源の遮断時に明らかとなる。このため、操作者に対して、主電源遮断を待機している状態であることを案内することができない。また、操作者に対して、画像形成動作が終了するまで主電源が適正に遮断されるかを確認させることができない。このため、実際に主電源が正常に遮断されるまで、操作者に対して、心理的な不安を与えてしまう。
【0007】また、特開平9−230754号公報に開示された画像形成装置では、主電源の遮断の実行が指示された後では新たなジョブの受け付けを行わない。つまり、一度主電源の遮断の実行が指示された場合には、主電源を遮断して、操作者の指示によって再起動してから新たに受け付けたジョブに係る画像形成動作を実行する。このため、操作者の作業が煩雑になり、操作者に係る負担が大きくなってしまう。
【0008】さらに、ジョブの実行中に主電源の遮断の実行が指示された場合には、当該ジョブが終了するまで主電源を遮断しない。このため、操作者は、都合等により遮断指示後直ちに主電源を遮断させたい場合にも、ジョブの終了まで主電源の遮断を待たなくてはならない。
【0009】またさらに、特開平9−230754号公報に開示された画像形成装置では、主電源の遮断の実行を伴う画像形成動作としてプリント出力の実行を指示した操作者が当該プリント出力が終了する前に装置から離れた場合、プリント出力された用紙が必要なものであるのかをこの操作者以外の者に対して判断させることができない。このため、例えば、プリント出力された用紙の処理について複数の者に聞いて回る等しなければならず、プリント出力された用紙の処理が煩雑になってしまう。
【0010】本発明は、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対して、主電源遮断の実行指示を受け付けたことを直ちに案内することで、操作者に対する心理的な不安を解消することができる画像形成装置を得ることを目的とする。
【0011】本発明は、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、煩雑な操作を解消して利便性を向上させることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
【0012】本発明は、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、状況に応じて主電源の遮断を実行するタイミングを変えることで利便性を向上させることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
【0013】本発明は、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対して、主電源の遮断の実行が指示された際に実行した画像形成動作の内容を容易に把握させることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
【0014】本発明は、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、主電源遮断後にも主電源が遮断される以前に実行されていたジョブ内容を案内することで利便性を向上させることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画像形成装置は、所定のジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記ジョブ受付手段が受け付けた前記ジョブに応じて画像形成部を駆動することにより画像形成動作を実行する画像形成手段と、所定事項を表示する表示部と、装置本体の主電源の遮断の実行指示を受け付ける遮断受付手段と、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、前記画像形成動作の実行中であるか否かを判断する実行中判断手段と、前記実行中判断手段により前記画像形成動作の実行中であると判断した場合に、前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内する案内情報を前記表示部に表示させる表示手段と、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けるまでに前記ジョブ受付手段が受け付けた前記ジョブに係る前記画像形成動作が終了したか否かを判断する終了判断手段と、前記終了判断手段により前記画像形成動作が終了したと判断した場合に前記主電源を遮断する主電源遮断手段と、を備える。
【0016】したがって、遮断受付手段によって主電源の遮断の実行指示が受け付けられ、実行中判断手段によって画像形成手段による画像形成動作の実行中であると判断された場合には、主電源の遮断の実行指示が受け付けられた旨を案内する案内情報が表示手段によって表示部に表示される。終了判断手段によって画像形成動作が終了したと判断された場合には、主電源遮断手段によって主電源が遮断される。これによって、画像形成動作の実行中に主電源の遮断指示を受け付けた場合にも、実行中の画像形成動作に支障を来たすことなく、操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することが可能になる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に、新たなジョブを受け付ける新ジョブ受付手段を備え、前記終了判断手段は、前記新ジョブ受付手段による前記新たなジョブに係る前記画像形成動作が終了したか否かを判断する。
【0018】したがって、新ジョブ受付手段によって受け付けられた新たなジョブに係る画像形成動作が、終了判断手段によって終了したと判断された場合に、主電源が遮断される。これによって、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に受け付けた新たなジョブを、主電源を遮断する前に実行することが可能になる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に前記新ジョブ受付手段が前記新たなジョブを受け付けた場合、前記表示手段は、前記新たなジョブを受け付けた旨と前記新たなジョブに係る前記画像形成動作終了後に前記主電源を遮断する旨とを案内する前記案内情報を前記表示部に表示させる。
【0020】したがって、主電源の遮断の実行指示が受け付けられた後に新たなジョブが受け付けられた場合には、新たなジョブを受け付けた旨と新たなジョブに係る画像形成動作終了後に主電源を遮断する旨とを案内する前記案内情報が表示部に表示される。これによって、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に受け付けた新たなジョブに係る画像形成動作を主電源を遮断する前に実行するとともに、操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することが可能になる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の画像形成装置において、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、前記主電源遮断手段が前記主電源を遮断するまでの時間である残り時間を算出する残り時間算出手段を備え、前記表示手段は、前記残り時間算出手段により算出した前記残り時間を前記表示部に表示させる。
