| 【発明の名称】 |
自動両面原稿給送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】北岡 真也
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| 【要約】 |
【課題】自動両面原稿給送装置の反転部及び排紙部の原稿通紙面を、複数の互いに接触するベルトで構成し、原稿通紙面をなすベルトをローラによって駆動して、原稿を直接搬送し、原稿と通紙面の摺動及び原稿のばたつきを解決するとともに部品点数を削減する。
【解決手段】反転ベルト40、反転排紙ベルト41、片面排紙ベルト42、排紙ベルト43をそれぞれ一対のローラに巻き掛けて4対の巻き掛け装置を構成する。隣り合うベルト同士が接触して3つの通紙経路を形成する。排紙切換爪21と排紙反転切換爪24を切り替えて搬送経路を用途に応じて変更する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 反転部及び排紙部に複数のローラ間にベルトを掛け回してなる巻き掛け装置を複数用い、上記反転部及び排紙部における原稿通紙経路を、隣り合う上記複数の巻き掛け装置のベルト同士を接触させて形成し、上記巻き掛け装置の少なくとも1つのローラを回転駆動可能としてなることを特徴とする自動両面原稿給送装置。 【請求項2】 上記複数の巻き掛け装置のうちの少なくとも一つが、ローラ間にベルトがかけられた状態で、少なくとも1つのローラの位置を可変としてなることを特徴とする請求項1の自動両面原稿給送装置。 【請求項3】 上記複数の巻き掛け装置のうちの少なくとも一つが、3個以上のローラ間にベルトを掛け回してなるものであることを特徴とする請求項2の自動両面原稿給送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像記録処理装置の原稿処理装置として用いる自動両面原稿給送装置に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の自動両面原稿給送装置(ARDF)においては、原稿通紙経路を形成する面を板金あるいはモールド部品を用いて構成している。そのため部品点数が多くなり、通紙経路上には部品間の隙間や継ぎ目が生じてしまい、原稿と通紙面の摺動及び原稿のばたつきという問題が発生している。また通紙経路が一種類しか構成できず、種々の原稿搬送形態を実現できないという問題もある。 【0003】本発明に係る自動両面原稿給送装置のうち請求項1に係るものでは、原稿通紙面を複数の互いに接触するベルトで構成すること及び原稿通紙面をなすベルトをローラによって駆動することによって、原稿を直接搬送し、原稿と通紙面の摺動及び原稿のばたつきを解決すること、及び部品点数の削減を目的とする。 【0004】また請求項2に係るものでは、通紙経路の形状を可変なものにすることを目的とし、請求項3に係るものでは、一組のローラとベルトによって所望の通紙経路の形状を得ることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の自動両面原稿給送装置のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、反転部及び排紙部に複数のローラ間にベルトを掛け回してなる巻き掛け装置を複数用い、上記反転部及び排紙部における原稿通紙経路を、隣り合う上記複数の巻き掛け装置のベルト同士を接触させて形成し、上記巻き掛け装置の少なくとも1つのローラを回転駆動可能としてなることを特徴とす。 【0006】また請求項2に係る自動両面原稿給送装置は、上記目的を達成するために、上記複数の巻き掛け装置のうちの少なくとも一つが、ローラ間にベルトがかけられた状態で、少なくとも1つのローラの位置を可変としてなることを特徴とする。 【0007】さらに請求項3に係る自動両面原稿給送装置は、上記目的を達成するために、上記複数の巻き掛け装置のうちの少なくとも一つが、3個以上のローラ間にベルトを掛け回してなるものであることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る自動両面原稿給送装置の第1の実施形態を示す断面図である。図中1が自動両面原稿給紙装置(ARDF)で、図示せぬ複写装置等の上に設置する。