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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】中江 明男

【要約】 【課題】使用者がごく簡単に、また定期的に現在のコピー枚数のカウント値を知ることができるようにする。

【解決手段】コピー枚数カウンタ操作部表示用閾値枚数を設定し、不揮発RAM205に記憶させる。また、コピーが1枚取られる毎に、通常のカウンタと共に上記閾値枚数までカウントアップさせるための別カウンタを不揮発RAM205に設定する。コピーが1枚とられると、通常のコピー枚数カウンタと共に、上記のコピー枚数カウンタ操作部画面表示用カウンタを1ずつプラスしていく(ステップ401〜406)。そして、コピーが1枚とられる度に、閾値とカウント値を比較し(ステップ407)、カウント値が閾値より大きくなったときに、操作表示画面にその時のコピー枚数カウンタを表示させる(ステップ408)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像形成手段と、操作表示手段と、コピー枚数をカウントする計数手段と、前記各手段を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、前記制御手段は、コピー枚数が所定の枚数を越えたときに、前記操作表示手段の操作部画面にその時のコピー枚数を表示させることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記枚数を設定する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 コピー枚数を操作部画面に表示させるために前記枚数を超えるまでカウントする第2の計数手段を備え、前記制御手段はコピー枚数を前記操作部画面に表示した後に前記第2の計数手段をクリアすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記操作部画面のコピー枚数表示画面に確認ボタンを表示し、その確認ボタンが押された時に、前記制御手段は表示された画面を消去することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】 前記制御手段は、ジョブ終了後、前記操作部画面に前記コピー枚数を表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項6】 ジョブ終了後に前記コピー枚数を表示するか、即時表示するかを設定する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー枚数をカウントし、カウントしたコピー枚数を表示する機能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置では、部品の寿命管理(交換時期の管理)やパフォーマンスチャージの算出のために従前から画像形成枚数をカウントするカウンタが設けられていた。従来から設けられているカウンタは機械的カウンタが一般的であり、筐体の内部の筐体のカバーを開放して見える位置に設けられたり、筐体の下部に設けられた透過窓を通して見える位置に設けられるのが一般的であった。また、機械的カウンタ以外に例えば特開平8−77321号公報に開示されているような電子的カウンタも知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように画像形成装置の使用者および管理者にとってコピー枚数をカウントすることは装置運用上、重要な要素となっており、電子的カウンタの場合には、使用者がカウンタボタン等を押して表示させるか、画像形成装置内部にあるメカカウンタを見ることで、現在のコピー枚数を確認することができるようになっていた。このようにカウント数の確認のために、カウンタボタンを押して確認したり、筐体のカバーを開放して見たり、筐体の下部に設けられた小さな透過窓を通して見る必要があり、カウンタ値の確認作業の操作が面倒であったり、暗くて見にくいという問題があった。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、使用者がごく簡単に、また定期的に現在のコピー枚数のカウント値を知ることができる画像形成装置を提供することにある。
【0005】また、このように使用者がごく簡単に、また定期的に現在のコピー枚数カウンタを知ることができるようになった場合、コピー枚数があらかじめ設定された閾値枚数を超えた時にコピー枚数カウンタ表示するだけでは、その画面を消す手段として一般にはモードクリアキーを押すしかない。しかし、モードクリアキーが押されると、そのとき設定されていたコピー設定項目がリセットされてしまうという不都合な点が生じてしまう。
【0006】そこで、第2の目的は、コピー枚数カウンタ表示画面だけを消し、コピーの設定は変更させないようにすることができる画像形成装置を提供することにある。
【0007】また、カウント値を確認しやすいように操作部画面にコピー枚数カウント値を表示するようにした場合、使用者によっては、コピー中にもかかわらず操作部画面がコピー枚数カウンタ表示画面になってしまうことを嫌がる場合もある。
【0008】そこで、第3の目的は、その時に行っていたジョブが終了後に(例えば20枚コピー中なら20枚コピーがすべて終了した時)コピー枚数カウンタを画面表示できる画像形成装置を提供することにある。
【0009】さらに、その時に行っていたジョブが終了後にコピー枚数カウンタを画面表示できるようにしただけでは、使用者のニーズに対応できない場合がある。そこで、第4の目的は、その時に行っていたジョブ終了後に表示するか、ジョブ終了を待たず即表示するようにするかを使用者自身が設定できる画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【発明を解決するための手段】前記第1の目的を達成するため、第1の手段は、画像形成手段と、操作表示手段と、コピー枚数をカウントする計数手段と、前記各手段を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、前記制御手段は、コピー枚数が所定の枚数(閾値枚数)を越えたときに、前記操作表示手段の操作部画面にその時のコピー枚数を表示させるように構成した。