【0022】したがって、主電源の遮断の実行指示が受け付けられた場合には、残り時間算出手段によって算出された残り時間が表示手段によって表示部に表示される。これによって、操作者に対して、主電源の遮断までの残り時間を案内することで、操作者に対して、心理的な不安を解消させることが可能になる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記装置本体の稼動時に点灯し、前記主電源の遮断時に消灯するLEDランプを備え、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合には、前記表示手段を無効とし、前記LEDランプを点滅させるようにした。
【0024】したがって、主電源の遮断の実行指示が受け付けられた場合には、表示手段が無効とされ、LEDランプが点滅される。これによって、不必要な部材を駆動させずに、操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することが可能になる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1、2、3、4または5記載の画像形成装置において、前記主電源遮断手段による前記主電源の遮断の実行中止の指示を受け付ける中止受付手段と、前記終了判断手段により前記画像形成動作が終了したと判断した場合に、前記中止受付手段による前記主電源の遮断の実行中止の指示の有無を判断する中止判断手段と、を備え、前記主電源遮断手段は、前記中止判断手段による前記主電源の遮断の実行中止の指示がないと判断した場合に前記主電源を遮断する。
【0026】したがって、主電源の遮断の実行指示が受け付けられた場合でも、中止受付手段による主電源の遮断の実行中止の指示が受け付けられていないと中止判断手段によって判断された場合にのみ主電源が遮断される。これによって、一度受け付けた主電源の遮断の実行指示を取り消すことが可能になる。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項2または3記載の画像形成装置において、前記実行中判断手段により前記画像形成動作の実行中であると判断した時点で実行中の頁に係る前記画像形成動作が終了したか否かを判断する頁終了判断手段を備え、前記電源遮断手段は、前記新ジョブ受付手段が前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に前記新たなジョブを受け付けたと判断し、かつ、前記頁終了判断手段が該当頁に係る前記画像形成動作が終了したと判断した場合に前記主電源を遮断する。
【0028】したがって、新ジョブ受付手段によって新たなジョブが受け付けられたと判断され、かつ、頁終了判断手段によって該当頁に係る画像形成動作が終了したと判断された場合にのみ主電源が遮断される。これによって、頁単位での画像形成動作に関して支障を来たすことなく、主電源の遮断の実行指示の受け付け後、迅速に主電源を遮断することが可能になる。
【0029】請求項8記載の発明は、請求項7記載の画像形成装置において、前記頁終了判断手段を有効にする頁モードと、前記終了判断手段を有効にするジョブモードとのいずれか一方を切替自在に設定する終了モード設定手段を備える。
【0030】したがって、終了モード設定手段によって頁モードとジョブモードとが切替自在に設定される。これによって、状況に応じて、適宜電源を遮断することができる。
【0031】請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の画像形成装置において、前記頁終了判断手段が前記該当頁に係る前記画像形成動作が終了したと判断した時点で前記主電源を遮断した場合に、未終了である前記ジョブの内容を不揮発性の記憶領域に記憶させる記憶手段を備える。
【0032】したがって、該当頁に係る画像形成動作が終了したと判断された時点で主電源が遮断された場合には、未終了であるジョブの内容が記憶手段によって不揮発性の記憶領域に記憶される。これによって、操作者に対して、中断したジョブの内容を追って確認させることが可能になる。
【0033】請求項10記載の発明は、請求項9記載の画像形成装置において、前記装置本体の起動時に、前記記憶領域を参照して、未終了である前記ジョブの内容が記憶されているか否かを判断するジョブ内容判断手段を備え、前記装置本体の起動時に、前記ジョブ内容判断手段により未終了である前記ジョブの内容が記憶されていると判断した場合、前記画像形成手段は記憶されている前記ジョブの内容に基づいて前記画像形成動作を実行する。
【0034】したがって、装置本体の起動時に、ジョブ内容判断手段によって未終了であるジョブの内容が記憶されていると判断された場合には、記憶されているジョブの内容に基づいて画像形成動作が実行される。これによって、前回の画像形成動作に際して未終了であったジョブを、装置本体の起動時に、自動的に終了させることが可能になる。
【0035】請求項11記載の発明は、請求項1、2、3、4、5または6記載の画像形成装置において、前記遮断受付手段により前記主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に実行した前記画像形成動作に係る前記ジョブの内容を記憶領域に記憶させる記憶手段と、前記記憶領域に記憶されている前記ジョブの内容を用紙に対してプリント出力するプリント手段と、を備え、前記主電源遮断手段は、前記プリント手段による前記プリント出力終了後に前記主電源を遮断する。
【0036】したがって、主電源の遮断の実行指示が受け付けられた場合には、記憶手段によって記憶領域に記憶されているジョブの内容がプリント手段によってプリント出力される。これによって、主電源の遮断に際して、操作者が周囲にいない場合にも、実行したジョブの内容を確実に案内することが可能になる。
【0037】請求項12記載の発明は、請求項11記載の画像形成装置において、前記プリント手段を有効とするプリントモードと、前記プリント手段を無効とする非プリントモードとを切替自在に設定するモード設定手段を備える。
【0038】したがって、モード設定手段によってプリントモードと非プリントモードとが切替自在に設定される。これによって、例えば主電源の遮断に際して、操作者が周囲にいなくなるような場合にプリントモードを設定することにより、必要時のみにジョブの内容をプリント出力することが可能になる。
【0039】請求項13記載の発明は、請求項11または12記載の画像形成装置において、前記プリント手段は、前記ジョブの内容を単一の前記ジョブに係る前記画像形成動作毎にプリント出力する。
【0040】したがって、プリント手段によって単一のジョブに係る画像形成動作毎にプリント出力される。これによって、主電源の遮断に際して、操作者が周囲にいない場合にも、実行したジョブの内容をジョブ毎に確実に案内することが可能になる。
【0041】請求項14記載の発明は、請求項11または12記載の画像形成装置において、前記プリント手段は、前記ジョブの内容を単一の用紙に対してプリント出力する。
【0042】したがって、プリント手段によってジョブの内容が単一の用紙に対してプリント出力される。これによって、不必要な用紙の消費を低減することが可能になる。
【0043】請求項15記載の発明は、請求項11、12、13または14記載の画像形成装置において、時刻を計測するタイマを備え、前記記憶手段は、少なくとも前記タイマにより計測される前記画像形成動作の実行時刻を前記ジョブの内容として記憶させる。
【0044】したがって、少なくともタイマにより計測される画像形成動作の実行時刻がジョブの内容として記憶される。これによって、誰に対しても認識しやすい情報をプリント出力することにより、プリント出力されたジョブ内容を容易に把握させることが可能になる。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図6に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成装置として複合機1への適用例である。ここで、複合機1とは、複写機、プリンタおよびファクシミリ(以下、FAXと称する)としての機能を、1台の機器で実行するものを意味する。
