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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】金子 信一

【要約】 【課題】印字ミスを防止することで経費を少なくし、事務処理効率の低下を防止する。

【解決手段】一回の印字処理(S1−8)の後に、次の印字操作入力が有る場合(S1−12のY)、前回の印字処理時に初期設定から変更があると判断した場合には(S1−13のY)、プリンタを停止させて警告を発する(S1−16a)ように構成した。したがって、前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することができ、したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、現在維持されている印字条件の設定と前記スキャナにより読み取られた原稿サイズとの情報により正常な印字画像の出力が可能か否かを判断する画像品質判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記画像品質判断手段が正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】 用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】 用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、現在維持されている印字条件の設定と前記スキャナにより読み取られた原稿サイズとの情報により正常な印字画像の出力が可能か否かを判断する画像品質判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合であって前記画像品質判断手段が正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】 一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字条件の設定を自動的にリセットして印字条件を最も使用頻度の高い初期設定に戻すオートリセット機能を備える請求項1ないし4の何れか一記載の画像形成装置。
【請求項6】 入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】 入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合に前記プリンタが1部数だけの印字処理を実行した後に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】 入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】 入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみ前記プリンタが1部数だけの印字処理を実行した後に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】 一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字部数の設定を自動的にリセットして印字部数を1部数とする初期設定に戻すオートリセット機能を備える請求項6ないし9の何れか一記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近来の複写機は、用紙のサイズ設定、画像の縮尺及び拡大率の設定、原稿画像の濃度に対応して出力する印字濃度の設定等の機能の他に様々な機能を備えている。例えば、原稿の読取画像を複写するときに、片面原稿画像を用紙の片面に印字するモード、片面原稿画像を用紙の両面に印字するモード、二枚の原稿画像を縮尺して一枚の用紙に印字するモード、印刷物をソータ等により丁合いする排紙モード、等を設定できるものが多い。
【0003】このような多機能化した複写機においては、最も使用頻度の高い標準の設定を初期設定状態として維持し、それ以外の設定を選択するときに、設定を変えることができるようになっている。この場合、初期設定以外の設定で印刷物を得ようとするときは、使用者は目的を意識しているので設定をし直す操作を行うが、標準的な印刷物を得るために初期設定状態で複写しようとする使用者が、初期設定以外の設定になっていることを知らずに複写を行うと、所望の印刷物が得られず、用紙が無駄になってしまう。
【0004】このようなことを回避するために、初期設定以外の設定をリセットして初期状態に戻すようにした複写機が種々開発され使用されている。
【0005】例えば現段階で実行されている複写モードでの複写動作が終了した時点で、初期設定の複写モードに切り替える提案(特開平9−16026号公報参照)がある。また、複写機の前に絨毯式のリセットスイッチを配置し、次の使用者が絨毯式のリセットスイッチに乗ったときに、そのリセットスイッチの動作により前の使用者の設定内容に関らず前回の設定をリセットし、初期設定状態に切り替える提案(特開平8−39897号公報)がある。さらに、複数枚の原稿をスキャナに給送して複写処理を行う画像形成装置において、1枚目の原稿の複写を行った後に複写条件の設定変更の有無を判断し、所定時間内に設定変更がなされなかった場合、或いは再度複写開始の指示がなされた場合に、残りの原稿に対して複写処理を再開するようにした提案(特開平5−35010号公報参照)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写処理をした後、所定の時間経過後に初期状態に設定するようにした画像形成装置においては、前の使用者が初期設定以外の設定を入力した状態で印刷物を得た後、所定の時間が経過しないうちに次の使用者が複写することがある。このような場合には、次の使用者が初期設定の状態で複写したいにも関らず、初期設定になっていない状態を認識せずに複写を実行してしまうことがある。これにより、体裁の悪い印刷物となり、また、変倍率と用紙サイズとの関係によって画像が欠けた印刷物となることがある。