原稿をセットするのは、可動原稿テーブル3を含む原稿テーブル2上で、図示の実施形態では原稿面を上向きの状態でセットする。この原稿のセットは、セットフィラー4、セットセンサ5により検知する。可動原稿テーブル3は、図示せぬテーブル上昇モータ(以下ではモータM1という。)により図中の矢印a、b方向に上下動可能となっている。 【0009】図中7は呼び出しコロで、加圧スプリング33により図中下方に加圧付勢してあり、図示せぬ呼び出しコロ上下モータ(以下モータM2という。)とカム機構により図中の矢印c、d方向に動作するようになっている。矢印c方向に動く時は、カムの力により加圧スプリング33を圧縮させて上昇する。また、可動テーブル3が上昇した場合も、可動テーブル3上の原稿上面により押されて矢印c方向に上昇する。呼び出しコロ7の上限位置はテーブル上昇検知センサ8により検知する。なお呼び出しコロ7は、図示せぬ給紙モータ(以下モータM3という。)によりその軸の周りで回転駆動する。回転方向は、可動テーブル3上の最上位の原稿を給紙口に搬送する方向(図の右方向)である。 【0010】図中9は給紙ベルトで、モータM3により給紙方向に回転駆動する。図中10はリバースコロで、同じくモータM3により上述の給紙方向とは逆方向に回転駆動し、可動テーブル3上の最上位の原稿とその下の原稿とを分離し、最上位の原稿のみを給紙する。 【0011】給紙ベルト9、リバースコロ10の原稿搬送方向下流側にはプルアウトローラ11が設けてあり、リバースコロ10で分離した後の原稿をレジストローラ13まで搬送する。このプルアウトローラ11もモータM3により駆動する。図中12はプルアウトセンサで、光学式の反射型センサであり、プルアウトローラ11により搬送されてきた原稿を検知し、モータM2とカム機構により加圧していた呼び出しコロ7を図中の矢印c方向へ動作させると共に、原稿の先端、後端を読み取ってモーターパルスから原稿の長さを検知するためにも使用する。また図中14はサイズ検知センサで、図示は省略するが図の紙面奥行き方向に3個並べて設けてあり、原稿の幅を検知するのに使用する。レジストローラ13もモータM3により駆動し、原稿をコンタクトガラス31上へ搬送させる。図中15は光学式反射型センサを用いたレジストセンサで、レジストローラ13により搬送される原稿を検知し、コンタクトガラス31上に原稿を停止させるためのタイミングセンサとなる。 【0012】図中16は搬送ベルト駆動ローラで、ゴムや布製で無端の搬送ベルト17がセットしてあり、図示せぬ搬送モータ(以下モータM4という。)により搬送ベルト駆動ローラ16を駆動し、それに接している搬送ベルト17を回転駆動する。搬送ベルト17は、原稿スケール32及びコンタクトガラス31に接しており、コンタクトガラス31と搬送ベルト17の間に原稿が入ると、コンタクトガラス31と原稿、搬送ベルト17と原稿の摩擦係数の差でコンタクトガラス31上の原稿が搬送される。 【0013】原稿スケール32は、その端部がコンタクトガラス31上面より少し高くなっており、原稿端部を原稿スケール32の端部に突き当ててセットすることにより、レジストの合った画像を読み取ることができる。原稿読み取りのためのスキャナ30は、コンタクトガラス31の下方から原稿を走査し、CCD等の光学素子により画像データを読み取る。スキャナ30は、図示せぬ複写装置内に位置するこれも図示せぬスキャナモータにより駆動され、原稿の走査や、場所の移動を行う。 【0014】この装置の反転部及び排紙部の構成と動作を説明する。この実施形態の反転部と排紙部は、一対のローラとそれらに巻き掛けたベルトという4対の巻き掛け装置等から構成してあり、隣り合う巻き掛け装置のベルト同士が接触して3つの通紙経路を形成している。図中19は光学式反射型センサを用いた排紙部入口センサで、搬送ベルト17により搬送されてきた原稿を検知する。排紙部入口センサ19の近傍には反転排紙ローラ20、両面排紙ローラ25が位置するが、これらは図示せぬ同一の排紙モータ(以下モータM5という。)により駆動される。また図中21は排紙切換爪で、片面原稿を排紙する場合にはこの排紙切換爪21を図示せぬ反転ソレノイドにより図中の矢印g方向で揺動させて、原稿が図1中の矢印e方向に搬送されるように切り替えると同時に、反転排紙ローラ20が反時計回りに回転し、片面排紙ベルト42が反転排紙ローラ20と連れ回りし、片面排紙ベルト42及び反転排紙ローラ20により原稿を搬送し、排紙ベルト43によって片面排紙トレイ(第1排紙トレイ)27上に排出する。 