【0046】図1は本発明の第1の実施の形態の複合機1の概略構成を示す縦断正面図である。複合機1は、原稿の画像を読み取る画像読取ユニット2と、画像読取ユニット2で読み取った原稿の画像データに基づいた画像形成を電子写真方式で行う画像形成ユニット3と、画像形成ユニット3から排紙された用紙のステープル処理をするフィニッシャユニット4とを備えている。
【0047】また、複合機1は、操作者による所定のキー操作を受け付ける複数の操作キーと各種の情報を表示する表示部としての液晶ディスプレイDとからなる操作部(図2参照)57を備えている。
【0048】ここで、図2は操作部57を示す平面図であり、図3は通常状態の複合機1の液晶ディスプレイDの表示態様を示す平面図である。操作部57に設けられた操作キーには、それぞれ操作されることにより、コピー枚数の設定等に使用される数字キー57a、コピー動作の開始を指示するジョブ受付手段としてのコピースタートキー57b、設定した内容の取り消しや一定時間以上の押し下げにより予熱状態の設定を指示するモードクリア/予熱キー57c、主電源のON/OFFを切り替える遮断受付手段としての電源自動遮断スイッチ60が設けられている。電源自動遮断スイッチ60は、複合機1の不必要な消費エネルギーの抑制(以降、省エネとする)のために主電源の遮断の実行を指示する際に使用されるものであり、主電源を正規にON/OFFするスイッチ(図示せず)は、別に設けられている。
【0049】液晶ディスプレイDの表示面側にはタッチパネルが積層されている。このタッチパネルのXY座標と、液晶ディスプレイDの表示内容との同期をとることにより、液晶ディスプレイDも操作キーとして機能させる。液晶ディスプレイDに表示される内容としては、操作ガイダンスや実行中のジョブの案内情報の他に、プリント出力する濃度の自動指定を指示する自動濃度キー57d、プリント出力する用紙の自動選択を指示する自動用紙選択キー57e、プリント出力する情報の変倍の実行を指示する変倍キー57f等のプリント出力における各種の条件を指定するキーや、ステープル処理の実行を指示するステープルキー57g、スタック処理の実行を指示するスタックキー57h、ソートプリントの実行を指示ソートキー57i等のプリント出力における各種の動作を指定するキー等の位置を案内する情報がある。また、操作部57には、電源自動遮断スイッチ60の操作に応じて点灯/消灯するLEDランプとしての主電源ON LED57jと、主電源のスイッチのON/OFF切替操作に応じて点灯/消灯する主電源LED57kが設けられている。
【0050】画像読取ユニット2は、読取装置5と、自動原稿送り装置6とを備えている。
【0051】読取装置5は、原稿を載置するコンタクトガラス7と読取光学系8とを備えている。読取光学系8は、露光ランプ9、第1ミラー10、レンズ11、CCDイメージセンサ12、第2ミラー13および第3ミラー14等で構成されている。露光ランプ9及び第1ミラー10は、第1キャリッジ15に搭載されている。第2ミラー13及び第3ミラー14は、第2キャリッジ16に搭載されている。原稿の画像を読み取る際には、図示しないスキャナ駆動モータにより第1キャリッジ15と第2キャリッジ16とを2対1の速度比で駆動することで、原稿とCCDイメージセンサ12との光路長を一定にして露光走査する。露光走査された原稿の画像は、CCDイメージセンサ12によって光学的に読み取られた後、電気信号に変換され、所定の画像処理がなされる。
【0052】自動原稿送り装置6は、原稿台17にセットされたシート状の原稿を一枚ずつコンタクトガラス7上に自動的に供給する装置である。原稿台17にセットされた原稿が原稿セット検知センサ69によって原稿台17上に原稿が載置されたことが検出されると、この原稿は、給送ローラ18によって原稿読み取りセンサ19上側の位置に送り込まれる。原稿は、原稿読み取りセンサ19の上側を一定の速度で通過する際に、原稿読み取りセンサ19に対峙する面の画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿は、排紙トレイ70に排紙される。
【0053】画像形成ユニット3は、書き込みユニット20を備えている。この書き込みユニット20は、レーザ出力ユニット21、結像レンズ22、ミラー23で構成されている。特に図示しないが、レーザ出力ユニット21の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードと、モータによって高速かつ定速で回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)とが設けられている。書き込みユニット20から出力されるレーザ光は感光体24に照射され、これによって感光体24の表面には静電潜像が形成される。
【0054】ここで、感光体24の表面に形成された静電潜像を現像して用紙上に画像形成する画像形成動作の手順について、その概略を以下に説明する。まず、第1トレイ25、第2トレイ26、第3トレイ27に積載された用紙を、各々、第1給紙装置28、第2給紙装置29、第3給紙装置30によって給紙し、縦搬送ユニット31によって感光体24に当接する位置まで搬送する。書き込みユニット20からのレーザ光によって、所定の画像データを感光体24の表面に露光させることで静電潜像を形成する。この感光体24上の静電潜像に対して、現像ユニット33を通過する際にトナーを定着させることで顕像化し、感光体24表面にトナー像を形成する。そして、感光体24の回転と等速で回転する搬送ベルト34によって用紙をタイミング調整して搬送しながら、感光体24上のトナー像を転写させる。この用紙に対して、定着ユニット35にて加圧および加熱することで転写させたトナー像を定着させた後、排紙ユニット36によってフィニッシャユニット4に排出させる。ここに、画像読取ユニット2、書き込みユニット20、感光体24、現像ユニット33、搬送ベルト34および定着ユニット35が画像形成手段とされている。
【0055】また、用紙の両面に画像を形成する場合は、第1トレイ25、第2トレイ26あるいは第3トレイ27から給紙して片面に画像が形成された用紙を、反転経路切替爪(図示しない)を切り替えることにより、フィニッシャユニット4側に導かずに両面入紙搬送路38に搬送し、反転ユニット39でスイッチバック反転し、用紙揃えジョガー(図示せず)で両サイドを揃えた後に、両面搬送ローラ41で駆動される両面搬送ユニット42に送る。両面搬送ユニット42に送られた用紙を再度縦搬送ユニット31に送って裏面に画像を形成した後、フィニッシャユニット4に排紙する。
【0056】用紙を反転して排出する場合は、反転ユニット39でスイッチバック反転した用紙を、両面搬送ユニット42に送らずに反転排紙搬送路43に送り出してフィニッシャユニット4に排紙する。
【0057】フィニッシャユニット4は、画像形成ユニット3から排紙された用紙を、一旦スタックするスタックトレイ44と、スタックトレイ44に溜められた用紙束を綴じるステープル処理を行うステープラユニット45と、ステープル処理された用紙束が排紙される上排紙トレイ46および下排紙トレイ47とを備えている。上排紙トレイ46および下排紙トレイ47のそれぞれには、上排紙トレイ46および下排紙トレイ47に画像形成後の用紙の有無を検出する排紙センサ48、49が設けられている。