【0007】複写モードが初期設定になっているか否かを、表示部の表示状態で認識する使用者もいるが、その率は少ない。特に、モード設定等の表示は、LEDを点灯させることにより、或いはLCD画面の背景と文字との色を反転させる等の方法で使用者の注意を促しているのに対し、印字部数は数字で表示されているに過ぎない例が多く、この場合には見落とし易い。これにより、1部数だけの印字で済ませるべきのところを、複数部数の印字をしてしまい、用紙を余分に消費してしまうことがある。
【0008】本発明の目的は、前の使用者が初期設定以外の設定を入力して印字し、所定の時間が経過する前に次の使用者が前の設定変更に気が付かずに印字することによる印字ミスを防止することである。
【0009】本発明の目的は、前の使用者が複数部数の印字部数を入力して印字し、所定の時間が経過する前に次の使用者が前に設定された印字部数に気が付かずに印字することによる不要な部数の印字を未然に防止することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段を備える。
【0011】したがって、前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することが可能となる。
【0012】請求項2記載の発明は、用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、現在維持されている印字条件の設定と前記スキャナにより読み取られた原稿サイズとの情報により正常な印字画像の出力が可能か否かを判断する画像品質判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記画像品質判断手段が正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備える。
【0013】したがって、前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することが可能となる。また、設定が不一致でも画像が正常に出力されると判断した場合には印字処理が可能となる。
【0014】請求項3記載の発明は、用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備える。
【0015】したがって、不使用期間の有無により、前回の印字処理をした使用者が次の印字処理を継続して行ってするか否かが認識可能となる。前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することが可能となる。設定が変更されている場合でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となる。
【0016】請求項4記載の発明は、用紙サイズ及び画像の縮尺率を含む各種の印字条件を設定入力する操作部と、スキャナにより読み取られた各種サイズの原稿の画像を前記操作部により入力された印字条件の設定に基いて印字処理を実行するプリンタとを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、現在維持されている印字条件の設定と前記スキャナにより読み取られた原稿サイズとの情報により正常な印字画像の出力が可能か否かを判断する画像品質判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合であって前記画像品質判断手段が正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備える。
【0017】したがって、不使用期間の有無により、前回の印字処理をした使用者が次の印字処理を継続して行ってするか否かが認識可能となる。前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合であって且つ正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することが可能となる。設定が不一致でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合、また、画像が正常に出力されると判断した場合には印字処理が可能となる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の発明において、一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字条件の設定を自動的にリセットして印字条件を最も使用頻度の高い初期設定に戻すオートリセット機能を備える。
【0019】したがって、オートリセット機能が作動する以前に、前回の使用者による印字条件の設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合でもプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することが可能となる。
【0020】請求項6記載の発明は、入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段を備える。
【0021】したがって、前回の使用者による印字部数が複数部数として設定されたままの状態が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することが可能となる。
【0022】請求項7記載の発明は入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合に前記プリンタが1部数だけの印字処理を実行した後に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段を備える。
【0023】したがって、前回の使用者による印字部数が複数部数として設定されたままの状態が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することが可能となる。この場合、プリンタは必要最小限の1部数だけの印字処理を実行した後に停止される。
【0024】請求項8記載の発明は、入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備える。
【0025】したがって、不使用期間の有無により、前回の印字処理をした使用者が次の印字処理を継続して行ってするか否かが認識可能となる。前回の使用者による印字部数の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することが可能となる。印字部数の設定が変更されている場合でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となる。