【0015】なお片面排紙トレイ27は、図示せぬ複写機本体に対して右側に出っ張った状態で取り付けてあるため、未使用時に邪魔にならないように、先端をスライドさせて短くし、さらには上方に跳ね上げ得るようになっている。 【0016】両面原稿を反転させてコンタクトガラス31上へ搬送する場合は、原稿を図1中の矢印f方向に搬送できるように排紙切換爪21を切り替え、原稿が搬送できるように排紙反転切換爪24を図示せぬ反転ソレノイドによって図1中の矢印h方向に切り替える。それと同時に、反転排紙ローラ20及び反転排紙ベルト41が時計回りに回転し、反転ベルト40が反転排紙ベルト41に連れ回りする。その状態で、原稿は反転ベルト40及び反転排紙ベルト41により搬送され、原稿面が反転され、コンタクトガラス31上へ送られる。反転された原稿を片面排紙トレイ27へ排紙すると、原稿束のページ順が逆になって使い勝手が悪くなるため、反転された原稿の排出は両面排紙トレイ(第2排紙トレイ)26上へ行う。この時、排紙切換爪21は矢印f方向へ、排紙反転切換爪24は矢印k方向へ原稿を搬送可能なように切り替えて、反転排紙ベルト41及び両面排紙ローラ25により原稿を両面排紙トレイ26上へ排紙する。 【0017】図中22は光学式反射型センサを用いた排紙センサで、反転時及び両面排紙時の排紙切換爪21の変更タイミング制御のトリガとして、また両面排紙時の排紙反転切換爪24の変更タイミング制御のトリガとしてその出力を使用する。 【0018】図2は、本発明に係る自動両面原稿給送装置の第2の実施形態を示す断面図である。本実施形態は先の実施形態とほぼ同様の構成を有するが、排紙切換爪21をなくし、反転排紙ローラ20と対をなして反転排紙ベルト41を巻き掛ける排紙切換ローラ44の位置を図示せぬ反転ソレノイド等により、図1の実施形態の排紙切替爪21と同様に矢印g方向で移動させて、図1の実施形態装置と同等の機能を実現するものである。その他の構成、動作は図1の実施形態と同様であるので説明を省略する。 【0019】図3は、本発明に係る自動両面原稿給送装置の第3の実施形態を示す断面図である。本実施形態は先の第2の実施形態とほぼ同様の構成を有するが、3個以上のローラにベルトを掛け回した例を示す。図3のように排紙ベルト43の代わりに5個のローラに排紙反転ベルト41を掛け回して、図1及び図2の実施形態に比べて継ぎ目や隙間のない通紙経路を得ている。その他の構成、動作は図1、図2の実施形態と同様であるので説明を省略する。 【0020】 【発明の効果】本発明の請求項1に係る自動両面原稿給送装置は、以上説明してきたように、原稿通紙面に複数の接触させたベルトを用いること及び原稿通紙面であるベルトをローラによって駆動していることによって、原稿を直接搬送し、原稿と通紙面の摺動及び原稿のばたつきによる騒音の低減、及び部品点数の削減が実現できるという効果がある。 【0021】請求項2に係る自動両面原稿給送装置は、以上説明してきたように、少なくとも1つのローラの位置を移動させることによって通紙経路そのものを切り替え可能としたので、上記共通の効果に加え、切り替え爪が不要となり、部品点数の削減ができるという効果がある。 【0022】請求項3に係る自動両面原稿給送装置は、以上説明してきたように、3個以上のローラを適切に配置することにより、一組のローラとベルトによって隙間や段差のない通紙経路の形状が得られ、上記共通の効果に加え、原稿と通紙面の摺動及び原稿のばたつきによる騒音のさらなる低減及び部品点数の削減ができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年3月21日(2000.3.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−265069(P2001−265069A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月28日(2001.9.28) |
| 【出願番号】 |
特願2000−77936(P2000−77936) |
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