【0058】次に、図4に基づいて、複合機1の制御系の電気的な接続について作用的に説明する。複合機1は、複合機1を駆動制御するメイン制御部50を備えている。このメイン制御部50は、各部を集中的に駆動制御するCPU51、制御プログラム等の固定的なデータを格納するROM52、可変的なデータを書き換え自在に記憶するRAM53、主電源が遮断された状態でも各種のデータを記憶保持する不揮発性の記憶領域としての不揮発RAM54、パーソナルコンピュータ等の外部装置との間で情報の授受を行うシリアルI/F55、時刻の計測や各部の同期をとるためのタイマ56、および、パーソナルコンピュータ等の外部装置との間で情報の授受を行う通信インターフェイス(I/F)S等がバスライン接続されることにより形成されている。
【0059】RAM53は、コピースタートキー57bの操作あるいは通信インターフェイスSを介して受信した外部装置からの情報により、実行を指示された各種ジョブを一時記憶する。本実施の形態でのジョブとは、自動原稿送り装置6に載置された複数枚の原稿の画像をプリント情報として順次プリント出力する画像形成動作、あるいは、別のジョブ受付手段としての通信インターフェイスSを介して外部装置から受け付けたプリント情報に基づいてプリント出力する画像形成動作の実行を指示するプリント情報およびコマンドである。
【0060】不揮発RAM54は、電池(図示せず)によりバックアップされており、複合機1の電源が遮断された状態でも記憶した内容を保持する。
【0061】メイン制御部50には、感光体24を回転させるためのモータ(図示せず)、第1、第2および第3給紙装置28、29、30を駆動するモータ(図示せず)、反転ユニット39の反転経路切替爪を操作するソレノイド(図示せず)、両面搬送ユニット42の両面搬送ローラ41を駆動するモータ(図示せず)、用紙揃えジョガーを駆動するモータ(図示せず)等が各種交流負荷あるいは各種直流負荷として接続されている。また、メイン制御部50には、原稿読み取りセンサ19や定着ユニット35に設けられた温度センサ(図示せず)等の各種センサが接続されている。
【0062】メイン制御系50の主電源は、商用主電源58である。商用主電源58には、ドライバ62によりON/OFF駆動制御されるソレノイド59に接続された電源自動遮断スイッチ60を介して、電源ユニット61が接続/遮断自在に接続されている。詳細は後述するが、メイン制御系50は、電源自動遮断スイッチ60が手動により接続側へ切り替えられて商用主電源58と電源ユニット61とが接続されている際に、ドライバ62を介してソレノイド59を吸引側へ駆動制御して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ動作させることにより主電源を遮断する。
【0063】CPU51や各種センサ等には、商用主電源58で生成されたロジック負荷用定電圧Vccが供給される。操作部57の液晶ディスプレイ等には、商用主電源58で生成された軽負荷用定電圧VLが供給される。感光体24を回転させるためのモータ、第1、第2および第3給紙装置28、29、30を駆動するモータ、反転ユニット39の反転経路切替爪を操作するソレノイド、両面搬送ユニット42の両面搬送ローラ41を駆動するモータ、用紙揃えジョガーを駆動するモータ等には、重負荷用定電圧VHが供給される。
【0064】ところで、電源ユニット61には、メイン制御部50に接続されたドライバ63によりON/OFF駆動制御されるリレー64、65が接続されている。このリレー64、65によって、商用主電源58で生成される軽負荷用定電圧VL、重負荷用定電圧VH等の出力を制御する。
【0065】加えて、メイン制御部50には、自動原稿送り装置6、フィニッシャユニット4、操作部57等が、シリアルI/F55を介して接続されている。自動原稿送り装置6、フィニッシャユニット4、操作部57等は、シリアルI/F55を介して、メイン制御部50により通信制御される。
【0066】次に、図5を参照して、複合機1が主電源遮断処理について説明する。図5は、主電源遮断処理の概略を示すフローチャートである。主電源遮断処理では、操作者によって電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断するまで待機する(S1)。
【0067】ステップS1で、電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した場合には(S1のY)、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であるか否かを判断する(S2)。ここに、実行中判断手段としての機能が実行される。
【0068】ステップS2で、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であると判断した場合には(S2のY)、以下に述べるように、RAM53に一時記憶したジョブの内容から主電源の遮断を実行するまでの残り時間を算出する(S3)。ここに、主電源の遮断の実行指示が受け付けられた場合には、受け付けたジョブに基づいて残り時間が算出される残り時間算出手段としての機能が実行される。
【0069】ここで、残り時間の算出について説明する。残り時間は、実行するジョブにおいて画像が形成される用紙サイズと当該用紙サイズの画像を形成するために要する時間、画像形成後の用紙を排紙トレイへ排紙するまでに要する時間、指定枚数、排紙後の処理の時間等の残り時間算出要素に基づいて算出される。本実施の形態では、残り時間算出要素のうちB5、A4等の規定の用紙サイズと、当該サイズの用紙に対してプリント出力する際に要する時間とが対応づけられて予めROM52に格納されている。また、別の残り時間算出要素として、ROM52には、画像形成後の用紙を排紙トレイへ排紙するまでに要する時間、排紙後の処理の時間等の予め規定される情報が格納されている。
【0070】通信インターフェイスSを介して外部装置から受け付けたジョブに基づいて所定のプリント情報をプリント出力する場合の残り時間は、当該ジョブに含まれている残り時間算出要素としての用紙サイズとプリント枚数とに基づいて容易に算出することができる。一方、自動原稿送り装置に載置された複数枚の原稿の画像をプリント出力するジョブの実行に際しての残り時間は、例えば、自動原稿送り装置に載置された原稿の枚数、画像を形成させたい用紙サイズおよびプリント枚数の入力を要求するメッセージを液晶ディスプレイDに表示させることで、操作者に対して入力を必要とする残り時間算出要素を把握させ、要求した所定の情報が入力された場合に算出することが可能である。
【0071】ステップS3で残り時間を算出すると、算出された残り時間と、主電源の遮断の実行の指示を受け付けたことを案内する案内情報としてのメッセージと、主電源の遮断の実行の中断指示を受け付ける中止受付手段としてのキャンセルキーCを、液晶ディスプレイDに表示させる(S4)。ここに、表示手段としての機能が実行される。
【0072】そして、液晶ディスプレイDに所定事項を表示させた状態で、電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けるまでにRAM53に一時記憶したジョブが終了したと判断するまで、RAM53に一時記憶したジョブを続行する(S5)。ここに、終了判断手段としての機能が実行される。
【0073】なお、ステップS3で、情報の不足等により残り時間の算出が不可能である場合には、図6にしめすように、「電源遮断処理実行中です」等の主電源の遮断の実行が指示された旨を案内するメッセージMとキャンセルキーCとを液晶ディスプレイDに表示させ、RAM53に一時記憶したジョブを続行する。