【0026】請求項9記載の発明は、入力された画像を印字部数入力部により設定入力された部数だけ印字処理を実行するプリンタを備えた画像形成装置において、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段と、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみ前記プリンタが1部数だけの印字処理を実行した後に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段と、を備える。
【0027】したがって、不使用期間の有無により、前回の印字処理をした使用者が次の印字処理を継続して行ってするか否かが認識可能となる。前回の使用者による印字部数の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することが可能となる。この場合、プリンタは必要最小限の1部数だけの印字処理を実行した後に停止される。さらに、印字部数の設定が変更されている場合でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となる。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項6ないし9記載の発明において、一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字部数の設定を自動的にリセットして印字部数を1部数とする初期設定に戻すオートリセット機能を備える。
【0029】したがって、オートリセット機能が作動する以前に、前回の使用者による印字部数の設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合でもプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1ないし図4に基いて説明する。図1は画像形成装置としての複写機の内部構造を概略的に示す縦断正面図、図2は複写機の電気的接続構造を概略的に示すブロック図、図3は操作パネルの平面図、図4は画像形成処理の流れを示すフローチャートである。
【0031】先ず、図1を参照して複写機の動作原理について説明する。複写機Cの本体1上部には、オートシートフィーダ2を有するスキャナ3が設けられている。なお、オートシートフィーダ2はコンタクトガラス3aの上面を開放し得るように上方に開放可能に設けられ、原稿をコンタクトガラス3aに押える機能をも備えている。また、本体1の内部には、スキャナ3により読み取られた画像を感光体4の表面に形成して顕像化し、その顕像化された画像を用紙に転写する電子写真方式のプリンタ5が設けられている。
【0032】また、本体1の下方には複数の給紙カセット6の何れかを選択して用紙を給紙する給紙装置7が設けられている。さらに、本体1には給紙装置7から給紙された用紙を排紙トレイ8に搬送する用紙搬送装置9と、両面印刷等のために印字済みの用紙を選択的に反転させて感光体4に再給紙する両面ユニット10とが設けられている。
【0033】次に、図2を参照して電気的接続構造について説明する。CPU11、このCPU11が実行するプログラム等の固定データが書き込まれているROM12、ワークデータ等の可変データを更新可能に書き込むRAM13がシステムバス14によって接続され、これによりマイクロコンピュータMCを構成している。本実施の形態においては、RAM13は、設定入力された後述する印字条件の設定、印字部数の設定を、少なくとも初期設定値と、前回の設定値と、新規の設定値とについて保存する領域を有している。
【0034】そして、スキャナ3、プリンタ5、給紙装置7、両面ユニット10、操作パネル15、ブザー16、人体検知センサ17、その他のセンサ群18等がCPU11に接続されている。ブザー16は各部の状態を監視するCPU11により制御されて警告音を出力する。人体検知センサ17は本体1に設けられ、使用者が本体1の前に立ったときに人体から発する赤外線を検知して使用者の所在を検知する赤外線センサの一種である。センサ群18中の幾つかは、搬送過程の用紙を検知してジャム等の発生が認識できるように搬送経路中に配置されている。
【0035】操作パネル15は本体1の上面などの見易い位置に配置されている。図3に示すように、スキャナ3とプリンタ5とを駆動して一連の印字動作を開始するスタートキー19、印字部数を設定入力する印字部数入力部としてのテンキー20、リセット/予熱キー21、割り込みキー22、クリア/ストップキー23、両面ユニット10を使用して例えば片面原稿画像を両面印字する場合や見開きの原稿画像を両面印字する場合などに設定入力をする操作部24、印字濃度を調整する操作部25、画面の切り替えが可能な液晶の表示部26、表示部26の画面を見ながら画像の変倍率を設定入力する操作部27、表示部26の画面を見ながら用紙サイズを設定入力する操作部28等が設けられている。なお、テンキー20は表示部26の画面を切り替えたときに、その画面を見ながら他の操作を行うための操作部としても利用される。印字条件の設定は、上記の操作部24,25,27,28等の操作の組み合わせにより設定入力される。
【0036】また、図示しないが、電源スイッチをONにすると初期設定がなされるように構成されている。この初期設定とは、最も使用頻度が高い標準的な印字条件の設定である。個々には、片面原稿を用紙の片面に印字するモード、用紙サイズは最も使用頻度の高いA4、画像濃度は自動調整モード、変倍率は等倍である。なお、印字部数の初期設定は1部数である。
【0037】また、本実施の形態における複写機Cは、一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字条件の設定、印字部数の設定を自動的にリセットして印字条件及び印字部数を最も使用頻度の高い初期設定に戻すオートリセット機能(図示せず)を備える。
【0038】操作パネル15にはその他様々な設定を行う操作部を備えているが、それらは公知のものであり本発明の要旨ではないので説明を省略する。