【0011】この場合、前記枚数を設定する手段をさらに設けるとよい。また、コピー枚数を操作部画面に表示させるために、前記枚数を超えるまでカウントする第2の計数手段を備え、前記制御手段はコピー枚数を操作部画面に表示した後に前記第2の計数手段をクリアするように構成することもできる。
【0012】前記第2の目的を達成するため、第2の手段は、第1の手段において、前記操作部画面のコピー枚数表示画面に確認ボタンを表示し、その確認ボタンが押された時に、前記制御手段は表示された画面を消すように構成した。
【0013】前記第3の目的を達成するため、第3の手段は、第1の手段において、ジョブ終了後、前記操作部画面に前記コピー枚数を表示するように構成した。
【0014】前記第4の目的を達成するため、第4の手段は、第3の手段において、ジョブ終了後に前記コピー枚数を表示するか、即時表示するかを使用者自身が設定する手段をさらに備えた構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の実施形態に係るデジタル画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【0017】同図において、デジタル画像形成装置は、操作部101、メイン制御部102、スキャナ/IPU部103、およびプリンタ制御部104から基本的に構成されている。操作部101は、プリントスタートキー、複写枚数、表示させる閾値枚数などを入力するテンキー、設定された機能などを表示する液晶タッチパネル(操作表示手段)などを備えている。スキャナ/IPU部103は、画像を読み取るスキャナ部と読み取った画像データを処理するIPU部(画像処理部−イメージ・プロセッサ・ユニット)からなる。スキャナ部は、コンタクトガラスにセットされた原稿にランプを照射し、この反射光をミラー群、フィルター、レンズを介しCCDに結像し、光電変換された信号を増幅、A/D変換し、デジタル画像データを得る。得られたデジタル画像データは、IPU部で所定のシェーディング補正、ガンマ補正などの処理が施される。また、操作部101で指定された変倍処理、加工処理などがあれば、これらの処理も行って、所定のタイミングで有効画像領域の上記デジタル画像データをメイン制御部(制御手段)102に送る。
【0018】プリンタ制御部104は、図示しないプリンタエンジン(画像形成手段)を制御するもので、メイン制御部102から送られてくるデジタル画像データをプリンタ固有の特性に合わせるためのガンマ変換などを行い、これに基づく静電潜像をLDの駆動により帯電された感光体上に形成する。そして、前記静電潜像をトナーにより顕像化して紙などの転写材に転写し、定着器により溶融定着する。トナー画像が定着された転写材は、デジタル画像形成装置外に排出される。
【0019】メイン制御部102は、操作部101で設定された機能に従って、スキャナ部、プリンタ制御部104などにコマンドを送ったり、スキャナ/IPU部103から送られてくるデジタル画像データをプリンタ制御部104に送ったりし、操作部101から送られてくるプリントスタート信号、プリンタ部から送られてくるポリゴンモータ同期信号などにより、スキャナ/IPU部103にスキャナスタート信号を送信したり、プリンタ制御部104のLDやさまざまなモータ、クラッチなどの負荷を駆動し、転写材にトナー像を定着し、排紙するなどのデジタル画像形成装置全体の制御を行う。また、不揮発RAMを持ち、ユーザ設定モードデータ、サービスマン設定モードデータの読み込み及び書き込みを行う。
【0020】図2はマイクロCPUを用いた一般的なデジタル画像形成装置(いわゆるデジタル複写機)の制御構成を示すブロック図である。同図において、デジタル画像形成装置は、電気的には、画像形成装置の制御プログラムを実行するマイクロCPU201と、前記マイクロCPU201に接続されたのアドレス、データ及びコントロールバス202と、このバス202を介して前記マイクロCPU201に接続された読み出し専用メモリ(ROM)203、読み書き両用メモリ(RAM)204、及び不揮発メモリ(NVRAM)205と、前記バス202を介して前記マイクロCPU201に接続された入出力ポート206とからなり、この入出力ポートには、画像形成装置内のモータ、ソレノイド、クラッチなどの出力負荷、センサーなどの入力信号が接続されている。また、前記バス202には、シリアル通信制御ユニット207も接続され、これらのシリアル通信制御ユニット207は複数用意され、それぞれ給紙制御、操作表示制御などとの信号の授受を実行する。
【0021】図3は操作部101における操作表示画面(操作部画面)301とキースイッチ302の正面図である。操作表示画面301は、液晶表示装置などのフルドット表示素子を用い、その上にほぼ透明状のマトリックスタッチスイッチを重ねて構成されるいわゆる液晶タッチパネルであって、複写動作に関わる各モードをこの操作表示画面301から選択し、表示することができる。また、この操作表示画面301に並んで設けられたキースイッチ302はテンキー、スタートキー、クリア/ストップキー、モードクリアキー、およびプログラムキーからなっている。これらの各キーはすべて公知のものなので、ここでの説明は省略する。
【0022】図1および図2のように制御系が構成され、図3に示すように操作部101が構成された本実施形態に係るデジタル画像形成装置では、ここでは特に説明しないが、サービスマン設定モードやユーザ設定モード等によりテンキーから入力することによりコピー枚数カウンタ操作部表示用閾値枚数(所定の枚数)を設定し、不揮発RAM205に記憶させる。例えば、その閾値枚数をtDispとする。また、コピーが1枚取られる毎に、通常のカウンタ(計数手段)と共に上記閾値枚数までカウントアップさせるための別カウンタ(第2の計数手段)を不揮発RAM205に設定する。例えば、その別カウンタをtDispCounterとする。