【0074】ステップS6で、RAM53に一時記憶したジョブが終了したと判断すると(S6のY)、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでにキャンセルキーCの操作があったか否かを判断する(S7)。ここに、中止判断手段としての機能が実行される。
【0075】ステップS7で、主電源遮断が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでにキャンセルキーCの操作がないと判断すると(S7のN)、ソレノイドを吸引して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ移動させることにより、主電源の遮断を実行する(S8)。ここに、主電源遮断手段としての機能が実行される。
【0076】一方、ステップS7で、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでにキャンセルキーCの操作があったと判断すると(S7のY)、主電源遮断を実行せずに電源遮断処理を終了する。主電源の遮断の実行中止の指示がない場合のみに主電源を遮断することにより、一度受け付けた主電源の遮断の実行指示を取り消すことが可能になるので、操作者に対して利便性の高い複合機1を提供することができる。
【0077】ここに、主電源の遮断の実行指示が受け付けられ、画像形成動作の実行中であると判断された場合には、主電源の遮断の実行が指示が受け付けられたことを案内するメッセージMが表示部に表示され、画像形成動作が終了したと判断された場合に主電源が遮断される。
【0078】これによって、画像形成動作の実行中に主電源の遮断指示を受け付けることにより主電源の遮断が直ちに実行されない場合にも、実行中の画像形成動作に支障を来たすことなく、操作者に対して、主電源の遮断の実行を指示した操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することができ、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対する心理的な不安を解消することができる。
【0079】なお、本実施の形態では、自動原稿送り装置6に載置された複数枚の原稿の画像をプリント情報として順次プリント出力する画像形成動作、あるいは、通信インターフェイスSを介して外部装置から受け付けたプリント情報に基づいてプリント出力する画像形成動作の実行を指示するプリント情報およびコマンドをジョブとしたが、これに限るものではなく、例えば画像読取ユニット2での原稿の画像の読み取り、および、読み取った画像データを電子的に所定の記憶領域に記憶する画像形成動作の実行を指示するコマンドをジョブとしてもよい。
【0080】また、本実施の形態では、画像形成装置として複合機1に適用したが、これに限るものではなく、例えば、それぞれが単体で構成される複写機、プリンタ、FAX等に適用してもよい。
【0081】次に、本発明の第2の実施の形態を図7に基づいて説明する。第2の実施の形態は、主電源遮断の指示を受け付けた際に他のジョブを実行中である場合に、主電源遮断まで待機する状態が第1の実施の形態と異なる点である。第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
【0082】図7は、本発明の第2の実施の形態の主電源遮断処理の概略を示すフローチャートである。主電源遮断処理では、操作者によって電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源遮断の指示を判断するまで待機する(S11)。
【0083】ステップS11で、電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源遮断の指示を判断した場合には(S11のY)、主電源遮断の指示を判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であるか否かを判断する(S12)。
【0084】ステップS12で、主電源遮断の指示を判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であると判断した場合には(S12のY)、液晶ディスプレイの表示を遮断し、主電源ON LEDを点滅させ(S13)、RAM53に一時記憶したジョブが終了したと判断するまでジョブを続行する(S14)。
【0085】ステップS15で、RAM53に一時記憶したジョブが終了したと判断した場合には(S15のY)、ソレノイドを吸引して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ移動させることにより、主電源の遮断を実行して処理を終了する(S16)。ここに、主電源遮断手段としての機能が実行される。
【0086】ここに、主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、液晶ディスプレイDの表示が無効とされ、主電源ON LED57jが点滅される。
【0087】これによって、ジョブを実行中に主電源遮断が指示されることにより主電源遮断が直ちに実行されない場合にも、主電源の遮断の実行を指示した操作者に対してなぜ主電源が遮断されないのかを主電源ON LED57jの点滅によって案内することにより、不必要な部材の使用を極力抑えて、操作者に対して主電源の遮断の指示を受け付けたことを案内することができ、より省エネ性の高い複合機1を提供することができる。
【0088】なお、特に図示していないが、電源遮断処理の実行中にキャンセルキーCが操作された場合には、図5で説明したものと同様に、電源の遮断処理を中断する。
【0089】次に、本発明の第3の実施の形態を図8ないし図11に基づいて説明する。第3の実施の形態は、他のジョブを実行中に主電源の遮断の実行が指示された場合における主電源の遮断の終了モードが、主電源の遮断を即実行する頁モードとしての即実行モードか、全てのジョブの終了後に主電源の遮断を実行するジョブモードかを、操作者が任意に選択可能である点が第1の実施の形態と異なる点である。
【0090】本実施の形態では、終了モードは、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した場合に、図8に示すように、液晶ディスプレイDに終了モードの設定を要求するメッセージMといずれか一方の終了モードを指定する選択キーKとを表示させた状態で、操作者により任意に設定された終了モードが設定される。また、本実施の形態では、操作者による格別の設定がなされない場合には、デフォルトとしてジョブモードが自動的に設定される。ここに、終了モード設定手段としての機能が実行される。
【0091】図9は、本発明の第3の実施の形態の主電源遮断処理の概略を示すフローチャートである。主電源遮断処理では、操作者によって電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断するまで待機する(S21)。
【0092】ステップS21で、電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した場合には(S21のY)、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した時点でジョブを実行中であるか否かを判断する(S22)。
【0093】ステップS22で、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した時点でジョブを実行中であると判断した場合には(S22のY)、図8に示すように、液晶ディスプレイDに所定事項を表示させ(S23)、終了モードが即実行モードに設定されているかジョブモードに設定されているかを判断する(S24)。