【0039】ここで、図4を参照して画像形成処理の流れについて説明する。電源を投入すると(S1−1のY)、前述した初期設定を行い(S1−2)、その状態を表示部26や操作パネル15に設けたLEDなどに表示する(S1−3)。次いで、使用者による設定入力があるか否かを判断する(S1−4)。設定入力有り(S1−4のY)の場合は、前の設定を変更し(S1−5)、表示部26及び操作パネルのLEDに表示する(S1−6)。設定入力がある場合(S1−4のY)でもない場合(S1−4のN)でも、オートシートフィーダ2を上方に回動させ、コンタクトガラス3aの上に原稿を載置し、これをオートシートフィーダ2で押え、スタートキー19を押圧すると、印字操作入力有りと判断され(S1−7のY)、スキャナ3による原稿画像の読み取り、給紙装置7による給紙、感光体4上での作像と、プリンタ5による一連の印字処理を実行する(S1−8)。これで一回の印字処理が終了する。
【0040】ステップS1−5において設定を変更した場合でも、印字処理(S1−8)の後に、初期設定に戻すように操作部24,25,27,28を操作すると(S1−9のY)、ステップS1−5において設定が初期設定として変更される。初期設定に戻す設定変更をしないで放置しても(S1−9のN)、印字処理後に所定時間が経過すると(S1−10のY)、オートリセット機能の動作によって初期設定を行う(S1−2)。リセットキー(リセット/予熱キー)21を押圧しても(S1−11のY)初期設定(S1−2)に移行する。
【0041】ここで、ステップS1−9,S1−10,S1−11の判断が全て否定され、初期設定以外の設定が維持されている状態で、次の印字操作入力が有った場合(S1−12のY)を考える。所定時間経過するとオートリセット機能により初期設定に戻っていると思い込み、次の使用者が初期設定以外の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S1−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更があったものと判断する(S1−13のY)。この場合にはプリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力させる(S1−16a)。これにより、使用者は注意を喚起される。したがって、初期設定からの変更があった状態でも(S1−13のY)印字ミスの発生を未然に防止することができる。
【0042】この警告を受けた上で、なおもスタートキー19を押圧すると、印字命令ありと判断する(S1−17のY)。この場合には警告を解除し(S1−18)、印字処理(S1−8)に移行する。スタートキー19を押圧せずに(S1−17のN)、リセットキー(リセット/予熱キー)21を押圧すると、リセットキー入力有りと判断し(S1−19のY)、警告を解除し(S1−20)、初期設定S1−2に移行する。リセットキー(リセット/予熱キー)21を押圧せずに(S1−19のN)、初期設定に変更すべく操作部24,25,27,28を操作すると、設定入力有りと判断し(S1−21のY)、警告を解除し(S1−22)、設定を初期設定に変更する処理(S1−5)に移行する。
【0043】なお、図4におけるステップS1−16aは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合にプリンタ5を停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0044】次に、本発明の第二の実施の形態を図1ないし図3及び図5に基いて説明する。前記実施の形態と同一部分は同一符号を用い説明も省略する(以下の実施の形態についても同様)。図5は画像形成処理の流れを示すフローチャートであるが、図4で示した処理と同一処理をするステップについては同一の符号を付して説明も省略する。
【0045】本実施の形態においても、印字処理(S1−8)の実行の後に、次の使用者が初期設定以外の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S1−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更があったものと判断する(S1−13のY)。
【0046】続いて、初期設定以外の設定でも、画像が正常に出力可能であるか否かを判断する(S1−15)。このステップS1−15の処理は、現在維持されている印字条件の設定とスキャナ3により読み取られた原稿サイズとの情報により正常な印字画像の出力が可能か否かを判断する画像品質判断手段に相当する。この画像品質判断手段の機能は、個々の設定、例えば、スキャナ3に原稿をセットした場合に、スキャナ3が有する原稿サイズ検知手段によって認識できる原稿サイズ、設定された用紙サイズ、設定された変倍率などの設定が印字処理(S1−8)の後までRAM13などに保存されているので、これらの情報から用紙の印字領域上での画像の配置領域を演算することにより、画像が正常に出力可能か否かを判断できる。
【0047】ステップS1−15において、画像が正常に出力することができないと判断した場合(S1−15のN)には、プリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力する(S1−16b)。この図5におけるステップS1−16bは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に画像品質判断手段が正常な画像を出力することができないと判断した場合(S1−15のN)にのみ前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0048】また、初期設定からの変更があった場合(S1−13のY)、すなわち、設定が不一致でも、ステップS1−15において、画像が正常に出力されると判断した場合には印字処理(S1−8)に移行することができる。これにより、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。
【0049】次に、本発明の第三の実施の形態を図1ないし図3及び図6に基いて説明する。図6は画像形成処理の流れを示すフローチャートであるが、図4で示した処理と同一処理をするステップについては同一の符号を付して説明も省略する。
【0050】本実施の形態においても、印字処理(S1−8)の実行の後に、次の使用者が初期設定以外の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S1−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更があったものと判断する(S1−13のY)。