【0023】コピーが1枚とられると、通常のコピー枚数カウンタと共に、上記のコピー枚数カウンタ操作部画面表示用カウンタ(tDispCounter)を1ずつ加算していく(ステップ401〜406)。そして、コピーが1枚とられる度に、tDispとtDispCounterの値を比較し(ステップ407)、tDispCounter>tDispの式が成立したときに、図5に示すように操作表示画面301にその時のコピー枚数カウンタ303を表示させる(ステップ408)。表示後、tDispCounterを0にリセットし(ステップ403)、その後、コピーがとられるごとに同様の動作を繰り返す(ステップ404〜408、およびステップ403)。
【0024】tDispの値が小さいときは頻繁にコピー枚数カウンタ303が操作表示部301に表示される。そこで、頻繁に表示されることが嫌な使用者であれば、tDispを大きな値にすれば頻度を小さくすることができる。また、tDispの値を0にしたときには、コピー枚数があらかじめ設定された閾値枚数を越えたときに、前記操作表示手段の操作部画面にその時のコピー枚数を表示させる機能を停止させるようにする処理も簡単に実現できる。
【0025】また、コピーが1枚とられると、通常のコピー枚数カウンタと共に、上記のコピー枚数カウンタ操作部画面表示用カウンタ303を1ずつ加算していき、コピー枚数カウンタ操作部画面表示用カウンタ303が閾値枚数を超えたときに、操作部画面301にその時のコピー枚数カウンタ303を表示させる。その時表示された画面に、図6に示すような確認ボタン304を表示し、確認ボタン304が押された時に、コピー枚数カウンタ表示画面301を消去するようにする。
【0026】また、ジョブ終了後、前記操作部画面に前記コピー枚数を表示するように構成することも可能であり、この場合、ジョブ終了後に前記コピー枚数を表示するか、即時表示するかを使用者自身が設定することができるようにすることも可能である。このときの処理手順を図7のフローチャートに示す。
【0027】この処理では、サービスマン設定モードやユーザ設定モード等により、コピー枚数カウンタ操作部表示用閾値枚数(変数1とする)を操作部1のテンキーから設定し、不揮発RAM205に記憶させる。また、上記閾値枚数に達した時に即操作部表示させるか否かの制御判断用変数(変数2とする)も不揮発RAM205に記憶させる。コピーが1枚取られる毎に、通常のカウンタと共に上記閾値枚数までカウントアップさせるための別カウンタ(変数3とする)を不揮発RAM205に設定する(ステップ401,402a)。コピーが1枚とられると、通常のコピー枚数カウンタと共に、上記のコピー枚数カウンタ操作部画面表示用カウンタ(tDispCounter)を1ずつプラスしていき、コピー枚数カウンタ操作部画面表示用カウンタ(tDispCounter)が閾値枚数(tDisp)を超えたときに(ステップ403〜407)、操作部画面301にその時のコピー枚数カウンタを表示させるためのフラグをセットする(ステップ407a)。
【0028】この時、変数2に即表示させるための変数が設定されていたら、この時点で即操作部101にコピー枚数カウンタを表示させる(ステップ408)。また、即表示させるための変数が設定されていない時は、ジョブの終了を待ってから(ステップ407b)表示させるようにする(ステップ408)。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれば、コピー枚数が所定の枚数を越えたときに、操作表示手段の操作部画面にその時のコピー枚数を表示させるので、使用者はカウンタボタン等を押したり、画像形成装置内部にあるカウンタを見なくても、定期的に簡単に現在のコピー枚数を確認することができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、前記所定の枚数を設定する手段を備えているので、使用者の必要に応じて表示タイミングを設定することが可能となる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、コピー枚数を操作部画面に表示させるために前記枚数を超えるまでカウントする第2の計数手段を備え、コピー枚数を操作部画面に表示した後に第2の計数手段をクリアするので、所定枚数に達したときに確実に表示することができる。
【0032】請求項4記載の発明によれば、操作部画面のコピー枚数表示画面に確認ボタンを表示し、その確認ボタンが押された時に、表示された画面を消去するので、その確認ボタンが押された時に、コピー枚数カウンタ表示画面だけを消し、コピーの設定は変更させないようにすることができる。
【0033】請求項5記載の発明によれば、ジョブ終了後、前記操作部画面に前記コピー枚数を表示するので、使用者はジョブ終了後、簡単に現在のコピー枚数を確認することができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、ジョブ終了後に前記コピー枚数を表示するか、即時表示するかを設定する手段をさらに備えているので、使用者の使い勝手に合わせた制御が可能になる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成12年3月22日(2000.3.22)
【代理人】 【識別番号】100078134
【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎 (外2名)
【公開番号】 特開2001−265173(P2001−265173A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−80712(P2000−80712)