【0094】ステップS24で、終了モードが即実行モードに設定されていると判断した場合には(S24のY)、実行中の頁に係る画像形成動作が終了したと判断するまで(S26のY)、ジョブを続行する(S25)。
【0095】ステップS26で、実行中の頁に係る画像形成動作が終了したと判断した場合には(S26のY)、残りジョブを不揮発RAM54に記憶し(S27)、ソレノイドを吸引して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ移動させることにより、主電源の遮断を実行する(S28)。ここに、即実行モードの設定下では、画像形成動作の実行中である頁に係る画像形成動作が終了した時点で主電源が遮断される主電源遮断手段としての機能と、未終了であるジョブの内容が記憶される記憶手段としての機能が実行される。
【0096】ここで、本実施の形態の残りジョブとは、通信インターフェイスSを介して受信したジョブを完全に終了していない状態で主電源を遮断した場合に、受信してRAM53に一時記憶した全ジョブのうちでまだ終了していないジョブを意味する。残りジョブは、通常受け付けるジョブと同様に、プリント情報と、このプリント情報のプリント出力の実行を指示するコマンドとにより形成されている。
【0097】一方、ステップS24で、終了モードが即実行モードに設定されていないと判断した場合には(S24のN)、ジョブモードが設定されていると判断し、RAM53に一時記憶したジョブが終了したと判断するまで(S30のY)、RAM53に一時記憶したジョブを続行する(S29)。
【0098】ステップS30で、ジョブが終了したと判断した場合には(S30のY)、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに新たなジョブの実行を受け付けたか否かを判断する(S31)。ここに、新ジョブ受付手段としての機能が実行される。
【0099】ステップS31で、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに新たなジョブの実行を受け付けたと判断した場合には(S31のY)、図10に示すように、主電源の遮断の実行が指示された旨を液晶ディスプレイに表示させ(S32)、新たなジョブが終了したと判断するまで(S30のY)、当該ジョブを実行する(S33)。
【0100】一方、ステップS31で、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに新たなジョブの実行を受け付けていないと判断した場合には(S31のN)、ステップS28に進み、ソレノイドを吸引して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ移動させることにより、主電源の遮断を実行する。
【0101】これによって、必要に応じて、直ちに主電源を遮断することが可能になるので、状況に応じて主電源の遮断を実行するタイミングを変えることで、複合機1の利便性を向上させることができる。
【0102】ここで、ステップS27で不揮発RAM54に記憶した残りジョブの処理について図11に基づいて説明する。図11は、不揮発RAM54に残りジョブがある場合に実行する残りジョブ処理の概略を説明するフローチャートである。
【0103】残りジョブ処理では、まず、装置が起動されると、コピー動作の実行が可能な状態になるまで(S35のY)、ウォーミングアップ処理を行う(S34)。
【0104】ステップS35で、コピー動作の実行が可能な状態になったと判断すると(S35のY)、不揮発RAM54を検索して残りジョブの有無を判断する(S36)。ここに、ジョブ内容判断手段としての機能が実行される。
【0105】ステップS36で、不揮発RAM54に残りジョブがあると判断すると(S36のY)、この残りジョブに基づいて所定の画像形成動作を実行する(S37)。
【0106】ここに、複合機1の起動時に、前回の画像形成動作で未終了であるジョブの内容が記憶されている場合には、記憶されているジョブの内容に基づいて画像形成動作が実行される。
【0107】これによって、ジョブを実行中に主電源の遮断の実行が指示された場合にも、主電源を即遮断するか実行中のジョブあるいは新たに受け付けたジョブを終了してから主電源を遮断するかを、操作者が任意に選択できる。また、ジョブの実行中に主電源を即遮断した場合にも、通信インターフェイスSにより外部装置から受信したジョブであれば主電源を再投入後に、残りのジョブが実行されるため、操作者が再びデータを送り直すという煩雑な操作を行う必要がなく、複合機1の利便性を向上させることができる。
【0108】なお、特に図示していないが、電源遮断処理の実行中にキャンセルキーCが操作された場合には、図5で説明したものと同様に、電源の遮断処理を中断する。
【0109】次に、本発明の第4の実施の形態について、図12ないし図13に基づいて説明する。第4の実施の形態は、主電源遮断処理の実行を受けた状態でジョブを終了した際に、当該ジョブの内容を合わせてプリント出力する点が第1の実施の形態と異なる点である。
【0110】図12は、本発明の第4の実施の形態の主電源遮断処理の概略を示すフローチャートである。主電源遮断処理では、操作者によって電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断するまで待機する(S41)。
【0111】ステップS41で、電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した場合には(S41のY)、主電源の遮断の実行指示を判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であるか否かを判断する(S42)。
【0112】ステップS42で、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であると判断した場合には(S42のY)、図13に示すように、液晶ディスプレイDに所定事項を表示させ(S43)、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に実行したジョブの内容を不揮発RAM54に記憶する(S44)。
【0113】ここで、図13は、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した場合における液晶ディスプレイDの表示態様を示す平面図である。液晶ディスプレイDには、ジョブの内容をプリント出力するプリントモードとプリント出力しない非プリントモードとのいずれか一方のモードの設定を要求するメッセージMと選択キーKとが表示されている。この状態で、操作者によりいずれかの選択キーKが操作されることにより、任意に設定されたモードが設定される。なお、本実施の形態では、操作者による格別の設定がなされない場合には、デフォルトとしてプリントモードが自動的に設定される。ここに、モード設定手段としての機能が実行される。
【0114】そして、RAM53に一時記憶したジョブが終了したと判断するまで(S46のY)、RAM53に一時記憶したジョブを続行する(S45)。
【0115】ステップS46で、RAM53に一時記憶したジョブが終了したと判断した場合には(S46のY)、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでにあらたなジョブの実行を受け付けたか否かを判断する(S47)。