【0051】続いて、複写機Cの不使用期間の有無を判断する(S1−14)。このステップS1−14は、前回の使用者による印字処理終了時点と次回の使用者による印字処理開始時点との間の時間経過により不使用期間の有無を判断する不使用期間判断手段に相当する。この不使用期間判断手段の機能は、図2に示すマイクロコンピュータMCを駆使することにより実現できる。すなわち、前回の使用者による印字処理終了時点は、使用者が複写機Cを離れたときの人体検知センサ17の信号により認識でき、次回の使用者による印字処理開始時点は、次の使用者が複写機Cの前に立ったときの人体検知センサ17の信号により認識できる。したがって、RAM13に保存されているワークデータを基に、前回の使用者が複写機Cを離れたときの人体検知センサ17の信号出力時と、次回の使用者が複写機Cの前に立ったときの人体検知センサ17の信号出力時とを認識し、これらの信号出力時の時間的間隔をCPU11のカウント機能でカウントすることにより、不使用期間の有無が判断できる。この場合、前回の使用者と次回の使用者とは、同一の使用者であるか別の使用者であるかは問題ではない。これは、同一の使用者でも、前回の設定を認識した上で次の印字操作をするとは限らないからである。
【0052】ステップS1−14において、不使用期間有りと判断した場合(S1−14のY)は、プリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力する(S1−16c)。この図6におけるステップS1−16cは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合(S1−1)にのみプリンタ5を停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0053】したがって、不使用期間がある場合(S1−14のN)、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合には、初期設定からの変更があった場合(S1−13のY)における印字ミスを未然に防止することができる。
【0054】また、初期設定からの変更があった場合(S1−13のY)、すなわち、設定が変更されている場合でも、ステップS1−14において、不使用期間がないと判断した場合(S1−14のN)には印字処理(S1−8)に移行することができる。これにより、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。
【0055】次に、本発明の第四の実施の形態を図1ないし図3及び図7に基いて説明する。図7は画像形成処理の流れを示すフローチャートであるが、図5、図6で示した処理と同一処理をするステップについては同一の符号を付して説明も省略する。
【0056】本実施の形態においても、印字処理(S1−8)の実行の後に、次の使用者が初期設定以外の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S1−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更があったものと判断する(S1−13のY)。
【0057】続いて、複写機Cの不使用期間の有無を判断し(S1−14)、画像が正常に出力可能であるか否かを判断する(S1−15)。不使用期間があり(S1−14のY)、すなわち同一使用者の継続使用ではないと判断した場合であって、画像が正常に出力することができないと判断した場合(S1−15のN)には、プリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力する(S1−16d)。この図7におけるステップS1−16dは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合であって且つ画像品質判断手段が正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみプリンタ5を停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0058】また、初期設定からの変更があった場合(S1−13のY)でも、不使用期間がないと判断された場合(S1−14のN)、すなわち同一使用者が継続して使用している場合には、前回の設定を承知の上で使用している筈であるため、印字処理(S1−8)に移行することができる。不使用期間が有ると判断された場合(S1−14のY)でも、画像が正常に出力されると判断した場合(S1−15のY)には印字処理(S1−8)に移行することができる。これにより、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。
【0059】次に、本発明の第五の実施の形態を図1ないし図3及び図8に基いて説明する。第五ないし第八の実施の形態における設定は、印字部数の設定に関する実施の形態である。図8は画像形成処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すS2−1,S2−2,S2−7〜S2−8,S2−10〜S2−13,S2−17〜S2−22の各ステップの処理は、図1に示すS1−1,S1−2,S1−7〜S1−13,S1−17〜S1−20,S2−22の各ステップの処理と同様である。
【0060】本実施の形態においても、電源スイッチをONにすると初期設定がなされるように構成されている。この初期設定とは、最も使用頻度が高い標準的な印字条件の設定である。個々には、片面原稿を用紙の片面に印字するモード、用紙サイズは最も使用頻度の高いA4、画像濃度は自動調整モード、変倍率は等倍である。印字部数の初期設定は1部数である。
【0061】また、本実施の形態における複写機Cは、一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字条件の設定、印字部数の設定を自動的にリセットして印字条件及び印字部数を最も使用頻度の高い初期設定に戻すオートリセット機能を備える。