【0116】ステップS47で、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに新たなジョブの実行を受け付けたと判断した場合には(S47のY)、少なくとも主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に実行したジョブに係る画像形成動作の実行時刻を含むジョブ内容を不揮発RAM54に記憶し(S44)、新たなジョブが終了したと判断するまで(S46のY)、ジョブを続行する(S45)。
【0117】一方、ステップS47で、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに新たなジョブの実行を受け付けていないと判断した場合には(S47のN)、プリントモードが設定されているか否かを判断する(S48)。
【0118】ステップS48で、プリントモードが設定されていると判断した場合には(S48のY)、不揮発RAM54に記憶されているジョブ内容を単一の用紙に印字出力し(S49)、ソレノイドを吸引して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ移動させることにより、主電源の遮断を実行する(S50)。ここに、プリント手段としての機能、および、主電源遮断手段としての機能が実行される。
【0119】一方、ステップS48で、プリントモードが設定されていないと判断した場合には(S48のN)、そのままソレノイドを吸引して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ移動させることにより、主電源の遮断を実行する(S50)。
【0120】ここに、画像形成動作が終了した場合に、不揮発RAM54に記憶されたジョブの内容がプリント出力される。
【0121】プリント出力に際しては、不揮発RAM54に記憶されているジョブ内容が単一用紙にプリント出力されるが、不揮発RAM54に記憶されているジョブ内容が多量である場合には、プリント情報が複数枚に亘って印字出力される。
【0122】不揮発RAM54に記憶される内容は、少なくとも当該ジョブを実行した時刻を含んでいる。これによって、馴染み易い情報をプリント出力することにより、プリント出力を指示した以外の者にも、プリント出力された用紙の分別を容易にさせることができる。
【0123】これによって、主電源の遮断に際して操作者が周囲にいない場合にも、実行したジョブの内容を案内することが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制するとともに、例えば電源の遮断を指示した直後に装置から離れてしまった場合にも、操作者に対して、主電源の遮断の実行が指示された際にプリント出力した用紙を容易に分別させることができる。
【0124】なお、特に図示していないが、電源遮断処理の実行中にキャンセルキーCが操作された場合には、図5で説明したものと同様に、電源の遮断処理を中断する。
【0125】次に、本発明の第5の実施の形態について図14に基づいて説明する。第5の実施の形態は、不揮発RAM54に記憶したジョブ内容毎に異なる用紙に印字出力する点が第4の実施の形態と異なる点である。
【0126】図14は、本発明の第5の実施の形態の主電源遮断処理の概略を示すフローチャートである。主電源遮断処理では、操作者によって電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断するまで待機する(S61)。
【0127】ステップS61で、電源自動遮断スイッチ60が操作されることによる主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した場合には(S61のY)、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であるか否かを判断する(S62)。
【0128】ステップS62で、主電源の遮断の実行指示を受け付けたと判断した時点でRAM53に一時記憶したジョブを実行中であると判断した場合には(S62のY)、図13に示すように、液晶ディスプレイに所定事項を表示させ(S63)、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に実行したジョブの内容を不揮発RAM54に記憶する(S64)。
【0129】そして、新たなジョブが終了したと判断するまで(S66のY)、ジョブを続行する(S65)。
【0130】ステップS66で、新たなジョブが終了したと判断した場合には(S66のY)、プリントモードが設定されているか否かを判断する(S67)。
【0131】ステップS67で、プリントモードが設定されていると判断した場合には(S67のY)、不揮発RAM54に記憶されているジョブ内容を単一のジョブ毎に異なる用紙にプリント出力し(S68)、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに新たなジョブを受け付けたか否かを判断する(S69)。
【0132】ステップS69で、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに新たなジョブを受け付けたと判断した場合には(S69のY)、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に実行したジョブ内容を不揮発RAM54に記憶し(S64)、新たなジョブが終了したと判断するまで(S66のY)、ジョブを続行する(S65)。
【0133】ステップS64からステップS69の処理は、主電源の遮断の実行が指示されてからRAM53に一時記憶したジョブを終了するまでに受け付けた新たなジョブ、または、既に受け付けたジョブ等の他のジョブがないと判断するまで繰り返して実行する。
【0134】一方、ステップS69で、新たなジョブがないと判断した場合には(S69のN)、そのままソレノイドを吸引して電源自動遮断スイッチ60をOFF側へ移動させることにより、主電源の遮断を実行する(S70)。
【0135】ここに、不揮発RAM54に記憶されたジョブの内容が単一のジョブが終了する毎にプリント出力される。
【0136】これによって、主電源の遮断に際して操作者が周囲にいない場合にも、実行したジョブの内容をジョブ毎に案内することが可能になるので、例えば、1トレイに複数のジョブに係る用紙が積層され、電源の遮断を指示した直後に装置から離れてしまった場合にも、実行した内容が後からでも容易に判断させることができる。
【0137】なお、特に図示していないが、電源遮断処理の実行中にキャンセルキーCが操作された場合には、図5で説明したものと同様に、電源の遮断処理を中断する。
【0138】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、主電源の遮断の実行指示を受け付け、画像形成動作の実行中であると判断した場合に、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内する案内情報を表示部に表示させ、画像形成動作が終了したと判断した場合に、主電源を遮断することにより、画像形成動作の実行中に主電源の遮断指示を受け付けた場合にも、実行中の画像形成動作に支障を来たすことなく、操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対して、主電源遮断の実行指示を受け付けたことを直ちに案内することで、操作者に対する心理的な不安を解消することができる。
【0139】請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像形成装置において、受け付けた新たなジョブに係る画像形成動作が終了したと判断した場合に、主電源を遮断することにより、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に受け付けた新たなジョブを、主電源を遮断する前に実行することが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、煩雑な操作を解消して利便性を向上させることができる。