【0062】ここで、図8を参照して画像形成処理の流れについて説明する。電源を投入すると(S2−1のY)、前述した初期設定を行い(S2−2)、その状態を表示部26や操作パネル15に設けたLEDなどに表示する(S2−3)。本実施の形態での設定は印字部数について設定である。次いで、使用者による印字部数の入力があるか否かを判断する(S2−4)。印字部数入力有り(S2−4のY)の場合は、前の印字部数の設定を変更し(S2−5)、表示部26及び操作パネルのLEDに表示する(S2−6)。印字部数の入力がある場合(S2−4のY)でもない場合(S2−4のN)でも、オートシートフィーダ2を上方に回動させ、コンタクトガラス3aの上に原稿を載置し、これをオートシートフィーダ2で押え、スタートキー19を押圧すると、印字操作入力有りと判断され(S2−7のY)、スキャナ3による原稿画像の読み取り、給紙装置7による給紙、感光体4上での作像と、プリンタ5による一連の印字処理を実行する(S2−8)。これで一回の印字処理が終了する。
【0063】ステップS2−5において印字部数の設定を変更した場合でも、印字処理(S2−8)の後に、初期設定に戻すようにテンキー20により1部数を設定入力すると(S2−9のY)、ステップS2−5において印字部数の設定が初期設定として1部数に変更される。初期設定に戻す設定変更をしないで放置しても(S2−9のN)、印字処理後に所定時間が経過すると(S2−10のY)、オートリセット機能の動作によって初期設定を行う(S2−2)。リセットキー(リセット/予熱キー)21を押圧しても(S2−11のY)初期設定(S2−2)に移行する。
【0064】ここで、ステップS2−9,S2−10,S2−11の判断が全て否定され、初期設定以外の設定(複数部数の印字部数)が維持されている状態で、次の印字操作入力が有った場合(S2−12のY)を考える。所定時間経過するとオートリセット機能により印字部数が初期設定に戻っていると思い込み、次の使用者が複数部数の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S2−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更(印字部数を複数部数とする設定)があったものと判断する(S2−13のY)。この場合にはプリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力させる(S2−16a)。これにより、使用者は注意を喚起される。このステップS2−16aは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合にプリンタ5を停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0065】したがって、前回の使用者による印字部数が複数部数として設定されたままの状態が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタ5停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することができる。
【0066】この警告を受けた上で、なおもスタートキー19を押圧すると、印字命令ありと判断する(S2−17のY)。この場合には警告を解除し(S2−18)、印字処理(S2−8)に移行する。スタートキー19を押圧せずに(S2−17のN)、リセットキー(リセット/予熱キー)21を押圧すると、リセットキー入力有りと判断し(S2−19のY)、警告を解除し(S2−20)、初期設定S2−2に移行する。リセットキー(リセット/予熱キー)21を押圧せずに(S2−19のN)、初期設定に変更すべくテンキー20を操作すると、印字部数入力有りと判断し(S2−21のY)、警告を解除し(S2−22)、設定を初期設定に変更する処理(S2−5)に移行する。
【0067】次に、本発明の第六の実施の形態を図1ないし図3及び図9に基いて説明する。図9は画像形成処理の流れを示すフローチャートであるが、図8で示した処理と同一処理をするステップについては同一の符号を付して説明も省略する。また、図9においてステップS2−14は欠番である。
【0068】本実施の形態においても、印字処理(S2−8)の実行の後に、次の使用者が初期設定以外の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S2−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更があったものと判断する(S2−13のY)。初期設定からの変更(印字部数を複数部数とする設定)がある場合(S2−13のY)、すなわち複数部数の印字部数が設定されている場合は、プリンタ5に1部数だけの印字処理を実行させ(S2−15)、その後にプリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力する(S2−16b)。この図9におけるステップS2−16bは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合にプリンタ5が1部数だけの印字処理を実行した後に前記プリンタを停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0069】このように、前回の使用者による印字部数が複数部数として設定されたままの状態が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタ5を停止させるため、不要な部数の印字を未然に防止することが可能となる。この場合、プリンタ5は必要最小限の1部数だけの印字処理を実行した後に停止されるので、複数部数の印字を必要とする場合でない限り、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。
【0070】また、初期設定からの変更がない場合(S2−13のN)は、印字処理(S2−8)に移行することができる。これにより、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。
【0071】次に、本発明の第七の実施の形態を図1ないし図3及び図10に基いて説明する。図10は画像形成処理の流れを示すフローチャートであるが、図8で示した処理と同一処理をするステップについては同一の符号を付して説明も省略する。
【0072】本実施の形態においても、印字処理(S2−8)の実行の後に、次の使用者が初期設定以外の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S2−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更(印字部数を複数部数とする設定)があったものと判断する(S2−13のY)。
【0073】続いて、複写機Cの不使用期間の有無を判断する(S2−14)。このステップS2−14での処理は、図6、図7におけるステップS1−14での処理と同様につき説明を省略する。ステップS2−14において、不使用期間有りと判断した場合(S2−14のY)は、プリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力する(S2−16c)。このステップS2−16cは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合に前記不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみプリンタ5を停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0074】このように、不使用期間がある場合(S2−14のY)、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタ5が停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することができる。印字部数に関して初期設定からの変更があり印字部数の設定が複数部数の場合(S2−13のY)でも、不使用期間がない場合(S2−14のN)、すなわち現在維持されている印字部数の設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となる。これにより、印字処理を再実行する操作を不要にすることが可能となる。
【0075】次に、本発明の第八の実施の形態を図1ないし図3及び図11に基いて説明する。図11は画像形成処理の流れを示すフローチャートであるが、図9、図10で示した処理と同一処理をするステップについては同一の符号を付して説明も省略する。
【0076】本実施の形態においても、印字処理(S2−8)の実行の後に、次の使用者が初期設定以外の設定が維持されている状態を知らずに、次の印字操作入力をした場合は(S2−12のY)、次に、前回の印字処理時に初期設定からの変更(印字部数を複数部数とする設定)があったものと判断する(S2−13のY)。
【0077】続いて、複写機Cの不使用期間の有無を判断し(S2−14)、不使用期間がある場合(S2−14のY)、すなわち同一使用者の継続使用ではないと判断した場合は、プリンタ5に1部数だけの印字処理を実行させ(S2−15)、その後にプリンタ5を停止させブザー16を駆動して警告音を出力する(S2−16d)。この図11におけるステップS2−16dは、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合に不使用期間判断手段により不使用期間があると判断した場合にのみプリンタ5が1部数だけの印字処理を実行した後にプリンタ5を停止させて警告を発する停止警告手段に相当する。
【0078】このように、前回の使用者による印字部数の設定が初期設定からの変更であり(S2−13のY)、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合で、不使用期間がある場合(S2−14のY)、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタ5が停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することができる。この場合、プリンタ5は必要最小限の1部数だけの印字処理を実行した後に停止されるので、複数部数の印字を必要とする場合でない限り、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。さらに、初期設定からの変更があった場合(S2−13のY)でも、不使用期間がない場合(S2−14のN)、すなわち現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となるので、この点においても、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。
【0079】なお、停止警告手段が行う警告は、ブザー16による警告の他に、メッセージの音声出力、ランプやLEDによる表示、表示部での文字によるメッセージ表示を含むものである。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合にプリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することができ、したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【0081】請求項2記載の発明によれば、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に、正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみプリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することができる。また、設定が不一致でも画像が正常に出力されると判断した場合には印字処理が可能となるため、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。したがって、経費の無駄をなくし事務処理効率の低下を防止することができる。