【0140】請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の画像形成装置において、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に新たなジョブを受け付けた場合に、新たなジョブを受け付けた旨と新たなジョブに係る画像形成動作終了後に主電源を遮断する旨とを案内する案内情報を表示部に表示させることにより、主電源の遮断の実行指示を受け付けた後に受け付けた新たなジョブに係る画像形成動作を主電源を遮断する前に実行するとともに、操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対する心理的な不安を解消するとともに煩雑な操作を解消して利便性を向上させることができる。
【0141】請求項4記載の発明によれば、請求項1、2または3記載の画像形成装置において、主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、算出した残り時間を表示部に表示させることにより、操作者に対して、主電源の遮断までの残り時間を案内することで、操作者に対して、心理的な不安を解消させることが可能になるので、操作者に対する心理的な不安を解消することができる。
【0142】請求項5記載の発明によれば、請求項1または2記載の画像形成装置において、主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、表示手段を無効とし、LEDランプを点滅させることにより、不必要な部材を駆動させずに、操作者に対して、主電源の遮断の実行指示を受け付けた旨を案内することが可能になるので、より省エネ性を向上させることができる。
【0143】請求項6記載の発明によれば、請求項1、2、3、4または5記載の画像形成装置において、主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合でも、主電源の遮断の実行中止の指示を受け付けていない場合にのみ主電源を遮断することにより、一度受け付けた主電源の遮断の実行指示を取り消すことが可能になるので、操作者に対して、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。
【0144】請求項7記載の発明によれば、請求項2または3記載の画像形成装置において、主電源の遮断の実行指示の受け付け後に新たなジョブを受け付けたと判断し、かつ、該当頁に係る画像形成動作を終了したと判断した場合にのみ主電源を遮断することにより、頁単位での画像形成動作に関して支障を来たすことなく、主電源の遮断の実行指示の受け付け後、迅速に主電源を遮断することが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制することができる。
【0145】請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の画像形成装置において、頁モードとジョブモードとを切替自在に設定することにより、状況に応じて、適宜電源を遮断することができるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、状況に応じて主電源の遮断を実行するタイミングを変えることで利便性を向上させることができる。
【0146】請求項9記載の発明によれば、請求項7または8記載の画像形成装置において、該当頁に係る画像形成動作が終了したと判断した時点で主電源を遮断した場合に、未終了であるジョブの内容を不揮発性の記憶領域に記憶することにより、操作者に対して、中断したジョブの内容を追って確認させることが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、主電源遮断後にも主電源が遮断される以前に実行されていたジョブ内容を案内することで利便性を向上させることができる。
【0147】請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の画像形成装置において、装置本体の起動時に、未終了であるジョブの内容が記憶されていると判断した場合に、記憶されているジョブの内容に基づいて画像形成動作を実行することにより、前回の画像形成動作に際して未終了であったジョブを、装置本体の起動時に、自動的に終了させることが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、主電源遮断後にも主電源が遮断される以前に実行されていたジョブ内容を案内することで利便性を向上させることができる。
【0148】請求項11記載の発明によれば、請求項1、2、3、4、5または6記載の画像形成装置において、主電源の遮断の実行指示を受け付けた場合に、記憶領域に記憶されているジョブの内容をプリント出力することにより、主電源の遮断に際して、操作者が周囲にいない場合にも、実行したジョブの内容を確実に案内することが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対して、主電源の遮断の実行が指示された際に実行した画像形成動作の内容を容易に把握させることができる。
【0149】請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の画像形成装置において、プリントモードと非プリントモードとを切替自在に設定することにより、例えば主電源の遮断に際して、操作者が周囲にいなくなるような場合にプリントモードを設定することで、状況に応じて必要時のみにジョブの内容をプリント出力することが可能になるので、用紙を不必要に消費することなくより省エネ性の高い画像形成装置を得ることができる。
【0150】請求項13記載の発明によれば、請求項11または12記載の画像形成装置において、単一のジョブに係る画像形成動作毎にプリント出力することにより、主電源の遮断に際して、操作者が周囲にいない場合にも、実行したジョブの内容をジョブ毎に確実に案内することが可能になるので、非使用時における無駄な電力の消費を抑制し、操作者に対して、主電源の遮断の実行が指示された際に実行した画像形成動作の内容を容易に把握させることができる。
【0151】請求項14記載の発明によれば、請求項11または12記載の画像形成装置において、ジョブの内容を単一の用紙に対してプリント出力することにより、不必要な用紙の消費を低減することが可能になるので、より省エネ性の高い画像形成装置を得ることができる。
【0152】請求項15記載の発明によれば、請求項11、12、13または14記載の画像形成装置において、少なくともタイマによって計測した画像形成動作の実行時刻をジョブの内容として記憶することにより、誰に対しても認識しやすい情報をプリント出力して、プリント出力されたジョブ内容を容易に把握させることが可能になるので、利便性の高い画像形成装置を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成12年3月22日(2000.3.22)
【代理人】 【識別番号】100101177
【弁理士】
【氏名又は名称】柏木 慎史 (外1名)
【公開番号】 特開2001−265174(P2001−265174A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−80363(P2000−80363)