【0082】請求項3記載の発明によれば、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に、不使用期間があると判断した場合にのみプリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することができる。設定が変更されている場合でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となるため、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【0083】請求項4記載の発明によれば、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して入力された印字条件の設定が維持されている場合に、不使用期間があると判断した場合であって正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみプリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字条件の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合であって正常な画像を出力することができないと判断した場合にのみプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することができる。設定が不一致でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合、また、画像が正常に出力されると判断した場合には印字処理が可能となるため、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【0084】請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れか一記載の発明において、一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字条件の設定を自動的にリセットして印字条件を最も使用頻度の高い初期設定に戻すオートリセット機能を備えるので、オートリセット機能が作動する以前に、前回の使用者による印字条件の設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合でもプリンタが停止されるため、設定が変更されている場合における印字ミスを未然に防止することができる。
【0085】請求項6記載の発明によれば、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合に、プリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字部数が複数部数として設定されたままの状態が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することが可能となる。したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【0086】請求項7記載の発明によれば一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合に、プリンタが1部数だけの印字処理を実行した後にプリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字部数が複数部数として設定されたままの状態が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合にはプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することができる。この場合、プリンタは必要最小限の1部数だけの印字処理を実行した後に停止されるため、複数部数の印字を必要とする場合でない限り、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【0087】請求項8記載の発明によれば、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して設定入力された印字部数が維持されている場合に、不使用期間があると判断した場合にのみプリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字部数の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することができる。印字部数の設定が変更されている場合でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となるため、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【0088】請求項9記載の発明によれば、一回の印字処理に続く次回の印字処理実行時に前回の印字処理に際して印字部数を複数とする設定が維持されている場合に、不使用期間があると判断した場合にのみプリンタが1部数だけの印字処理を実行した後にプリンタを停止させて警告を発するように構成したので、前回の使用者による印字部数の設定が維持され、その設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合には、不使用期間がある場合、すなわち同一使用者が印字処理を継続していない場合にのみプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することができる。この場合、プリンタは必要最小限の1部数だけの印字処理を実行した後に停止されるため、複数部数の印字を必要とする場合でない限り、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。さらに、印字部数の設定が変更されている場合でも、現在維持されている設定を認識していると思われる同一使用者が継続して印字処理をしている場合には印字処理が可能となるため、この点においても、印字処理を再実行する操作を不要にすることができる。したがって、経費の無駄を少なくし、事務処理効率の低下を防止することができる。
【0089】請求項10記載の発明によれば、請求項6ないし9記載の発明において、一回の印字処理の終了から所定時間経過後に前回に設定入力された印字部数の設定を自動的にリセットして印字部数を1部数とする初期設定に戻すオートリセット機能を備えるので、オートリセット機能が作動する以前に、前回の使用者による印字部数の設定を未確認のまま次の使用者が印字処理のための操作をした場合でもプリンタが停止されるため、不要な部数の印字を未然に防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成12年3月22日(2000.3.22)
【代理人】 【識別番号】100101177
【弁理士】
【氏名又は名称】柏木 慎史 (外1名)
【公開番号】 特開2001−265170(P2001−265170A)
【公開日】 平成13年9月28日(2001.9.28)
【出願番号】 特願2000−79800(P2000−79800)